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東北道も一般車の乗り入れ可能になって、ガソリンも入手可能となって、気仙沼出身の同僚は明日気仙沼入りすることになった。震災直後は家族の安否も分からず一人泣いていた。やっと安否が分かり、津波被害のことをポチポチ話すようになった。ご自宅はちょっと高台に建っていたせいで目の前の家は津波で流されたが、たった1mの違いで家が津波の被害を受けないで済んだそうだ。ご実家は米農家なので、お母さまは震災当日から炊き出しでおにぎりを作り、避難所までバイクを飛ばし届け続けて忙しくしているとのこと。娘さんが携帯電話でお話をしようとしても「私は元気だから大丈夫」との一言であったそうだ。お母さまはすでに復旧支援に立ち向かわれているようだ。家を失ったお姉さまは、必要なものが手に入らず困っていることが一杯だそうだ。歯ブラシとかバンダナとか下着とか。車に一杯必要物品を載せて、自家用車で実家に向かわれる。どうか無事に行ってこられますように。被災された皆様が元気で過ごせますように。遠くからはただ祈るしかないのだけど。
2011年03月31日
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私は3年前から、甲状腺機能低下症のために、甲状腺ホルモン剤のチラージンSを服用している。この薬の製造会社は福島県いわき市。今回の大震災で工場が被災したため製造中止となり、供給ができなくなってしまったという。在庫は約1カ月分だそうで、それ以降は必要な人に処方できなくなってしまうと。医療関係団体が、緊急輸入の要請をしたとの報道があった。チラージンS だけではなく、経管栄養剤も不足し始めているそう。栄養剤がなくなったら、ご飯をミキサーにかけて栄養を流すなんて事態になりかねない。そうなったら介護も看護も経管栄養にエネルギーを注がなくてはならないかも。その上、必要な栄養がとれずに床ずれが出てしまう方が増えてしまったり、肺炎になったりしないでほしい。これから次々と否被災地での震災の被害も明らかになってくるだろう。
2011年03月30日
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震災後はずっとTVを見ていた。先週の金曜日、歯科受診したら待合室に新聞が置いてあった。久しぶりに新聞を読んだ。とっても分かりやすく書いてあって震災以後の出来事を整理できた。やっぱりTVだけでは、断片的な情報の集積になりやすい。一紙だけでは判断しかねるので、数紙は見出しだけでも読んだり、たまには図書館でじっくり何紙かを読まないと一方的な情報に惑わされちゃいそうで怖い。鬱になってから、新聞はラーメン屋でしか読んでいなかったので、TVに頼っていた自分には物事がはっきりと見えていなかったんじゃないかと思う。断片的な知識でオタオタして居た。完全に浦島花子状態。世の中が少しでも分かるようになりたいな。 今日、メンタルクリニックを受診して、最近2週間は土日寝込んでいると話したら、「仕事は休まずに行けているのですね」と念押しされた。確かに仕事はまあまあ普通にできている。見方を変えればそういうことになる。土日疲れ切って寝込んでいることを話したら、「TVは控えてしっかり眠りなさい」って。「深夜までTVを見ていてもあんまり世の中は変わっていないはずだから大丈夫」ですって。そして「若い時は全力で努力をすれば何とかなるって信じていましたが、この年になって努力をしてもどうにもならないことが沢山あるってことを知りました」、というようなことを話したら、「それは若い時のことでしょう。年をとったら毎日楽しく健康であることを考えるよね」ですって。確かにそうだ、明日が無事かを考えるようになっている。『楽しく健康』なんていかにもシニアになったら考えそうなこと。そう考えるほうが現実的かもしれないし、健康であることを念頭に置いていて過ごしてきたから、悔しいけどうなずける。最近は眠られるようになって、ぼちぼち仕事もできるようになったけど、それだけでは何となく素直に喜べない。もう少し元気になったら、もっと見えてえ来るかもしれない。これって元気になってきた証拠かな。
2011年03月29日
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3.11からもう2週間以上たった。3月14日から私たちのステーションでも、訪問時に義援金カンパをお願いした。在宅の患者さまもみんなこの未曽有の深刻な事態に動揺し、何かしたいと思っていらした。ある方は、さっそくお財布から一万円を寄付していただいた。夏の酷暑の中でも冷房をつけずに節電、節約しているお家なのに、「こんなときのためですから」と。今日、胃がんの末期の方を訪問し、ケアが終わった後、奥様が封筒を出された。この間の東日本大震災のカンパです、って。午後に訪問したお宅でもカンパしたいってお話が。在宅で療養している方に、義援金カンパのお話をして良いのか、職場でも話し合った。同僚が気仙沼の出身であることもあり、他人ごとではなく、とりあえずお話だけでもしてみようということになった。苦しんでおられる方々なのに、それでもカンパしてくださったことにただただ感謝の言葉しかない。気仙沼漁港でも再建の話し合いが今日始まったという。確かに暗いニュースが続いているけれど、暗いニュースで打ちひしがれていても仕方がない。元気に笑顔で働いて、ずっとずっと被災された方々や地域を応援していきたい。
2011年03月28日
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昨日は起きられずに、一日寝て過ごす。今朝もやはり起きられずに、夕方まで寝てしまう。やっと起き上ったところ。笑点、でやっと笑わせてもらいました。鬱には笑いが必要ですね。笑うことで気持ちも少しも明るくなれたようです。私の気持ちが滅入っていても、明るくっても、この深刻な事態は変えようがないのだとは知っていても暗いニュースに気持ちが滅入ってしまいます。電気をつけずに暗くしているのも一因かもしれませんね。でも、節電は続けないといけませんしね。明日はきっと元気になっているはずです、いつものことですけど。
2011年03月27日
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昨日はお薬を飲んでも寝付けず、多分寝たのは2時過ぎ。今日は姉とお出かけの約束があったが、起きられずキャンセル。大震災からもう15日。3.11で生活が一変した。毎日震災のニュースを見て、見ずにはいられない。深夜までニュースを見て寝つく。余震もあり何となく落ち着かない。被災地の苦悩を思えば、どうということはないのだけれど。ちょっと疲れたかな。いつものことだけど、明日も休めばまた元気に。
2011年03月26日
