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ヒストリカル・ロマンスのアンソロジーで天使の甘い罠 ジェス・マイケルズ、レダ・スワン、ジュリア・テンプルトンの作品が収録されています。「天使の甘い罠」(ジェス・マイケルズ)・・・ボウ・ストリートの捕り手を免職になったジョン・ヴァレンタインは、快楽を追求するクラブの経営者が仕事を頼める者を探していると聞き、訪ねていった。さんざん待たされ、他人の痴態や、誘うような視線を向ける女を潜り抜け、ようやく会えた女主人アナベラは衝撃的なまでに美しく・・・脅迫を受け、命の危険さえ感じている彼女はヴァレンタインに護衛を頼んできた。ただし、他人に知れないよう恋人のふりをして側にいて欲しいと・・・・彼女は薄絹につつまれた胸を彼の腕に寄せ、「お望みなら、わたしにこんなことをする特典もあるのよ・・」女性がらみの不祥事で捕り手をやめたヴァレンタインと、過去を隠して愛人から快楽の館の女主人となったアラベラのロマンス。恋人のふりをしながらアナベラを守ることになったヴァレンタインは、彼女の過去の客や、彼女自身について知ろうとするが、彼女は頑としてこたえようとせず・・・やがて二人は互いに相手に悦びを与える事によって優位に立ち、主導権を手にしようとする・・・「誘惑のゲーム」(レダ・スワン)・・・店をくびになって、お金も残り少なくなっていた帽子職人のサラは、思いがけず親切にしてくれたコーヒーハウスの給仕係の女性に、この店で雇ってもらえないかと聞いてみた。店の経営者に会う為に通されたサロンでサラが見たものは、あまりにも背徳的で淫らな品々だった・・・扇情的な絵の入った雑誌を見ているうちにサラは淫らな白昼夢にひたりながらスカートの中に手を入れ・・・濡れそぼった敏感な場所に指を触れ・・・「その本は気に入ったかい?」 !!!自慰を見られた・・・・!副牧師の娘で、帽子職人のサラと、フリート街きってのゴシップライターで、コーヒーハウスに潜入していたトムのロマンス。コーヒーハウスを隠れ蓑にした紳士たちに淫らなゲームを提供するクラブで、そうとは知らずに働こうとしていたサラは、突如現れた男に娼婦のように扱われ呆然とする。トムと名乗るその男に、ここは売春宿だと聞かされたが、経営者のミセス・アースキンの説明で、無理強いはないと聞かされ、他にいく所のない彼女は店で働くことに・・・・サラの最初の夜のゲームはストリップ・ポーカーだった・・・・「恋人は時のかなたに」(ジュリア・テンプルトン)・・・婚約者の浮気をまのあたりにしたテリは、愛車に飛び乗り気がつくとスコットランドのグレース修道院にきていた。観光客に紛れガイドの話しを聞いてると、閉ざされた扉にまつわる領主の娘アナベルと、復讐のために彼女をさらい、辱めた敵対する領主ブローカンの話をしていた。好奇心から、観光客がいなくなるのを待ってその扉を開けたテリは、気がつくと13世紀にいた・・・おまけにシスター達が彼女の事をアナベルと呼んでいて・・・・13世紀にタイムトラベルしてしまった美術館職員テリと、13世紀の領主ブローカンの時空を越えたロマンス。誰も何の疑問もなく彼女をアナベルだと信じているようだし、どうやらガイドに聞いた話が現実に起こりつつあったが、修道院で退屈していたテリは、彼女をさらいにきたブローカンに素直についていくことにした。何せ彼は長身で筋骨逞しい美男子で、テリは強く彼に惹かれていたのだから・・・・3話ともとてもホットです。まぁ、それなりに数読んでるつもりですが、快楽の園の女主人がヒロインって・・・ヒーローは無実とはいえ不祥事免職の捕り手だし・・・ちょっと珍しいパターンだわ・・・コーヒーハウスが舞台の話は一番エロチックな気がしたけど、まぁ、どう受け取るかってぇのは個人差があるので・・・タイムトラベル物のパラドックスに関しては一切合財目をつぶるしかないでしょう・・・突っ込み出したらきりがない・・テリちゃんの状況認識能力は皆無に近いです・・・・自分をさらった男に機嫌よく欲情してるんじゃぁないよ!敵に囲まれてるのに頭の中はセックスのみって大丈夫か?・・・
2009年04月30日
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リサ・マリー・ライスのエロティック・ロマンスで危険すぎる恋人 <Dangerous>シリーズ第一弾!養父である大佐の死をきっかけに、それまでの生活すべてを手放すことにしたジャックは、彼女を捜しに行った・・・12年前、悲惨な生活を送る18歳の彼を、普通にあつかってくれた心優しく美しいキャロラインに・・・12年間、想いつづけてきた彼女を、人生の次のステージに移る前にひと目でいいから見たかったから・・・それ以上は望んでいなかったジャックだったが、偶然にも、彼女が財政的に貧窮していることや、下宿人を探している事を知る・・おまけに彼女は未だ独身だった!!キャロラインの営む本屋に向かった彼は、彼女の下宿人になるためには何でもする覚悟だったが・・・・彼女の側にいるだけで、全身のホルモンが活性化して体中の血が股間に集まり・・・・6年前に事故によって両親を亡くし、そのときに大怪我を負った弟までも最近亡くなり、一人で本屋を経営しながら生活しているキャロラインと、12年間彼女を想いつづけてきた元レーンレンジャーのジャックのロマンス。ブリザード吹きすさぶクリスマスイブにキャロラインの本屋に現れた元軍人らしき男性は、無骨で背が高く、強靭な印象なのに飛び切り魅力的で・・・そして、どうやら新しい下宿人となった。彼はいろんなことに有能で頼りになリ、そして何より一緒にクリスマスを過してくれる・・・それはキャロラインにとってなによりもありがたいことだった・・たとえ彼のせいでホルモン過多になろうとも・・・ジャックはリサの作品のヒーローお約束の、愛する女性にメロメロで、保護欲と独占欲の塊みたいな男性で、12年前にぼろをまとったシェルターの少年に優しくしてくれた美少女に密かな、しかし絶対的かつ絶望的な想いを寄せます。それは12年間会わなくても変わることなく、大人の女性となった彼女に再会した途端に再び熱く燃え上がり・・・ジャックにダイヤを奪われた元軍人や、キャロラインとよりを戻そうとする元BFの弁護士などもからみますが、やっぱ、読みどころといえば、ジャックの笑えるほどの熱い想いと、キャロラインとの熱烈なセックスシーンしかないわ・・・
2009年04月29日
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キャサリン・コールターのヒストリカル・ロマンスで黄昏に輝く瞳 四部作<STAR>シリーズの第一弾!上流階級専門の女学校の学生ジアナは、ルームメイトの兄ランダルと恋に落ちた。卒業した彼女は早速母オーロラにそのことを伝え、彼と結婚したいと言ったが、裕福な未亡人で、自身で会社を経営しているオーロラは、唯一の相続人であるジアナに財産目当ての男が近寄ってきたと見抜いた。何とかジアナを説得しようと試みたが、のぼせ上がった彼女は聞く耳を持たず・・・オーロラはローマに住む友人ダニエーレに相談し、3ヶ月間彼とローマに滞在することを条件に結婚を認めるとジアナに伝えた。ただし、ダニエーレの言うことは、どんなことでも聞くようにという約束付きで・・・・ジアナの目を覚まさせるためだと、ダニエーレは思い切った策をとる。ジアナを高級娼館に連れて行き、娼婦の格好をさせ、娼婦と客達のしている事を覗かせたのだった・・・鏡の向こうで繰り広げられる痴態に吐き気をもよおすジアナだが・・・・ただ一人、彼女を興奮させる男がいた・・・・貴族出身で、実業家でもある母を持ったせいで、寂しい子供時代を過した令嬢ジアナと、造船業を営むアメリカ人の富豪アレックスのロマンス。ジアナが最後のレッスンとして連れて行かれた<ザ・フラワー・オークション>・・・それは、裕福な男性が処女を落札するという集まりだった・・・・・娘達は順に男たちの前で服を脱ぎ、肌をさらし値段を吊り上げていく・・・・・・17歳の結婚を夢見る恋するおバカさんにここまでさせるか・・・・?って思うほど、ダニエーレおじちゃまの課した試練は良家の令嬢には過酷なものですが、まぁ、これでジアナちゃんも少しは賢くなったかと思っていたら、今度は極端な結婚恐怖症で男性不審のおバカさんになっただけでした・・・・それでも、アレックスとの再会後のやり取りなんかはそれなりに面白かったのに、後半は大きな盛り上がりもなく、元恋人の登場もたいしたインパクトもなく終わって・・・キャサリン・コールターなのに・・期待したのに・・・・次作は、アレックスの弟ディレイニーが主役です。彼に期待しよっと・・・
2009年04月28日
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カレン・ホーキンスのヒストリカル・ロマンスで黒衣をまとった子爵 双子の兄弟を主人公とした二部作の後編です。伯爵の非嫡子の双子の息子達トリスタンとクリスチャンは、十歳の時に、母親が捕えたれた挙句、父にも助けてもらえないまま、離れ離れになってしまった・・・兄の助けで逃げ延びたクリスチャンは母を訪ねるが、母は既にこの世を去っていた・・・・そして形見の品を何とか手に入れた少年は、復習を誓い生き延びる・・・追い剥ぎ「紳士のジェームズ」として・・・子爵の称号を手に入れたクリスチャンは、母の投獄に関係していると思われるマシンゲール公爵の孫娘エリザベスに近づくための策を練りながらも、新たな証拠を捜していた。厭味な執事の、生娘を復讐の道具に使うことへの警告にうんざりしながらも、遅ればせながら社交界デビューをしたエリザベスに近づいていく・・・数多いだろう求婚者の一人として・・・・具合の悪い祖父の願いもあり、25歳で社交界デビューした公爵の孫娘エリザベスと、彼女に近づき、公爵の母の投獄の関係を探ろうとしている元追い剥ぎの子爵クリスチャンのロマンス。わずらわしい求婚者達を追い払うために、喋り方を偽っていたエリザベスだったが、なぜかクリスチャンの前ではうまくいかず・・・気がつくと見破られていた・・・おまけに彼は彼女の持参金よりも、祖父に興味があるようで・・・彼の秘密を何とかして暴こうと心に決めた彼女は、彼に真っ向から疑問をぶつけるが、返ってきたのはキスだった・・・・謎解きや、クリスチャンの過去についてもっといろいろ在るかと期待してたのに、意外と色恋ものの要素が強く・・・エリザベスと二人でいろいろ探偵もどきの事をして欲しかった私としては、物足りないかも・・・・だって、もったいないじゃない、エリザベスちゃん、それなりに賢いんだもん・・・観察力もあるし・・・お気に入りの執事リーヴスは相変わらずで、彼とクリスチャンの会話は読んでて楽しかったけど、彼とも、もうお別れなのね・・・名残惜しいわ・・・ところでクリスチャン君、ここは居間です。そしてエリザベスちゃんはバージンです・・・。彼女を扉に押し付けてなにやってんですか!あんたは!!前編はこれ 2008/9月23日に書いています。
2009年04月27日
