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今週の土日は、いよいよ私のアイデンティティである男声合唱への練習復帰となる。まず今日は午前中に「タダタケを歌う会」の練習へ行ってきた。歌ったのは来年1月の演奏会で歌う予定のアラカルトステージから・・・このステージは、いろいろな多田作品から組曲の枠を超えて選曲されたアラカルト・・・久々に男声合唱トップテナーを歌った訳なのだが、やはり混声テナーとはひと味違った難しさがある。それは音域の高さと主旋律担当率の高さ・・・音域の高さは、混声テナーと比較すると全体的に3度ほど高い感じ、少しでも発声に狂いが生じるとしっかりした表現の歌にはならない。大体、最高音パートを歌う場合、少しでも苦しそうな声を出してしまうと、その段階で曲は崩壊・・・下でしっかりハーモニーを組み立てているパートに対してここは責任が大きいところ・・・これは混声テナーで内声を歌っている場合に、ソプラノがたかがFくらいで苦しそうな声になるのにイラつくので・・・まあ、なんちゃってソプラノの問題は、どうも日本だけではないようで、以前トウキョウ・カンタートの公募に参加したときのリハで、招聘講師のオルトナー先生のソプラノへの発言・・・「ウィーンでは、高い声が出ないのにソプラノ言われる方が多いのですが・・・皆さんはこのBをしっかり出してくださいね(笑)」主旋律担当率の高さに関しては、以前指導して頂いた先生方より、「男声合唱を聴きに来る8割以上はトップを聴きに来る」「トップテナーは男声合唱の顔」など、厳しいプレッシャーを受けてきているのは、この主旋律担当にあると考えられる。合唱でハーモニーは当然重要なのだが、主旋律の表現が弱いと、観客には何も伝わらない、ここの責任もとても大きい。さて、明日の夜は2つのコンクールのために集まった男声合唱団の初練習となる。かなりレベルの高いメンバーが集まるので、置いて行かれないように頑張らなければ・・・汗・・・にほんブログ村
2017.07.29
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6月より職場復帰し、胆石関係の2回の入院、手術を経てMGの状況はというと、6月末時点で胆嚢摘出のため入院した時は、若干不調・・・多少、右目瞼が重く鏡を見ても明らかに瞼が少し下がっている状態だった。そのあたりも考慮して、副作用は多少気になるが対処療法薬であるマイテラーゼの量は7/13の外来でも20mgと減らすのを見合わせた。その後、先週の入院時では、かなり調子良く瞼に感じる重さが軽減されてきたように感じている。今週から仕事も復帰し、今後入院予定も無いことから多少セーブしていた仕事量も増加した。とはいっても残業はしない(主治医の指示)ことにしているので、時間内に能率を上げて処理するつもりではいる。ということで、今のところ病状に関しては一番良い感じかもしれない。やはり胸腺腫を最初に摘出した効果が徐々に表れているのだと期待も込めて考えてはいる。しかしながら難病ということは変わらないので、油断せず、多少の悪化も想定し落ち込まないようにメンタルは維持していきたいと思っている。メンタルの状況が体調に大きく影響することは、10年前に苦労したうつ病で経験済みなので・・・以前書いた、区の難病患者福祉手当に関して私は大きな勘違いをしていたことに昨日気が付いた。それは受給資格になる本人所得・・・私は3月末に医療費助成制度の申請に行ったとき、保健所でこの福祉手当も勧められたのだが、てっきり所得がオーバーしていると思って申請しなかった。実は、私が勘違いしていたのは「所得と収入」の違い。てっきり年収だとその制限値をかってに思い込んでいたのだった。所得とは、収入から各種控除を引いた値・・・3月末時点から支給対象だったのだった。実は今回、病気治療のため収入が減っていることもあって8/1にこの手当の申請に行く予定だったで再確認したところ気が付いた。ここでの教訓は、なんでも調べて知っていることは重要だが、何か機会(今回だと保健所で申請を勧められたとき)があった場合は、再確認を必ず行うということだった。
2017.07.27
