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2023.10.07
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​​ マイケル・モリス「トゥ・レスリー」パルシネマ
「アフターサン」 との2本立ての、もう1本は マイケル・モリス という監督の 「トゥ・レスリー」 という作品でした。​​​
​​​​ ロトという宝くじが、日本にもありますが、子持ちのシングル・マザーだった レスリー(アンドレア・ライズボロー) という女性が 大当たり をひいたというのが、映画の前提で、くじで手に入れた 19万ドル という あぶく銭 のせいで、酒浸りの生活で、無一文、とうとう、住んでいたアパートから追い出されるシーンから映画は始まりました。​​​​
 すべてを失ったらしい レスリー が頼るのは、 息子のジェームズ ですが、彼は レスリー が生活を失っていく過程で捨てられた 息子 です。 ジェームス自身 は、まだ 10代 のようですが、建築現場の作業員として自活しています。 ジェームス は、まあ、 息子 ですから、行き場を失って転がり込んできた 母親レスリー を受け入れようとしますが、 息子 と暮らし始めても、 息子 にも禁じられた が、やはり、やめられない 母親 を、結局、追い出さざるを得ないのが、見ているこっちにもよくわかる展開で追い出します。
 で、 レスリー は住んでいた町にUターンするのですが、このままではうまくいかないでしょうね。見ているこっちも疲れるのですが、 レスリー 役の アンドレア・ライズボロー の演技は、まあ、チラシの写真にも写っていますが一見の価値があります。 自暴自棄 とか、 下品 とか、 だらしがない とか、その境遇に陥って、酒にすがるほか生きていくすべを思いつかない 人間 、それも 女性 姿態 醜態 を、これでもかといわんばかりに演じています。見ていて、正直、うんざりします(笑)
 ​​​ウンザリしながらですが、彼女が身を持ち崩すことになった 19万ドル という金額が、日本円に換算すると、 2000万円くらい だと気づいて、 唖然 としました。​​​​​​​​ ​​
​​ なんという貧しさでしょう! ​​
​​  もちろん、 ボク自身 にとって、 2000万円 という金額は大金です。そんな金はどこにもありません。あれば、うれしいに決まっています。しかし、何とか生き延びていく 生活の未来 を見失う額だとはとても思えません。にもかかわらず、 現代アメリカ を生きている 一人の女性 が何とか生き延びていく道を見失っている姿が、かなりなリアリティーで、目の前に描かれているのです。これを、 貧しさ といわずに、何といえばいいのでしょう。他人ごとではありません。おそらく、 現代日本 だって、この貧しさを共有しているに違いありません。​​​​​
映画 は、 スウィーニーとロイヤル という二人の人間との出会いによって、 レスリー自身 ​自己肯定の意思​ 、すなわち、 酒をやめる意思 が芽生えてくることで、ホッとする結末を迎えます。見ている誰かを励ますに違いない ヒューマン・ドラマ の結末というわけです。
 しかし、ボクは納得がいきませんでした。 レスリー が酒におぼれたのは彼女の 個人的な問題 でしょうか。 レスリー が生きている、イヤ、 ボク もそこで生きている、 現代社会に充満している「貧しさ」 について、この映画はどうして問いかけないのでしょう。
レスリー の回復の過程でクローズアップされるのは 「自己決定」 の意思の芽生えだったといっていいと思いますが、その、心温まるシーンでの、 アンドレア・ライズボロー が初めて見せる 美しい表情 を見ながら、 「自己責任」 という嘘くさい流行言葉が浮かんできてしまったのですが、どうしたらいいのでしょうね(笑)。
​​​​ ぶつくさ文句を言っていますが、何度もいうように アンドレア・ライズボロー という女優さんは、なかなかでした。 拍手! ですね。しかし、 マイケル・モリス という監督さんには ??? でした。やはり、チョット、突っ込み不足で、納得がいきませんね(笑)。​​​​
監督 マイケル・モリス
脚本 ライアン・ビナコ
撮影 ラーキン・サイプル
美術 エマ・ローズ・ミード
衣装 ナンシー・セオ
編集 クリス・マケイレブ
音楽 リンダ・ペリー
音楽監修 バック・デイモン
キャスト
アンドレア・ライズボロー(レスリー 母)
オーウェン・ティーグ(ジェームズ 息子)
スティーブン・ルート(ダッチ)
アリソン・ジャネイ(ナンシー)
マーク・マロン(スウィーニー)
アンドレ・ロヨ(ロイヤル)
2022年・119分・G・アメリカ
原題「To Leslie」
2023・10・03・no122・パルシネマno67
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最終更新日  2023.10.07 01:35:59
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