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マーガレット・ウェイの4月20日発売分の荒野の堕天使(下) ハーレクイン・イマージュで、4部作<恋の冒険者たち>の第1部!ブロデリックとロビンが香港に出かけている間に、いっそう親密になったサイラスとジェシカは、ラビニアと供に平穏で幸せな時を過していた。或る日の午後、二人は馬で渓谷へ出かけ、互いの想いを確認するが、その日は一線を超えることはなく・・・サイラスのポケットにジェシカのブラがおさまっただけだった・・・ 明日にもブロデリックたちが帰国するという日、ジェシカはラビニアから一つの鍵を渡される。それはかつてサイラスの母が大事にしていた品々を収納した使用人小屋の鍵で・・・そこでサイラスとジェシカはあるものを見つけることに・・・・・・・ そして、香港から戻ったブロデリックは、息子とジェシカの関係に気づき嫉妬する。それはジェシカへの思いというより、サイラスの若さと能力に対しての嫉妬のようで・・・・最後、「ある形での告白」により、いろんな事が明らかになり、ハッピーエンドとなるんですが、こんなのを読んでると、行きたくなりますねぇ、オーストラリア・・・アボリジニの文化についてはトンと不勉強なもので、この本を読むまで知らなかったんですが、太陽は女性なんですねぇ・・・太陽神が女性なんて、日本ぐらいだと思っていたので、なんだか変にうれしいわ・・・上巻とイマージュのページ http://www.harlequin.co.jp/books/new20/i.html <恋の冒険者たち>はこの後、5月5日刊『まぶしすぎる恋人』、5月20日刊『脅迫は甘く切なく』、6月5日刊『砂漠の炎に抱かれて 上』、6月20日刊『砂漠の炎に抱かれて 下』と続きます・・・
2009年04月26日
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マーガレット・ウェイの4月5日発売分の荒野の堕天使(上) ハーレクイン・イマージュで、4部作<恋の冒険者たち>の第1部。オーストラリア、ノーザン・テリトリー、モカニ牧場。1947年、モカニ牧場で双子の子供たちの家庭教師をしていた若く美しいモイラが或る日、行方不明に・・・大々的な捜索が行なわれたが彼女は見つからず・・・やがて、それは「モカニの謎」として何年も語られるものとなった・・・・そして50年後・・・・・ おじの設計事務所に勤める新進のインテリア・デザイナージェシカに大牧場主のブロデリック・バナーマンから仕事の依頼がきた。彼はインタビューを受けるジェシカをテレビを見て、彼女を指名してきたらしい。彼の神殿ともいえる邸宅のインテリア・デザインの仕事は、24歳の彼女にとってはあまりにも大きなチャンスだった・・・。不安を感じながらも、おじの励ましもあり、ブロデリックの住まいのあるモカニ牧場に向かったジェシカは、ブロデリックの息子サイラスに出迎えられる。彼は最高に魅力的な男性だが、その驚くほど青い目に浮かぶものは、歓迎を表してはいなかった・・・・若いが、賞の最終選考に残るほど優秀なインテリア・デザイナーのジェシカと依頼主の息子サイラスとのロマンス。モカニ牧場でジェシカを待っていたのは、彼女に熱い視線を寄せるブロデリックに、ジェシカの能力と目的に疑いの目を向ける彼の養女ロビン、そしてジェシカをモイラと呼ぶブロデリックのおばラビニアだった・・・50年前の事件の謎と恋を絡ませたお話は、いい年こいてジェシカちゃんをものにしようとするとうちゃんや、厭味な嘘つきロビンちゃんのせいで複雑になっていきますが・・・下巻につづきます・・・下巻です ハーレクイン・イマージュのページhttp://www.harlequin.co.jp/books/new20/i.html 先日決定した「ミスター・ハーレクイン」のページとブログページです。三人のミスターたちとのセレブレーションパーティ開催のお知らせも!http://www.harlequin.co.jp/30th/ http://ameblo.jp/bloghq/
2009年04月26日
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人気テレビシリーズ「相棒」のノベライズで相棒(season 4 下) シーズン4の代11話~21話分が収録されています。今回は、特命係のプライベートな部分も見逃せない!「汚れある悪戯」・・・白昼堂々、女子行員の誘拐事件が発生!犯人は「スサノオ」と名のり、5億円を要求!警視庁には特別警戒態勢がしかれることに・・・ただし、特命係を除いて・・・しかし、ネットの掲示板に「須佐之男」のハンドルネームを偶然見つけた亀山は、上司右京の意見を求める・・・・「緑の殺意」・・・たまきに連れられてオーガニックレストランのプレオープニングイベントにやってきた特命係が不審死に遭遇。事故?それとも・・・未必の故意?「最後の着信」・・・亀山が、偶然会話を交わした相手が殺された。男はどうやら麻薬の売人だったようで、携帯電話を3台使い分けていた・・・その履歴から判ったのは・・・「アゲハ蝶」・・・昨年発見された新種の蝶「ミヤモトアゲハ」。その三つしかない標本の内一つを持つ男が殺され、標本が盗まれた。さらなる事件の可能性を考え、発見者で標本の持ち主でもある大学教授の元へと向かった特命係は、そこで熱心なコレクターに出会う・・・そして、かつての虫博士少年亀山は、意外な知識を披露する!「殺人セレブ」・・・鉄道関係コレクションの散らかる中、その家の主婦の絞殺死体が・・・彼女と親しくしていたらしい主婦グループに早速聞き込みに行った特命係は、物に執着するのを嫌がるセレブ主婦と知り合うが・・・「天才の系譜」・・・右京さんがホテルで女性と密会?おまけに相手の女性にお金を渡してた?亀山が偶然目撃した光景を、翌日右京に問いただすと、何とそれは右京の遠縁の姪、花で・・・彼女はふと見かけた家の庭先の植木鉢だけで、先日発見された水死体の身元を推理した?!「告発の行方」・・・ルポライターが、自分の記事の載った雑誌の発売日に、過去の栄光の象徴によって殺された・・・どうやら書いた記事がかってに差し替えられたことに関係しているようだが・・・それは現大臣に関する記事で・・・「節約殺人」・・・節約術で一躍有名になった主婦から「人を殺しました」との通報が・・・現場にはナイフで胸を刺された彼女の夫と、血のついたナイフを握った男の死体が・・・どうやら彼女は夫を刺した男を花瓶で殴って死なせてしまったようだが・・・右京はあることに疑問を擁く・・「ついてない女」・・・故障した車の横で呆然としている女性を見つけた特命係の二人は、彼女が空港へ急いで向かう途中だと知り、送ることを申し出た。しかし、彼等が警察だと知ると、途端に警戒するような態度を取りはじめた彼女に右京は疑いの目を向ける・・・「七人の容疑者」・・・爆破予告に盗難と災難つづきの撮影所へ、捜査三課の要請で向かった特命係の右京と亀山は、盗難現場で怪獣の着ぐるみを着た死体を発見する。殺されたのは撮影所の製作部長。疑わしい人間はなんと7人!「桜田門内の変 」・・・警視庁ビルで、青酸カリによる死亡事件が立て続けに2件起きた!当初、それは警察を狙ったテロかとも考えられたが、どうやらそれは殺人犯捜査四課の轟木警部を狙ったものと判明・・・犯人は単独?それとも複数犯?美和子ちゃんの海外への転勤や、右京さんの遠縁の姪花ちゃんの登場、そして、後に再登場する「ついてない」幸子ちゃんなど、女性に注目!な今回のラストは、強烈に個性的な亀ちゃんの姉ちゃんで締めくくられます上巻です 3月27日に書いています。このシリーズはコミック化もされてます
2009年04月25日
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芦辺 拓さんのYAで、ミステリーYA!より。月蝕姫のキスぼく、暮林 一樹は厄介な性癖を持つ高校生。とにかく、物事をとことんまで考えないではいられない。それも、あくまでも自分の頭で、自分なりのやり方でだ。今日も、かってに何日もかけて作りあげた創立祭のクラス企画のための人員配置のタイムテーブルを書いたノートは発表の目を見ずゴミ箱へ・・・しかし、捨てたはずのノートを感心したように見る人物がいた・・・クラスメートの行宮 美羽子・・・彼女はぼくにノートを渡して通りすぎるさい囁いた・・・君のその才能が、生かされるときがきたらいいね・・・高校生のぼく(暮林)が下校時にたまたますれ違った男が殺された事から、とんでもない事件に巻き込まれるミステリー。すれ違った男が落としたと思われる鍵を拾ったぼくは、それを警察に届けそこなったが、翌日その男が殺されたことを知る。おまけに学校で警察の事情聴取を受けているときに鍵の事を思い出し探したが、それは無くなっていた・・・・その鍵についていた<357>のナンバーから駅のコインロッカーの物だとさっしをつけたぼくは、そのナンバーボックスのあるコインロツカー・コーナーを見張る事にするが、そこでもまたトラブルに巻き込まれる事に・・・・・そして、考えずにいられないぼくは、ある考えに行き着いた・・・ ぼくと、ぼくが親友と思っている夏川と、アウトロー刑事黒河内までが加わり、アルカイック・スマイルを浮かべる女子高生行宮 美羽子の裏にひそむ闇に誘いこまれ、翻弄される・・・・モリアーティ教授とホームズ、黒蜥蜴と明智小五郎に比喩された、月蝕の日に起きる悲劇を支配する<姫>とぼくのセカンドステージのないファーストステージ終了・・・てな感じでしょうか・・こういう感じは嫌いじゃないんで、読んでて楽しかったわ。まぁ、<何故?>はたくさん残ったままですがね・・・
2009年04月24日
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「エロティック・ロマンスの女王」シェリル・ホルトのラブレッスン ヒストリカル・ロマンスで、あまりに露骨なタイトルに思わず躊躇・・・まぁ、ほんの一瞬ですが・・・賭博場を経営するジェイムズの事務所には、身内の男達の借金について<懇願>しに来る女性達が頻繁にきていた。ありとあらゆる物を差し出す覚悟で・・・時にはその身体さえも・・・。しかし、今日事務所にやってきた女性の<懇願>はまったく違った。彼女の望みは彼を雇う事。そして彼に「男女の間に起こる、ありとあらゆるものすべてを教えもらう」こと・・・・25歳になる伯爵令嬢のアビゲイルと、伯爵の父と女優の母を持ち、弟と二人で賭博場を経営しているジェイムズのロマンス。おくてでオールドミスのアビゲイルは、社交界デビューした妹のキャロラインに結婚前の心得として、寝室での男女の行為についての説明を求められていた。まったく知識のない彼女は、放蕩者で性技に長けているという彼の噂を聞き込み、彼にレッスンを受けようと考えた・・・あくまでも、プラトニックな・・・しかし、彼に会った途端に惹かれるものを感じた彼女は、これから起こることを想像しただけで体が火照ってくる・・・そして、最初のレッスンの日・・彼は簡単な説明の後、彼自身がモデルとなった男女の交わる手順を描いたスケッチをアビゲイルに見せ・・・彼女が動揺しながらも、興奮しているのを感じた彼は課題を与える・・・「鏡の前に立ち・・着ているものをすべて脱いで・・・自分の乳房を触ってごらん・・・乳首をつまむんだ・・すぐに痛いほど硬くなるのがわかるから・・」いいのか、こんな本R指定にしなくて・・・・などと思いながらも読みました(特に前半)・・・あっという間に恋に落ちた二人が、そうと気づかないまま、週二回のレッスンのたびにより過激に惹かれあっていくさまはとってもエロティック!しかし後半、悪役夫人が二人の中を引き裂くために策を弄し、妹の恋も絡んできだすと、どうもアビゲイルちゃんの行動がぱっとしないものに・・・元々、ちょっと自分勝手な所が気になってはいたけれど、だんだん、「あんたはいったい、どうしたいの?!どんな結果が欲しいのよ!!」と怒鳴りたくなってきて・・・悪役夫人にも、もう少しがんばって欲しかったわ・・そういえば、弟のマイケル君って途中から存在が消えてたわねぇ・・・・スピンオフでも在るのかしらん・・・?