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1月の入院中、昨年末より発症していた眼瞼下垂に関して神経内科の受診をしたところ、各種検査により重症筋無力症(MG)という難病と診断された。そしてその原因の一つである胸腺腫も退院後のCT検査で疑われた。これにより各科の医師で検討した結果、胆嚢摘出より胸腺腫摘出手術を先行させることに決定。これによって胆嚢摘出手術は6/30に実施された。前日の6/29から入院、今回の病棟は消化器外科の10階だった。前回の胸腺腫摘出の時と同様に、前日は担当の外科医師より腹腔鏡下胆嚢摘出術の説明、全身麻酔での手術となるため麻酔科医師の説明、手術室看護師のあいさつ、最後にこの手術のリーダーである消化器外科部長先生があいさつに来られた。(この詳細については、別記参照)で、無事終了後、MGの関係もあるのでHCUで一泊して一般病棟へ移動、翌日に少し発熱し炎症反応もあったため退院予定が3日ほど遅れて7/6となった。そして手術後の確認で7/13に外科を受診。その際、胆嚢自体は多少炎症はあったものの癌細胞は検出されなかった。ここで外科の担当は終了で最終的に消化器内科でのERCPによるステント(管)抜去と最終確認が7/17外来から7/19入院で3泊4日7/22退院となり、これで胆石症治療は終了となった。消化器内科は18階病棟で一番景色は良かった。ということで、今年1月からこの病院の消化器内科からスタートし、神経内科、糖尿病内科、呼吸器外科、消化器外科と6科の先生方にお世話になっている。それにしてもこの病院、大学病院ではなく一般の大病院なのだが、外科の先生方の技術レベルは相当高いと感じられた。もちろん、私自身の身体で比較しているわけではないが、ネットなどで調べた体験記などど比較しても術後の回復が早い。特に胆嚢摘出の腹腔鏡による傷は、4か所孔をあけたのだが、1、2週間でほとんど目立たなくなっているくらい・・・良い病院や先生方と出会えたことは幸運だったと言えるのだろう。
2017.07.26
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先週の土曜日、ERCPによるステント抜去で私の胆石症治療は終了した。経過観察も不要ということで以降の外来も不要ということだった。治療も終了したところで、今回の胆石症についてまとめておこうと思う。まず、事の発端は2015年の8月・・・この頃、なんとなくいろいろ体調が良くなかった。特に膨満感というかお腹が不快な感じがけっこう続いていた。そして8/23(土)に荻窪の杉並公会堂へ合唱演奏会に行った時、夕食に塩ラーメンを食べ、お腹の調子がおかしいと感じつつ会場に向かう。演奏会の途中から気持ちが悪くなり、最後まで聴くことが出来ずそのままトイレで吐く。少し楽になったところで電車に乗って帰宅しようとしたが、東中野まで来たところで我慢できず途中下車、そして交番から救急車を呼んでもらい山手メディカルセンターという大久保の大きな病院に運び込まれ、そのときにはお腹は激痛、吐き気、40度の発熱という状況で、各種検査の結果、急性すい炎と診断される。そして10日間の絶飲食を経て回復、退院となったのだが、当初は原因不明・・・アルコールか胆石ではないかと医師は言っていた。そして昨年末、12月に入ったころから膨満感が続き、調子悪いと思っていたところ、1月の3連休中日、またも合唱演奏会の帰りに前回と同じような症状に襲われた。ただ発熱がすい炎時よりも弱く、解熱剤で回復したので動けるようになるまで3日間自宅安静後、かかりつけ医へ行き血液検査、その結果、炎症反応値が非常に高かったため三井記念病院を紹介してもらいタクシーで直行。で、外来でいろいろ検査した結果、「総胆管結石胆管炎」という診断で即入院、ERCPで胆石を処理し、一週間ほど絶食後回復、退院となった。入院中に医師と相談し胆嚢摘出を決断したため、胆管に入れたステントという管は残置された。本来であれば、あまり期間を置かずに胆嚢摘出に入るところだったのだが、筋無力症と胸腺腫というタッグの影響で、6月末まで伸びることになった。
2017.07.25
