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2024.01.23
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​​ ベキル・ビュルビュル「葬送のカーネーション」シネリーブル神戸 ​​​​​​  今日は 1月21日 日曜日 です。その上、 神戸 では再開した ルミナリエ の最中です。電飾会場は シネリーブル のすぐ南の通りです。人混みに出るのが億劫で、昨日から躊躇しつづけて、部屋でゴソゴソしていたのですが、​​​​​​
​​「家の中でパソコンばっかりいじってないで、どこかに行きなさい!」 ​​
​​ ​という、 同居人 の一喝で出かけてきて正解でした(笑)。​
​​​ 見たのは ベキル・ビュルビュル という トルコの監督 「葬送のカーネーション」 という作品でした。老人と少女が棺桶を引きずって旅をする映画でした。​​​  見終えて、しばらく動けませんでした。
​ とにかく、
​​「これはスゴイ!」 ​​​
​  と震えるような思いで座っていることは確かなのですが、いったい、なにに揺さぶられているのかわからないのです。​
​​​​​​  映画館 の近所でやっていた ルミナリエ の美しい電飾にも気もそぞろで、 元町駅 から電車に乗って、その電車の中で、身寄りのない 孫娘 を、なんだか不機嫌に、あそこまで連れて来たんです。あんな荷物を引きずって。で、 あの老人 は、
​​ なんで、あそこまで連れてきた孫娘を置き去りにして金網を越えてしまったのか? ​​
​  という問いが降りかかってきました。​​​​​​
​​​  垂水駅 で電車をおりて、 原付 に乗って、寒い街中に出て、一人で走り出して 、​
​突如、涙が止まらなくなりました。 ​​
​​​  ​​​​​​​​​​​そうなんです。あの 金網 というか、 鉄条網 の向うに、 あの子 を連れて行くわけにはいかないんですよね。なにがわかったというわけではないのです。 金網 にしがみついて
​「オジーちゃん!」 ​​
​  って、後ろで 孫娘 が叫んでいるんです。それはわかるんです。
​でも、もう、そこからは一人で行くしかないんだよな。 ​​
​  で、ボクのなかでは、ただ、あの 後姿 が浮かんできて、昂っていた気持ちが崩れていくような不思議な感じなのです。なんで、原付に乗りながら涙が止まらないのか・・・・。
 ヘルメットがフルフェイスですから、拭うこともできないのに、次から次から湧いてくるんです。
「そうだよな、そうするしかないよな。」
​  まあ、ことばにすれば、そういうことです。すごい映画でした。 ​拍手!​

監督・脚本 ベキル・ビュルビュル
脚本 ビュシュラ・ビュルビュル
撮影 バルシュ・アイゲン
美術 オスマン・チャンクルル
編集 エレン・サブリ・オズテュルク ベキル・ビュルビュル
シャム・ゼイダン(ハリメ 孫)
デミル・パルスジャン(ムサ 老人)
バハドゥル・エフェ
タシン・ラーレ
イート・エゲ・ヤザール
セルチュク・シムシェック
フラート・カイマック
エミネ・チフチ
セルカン・ビルギ
2022年・103分・G・トルコ・ベルギー合作
原題「Cloves & Carnations」
2024・01・21・no006・シネリーブル神戸no216​

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最終更新日  2024.01.31 22:17:52
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