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三月になって寒い日が続くが、それでも日射しが温かく、風がない午後にはちょっと散歩もできる。昨日の午後一番は92歳で一人暮らしをしているTさん宅へ。お庭の南高梅はもう散り始めていて、大根は葉っぱが伸びていた。この冬になってから、歯が痛み始めそれ以来何となく元気がなくなり、ご本人も「疲れてしまい何もしたくない」と元気がない。慢性の腰痛もあり、寝起きが大変だと訴える。主治医に連絡すると「お年だから仕方がない」とごく普通のお答え。一番の心配は、転んで寝たきりになっていまったり、認知症になっしまうこと、という。でも毎日6時には起床し、雨戸を開け、玄関まで新聞をとりに行き、新聞を読み、朝食のみそ汁を作り、三食は欠かさず食べ、庭の畑で野菜を作り。なんて生活ができてしまうTさんが寝たきりになったり、認知症になったりするとは思えない。冬の間は寒さもありお部屋に閉じこもり気味で元気がなくなってきたけど、自信を取り戻せばまた元気になれるかもしれないと思った。歩くことができなくなってきたというので、室内歩行の様子を観察すると、結構なスピードで歩いている。この様子なら散歩もできそう。内服薬をセットしながら、体操をする前にお外に行きましょうと、お声をかけるとすぐに応じてくださった。外は温かいのでコートも着ずに、歩行器を両手でつかみさっさと歩き始める。結構なスピードでぐんぐん歩く。お家のまわりだけかと思っていたのに、3軒遠くのお家まで進む。Tさんは好奇心が旺盛でただ歩くだけではなく、景色を見たり、近所付き合いもしっかりされているのでご近所さんの最近の様子などについても教えてくれる。1週間前に火事にあったお宅や、今度の震災で壊れかけたお宅の事情なども良く知っていてる。ご近所を10分ほど一回りして、玄関の前の階段で段差昇降の練習をしてみる。ご本人は結構この運動を気にいり、自分で数えながら何回も繰り返す。Tさん、大丈夫じゃないの。体力ある!居間に戻って、体調を確認すると「今日は結構歩けた。なんか元気になってきたみたい。ここまで元気になれて良かった」って。自信を取り戻せたようで、ちょっと一安心。たくましいTさん。数年前自宅の耐震補強も、ブロック塀も修理しておいたから、今度の地震も平気だったわ、って。しっかりしてるじゃない。後は自信を持って明るく毎日を送ることだけ。元気を出してね、Tさん。今日、長徳寺ではネコヤナギが咲いていた。確実に春はやってきた。明日も笑顔で元気に頑張ろう。
2011年03月25日
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事務所から自転車で5分ほどに近くに三次公園がある。池のほとりの柳がもう青めいてきた。ソメイヨシノの蕾もふっくら。今日はこんな花に出会った。初めて見るお花。いくつものお花が集まって大きな房になっている。隣のお花は多分サンシュユ。蜂の巣のようなお花。無造作に街かどで咲いていたけれど。そして今日も、椿。炎のように萌える椿。お寺の境内にひっそりと咲いていたが、よくよく見るとすごく豪華。昨日の「五色の椿」とは少し違った色模様。昨日の午後、水道水に放射性物質が検出されたというニュースが駆け巡った。同僚の二人は子育て中。仕事が終わってからスーパーに行ったらもうお水も麦茶もなかったという。仕事をしていると、出遅れてしまうな。お昼にコンビニに行くと赤ちゃんを抱いたお母さんがお店の中で茫然としていた。自販機のミネラルウォーターも売れ切れになっていたし、なんだか早い者勝ちって感じで嫌になる。原発は安全と言い続けた学者や企業はどこまで責任を感じているのだろう。夕方のニュースで昨年の秋葉原の事件の判決があり、7人を殺害した残虐な、という表現があった。原発を推進してきた人々、国、企業、学者やマスコミ、原発を誘致した自治体の責任者。この人々が残虐ではないと言えるのだあろうか。一方、そういう人々を容認してきた私みたいな無数の人々は・・・・・。なんだか無力感が押し寄せてくる。
2011年03月24日
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東京って緑が少ないためか、広いお庭がなくっても玄関先に大きな鉢が置いてあり、見事な花が咲いているってお宅やマンションが多い。大きなお屋敷のお庭は門や垣根でお庭は見えないが、開放的なお宅もあって、ひと様のお庭で季節を感じている。今日も職場のすぐ裏のマンションに訪問。何とマンションの玄関の前にゴージャスな椿。訪問の前にカメラを出すのはためらわれて、とりあえずお仕事をして、でも1時間の約束のところケアに時間がかかり1時間半かかってしまったのだけど、仕事帰りにパシャッ。こんなゴージャスな椿。お名前は分からないけど、スゴイ。横顔はこんな感じ。椿の花弁は傷つきやすいようで、色の薄い椿は花弁の傷みが所々にある。作出者のご苦労を綴ったエッセイのようなものはあるのだろうか。 午後の訪問の途中で、門の上に満開の椿。望遠機能はないカメラなので、上手にはとれなかったけれど、この椿も複雑な構造。霧雨の中、午後5時過ぎだったこともあり、今一つピントが合っていないけれど、息を飲むような美しさ。ご近所にこんな椿があったなんて去年まで気がつかなかった。事務所に戻り、所長に帰りを待っていると、急性期の大病院の退院調整ナースからの新規の訪問看護の依頼の電話。緩和ケア病棟か在宅緩和ケアかどちらを選ぶかと、医師が説明したところ患者さんもご家族も在宅ケアを選んだそう。大腸がんの肺多発転移。私たちのステーションで訪問看護を引き受けたら、今週の土曜日でも退院をしたいとのこと。まだ60代前半の女性。病気に対しての説明はご本人にもされているそう。今はトイレにも歩いているような体力があるそうだがそれも時間の問題だという。在宅ターミナルの患者さんはこれからもどんどん地域に帰っていらっしゃるんだろう。昨年、何例かのケースをまとめてみたが、疼痛と症状のコントロールがとっても重要なポイントだと思う。医師の訪問診察は時間をかけても30分くらいが限度だろうが、訪問看護はケアをするので平均して1時間くらい。その分、患者さんの症状の変化やお気持ちの変化に対しても受け止めやすいと思う。じっくりお話を聞きながら、丁寧なケアができるようになりたいものだ。
2011年03月23日
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神津島 のりぼーさんからの「拡散」依頼の情報です。同じ日本人として、首都圏に住む一消費者として、被災地に住む方々を息長く応援していきたいと思います。原発事故は不安を呼びますが、風評被害で地震、津波、原発事故で苦しむ方々をさらに苦しませるようなことはやめましょう。福島に住む方からの情報です。拡散をお願いします。 以下「神津島 のりぼー」さんのブログからの転載です。 私もそうですが、計画停電で節電できた分は福島に行くもんだと思ってました。そして、中途半端な報道がこうなってしまった。。。 ある福島在住の方の 日記を抜粋します。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 風評被害(転載・拡散してください) 東京電力福島第一・第二原子力発電所。福島県の浜通りに位置しています。 東北電力ではないことに注目してください。 一切地元ではこの発電所で作られた電気は利用されていません。首都圏の電気の3分の1は福島県で作られている現実をもっと報道してください。 計画停電が首都圏で実施されていて、文句を言っていたり「被災地に電気を送るためだから我慢します」と言っているインタビューを良く見受けますが、何見当違いの事を言っているのですか? 東京電力が計画停電を行っているのは、首都圏の消費電力より供給電力が下回りそうだから突然停電を避けるために予め時間と区域を決めて停電を行っているのです。 首都圏で節電してこちらに電気が送られるなら、何故東北電力まで計画停電を行わなければならないのでしょう? 自分のところの電気が足りなくなっているから自分らが我慢しているだけ、なんです。 この重要な2点をマスコミは何故報道しないのですか? 