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先週の河北新報の記事で、新庄市の唯一の天然温泉である奥羽金沢温泉がポンプの故障で4月から休業しているという。農協が実質的経営主体で、温泉継続のために、修繕経費約1千万円に関して市に支援を求めているというのだ。この記事で気になったのは、山形県は全35市町村に温泉がわく「温泉王国」で、新庄市のこの施設が復帰しないと、王国の看板倒れになるとの記述。ぬるま湯体質の経営とか、河北らしい言葉の引っ掛けが出てくるが、それはともかく、山形県では全市町村で温泉が湧くという事実は、改めて驚いた。なるほど、山形はそのような「王国」なのか。最後の舟形町が92年ボーリングで温泉を掘り当てて達成したという。河北だけが言っているのではない。山形県庁公式サイトで、すべての市町村に温泉が湧き出す「温泉王国」です、と吉村知事が観光のページで冒頭に記している。そして、全市町村に湧くというのは全国唯一のようだ。ちょっと前のサイトだと、県内44市町村すべてに湧くのが全国唯一、というものもあった。
2015.06.29
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郡山と山形を含むホームゲームで立て続けの負けは、痛い。好機に打てないことと、守備のほころびも気になる。故障者だけでオーダーを組めるくらいの(今日の実況であったフレーズ)戦力離脱がある中で、投手陣や若手野手が奮起して何とかつないできた交流戦終盤の勢いが、フッと消えてしまったかのよう。ところで、今朝の新聞では銀次が骨折判明と出ていた。5月22日に左すねを痛めたのだが、3人の医師から合計4回診察を受けたが骨に異常ナシの診断。しかし、痛みが消えないので、26日に福島県内の病院で検査をうけたら、左腓骨不全骨折と診断されたとのことだ。けがをした当日は、試合後に所沢市内の病院で打撲と診断された(河北新報)と報道されている。ライオンズのチームドクターを紹介してもらったのだろうか。芹田コンディショニング部長は、回復段階で骨折が分かる場合もある、と言っているようだが、復帰見込みが8月中旬までずれ込んだというのだから、順調であるはずがない。初期の診断(打撲とされた)や対処の適切性、さらにはリハビリの妥当性もどうなのか。そして、嶋の骨折のときもそうだったが、またまた「福島県内の病院」が登場した...■関連する過去の記事 痛い嶋の骨折(2015年6月18日)
2015.06.28
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遅い梅雨入り影響でイーグルスの試合が中止。バックネット裏席と世界のビール祭りが涙雨で流されて、残念でならないが、腹いせに朝から家のワックスがけ。やっぱり雨の日は乾きが遅く、後悔しながらも12時過ぎまでかけて完了。全然関係ないが、作業中つけていた(なぜか)教育TVでやっていた。900mlのグラスと400mlのグラス。この2つだけを使って、300mlの水を量る。答えは、(1)900グラスに水をいっぱい入れる。これを400グラスに注ぎ出す。2度繰り返すと、900グラスには100mlだけ水が残る。(2)これを400グラスに移し替える。(3)いま一度、900グラスに水をいっぱい入れる(900ml)。(4)900グラスから、400グラス(すでに100ml在中)がいっぱいになるまで水を注ぐ。すると、400グラスには(400ml-100ml=)300mlだけが入るはず。(5)したがって、900グラスには600mlが残る(900ml-300ml=600ml)。解説としては、ゴールから発想するということだった。600とは、900-300である。つまり900グラスから300mlを抜けばいいのだが、そのためには400グラスに100を残した状態にすれば良い。ここに気づくことがポイント。グラスに一定量を残すという通常にない使い方を発想できるかどうかも重要であろう。このゴールから考える発想は大変大事で、数学の証明問題や説得力有る論文書きなどでも応用できる、ということだった。なるほどね。なぜか頭に残ったので、今日のおわりに記します。
2015.06.27
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春陽墨廼江。アルコール16度、精米歩合60%とあります。原料は米(国産)、米麹(国産米)。つまり、特別純米酒になるのでしょうか。家にあったのは、父の日ということのようです。感謝しつつ、いただいているわけですが、洗練された飲み口ながらも、どっしりと幅をもって充実感が広がります。最近何かで読んだのですが、旧北上川そばの酒蔵は津波で大きな被害。しかし、塩竈の阿部勘さんの支援もあって何とかその年に酒を出荷できたとか。苦労を重ねて作って頂き、こちらは味わうだけですが、最近は地酒が体にしみ入るような気がします。(単に加齢で酔いやすくなったのですが。)この間飲んだ「蔵王」も掲げときましょう。あの後、警報も解除され、エコーラインも今週月曜に無事開通!