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今年、少し縁があり3年ぶりに合唱コンクールに参加する予定となった。これでコンクールに参加するのは2回目となる。合唱マニアである私としては、少ない感じはあるのだが、これは所属している合唱団の方針によるもので、まあある意味最初に書いたように「縁」ということが大きい。ただ、合唱コンクールは観客側として毎年、東京都大会をはじめ関東大会などをよく聴きに行った。実は最初に聴きに行ったコンクールはちょうど10年前の全国大会・・・さすがに全国大会だったのでハイレベルな演奏・・・ただ当時は合唱活動を学生時代以来再会したばかりだったので、どの程度すごい演奏なのかを細かく判断することは出来なかったが、1位金賞団体だった、なにわコラリアーズの演奏にはものすごく魅了され引き込まれた。演奏された自由曲のトルミス作曲「鉄の呪い」のインパクトは強烈、他の観客も同様で、その団体が完全に袖に下がるまで盛大な拍手が続くほどだった。ところで良く議論されることなのだが、コンクールとは参加者の優劣を審査員がつける。音楽に順位をつけるのはいかがなものか?ということがある。たしかに合唱だけでなく音楽という瞬間芸術は、その空間での演奏者と聴衆の心の動き、感動で作られるものだと認識している。また、スポーツのように具体的に勝ち負けが決まるものでもない。スポーツの中でも近いのがフィギアスケートのように、技術点と芸術点により決まるもの・・・これはある意味音楽コンクールに近いのかもしれない。音楽も技術的なものもあれば、表現力的なものも含まれるので・・・ただ、合唱コンクールだと統一的な技術に対する明確な基準はなく、ある意味審査員の主観による部分も多いのは事実なのかもしれない。で、参加する側としては、どのような意義、目的で参加するのかというと、やはり少ない曲を、集中的に掘り下げ表現するということがあるのだと思う。通常、演奏会などでは多くの曲を決まった期間で歌うため、どうしても音楽的な掘り下げということは時間的に不足する。この掘り下げを経験しないと、数多くの曲を歌う場合でも、表面的な表現になってしまう場合もあるのではないだろうか?それと、コンクールに出ると審査員などからの講評で、今まで気が付かなかった弱点などにも気が付き勉強になることもあるだろう。さて、参加する予定の「東京都合唱コンクール」は支部大会の位置づけ、例えば前回参加した神奈川県大会だと、ここで代表になり次が支部大会の関東大会、そして全国となるのだが、東京は一発で全国・・・しかし当然ながら相当レベルが高く代表になり全国に行くのは至難の業といえるだろう。ただ前にも書いたように「曲の掘り下げ」を行うことは音楽的にとても勉強になることは間違いないので、自分のレベルアップのためにも頑張りたいと考えている。東京都合唱コンクール
2017.07.25
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大阪コレギウムムジクム演奏会東京公演今年の秋、11/4(土)に、大阪コレギウム・ムジクムの東京公演が第一生命ホールで行われる。当間先生が率いる大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団のハイレベルな演奏が東京で生で聴ける数少ない機会であるので、お時間のある方はぜひ・・・さて、ここで演奏される千原先生の作品「白秋・東京雪物語」は、私まだ聴いたことはないのだが、このテキストで使われている東京景物詩及其他(第3版の刊行の際に新たに詩1章12篇を加え『雪と花火』と改題する)、この詩人、北原白秋には私自身けっこう関わりがある。小学校高学年から高校まで、私はかなり読書が好きで、多い時だと年間100冊以上は読破していた。好みは年齢により異なるのだが、推理小説(コナン・ドイル、江戸川乱歩、横溝正史等)、SF小説(小松左京、星新一、筒井康隆等)を主体にしていた。当時は子供なのでお金は持っていなかったが「本を買う」というと母はすぐOKしてくれたような気がする。で、はっきりした記憶はないのだが、たしか小6くらいで初めて買った詩集が「北原白秋」しかし、その年齢で詩の意味など分かるはずもなかったが、白秋の名前だけは記憶に残っていた。