60ばーばの手習い帳

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June 14, 2025
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カテゴリ: ミステリー三昧

​​​​​​ 70歳にして元気な三木忠志は、家事をこなしつつ、図書館で静かな時間を過ごすのが日常でした。ある日、図書館の近隣にあるベンチでホームレスの女性が殺されていました。
 初めは何の関係もないと思われたのですが、どうやら女性は三木の知人で、三木が容疑者にされそうになります。


 図書館で出会った女子高生の早織、事件を追う記者のみなみの協力をあおぎながら、三木は事件に立ち向かっていきます。70歳パワー恐るべし。

​​ ​「未だ見ぬ敵と闘う決意は固めているよ。腰痛という敵ともね。」​

 三木の息子は突然行方不明になり、娘の家庭も問題を抱えています。決して平穏な隠居生活を送っているわけではありません。ですが、艱難辛苦もものともせず、ポジティブに行動できる三木の性格は、老害の真逆ですね。素直にかっこいいと思ってしまいました。
 早織の祖父も面白い人物です。

 平明な文章と、テンポのいいストーリー展開で一気に読めるのが、赤川次郎ミステリーの醍醐味。三木の娘婿と愛人は好きになれませんが、問題を抱えながら、それぞれの場所で精一杯生きる「普通の」人々はどの人生も素晴らしいと思えます。

              引用および参照元:赤川次郎『余白の迷路』KADOKAWA​​​​​​






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Last updated  June 14, 2025 12:00:15 AM
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