2009年04月23日
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ケイ・フーパーのパラノーマルなラブ・サスペンスで、赤き手の狩人 FBI超能力捜査官が活躍する<スペシャル・クライム・ユニット・シリーズ>の中の<EVIL>シリーズ第3弾!サウスカロライナ、ヘイスティングス。ブロンドで社会的に成功した女性が殺される事件がまた起きた。三週間足らずのうちに、これでもう三件目だ。署長のレイフはFBIに応援を求める事に・・・やって来た捜査官は長身のブロンド美女イザベル。しかも彼女は超能力、それも千里眼と呼ばれる透視能力を持つ捜査官だという・・・だが、彼女の容姿は犯人のターゲットになりうる可能性が十分にあり、レイフはそれが気がかりだったが・・・過去に事件の被害者となった時に超能力が目覚め、FBIの捜査官となったイザベルが、10年前に彼女の親友を含む6人の女性を殺し、その5年後にも6人の女性を手にかけた殺人犯を捕まえるべく、警察署長レイフやその部下達、そして霊能力を持つ捜査官ホリスと供に捜査を進めていく・・・最初の被害者ジェイミーに何らかの鍵があると感じたイザベラ達は被害者の妹から意外な話を聞く・・・ジェイミーの隠された秘密によっていろんな可能性が出てきた中、最初から惹かれるものを感じあってていたレイフとイザベルの関係がきっかけで、イザベルの能力に異変が・・!そしてそれは彼女が危険に陥ることを示唆している・・・・ラストはちょっと物足りなく、もう少し詳しく踏み込んで欲しかった・・・まぁ、それでも楽しく読めましたが・・・ところで、前作や前々作から気になっていた<腹が立つほど何でも判りすぎているSCUのリーダーとその妻>に関しては、少し触れる話があったんだけど、ビショップやミランダの力やなれ初めについては一向にわからずじまい・・・きっと、<シャドウ・ファイルシリーズ>に書いてあるんだろうけど、既に絶版・・捜して読まないといけないかも・・・「あやつられ・」や、「ささやき・・」はブログを書き始めるずっと前に読んでいたのですが・・・・既に、記憶もおぼろ・・・要再読?・・・・・記憶力が欲しい・・・・!スペシャル・クライム・ユニット・シリーズ <SHADOW3部作> 既に絶版になっています・・・<EVIL>シリーズ前2作 シリーズはさらに<FEAR三部作>へと続きます・・・既に書き上げられ、後は翻訳を待つのみ・・・
2009年04月22日
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ローラ・リー・ガークのヒストリカル・ロマンスで楽園に落ちた天使 1997年度RITA賞受賞作!!1871年ルイジアナ州。賭けボクシングで八百長試合を持ちかけられたコナーは、マネージャーの忠告も聞かずに相手をノックダウウンさせた。おかげで3人の男たちからさんざん殴られ、胴元に脅された挙句、道に捨てられることに。そんな彼を拾ったのは、オリヴィアだった。助骨が折れ、あざだらけで熱まである彼を看病する彼女は、三人の養女を育てながら農場を経営していて、男性の働き手を求めていた・・・元アイルランドの活動家で、流れ者のボクサーコナーと、南部の没落した名家出の女性で、農場を経営しながら、亡くなった親友の子供を育てているオリヴィアのロマンス。彼女の農場が鉄道建設予定地にあるのに頑として売ろうとしないために、地元の有力者ヴァーノンからの嫌がらせが続いている中、桃の収穫期が近づいてきていた・・税金を払うためにもどうしても男手が欲しかった彼女は、最初コナーを神の計らいだと思ったが・・・彼が賭けボクシングのボクサーと知り、動揺してしまう・・・しかし6歳8歳14歳の3人の娘達はコナーに興味しんしんで・・・とくに次女のキャリーは隙を見ては彼の側にいて・・・南北戦争やアイルランド扮装の敗者サイドの苦しい生活を描いていて、特にコナーの過去はあまりにも過酷なものでした・・・・多くのものを失い、守れなかった事に罪悪感を感じていて、自分自身を罰するような生活を送ってきたコナーですが、可愛いミランダ、口の立つキャリー、恋するお年頃のベッキーの3姉妹が彼に寄せる信頼に、不本意ながらもこたえる姿はほほえましく、読んでいて心温まります。そして、しっかり者でちょっと頑固なオリヴィアとの恋は、大切なものを作るまいとしてきた彼の目を、再び未来へと導く素敵なものになっています。
2009年04月21日
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ミランダ・リーの4月20日発売分の男と女のゲーム ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズで、<恋はポーカーゲーム>第2弾!!前回、親友夫妻に危機を招いた余計なお世話のおバカさん、エンリコ(リコ)が主役!クール・ビューティな陽気な未亡人ルネに想いを寄せる彼が、彼女に仕掛けたゲームとは?この5年間、毎週金曜夜のカードテーブルと、土曜午後の競馬場でルネ・セリンスキーの辛辣な言葉に耐えてきた。あのような扱いに耐えるのは、5年は長い、長すぎる!彼女への強まる想いに耐えかねたリコは、とうとう彼女をデートに誘う決心をするが・・・いざとなると妄想と不安と嫉妬が入り乱れ、ちぐはぐの言葉を発したあげく、いっそう辛辣な態度を取られるだけだった・・・だが、今夜、彼の手には最高のカードがそろっていた・・・負け無しの最高の手!どうやらルネもいい手のようで、彼女だけがリコが上げる掛け金に乗ってきた・・・そこでリコはあることを思いつく・・掛け金の変更を・・・それは「互いに望むもの何でも」・・ 元モデルでモデル事務所を経営している未亡人ルネと、5年前に彼女にはじめて会った時から惹かれていたのに、何故かそのとき交際していた女性と結婚したあげくに3年で別れるという不思議な行動を取った料理番組の人気司会者リコのお話。二人はそれぞれ自分の希望するものを紙に書き、封筒に入れた・・・ルネが望むのはおそらく彼と共有している馬の権利・・・そしてリコが書いたのは「きみは今日から一ヶ月間、ぼくの愛人になる」・・・リコのカードは、ハートのロイヤル・ストレート・フラッシュ!この手、負けなし!あまり感情を表に出さないルネちゃんのせいで、リコの心はまるでピンボールマシンのボールのように、期待と絶望、嫉妬と欲望、天国と地獄を行き来する羽目に。一方、ツンデレルネちゃんは、リコに惹かれながらも彼のおバカさんぶりに腹を立てているので、いっそう面白い状態になってます・・・第1弾 3月18日に書いています。5月20日発売の第3弾では、ドゥバル王国のプリンス・アリが主役。義姉へ報われぬ想いを寄せていた彼が新しい恋を見つけます!ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズのページと、楽天のハーレクイン特集http://www.harlequin.co.jp/books/new20/p.html
2009年04月20日
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ハイディ・ライスの4月20日発売分の今宵、カジノで ハーレクイン・ディザイア。今なら携帯サイトで50ページ立ち読み無料!!上司のラスベガス出張に個人秘書として随行したケイトは、事もあろうか下着姿でホテルの廊下に放り出される羽目に陥った。それも、性的な関係を迫る上司に「ノー」と言ったために!おまけに、ケイトがホテルのオーナーザックに自分が売春婦でない事を証明しようとしている間に、上司は彼女の身分証を残してすべて持ち去っていた・・・「私はどうやってロンドンに戻ればいいの?」セクハラされたあげくに解雇された個人秘書のケイトと、元ギャンブラーと噂されるホテルのオーナーザックのお話。アメリカ国籍も持つケイトは、窮地を打開すべくザックに仕事を求める。彼の了承を得ると供に衣服代として200ドル前借りしたケイトは、早速翌日から仕事をするための準備をはじめるが・・・何故かザックは彼女を食事に誘い・・・彼のホテルでウエイトレスをしている彼女を見たザック君。ミニスカートの制服や、客の視線に嫉妬して、彼女を短期契約の個人秘書にしちゃいます。もちろんカリフォルニアの出張同行を前提として・・・ねぇ、それって、最初のセクハラ上司とたいして変わらないんじゃぁないの?美人秘書兼愛人って、男性の夢なのかしらん・・・・ハーレクイン・ディザイアのページと携帯サイトhttp://www.harlequin.co.jp/books/new20/d.html 9月20日の30周年記念日までのカウントダウン企画 今月の作家はダイアナ・パーマー。シリーズ「テキサスの恋」登場人物たちの相関図が載っています。
2009年04月20日
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ローラ・リー・ガークのヒストリカル・ロマンスで愛の調べは翡翠色 <ギルティ(罪悪感)>シリーズ第2弾!3ヶ月前の落馬事故以来、消えない耳鳴り・・その金属音に正気が奪われ狂気に追いやられていく・・・音楽が聞こえない・・・・・!真夜中、寂れた劇場で作曲の出来なくなった高名な作曲家ディランは、ピストルを顎の下にあてた・・・・そのとき、不意に音楽が聞こえてきた・・自分の作曲したヴァイオリンのソナタだ・・・一人の女性がヴァイオリンを弾きながら歩いてきた・・彼女の存在は彼の耳鳴りを遠ざけ、自殺する気をくじいた・・・そして、5年後・・・・ディランは幻だったのかもしれないと想いはじめていた彼女と再会する・・・雑音が遠のき、音楽が聞こえた・・・・耳鳴りに5年間苦しめられていたせいもあり、放蕩生活を続け、メフィストフェレスのような黒尽くめのスタイルを好む作曲家ディランと、著名な画家の未亡人でヴァイオリン奏者のグレースのロマンス。ディランが5年前に出合った<音楽の女神>と信じる女性を見つけた夜、彼の屋敷に娘と名のる8歳の少女イザベルが・・・・自分にそっくりなだけでなく、音楽の才も持つイザベルを娘と認めたディランは、貧しい生活を送っているグレースを彼女の夢の家と多額の報酬を条件に娘の家庭教師として雇う事にした・・・それ以上の関係になる希望もちゃんと伝えて・・・ディランとイザベラは、我が儘さも才能もそっくり!そんな二人とグレースの会話は駆け引きが随所にあり、読んでて楽しいものに。娘の苦悩を知り、父となる決心をした問題を抱える放蕩者と、過去の傷を抱えながらも新たな愛を育んでいく女性、そして、おしゃまで、大人顔負けの知性を垣間見せながらも、愛あふれる家庭を切望する少女の三人の夢がかなう物語でもあります。第1弾はこれ 2008/5月16日に書いています。第3弾は「愛のかけら・・」のトレモア公爵の妹で、ハモンド子爵夫人のヴァイオラがヒロイン。何故か、ずっと別居を続けているハモンド夫妻ですが、その原因がついに判明する?