首都圏の人のために建設された発電所のために地元がこれだけ苦しんでいる現実を、何故広めようとしないのですか? しかし、冷静になって考えてみると、地元にも雇用や補助金で還元されてきた面はあり、その点は感謝します。 でも、マスコミは「福島は危険」「放射線は身体に悪影響」しか報道されていない節があります。 後付で「このレベルでは身体に害はありません」と言うだけ。パニックを抑えるなら言う順序が逆では? 「放射線の数値が通常より若干高い値を示していますが、体に影響のある数値ではありません。各地の数値は~」と言うのが報道の仕事ではないのでしょうか? はじめに断っておきます。 首都圏の方々を敵視しているわけでも、悪いと糾弾するつもりも毛頭ありません。 でも、あまりにも酷すぎる。 首都圏で「放射線が怖いからカッパを買いました」「マスクを買いました」「とろろ昆布を買いだめしました」と言っている方がTVに映っていました。 放射線が怖い?何キロ離れてるの?じゃぁ私達福島県民はどうしたらいいの?あなたがたが今まで40年利用してきた電気を作っていた発電所を作ったために こういったことが起こったって事はご存知なんですか? いつでも逃げられるようにガソリンを買いだめ? 私達福島県民は逃げたくても逃げられないんです。首都圏の方々のせいとは言いませんが、ガソリンがないため逃げられないんです。 もっと言えば、ガソリンや軽油がないので救急車もバスも、救援物資を運んだトラックも動かない。灯油がないから暖もとれない。 仮に救援物資を運んだトラックが近くまできても「放射線が~」で引き返している現状です。 それが現実です。 現在観測されている放射線数値は人体に全く問題のない数値です。 X線やレントゲン、温泉の方がよっぽど高い数値を示しています。 仮にこのまま何もなかった、普通の生活に戻った、としましょう。 今度は風評被害が間違いなく起こります。 福島県出身です。っていうだけで「放射線は大丈夫?」って思わないでください。今度は風評被害が間違いなく起こります。 福島県出身です。っていうだけで「放射線は大丈夫?」って思わないでください。 福島県産の野菜はとても美味しいです。 福島県産のお米もとても美味しいです。 お肉も、魚も、みんなが頑張って作ったりとったりしたものです。 でも、福島県産、ってだけで毛嫌いしないでください。 他の自治体や国はしっかりこの点も含めて被災地の復興をバックアップしていただきたいと思います。 復興には人の力がどうしても必要です。一日でも早く復興するためには皆さんの力が必要なんです。 物資の援助もお願いしたいですが、このことも是非頭に入れておいてください。お願いします。 ____________ これは昨日のブログです。事態は悪化しています。でも福島をはじめとする原発の被害を受けている地域の方々に対する風評被害を増加することを止めましょう。拡散をお願いします。
2011年03月23日
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二日間寝込んだので、今日はすこぶる元気。午前は雨の中2件の訪問。午後も2件。お昼過ぎには雨がやむという天気予報だったが、霧雨は午後も続く。それでもお彼岸の中日が過ぎて、街が花で賑わってきたような。道すがら、ちらっと公園に視線をやると辛夷の花が咲き始めていた。訪問が終了して、コンデジをレインウエアのポケットに入れゆっくり自転車を走らせる。訪問先の近くのお宅では椿の木が8本、皆違う花が咲いていた。このピンクの椿は人気があるようであちらこちらで見かける。薔薇のような椿。大輪の椿。豪華!!清新な白椿。このお宅の垣根にはアケビの花が一杯咲き始めていた。カメラを持っている私にお家に方が気がついて話しかけてくださった。あまりにも椿が素敵だったので、そのことを伝えると笑顔で「ありがとうございます」って。そしてお目当ての公園に。辛夷だ!まだ咲き始めたばかり。大震災より辛いことばかり続いているが、確実に春はやってきているんですね。
2011年03月22日
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水道水にも放射能!?東京都の水は利根川水系と荒川水系と聞いている。板橋は荒川水系だが、風向きの関係で荒川系にも?なんて、心配を始めてしまう。東京都でも計測するって石原知事が言ってたけど、新宿区でも検出されたそう。やっぱりお水を買っておくほうがいいのかな。これ以上病気になるのは嫌だしね。でもこれって心配し過ぎ?TVでは被爆には注意しろといいつつ、心配ないという。アマにも濡れないでって言うけれど、自転車で訪問看護している者は濡れるのは当たり前だし。レインウエアを拭くタオルも放射能汚染?本当に嫌だなぁ。町ぐるみで非難された方々は、さいたまアリーナで今月末日まで。その後はバラバラになるのだろうか。始業式は4月6日だけど、こどもたちはそれまで転校手続きができるのだろうか。生活全般について手だてを講じなければならなくって、当事者の方はご苦労が絶えないだろうと思う。未曽有の事態に行政の方は心労で倒れないかと案じている。45万人て、ほぼ板橋区の人口。これから復旧・復興の道のりは長いと思う。被災地の現状が少しずつ分かるようになり、行政も災害ボランティアの窓口が開いたり、ネットでボランティアの募集が始まっていたれ、これからどんどん普及が進んでくれることを祈るばかりです。
2011年03月21日
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先週の火曜日は、定期のメンタルクリニックの診察日だった。仕事は定時に終わり、駅まで歩いて行き地下鉄に乗った。計画停電のせいか地下鉄も8割近くの運行だったのに、電車内はガラカラ。メンタルクリニックの待ち時間は5分ほどで済んだ。主治医としばらく震災のことで話をした。「精神科の患者さんてこんなときどうなるんでしょうか。お薬もなくてどうやってすごすのでしょうか?」主治医はしばらく考え込んだまま、答えなし。しばらくして、「東京で起こったらまず生きられないね」と短めな返答。エッ、精神科の先生が乱暴な返答だわね。「2週間だと診察前に震災に遭ったら、不眠が続いてしまいそうで心配です」と続けると、「もうすぐ4週間に一回で済むようになるから」ですって。そういうことを言いたいのではないんだけれどな。 阪神淡路大震災の時、精神科の患者さんはどう対処したのだろうか。そして今度の震災で、メンタル系の患者さんはどうしているのだろうか。どなたかご存知の方、ご教示くださいませ。 福寿草、今頃咲くのですね。
2011年03月21日
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今日は日曜日。Kさんの娘さんは日曜日でも訪問看護に来てほしいとのことで、お昼過ぎに訪問する。昨夜は良く眠れたそうで、血圧も脈拍も安定。お口の中が乾燥しきっているのでマスクをつけていただいた。今日は落ち着いているので、娘さんは先祖代々の菩提寺までお彼岸のお墓参りに行けたそう。住職ともお話をできて、「なんでも食べさして!」と言われたとのこと。この住職さん、何回かお見舞いにも来てくださったそう。今日は「お刺身と御飯が食べたい」とおっしゃったので、マグロのお刺身とミキサーにかけ、お粥と一緒に食べさせてあげようかと準備していると。穏やかで落ち着いた時間を過ごせることを祈っている。最近のお散歩コースになっている長徳寺はこんなお寺。山門も美しい。境内はこんな感じ。良く整備されている。深紅の木瓜の花?
