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「合唱」は、音楽のひとつのジャンルであることは言うまでもないこと、また「合唱」をするには一人では無理で人が集まる「団体」が必要となる。これで「合唱団」となる・・・そして、私が今まで関わったうちの二つの団体、両方とも創立40年程度という長い歴史をもついわゆる「老舗」団体であり団員数も50人を超える大きな団体・・・で、この二つの団体、一方は創立40年を超え、年に数回の演奏会、今年は海外遠征などなど非常に活発な活動を行っている。しかしもう一方は、堅実に年1回の定期演奏会や合唱連盟行事には参加しているものの、平均年齢が70歳近いという高齢化問題に直面している。なぜこのような差異が生じるのか、細かい要因はいろいろあるとは思うのだが、あくまで私の個人的見解にすぎないが、合唱団として音楽を主体にしているのか、人(団員)を主体にしているのかの違いではないかと思っている。どういう意味かというと、人を主体の団体、これは高齢化問題を抱える団体の方なのだが、音楽が二の次という意味ではないのだが、なにより団員の総合的な総意のもとでの音楽つくりをしているということ、なので指揮者等の指導体制も団員の総意の上に成り立っている。一方で音楽主体の団は、主宰でもあり音楽的指導者でもある指揮者の求める音楽を一緒につくるために集まっている団体、団員の総意ではなくあくまで音楽芸術としての「合唱」を求めての活動となる。となると、人を主体の団体においては、もちろん音楽つくりは指揮者にゆだねられ作り上げていくのだが、最終的にあるのは団員の総意・・・とすると団員にとっては自分たちがあって音楽があるという形になるため、ある意味、楽というか位心地が良いという感じになり、新しい血や改革を望まない、とはメンバーは感じていないかもしれないが、外からみるとそのような雰囲気は出ている。証拠としては新しい血はあまり入らず新陳代謝が進まずに高齢化ということ・・・一方は、活発で前に向かっていく音楽活動であるので、その音楽に魅せられ参加する新しい血も多く新陳代謝も進む、またその音楽に対して自分がついていけないとなると、自然と居場所はなくなる。ある意味ではクールとも言えるのだが、進化とはそういうものかもしれない。これは最初にも書いたが、あくまで私の個人的な見解であり、どちらが良い悪いの話では決してない。「団体」というものに参加する個人(歌い手)の自由意志にゆだねられるものだと思っている。
2017.10.26
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合唱連盟が主催する合唱コンクールの審査システムについては、各審査員が参加団体全ての順位をつけ、それを「新増沢方式」という集計法で総合順位をつけていることは、連盟HPなどに公表されているのだが、細かい審査項目などに関しては特に公表されていない。ということもあってか以下のような都市伝説みたいな誤解が生まれている。・参加団体が多い場合、演奏順序が遅い方が有利になる。・審査内容を熟知した指導者は、審査のポイントがわかっているので、そこを集中的に指導して良い成績になる。なぜこれが都市伝説なのかというと、まず演奏順序については、もちろん朝一番など早い時間の演奏になると、事前練習時間が取りにくかったり、朝は声が出にくいという物理的ハンディはたしかに存在するとは思うのだが、演奏に対する審査に関しては有利不利はないと思う。これは自分自身がコンクールを聴く場合に順位をつけているので分かるのだが、これは団体ごとに自分の判断基準で点数をつけていくので、演奏順序はまったく無関係、素人の私でもそうなので、プロの音楽家である審査員が演奏順序での不平等はありえない。次に「審査のポイント」・・・審査の細かい内情については公表されてはいないのだが、おそらくこれは各審査員にゆだねられているのではないかと思う。そうでなければ、あれほど順位が各審査員で分かれないと思われる。今回私自身が参加した団体は、総合5位だったのだが審査員別には、4位から14位まで評価が分かれていた。これを考えると通常一般的な技術、演奏表現などを除き特別な「審査のポイント」などは存在しない、いや、審査員1人に注目するとそのポイントはあるかもしれないが、結局総合的に平均されるのでそこをピンポイントで練習しても無駄ということが言える。まあ、合唱に限らず音楽のコンクールは審査員の主観により順位が決まる。このことを踏まえた上で参加することが必要だと思う。しかし、逆に金賞団体の演奏は、客席で聴いていて素晴らしい演奏がほとんどであることも事実だと思う。