2015.06.25
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仙台から高速道で山形蔵王インターから山形市内に降りると、山形県庁前の大きな通りを進む。やがて駅前や七日町に行く道は右に分かれ、さらに、国道13号を上山や南陽方面に行くならこの道を左に分かれていくことになる。しかし、これをまっすぐに行ったらどこにたどり着くのか。気になって地図を開いたことがある。すると、山辺町南部の山間部に登っていくようだった。また、文翔館前から霞城公園の北を西に走る県道を、さらに進んでいくと、東北中央道を過ぎて、山辺町北部の町中心部に至るのだ。そんな訳で、仙台からみると山形市の奥の間のような町。実際に、山形市に通勤通学する人も多い。そして、緑のあふれる美しい町でもある。山辺を訪れたときに、大蕨の棚田にも行ってみた。画像がこれで、初秋の光景。ほかに、山辺栄屋支店のもやしラーメン。織物やファッションの町というのは看板どおりで、ニットやカーペットの歴史はすごい。役場の立派な絨毯をみせて頂いたこともあるが、この町の自慢だ。森や湖もあり、またニュータウンも。住みやすい町という印象だ。■関連する過去の記事(山辺町) ものづくり山形の実力(2015年6月19日) 大塚家具と仙台・東北(2015年3月30日) 大蕨の棚田と地方創生(2015年3月7日) 日本の棚田百選 椹平の棚田(2014年9月11日) ため池百選と東北(2012年6月18日)東村山郡(山辺町、中山町)というと、どうしてもあの元県議を思い出すのだが、昔の話なので過去記事に出すのはやめました。今は、山辺町議出身の方が、この郡の選挙区から選出されているようです。
2015.06.21
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先月初めに行ってみた。画像は、貞園橋の上から南の砂押川河口方面を望む。運河の右手が川と運河に囲まれた「三角島」の部分だ。下水道の浄化施設になっている。三角島と勝手に呼んだが、自然の河川作用で堆積して形成された三角州の小島などとは違うので、地理上や土木用語では正確にどう表記すべきだろうか。写真を縦に流れる運河は、正しくは砂押貞山運河と呼ぶらしい。塩釜湾からかつての蒲生舟溜まりまで設けられた「御舟入堀」そのものにあたる。画像ではわからないが、貞園橋(緩衝緑地公園の東西をつなぐ歩道橋だ)は、さらに西に歩くともう一つの川筋をまたいで中央地区(陸上、野球場)に至っている。西側の川筋は、旧砂押川である。砂押川はかつて、市川で七北田川と合流したあと、湊浜に注いでいた。貞園橋の地点から言えば、南から北に流れていたことになる。これを御舟入堀が接続され、さらに、砂押川の新しい河口が南側に開かれて(現在の石油コンビナート地帯)、結果として三角(というよりレ点のような形)の島として取り残された。こんなところだろうか。ところで、私は、緩衝緑地公園、下水道事務所などの位置関係がおおざっぱには知っていても、アクセスは不案内だった。仙台から産業道路を東進して、念仏橋を過ぎると、七ヶ浜に折れる右折レーンがいつも混んでいて、曲がっていくと大代橋を越えて、生協さんや有名なラーメン店があって... だけど、公園や下水道施設にはどこから入るのか。大代橋の南の長い橋(貞園橋)は車走れるのか、などなど、疑問を抱いたままだった。貞園橋に立って、朝の散歩の方々に挨拶しながら災害復旧工事を眺めていると、往古の河川改修に思いを致さずにはいられなかった。■関連する過去の記事 湊浜の昔(2015年3月15日) 七北田川を考える(2007年10月3日)
2015.06.21
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知る人ぞ知る「ものづくり王国」!そんな謳い文句で、今週の「河北ウイークリーせんだい」で企画のページがあった。村山地方で新風を巻き起こす5社をピックアップしたとのことだ。(企画「やまがた広域観光協議会」とある。2か所を見学するとオリジナルグッズがあたるキャンペーンをやっている。)●天童木工(天童市) ・・・強さと美と機能を追求●オリエンタルカーペット(山辺町) ・・・皇居、バチカン宮殿、新歌舞伎座、宮城県庁などで使われている●ツルヤ商店(山形市) ・・・タラン細工●穂積繊維工業(中山町) ・・・麻のラグ●佐藤繊維セレクトショップGEA(寒河江市) ・・・石造りの酒造を改修して内外の名品を提供なるほど、これはすごいですね。ものづくり王国やまがた。