次に白秋に出会うのは、大学入学し男声合唱を始めた時、初めて歌った組曲が多田作品「柳河風俗詩」これは、多田先生の処女作でもありテキストは白秋詩集「思ひ出」、次が3年のとき「雪と花火」これは、今回千原作品と同じ詩集から・・・あと、一般男声合唱団のアンコールで「東京景物詩より夜ふる雪」このように多田作品ではテキストで白秋は最も多く取り上げられている。この「夜ふる雪」は、千原作品のテキストで使われている。この「東京景物詩」時代の白秋作品は、基本的にエロい・・・白秋自身、人妻との不倫(当時は刑事罰がある姦通罪)、と東京大正ロマンという時代が相まっているという感じがする。その中でも特に歌っていて強烈に印象に残っているのが「花火」より以下のフレーズ・・・花火があがる。薄い光と汐風に、義理と情の孔雀玉……涙しとしとちりかかる。涙しとしと爪弾の歌のこころにちりかかる。団扇片手のうしろつきつんと澄ませど、あのやうに舟のへさきにちりかかる。特に最後の「団扇・・・」から、弱音ハイトーンでのトップテナーメロディは、たまらない・・・さて、このような色や風情を、大阪の団体であるシュッツがどのように表現してくれるのかは、とても楽しみにしている。
2017.07.23
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今日から今年4回目となる入院・・・今回は、ERCPで1月入院の胆管炎治療のとき胆管に挿入してあるステント抜去し、胆管を造影して石の有無を確認することが目的で予定は3泊4日となっている。ERCPとは、内視鏡的逆行性胆管膵管造影で具体的には、内視鏡を十二指腸まで挿入し、ファーター乳頭開口部からカテーテルを挿入し、造影剤を注入することにより胆管・膵管を造影し、形態の観察・疾患の診断を行う検査であり、検査の術式であるがこの応用で胆管に落ち胆石を除去したり、胆管にステントという管を入れて胆汁の流れをよくしたり、各種の治療が行われている。実は、1月の入院のとき当初は2回ERCPを行いステント抜去まで行う予定だったのだが、胆嚢自体を外科手術(腹腔鏡下胆嚢摘出)で行うことが決定し、その際ステントを残しておいた方が良いということでステントは挿入したままとなった。ここで私がしていた勘違いは、胆嚢摘出のとき一緒に抜去するものと思っていたのだが、内視鏡で中から挿入したものは、同じく中からしか抜けないのでステント抜去はERCPで行うしか出来ないということだった。で、本来なら前回胆嚢摘出の入院の際に、術後に再度ERCPを行えれば良かったのだが、血液検査で炎症反応が高かったため一度退院し、体力復帰後再入院でERCPを行うことになったというのが経緯・・・一月入院時は、緊急であったため入院病棟は16階だったのだが、今回は消化器内科専門病棟の18か17階になるということだった。16、12、10階と下がってきて最後は上に登ることになったのだが、病棟からの景色はやはり高い方が見晴らしは良いのでその点は楽しみ・・・話を元に戻すと、ERCPは普通の胃カメラ検査と同じ仕組みなのだが、時間が長くなるので鎮静、鎮痛薬を用いてほぼ寝ている状態で行う。外科手術の全身麻酔より緩やかな意識低下となるが、前回はほとんど記憶がなく寝ていた状態なので、まああまり苦痛はないのだろう・・・さすがにほぼ半年で4回の入院になるとは・・・これが入退院を繰り返すと言われていることだとは思うが、この言葉の場合、あまり良い方向に進んでいないケースが多いのだが、私の場合は胆石関係の治療がこれで終わるという意味を示す。あとは難病の重症筋無力症との付き合いということか・・・にほんブログ村
2017.07.19
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昨日は、一ヶ月ぶりのTCMC当間先生練習だった。練習したのは、この秋の定期演奏会で演奏する木下作品と千原作品の2組曲、それとメンバー1名の発声指導だった。TCMCの合唱団としての特徴、それは当間先生指導による発声方法をベースにした精密なハーモニーが挙げられる。一般的に「合唱」というとハーモニーは一番大切な要素なのだが、実はこの要素を精度高く満足するような合唱団は意外と少ない。合唱祭などのイベントで、いろいろな団体を聴くとよく分かるのだが、精度の高いハーモニーを奏でられるのは1割くらいではないだろうか?なぜこのような事になってくるかというと、ハモらない合唱団のメンバーは「純正ハーモニー」ということを理解していないからだと思われる。