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エミオさん
に勧められて
雫井修介著「火の粉」を読みました
ある裁判で
幼い子供を含む一家を惨殺したという
凶悪犯人の疑いを受けた男に
裁判長は無罪の判決をくだしました
ところが
それが後々の恐ろしい事件へと
繋がっていったのです
この中に幼い頃
親の愛を知らずに育った
ひとりの男が登場しますが
愛されたい !愛されたい !
と切実に思ったでしょうに
かわいそうに
報われなかった幼児体験が
常にこの男の心の底流にあり
苦しめるのです
だれかに親切にされると
いじらしいほどに尽くして
役に立とうとしますが
一旦裏切られたり疎んじられたとなると
我を忘れて豹変します
今の時代では
そこら ここらにも
あるかも知れない気がして
背筋がぞくっと寒くなりました
ご近所の人の顔が違って見えます
作者の筆の力に引き寄せられて
どうなるのだろうと気になってならず
久しぶりにご飯を食べながらも読みました
こどもは、力いっぱい抱きしめて
大切なものとして育ててあげたいものです
これが読後の思いです
エミオさんありがとうございました
また教えてくださいね~
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