2015.06.19
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13日のホーム中日戦で、打者のファウルボールが脇腹に当たった嶋捕手。仙台市内の病院で打撲と診断されて様子を見ていたが、痛みが引かないとして17日に福島市内の病院で検査したら、左第7肋骨の骨折と判明。17日に登録を抹消した。4から6週間の欠場が必要とのことで、前半戦の出場は無理。これは本当に痛い。銀次、枡田、岡島などの主力を欠いているところに、嶋の負傷。投手陣の踏ん張りで何とかここまで持ってきたが、打線のここ一番の得点力がないと、勝てる試合も勝てない。ベテラン牧田、後藤、稼頭央さん達の意地を見たいし、阿部や三好なども好機をモノにすべく奮起してほしい。聖澤の復活も本当に望まれる。明日の再開戦は辛島が踏ん張るだろう。打線には、機動力と効率的な加点を、ぜひお願いしたい。キャッチャーの陣容も悲鳴状態だ。伊志嶺もけがで登録抹消されているので、小関を正捕手に据えて、16日に昇格させた小山桂、そして下妻(酒田南高卒)を昇格させるという。育成のセゴビアを除いて、使える捕手全員を上げることになる。そして、ということは2軍の捕手はセゴビアだけ。イースタンが利府で一軍がコボスタの日ならば、下妻を併用もできるかも知れないが。何とも非常事態だ。そういえば、岡島や銀次が居れば、登録枠の関係で捕手2人制としても、延長戦など最悪の場合に急造キャッチャーとしてカウントできる可能性があったろう。今だと、バックアップできるのは岩崎くらいか。ところで、嶋の診断。最初の仙台の病院と、昨日の福島市の病院は、それぞれどこだろう。仙台は、労災病院がチームドクター的存在だと聞いたことがあるが。骨折を見逃すなんて、レントゲンとらなかったのだろうか。それとも、何か事情があって、2度目は別の病院にしたのか。とにかく、痛~い嶋の骨折。
2015.06.18
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こんなニュースがあった。サンパウロのカーニバルに外国から初めてに参加していた五所川原立佞武多の山車が、現地で焼けたという。祭りは2月に行われていて、山車は現地で保管されていたようだ。大震災でなくなった方の鎮魂の様子も表現されていたということで、残念である。一方、17日に田舎館村では、ねぷた制作中の小屋の中で、タイヤが焦げるなどのボヤがあったとのことだ。ねぷたや人には被害がなかった。周囲で不審火が続いているとか。青森の祭りが世界規模であることを、改めて実感。
2015.06.18
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昨日、宮城県警の巡査長が酒気帯び運転で逮捕された。何とも残念なニュースで、大いに論じたいこともあるが、NHKのアナウンサーが事故の現場を「国道4号線」と2度も読み上げていたのが、頭に残った。「国道4号」というのが通常であり、また正式でもあろう。他のメディアは国道4号と書いているようだ。私自身も、「4号線」という言い方が奇異に聞こえたのだから、自分の中でも「国道4号」で今は定着しているようだ。しかし、宮城県で「4号線」は決して特殊な呼び方ではなく、むしろ一般に広く受け入れられているような気がする。じつは、私としても、何とも懐かしい響きをおぼえる呼び方だ。子どもの頃は、「4号線」だったし。「国道4号」という機能的な語に対して、「4号線」と聞くと、なぜか、道路を含めた生活感や自他の歴史のようなものがその言葉につれてこられるような気がする。そして、自分の場合は、ちょっとした僻み(ひがみ)根性が沸き上がるのだ。その昔。ある時、家に来た客に国道番号の講釈を受けることになった。祖父の知人で、街道に造詣でも持っていたのか、国道の番号を1番から始めて、どことどこを結んでいる、とか教えてくれるのである。