2011年03月20日
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昨日のお昼は同僚の差し入れで、皆でランチタイム。ご自宅にあった食材で、とり煮込みご飯、白菜のおつけもに、ウィンナとソラマメの炒め物、卵焼き、鯵のタタキ、お味噌汁を作ってもってきてくださった。炊飯器を自転車の荷台に乗せ、副食類は40Lのザックに入れて背負ってきたという。その上水を使うと節電にならないと使い捨て紙容器も用意。お昼過ぎるとコンビニでもお弁当もおにぎりもパンもなくなっちゃうので、臨時の炊き出しをしてもらったみたい。宮城出身の同僚も、泊まり込みの茨城の同僚もホッカホカ。久しぶりにみんなでおしゃべりを楽しみ、笑いあった。職場に泊りこんで仕事をしている同僚も茨城に戻るというので、午後の1件の訪問を私が頂いて、15時過ぎには帰宅の途についた。ガソリン不足でご主人の車も動かないので、自宅近くのバス停まで筑波からバスを乗り継いで帰るそう。近くのバス停と言っても徒歩20分。それにしても凄い根性。この同僚にガッツちゃんというニックネームがついた。私は昨日から携帯当番。昨夜21時過ぎに携帯電話が鳴った。朝から尿の出具合が少ないという。膀胱留置カテーテルを入れている方のご家族から。尿閉が原因で留置しているわけではないので、ご家族に説明してカテーテルを抜いていただいた。介護されている方がまだ30代の息子さんなので、電話での説明で対処可能であった。そんなこともあり、今日の訪問は午前中に5件。とってもまわりきれそうもないので朝7時過ぎに出勤。電話連絡をすませて、8時前から訪問。2件目に昨夜の患者さん宅へ。カテーテルを抜いても尿は出ていたそうで一安心。3件目はKさん。皮下注射も入らなくなってもれてしまい、昨日は150mlほどしか入っていないそう。口腔ケアや体位交換をしたり、床ずれができていないかの観察。一連のケアが終わったところで、娘さんがハーブティーを入れてくださった。お茶を飲みながら、娘さんが「私がお母さんに生きていてほしいと思うだけで、いろいろな医療処置をやっていたでき、返ってお母さんを苦しめているのでしょうか」と涙ぐむ。「私がお母さんを苦しめているんでしょうか。できるだけ苦痛を少なくしてあげたいのに」とも。「苦しい、苦しい」「ゆっくり寝かせて」と言い続けるお母さんの様子を見て辛くなると。娘さんはとっても丁寧に介護されておられ、体位交換もポジショニングも適切。Kさんは時折とっても明晰になり、娘さんを心配されるお話をされるという。「母との最後の濃密な時間を持てて良かったと思う」とおっしゃる。退院してもう2週間以上たった。娘さんはとっても頑張っておられる。そして少しずつお母さまとの時間が少なくなっていることを実感されておられるようだ。今日は持続皮下注の針を差し替えて輸液を再開。今日の血圧も呼吸も脈拍も安定していることを伝え、数日単位の予後が来たときの状態を簡単に説明する。説明するほうも聞くほうも辛く切ない話だが・・・・・。明日も訪問することを約束して、また自転車を走らせて次の訪問先に向かった。
2011年03月19日
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私が怒っても状況が変わるものではなく、そう思っても、何か怒り心頭に来てしまった今朝。昨日は患者さんのことでもいろいろあって、考えれば考えるほど理不尽な状況。当事者なのに当事者ではないと思っている。糖尿病の合併症で足を切断しなくてはならない方の透析室の師長が「そんなことに関わっていられない」って。確かに透析室は被災地からの患者さんを受け入れ忙しいことは分かっているけれど、人一人の命がかかっていることなのに、担当部署がたった20分でも30分でも時間を割けば良いことなのに、無責任極まりない。訪問看護で困っていることがあったら、透析室に連絡しないで直接家族に話をしてみたら、ですって。主治医のいる部署だから相談しているだけで、勝手に動いていいなら勝手に動きますよ、です。そんなわけで、昨日はその患者さまのお宅に集まってサービス担当者会議。ケアマネージャーが「今の病状を話してほしい」とのことでこの間の経過と、今後予想されること、専門医にかかる必要なことなど、厳しい見方では予後が厳しいことなどを伝える。福祉事務所のケースワーカーが、「家族が対応することが原則だけど、やむを得ない処置として自分が一緒に病院に行っても良い」とまで言ってくださった。地域包括支援センターの相談員の方は、夫の特別養護老人ホームの申請依頼の書類手続きをしてくださることに。直接関わっていない専門職のほうがずっと頼りになる。一人の人のことを真剣に考えられないなら、100人の方のことなど考えられるわけがない。忙しいって言えば済む問題ではないはず。そんなわけで朝のミーティングで報告する私の声も上ずっていたみたいで、お昼休み宮城出身の同僚から「今日は少しおかしくない」って言われてしまった。自分のことで怒るものならまだしも、ひと様のことで怒っていても仕方がないわけだけど、過去と他人は変えられない、っていつも肝に銘じているのに、ね。午前のお仕事が早めに終わったので、お花が咲く長徳寺によってみた。椿だけではなくサンシュユや菜の花が咲いてちょっとした気分転換になった。こんなドレッシーな水仙も。まずは自分から落ち着かない、とね。自分の感情の責任者は自分自身ですからね。
2011年03月18日
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あまりにも甚大な震災であったために、行政も右往左往している。特に原発の事故対応については、国や県の対応が遅れており、釈明も謝罪もなく、国民に要求することばかり。陸路も空路も海路も拠点となる港や空港が使用困難なのでなかなか物資が被災地に届かない。国や県がどこまで見通しをもって尽力していることの情報が細切れでなかなか全体像と見見通しが伝わってこない。新潟や阪神地域では震災の経験があるので、その取り組みについてまとめがあるはずなのだろうが、それを生かしてどうしていくか、どんな計画を立てているのか、全体像がつかめない。買占めについても、メーカー、輸送手段、生産状況などについて明確な状況把握ができていないのだろうか。支援をしている企業や自治体名も公表してほしい。そういうサイトもほしい。衛¥星電話を全自治体に整備されているのだろうか。人命救助で対応している各国から派遣してくださっている国やその活動状態も知れいたい。仕事をしているので、仕事が終わってから買い物も情報収集もしなければならない。政府も東電もこんな災害が起こるとは思いもしていなかっただろう。原発は終始暗然と言い放っていた。技術者の説明はとっても誠実で最前線で頑張っているという印象が強い。それが上司の方々の説明やコメントはいただけない。危機感が乏しい行政や企業ほど恐ろしいものはない。今日は一日過ごす中でメラメラ怒りがわいてきた。当事者の情報が一番被災されて人々が安心できるものと思う。被害が明らかにつれ、めらめらと怒りがわいてきた。
