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★ニコ・デイ・ガッビアーニ (vm) Nico dei Gabbiani 本名ニコ・ティローネ (Nico Tirone)1944年9 月18日シチリア島西端の町サンブカ(Sambuca di Sicilia)生、2012年4月12日シチリア島西端の小都市マツァーラ・デル・ヴァッロ(Mazara del Vallo)没、歌手、バンド・リーダー。 バンドのニコとガッビアーニ(Nico e i Gabbiani)としてデビュー、解散後ソロ歌手になります。芸名は単にニコだけや、絶頂期のバンド名「ガッビアーニ」を付加えたを芸名を使いました。 活動期間:1966 – 2012 所属レコード会社:CGD, Fonit Cetra, Isola, Five Record サンレモ音楽祭出場1回:1975年入賞 公式サイト:http://www.nicodeigabbiani.it/ (閉鎖) 75年サンレモ音楽祭に幸運にも出場することになり、チェトラに入社する時に芸名をニコ・デイ・ガッビアーニ(Nico dei Gabbiani)に変えます。出場曲“信じてる”は入賞しました。この後長い芸能生活の大半を『ガッピアーニのニコ』と名乗ります。 SP-1575 (1975年 Cetra - Fonit Cetra) Io Credo (信じてる)/Lungo I Prati SP-1575 SP-1584 SP-1584 (1975年 Cetra - Fonit Cetra) Amore Grande E Mio/Pareti Blu 同年チェトラでシングル盤“Amore Grande E Mio”を出し、翌76年にWEAイタリアーナのアトランティックに移籍しました。芸名をニコに戻しますがヒットが出ず、シングルを1枚だけで退社します。 T-10774 (1976年 Atlantic – WEA Italiana) Pensami/La Casa Fuori Paese [Nico] T-10774 DG-1162 DG-1162 (1978年 Dig-It – CGD Messaggerie Musicali) Amore Perdono/Sei Bella [Nico Tirone] 78年、70年設立のレコード会社ディグ・イット(イタリアでのアバの発売権を取って急成長)からシングルを出します。それまでに他のレコード会社に居たかもしれませんが情報はありません。 トルナ・サンレモ・フェスティヴァル(torna al Festival di Sanremo)11位の曲という解説がありますが、サンレモ音楽祭本体とは関係がなさそうです。芸名は本名のニコ・ティローネ (Nico Tirone)に変えました。 DG-1180 (1978年 Dig-It – CGD Messaggerie Musicali) Piccolo Diavolo/ Parole (言葉) DG-1180 ISO-9401 ISO-9401 (1980年Isola – CGD Messaggerie Musicali) Dedica/Viva Il Sabato ディグ・イットからシングルを出した2年後、今度はイゾーラから出した“Dedica”はヒットしたようです。あるサイトで90万枚とありましたが、いささか信頼性がないようです。(67年年間6位になった“言葉”が200万枚)。とは言え彼の代表作の1曲です。 80年もう1枚シングルを出し、オリジナル曲でアルバムを作りました。多分くソロ歌手として自分のための曲でアルバムを作ったのは初めてです。レコード会社のイゾーラは名前の通り『島』で、制作している物が、シチリア民謡か、シチリアの歌手達の曲なのでシチリア島にある会社と思われます。 ISO-9403 (1980年Isola – CGD Messaggerie Musicali) Tre Rose Per Te/Mi Sento Giù ISO-9403 ISO-33500 ISO-33500 (1981年 Isola – CGD Messaggerie Musicali) Nico dei Gabbiani 1.Tre Rose Per Te 2.Buongiorno 3.Sempre Tu 4.Amara Serenata 5.Viva Il Sabato 6.Dedica 7.Mi Sento Giù 8.Domenica 9.Lulù 10.Sentimento イゾーラ最後のシングルがイタリアのフランコ・ゼフィレッリ(Franco Zeffirelli)監督が81年に作ったアメリカ映画「エンドレス・ラブ(Endless Love/Amore Senza Fine)」の主題歌(オリジナルはダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー)のイタリア語カヴァーでした。 ISO-9407 (1982年Isola – CGD Messaggerie Musicali) Amore Senza Fine (Endless Love) (エンドレス・ラブ)/Semplice ISO-9407 FM-13077 FM-13077 (1984年 Five Record - CGD MESSAGERIE MUSICALI) Amarsi (This Is the Time (ディス・イズ・ザ・タイム)/Ho Scelto Te 84年ファイヴ・レコードから“Amarsi”と言う曲を出しました。この曲はアメリカのソープ・オペラ、「The Guiding Light (イタリアのタイトルはSentieri))」の主題曲で,歌手ビリー・ジョエル(Billy Joel)の“ディス・イズ・ザ・タイム(This Is the Time)”を番組主題歌編集をして使用していました。 イタリアでは82年1月25日からイタリアの民放カナレ5(ファイヴ・レコードの親会社)で放送開始、高視聴率を得ていました。その主題曲のイタリア語版をニコが歌って、84年にレコード化されたのでした。 ビリー・ジョエルがイタリアの状況をどう判断したのか分かりませんが、86年にシングルカットし全米ホット・アダルト・コンテンポラリー部門でナンバー・ワンにしています。