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2021.11.12
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​​ ​​​週刊 マンガ便 魚豊「チ。 第2集」(スピリッツCOMICS)

​​ 何となくほったらかしにしていた 魚豊くん 「チ。」 第2巻 です。 9月 マンガ便 に第1巻と一緒に入っていたのですが、ようやく読み終えました。​​
 現代マンガという感じですね。 第1巻 でもいいましたが、ヨーロッパの中世世界を舞台にした、まあ、歴史マンガです。
 中世の キリスト教 、マンガでは C教 ということになっていて、その C教 がよって立つ世界の摂理を揺るがす考え方は 「異端」 ということで、まあ、かなりグロテスクな絵柄で処刑されるわけです。グロテスクに描くということが、このマンガ家の欲求として、どこかにあるんじゃないかと思わせる、小学生6年生のマンガ大好き少女の 小雪姫 が投げ出した雰囲気が漫画には漂っている、そういう特徴がある作品だと思います。
 もう一つの特徴は例えばこんなセリフです。
「いつみても 空の世界は綺麗 だ。・・・・なのに。我々の世界は、なんで汚れているのですか?」
「それは、 地球が宇宙の中心 だからだよ。」
「中心というのはね一番底辺ということだよ。重いものは下に落ちる、地球上のどこであろうと常に下に向かって落ちる。 なぜなら 地球が宇宙の一番底にある からだ。神様がそうお創りになられた。」
「な、何故ですか?」
「地球は位が低く穢れていて、そこに住む人類は無力で罪深いと思い知らせる為だよ。君の見上げる 夜空がいつも綺麗 なのは、この 穢れた大地(セカイ) から見上げているからだよ。」 ​​
 ​ 第2巻 の開巻すぐに描かれている、やがて主人公になっていく 代闘士オクジー君 C教 の聖職者の説教を聞くシーンでの会話の一部です。なかなか含蓄があると思うのですが、いかがでしょう。​
​​ やがて、マンガは、 「神」 が作った 「宇宙の摂理」 、地動説に対して、 「観察」 がもたらした 「自然の摂理」、 天動説が記された「異端の書」を巡るドタバタの中心人物として、命じられて人を殺すことが仕事の 代闘士 、最も最下層の世界の人間である オクジー君 が育っていく展開なのですが、 オクジー君 「回心」 がどんな契機で起こるのかというのが、まあ、ストーリーの肝だと思います。​​
 ちょっと、ネタをばらせば、 C教 の摂理に従って 「天国」 、すなわち 「死を望む」 人間にたいして、 「死を恐れる人間」 のなかに 「自然の摂理」、「真理」 へ向かう可能性を信じる力、すなわち 「希望」 を描こうとしているのかなという感じです。
 そのあたりの 「物語」 の作られ方が、絵柄とは対照的に初々しい感じがするのですが、なんといっても、絵柄とのアンバランスが、妙に 「現代的」 な印象なのです。

自然の摂理 、天動説の正当化を説明する話題で出てくるのが 「惑星」 第2巻 の場合は 火星 ですが、その軌道の遡行現象の話とかが出てきますが、今の若い人たちにはウケるのでしょうか。なんだか素朴な感じがしてしまうのですが。そのあたりも、ぼくの年のせいかもしれませんね。

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最終更新日  2021.11.12 01:20:04コメント(0) | コメントを書く


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