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9日の日曜日のことですが・・・
警察署での事情聴取が終わった後
長男のいる施設も近いということで面会に行ってきました
会うのは去年の6月11日以来・・・
本当に久しぶりの再会でした
施設に着くとユウキはグランドで野球の真っ最中
あたしが手を振ってもポカンとしていました
実は担任の先生からあたしが来ることを聞いていなかった様子
でも、すぐに駈け寄ってきてくれて照れ笑いをしていました
最大の関門だった先生ですが
実は以前に入所していた時に何度か話をした事のある先生だったので
あたしも先生に対して身構えることなく話をすることができました
施設の建物内に入ると緊張してしまうのでグランドで立ったまま話をしました
ユウキが家出をしてからこれまで考えたことなんかも話しました
先生は
【そういうことを他人に話しができるようになったということは
お母さんの状態がかなりいいと言うことですよね】
と、仰っていましたが
【あたしは自分が鬱だということや 今の状態まで回復するまでの道のりは
あたしにとってはプロフィールにしか過ぎないんです
辛く苦しい想を経て今のあたしがあるんだし・・・
それにとういうことを話さないと
あたしの考えの変化の理由を説明できないんですよ
嘘をつけば辻褄が合わなくなるし・・・
それを考えたら本当のことを話したほうが相手は理解しやすいと思うんです
ただ、あまりおおっぴらに言えるものでもないんですよね
“鬱だ”なんて告白された側は対応に困るのが普通の反応だと思うんです
あたしも相手が“鬱だ”って告白するんなら経験があるから
辛さや苦しみを分かることはできるけど
相手が“癌だ”って告白してきたら、 なんて言っていいか分からないですもん
鬱を経験していない人からすれば
鬱も癌と同じようになんて言っていいか分からないんだと思いますよ】
と、言うと
【そういう風に他人を思いやれるなんて素晴らしいですね】
と、仰っていました
実はこういう風に思うようになったのは彼の妹さんに会った時に
【海さんにどう接したらいいのか分からない】
と言っていたらしいから・・・
それは単純にあたしの微妙な立場というのもあっただろうけど
それと同時にあたしが鬱病患者でもあったからだと思うんです
だとしたら、むやみやたらとカミングアウトすると 相手を混乱させてしまう・・・
だから話さなきゃいけない人には話すし、 話す必要のない人には話さない
やっと自分の中でそういう微妙なラインが見えてきた・・・
他人との境界線が見えてきたとでも言うんでしょうかね
話しは戻って・・・
ユウキとは特に突っ込んだ話はしなかったけど
あたしはとにかく会えたことが嬉しくてたまりませんでした
事前に買っていた靴や洋服やおかしや文房具を喜んでくれるユウキを見ていて
本当に幸せでした
それからみんなで写真を撮ったりしてあっという間に1時間・・・
別の警察署にも行かないといけなかったので帰ることにしたのですが
帰り間際、握手してくるユウキにあたしはなんだか切なくなってしまって
腕を伸ばしてユウキを抱き締めていました
ユウキはあたしのその行動にビックリしたようで
腕をどうしていいのか分からない様子・・・
あたしが
【ママだっこは?】
と、言うと
しっかりと力強く抱き返してきてくれました
あたしはあんな風にユウキを抱き締めたことが
タクミやマサキに比べて極端に少なかったように思います
そして、いつもいつもそうやってユウキを抱き締めたかった・・・
でも、気恥ずかしさが邪魔して手を握ることさえできずにいた・・・
去年の6月以来、会いに来れずにいたことへの謝罪の気持ちもあったけど
あの瞬間は
【会えずにいた期間のユウキの寂しさ】
も、一緒に抱き締めたかったんだと思います・・・
小さい頃の自分とその想いを抱き締めるように・・・
それを見ていた彼は、車に乗り込んだ後言っていました
【感動した】
彼は間近であたしとユウキをずっと見てきたから
余計にそういう風に思うんだと思います
(かなり壮絶でしたから・・・滝汗)
実際はあたしの方が泣きそうだったんですが
照れを隠すために
【ナイスな演出やろ?】
・・・・ ・・
・・・・・・・
・・・ここで素直になれば可愛いんだろうけど
無理です_| ̄|○
ユウキとの面会のことはCWにも翌日、報告したのですが
【鳥肌が立った!】
と、感動していました(笑)
児童相談所の担当者も
【良かったです
やっとスタートがきれましたね】
と、喜んでくれました
あの日の面会で
あたしはとても大きな1歩を踏み出せたような気がします
担任の先生と話ができたことも
ユウキに会えて純粋に喜べたことも
ユウキを抱き締められたことも
あたしにとってはそれまで止まっていた時計が
やっと動き出したような・・・