2009年04月19日
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サラ・モーガンの3月20日発売分の大富豪の醜聞 ハーレクイン・ロマンスです。アンゲロスは主催する舞踏会で、一人の女性に目を奪われた。彼女は真っ赤なドレスに身をつつみ、その身体は見事な曲線美を描いていて・・・ 他人のチケットに自作のドレスで舞踏会に紛れ込んだシャンタルは、馴染めない感覚を追い払おうと、自分でない者のつもりになっていた・・・そう、貧しいウエイトレスではなく、女相続人だと・・・そこへ、あまりにもハンサムな男性が声をかけてきて・・・惹かれあうものを感じた二人は情熱的なタンゴを踊る・・・・彼が飲みものを取りに行っている間に困った状況に陥った彼女を、助けてくれた老紳士と楽しく会話をしていると、彼が怒った顔で戻ってきた・・・!招待客でない事がばれてしまった・・・おまけに、この老紳士は彼の父親?! 生い立ちのせいで、何があっても男性の世話にはならないと決めているウエイトレスのシャンタルと、発作を起こした父を心配するギリシヤの大富豪アンゲロスのお話。二週間後、シャンタルは彼女を探していたアンゲロスと再会することに・・・彼女がチケットの本来の持ち主で、年上の男性を手玉に取るイザベルだと思い込んでいるアンゲロスから思いもよらぬ避難を浴びせられながらも、親切にしてくれた彼の父の容態が悪いことを聞き、ギリシヤの島にある彼の自宅へ同行する事に同意したシャンタルだったが・・・・徹底して自立しようとするシャンタルの態度は、ちょっと意固地な感じはするけど、リッパ!えらそうな事言いながら、あっという間に男にものを買ってもらう生活に馴染んじゃうヒロインが多い中、彼女は最後まで貫き通します!!そして、そんな彼女の意志を理解するのには時間がかかったけれど、ちゃんと尊重するようになるアンゲロスも素敵です・・・ハーレクイン・ロマンスのページと携帯サイトhttp://www.harlequin.co.jp/books/20090320/index.html
2009年04月18日
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エロイザ・ジェームズのヒストリカル・ロマンスでまばたきを交わすとき エセックス4姉妹を主人公としたシリーズ第3弾!第1話にして第2弾で未亡人となったイモジェンが主人公。彼女の恋の相手は?エセックス姉妹の後見人ホルブルック公爵ラファエロ(レイフ)の前に現れた非嫡子の異母弟ガブリエル。彼は訳ありな関係にある女優のために、公爵の所有する劇場での演劇の上演を求めていた。驚くほどあっさりと弟とその要望を受け入れたレイフは、早速準備に取り掛かかる。劇場を修復し、劇全体を仕切る人物の手配をした。それはイモジュンの亡き夫ドレイブンの元婚約者のジリアンだった! スコットランドの姉の居城から戻ったイモジェンは、その夜、赤ん坊の笑い声につられて部屋を出て、レイフにそっくりだが、彼よりも引き締まった身体をもつ男性に出会う・・・駆け落ち結婚後2週間で未亡人となってしまった三女イモジェンと、彼女達姉妹の後見人のレイフとその異母弟ゲイブ、そしてイモジェンの夫の元婚約者を巻き込んだロマンス。和解したジリアンとイモジェンは、それぞれ自分の狙いを打ち明ける事に・・・それはジリアンはレイフとの結婚、イモジェンはゲイブとの情事だったが・・・・美人だけれど、自分の感情のみを優先し、見たいものしか見ない性格は、相変わらずのイモジェンちゃん・・・ちょっとは成長したかと思っていたのに・・・・どっちかっていうとジリアンの方がヒロインの資格があるというか、彼女とゲイブのロマンスのほうがロマンティックでドラマティックな気が・・・・婚約者に他の女性と駆け落ち結婚された、戯曲好きの聡明な貴族の令嬢と、生まれながらに影の存在に位置づけられた大学教授との恋・・・・しかも彼は女優が生んだ娘をひとりで育てていて・・・・ウーン・・・やっぱこっちのほうが好みだわ・・・シリーズ1,2 2008/4月2日に書いています。
2009年04月18日
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シャンテル・ショーの3月20日発売分のトスカーナの甘い夏 ハーレクイン・ロマンスです。顧客であり友人でもあるジェームズの長女の結婚披露パーティに招待されたタムシンは、娘達に病気を隠しているジェームズとダンスをしながらも、彼の体調を気遣い、病気をうち明けるよう説得していた。そこに、彼女と父の関係に不審の目を向けている次女が男性を連れて現れた・・・・その男性と目があった途端、渇望と妄想に囚われ、圧倒された彼女は、彼にダンスに誘われたが断った・・しかし、結局踊る事に・・・・そして知り合ったばかりのその男性ブルーノは、あからさまに彼女に誘いをかけてきて・・・・インテリア・デザイナーで離婚歴のあるタムシンと、大手ファッション企業の経営者のブルーノのお話。タムシンを継母と同じ金目当ての女性だと決め付けながらも彼女に惹かれるブルーノは、タムシンのターゲットをジェームズから自分に乗り換えさせようと、彼女を誘惑しにかかるが・・・あら・・?もしかして、ブルーノ君も謝っていない・・?確か3月5日刊にも謝らなかった奴がいたはず・・そうよ!あれもイタリア人だったわ!!なに?イタリア男は女性には謝る必要なんて無いと思ってるの?!おまけに自分の心を打ち明けもせず、まず彼女の告白を引き出そうとするなんて、姑息な臆病者のする事よ!!タムシンちゃんも、やもめ男に親切にしていたら、勘違いされたり、よからぬ憶測を生んだりするんだから気をつけないと・・・ハーレクイン・ロマンスのページと、ハーレクイン公式ブログhttp://www.harlequin.co.jp/books/20090320/index.html
2009年04月17日
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ダン・ブラウンのタイムリミット・サスペンス。下巻です。天使と悪魔(下) 下巻の<あらすじ>をあまり書くとネタばらしになってしまいますので、上巻部分を多分に含んでいます・・・・てか、ほとんど上巻?ヴァチカンの監視カメラに捕らえられた謎の球体・・・それは盗まれた「反物質」カプセルだった・・・コーラーの依頼を受けヴァチカンへ向かったラングドンとヴィットリアはその日がまさに次の教皇を決める教皇選挙会<コンクラーベ>の調印式の日だと知る・・・世界中の枢機卿165人がヴァチカンに集まっていた!しかも最も有力な候補とされる4人の枢機卿が行方不明に! そして「イルミナティ」を名のる人物から電話がかかってきた・・・8時、9時、10時、11時と1時間おきに4人の枢機卿を殺していき・・・そして12時・・バチカンが崩壊すると・・・殺害場所の手がかりはガリレオの著書で、そのヒントは503・・・・そこに<イル・セーニョ>(記号・手がかり)が隠されている!ハサシン(暗殺者)が殺人を決行するのを防ぎ、捕まえるために暗号の手がかりを頼りに、「土」、「風」、「火」、「水」それぞれのの意味する場所へと向かうラングドンとヴィットリアだが・・・ どんでん返しのどんでん返しで、キリスト教とはまったく関係ない私でも、面白く読めました。宗教と科学、物質と反物質、人の心の中の光と影、結果を得るための手段の選択・・・・そして、殺人と恐怖と混沌の中で生み出された奇跡・・・彼の苦悩と選択は間違っていたけれども、ちょっと切なくもありました・・・・ 読んでて思い出したのが2005年に行なわれたコンクラーベ・・・「空飛ぶ聖座」とか、「空飛ぶ教皇」と呼ばれていたヨハネ・パウロ2世が亡くなって、初の有色人種の教皇の可能性もささやかれたあの時も長かったような・・・・2日ほどかかったんだっけ?でも、ヨハネ君に比べて現教皇のベネディクト君はちょっと影が薄いような気が・・・上巻と、映画の公式サイト http://angel-demon.jp/ 既に前売り券まで買ってしまった映画で、ひそかに楽しみにしているのが「ミッキーマウスの時計」と、「スイス衛兵の制服」・・・時計は本ではけっこう登場シーンがあったし、制服は・・・多分、おそらく、ミケランジェロがデザインした時には、あの時代の最新ファッションだったんだろうけど、今の時代にまじめな顔してあれ着て歩き回ってるのって・・・
2009年04月17日