2011年03月17日
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Kさんは77歳。手術後のリンパ浮腫のために脚が炎症を起こし、11月に再入院。入院するまでは自宅トイレに歩いて行けたのに、再入院中にけいれん発作を繰り返し、左半身も再発作のため完全麻痺に。要介護2から4に。4ヶ月の長期入院を経て3月9日に退院してきた。施設に入所するか、自宅に退院するか迷った挙句ご主人の強い意向もあり自宅に戻ってこられたのに、その二日後に巨大地震。土日はヘルパーさんも入らないので、土・日と余震が続く中二人で頑張ってきたという。今日の夕方たまたまヘルパーさんとご一緒でき、急遽介護方法についてご主人に説明することになる。「お尻が痛い」とご本人がおっしゃるので、おむつを開けて見るとお尻が少し赤くなり始めている。おむつ交換の回数をお聞きしてみると、一日3回で、しかもタオルでごしごし拭いているとのこと。うーん、困った。おむつの当て方やお尻の拭き方、体の向きの変え方などお話してみた。ヘルパーさんも私も30分未満の派遣時間だったけど、Kさんのお宅で訪問終了とのことで二人で相談しながら今後の予定を練ってみた。とりあえず明日はヘルパーさんと一緒におむつ交換と体位交換をして見て土日に備える。明日は往診なので、今日の訪問時の様子を主治医に連絡し軟膏の処方などをしていただくことのお願いをFAX来週の木曜日には介護と看護で一緒に、とはいってもボランティアなんですが、訪問することを約束。長期入院だったのに、なかなか介護するご家族にまで退院指導はできなかった様子。老夫婦二人の介護生活は大変だ。あちこちのお庭で水仙が満開。
2011年03月17日
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昨日は茨城の同僚が自宅から7時間かけて職場にやってきました。バスと電車を乗り継ぎ何とか都心まで出てこられ、午後8時の筑波エックスプレスに乗って上野へ。上野から山手線、地下鉄。本当に良く出勤されたものです。所長は電話で通勤は無理だから、通常運転になるまで出勤は控えておくようにと言われていたのに。凄い!! 職場のみんなを元気にしてくれる出来事でした。そして、今日のお昼過ぎ、宮城県出身の同僚から電話がありました。ご両親もお姉さまのご一家もみな無事だったとのこと。実家のお家も半壊にもならずに済んだそうです。やっと職場に笑いと安堵感が戻ってきました。彼女は今日は定休日でした。親戚の方が気仙沼に入り、安否がやっと分かったのです。お姉さんのお宅は全壊だったそうです。救出される方がお一人でも増えることを祈っています。勤めている医療法人でさっそく職員・患者様・ご家族様・地域の方への義援金のご協力のチラシができました。在宅の患者さまやご家族の方にカンパのお願いをするなんて躊躇したのですが、皆さまにご協力いただけました。私もそうですが、あの惨状を知るにつけ皆何とかしてあげたい、と思っているのですね。ソメイヨシノの前に咲く桜がもう咲いていました。
2011年03月16日
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暗いニュースが多いと気分凹みがち。被災地現地の方を支援し続けるためには心身元気に過ごすことが一番。部屋の電気も消し、エアコンも切り、ラジオとPCで乗り切ろうと思う。私にとってはブログは一種の生命線。元気で過ごしていることも含め、記録しておきたい。近くの長徳寺を訪問すると、なんと椿が10種類以上。思ったより以上の椿寺で感激。良く良く見るとお花の宝庫でたった15分の訪問だったけど、お花を楽しむことができた。 椿もこんなにたくさんの種類があるのですね。蕾も沢山ついていて、しばらく楽しめそうです。花は心を平安にしてくれますね。こんな花もありました。マンサク? とにかく、現地にボランティアに行く前に、健康を維持し、義援金を集め、いつか民間ボランティアを募集されるようになったら現地に行きたいと思います。今はボランティアセンターは立ちあげされていないようですね。節電以外は日常生活を取り戻し、安定した日常を取り戻し、万が一の事態に備えていくべく頑張ります。
2011年03月16日
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宮城出身の同僚のご両親もお姉さま家族も行方不明とのこと。宮城に帰るルートもまだ再開していないのでじっと耐えながら仕事をされているが、どうしてもニュースも震災のことが多いのでそのたびにトイレやロッカーに籠り泣いている。どうしてあげたらよいかわからない。ただ、普段通りに接していくしかないのだけれど。高速やJRが再開したら、ゆっくり故郷に帰って来てほしい。震災当日からずっと出勤してきた所長も疲れ切ってしまって、私もまだ火曜日なのに週末みたいな疲労感。計画停電が今日から始まったが何事もなく、震災四日目も終わりホッとしている。 訪問すると、患者さんやご家族の方は不安だったお気持ちを聞いてほしいようで、どうしても震災当日の恐怖や余震のこと、災害時にはどうしたらよいかのお話になる。職員の家族は無事かというご質問もある。まだはっきりしたことが分からないので、言葉を濁すほかないのであるが・・・・・。今日はまだ火曜日。被災した方々のことを思うとこのくらいでまいっている場合ではない。今週末は携帯当番。本当に頑張れ、私。
2011年03月15日