ニコはヒットさせてのは自分の歌が有ればこその自負があったようです。 この“Amarsi”の入っていると思われるアルバムがファイヴ・レコードから出たようですが、資料が見つかりませんでした。 (1983年 Five Record - CGD MESSAGERIE MUSICALI) Nico dieci anni dopo 5年ほどの空白期間があります。ニコは大学に入り直し理数系の教職を取ったとされているので、この頃ではないかと思います。いずれにしろイゾーラ時代か次のG.&S.時代に故郷シチリアに戻ったのではないでしょうか(両社ともシチリアの会社)。 発売年月不明ですが、女の子(ヴィヴィアーナ)とデュエットした“Canta Papà”を出しました。どうもシチリア・ローカルのTV子供番組の挿入歌のようです。会社は現在もG.S. Recordとしてネット配信配信もしています。 GS-1006 (198?年 GIESSE – G.&S.) Canta Papà/Io Più Di Te [Nico Dei Gabbiani con Viviana] GS-1006 GS-588 GS-588 (1989年 Giesse Record – G.&S.) Gocce - Nico Dei Gabbiani 1.Tu Vali Di Più 2.Bussami Nel Cuore 3.Non C'È Nessuna Come Te 4.Io Voglio Vincere 5.La Droga No 6.Gocce 8.Ma Perchè 9.Vivrò 10.Il Mare Della Tranquillità 12.Giochi D'Amore 89年アルバム「Gocce - Nico Dei Gabbiani」を出しました。内容は不明です。もう1枚出した「Nico Dei Gabbiani - Piccole Cose」はフィノッキアーノ、チェルヴェッロ達の歌詞に(ニコ・)ティローネ自身が作曲したアルバムも出しました。 RIV-01 (1989年 River Records – G.&S) Nico Dei Gabbiani - Piccole Cose 1.Piccole Cose 2..Io Ti Amo 3.Eta Krasnaja Rosa Dlia Katuuscj 4.Trad Russa: 5.Buonanotte 6.Meravigliosa 7.Ragazzo 8.Serenità 9.Solo Sogni 10.Non Gioco Più 11.Noi RIV-01 LAPP-0046 LAPP-0046 (1991年 La Palmierama - ) Un po' di me... [come Nico] 1.Quattro Schiaffi 2.Auguri 3.Serata Serena 4.Biancamaria 5.Milano (Come È Grande La Città) 6.Pampampero 7.Cielo Italiano 8.Cara Signora 7.Piccolo Amore 8.Saluti E Baci (Dall'Italia) ミラノのレコード会社ラ・マルミエラマから91年にアルバム「Un po' di me...」を発売しました。 90年代に入ると再生ベスト盤CD会社のD.V.モアやダック・レコードからニコとガッビアーニ時代などのヒット曲を(多分)セルフ・カヴァーで再録音させたCDが発売されます。 CDDV-5966 (1996年 D.V. More – D.V. More Record)) CD Nico Dei Gabbiani - Il Meglio [8014406801440659666363] CDDV-5966 (2016年 D.V. More – D.V. More Record)) CD Nico Dei Gabbiani - Il Meglio [8014406801440659666363] 1.Parole (言葉) 2.Ho Scelto Te 3.Dedica 4.Cento Campane (愛の鐘はささやく) 5.Fiumi Di Parole (言葉の川) 6.Semplice 7.Amore Perdono 8.Piccole Cose 9.Io Voglio Vincere 10.Amore Senza Fine (Endless Love) (エンドレス・ラブ) 11.Senza Te 12.A Chi (涙の想い) 13.Viva Il Sabato 14.Amore Grande E Mio CDDV-5966 DGCD- 158 (1996年4月 DUCK GOLD – Duck Record) CD Nico Dei Gabbiani – Il Cuore Ha Fatto... Bum 1.Parole (言葉) 2.Dedica 3.Cento Campane (愛の鐘はささやく) 4.Fiumi Di Parole (言葉の川) 5.Incominciò 6.Amici Noi 7.Amore Senza Fine (Endless Love) (エンドレス・ラブ) 8 Amarsi (This Is the Time (ディス・イズ・ザ・タイム) 9 Ritornerà L'Estate 10 Si E' Rotto Il Cuore DGCD- 158 MOCD-6142 MOCD-6142 (1997年 SUPERMUSIC– Duck Record) CD NICO DEI GABBIANI – PAROLE [8012958021428] 収録曲不明 どういう理由で作られたかは不明ですが、ニコより4才年上の性格俳優で歌手のジャンニ・デイとアルバムを作りました。デイは既に8枚のアルバムを出している人でした。 