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ダン・ブラウンのタイムリミット・サスペンスで、天使と悪魔(上) 宗教象徴学教授のロバート・ラングドンシリーズ第1弾!あまりにも有名な第2弾「ダヴィンチ・コード」と同じく、トム・ハンクス主演で映画化されており、5月15日より全世界同時ロードショー!物理学者のマクシミリアン・コーラーと名のる人物からの電話で、朝の5時に起こされた図像学者ラングドンは、その直後送られてきたファックスを見て吐きげに襲われた。それは衣服を剥ぎ取られ、首が捻じ曲がった死体の写真で、その胸には焼き印が押してあった・・・「イルミナティ・・・」 180°角度を変えてみる・・・ラングドンは衝撃のあまりしばらく動けずにいた・・・・ 再びかかってきたコーラーからの電話で彼の研究所に向かうこととなったラングドンは、宇宙航空機X-33のマッハ15の速度でおかげで1時間後にはジュネーブにある国境検問さえ存在しない研究施設CERN(セルン)に到着していた・・・超ハイテク車椅子に座る研究所所長コーラーと供に向かったの殺人現場で、彼は「イルミナティ」についての説明を求められる・・・・それは16世紀に科学者や数学者達によって作られた秘密結社で、<啓示を受けた者達>の意味をもつ。そのメンバー達は教会から迫害を受けたのち、フリーメイソンに紛れ込み、やがて組織を支配していく・・。その象徴となる図形は、対象性を愛したガレリオ・ガリレイへの敬意の印として描かれたアンビグラム(双方から読める)の聖なるロゴで、現代の多くの象徴学者がそれを再現しようとして失敗していた物だった。しかし、死体の焼き印は、完璧なアンビグラムになっていた・・・ 現代の「イルミナティ」とも言えるセルンで殺されたのはカトリック司祭の物理学者。彼は実験で宇宙創造することに成功していた・・・それはビッグバンの再現・・・そして、それにより世界初の「反物質」のサンプル採取にも成功していた・・・おまけに、彼の遺体からは目玉が盗まれていた・・・その意味するものは・・・4分の1グラムの「反物質」の盗難・・・・被害者の養女ヴィットリアとラングドンは、宗教と科学の争いに巻き込まれていく・・・・なんか説明文が長くなる・・・うーん・・しかたないわな・・・メモ取りながら読まないといけないかも・・・と思うくらい、いろんな事が絡んでてさ・・・・いかんせん記憶力が残念気味の私としては、行きつ戻りつしながら現在下巻読中・・・下巻です。映画の公式ページ http://angel-demon.jp/ 既に前売り券を買ってあるので、何があっても見に行きます・・・・・でも、「ダヴィンチ・・・」の時も思ったけれど、原作のイメージだと、私的にはラングドン君はヒュー・ジャックマンか、ジェラルド・バトラーにやって欲しかった・・・本の中で1ドル札とフリーメイソンに関するくだりがあって、それで思い出したのはこれ・・・けっこう面白かった・・・でも2の「リンカーン暗殺者の日記」は見てない・・・・
2009年04月16日
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ボニー・ヴァナックのヒストリカル・ロマンスでシークと睡蓮の花 エジプトの砂漠の民カムシン戦士族シリーズの第2弾!!「砂漠に眠る秘宝」の彼等も出てきます。<愛の戦士>とご婦人方に評判のラムセスから地図を奪うよう言われたキャサリンは、彼を偽りの理由で呼び出し、エジプト人女性のふりをして暗がりで誘惑を仕掛けた・・・キスを求める相手に唇を重ねた途端、情熱的なキスが返ってきて・・・・彼の指が左頬をかすめるまで思考が働かなかった・・・あわてて逃げるように飛び出した彼女は、暴漢に襲われそうになるが、それを助けてくれたのは、先ほど置き去りにしたはずのラムセスだった・・・彼女は彼の隙をついて地図を手に入れるが・・・・幼い頃に子虎によってつけられた傷を隠している、イギリス人貴族の父とエジプト人の母を持つキャサリンと、カムシン族の戦士で、虎のトーテムを持ち、千歳の守護者であるラムセスのロマンス。罠にはめられた父を救うために、しかたなくラムセスの地図を盗んだキャサリンだったが、脅迫者の要求はそれだけに留まらず・・・しかもキャサリンは自分が盗みを働いた相手が幼い頃に決められた婚約者だとは知らずにいて・・・ 一方ラムセスは、見た事もないイギリス人の血を引く婚約者よりも、名前さえ知らない緑の眼の盗人に心惹かれていた・・・ ナイフを持ち歩き、ボウガンをあつかえ、医学知識もあるヒロインにけっこう期待・・・なのに後半、イラッと・・・イラッと・・・して、なかなか読み進まなかった・・・だって、キャサリンちゃんの、恐怖をベースとしたネガティブで浅はかな思考と行動の繰り返しにうんざりしていて・・・彼女が信頼関係について目が覚めるまでイライラしっぱなし・・・でも、まぁ、カムシン戦士族の男性は素敵だわ第1弾 2008/5月3日に書いています。
2009年04月15日
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リンゼイ・アームストロングの3月20日発売分の胸騒ぎのハネムーン ハーレクイン・ロマンスです。いつものトレーニングを終えた後、車椅子を押すシエナにフィンはある提案をしてきた。それは、専属の理学療法士として西部にある牧場に一緒に行って欲しいというもので、彼は既に主治医とシエナの上司の了解まで取っていた。一旦は断ろうと考えたシエナだったが、妹ダコタと、シエナからダコタに乗り換えた元婚約者ジェームズの結婚式の招待状と、母からの出席の催促の電話、それと牧場行きを進める上司からの電話で心が沈み、考え込むうちに、あることを思いついた・・・結婚式に皆を驚かせるほどの男性と出席するという考えを・・・思い浮かんだのはフィンのことだった・・・・優秀な理学療法士のシエナと、事故で婚約者を亡くし、自らも大怪我を負った実業家で牧場主のフィンのお話。とんでもない考えだと思いながらも、牧場行きの返事を即すフィンに交換条件としての結婚式出席を求めると、彼はあっさり承諾してくれて・・・・シエナの出席と男性の同伴という報告を聞いた母も喜んでくれた・・・特に相手の名前を聞いたことで・・・ねぇ、何ヶ月ものリハビリの間に培った信頼が、あれっぽっちのことで揺らぐなんて、フィン君たらなんて狭量なのかしら・・・シエラちゃん!あんな猜疑心の強い男なんかさっさと捨てちゃいなさいよ!・・えっ・・あ、そう・・・愛してるの・・・じゃぁ、おばちゃんは、なんにもいわないわ・・・・ハーレクイン・ロマンスのページとバックナンバーキャンペーンのページhttp://www.harlequin.co.jp/books/new05/r.html <読んであてよう!プレゼントキャンペーン>ハーレクイン社では、今、4月発売のハーレクイン・ロマンスとヒストリカルでアンティーク調フォトフレームがあたるキャンペーン中!
2009年04月14日
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カーラ・キャシディのロマンティック・サスペンスです。冬を宿した瞳閑静な郊外の住宅地にある保育園に男が銃を持って立てこもった。人質は園長と保育助手、そして17人の子供たち!刑事ニック・コレリは人質交渉人として現場に駆けつけたが、犯人が「デービッド」と名のった以外、交渉は難攻していた・・・唯一の手がかりは犯人の叫んだ「ジュリエット!」 その名は園児の保護者名簿にあった・・・・・ 警官に連れてこられたジュリエット・モンローは冬のような女性だった・・・髪はクールブロンド、目は氷河の青・・そしてそれは何の感情も見せなかった・・・・夫デービッドのDVから逃れるために、息子ビリーを連れて逃げ出し離婚したジュリエットと、彼女の元夫が起こした人質立てこもり事件の交渉人で刑事のニックのロマンス。ジュリエットの偽りの説得で何とか解決したと思われた事件は、司法制度と優秀な弁護士によってまさかの展開を迎えることに・・・デービッドが多額の保釈金で釈放された事をジュリエットに知らせに行ったニックは、なんとしても彼女達の命を救おうと決意するが・・・子供とでさえ、愛情を分け合う気の無い金持ちのDV旦那は、ありとあらゆる物を利用してジュリエット達を追いつめていきます・・・その巧妙さといったらほんともう、タチが悪すぎ!!・・・そんな中、過去の恐怖で凍りついていた彼女の心は、ニックの親切やビリーに対する思いやりに溶けていきます・・・いい奴よね、ニックも彼の弟トニーも・・・そして、ラストの展開に、気分はスッキリー!ざまあみろ!