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昨日は一日寝て過ごしたにもかかわらず、今朝はなかなか起きられず何とか出勤。未曽有の事態に思いのほか疲れてしまったようだ。朝に知らされて計画停電も実施されずとりあえず何事もなく一日が終わった。訪問すると患者さんは皆興奮していらして、命の危機を実感された不安を口にする方ばかり。震災時には訪問することを約束するとみなさんホッとされたようであった。地震当日、頑張って訪問して良かった・・・・・。昨日の午前中からスーパーやコンビニには品物を買い占める方が殺到して店頭から食料や電池がなくなってしまった。お昼にコンビニに行ったらおにぎりやパンは全くなし。何とかサラダとお寿司を購入。これからしばらくは物資不足になるのかもしれない。社会不安が起こり、古い話だがオイルショックの時のようにならないでほしい。職場では、昨日から車両2台で医療ボランティアに出発した方もおり、阪神淡路大震災の時より早い対応であった。募金も始まり、とにかくできることはどんどんしていきたい。それにしても未曽有の事態に震撼としている。患者さんやそのご家族のお気持ちを良く伺うようにしていきたい。
2011年03月14日
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今日は一日休みました。ただTVだけつけ、エアコンも電気ストーブも切り電気も消し、毛布にくるまりひたすら眠りました。原発が動かなくなり、計画的停電が始まるとのこと。在宅療養者にとっては電気がなければ死を招くことが起こることもある。在宅酸素療法を受けている方、レスピレーターや吸引機を使っている方など窒息や呼吸困難で命を失う事態にも。明日は停電に備えて対策を練らねば。緊急時の連絡方法も固定電話も携帯も使えないとしたらどうしたらよいのだろう。やはり無線を用意しておかなけらばならないのだろうか。長期間の対応を考えなければならない。
2011年03月13日
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昨日は在宅患者さんの安否を確認して、帰宅したのは8時過ぎ。それからラジオとTVに釘つけ。今日もボランティアで患者さんの訪問をするので12時過ぎに眠剤を服用し仮眠。今朝からは固定電話が使え、安否確認と困っていることがないのか電話連絡。寝たきりで医療処置がある方の訪問をし、不安はあるものの皆さま落ち着いて生活をしており患者さまもご無事でひとまず安心しました。板橋・北区は一部の地域に断水があるようですがライフラインに問題なく、飲食店、スーパー、コンビニは営業しています。東電から節電の呼びかけがあり、エアコンも電気ストーブも切りフリースを重ね着して過ごしています。私の職場でも、週明けには被災地に医療ボランティアを派遣することになると思います。被災地での医薬品・おむつなどの介護用品・食料・衣服などの物資不足も懸念されます。TVや新聞をみると被害の甚大さに慄然としています。一人でも救われることをお祈りするとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。
2011年03月12日
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大変な地震になってしまいました。今日午後3時前、患者さんの入浴介助を終えてホッとしているときに大きな地震があり、5階建ての3回のお部屋にいたのですが、大揺れでした。訪問を予定していた方のお宅に行くと、寝たきりのお母さまを車いすに乗せ避難したいとのことでした。都内でも避難指示があるのか確認できなかったために近くの交番まで聞きに行きました。交番にはお巡りさんが3人いらしていて、親切に現在の状況、都内では避難指示がないので壁や天井が大丈夫なら自宅で待機するようにとのお話でした。とってもひどい揺れだったので、パニックに近い状態でした。お部屋を見回してみると特に危険なものはなく、避難場所に電源があるのか、オムツの用意や胃ろうからの栄養の準備などの心配もあり、娘さん二人を説得して自宅に戻っていただきました。事務所に戻ってみると、所長が一人いて不安そうでした。とりあえず一人暮らしや女性だけの世帯、老ろう介護のお宅など手分けして訪問することにして、自転車で地域を回りました。6時過ぎ、訪問先から皆戻ってきて、患者さん全員が無事であることを確認できてホッとしました。同僚の実家は気仙沼で、ご家族の安否が確認できないとのことで泣きそうな顔で急いで帰宅されました。固定電話も携帯もメールもつながらず安否が確認できません。被害が甚大な様子でとっても不安です。寝たきり患者さんやレスピレーターを使っている方もとりあえず無事で、一時的に避難された方も全員帰宅されました。エレベーターが休止しているために車いすのまま、五階まで搬送しました。もう一人の同僚は茨城から通っているために、今夜は事務所の休憩室でお泊りをすることになりました。何とかご主人と連絡をとれご家族がご無事であることが分かりひとまずほっとしました。コンビニで急いで買ったカレーやパスタで皆で夕食を軽くすませ帰宅しました。家の中がどうなっているのかが一番気になるところでしたが、電気はつき、本棚も無事で室内の乱れは予想以上に少なくホッとしました。今テレビの前に釘づけです。明日はとりあえず職場に行き、もう一度患者さんのお宅を訪問する予定です。これ以上、被害が拡大しないことを祈るばかりです。
2011年03月11日
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3月になって、街の花が増えてきたって感じ。冬の間は寒いせいもあって、移動中に自転車を止めてカメラを出す気持ちにもならなかった。ここ数日、日射しが暖かく、今日は北風もさほど吹かなかったので午前の訪問が終わってから梅の花を撮ってみた。梅の花をこんなに間近でじっくり見たのは初めて。桜のような華やかな存在感は無いけれど、よくよく見ると桜の花より複雑で美しい。こんなにシベが多いとは。蕾の紅色も美しい。一重の梅もなかなかのもの。蕾がまた可愛い。お空を眺めながら梅を見ていて、ふと足元を見たらクリスマスローズが白とピンクの2種類咲いていた。クリスマスローズってお花が豪華なのに下向きに咲いているので目立たない。地面に膝をついて写してみる。今日はとってもラッキーな日だった。午後92歳の一人暮らしのTさんのお宅を訪問すると、見事な梅の花。それも薄ピンクでお花も大きい。何と南高梅だそう。モズが来て花を落としてしまうのが困るそう。昨年までは鶯が来てたそうだが、今年はまだ来ていないと。メジロもヒヨドリもお庭に来るそう。医学生さんが一緒でなければ写真を撮りたいところだったが、残念。椿も梅の花盛り。うん、よい季節になった。
2011年03月10日