BB-301 (2001年 103 - Centotre) CD Nico Dei Gabbiani, Gianni Dei – Insieme 1.Mambo Nuber One 2.Parole (言葉) 3.C'Est La Vie 4.Fiumi Di Parole (言葉の川) 5.Il Mare Urla 6.Amore Senza Fine (Endless Love) (エンドレス・ラブ) 7.Ma Che Fiesta 8..Dedica 9.Ti Ricorderai Di Me 10.Cento Campane (愛の鐘はささやく) 11.Americana 12.Amici Noi BB-301 80・28980-0795・2・8 80・28980-0795・2・8 (2002年 Azzurra – Azzurra Music) CD Vamos A Bailar [8028980079528] 1.Ague Gym 2.Cien Campanos 3.Para Ti 4.Delincuente 5.Festa Cubana 6.Can Can 7.El Baile Del Cangrejo 8.Mayonesa 9.Palabras 10.El Pepino 11.Safari 12.Sting 13.Balla Balla 14.Tu Ta Ta Ta 2002年アッツーラから全曲スペイン語のアルバム「Vamos A Bailar」を出しました。 08年ブエナ・スエルテというCD会社から60年代、70年代のヒット曲をカヴァーした「Io Le Canto Cosi' - Nico dei Gabbiani」が発売されました。おそらく新録音で作った最後のアルバムと思われます。 (2008年 Buena Suerte) CD Io Le Canto Cosi' - Nico dei Gabbiani 1.Quando Quando Quando (クァンド・クァンド・クァンド) 2.Luglio (冷たい太陽) 3.Citta' Vuota (うつろな街) 4.Io Che Non Vivo (この胸のときめきを) 5.Una Rotonda Sul Mare (海の上のテラス) 6.L'immensita' (涙に咲く花) 7.Ho In Mente Te (恋がいっぱい) 8.Il Ballo Di Simone 9.Scende La Pioggia (雨が降ってきた) 10.Il Mondo (限りなき世界) 11.Guarda Come Dondolo (ゆれているのを見てごらん) 12.Parole (言葉) 13.Come Pioveva (雨のように) 14.Una Lacrima Sul Viso (ほほにかかる涙) 15.Diana (ダイアナ) 16.La Pelle Nera (黒い肌) 17.Voglio Amarti Cosi' (Solamente Una Vez) (ソラメンテ・ウナ・ヴェス) 18.A Chi (涙の想い) Buena Suerte 2008 80・32880-30690・5 80・32880-30690・5 (2012年4月 Buena Suerte) CD NICO DEI GABBIANI – MAGNETICA [Nico dei Gabbiani] 1.Raccontami 2.Dentro Una Favola [con Deborah Missoni] 4.Cento Campane (愛の鐘はささやく) [Con I Kontrasto] 5.Maledetto Cuore 6.Amore Senza Fine (Endless Love) (エンドレス・ラブ) 7.Dedica 8.Senza Te 9.Amore Perdono 10.Parole (言葉) 11.Amore Grande E Mio 12.Amici Noi 12年4月長い闘病生活の末、まだ67才の若さで亡くなりました。ニコとガッビアーニのデビュー曲“言葉”が余りにも鮮烈で、それしか印象に残らなかった一発屋のように思われますが、死ぬまで彼の人柄か根強いファンが支えた歌手でした。同年4月にブエナ・スエルテから追悼盤が出ています。 ニコ・デイ・ガッビアーニの国内盤はありません、以上です。
2018.07.31
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★パオラ・フォルツィーニ (vf) Paola Folzini 1953 年5 月 2 日にミラノ生、歌手。 活動期間:1960年代後半 – 所属レコード会社: Cipiti サンレモ音楽祭出場1回:1975年参加 公式サイト: 1960年代後半から歌手として活動をはじめ、68年自転車競技大会付帯事業、第4回新人歌謡コンクール歌の6日間で唯一15人勝抜き、優勝しました。 その後様々な地方の音楽祭まで参加し続け、遂にレコード会社を立上げたアルド・ボノコーレ(Aldo Buonocore)の目にとまり、72年ジタ(Zita)の芸名でデビューしました。 73年サンレモ音楽祭の登竜門カストロカーロ新人コンテスト(Festival di Castrocaro)に出場しました。優勝歌手はエマヌエラ・コルテージ(Emanuela Cortesi)で74年にサンレモ音楽祭に出場、入賞した彼女とラウラ(Laura)の二人は翌75年のサンレモに出場します。 CPT・NP- 1008 (1972年 Cipiti - CBS Sugar) Si Fa Così/Tanti Auguri [come Zita] CPT・NP- 1008 CPT・NP- 1036 CPT・NP- 1036 (1975年2月 Cipiti - CBS Sugar) Il Ragioniere (経理士)/umpete Zà 折角デビュー出来た彼女ですがチピティが制作活動したのは75年までで、その後はARアルファ・レコード(AR・Alpharecord)に引継がれます。76年フランコ・ヌッツィ(Franco Nucci)監督の映画「Stangata in Famiglia」でミーノ(Mino Reitano)、とフランコ・レイターノ(Franco Reitano)兄弟が作った主題歌を歌った後、パオラの消息は途絶えました。 パオラ・フォルツィーニの国内盤はありません、以上です。 ★ニコ・デイ・ガッビアーニ (vm) Nico dei Gabbiani 本名ニコ・ティローネ (Nico Tirone)1944年9 月18日シチリア島西端の町サンブカ(Sambuca di Sicilia)生、2012年4月12日シチリア島西端の小都市マツァーラ・デル・ヴァッロ(Mazara del Vallo)没、歌手、バンド・リーダー。 