おそらく、教えたがりのこの客人を大人も持て余して、黙って聞いてくれそうな孫を客間に呼び入れた。こちらは何の得にもならない苦行の時間で、そのうち、どうして僕だけいじめるのか、と言ったらしい。それが契機ではないのだが、国道の番号にはやがて興味をもった。なぜ東北の縦貫幹線は我が国の4番目で、3号の九州より後なのか。また、7号より6号が先なのは常磐の優越性か。13号が日本海側の7号より後なのは、県庁所在地の山形市が酒田や鶴岡より軽んじられたのか。45号と横断線の46から49は何となく適当に割り当てた感じ... そんなようなことだった。中でも4号については、子供ながら複雑な感覚を持っていた。東京から遠い中国や九州がなぜ東北より先の扱いになるのかと気にする一方で、田舎扱いされているはずの岩手県に堂々と第4番目があることに実はホッとしていたり。まあ、どうでも良いことではあるが、子供の頃は明治以後の地域産業経済の歴史などを考えず、今の地図の感覚と数字のもつイメージだけだったろう。大人になってからは、たとえば日本海側で国道7号を快調に走りながら、こちらの子供たちは海と言えば日本海、国道といえば7号、なのだろうな、と当然のことをあれこれとその土地の人になったつもりで考える。旅人にとっては、新鮮な感覚だ。一昨年、青森県の地図通りに海岸線を一周したが、津軽半島から青森市に入り平内や野辺地あたりを走ったときは、同じ国道4号で沿線の子供は、あのような複雑な気持ちでいるのだろうか、などとヒマなことを考えた。そんなはずもないのだが。だいいち、都会対田舎の単純な二元図式で我々は後者、という硬直的思考に今はないだろう。というより、昔だってそんな図式に固まっていたのは僻み根性の自分くらいだったのかもしれない。悪いことなのだが、こういう二元図式思考の人は、自分より下を見下し、上にはひれ伏すような場合がある。これとちょっと近い話に、鉄道のない町、国道のない町、などの話題があるだろう。高校生の頃、県北部から来た学生が自分の町には信号もない(なかった、が正しいかもしれない)という。小学校に交通安全指導用の信号があるくらいだよ、と。二元図式思考の私は、ついつい比較して自分の地は堂々国道4号だと安心するというパターンに陥ろうとしていたはずだ。しかし、この学生は田舎も都会もまったく気にすることなく、淡々と、信号が有った方が良いナ、などと話す。要するに、等身大でありのままに地域を語り、世界を受け入れているのだ。こんなことも、自分の成長の一過程だったように思う。私にとっては「4号線」は、観念的には複雑な思いを抱く存在であるとともに、日頃目に見えるという日常存在の感覚レベルで言えば、県外ナンバーのトラックや他県の会社名のバスなどが走り、生きた地理教材でもあったし、青森と東京という異次元に続く畏れ多い動脈でもあった。路傍で行き交う車を眺めているのは、飽きないものだった。「国道4号」という言い方は、機能的で無機質だ。何か地図の上から見下ろした感じか。これに対して、「4号線」ならば、沿線に生きる人の目で見た呼び方だ。それぞれの人にとって、道とそこに生きる生活の面などの個性を浮かび上がらせる。そして、私のような僻み根性のルサンチマンとまでは行かずとも、単なる順に付番された自然数という以上にこの数字に一定の意味や感慨をおぼえている人も、多くはないにしても居られるのではないだろうか。「4号線」という言葉に東北の人々はどんな思いを抱くのだろうか。
2015.06.15
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今週のこと。あの仙石東北ラインの新型ハイブリッド車両に、乗りました。仙台と石巻を、震災前より、より近く、より早く。JRの方々や地域の方々の熱意をひしひしと感じます。ありがとう。がんばろう東北。進め、走れ、わが仙石線。画像は、社内のハイブリッドエナジーの表示。駅を出るときはエンジン全開。次の駅の手前で減速するときなどは、バッテリーに電気を戻す。見ていると結構面白い。
2015.06.11
