2009年07月の記事
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【オペラ・ド・マランドロ～リオデジャネイロ 1941～ 】
キャスト：別所哲也 マルシア 石川梨華 石井一孝 田中ロウマ 杜けあき 小林勝也東山義久 森新吾 小寺利光 原知宏 中塚皓平 咲山類 ＴＡＫＡ 野島直人 小此木麻里 岡本茜 荒木里佳 ＪｕＮＧＬＥ スタッフ：原作・作曲 シコ・ブアルキ脚本 鈴木勝秀演出 荻田浩一音楽監督 長谷川雅大美術 二村周作照明 勝柴次朗音響 山中洋一振付 麻咲梨乃衣裳 宮本宣子ヘアメイク 馮啓孝プロデューサー 池田道彦企画制作 アトリエ・ダンカン ネタばれです『三文オペラ』は未見だし、『ベガーズオペラ』はよくわかんなかったし、荻田先生は難解そうだし、バハバスは髭だし…と、あまり期待してなかったのですが、いやいや～、面白かったですわ。『ベガーズ』で消化不良だったのが、すっきり閉塞感とエネルギーが混じったブラジル。上を向いて。時にはしたたかに。悪気はないけど、騙し騙され。だって、そーーんなに、がっちりした信頼関係じゃあないし。でも、嫌いじゃないから。なんかトラブったら、 えええーーーーぃ踊ってしまえぇぇーーーほら、なんとなーく・・・、なんとかなるし。サンバの明るさと哀しさが表裏一体に聞こえて不思議・・・ それは、ともかく。 ロウマくんねぇー、いつかロウマくんのヘドウィグ、みたくないですか？いい役もらいましたねっまずは、バッグ持って『ルークおばさんっ！』って言いたくなる感じの登場。ロウマジェニちゃんの目線は雄弁。一幕最後、階段座りで客席を見るとき。ナチの女王様系で、デモ予備軍を追い払うとき（→エリザのMilkを思い出した、何故だ？）タイガーに『複数の性を持つ』と言うあたり。最後のまっ白なドレスで微笑むとき・・・・ばっさばさのつけまつげの下で、妖しく、クールに、挑発して、プライド高く、軽蔑したり、いたずらっぽく…。しっかしねぇぇ、そのアイライン描いてたのはバハバスだったとは。もちろん、彼の目線もなかなかですよ。ムダに「常に鏡を見てる」わけじゃないってことですわ。マックスとタイガーが実はお友達だってのを聞いてるとこ。タイガーに銃を突きつけられるとこ看守になってマルゴに賄賂を要求するとこ・・・・うんうん、こういう役の義くんを見れてよかった。「マランドロに敬意を表して」で、マックスと歌うんだけど、二人ともストライプで、タイプが違うけど二人ともマランドロ。好きなシーンです。しかしねー、１回じゃムリ。だってぇ東山義久演じるブラジル人が演じるバハバスが、石川梨華ちゃん演じるブラジル人が演じるルーちゃんに舞台袖でこしょこしょ話してるのとかを、敢えて見せるんだよ。気にするなってのがムリーー。副音声か字幕で、あそこの会話の内容を情報開示して欲しい！！メイン舞台は、マルゴねーさんにマックスが必死に口説いてるのにね。これは「ファンティーヌの逮捕」で、バルジャンとファンテを片目で観て、別なとこみてるのと同じだわタイガー刑事を演じるブラジル人が実はおかまちゃんだったりシュトリーデルさんが実はユダヤ人って設定だったり最後はどんでん返しというか、カオスというも笑えた。シュトリーデル夫妻、すごいわー。イレコもしくはマトリョーシカ構造も、結局は1941年のリオデジャネイロ（「１月の川」ですね、タイガー刑事、オブリガート）とトーキョーをゆるゆるとつなげてくれる感じで。最後に５人ダンサーが白スーツで踊るんだけど、私が観た回は５人の挙げた手がかっちりそろってて、すーーーごく気持ちよかった あ、髭？本当はね、髭と髪の色があんまり違うのはアレなんでどうせならそこは揃えていただいた方が好きかな・・・。でも、この夏の期間限定ってことで、ま、いいと思うことに・・・
2009.07.29
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ディズニーシー
