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2004.03.21
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カテゴリ: ダイアリー
Robin Cookの「Fever」読了しました!途中ブランクがあったので、2週間で読了するつもりが1ヶ月足らずかかってしまいました(^^;

おもしろかったっ!

医者であり、優秀な癌研究者のお父さん、Charles。彼の娘が白血病、特に治療困難なタイプの白血病にかかった。原因は川の上流にある工場から垂れ流しにされているベンゼン。お父さんはこの工場を閉鎖させるために奔走する。そして癌研究では、病院のトップから自分の研究である免疫と抗癌剤の研究を今すぐ中止し、ある薬品会社が出資しているというCanceranの研究に取り組むように圧力がかけられる。実はベンゼンを垂れ流しにしている工場はこの薬品会社も絡んでいるという。怒りに燃えるお父さん!

という内容でした。抗癌剤の研究や病院の体制、親子の絆、家族の絆、環境問題、お役所仕事の怠慢さ、などなど、色々と考えさせられる作品でした。

(ココから追記)
が・・・。ちょっとだけ不満に思ったのは、ラストが非現実的過ぎるということかな。そんなに簡単に物事がすべて解決するとは思わんのだよ。あれだけてこずっていた問題が一気に解決するというのは・・・どう考えてもあり得ないと思う。それでも・・・やっぱり面白かった!(*^◇^*)
(追記終わり)

さて、次は何を読もうかな。またRobin Cookを読もうかな。

★今日の単語

*indictment

indictment against Saddam was that he had supplied Zarqawi with medical treatment in Baghdad--including a prosthetic leg...

イラク戦争の前にサダム・フセイン元大統領に対する告発に関する記事があったのだが、それはフセイン元大統領がバグダットでZarqawiに義足などの治療を受けさせていたということだ。

Memo:
Zarqawi(どうカタカナ表記するんでしょうね。ザルカウィ?)はビン・ラディンと並ぶほどのテロ組織の大物といわれる人物。でも彼の家族は「あんなにやさしい子がそんなことをするはずはない」と、息子のテロ攻撃への関与を否定しています。この義足というのも、テロ活動中に足を失ったと言われていますが、目撃者の話ではちゃんと自分の足で立っていたという話も出ていて、謎の多い人物です。

今、アルカイーダだけではなく、小さなテロ組織が多く結成されて、その組織同士、あるいはアルカイーダとのネットワークが形成されているのではないかと言われていて、スペインでの列車爆破テロもその1つの犯行とする見方がされているようです。

ちなみに・・・最初にスペインのテロを起こしたと言われていたETA(バスク祖国と自由)というのは、もともとバスク地方の言語を研究し、その伝統を守るための団体でしかなかったそうです。バスク地方の言葉は、ヨーロッパの他の地域の言語とまったく異なるそうで、言語学をかじった者としては非常に興味があるところですが、それがどうしてテロ組織にまで発展するのかは不思議。大阪弁を研究する団体が大阪独立を求めてテロを起こすなんて考えられないし・・・(^^; まあ、バスク地方に関してはもっと奥深くに根ざしたものがあるのですが、それはまたの機会に。





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最終更新日  2004.03.22 17:09:08
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