2009年04月13日
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ヴィクトリア・アレクサンダーのヒストリカル・ロマンスで迷えるウォートン子爵の選択 4部作<独身貴族同盟>の第1弾!友人ヘルムズリー侯爵の結婚式の後、クラブに集まった独身貴族のウォートン、ノークロフト、シンクレア、キャヴェンディッシュの四人は、「聖なる結婚という束縛から最後まで逃れることのできた者が総取り」の賭けをした。賞金は、わずか4シリングの金と最高級のコニャック。ノークロフトの予想では勝者はウォートンだったが・・・・・ウォートン子爵ギデオンはチャンスを逃さなかった。夜会をこっそり抜け出すレディ・チェスターを追って廊下の先のテラスに向かう。あの魅力的な未亡人は、現在特定のお相手はいないらしい・・・顔見知り程度だった彼女との会話が、突然変化を生じ、雷に打たれたような衝撃を受けてから一月以上たっていた・・・もう我慢の限界だ・・・・・テラスにいた彼女はギデオンが追ってくるのを知っていたようで、振り向きもせず話し掛けてきて・・・二人は5日後の夕食の約束を交わしたが、それはどちらにとっても待ち遠しいものだった・・・10年前に未亡人となり、過去3人の<特別なお友達>がいたジューディス・チェスターと、9年前に極端に短い結婚生活を経験したことのあるウォートン子爵ギデオンの大人のロマンス。最初の逢瀬でベッドに入った二人は、ジューディスの提案する<望ましいあり方>の取り決めのもと、結婚を前提とする事の無い交際をすることにしたが・・・・・一時のアバンチュールのはずが本気の恋に落ちていく・・・・「伯爵の・・」でモヤモヤが募ったヴィクトリア作品・・・今回は前回ほどのモヤモヤ感は無く、無事完読・・・ジューディスは、ヒストリカルのヒロインとしてはちょっと変り種なヒロインですが、はっきりとものを言う知的で楽しい夫人で、ギデオンの友人に彼女の元愛人がいて、今では良い友人という不思議な人格者です・・・シリーズはこの後、キャヴェンディッシュ、シンクレア、ノークロフトの順でヒーローとなります。「伯爵の・・」です 2008/12月18日に書いています・・・・・
2009年04月12日
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ジュリー・ガーウッドのサスペンス・ロマンスで震える夜が終わるまで ブキャナン兄弟を主人公としたシリーズ第5弾!大学生の時に立ち上げたパフュームキャンドルの会社で成功を収めつつあるケイトは、友人で、ギャラリーのオーナーであるカールの主催するパーティの手伝いに来ていた。姉キアラの口車に乗せられてつけたワンダーブラに耐えられなくなった彼女は、それを外す場所を求めて庭の潅木の茂みの影へ・・・その時、さっきまでいたテントで爆発が!! どうやら展示が予定されていた過激な発言を繰り返すアーティストを狙ったものと考えられ、木の下敷きになりながらも幸い軽い怪我だけですんだケイトは病院に運ばれ事情聴取をされることに・・・しかし、これは始まりに過ぎなく・・・翌日には母が亡くなる前に多額の借金をしていたことが判明し、おまけに親友ジョーダンの健康に異変が・・・三人姉妹の真ん中で、パフュームキャンドルの会社を経営しているケイトと、彼女の親友ジョーダンの兄で休職中の警察官ディラン・ブキャナンが、多額の遺産をめぐる陰謀に巻きこまれます。ジョーダンの病理検査のために訪れたボストンから帰って来たケイトは、車に轢かれかけ、おまけに再び爆発に巻き込まれた・・・彼女の身を心配したジョーダンは、兄ディランを彼女の元へ差し向ける・・・・ どうやらこれには、彼女の知らない大おじが残した8000万ドルの遺産に関係しているようで・・・犯人はなんとしてもケイトに死んで欲しいらしい・・・巨額の遺産が絡み、命を狙われ、会社も危機に瀕してしまうヒロインを、ハンサムで妹にまで<セックスマシーン>とあだ名されるプレイボーイの兄ちゃんがベッドでもくっついて守ってくれるお話は、怪しい奴がいっぱいで、ドキドキしながら楽しく読めたんだけど・・・いたち夫婦への逆襲は、もっと何かして欲しかった・・・・アレぐらいじゃぁ生ぬるいわ・・・次作はケイトの親友でディランの妹、ジョーダンがヒロイン!ブキャナン兄弟のシリーズ
2009年04月11日
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ペニー・ジョーダンの3月20日発売分の砂漠は魔法に満ちて ハーレクイン・ロマンスで、2008/1月に発売された「風に吹かれる砂のように」の関連本でもあります。「風に・・」のヒーロードラックスの双子の兄でシークのビアハムがヒーロー・・・なんだけど、訳者が違うせいか、前作とは名前や国名が微妙に違う・・・ウーン・・・地図製作者のサマンサ(サム)は、ズーラン、クルア、ダーラーンの三国が隣接し、「砂漠の真空地帯」と呼ばれる地域の詳細な地図作成のプロジェクトに参加していた。補充メンバーとしてやってきたジェームズの不快な態度にうんざりしながらも、砂漠に魅せられた彼女はダーラーンの川に関する伝説を仕事とは別に調べていた・・・プロジェクトの指揮国交替の朝、早々に目が覚めたサムは早朝の平和な一時を楽しむためにオアシスへと向かう・・・そしたら、そこにあの時の彼が・・・「あなたは・・・」地図製作者のサムと、ダーラーン国王ビアハムのお話。3ヶ月前、ホテルの廊下でぶつかったさい、互いに惹かれるものを感じた二人は初対面にもかかわらず熱い抱擁を交わした・・・どちらもその事を忘れられずにいたが・・・サムに惹かれる心を弱さだと決め付け、受け入れようとしないビアハムによって、ロマンティックな妄想をしていたサムの心は打ち砕かれ、あげくジェームズの言った言葉によって、さらに悪い状態へと追い込まれる・・・愛は弱さのもとと信じ、サムを愛すまいとするビアハム君と、ロマンティックな妄想を暴走させるサムちゃん・・・触れ合うだけで、互いに相手の服をはぎ取らんばかりになってしまう二人は、まぁ、似合いといっちゃぁ似合いの二人なんだろう・・・前作の二人もちょぼっと出てきます・・・・関連本です 2008/2月23日に書いています。ハーレクイン・ロマンスのページとハーレクイン・コミックスのページhttp://www.harlequin.co.jp/books/20090320/r.html
2009年04月10日
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キャンディス・キャンプのロマンスで、快楽の園 1985年に「クリスティン・ジェイムズ」の名で出されたものです。一年半前、フットボール選手だった夫タイを脳腫瘍で亡くしたステファニーは、夫の親友ネイルの事を考えていた。最近、彼はあまり訪ねてこないが、タイの入院中も死後も彼女を助けてくれた彼に、自分はちょっと頼りすぎていたのではないか、生活を立て直すためにもそろそろ彼に頼るのはやめようと・・・しかし、ネイルの考えは別だった。親友の恋人であり妻であるステファニーにずっと想いを寄せていた彼は、彼女の悲しみが癒され、立ち直るのを待っていたのだった・・・・進行性の脳腫瘍であっという間に夫を失ってしまったフリーライターのステファニーと、彼女の夫のチームメイトで親友だったクオーターバックのネイルのロマンス。はじめてタイに紹介された瞬間から密かにステファニーを愛してきたネイルだったが、彼女に芝居に誘われた日、ドレスアップした彼女を見ているうちにどんどん妄想がひろがり、とうとう抑制が効かなくなって・・・・後半、ヒロインがちょっとうっとおしい・・・自己憐憫と自己保身のなか、「愛してるから耐えられないの・・・だから別れるわ・・」って、バッカじゃないの?その後、テレビでネイル君をみては、うじうじと悲劇のヒロインごっこ・・・・アーっうっとおしい!!ま、ハッピーエンドのための試練だと思いましょう・・・・・・謝罪を風船とゴリラの配達人に託したネイル君。今なら携帯や、メールですませがちな事も、ちょっと前ならこういう方法を使って思いをつたえてたんだわ・・・返事は電報だったし・・・この十年でなにが変わったかって、携帯電話でしょう・・・ロマンスを読んで、このアイテムが出る出ないで時代がわかるほどだし・・・メール機能とか、カメラ機能が出てくるものは、新しいとかさ・・・
2009年04月09日
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ジェシカ・スティールの4月5日発売分のペナルティはキスで ハーレクイン・イマージュ。早退した翌日、出社した支社長秘書のジェリーは、上司が不正行為を理由にくびになった事を知り、信じられない思いでオフィスへ入っていった・・・そこにいたは社長のクロフォード。彼の態度は失礼極まりなく、まるで彼女が支社長の働いた悪事の片棒をかついでいたような物言いで・・・おまけに遅刻の多い彼女の私生活に関しても、失礼な憶測をしてきた・・・これからの事を考え不安になりながらも、その日を過したジェリーは、彼女の帰りを待つテディのために早々に帰り支度をしていたが・・・双子の姉テディが、妊娠中に夫を亡くし、その後双子を出産したために、一切の責任を引き受けてきた優秀な秘書ジェリーと、彼女の勤める会社の社長クロフォードのお話。しばらく支社にいる彼のために、引き続き秘書をする事になった彼女の遅刻や早退の原因を、たちの悪い恋人に縛り付けられているせいだと勘違いしたクロホードは、真実を伏せたままのジェリーに厭味と軽蔑を含んだ言葉を頻繁にぶつけるようになるが・・・共依存としか言いようのない双子の姉妹のせいで、やきもきする男が二人・・・特に実状を知らずにいるクロフォード君の厭味な態度の原因に、ジェリーちゃんはまったく気づかない!おまけに彼女のためにした事にことごとく文句を言われる始末。哀れとしか言いようがないわ・・・それでもめげない彼に拍手!!ハーレクイン・イマージュのページとリン・グレアム作品『エメラルドの愛人』復刻サイト! http://www.harlequin.co.jp/books/new05/i.html 今ならリン・グレアムのビデオレターが配信中!!期間は4月17日まで!