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昨日は、仕事終了後「パーソン・センタード・ケア」の学習会が医師会会館であった。同僚と二人、タクシーで駆けつけ何とか学習会開始の18時には間に合った。特別養護老人ホームの介護長からの講義。あっという間に1時間半が過ぎた。同僚は茨城から2時間かけて通っている。19時半に講義は終了したが、帰宅は22時前になる。朝は5時起きで、6時には家を出るという。勉強熱心で研修会には必ず出席している。地下鉄の駅まで彼女を送り、自分はひと駅地下鉄に乗り、帰ってきた。あまりにもお腹がすいていたので、近所の中華料理店でカニ玉とビール。次の日が休みだとビールが飲める。最近、カニ玉を食べるように。ふわふわ卵にカニをはじめとした具材がうまく調和していてすっかりお気に入りになってしまった。このお店ではレタスが入っていた。コレステロールが正常値に戻ったので安心して卵料理も食べられるようになったのだ。おかげと言おうか、予想通りと言おうか今日は一日眠りこける。深夜一時に目が覚め、早朝散歩をして、仕事をして、研修にも参加して、流石に昨日は疲れたようでうたた寝をしているうちに夕方が来てしまった。寝ても寝ても眠れる。とっても気持ちよく眠れたので、これも良しとしよう。
2011年03月09日
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2週連続して、土日眠りすぎたので、昨夜は眠剤を飲んでも4時間ほどの睡眠で深夜1時に目が覚めたらその後ずっと起きっぱなし。6時前、ゴミ出しを兼ねて長徳寺まで散歩。このお寺は都内だけあって境内は広くないのに、桜の木も椿の木も何種類もあって、ご近所ながらお花が楽しめるお寺。早咲きの桜も咲いているのだけれど、残念ながら光の加減か、私の腕では撮りきれない。梅は満開。それも枝垂れ梅。多分、八重の梅。椿は白、ピンク、紅と華やか。ざっと見る限り7種くらい。椿の木には蕾が一杯。これから満開に。こんな大きい椿の木が何本も。朝露に輝く、この木の芽は何の木?何とかツツジって書いてあったけど、覚えられなかった…残念。30分ほどの散歩だったけど、すっきり。私にとっては今朝は暖かく、過ごしやすかった。 午前の2件目の方は生粋の江戸っ子。普段のお付き合いのし方だろうが、いつもおもてなしがある。あまりにも頂き物が多いので、御嬢さんのために手ぬぐいをお土産にもって行った。気持ちの良いもののもらい方があるものだと感心した。とっても気持ちよく受け取っていただいた。おまんじゅうも勧められたが、ダイエット中とお話しすると、その気持ちも受け取っていただけた。気持ちの良いやりとりってあるんです、ね。
2011年03月08日
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同僚との人間関係は難しい。ここ2週間ばかり、風当たりの強い職員がいる。彼女はまだ私の娘くらいの年。職場では先輩だが、職歴は私のほうが約3倍。何か仕事上に問題があれば率直に話をしてくれればよいものを一人で怒って機嫌を悪くしている。今までも何人もとそういう人間関係の悪さを続けてきた。周りも周りで慎重にしている。何でわかるというと、視線を合わせないし、口も利かない、挨拶もしないから。そのくせ結構人の欠点をあげつらうことが多く、いつも誰かに腹を立てているようなのだ。今度は私に対してのようで、極端に話をしないのですぐわかる。職場は仕事をすることころなので、仕事に関連することなら率直に話し合っても良いものだと思う。明日もあの不機嫌なお顔と顔を合わせなければならない。でも人は人。自分の感情の責任は自分で持つ。といいきかせてやり過ごそう。もちろん挨拶などはシッカリしてね。先日撮ったクリスマスローズ。我が家の守り神さま。
2011年03月07日
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今日は朝から雪。東京のはっきりとした雪は今回で2回目。春の日よりは長く続かないで、昨日はあんなに暖かかったのに今日は雪、それもぼた雪。昼過ぎには雨交じりになって、午後2時過ぎるころには小雨になった。お家に閉じこもっていたこともあって春の訪れをしっかと目にとめていなかった。雪がやんだかと空を見上げると枝垂れ梅が咲いていた。薄ピンクで愛らしい。沈丁花も。木瓜も。 後2週間もすれば桜の季節。そろそろ元気を出して早朝散歩に出かけてみようかな。椿の花もあちこちで咲きだしたし、日照時間が増えてきたこともあって春の花が咲き始めたようだ。
2011年03月07日
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昨日も今日も暖かであったようだが、お外には出ずに二日とも眠りこむ。先週に続いて土日の寝たきり。木曜日から携帯当番で、金曜日は22時まで研究会用の資料作り。流石に疲れたようで昨日も今日も寝て過ごす。19時過ぎKさんの娘さんから「今朝から苦しい、苦しといい続けている。」と連絡が入る。今日は何も食べていないとも。様子を見に行ってみると、血圧も脈拍も落ち着いていて、今度は「眠らせて!」と訴えてくる。今日はお口から何も食べていないという。体の向きを変えてオムツを替えているうちにスヤスヤし始める。お口も乾いているので点滴を始める。経口摂取ができなくなって点滴500mlだけでは不十分だけど。娘さんは、お母さんがそんなに危ないものとは思っていず、食べられない、苦しいと言われるだけでオロオロしている。娘さんの覚悟のほどをゆっくり話してみないと行けなそうだ。ご自分の力で何とかしてみると退院したはいいけど、どうしたものか。悩ましいな。明日また出直しだね。
2011年03月06日
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ずっと気になっていたKさん。昨日の訪問診察で点滴を刺しなおしてくれるもの期待していたのに、残念ながら点滴の漏れがなく続行。今日も何とかそのルートから点滴ができたみたい。誤嚥性肺炎に十分注意するようにと、医師から厳しく言われたようで、昨日のエンシュアリキッドは1缶にも満たず。せめて一日2缶飲まないとね。アーァ、これでは点滴から離脱はできない。姿勢さえ工夫すれば、経口摂取はできそうなのに。やきもきしてしまうな。今日はお口の中がパサパサに乾いていたそう。Kさん、頑張って!