バンドのニコとガッビアーニ(Nico e i Gabbiani)としてデビュー、解散後ソロ歌手になります。芸名は単にニコだけや、絶頂期のバンド名「ガッビアーニ」を付加えたを芸名を使いました。 活動期間:1966 – 2012 所属レコード会社:CGD, Fonit Cetra, Isola, Five Record サンレモ音楽祭出場1回:1975年入賞 公式サイト:http://www.nicodeigabbiani.it/ (閉鎖) まずニコとしてソロ活動をする前に有名になったビートニック・バンド、ニコとガッビアーニを結成した頃から話を始めましょう。 ニコがまだ学生の頃シチリア州アグリジェント県のサンブカ(Sambuca)で5人のバンドを結成し、地元ではかなり有名になっていました。 メンバー構成 ・ニコ ・ティローネ(Nico Tirone):ヴォーカル、ギター ・ジュリオ・プレスティジャコモ(Giulio Prestigiacomo):1941年9月15日-2009年5月16日シチリア州カリーニ(Carini)生・没、キーボード ・フランコ・マンイーノ(Franco Mannino)1944年6月26同州カリーニ(Carini)生、ギター ・ヴィート・バルサモ (Vito Balsamo)1945年10月2 日同州カリーニ(Carini)生、ベース ・ サックス ・ヴィック・カタルド (Vick Cataldo) 1947年10月20 日同州カリーニ(Carini)生、ドラムス 彼らを故郷のお祭りやパレルモの古道具屋、トレイラーで演奏を始めました。そしてマネージャーにミラノのレコード会社、シティーでレコーディングができるようにお願いしました。 ビートニック曲のシングル盤を数千枚プレスしましたが直ぐに完売しました。デビュー盤B面の“Parole(言葉)”はヒット・パレードにランクインし、レリオ・ルッタッツィ(Lelio Luttazzi)のヒットパレード・ラジオ番組でも週間ゴールド・ディスクを獲得しました。デビュー曲は67年年間ヒット・ランク6位というメガ・ヒット曲になりました。 C-6189 (1967年 City - Ariston) Ora Sai/Parole(言葉) C-6189 67年シティー・レコードの国内販売権を持っていたアリストンが早速自社との契約に切替えさせ、ウンベルト・バルサモ(Umberto Balsamo)の書いた“Amore”とビー・ジーズの“スピックス・アンド・スペックス”のカヴァー曲をカップリングしジュークボックス用シングルを製作しました。 AR- 0237 (1967年 Ariston - Ariston) Amore/Qualcosa Resterà (Spicks And Specks スピックス・アンド・スペックス) AR- 0237 AR- 0247 AR- 0247 (1968年 Ariston - Ariston) Ritornerà L'Estate/Amore 68年はもう1枚シングル盤“Nico Ricordami”を出しています。 68年A面をニーサ(Nisa)作詞、ジャン・バッティスタ・バルビエリ(Gian Battista Barbieri)作曲の“Ritornerà L'Estate”に変えて発売され、“Amore”は68年間ヒット・ランク84位になっています。 AR- 0291 (1968年 Ariston - Ariston) Nico Ricordami/Serenata Celeste AR- 0291 AR-10027 AR-10027 (1968年 Ariston - Ariston) Successi di ieri e di oggi 1.Parole (言葉) 2.Nessuno Al Mondo (君だけの世界) 3.Come Se Fosse Già Autunno 4.Amore 5.Serenata Celeste 6.Nico Ricordami 7.Lili Marlene (リリー・マルレーン) 8.Per Un Bacio...D'Amor (愛のくちづけ) 9.Ritornerà L'Estate 10.Jalousie (ジェラシー) 68年末シングル曲にカヴァー曲など何曲か追加して作られた彼ら唯一のアルバムが発売され、既にこの頃から解散の兆候が出ていた感じです。 69年アリストンは新人養成レーベルのファースト(First)を作り、彼らはそちらに移ります。ファーストからの第1弾は69年夏のディスク・フェスティヴァル出場曲“言葉の川”でした。本戦には出場したものの、決勝戦には進めませんでした。 原因は何だったのでしょう?一言でいえば「人気と実力に差が有り過ぎた」からです。シディーに持ち込んだ「言葉」は曲も良く、素人っぽさが前面に出たのが大受けしてしまい、それ以上の成長がなかったためです。 FR-5001 (1969年 First - Ariston) Fiumi Di Parole (言葉の川)/Vivo FR-5001 FR-5011 FR-5011 (1970年 First - Ariston) Nessuno Al Mondo (君だけの世界)/Per Un Bacio...D'Amor (愛のくちづけ) 69年12月31日モンブランのイタリア側麓にある冬のリゾート地クールマイユール(Courmayeur)でのコンサートを最後に、ニコとガッビアーニは解散しました。翌70年唯一のアルバムに収録されていた“君だけの世界”と“愛のくちづけ”2曲のカヴァー曲が最後のシングル盤となりました。 70年ニコはCGDに入社し、レ・アリ・ビアンケ(Le Ali Bianche)をバックに“Un Raggio Di Sole”でソロデビューしました。 N-9817 (1970年 CGD – CBS Sugar) Un Raggio Di Sole/L'Uomo Del Tuo Cuore [Nico e Le Ali Bianche] N-9817 CGD- 115 CGD- 115 (1971年 CGD – CBS Sugar) Cento Campane (愛の鐘はささやく) /Ti Porto Nel Cuore ニコは71年5月16日から5回のTVミニシリーズ推理ドラマ「Il Segno Del Comando」のテーマソング“Cento Campane”を歌いました。