2009年04月08日
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クリスティーナ・ドットのパラノーマル・ロマンスで情熱の香り 4部作「闇の勇者たち」シリーズの第1弾!!社長のジェイシャへの恋心を抱える秘書のアンは、緊急の用がある事を口実に別荘に滞在している彼のもとへと向かっていた。新しい服に新しい髪形、新しいメイクアップ、レーザー手術で視力を回復した目。そしてワンダーブラ!別荘に着いた彼女は、書類の入ったブリーフケースと、彼が遅いから泊まっていくように言うことを期待して用意した大きなスーツケースを手にチャイムを鳴らすが・・・どうやら彼は留守のようで・・・預かっている鍵で中に入った彼女は、彼を出迎え、誘惑するための準備を整えていたが・・・入ってきたのは巨大な狼・・・しかもそれは徐々にジェイシャへと変化していった・・・・・・・・!182センチの長身で、親しい友人にさえデカ女と呼ばれる社長秘書のアンと、ワイルダー・ワイナリー社社長であり、悪魔と契約したバリンスキ一族の末裔で変身能力を持つジェイシャのロマンス。狼から人間の姿に変身するジェイシャを見て、パニックを起こしたアンは、あわてて逃げようとするが、森へ迷い込んだ彼女を再び狼となったジェイシャが追ってきて・・・・・半ば強引に、しかも彼女が懇願する形で、バージンを奪われてしまう・・・・ 1000年前の悪魔との契約に絡み、4つに別れたイコンを探し出す必要にかられたワイルダー兄弟のシリーズで、ドットのはじめてにパラノーマルでもあります。これまで読んだ彼女の作品のほとんどがヒストリカル・ロマンスだったので、どんなものかと思って読みましたが・・・まぁ、昨今ありがちな<何でもあり>ではなさそうなので、ちょっと安心・・・話はまだまだ謎を秘め、アンの秘密の<しるし>や、ゾラナの予言、行方知れずの三男に、あることに巻き込まれた次男と、てんこもり・・・この後どうなるのやら・・・次作は次男で考古学者のルリック(タカ)と、おそらく報道カメラマンターシャのロマンスかと・・そして、道を外してしまった三男エイドリック(ヒョウ)、末っ子で妊娠中の紅一点ファイヤバードと彼女の恋人で警察官ダグのロマンスとなるもよう・・作中にイコンが出てきました。聖像とも呼ばれる画のことで、日本人にはなじみの薄い物ですが、正教会においてはとても大切な物のようです・・・イコンで思い出したのがこれ・・・ 1月16日に書いています・・
2009年04月08日
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アン・グレイシーのヒストリカル・ロマンスで、くちづけは嵐とともに メリデュー家の5人姉妹を主人公とした<麗しのメリデュー姉妹>最終章!ついに、あの足先嬢グレースがヒロイン!銅色に輝く髪を切って平凡な茶色に染め、顔にへナでそばかすを書いたグレースは、地味な灰色のドレスに身をつつみ変装を完了した。親友メリーの付き添い役グレーストークとなった彼女は、法的な拘束力をもつ婚約のせいで、愛どころか子供さえ望めない結婚に追いやられることとなったメリーを助けるために、その婚約者の城までついてきていた・・・しかしその道中は快適とは程遠く、おまけに御者は酔っ払っていて・・・そして、ウルフストーン城まで後少しという所で、嵐のために馬車が横転してしまった! 助けを求めて城に向かったグレースは、そこにいたジプシーのような男性に事態を説明したが、彼はそんな彼女を面白がるように腕の中に抱きよせキスしてきた!! メリデュー家の末っ子で、幼少時に受けた祖父からの精神的な虐待のトラウマに苦しみながらも、友情に厚く、同情心や正義感にあふれた女性に成長したグレースと、実父からの嫌がらせに耐えながらも己自身の力で成功した、ウルフストーンの跡取ドミニクのロマンス。ありとあらゆる問題を抱えた城に滞在することとなったグレース達だが、彼女は医者を呼び、必要な物を手に入れ、事態を改善すべく奔走する・・・そしてその姿は領地の伝説「灰色の貴婦人」そのままだったので、彼女はたちまち領民達の心を掴み・・・一方、はなからメリーとは形式的な結婚しかするつもりのなかったドミニクは、ひと目でグレーストークに魅入られ、彼女を自分のものにしようとする・・・グレースのエジプト熱は健在のようで、未だに駱駝に乗ることを夢みていましたなんせ彼女は姉妹の仲で一番のお気に入りだったので、どんなヒロインになるのかずっと楽しみにしてたんですが、あまり変わって欲しくもなかったので、相変わらずなところを見つけてちょっとうれしい・・・ 話はシリーズの中では一番ロマンティックかも知れません。ゴシックめいた城での、過去をもつヒーローと身分を隠したヒロインの結ばれない愛に、領地に伝わる伝説。これでもかというところに、トルコ人の大男や魔女のような癒し手の婆ちゃん、そして事態の救世主のごとく現れた副牧師はなんとヒーロの友人で・・・ラストは領民、親族一堂に集まっての素敵なものになってます・・・シリーズ1~3です それぞれ2008/10月22日、2009/1月8日、2月1日に書いています。
2009年04月07日
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ヴィッキー・L・トンプソンの4月5日発売分のキスより甘く ハーレクイン・ディザイアで、「オフィスの秘密」の関連作。どうやら彼女は生きていたようですが・・・・・メインは別の二人のお話・・・明日からの2連休に浮かれながら留守番電話をチェックしていたメアリー・ジェーンは、親友アリエルの夫モーガンからの中途半端なメッセージに不安を覚える・・・そして、その夜遅く彼が訪ねてきた・・・最悪な出来事を伝えるために・・・アリエルの死という・・・・幼い頃、子守りで、後に親友になったアリエルの代理母となった妊娠6ヶ月のメアリー・ジェーンと、アリエルの夫でお腹の子の父でもある小児科医モーガンのお話。泣きながらアリエルの死を伝えるモーガンと抱き合い、涙を流しながらも、混乱し、疲れている様子の彼に眠ることを提案したメアリー・ジェーンは、ベッドで話しながら抱き合ううちに、古くからある本能で彼を慰める方法を知った・・・・彼の手を取り両足の付け根へとはこんで・・・・ 翌朝、気まずいながらも立ち直ったモーガンは、自分のした事を悔やんでいるにもかかわらず、未だにメアリー・ジェーンに欲望を感じている自分に気づき、愕然とする・・・・そして買い物や、たわいもないおしゃべりをするうちに、二人はアリエルという存在を外したお互いを、魅力的な異性として意識し始め・・・・前回の舞台メイトランド病院の側にあるダイナーでウエイトレスをしているメアリー・ジェーンがヒロインで、一人の女性の死によって結ばれた絆を、罪悪感と欲望に苛まれながらも強めていく二人ロマンスは、互いを思いやるがこその行き違いにハラハラさせられながらも心温まるものでした・・・ ついでですが、前回気になっていた彼女が記憶喪失で登場します。それに気づいた者達のよからぬ企みも進行中だし・・・あぁ、やっぱりこっちのほうが気になる・・・ローリー・フォスターの関連作 3月3日に書いています。関連本はまだまだ続き、5月20日にはジョー・リーの描くダイナー店主、シェルビーが主役のお話「ハッピーエンドは永遠に」が発売されます・・・ハーレクイン・ディザイアのページと携帯サイトですhttp://www.harlequin.co.jp/books/new05/d.html
2009年04月07日
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ロビン・デハートのヒストリカル・ロマンスで令嬢Aの探偵クラブ <レディース・アマチュア・探偵クラブ>の会員達を主人公としたシリーズの第1弾!まずは主宰者でシャーロキアンのアメリアがヒロイン!ちまたを騒がす怪盗<ジャック・オブ・ハーツ>の噂に盛り上がり、彼の事を捜査して、見事解決をもくろむアメリア、シャーロット、ウィロー、メグの4人の令嬢達は「シャーロック・ホームズ」の愛読者で、<レディース・アマチュア・探偵クラブ>の会員。早速噂好きの知人に話を聞く事で同意したが、アメリアの父が大事にしている胸像が紛失したため、それどころではなくなってしまった!警察も大して役に立ちそうに無いと感じたアメリアの父は、知人の医者の息子で私立探偵をしているコリンに事件の捜査を依頼することにした・・・シャーロキアンで探偵クラブ主宰者、そして自らも推理小説を書きたいと思っているアメリアと、警察勤務の経験があり、捜査に科学を持ち込もうと実験を繰り返している私立探偵コリンのロマンス。失われたエジプト骨董の胸像を探し出すべく雇われたコリンは、アメリアが思い描いていたホームズそのままの男性。彼と捜査に興味津々なアメリアは、早速自分を助手にしてもらうために売り込むが、相手にしてもらえない・・・しかし徐々に彼女の実力(?)は認められ、ついには助手として一緒に捜査することに!友達もつくらず科学捜査方法の確立を目指し、日々実験を繰り返すコリン君。生真面目で嘘の嫌いな彼は、女性との付き合いもあまり経験がない・・・なのに、アメリアちゃんが気になってしょうがなくって・・・彼女とのキスの妄想に囚われ悶々とする始末・・・一方、性格のよさは天晴れと言うしかないほどのアメリアちゃんは、どうやったら彼を情事に誘えるか、誘惑方法を知らないバージンなりに頭を悩ましてます気軽に楽しく読めるお話で、つづきが楽しみ!誰がヒロインになるんでしょう・・・?
2009年04月06日
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シャロン・ケンドリックの3月5日発売分の華やかな情事 ハーレクイン・ロマンスで、2部作<ギリシヤの光と影>第2弾!!前作のヒーローであるアレクサンドロスの双子の兄キュロスのお話です。10年前、結婚はギリシヤ人の女性とすると言って去っていった恋人キュロスから突然訪問の連絡をもらったアリスは、彼に綺麗だと思わせ、別れた事を悔やんでほしかった・・・しかし再会した途端、彼女の心も身体も立ち入り禁止にしている過去へと連れ戻され・・・オリーブ園経営者で富豪のギリシヤ人キュロスと、10年前に別れた恋人アリスのお話。弟アレクサンドロスの結婚式に出席するためにイギリスに来ていたキュロスは、衝動的にアリスに会いに来た。相変わらず美しいアリスに欲望が刺激され、彼女が欲しくてたまらなくなったキュロスは、彼女に決まった相手がいないのを知り、誘惑を開始する・・・過去の別れの辛さを思い出しながらも、彼の誘惑に抵抗できないアリスは、彼の誘いを受け入れるてしまう・・・それが愛に基づくものではないと判りながら・・・なんなのよ、こいつら兄弟そろって!!我が儘暴君もいいところ!!アリスちゃん!!こんな奴しばらくほっといて、十分反省させてから戻ってきてやんなさいよ!だ・か・ら、そんなにすぐに許しちゃぁダメだってば!!!ダウンロードはこちら前作です 2月26日に書いています。ハーレクイン・ロマンスのページとバックナンバーキャンペーンhttp://www.harlequin.co.jp/books/new05/r.html
2009年04月06日
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メアリー・ジョー・パトニーのヒストリカル・ロマンスで放蕩者に魅せられて RITA賞受賞作であり、ロマンティック・タイムズ誌の五ツ星!! 名うての放蕩者レジナルド(レジー)は、彼の叔父である伯爵によって不当に取り上げられていた領地を新伯爵のいとこに譲渡されることとなった。そこは今、優秀な執事によって管理されているらしい・・・最近、深酒の翌朝に、前日の記憶の欠如が見られるようになったことに不安を感じ始めていたこともあり、思いついたように故郷でもある領地へ向かったレジーは、男性の格好をした長身の女性に出会う。彼女の発言にレジーは驚いた・・・彼女がミスター・ウェストン?女性が執事?<ダベンポート家の困りもの>と呼ばれるほどの放蕩生活を送ってきたレジーと、過去の身分を捨て、領主館の執事として領地管理をしているアリスのロマンス。最初は不届きな噂が流れることに懸念を抱いたレジーも、有能な執事である彼女の力量を認め、そのままアリスを執事として雇っておくことに同意する。それと同時に、彼女に対して沸き起こる欲望を抑えようと考えていた・・少なくともしらふの時は・・・・しかし、彼の執事自慢がきっかけで起きた事件により、アリスは彼女が後見人をしている3人の姉弟達と供に領主館に住むことになって・・・・・過去を捨てた男装の女執事に、立ち直ろうとする放蕩者、それぞれの友人や使用人達と、うんざりするほど余計なお世話な副牧師、そして二人の死を願う者などが絡み、すごく楽しく読めました。子供たちや動物たちも可愛かったし・・・さすが5ツ星!何度もくじけながらも、断酒に取り組むレジー君の弱さと、それを克服する強さもよかった・・・メアリの最新本です 同時代のお話なので、本書と共通の人物も出て来るようです・・・