2011年03月04日
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人生って、思うようにならないものだけど、本当にそうなんだ。今日は朝からずっとそんな気分に浸ってしまった。じわじわと病が身体を蝕んで行く。一人で旅立っていったSさん。火曜日会ったときは、「私は美人だから、おひな祭りにあの世に行くのよ。もう近いことをしっているの」とおっしゃっていた。そして午前中訪問した時には、息絶えていた。それを覚悟されていたとはいえ、寂しい・・・・・。Nさんは糖尿病の合併症が進み、足の先が化膿してきた。足を切断しなくてはいけない状態になってきているのに、家族は仕事が忙しいと放置している。本当に、なんだかなぁ、とやりきれない。私がやきもきしたところで、事態は何も改善しないので、思い悩んでも仕方がないことだがそれにしても、現実の過酷さが切ない。落ち込んでしまっても致し方ないので、ラベンダーの香りでも楽しんでやり過ごそう。
2011年03月03日
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97歳のKさんが予定通り、昨日自宅に戻っていらした。約一月の入院で、食べる意欲もなくし、退院前10日間は点滴と酸素療法を受けていた。医療保険での訪問診察と訪問看護で自宅でも点滴を続けるので、さっそく今日訪問。仏壇と神棚のある居間の電動ベッドにKさんは横たわっていた。娘さんの話では、お口から食べられなくなっていたので睡眠導入剤を飲ますこともできず、一晩中痛いと訴えるお母さまに付き合って一睡もできなかったという。「のどが渇いた」「口が渇いた」「水を飲みたい」と訴える母親に何もしてあげられないのはとっても辛い、と。確か、12日前に病棟でお会いしたときには水飲みから、流動食を召しあがっていた。娘さんが切羽詰まった表情で、「何とか車いすに座って飲めないでしょうか」と訊ねてくる。娘として覚悟しているとも。その時の瞬間的判断で、Kさんに流動食を飲んでいただくことを決めた。新しい車いすは病棟で乗っていなかったので、初乗り。下半身が麻痺しているので全介助。痛い、痛いと訴えるご本人をなだめながら車いすに乗っていただく。背中が曲がり、上体を起こしていられないので、車いすに座っているのは辛いようで、「戻して!」って。お家にあるクッションを背中に入れて、顎をひいた姿勢になっていただき流動食を召し上がっていただく。むせもなく飲み込めた。娘さんは、自分では車いすの座らせないので、ベッドの上でも本人が飲みたいときに飲ませてあげたいという。ベッドの頭側を電動で上げていくと、またまた「痛い!」が始まる。「あんたは、死なせる気か」ともおっしゃる。それでも頭の下にクッションを入れ、上体をサポートしていくと何とか、顎を引く姿勢になれて水をのみこむことができた。丁度その時担当のケアマネージャーさんがいらして、車いすが合わないこと、姿勢を保つためにポジショニングクッションがあったほうが望ましいことを伝える。さっそく福祉用具の事業所に連絡を入れていただき、さっそく明日から1週間のお試しができることに。昨夜はお薬も飲めなかったので、こんばんはお薬を飲ませたいとのご希望。スウィートインゼリーというゼリー状飲料は嚥下困難な方でも飲みやすいので、近くの薬局でお買い物をしてきましょうかと言ってみると、同意していただいた。今夜には睡眠導入剤を服用して、ぐっすり眠ってほしい。うまく行くといいのだけれど。点滴をするためのセットがなかったので午後もう一度訪問することを約束して事務所に戻る。御飯を食べる前に薬局により、目当ての商品を購入。午後一番は訪問介護の方がいらしているので2時前に再訪問。聞くところによると、エンシュアリキッドという液体の栄養剤をほぼ1缶召しあがったという。とりあえず、病棟で刺してきた静脈留置針から点滴を開始。看護師からは末梢からの点滴は難しくなってきたときいていたので滴下速度は遅かったけれど点滴の漏れはないので刺し替えはせずに、明日の訪問診察に医師にお願いすることにした。家族から相談されたとはいえ、経口摂取を再開したことで、誤嚥性肺炎になったら自分の責任だと思うと、とっさの判断でチャレンジしたことに不安になってしまった。明日訪問する診療所に今日のことを説明に行くと、看護師長は分かってくれ鎮痛剤や抗不安薬などの処方を担当医師に伝えてくださるという。明日も明後日もお元気でいてほしい。
2011年03月02日
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上司の役割の一つとして、業務が時間内に終わるように、人材を育てることが一番であると思う。経営が厳しいこともあって、時間外も削減、腰痛予防の器具をがあっても購入しない。非常職員が遅くまで働いていても時間外は付けさせない。常勤でも、職員から残業の申し出をし許可を得ないと時間外と認めない。その時間、ただ黙々と仕事をしているだけでなんの指示もしない。後どれくらいかかりそうですかのの質問もない。職員が実質的な業務から何分かをけずって出している。その上司も一応組合員なのに。だから平気で2週間勤務なんかつけちゃうんだと思う。自分の勤務表には毎週休みがあるようにしてある。。所長がいつ体調を壊して日業務につけられることができなくなった時誰が代行するのだろう。あ~ら、女の社会は難しいと言われるけれど、本当そう。
2011年03月01日
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今日は三月なのに、天気予報通り15時を過ぎたら雨模様。朝は曇っていたので傘を持たずに自転車で通勤。いつもだったら折りたたみ傘がバッグの中に入っているはずなのに、入っていない。かかりつけのメンタルクリニックまでは、地下鉄で3駅。チャリで駅まで行って、地下鉄に5分、駅の階段を上がって2分。ビルの2階のクリニック。17時30分が終業時刻なので、18時の診察に間に合うには時間通りに仕事を終わらせるしかない。今日は月始めで、訪問看護計画書を打ち出す日。今日訪問した5件とも看護計画の修正が必要な方ばかりで、終業時刻を気にしながらの仕事。病院の外来看護部と定期のカンファレンスがあったのだけど、朝に担当を命じられているわけでもなく即刻断った。(ウチノジョウシ、イツモシジメイレイガアイマイデ、シゴトヲメイジルトジカンガイガハッセイスルノデ、シジヲダサナイ。コノケンンカンシテハ、トッテモフマン。)傘もなく、仕方がないのでレインウエアを着て自転車で駅に。駅の入り口でレインウエアを脱ぎ、雨でぬれたレインウエアをタオルで拭き、畳んで持ち駅に降りる。混んでいる電車だったらどうしようかとも思っていたが、幸いに車内はすいていてラッキー。混んでいたらレインウエアの水滴で他の乗客をぬれさせてしまわないかと気になっていた。レインウエアのパンツを着ているのでちょっと変だったが、変な人は私ばかりではなさそうで気にする人はいない。こういうところが東京の居心地がいいところ。人様に迷惑をかけなければ何をしていても許されちゃう。異論はあるだろうが、心地よい空間でもある。そんなことを考えている間にクリニックに着き、レインウエアの上着は脱いだもののパンツを脱ぐのはためらわれて、地味なグレーのレインウエアなので良しとしようと勝手に考えて診察室に入った。いつものように「2週間どうでした?」と先生。「地味ながら、仕事だけは元気に過ごせました。」と私。この2週間、ちょっと意識的に疲労をためないように努力してきたのだが、あまり自慢げにななすのもためらわれて。「お薬はあっている感じはある?」って先生。「以前と比べると仕事中に眠くなることもなくなりましたし、お昼寝もほとんどしなくなりました。」と私。「患者さんのケア中に眠気が襲って来て困ったことがありました。」とも。「エビリファイが効いているんだろうな。サインバルタとレメロンは最強の組み合わせと言われているし、体重増強作用はまだ一年たっていないのでわからないけれど、レメロン2錠飲んでいる人でも太ったっていう人はいないよ。」と先生。「以前はパキシル中心だったからね。眠気も起こるしね。薬を買えてよかったね。エビリファイも効いているんだろうね。」確かに砂をかむような味気ない食欲はパキシルで回復したけど、そのあとがいけなかったな。精神科にかかる患者も体重管理をしないといけませんよね。「睡眠はどう?」「お薬をのものも面倒な時もあり、そんなときには飲むのが遅くなっちゃうので短時間作用が他のお薬だけにしています。」とぼそぼそと私。「お薬を飲むのが面倒?! それはだめじゃん」って先生。ジャン言葉を使う先生に笑ってしまった。ここ2週間元気に過ごしてきたので、このリズムを崩すことなく、元気連続日和を更新していきたい。
2011年03月01日
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