ハーモニーを精度高く奏でるのにもっとも重要なことは、他パート(決して自分のパートを聴いてそこで合わせるのでは無い)をしっかり意識しながら、その倍音構成にしっかり嵌まるような発声を用いて声を出す必要がある。実は私が長年男声合唱のトップテナーを歌ってきて欠落していた点がこれ・・・その弱点に気がついたところで、この合唱団へ入団し混声テナーで内声を修行することに決めた。しかし、昨日の先生の指導は、ここからさらに「自分から歌うこと」を要求された。他パートを聴いてハーモニーにしっかり嵌めることはとっても重要、しかしながら、そこばかり神経を集中し声を抑えて歌う演奏では、音楽自体が小さくなり聴いている方に何も伝えられない。ということだった。実はTCMCの弱点は、最初に書いた長所の裏返しでハーモニーを最重要視するため声を抑えがちになってしまうこと、特にソプラノにその傾向が強い。男声の方は、とくにテナーに暴れ馬が多く時々暴走気味にはなるのだが・・・ではなぜ「自分から歌うこと」が重要なのかというと、これは「合唱」という日本語をよく読むと理解できる。「合唱」なのでメンバーの「声を合わせる」のではなく「唱を合わせる」こと。ただ単にハーモニーを聴かせるだけでは、作曲家が作った曲を表現することにはならない。メンバー一人一人がその曲を理解し、どのように歌えば良いかを考え、そしてその歌を合わせることによって聴いている人に、その曲を伝えることが出来るということだと感じた。音楽という瞬間芸術は、演奏者と客席がその瞬間、曲の中に一体になることにより感動が得られるということなのだろう。にほんブログ村
2017.07.17
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今日は、東京都合唱祭を聴きに新宿文化センターへ行ってきた。合唱祭はコンクールのような緊張感はあまりなく、いろいろなタイプの合唱団がそれぞれのパフォーマンスで聴かせてくれるので、マニアの私としてはとても楽しいイベントなのだが、ここ2年、このステージにオンステしていないのはとても寂しい感じはある。さて、そのような楽しいイベントであるはあるが、今回一番強く感じたことは、「中途半端な暗譜は、演奏を殺す」ということを確信した。以前から演奏の見た目にこだわり譜持ち合唱を否定するような「暗譜至上主義者」には疑問を持っていたのだが、この合唱祭では譜面を持たずに演奏した結果、大変残念な演奏になった例を聴いた。逆に言えば譜持ちで演奏し、とても素晴らしい演奏を聴くことも出来た。また、もちろん完全暗譜しとても楽しいパフォーマンスを披露してくれた団体もあった。「中途半端な暗譜」とは、音楽的に各個人がその曲の音楽を十分表現できる状態になる前、すなわち練習不足の段階で譜面を持たずにオンステする状態ということ。これが演奏にどのような影響を与えるかというと、まず譜面を持てないという状況からその曲の基本的な歌詞や音程を忘れないように歌うこと、すなわち「暗記」することだけに神経が行っていたように感じた。まず、音楽表現全体が雑になる。一番顕著に表れたのが、日本語のディクションの処理。あとは心に余裕が無いために生じると思われる、フレーズのゴツゴツ感、その団体が持っている合唱表現力がまったく発揮されない演奏だった。それはその団体が譜面を持って演奏したときとの比較でよく理解できることだった。そのような演奏になってしまった主な原因は、練習不足ということはもちろんあるのだが、練習不足にした主な原因は音楽的にはまったく不要である「暗記」という作業。もう一点は譜面を持てないという余計なプレッシャー・・・演奏者の心がどこに向いているのか、と言うことがその演奏に顕著に表れるということだろう。いままでも私の中ではそのように思っていたことが、今回の合唱祭を聴いたことで証明された感じがしている。結論は以下・・・「良い音楽演奏に、譜面のありなしは無関係」
2017.07.16