空いてるって、素晴らしいーーーー！日食が終わってしばらくして到着。雨も上がり、暑すぎず日差しも弱めで、私的には最高のディズニー日和。まー、今までのは（と言っても二回ぐらい）、いったい何だったんでしょう？と思うぐらい、ほとんど並ばない。人もそれなりにいるけど、ゆったりしてるから、ここにいて、風景を観てるだけで楽しい。アトラクションもファストパスなくても、大丈夫。 そして、何の予習もしないで入った『ブロードウェイミュージックシアター』ソング＆ダンスのショー、『ビッグバンドビート（BBB)』。あんなにおっきい劇場だと思ってなかったし、生バンドだったし。衣装の生地も縫製もしっかりして見えました。キャスト個々人にぴったり合っててすごく綺麗。さすがディズニー様。シングシングシング、オールオブミー。お馴染みの曲がたくさん。全編英語で、キャストの外人さん率も高く、ふっと、日本じゃないどこかにいる錯覚・・・。明日のことを考えて、ボンファイヤーダンスは残念ながら不参加。しっかし、あの辺に３時ぐらいに行ったら、すでに４人ぐらいが最前列キープしてらっしゃいました。開演は６時半過ぎだというのに・・・いずれの世界においても、マニアのがんばりというのはすごいものです。感心、感心。
2009.07.22
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Step！Step！Step！
高橋大輔選手のインタビューが今朝の新聞に！精神的に不安定だったことも、二週間ぐらいリハビリをブッチしたことも、既に、十分糧になってる様子。焦らず逃げず、今出来ることを毎日積み重ねる。言うのは簡単だけど、実行するのは大変なことですね。新しいプログラムのフェリーニの『道』。ますます待ち遠しい！！
2009.07.22
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映画【富士山頂】
あんまり興味もなかったけど、一応撮って放置していたら、「ブザービート」を上書きしてしまって、最初の１時間はなし。こういう状態で、ゆるく鑑賞してしまったのだけど、それは本当に失礼なことだったと、見終わってから反省。亡き裕次郎さん、ごめんなさい石原軍団・・・と、つい言ってしまうけど石原プロ、ね。石原プロは、本当に映画らしい映画が大好きで、それも、スケールがおっきい、男のロマン溢れる映画を作りたかったんだなぁと、今頃になって、思いました（遅）。テレビの【ボス】のイメージしかなかったけど、「黒部の太陽」とこれをみて、考えが変わりましたね。裕次郎さんは、まだまだ撮りたい映画があったのでは？で、ますます、オリジナルの「黒部の太陽」がテレビで公開されない事情＝映画館での公開へのこだわりについても、あれこれと考えてしまいました。 はぁ。 しかし、あの「富士山頂」、最初の一時間はどんなんだったのかな・・・。ツタヤにもないんだよね
2009.07.21
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【24 -Season7- Vol.2,3】
♪ジャック・バウアー、キ～レ～た～…と、CMうってますが、このSeasonはかなり好き！大統領のブライベートとテロと、ホワイトハウスのバワーバランスのリンク。（また、このMrs.大統領が最後におっっとこ前な発言をして…、う～ん、次にどうなるのかしら？）謎の内通者の存在で、誰もがアヤしく見える…。練りに練った原点回帰的な展開は、さすがー。ダテにストライキやって遅れたわけじゃないのね。納得、納得！今回は駆け引きも複雑。まだまだ、これからどんでん返しがありそうで、来月も楽しみ！！
2009.07.18
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映画【ヘアスプレー】
ジョン・トラヴォルタ/エドナニッキー・ブロンスキー/トレーシーミシェル・ファイファー/ベルマクリストファー・ウォーケン/ウィルバークイーン・ラティファ/メイベル ザック・エフロン/リンク ブリタニー・スノウ/アンバーアマンダ・バインズ/ペニージェームズ・マースデン/コーニー・コリンズ イライジャ・ケリー 、アリソン・ジャネイ、ジェリー・スティラー、ポール・ドゥーリイ ジョン・ウォーターズ予備知識ゼロでしたが、『グッドモーニングボルチモア』からMYツボ直撃！こーれーぞ、ミュージカルの王道ザッツ・エンターテイメント覚えやすい曲。ダンス盛り沢山。そして、ちょっぴりオツムに、ちょっぴりハートに1962年のボルチモア。