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2019.12.30
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​濱口竜介「ハッピーアワー」元町映画館​


​ そろそろ2019年も終わりますね。今年は長い映画をよく見ましたが、これが見納めでしょうか。元町映画館では2015年完成時の先行上映以来、年末にはこの映画の上映会をやると決めているようで、今年で5年目だそうです。モチロン、ぼくは初めて。同じ監督の 「寝ても覚めても」 を見て、妙に引っ掛かって以来、心待ちにしていた映画でした。
 午後1時30分から始まって、7時30分まで、5時間17分ですね。1時過ぎに映画館について、入場予約番号が18番でした。想像したほどの混み方ではなくてホッとして、いつもの座席に座って、一つ目のおにぎりを頬ばりました。​

 トンネルが正面に見えて、やがて視野が開けてきて、4人の女性がケーブルカーの座席に座っています。六甲山ですね。山上のテラスはあいにくの雨で、街並みも海も見えません。
 ここから「重心探し」のワークショップでの鵜飼君くんとの出会い、「純」夫婦の離婚裁判、有馬温泉旅行、「純」の失踪、小説家の朗読会、中学生の妊娠、次々と小さなエピソードが、ケーブル・カーの席にならんで座っていた4人の人間関係や生活を重ね合わせながら展開します。
 映画は長いですが眠くなるわけではありません。4人、それぞれのポートレートが描かれていくわけですが、それぞれの家庭や職場を描くシーンも、飽きずに見る事が出来ます。役者の熱演(?)、いや真剣な演技も悪くありません。4人は、それぞれの明日を生きようとして映画は終わります。


 5時間17分、見終わって少し寂しいものを感じました。若い監督が作った、力みまくってはいるけれど、素直な力作、そういえばいいのでしょうね。中々印象的な映像も随所にありましたし。なんといっても、舞台は神戸。風景から、彼らがどのあたりにいるかなんてことも興味津々で、なかなか面白い。
 でもね、頭で考えた映画という印象がぬぐえないんです。見ながらずっとそう感じていました。登場する4人の女性の在り方、その相手の男性たちの姿、それぞれを丹念に追って5時間というフィルムに仕上げた力技は悪くないと思います。しかし、現代の三十代のカップルたちは、本当にこういう葛藤を生きているんでしょうか。
 妊娠騒ぎの対応も、父親の発言は意味不明ですし、なんぼなんでもアホすぎますね。女子中学生の家族の反応も理解できませんね。朗読会で延々と読まれた小説も、小説としてはさっぱりでしたね。
​何だか、凄いことをやりたがっている作り手の「上から目線」のようなものが、映画を支配しているのではないでしょうか。残念ながら 「寝ても覚めても」 で感じた引っ掛かりは持ち越しのようです。​

監督 濱口竜介

 脚本 濱口竜介  野原位  高橋知由

 製作 高田聡  岡本英之  野原位

 製作総指揮 原田将  徳山勝巳
 音楽 阿部海太郎

 撮影 北川喜雄

 キャスト

  田中幸恵(あかり 看護師)

  菊池葉月(桜子 専業主婦 中 3 の息子)

  三原麻衣子(芙美 学芸員 )

  川村りら(純 離婚訴訟中)

  申芳夫 (桜子の夫 良彦)

  三浦博之 (芙美の夫 拓也)

  謝花喜天 (純の夫  公平)

  柴田修兵 (鵜飼)

  2015 317

  2019・12・28 元町映画館no32

​追記2019・12・29​

​​ 映画「寝ても覚めても」 小説「寝ても覚めても」 それぞれクリックしてみてください。​​

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最終更新日  2023.07.30 22:32:06
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