別にヒットしなかったのですがヨーロッパ各国で火が付き、、スウェーデンではスタイン・インゲブリッツェンがカヴァーがナンバー・ワン・ヒットとなりました。イタリアでは後にランド・フィオリーニ(Lando Fiorini)がカヴァーしています。 SS-2217 (1972年11月 RCA – ビクター音楽産業) 愛の鐘はささやく (ディン・ドン・アモーレ) スタイン・インゲブリッツェン (Stein Ingebrigtsen)/タリヤ・フュアンス楽団 (Terje Fjaerns) SS-2217 発売当時、原題や作者名を見てイタリア物と思い買ったのですが、解説にはイタリアの「イ」の字もありませんでした。ずっと不可解でいたのですが、ニコの事を調べる内にやっとオリジナルがイタリアのTV番組の主題歌とわかり、40数年後に迷宮入りの事件が解決した気分になりました。 さてニコの話に戻りましょう。73年CGDから“Cuore Bugiardo”を出しましたが、気にかける人もいませんでした。この盤でCGDを去ったようです。ウィイキペディアやディスコグス(Discogs)のディスコグラフィーは75年のサンレモ音楽祭出場曲に飛ぶのですが、2年も音沙汰内のは不思議でした。 1819(CGD) (1973年 CGD – CBS Sugar) Cuore Bugiardo/A Me [Nico] 1819(CGD) OPL-19004 OPL-19004 (1973年12月 Ominia (Nappoleon) –Durium) Nico – Fantasia 1.Soli Soli Nella Notte (二人だけの夜) 2..Canti Nuovi (新しき歌) 3.Creola (クレオラ) 4.Firenze Sogna (夢のフローレンス) 5.Tango Delle Capinere (しじゅうからのタンゴ) 6.Sulla Carrozzella (四輪馬車の上で) 7.Un Giovanotto Matto 8.Piccola Santa 9.Come Le Rose (バラのように) 10.Signorinella (シニョリネッラ) 11.In Cerca Di Te (失われた愛を求めて) 12.Tango Del Mare (海のタンゴ) 彼の事を調べるため当時のイタリア音楽業界誌「ムジカ・エ・ディスキ(Musica e Dischi)」を見ていると、73年12月号に72年ロス・マルチェロス・フェリアル (Los Marcellos Ferial)のリーダー、マルチェロ・ミネルビ(Marcello Minerbi)が、興したナポレオン(Nappoleon)という小さなレコード会社の広告が載っていました。ナポレオンのサブレーベル、オミニアからカフェシャンタン時代のヒット曲をニコが歌ったアルバムが載っていました。当時懐メロが流行り、売り上げが落ちてきたヒット歌手がこの方法を使っていました。 ニコは考えたようです。同名の歌手が山ほどいる余りにも平凡な芸名で、67年に年間ヒット・ランク6位(この年はジャンニ・モランディの上位でした)になったガッビアーニのリード・ヴォーカルと誰も気づいてくれていないと。 ニコ・デイ・ガッビアーニ2は次回に続きます
2018.07.28
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★ジルダ(vf) Gilda 本名ローザンジェラ・スカラブリーノ(Rosangela Scalabrino)、1950年5月31日ミラノの西50kmにある山間の小さな町マッセラーノ(Masserano (Biella))生。 活動期間:1969年 – 現在 所属レコード会社: Excelsius, Radio Records, Sun, City, Sides サンレモ音楽祭出場1回:1975年優勝 サンレモ音楽祭出品1曲:1975年優勝曲 公式サイト: 丁度14 才の時にトリノとミラノの間にあるヴェルチェッリ地方(現在では彼女の出生地も含まれる)では彼女の仲間やファンから支持され、トリノの最大手新聞ラ・スタンパの投稿欄「時代の鏡(Specchio dei tempi)」に地方で有望なフォークソングの女性グループがあることを書いてくれました。 グループであったかソロであったか未確認ですが、1965年にチェトラのサブ・レーベル、エクセルシァス(Excelsius)からシングル盤(レコード番号不明)を出しました。サンレモのカヴァー曲でウィルマ・ゴイク(Wilma Goich)の“花咲く丘に涙して”とジリオラ・チンクェッティ(Gigliola Cinquetti)の“夢みる想い”でした。 EXS-034X (1965 年 Excelsius - Fonit Cetra) Le Colline Sono In Fiore (花咲く丘に涙して)/Non Ho L'Età (夢みる想い) この後位いから思いますが、可憐な声でイタリア南部の出稼ぎ労働者の事を歌ったフォークソングを自作して歌っていました。南部の出稼ぎ労働者は社会問題化し、ルキーノ・ヴィスコンティ(Luchino Visconti)監督、アラン・ドロン(Alain Delon)とクラウディア・カルディナーレ (Claudia Cardinale)主演の映画「若者のすべて (Rocco e i Suoi Fratelli)」でも取上げています。 この後も色々な新人コンクールにも参加し、67年12月にミーナが起こしたレコード会社PDUのサブ・レーベル、サン(Sun)のスタッフがローザンジェラを見出し、ジルダ(Gilda)の芸名でシングル盤デビューをさせました。 SUA-3015 (1969年7月 Sun (PDU) - Durium) Nu Ferru De Calzetta/Tu Chi Parti Pe’ Luntanu SU・A-3015 C-6263 C-6263 (1971年 City Record – Ariston) Far Tacere Il Cuore/La Ragazza Dell'Estate 71年シティー・レコードで1枚のシングル盤を作りました。