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昨日は、筋無力症(MG)の神経内科と、胆嚢摘出の外科、2か所の外来へ受診してきた。神経内科の方は、入院、手術お疲れ様ということと、現在飲んでいる対処療法薬のマイテラーゼに関して、手術等で体力が低下していることを考慮して、薬を減らすことはぜず、現在の1日20mgで次回外来まで続けることとなった。あと、会社に対して書いていただいたMGに関する指示書(会社が国から助成を受けるために必要)についてお話しをした。で、次回の外来は5週間後の8/17となり、この日は会社の夏休み最終日となるため有給休暇は消化せずにすむことになった。次は、2階から5階に上がり胆嚢摘出後の外科受診。まず最初に摘出した胆嚢の病理検査結果についてだった。実は胆嚢がん患者の約30%は胆石症、まあ、逆に胆石症から胆嚢がんの確率は全然小さくなるのだが・・・で結果は、がん細胞は無し・・・ということで一安心・・・ここでがんだったりすると、胆嚢自体はもう無いので良いが、転移などを調べなければならないので・・・ただ、胆嚢自体は慢性的な炎症を起こしていたようで、この点からも摘出は正解だった。入院中に説明は受けていたのだが、1月に入院して胆管に落ちた胆石を取るとき、胆管に入れたステントというチューブがまだ残っているので、抜去する必要があり、これはその時と同様、内視鏡を使ったERCPという術式で行わなければならないということで、それには3泊4日の入院が必要という話だった。ということで、次回7/17(なぜか海の日で祝日なのだが、この病院は時々祝日も診療している)に消化器内科の外来に受診することが決定。その時に詳細な説明と、入院予定が決まるということ・・・結局、今年は4回入院することになりそう・・・泣
2017.07.14
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今年2月に、指定難病である重症筋無力症(MG)の診断を受け、これに対する公的機関の支援制度を調べて申請等を実行したものについてまとめる。まず、一番基本となるのが都道府県(私の場合は東京都)で、指定難病患者としての認定を受け医療受給者証をゲットすることからスタートとなる。http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/nanbyo/nk_shien/n_josei/seidoannai.files/nanbyou-goannai2810.pdfここで重要なのは、都に指定されている難病指定医の診断書が必要となること・・・医師であればだれでも良いわけではないので注意が必要だと思われる。この診断書と住民票や納税証明書、健康保険書の写しなどを、窓口となる保険所に提出。問題なく認定されればこの申請日より支援制度がスタートする。ただ、認定までに3か月かかるので、医療費などは後で都から払い戻しの扱いとなるが、受給者証を入手後は、この病気にかかわる医療費の上限が所得によって変わるが私の場合、2万円となる。また3割負担が2割負担に軽減もされる。次に私の住んでいる葛飾区の場合、難病患者受給手当が月15500円支給される。ただ私の場合、今年は所得制限を満足していないので受給はできないが、来年は確実に受給できると思われる。(所得減)http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000050/1001790/1001842.html最後に、雇用関係の助成として厚生労働省(ハローワーク)が行っている、障害者職場復帰支援助成金がある。これは患者本人に直接ではなく、雇用先の会社に助成されるもの・・・これにも医師の意見書などが必要となり、会社はこの助成を受けるために難病や障害を抱えてしまった社員に対して援助計画を立案(たとえば通院に対して有給休暇を別枠で与える。職場、職種、勤務状況を病状に応じて考慮するなど)しそれに対して助成金を受け取ることになり、現在、私が勤務している会社では医師の意見書をもとに計画中となっている。私の場合は、復帰なのだが病気により離職され再就職する場合も同じような助成がある。http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000081479.htmlというように、先の見えない難病ではあるが、このような支援を受け病気が良くなって行くように努力していこうと考えている。
2017.07.11