N●GROという言葉が公然と使われていて、ダンスフロアも仕切付き。今から50年前のアメリカはこんなんだったんか。マイケル・ジャクソン、オバマ大統領の歩みをしみじみ思ってしまいます。お話は・・・ソングアンドダンスのショー番組『コニー・コリンズショー』に夢中のトレイシーちゃん。しかし、憧れのリンクに声をかけられて、番組のオーディションに出場！そこで直面する様々な不条理を柔軟かつ断固として突破していく・・・というもの。キャスティングも、すばらしい！！！まずはトレイシー役のニッキー・ブロンスキー。・・・ミニ・モリクミさん！きゅーーーとっっあんまりにもハマり役すきて、この先の展開が心配。一発屋にならないで欲しいわ。もちろん、彼女の魅惑のバディを活かせる役を熱望！！怪演、トラボルタ 正直、トラボルタである必要は全くないよねーー普通に巨体さんを起用してもいいんじゃないかと。オリジナルはどうなのかしら？話題性を狙ったのかしら？でも、ｸリストファー・ウォーケンとの『タイムレストゥーミー』は素敵。 ザック・エフロンより、シーウィード・イライジャ・ケリーくんの方が好きだわー。学校から出ていくダンスはスリラーみたいな群舞でかっこいい！アンバーちゃんじゃなくても、くらっときます全く気がつかなかったのが、ジェームズ・マースデン（「魔法にかけられて」のミュージカル王子）。コテコテの司会者で別人でした日本版なら、トレイシーはモリクミさん（もしくは柳原可奈子ちゃん）でママとパパはマツコデラックスと宝田明さん・・・ってどう？監督： アダム・シャンクマン 製作： クレイグ・ゼイダン 、 ニール・メロン 脚本： レスリー・ディクソン オリジナル脚本： ジョン・ウォーターズ（1988年映画版）、マーク・オドネル（ミュージカル版） 衣装デザイン： リタ・ライアック 振付： アダム・シャンクマン 作詞作曲： マーク・シェイマン
2009.07.18
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本【喜多川泰/手紙屋】
幅 允孝さんという方はバッハ社という会社を興し、選書家という職業を作ったそうです。すごいなー。だから、手紙屋だってリアルにアリかも。作者の喜多川先生は塾の先生。就職活動に悩む知人のために書いたとか。正直 ちょっと説教臭い。 しかし ちくしょーーーーーーーーー！！！ すごーく爽やか世俗の垢に塗れ生活のために働くオトナには当たり前の正論が新鮮でした
2009.07.15
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WOWWOWが観れるヒトは
いいなーーーーーーーーー！！プルミエールで圭吾さんと開次さんの対談が観れるんだって。
2009.07.14
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イタリアンのはしご
先日、グルメなお友達に誘われイタリアンのランチに。そういうことには疎いので、趣味の異なる違う友人は貴重ね。瀟洒な玄関を入ってみると、なんだか独特の雰囲気。ほんの半日前まで新橋であれやこれやの毒をサカナにオヤジ飲みしていた私には不似合いなこと甚だしい。なんとなく、様子が飲み込めてきて、理解。ここってウェデイング仕様のレストランなんだと・・・。友人が来るまで読もうかとバックに放り込んでおいたのは、西原理恵子の『鳥頭対談』。これまた不釣り合いなこと甚だしく、取り出すこともできず（カバーぐらいかけておけばよかった）、手持ち無沙汰でロビーで待つことしばし。普通のレストランで結婚式をやると進行上めんどくさいことが多いから、最初からウエディング対応になっているレストランを作ろう！という発想は理解できます（場所も便利だし）。お料理はおいしかったのですが、インテリアやウエイターさんの接遇などウエディングっぽさが随所にあって、どーーも勝手が違う感じ。ここに来るべきはレストランウェデイングに夢を抱き下見にくる人か、かつてここでウエディングをした人達なのかもしれないなぁなどとヒネたことを思いながら帰宅しました。 翌日は、半年の改装期間を経て新装オープンした近所の無名のイタリア料理屋さんへ。もっと早く行きたかったのだけど、ずーっと混んでて入れず、ようやく。こざっぱりとした店内で1,500円ぐらいのコースランチ。あー、やっぱりおいしー 私の身の丈にあってんのはこっちだなー