両面ともシティーの芸術監督のパオロ・ガッティ(Paolo Gatti)、A面はシティーで仕事をしているテレジーナ・フェラーリ(Teresina Ferrari)が、B面はジルダが共作しています。 この頃地元の広場で演奏をしながら、トリノ大学医学部に入り医学の勉強を始めました(モーディナの大学の薬学部という説もある)。 医学生となったローザンジェラは決して歌手の夢を捨てなかったようです。 72年彼女のために書かれたミュージカル・ショウに出演、ブラジル出身歌手のクラウディアーノ(Claudiano)と国内ツアーを行いました。シティー・レコードの曲が南部でマイナー・ヒットとなりサンレモ出場権を得たようで、73年に74年サンレモ音楽祭の出場曲に“南の少女”を出品しましたがあえなく落選しました。 74年再度75年サンレモ音楽祭に去年も出した“南の少女”を再提出しました。悪運強く、開催膳のごたごたで混乱した選定委員会を通過し、本選に出場できることになりましたが、当然のことながら後で問題にはなったようです。 “南の少女”は第1日に歌われ22票で予選1位通過していますが、予選2位のロザンナ・フラテッロ(Rosanna Fratello)の歌った“行けよ希望( Va Speranza Va)”が18票で圧倒的に強かったとも言えません。自作の反フェミニスト的歌詞が受けたとも思えません。けれど自作自演女性歌手が自作を歌って優勝した最初の曲であることは、忘れてはならない事実です。 500-3003 (1975年 Sides Records - Phonogram) Ragazza Del Sud (南の少女)/Nina La Bionda (夢見るあなた) 500-3003 RR-5300・161 RR-5300・161 (1976年 Radio Records - Phonogram) Bolle Di Sapone – Gilda 1.Bolle Di Sapone 2.Un Amore Senza Tempo 3.Tienimi Stretta A Te 4.La Gente Come Me 5.Aspetta 6.Uomo 7.Cerco 8.3/4 Sull'Aia 9.Lontano...Da Chi 10.Chi Ha Detto 76年末、最初で最後のアルバムをラディオ・レコードで作りました。タイトル曲“Bolle Di Sapone”は彼女の特別インタビュー番組のテーマソングでした。 80年ラディオ・レコードからシングル盤を1枚出しますが、カンタウトゥーリチェ(自作自演女性歌手)としての創作活動よりかは、催し物で歌うことを選んだようでした。 ZBRR- 7198 (1980年 Radio Records- RCA Italiana) A Canto (Di Una Notte Sull'Aspromonte)/Revival ZBRR- 7198 トリノに住み、ホテル経営をしながら催し物で歌を歌っていたようです。2010年テレビの回顧番組「''I migliori ann(最高の年)」に出演したり、13年ウンベルト・ビンディ(Umberto Bindi)のオマージュ・アルバムの製作に参加もしています。また17年故郷のマッセラーノでパブリック・コンサートを開いています。 ジルダの国内盤 SFL- 2021 (1975年6月 PHILIPS - 日本フォノグラム) 南の少女 (RAGAZZA DEL SUD)/夢見るあなた (COME SEI BELLA) SFL- 2021 GXF- 81~90 (1979年2月5日 SEVEN SEAS -キング) 30cm 10LP Boxサン・レモ音楽祭大全集 (FESTIVAL DI SAN REMO) 10-6.南部の少女 (RAGAZZA DEL SUD) GXF- 81~90 GXC- 141~2 GXC- 141~2 (1979年7月21日 SEVEN SEAS -キング) 30cm2LPサン・レモ優勝のすべて (I VINCITORI DI SAN REMO) 1-5.南の少女 (RAGAZZA DEL SUD) ジルダは以上です。 ★レイラ・セッリ (vf) Leila Selli 本名レッラ・スパダーロ(Lella Spadaro) 1940年(1950年説もあり)7月18日ローマ生。フィレンツェの歌手で俳優のオドアルド・スパダーロ(Odoardo Spadaro)は大オジ。 活動期間:1950年代-? 所属レコード会社:Cetra、 Polaris、Variety、Mustang、Warner Bros、 サンレモ音楽祭出場1回:1975年参加 フィレンツェの歌手で俳優のオドアルド・スパダーロの甥でヴァイオリン教授の娘としてローマに生まれました。 1950年代に芸能界の仕事を始め、最初はクラウディオ・ビルラ(Claudio Villa)のレコーディングでバック・コーラス・メンバーとなりました。 また58年グイド・マラテスタ(Guido Malatesta)監督のコメディ映画「Valeria Ragazza Poco Seria」で映画と同名の破壊的“マジカル・ロック(Magico Rock)”を披露しています。果たしてこれだったか確証はりませんが、この映画のサントラ盤を見付けました。 EPA-30・299 (1958年 RCA Italiana - RCA Italiana) 17cmEP Carlo Innocenzi – Mia Nonna Poliziotto - Valeria... Ragazza Poco Seria 4.Valeria Ragazza Poco Seria [canta Il Quarteto Spadaro] 5.Via Condotti 4~5 映画「Valeria... Ragazza Poco Seria.」サントラ EPA-30・299 4曲目の映画と同名曲“Valeria Ragazza Poco Seria”を歌っているのがクァルテット・スパダーロ(Il Quarteto Spadaro)なので、この事だと思われます。 