徒然萬成

輸出規制、日韓は平行線

以下読売WEBより輸出規制、日韓は平行線…事務レベル会合５時間半　日本政府は１２日、韓国に対して発動した半導体材料の輸出規制強化について、韓国に説明する事務レベルの会合を経済産業省内で開いた。日本が強化措置に踏み切ってから初めての会合となり、日本側の説明によると、韓国側から撤回要求はなかったというが、事態打開の糸口は見えていない。　日本政府は、強化措置は適切な貿易管理を実施する上で必要な国内の運用見直しにあたるため、今回の会合を「協議」ではなく事務的な説明の場と位置づけている。会合には、日韓両国から貿易管理や貿易安全保障を担当する課長ら２人ずつが出席。午後２時から非公開で始まり、５時間半に及んだ。　日本側の説明によると、日本政府はこの中で、措置の正当性や経緯について説明した。軍事転用が可能な品目について不適切な事案が見つかり、予防的な措置として実施したことなどを伝えた。韓国側は詳細な説明を求めたという。　韓国産業通商資源省の李浩鉉貿易政策官は１２日夜、記者会見を開き、「日本側の今回の措置は全世界のサプライチェーン（部品供給網）に悪影響を及ぼす事案であり、深い憂慮と遺憾の意を伝えた」と説明した。　日本政府は４日から、半導体の洗浄に使うフッ化水素など３品目について、輸出規制を厳格化した。個別の輸出契約ごとに政府への申請が必要になり、審査には９０日程度かかるようになった。審査で軍事転用の可能性などに問題がなければ輸出が許可されるが、許可が下りない場合もある。　さらに、輸出手続きを簡略化する優遇措置を受けられる２７か国の「ホワイト国」から韓国を除外する考えだ。除外された場合、企業によっては日本からの輸出手続きが煩雑になる。政府は８月中に、ホワイト国からの除外のための政令を改正する考えだ。日本政府の対応は真っ当だ。不当に規制をしたというのではなく、これまでの優遇処置をやめる、ということでしかない。東南アジア諸国なども優遇処置はない。通常の扱いをするだけのことではある。しかし、韓国の対応はいかがなものだろう。先の自衛隊機へのレーダー照射問題にしても、していないと言い張っている。実際にはなかった自衛隊機の接近が問題だと言い張っている。とにかく、事実に関係なく、自分の都合を言い張るのが韓国という国なのだろうか。なお、レーダー照射した現場では、北へのせどりを行っていた現場だったのではないかとの見方もある。もし本当にそうであれば、見られてはまずかったことだろう。自衛隊機をどこかへ追い出したくなったのも当然だろう。また韓国では、解決済みの慰安婦問題や徴用工問題も、何度でも蒸し返す。韓国では、いったん解決したものでも、適切な処置でなかった、とあとで判断されると、何度でもやり直すのが普通らしい。国内でするだけならまだ分かるのだが、国際法を無視してまで、外国に対してやろうとするところが問題だろう。このやり方を適用すれば、今回この文政権と合意したとしても、次の政権が、それを不十分と判断して、ますますエスカレートさせることができる。つまり、ここまでで終わりにしようと約束したとしても、あとでいくらでも覆すことができ、終わりがないのだ。慰安婦問題も、解決したはずなのに、何度も最終合意をしているのを見ればわかるだろう。その最新の最終合意も、現在の文政権は覆している。そもそも慰安婦問題にしても、軍による強制連行などはなかった、という調査結果も出ている。河野談話、村山談話で、韓国の言い分をのむ形で発表したことそのものが問題があったのだ。談話は事実に基づいて発表すべきであり、訂正が必要だろう。それらの談話に基づいて、戦後何十年も問題になってなかった慰安婦問題が突如90年代に大きな問題になったのだ。もし、本当に20万人の強制連行と言えるまでの事件があったのなら、そのような空白の数十年は生まれていなかっただろう。徴用工にしても、きちんと給料が支払われ、本土の日本人とも労働条件でも給与面でも同等だったと言われている。もっとも、当時は半島も日本だったので、彼らも日本人であったのだが。日本は、これらの事実関係も、名誉回復のため明らかにしていく必要があるだろう。後世の人たちのためにも必要なことだ。今回の件も、これだけ騒ぎ立てると、今までの日本なら事実関係をおいておいてでも、その感情に配慮してやろう、ということになっただろうが、さすがに、日本も学習を積み重ねてきたということか。韓国は、相手が一歩下がったら、こちらも一歩下がって落としどころを見つけようとする国ではない。相手が一歩さがったら、非を認めたわけだから、さらに踏み込んでいく、という国なのだ。日本も国際常識を身につけ、正論をきちんと言える国にならないといけないだろう。日本的美徳は国際社会では、そのままの形では通じないことも多いのだ。相手を見て、時を見て判断していかないといけないだろう。日本は変わるべき時が来ている。にほんブログ村