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仙台駅で山形の物産フェアをやっていて、ミルクケーキを買って帰った。さくらんぼ(佐藤錦)味を。味が様々にあるのは最近かも知れないが、白いミルクケーキは、昔からあるお菓子だ。だが、山形県の産物だったとは気がつかなかった。よく見ると、日本製乳という会社の糠野目工場(高畠町)と袋に書いてあった。オランダせんべい、でんろく豆、など山形発の定番菓子は、強い。
2015.06.08
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こんなこともあるのか。若い巡査長が捜査で訪れた郡山市内の店舗のトイレで、棚に置き忘れた。約1時間後に店から警察署に連絡があって、無事回収。5日夜のこと。実弾5発も無事とのことで、まずは良かったが、当の巡査長はいつ気がついたのだろうか。思い切り肝を冷やしただろう。考え事をしていたのか、それとも捜査にあたって極度の緊張状態だったのか。誰にもウッカリはあるが、職務遂行上、許されないミスがある。故意に拳銃を用途外に活用しようとしたのではないだろう。大震災の直前に、気仙沼で署長の命による拳銃取り出し事件があった。署長が自殺という悲しい展開だった。あれは衝撃だったが、たしかにそれに比べれば情状は悪くないとも言える。しかし拳銃を警察管理の外に放出した点で、結果の危険性は極めて大きい。若い巡査長は、大きい代償をぜひ糧にして、今後一層りっぱな警察マンになってほしい。そして、これまで適切に銃器管理をしている多数の警察官や組織にとっても、体制をより盤石にする一石にしていただきたい。■関連する過去の記事 気仙沼署拳銃取り出し事件を考える(2011年2月11日) 青森県の紙拳銃を考える(2014年5月15日)
2015.06.07
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4日の衆議院憲法審査会で、新しい安全保障法制に関して、3人の憲法学者が参考人として意見を述べた。長谷部恭男氏は自民、公明の推薦)、小林節氏(民主)、笹田栄司氏(維新)。いずれも新法制は現憲法9条に反しているとの陳述だった。政府与党の出鼻をくじいた形となり、また、有る意味で久々に「憲法学者」の存在感が発揮されたという印象を受けた。有る意味、というのは、かつての安保闘争などの社会運動を背景にして、憲法といえば9条。護憲といえば9条神聖視。そして憲法学者といえば砦を守る人たち、というイメージが長くあったのではないだろうか。慶應の小林氏については、もう20年も前になろうか著書『憲法守って国滅ぶ』の印象か、改憲論者と思っていた。それまで、空理空論で現実の国家間関係や生活者の感覚とは遊離しているものと一般に思われていたはずの憲法学界で、新たな旗手登場との印象を私は持っていた。なので、民主党側の推薦ということに少し驚いたが、考えてみれば改憲論者であっても(だからこそというべきか)、現在の憲法規定を踏み越えていることについては明確に論破するのだろう。国家の根本法たる憲法の範囲をどう確定するかについて、古今東西の知恵をもって正しい解釈を論じるのが憲法学者であるならば、その指し示す解釈の域を超える以上は、憲法を改正する必要があるのだ。やや飛躍していうならば、今回の法改正が国家の今後のために必要なのであればまず9条改正を国民に問うのが先だ、というのが我が国の constitution(国家法規体系とでもいおうか)の導く帰結だ。すなわち健全な論議であり、憲法学者の本領発揮である。かつてのイデオロギー性を帯びた憲法学者の存在(注)から、新たに、法規範たる憲法の代弁者として、憲法学者の存在がクローズアップされている、と言えるのでないか。(注:憲法学者がみな特定の政治的主張を持っていたと私が思っているのではない。安保論議や国際平和貢献に対して抑制的に論じる憲法学界は、マスコミの報道ぶりもあって政党間の構図の中で硬直的平和主義と捉えられてきたというのが実態でないか。その根本には我が9条の世界史的特異性があるのだ。)
2015.06.06