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胆嚢摘出のための入院が、予定の月曜日から木曜日まで長引いたことにより、合唱練習復帰は混声合唱であるTCMC団員練習に変更した。当初予定では、男声合唱の方からと考えていたのだが、私にとって体力的に楽な混声で復帰と考えた。TCMC団員練習は、午後1時から6時までの長丁場で、その日はピアノ付きの曲練習のためにピアニストさんも参加される予定だった。当然現状で5時間練習は厳しいので、まあ3時間弱になるように午後3時過ぎに練習会場に到着した。そのときは既にピアニストさんも到着されており、千原作品「良寛相聞」の練習に入ったところだった。1曲目が終わるまでに準備をして2曲目から練習に参加した。胸腺腫開胸手術後の状況とは異なり、かなり歌う体力が復活していることを実感できる状況だった。ブレスや声の響きの状況もほぼ8割方回復してきたのではないだろうか?少し休憩の後、木下作品の「にじ色の魚」から後半伴奏付き3曲の練習に入った。こちらの方は、体力云々よりまだまだ音が取れていないく、隣に合わせて歌っている状況・・・しかしながらこの木下作品の曲集もなかなか良い。最後に練習したアカペラ曲「にじ色の魚」を練習して改めてそう感じた。にじ色は昨年の夏合宿にアンサンブルコンテストで歌っているため、音は大丈夫、ということで気持ちよく歌うことが出来た。まだまだ練習不足の曲も同様に音に確実性が増すと楽しくなってくると感じられた。「気持ちよく歌える」という表現は、自分勝手に気持ちよく歌っているのとは異なり、メンバーのハモらそうという意識の中で、ハーモニーの中で横を表現出来て気持ち良いという意味、なかなかこれだけハーモニーを意識して歌える合唱団は少なく、特に団員数が増えれば増えるほどこのハモるという意識を維持するのは難しいと思われる。練習後、最近リリースされ当初から予約していた「大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団が歌う 至純のア・カペラ賛美歌名曲集」をゲット。シュッツ特有の美しいハーモニーにより日本語で歌われた賛美歌は、とても素敵だった。
2017.07.09
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この病院の手術室は13あり、朝一の手術の場合は集中するので入り口では大混雑となっていた。私は4月に続いての手術ということもあり、けっこう余裕があったため周りを観察する余裕があった。その入り口で担当医師や看護師さんを紹介される、私の病状は皆さん把握しており、やはり難病で1万人に一人というMGの症状である眼瞼下垂には興味を示されたようだった。歩いて手術室に入って、狭いベットに仰向けに横たわり手術着をめくられいろいろなセンサーを取り付けられ、点滴を入れ、マスクをはめられ、では眠たくなりまーすという声を聞いてすぐ意識が落ちた。で、次気がついたのは「終わりましたよ」という声・・・しかし、まだまだ意識はハッキリしておらず、何かどこかへ運ばれている感じはしたのだが、ハッキリ意識が戻ったのはHCUのベットの上だった。そのときの時間が14時・・・少し手間取ったのかな?とか思っていたら麻酔の影響で吐いてしまった。まあこれは前回と同じ・・・前回、一番違和感があって気持ち悪かった尿管カテーテルは、慣れたのか今回はあまり気にならなかった。痛みは時々感じるくらいでたいしたことは無く、一晩過ごし朝になる。そうするとHCUであるので前回お世話になった呼吸器外科の先生方がベットの前を通るとき、皆さん気がつき「どうされました?」と心配そうに聞かれた。中でも一番若い先生は、ちょうどその日から消化器外科担当に異動されたばかりで、「何か縁がありますねー」と言いながら動脈点滴を抜いてくれた。HCUを手術翌日の午前中に出て一般病棟に移動、移った時点で尿管カテーテルを抜いてもらったのだが、今回は少し痛かった。前回はつけていた日にちが長かったのでなじんでいたので痛みは無かったのだろう。で、普通の昼食が出て、8割くらい食べ、その後栄養補給目的の最後の点滴も抜けつながるものは何もなくなった。その日の夕方には前回書いたコンサートがあった。手術後2日目、7/2日曜日・・・どうも体調が良くなくだるい、熱を測ると38度以上あったのでおとなしく寝ていた。この日からシャワーOKだったのだが、発熱のために自主的にやめておいた。やはり発熱の影響か、血液検査の結果がイマイチのため予定していた翌日の退院は延期、結局、7/6木曜日までの入院となった。