2009.07.11
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『24 シーズン７』
これ、いいと思います！まだVOL.１だけですけど。トニー・アルメイダの復活だけではなくて、『誰も信じられない』という緊迫感。これって初期の『24』にあったものじゃないかしら。おーーー、これこれこれ！これだよ、24！だけど、ただの先祖がえりじゃないの。ここまでくるのに、ジャックが失ったものは多すぎる。公聴会での拷問をめぐるやり取りに、虚無感と使命感のせめぎ合いが見え隠れする。ハードボイルドだねー。だから、同じくすべてを失ったトニーにも『彼を尋問してもなんの意味もない』と会う前からわかるのよね、ジャック！ VOL.２を観た人によると、どんどん面白くなるらしい。12月までじわじわと小出しにリリースされるんだ。じーっくり追いかけさせてもらいますわ
2009.07.11
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映画【テルマ アンド ルイーズ】
なーーーーーんと、これにブラピが出演してたとは91年公開だから、すっごく若くてキュートで、細マッチョで、フェロモンだしてますブラピはこれにウィリアム・ボールドウィンの代役として出演し、それがきっかけで出世していったのだそうで。まー、このエロかわいい食わせ者の役はウィリアムにもぴったり。しかし、もしウィリアムが[バックドラフト]の主演に恵まれずこの役を降りなかったら現在のブラピもなかったのかとか、ウィリアムも最近ぱっとしない・・・などと思うと、つくづく、世の中って何がどうなるかわからないもの。さて、お話は、しっかりもののルイーズ（スーザン・サランドン）とダンナにおどおどしてるテルマ（ジーナ・デイビス）のロードムービー。正直言って、最初はフェミニズムの匂いがぷんぷんして・・・・げんなり。『あなたは私の旦那ではあるが、父ではない』なんて台詞は２００９年の今はありえない。ただ、テルマもルイーズも最後はとてもキラキラしててキレイで、 セクハラとかDVがメジャーじゃなかった９１年には新鮮な話題作だったというのは納得。 （注）どうでもいいけど、今日【セパ両リーグ制覇】と言えば、 セクハラ・パワハラの両方やった人のことも指すらしい。 さすがに、そんな御人は少数だけどね、意外に一見紳士風だったりする。びっくりだよ。砂漠とか、モニュメントバレー？のような光景が話にあってて、桐野夏生の【OUT】（←原作はいいのに映画は好きになれなかった）の最後が本作のパクリオマージュというのも納得。男性でイギリス人のリドリー・スコット監督が、女性のアメリカのフェミニズム問題にチャレンジした作品なのかなぁ。脚本はカーリー・クーリという女性で、アカデミー賞受賞。監督の解説入りバージョンのをみると、照明や自然光、エキストラなどなどこだわりもよくわかる。そういう小さいことの積み重ねだね。｢ブレードランナー｣が美術やなんかでアカデミーを受賞してないのってヘン！とぽろっと話してたのにも笑えた。ディレクターズカットの｢ブレードランナー｣も観たいなぁ。
2009.07.08
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内田樹にハマりそう
ブログのサブタイトルが『みんなまとめて、面倒みよう』。私的には、マシュー再来！なんたる偶然、いえ必然。かなり前から話題の方だったらしいけど、私は全く知らず。R25の記事をネットでみて『あー、あったね、この記事』と思ったぐらい。きっかけは、知人が渡してくれたコピー数ページ。当時は相当とっちらかってたので、そのコピーはどっかにいっちゃって、本のタイトルも覚えてないのだけど、めちゃめちゃストライクだったのでいつか読みたいと思ってて。とりあえず一発目、読んだのが『下流志向』。『学びからの逃走、労働からの逃走』という講演会をまとめたものだって。こっちがふさわしいタイトルだと思うよ。ま、売れるには『下流志向』なんだろうけど。まー、すごいすごいすごい。一言でいうと『大人の説教ができる人』というか。ニートや売春にも分かりやすい言葉で、きっちりとした見解を出してくれます。なんでもっと早く読んでおかなかったのかなー。もっと早くに読んでたら、私の人生はもうちょっと変わってたんじゃないか・・・と思ったくらい。『自己決定フェティシズム』とか『労働主体に先行する消費主体』。日本武術や映画論などなどと八面六臂のご活躍。最近20歳ぐらい年下の能楽関係の方と再婚されたというから、まさに公私とも充実されてらっしゃるのでしょう。現在３冊目に突入。もう少し読んでみたいです