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朝の仙台駅ペデストリアンデッキで気づいた。タイルにこんなマークが!JRのマークと仙台市の市章だ。これまで気にも留めなかったのだが、最近できたのだろうか。そういえば、マークのあるタイルは周囲に比べて新しいようにも感じられる。この意味なのだが、たぶん仙台市管理分とJR管理区域の境目を示したのではないだろうか。西口のこのペデストリアンデッキは、道路法上の道路工作物だと聞いたことがある。青葉通りや南町通りは仙台市道だろうが、バスプール(この語は仙台方言らしい)やタクシー乗り場も、仙台市道の扱いなのだろうか。そうだとして、仙台駅1階に平面接続するところで、たぶんアスファルトとタイルの境目が、市道とJR管理区域との境界になるのではないか。そして、それをそのまま2階に鉛直に投影した境目が、デッキの管理区分の境目にもなっており(おそらくは建設時にもこの区分で費用を分担しただろう)、それに応じてこのマークを付した。これは全く当ジャーナルの推定です。わが仙台の誇る長寿番組OH!バンデスが夕方やっている例のコーナーは、この境目の両方に跨るだろうから、仙台市(道路管理者)と仙台駅と両方に許可を取っているのだろうか。などとどうでも良いことを疑問に思ったりする。■シリーズ 仙台百景(こんな企画で100まで続くでしょうか) send i(シリーズ仙台百景 37)(2015年4月18日) 飲酒運転に、喝!(シリーズ仙台百景 36)(2011年9月24日) みんなのよい食プロジェクト(シリーズ仙台百景 35)(2011年5月14日) 彩雲?でしょうか(シリーズ仙台百景 34)(2011年5月3日) 耀け!!ベガルタ仙台(シリーズ仙台百景 33)(2010年12月26日) 太白トンネル(シリーズ仙台百景 32)(2010年11月23日) 富士宮やきそば(シリーズ仙台百景 31)(2010年10月17日) フェンスのメッセージ(シリーズ仙台百景 30)(2010年2月28日) 宮城刑務所(シリーズ仙台百景 29)(08年10月12日) 松森焔硝蔵跡(シリーズ仙台百景 28)(08年8月31日) 十一面観音堂(シリーズ仙台百景 27)(07年10月23日) 陸奥国分寺薬師堂(シリーズ仙台百景 26)(07年10月17日) 県民の森 鶴ケ丘口(シリーズ仙台百景 25)(07年8月26日) 一時停止だ!三時はお茶だ!(シリーズ仙台百景 24)(07年8月20日) 風の環(シリーズ仙台百景 23)(07年7月7日) 冷やし中華の龍亭(シリーズ仙台百景 22)(07年6月29日) 県民の森(シリーズ仙台百景 21)(07年4月8日) 数字の練習ボード?(シリーズ仙台百景 20)(07年3月25日) 半田屋一番町に進出!(シリーズ仙台百景 19)(07年3月1日) 仙台百景画像散歩(その18 撮影成功!霊気のトンネル)(07年2月6日) 仙台百景画像散歩(その17 変な漢字の看板)(07年1月28日) 仙台百景画像散歩(その16 駅前東宝ビル)(07年1月13日) 仙台百景画像散歩(その15 空から見た仙台)(06年12月29日) 仙台百景画像散歩(その14 光のページェント)(06年12月13日) 仙台百景画像散歩(その13 東京スター銀行)(06年11月30日) 仙台百景画像散歩(その12 建設ラッシュ再来?)(06年11月10日) 仙台百景画像散歩(その11 E721系電車)(06年7月25日) 仙台百景画像散歩(その10 ワンコイン端末)(06年7月7日) 仙台百景画像散歩(その9 ヤギさんの看板)(06年6月19日) 仙台百景画像散歩(その8 キック治療?)(06年6月18日) 仙台百景画像散歩(その7 ホテルモントレ)(06年6月4日) 仙台百景画像散歩(その6 佐々重ビル)(06年5月24日) 仙台百景画像散歩(その5 車止めポール)(06年4月29日) 仙台百景画像散歩(その4 オロナミンC)(06年4月4日) 仙台百景画像散歩(その3 東仙台案内踏切)(06年3月22日) 仙台百景画像散歩(その2 はんだや)(06年3月18日) 仙台ミステリー?風景(06年3月4日)
2015.06.02
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