この後様々な音楽を歌ったようですが、これといった記録が残っていません。69年チェトラからフランコ・リーヴァ楽団をバックにシングル盤を出します。歌手名はレッラ・スパダーロ(Lella Spadaro)です。ジャケット(ピクチャー・スリーブ)画像がないのが残念です。60年代にはイタリアのマリリン・モンローと言われていたようです。 SP- 637 (1959年 Cetra – Fonit Cetra) Baciami Così/Bye [Lella Spadaro e Franco Riva] SP- 637 FK-25 FK-25 (1972年 Polaris - CBS Sugar) Amica Estate/Non Litigo Più 75年サンレモ音楽祭の芸術監督をした元サンレモ出場歌手で作詞家、プロデューサーのブルーノ・パレージ(Bruno Pallesi)が71年に作ったレコード会社ポラリスから翌72年に出したシングル盤です。歌手名はレイラ・セッリ(Leila Selli)を使い、彼女が一番成功したレコードでした。この盤が75年のサンレモ音楽祭出場に繋がったと思われます。 74年セリー(Selly) 芸名を使ってカンタジーロに出場します。とは言っても最盛期のカンタジーロではなく、前年73年から実施する組織が崩壊し、単なる音楽ショー形式になっています。B面の“エリザ”はセルジュ・ゲンスヴール(Serge Gainsbourg)が69年に作った曲のカヴァーです。 FNP・NP-10218 (1974年Variety – Ri Fi) Cara Signora/Elisa (エリザ) [come Selly] FNP・NP-10218 MS-100003 MS-100003 (1975年2月 Mustang – Dischi Ricordi) Sola In Due (2人の孤独)/Non Litigo PIU' 75年サンレモ音楽祭に“2人の孤独”で出場しました。声はベティー・クルティス(Betty Curtis)をちょっとハスキーにした感じで、この曲の歌い方もクルティスが60年代前半に歌っていた感じです。クルティスがお好きな人は『良い曲だ』と言うでしょう。しかし時代が違い過ぎていました。入賞出来ません。 76年WEAイタリアーナからレイラ・セリー(Leila Selly)名で出したシングル盤です。ソロ歌手として最後のシングルではないでしょうか?“Amica Estate”に次いで見付けやすい盤です。 T-16734 (1976年 Warner Bros – WEA Italiana) Mille Volte/Sorride E Va [Leila Selly] T-16734 FVNP-05003 FVNP-05003 (1981年 Forever Records – Panarecord) Senza Michele/Io Trasmetto Amore [I Pullover] 81年フォーエヴァーからプルオーヴァー(I Pullover)のリード・ヴォーカルとして“Senza Michele”を出しました。 2002年レイア・セリー名のCDが出ています。収録曲は一切分かりません。多分今までに出た曲の集大成だと思います。(案外新録音のセルフ・カヴァーだったりして)。誰か情報をお持ちでしたら、教えてください。 cm-00102 (2002年Cantieri Musicali) CD Leila Selly – Per Sognare cm-00102 レイラ・セッリの国内盤はありません、以上です。
2018.07.25
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またサンレモ音楽祭の話に戻しましょう。丁度1年前2017年7月9日から74年第24回サンレモ音楽祭ことを書きはじめ半年かかってしまいました。さて75年第25回のことを書くのはなかなか気の重い作業になります。何しろサンレモ史上最悪の大会で、出場歌手のデータ、顔写真が集まるかどうか書き始めるときには五里霧中でした。データ不足、欠落はお許しください。 アンナグロ-リア (Eldorado) エリー・ネーリ (Fontana) ラ・クィンタ・ファッチャ (Euro) 第25回 1975年2月27日(木)~3月1日(土) サンレモ市カジノ付属劇場 司会:マイク・ボンジョルノ (Mike Bongiorno)、サビーナ・チュッフィーニ (Sabina Ciuffini) 楽団指揮:エンリコ・シモネッティ(Enrico Simonetti) 再演奏音楽家:ジョニー・サックス(Johnny Sax)、ピエルジョルフォ・ファリーナ(Piergiorgio Farina) オーガナイザー:サンレモ観光協会(Comune di Sanremo) 代行ナポレオーネ・カヴァリエーレ 芸術監督:ブルーノ・パレージ(Bruno Pallesi) [数]は外人歌手数 ・CBS Sugar 10[1] (CBS1[0];CiPiTi 2[0] ;OSI 5[0] ;;Condor (Polaris)1[0];Agua Manda1[1]) ・Dischi Ricordi 6[0] (Ricordi 1[0]);Carosello 2[0]; Mustang (Carosello) 1[0] ; CAR-Juke Box1[0]; Euro International 1[0]) ・Fonit Cetra 4[0] ・Phonogram 4[0] (Fontana1[0]; Sides 2[0] ; Sidet (Las Vegas) 1[0]) ・RCA Italiana 2[0] (Hello 1[0]; Boston (Edig) 1[0]) ・Bentler 2[0] (Bentler 1[0]); Eldorado 1[0]) ・Ri Fi 1[0] (North 1[0]) ・King Universal 1[0] 開催前に多揉めになったサンレモ音楽祭で、予選出場12曲の上位6曲が最終夜の決勝戦に出場出来るのですが、第1夜の予選ではアンジェラ・ルーチェが31票で断トツ1位でしたが、2位14票3歌手、5位12票3歌手と接戦となり、ヴォルピ・ブルーが貧乏くじを引き、決勝戦に進めませんでした。 