2017.10.17
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審査結果今年は新潟で開催された関東大会、昨年は埼玉だったので聴きに行ったのだが、新潟はさすがに遠く、全国大会が東京で行われることもあり行くのは断念した。そしてその結果が連盟のHPに掲載されていた。結果を見ると、ほぼ例年通りの団体が全国へ進んだのだが、支部長賞を受賞した「やえ山組」は新顔だと言えるのではないだろうか?この団体は、神奈川県大会とトップで通過した団体で、男声合唱団の「青山組」の関連団体ということで、AZのメンバーにもこの団体で歌っているメンバーがいた。あとAZ関係では、黒川さんが指揮をされている「VOCE ARMONICA」が混声部門3位で昨年に続き全国大会行きを決めた。演奏順が一番最初というハンディ(勘違いしている人も多いのだが演奏順による審査自体への影響は、審査システム上ほぼ無いと考えられるのだが、トップバッターは事前練習時間が取りにくいというのがハンディ)を乗り越えての全国行きは賞賛されるだろう。黒川さんが指導される発声は、リチャード・ミラー著「歌唱の仕組み」をベースにしており自身でも合唱指導の本を出版されている。AZで一緒に行動しているときには、あまり時間がなく詳細なお話は出来なかったが、一度発声についてお話をしてみたいと思っている。
2017.10.16
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釜山フレンドシップコンサート17分頃ころからAZです。斉太郎節を3人で歌うという無謀な挑戦・・・中盤は例によって上ずりぎみでしたが、最後は決まったようです。思った以上に受けましたねー・・・しかし、ほんとうに響かないホールでした。
2017.10.12
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昨日のTCMC練習は、夏合宿以来約一月半ぶりの当間先生指導による練習だった。約一月半後(11/19)に迫ったTCMC演奏会に向け全曲通し、改善点などの指導を受けた。この練習で私が感じたのは、この団体のハーモニーに対する感覚の良さ・・・まあ、疲れから発声に歪みが出てハーモニーが崩れる(特にソプラノ)ことはあっても、全員がハモる意識を持って歌っている。これ、合唱をやっているからハモるのは当たり前だと思われがちなのだが、実はここがきっちり出来る団体はなかなか少ない。とくに私が以前所属していた大人数男声合唱団などは、歌うことの表現力は素晴らしいものを持っているが、一転ハモるということに関しては意識が及んでいない。これは大人数ということも影響するのだが、基本的に自分のパートだけを聴いて歌っている。これはパート内を合わせようとする意識が強く、ある意味仕方ない面もあるのだが、本来アンサンブルとは、他パートを聴きあい自分が出すべきピッチで歌ってこそハモるということになる。自分のパートだけ聴いていると崩壊はしないまでもモヤっとしたハーモニーになってしまう。実際、私自身このような状態からTCMCで歌うことにより、他パートを聴くようになった。これの成果が今回のAZ第4期の演奏に現れたと言っても良いと思う。ただ、ここで勘違いしてはいけないことは、このアンサンブル能力と発声技術は車輪の両輪・・・どちらか片方ダメでも良い演奏は出来ないということなのだろう・・・ということで、TCMC演奏会の概要は以下、チケットについては連絡頂ければ手配いたします。日時:2017年11月19日(日)開場:15:30 / 開演:16:00会場:かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール最寄り駅:京成線青砥駅より徒歩5分指揮:当間修一ピアノ:小枝佳世<演奏曲目>ハインリッヒ・シュッツ 宗教的合唱曲集より Die mit Tränen säen (SWV378)So fahr ich hin zu Jesu Christ (SWV379)Unser Wandel ist im Himmel (SWV390)Selig sind die Toten (SWV391)アントン・ブルックナー モテット集より混声合唱曲集「にじ色の魚」混声合唱とピアノのための「良寛相聞」<入場料>一般:2500円 / 学生2000円 / 高校生以下1500円 (当日券は各+300円)
2017.10.01
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