2009.07.04
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涙そーそー
『山田優がブログで絶賛してたんだって』と、買ってきてくれた人の弁。 ブログみたら 絶賛 ・・・ は、してなかった(紹介はしてた）。 でも、 かりんとうのようなこっくりした味で一口サイズのかわいいドーナツ。おいしかった 夏休みを取る人が増えてます。今年は沖縄が多いの。来週は何がもらえるかな～
2009.07.04
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【ネオテニージャパン】
ネオテニー。生物学用語で【幼形成熟】。えっちな意味じゃないのよ。日本の洋画は歴史が浅いが、そこで成熟しているということらしい。精神科医が個人的に収集した日本の現代アート、高橋コレクション。現代アートなので、何が何やらさっぱり・・・の作品もありましたが、全体的にはわかりやすくて、すーーごく楽しかった。精神科医のコレクションだから、癒しとか精神分析的意味で捉えてしまいそうだけど、純粋に先生が収集意欲が旺盛で、最初は美術館と張り合って買ってたらしいけど、最近は美術館にお金がなく、「日本の若いアーティストの作品が海外に流出するのは悔しい！美術館に予算がないなら自分で買う！」というお気持ちが強いらしい。まーー、先生、そのパトロン精神、かっこいいじゃない！日比谷にもコレクションを展示しているらしいので、こんど寄ってみたいわ。村上隆、奈良美智。楽しみにしていた束芋。やっぱりインパクトあるなぁ。山口晃の『當 おばか合戦』・・・この方は『マカロニほうれん荘』が好きだったというけど、なんかわかるなー。町田久美『淫蕩学校挿絵』、会田誠『大山椒魚』さわひらきのシュールでモノクロの映像も笑ったわ。全部は書ききれないけど、充実していて、見ごたえ十分。上野の森美術館は15日までで、その後、新潟、山形、鳥取と渋いツアーが展開される。早い時期には作者のトークセッションもあったみたい。うーん、参加したかったな。
2009.07.03
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マイケル・ジャクソンの死
私は彼のファンというわけではないが、初めてＭＴＶで『スリラー』を観たときのことは鮮明に覚えている。そういうのに全く興味がない両親と一緒に、すっごいねーといいながら、観ていた。マドンナの『ライクアバージン』にもどきどきしたけど、『スリラー』は、話があって、ダンスがあって、特殊メイクがあって、音楽があって・・・私が初めて海外の音楽をストレートに楽しめて、身近に感じられた曲。彼が50歳で死んだということは残念なのだが、長生きして好々爺になったマイケル・ジャクソンなんて誰が考えられだろう。仮にロンドン公演が実現していた場合、成功したら成功したで放っておかれるわけがなく、失敗したら世界中から容赦なく叩かれたであろう・・・と思うと、幻で終わっていてよかったかも。あれだけ大家族で育ったのに、遺言書にあがった名前はママだけ。もっともその遺言書の有効性も確定していないらしいけど。以前彼が言った言葉として、湯川れい子さんが『いくつもの手が マイケル！マイケル！と伸びてきて スパゲティを食べるように、僕を持っていく』というようなことを語っていた。謎に包まれた孤独な死。莫大な遺産と負債。遺体は公開されるというし、最期までNO PRIVACY。時代を作った人としてはふさわしすぎ、出来すぎで、なんと残酷なことかしら・・・
2009.07.02
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