2017.07.08
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6/29から7/6までちょうど一週間入院していたのだが、7/1(土)に病棟のデイルームで女声合唱+フルートによる15分ほどのミニコンサートが行われた。合唱を趣味にしていると、参加している団体によっては施設に訪問演奏をして、その施設にいる人々のリクレーションをボランティアで行っているところもある。私自身、経験はないのだが、まさか自分がその訪問演奏を聴く立場になるとは思っていなかった。演奏した女声合唱団は、同じ指導者による二つの団体から10名ほど参加していた。私の入院していた病院は大きいので、一般入院病棟は18~10階、で私は10階だったのだがその全ての階で演奏したということだった。演奏した曲は、季節柄、夏の曲ということで、全員合唱も2曲ほど(たなばたさま、見上げてごらん夜の星を)今回の病棟は、消化器外科担当病棟・・・今まで、消化器内科、呼吸器外科と入院してきたのだが、さすがに身体のエネルギーに最も関係する消化器、しかも外科なので手術対応の患者さんが多数なので、過去2回と比較して大変そうな患者さんが多いという感じだった。今回の演奏して頂いたメンバーにしてみたら、まさか私のような合唱マニアがいるとは思っていなかったと感じたのは、演奏が始まる前に私が「全部アカペラですか?」と聞いたところ、おや?という表情をされていたのが印象的だった。私も手術翌日ということもあって、いつものペースで全員合唱を歌えるはずもなく、いつもの2割くらいの感じで歌ってみた。たとえ2割とはいえ、その影響はあったようで、メンバーの表情も「経験者がいるかな?」という感じだった。それにしても、やはり音楽の力は大きい・・・入院するくらいの病気なので、どうしても患者さんは気持ちが暗くなっているのだが、そこに力を与えることが出来る。他の患者さんの表情を見ていてそう感じた。
2017.07.07
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本日、腹腔鏡下胆嚢摘出手術のための入院から退院いたしました。いろいろご心配をおかけして申し訳ありませんでした。今回の入院は、今年3回目となった。1月は16階、4月は12階、今回の入院病棟は10階だった。通常の方の場合この手術のスケジュールは4泊5日、術後すぐに一般病室に戻ることになるのだが、私の場合は筋無力症(MG)があるため念のために術後はHCUで管理されることになった。手術前日の6/29日に入院、3回目になるので病院の状況などは、ほぼ頭に入っているのだが、いろいろな微妙な取り決めなどが病棟によって違っていたりする。この日のイベントは、手術担当外科医からの手術説明、同意書、あと麻酔科医師、手術担当看護師、薬剤師の方々との打ち合わせが続き、けっこう忙しい。腹腔鏡の方式は、おへそに一番大きな(といっても2cmくらい)穴を開け、そこから胆嚢摘出の器具を入れるために3カ所の穴(各1cm以下)合計4カ所で行うということだった。最近ではおへそだけの穴で行う「単孔式」を採用する病院もあるが、ここでは基本4カ所を採用しているとのこと、先生の説明では、まだまだ「単孔式」だと視界などの関係で手術自体の難易度が上がるということ、たしかにこの病院は、前回もそうだったがとても慎重に事を進めていくので、逆に言えば信頼出来るということにもなる。へその掃除を看護師さんにしてもらい、入浴(シャワー)、夕食後は、絶食のなり手術翌日の昼まで何も食べられない。夜10時には消灯手術当日は、朝6時起床で検温、血圧測定などを行い、私的に一番嫌な浣腸をされ、前回ほどではなかったが冷や汗で体調が悪くなる。8時半ころ手術に必要な物品やHCUに必要な物品を持って歩いて5階にある手術室へ歩いて向かう。(次回へ続く)
2017.07.06
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