2009年04月05日
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Saoriさんの携帯小説で、選択式ホラー小説。プラント 選択肢によって、結末が違います・・・ 伸ばした手 阻む鉄牢 ここは花籠(プラント)遼平、聡、叶子、佐竹・・・「望みの報酬」と引きかえに花の栽培を引き受けた4人・・・。彼等は依頼者西村教授から、それぞれ鉢植えを受け取る・・・花を咲かせるために・・・そして、何色の花が咲いたか知らせるために・・・遼平の願いは「愛する人の治療」・・・火災で怪我をした恋人のため・・・聡の願いは「大事な人を取り戻す」・・・最愛の姉のため・・・叶子の願いは「単位」・・・自分の夢をかなえるため・・・佐竹の願いは「借金返済」・・・生まれてくる子供のため・・・それぞれの願いをかなえるために、花を持ち帰った彼等に待ち受けているものは・・・・最初の悲劇の後、分岐点が訪れる・・・どれを選ぶか・・・どう行動するのか・・結末は選んだ者のみが知ることになる・・・花の色もしかり・・・選択肢が結構いろんな所にあって、どの選択肢を読んでなかったか、だんだん判らなくなってきて・・・・とりあえず、すべての選択肢を読んだと思うんだけど・・・・・・普通に読むと、ノーマル・エンドになりました・・
2009年04月05日
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リサ・ジャクソンのサスペンス・ロマンスで、凍える夜に抱かれて 続編もあるようです・・・オレゴン州の片田舎の山中で女性の死体が発見された。保安官のカーターは早速捜査に取り掛かる・・・しかし、彼の仕事はそれだけではなく・・ 元ハリウッド女優のジェンナは最悪な朝を迎えていた。昨夜長女キャリーが夜遊びに出かけたし、次女アリーは仮病を使って休もうとする。おまけに水が出ないし、ジープまで動かない!!トドメは保安官!ブレーキランプがついてないと言って、違反切符を切った彼の態度と来たら!!しかも彼は彼女が寄贈した劇団の衣装の盗難事件の捜査にきた時も、失礼極まりない態度だった・・・撮影中の事故で妹を亡くしたために離婚、引退した元女優のジェンナと、保安官で、冬に最悪な記憶を呼び起こされることに悩むカーターが、ジェンナに執着する男の歪んだ妄想による殺人事件に巻きこまれます。最悪な出会いで、相手に反感を持っているにもかかわらず惹かれあう二人ですが、ジェンナを付け狙うストーカーの魔手は、彼女に似た身体特徴をもつ女性達へとのび、やがて彼女自身へと向かい・・・・・美人女優が田舎町に来たら・・・男どもがこぞって彼女に夢中になっております・・・おかげで、どいつもこいつも怪しく思えて、誰がストーカーなのか、なかなかわからず、ドキドキしながら読んでました・・・しかし、アルギン酸系の溶剤ってけっこう冷たいのよ・・・あんなのに浸かると考えただけでぞっとするわ・・おまけにミント風味だったりすると余計寒げ・・・続編に続くラストでは、アリーの親友ダニーがとんでもない状態に陥ります。どうやら彼女の父で、元特殊部隊で私立探偵の経験もあるトラヴィスに原因があるようですが・・?雪と氷と吹雪とで、やたらと寒かった今回のお話とは打って変わって、灼熱の炎渦巻く異様に熱い物語になるもよう・・・
2009年04月04日
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ヘレン・ブルックスの3月5日発売分の架空の恋人 ハーレクイン・ロマンスです。社長の息子ハリーへの報われない恋心に見切りをつけようと、退社と引越しを決意したジーナは、会社を去る日に開かれた送別会の後、送っていくというハリーの申し出を受けてしまった・・・おまけにハリーは彼女を食事に誘い、着替える必要があると彼女を家に連れて行く・・それは独身男性の住まいには不似合いなおとぎ話に出てくるようなコテージで・・・プレイボーイで、次々とスレンダーなブロンド美人と付き合っては別れるハリーに、赤毛で太り気味の自分は相手にしてもらえる事はないと諦め、彼から離れる事にした社長秘書のジーナと、最初から彼女に惹かれながらも、過去の屈辱的な出来事のために独身主義を貫こうとしている実業家のハリーのお話。彼女が失恋のために退職したと思ったハリーの誤解を、あえてジーナが解かなかったために、彼は存在しない架空の恋人に嫉妬し、彼女の望むものを与えなかった男に怒りを感じ、自分はそんな男とは違うことを証明したくなって・・・失う危機に陥って、はじめて気づいた想いにハリー君は、自分の事とはつゆしらず、彼女の失恋相手に嫉妬し、その男のいいかげんさに怒りを募らせます・・ダウンロードはこちらハーレクイン・ロマンスのページとハーレクイン楽天小説掲載ブログです。http://www.harlequin.co.jp/books/new05/r.html 小説掲載ブログでは、「御曹司の嘘」を連載中!また、5月5日発売分のハーレクイン全21冊が3名にあたる読者プレゼントも実施中!
2009年04月03日
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アン・メイジャーの4月5日発売分の 恋とワインと伯爵と ハーレクイン・ディザイアです。今なら携帯サイトでこの作品が50ページ立ち読み無料!フランス貴族の未亡人だった叔母からマチスの絵とフランスのシャトー、それに葡萄園を相続したアメリアは、恋人で初恋の相手との破局に傷付いた心を抱えてイギリスに来ていた。姉のフラットに滞在していた彼女は、偶然素敵なフランス人男性と知り合うことに・・・彼にディナーとダンスに誘われたアメリアは、心ときめかせるが、それと同時になぜか懐かしいという思いも消えず・・・その理由はすぐにわかった・・彼とは12年前に一度会っていたのだから・・!!ハワイのオアフ島で古着屋を営んでいるアメリアと、元F1レーサーで、叔母の再婚相手の息子でもある伯爵のレミーのお話。アメリアの相続した絵と城と葡萄園を買い取ろうとしているレミーとその母に騙されたと思いながらも、元恋人に言われた言葉に傷付いていたアメリアは、刺激的な女性になるためにプレイボーイとして名をはせているレミーを利用しようと思いつく・・・絵以外は彼に売ってあげよう・・・ただし条件をつけて・・それは一ヶ月彼の愛人にしてもらうこと・・・「食事とセックスはゆっくり時間をかけて味わったほうが楽しめる」と、のたまうフランス男が愛人に教える事といったら、刺激的としか言いようがなく・・・惹かれあいながらも、互いの決めた約束事と過去に縛られて素直になれない二人ですが、する事はしっかりちゃっかりしています・・・後、後半読んでて思い出したのが、ダイアナの悲劇・・・ほんと、パパラッチって性質が悪いんだから・・・ディザイアのページと携帯サイトですhttp://www.harlequin.co.jp/books/new05/d.html
2009年04月03日
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ノーラ・ロバーツの園芸センター<イン・ザ・ガーデン>を輝きのレッド・リリー 舞台に、それぞれ年代の違う女性をヒロインとした<ガーデン・トリロジー>の最終章!ヒロインは20代のヘイリーで、お相手はモチロンハーパー!そして、ついに幽霊<ハーパーの花嫁>の秘密がすべて明らかに!夏の盛り、<イン・ザ・ガーデン>で働くシングルマザーのヘイリーは、愛する仕事をしながら、自分の幸運を実感し、将来を夢みた・・・そのうち買うであろう自分の家や庭、芝生で遊ぶ娘リリー、もちろん子犬も・・そして男性・・・ハンサムで、背が高く、広い肩幅と長い脚・・・彼女が想像を膨らましていると、その白昼夢の男性そのままのハーパーが声をかけてきた!初めて彼を見た時から惹かれていたが、雇い主で家主でもあるロズの長男にそんな想いをもつのはいけない事だと自分を抑えていたヘイリーだったが・・・・26歳のシングルマザーヘイリーと、<イン・ザ・ガーデン>の経営者ロズの息子ハーパーのロマンス。1年半ほど前の妊娠6ヶ月の時に遠縁のロズを頼ってきたヘイリーとしては、仕事も住む場所も与えてくれた彼女の息子に不埒な想いを抱いてはいけないと考え、一方ハーパーも、彼女は大事な従業員で、遠縁の子で、家の客人なんだからと自分に言い聞かせて、惹かれる気持を隠していたが・・・そんな二人の想いに気づいたのか、恋愛を嫌い、男性を憎む幽霊<ハーパーの花嫁>アメリアが動き出した・・・今までよりも、より攻撃的になって!とにかくリリーが可愛いの・・・ハーパーと相思相愛な1歳2カ月のお嬢ちゃんは、彼との間にはママだって立ち入ることを許さずにべったりですリリー誕生の場に居合わせたハーパーも彼女が可愛くってしかたがないようで、実父じゃないけどいいパパぶりを発揮しているし。おまけに彼はロマンティックなホテルの食事でヘイリーちゃんを誘惑したり、何気なく花束を贈ったり・・・時々癇癪を起こすし、頑固だけども、シングルマザーにとっては夢のような男性。 今回、いっそパラノーマルのカテゴリにほうり込もうかと思ったほど、やたらと出てきてはヘイリーに取り憑いたりする幽霊アメリア・・・彼女に対しては、哀れとしかいいようがない・・・前2作です それぞれ、2008/12月9日と、2009/2月11日に書いています。
2009年04月02日
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スーザン・ブロックマンのサスペンス・ロマンスであの夏のヒーロー 「危険を愛する男たち」第2弾!!今回はブルーが主役。兄の結婚式のために故郷に帰った彼が、殺人事件の容疑者に?!ハットボロ・クリークではもうじき行なわれる結婚式の話題で持ちきりだった。警察官のルーシーも交通整理や警備で借り出される予定だったが、彼女の思いは新郎の義弟ブルーへと向かっていた・・・・彼は、自分の元ガールフレンドジェニーと義兄ゲリーの結婚式に参列するために帰ってくるらしい・・・12年前の15歳の夏へと思いが飛ぶ・・・ 再会した二人は、ルーシーの手に余る揉め事をブルーが対処してくれた事がきっかけでで、昔話が盛り上がり、ブルーは彼女を今夜のカントリークラブのパーティにさそう・・・なぜかルーシーに惹かれるものを感じて・・・そして魅力的なドレスでパーティに現れた彼女を自分の部屋へと誘うが、そのあとのゴタゴタでその話はなくなってしまい・・・そしてその夜、ゲリーが殺される・・・真っ先に疑われたのはブルーだった・・・半年前に警官となったルーシーと、彼女のヒーローでシール部隊アルファ分隊に所属するブルーが巻き込まれる殺人事件に関する証言は、あまりにも彼に不利なもので、町中で彼を信じているのはルーシーだけのようだった・・・経験不足にもかかわらず、捜査責任者に任命されたルーシーは早速彼の無実を証明するために捜査を開始するが、なぜかすべてはブルーに不利なように進んでいき・・・・しかし、重要な情報を伝えてくれるものが一人だけいて・・・前作よりサスペンス色の強いものになっていて、まわりが全部敵の中、ルーシーがひたすらがんばります。恋する乙女は強いのよ!おまけに彼女の過去が思わぬところで役立つ事に!完全無欠でないブルー君の弱さもまた素敵だし・・・でも、何でサンダルなんだい?ブルー君・・・正装にサンダル履きってのは、何か意味があるのか・・?ダウンロードはこちら コミックスはこれ YAHOO!コミックでは50ページの立ち読みが無料!MIRAのページ http://www.mirabooks.jp/
2009年04月01日
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