こうしてどうにか最終日を迎えジルダが優勝。結果として優勝曲“南の少女”は75年年間ヒット・ランク89位に入りました。この年のサンレモ音楽祭出場曲で年間ヒット・ランクに入ったのはこの1曲のみでした。一説には““南の少女”は7000枚しか売れず、歴代サンレモ音楽祭優勝曲で最低の売上げだったとも言われています。 最低の大会と言われていますが、TV中継では機材はすべてカラー放送対応で、イタリア国内向けはモノクロ放送でしたが、最終日のユーロヴィジョン・ネットの外国向け放送ではカラー放送がされています。ユーゴスラヴィアでは75年サンレモ音楽祭のアーカイヴはカラーで残っているそうです。 1979年にキングから出た「サン・レモ音楽祭大全集」(GXF- 81~90)の解説には『ほとんどの歌手はレコード会社もなく、サン・レモ音楽祭委員会がマイナー・レーベルを作ってレコードを発売した』と書かれています。今回は無名の歌手と弱小レコード会社が多く、毎回紹介している初参加レコード会社や初出場歌手の紹介も多くなっています。 エヴァ 2000 (Cetra) ラウラ (vf) エミ-・チェサロ-ニ (vf) <参加曲> ◆死のおそれ La paura di morire (Giorgio Calabrese - Ettore Ballotta - Pino Calvi) 出版社 SANGIUSTO アンナグロ-リア (vf) Annagloria (ELDORADO – BENTLER) EL・NPC-0529 [45] EL・NPC-0529 OSI-0003 ◆小さな可愛い子Piccola bambina cara (Franco Specchia - Paolo Prencipe - Sabino Sciannamea) 出版社 PROPRIETA' DELL'AUTORE (作者個人管理) クリス & サラトガ (compl) Kriss and Saratoga (OSI – CBS Sugar) OSI-0003 [45] ◆四季 Quattro stagioni (Ilter Pelosi - Vitaliano Caruso) 出版社 MUSIC UNION クィンタ・ファッチャ、{ラ} (compl) Quinta Faccia (EURO INTERNATIONAL –Dischi RICORSI) EUR-006 [45] EUR-006 CPT・NP- 1036 ◆経理士 Il ragioniere (Claudio Celli - Aldo Buonocore - Albino Mammoliti) 出版社 LA VOLPE パオラ・フォルツィ-ニ (vf) Paola Folzini (Cipiti - CBS Sugar) CPT・NP- 1036 [45] ◆ごきぶりScarafaggi (Goffredo Canarini) 出版社ACCORDOゴフレド・カナリ-ニ (vm) Goffredo Canarini (CAROSELLO – Dischi Ricordi) CI-20392 [45] CI-20392 BE・NP-5099 ◆もう一つの道が生まれたら Se nasco un'altra volta (Alberto Testa - Pino Donaggio) 出版社CURCIパオラ・ムジア-ニ (vf) Paola Musiani (BENTLER – BENTLER) BE・NP-5099 [45] ◆約束なしでSenza impegno (Michele Motta - Silvio Bordoni - Franco Delfino - Giuseppe Damele) 出版社FONO CINEヴォルピ・ブル-、{レ・} (compl) Volpi Blu, {Le} (CONDOR (POLARIS) – CBS Sugar) TV-29 [45] TV-29 MS-100003 ◆2人の孤独 Sola in due (Natalina Roccabruna - Michele Francesio) 出版社ITALIAN YANK レイラ・セッリ (vf) Leila Selli (MUSTANG – Dischi Ricordi) MS-100003 [45] ◆星の下でSotto le stelle (Romolo Balzani) 出版社FONIT CETRA ナンナレラ (vf) Nannarella (CETRA – FONIT CETRA) SP-1574 [45] SP-1574 6026-023 ◆私の家のタンゴ Tango di casa mia (Elio Neri) 出版社FORTUNA エリー・ネーリ (vm) ;歌 リディア・パガーニ (vf) Ely Neri e la sua Orchestra ;canta Lidia Pagani (Fontana – Phonogram) 6026-023 [45] パオラ・フォルツィーニ (CiPiTi) ダニエラ (OSI) ジャンニ・ミリアルディ (King Universal) 初参加のレコード会社の紹介は残る3社となりました。 ノース(North)も資料が少ないのですが、65年に最初のシングル盤が出たようです。それが日本でも曲が出たこともあるロレダーナ(Loredana)で合計3枚出しています。彼女は“ケラ・ラ(CHELLA LLA')”や“コメ・プリマ(COME PRIMA)”を作曲したサンドロ・タッカーニ(Sandro Taccani)の娘で、59年第1回ゼッキノ・ドーロ(Zecchino d'Oro)で“ピノキオへの手紙(Lettera a Pinocchio)”を創唱した少女だったのです。ひょっとするとノースはタッカーニのレコード会社かもしれません(勝手な想像!未確認です)。 コンドル (ポラリス) (Condor (Polaris))は75年サンレモ音楽祭の芸術監督となったブルーノ・パレージ(Bruno Pallesi)が70年にミラノで設立したポラリスのレーベルとして72年頃から活動を始めたようです。ポラリスはパレージの力で往年のスター、ウィルマ・デ・アンジェリス(Wilma De Angelis)やトニー・デル・モナコ(Tony Del Monaco)を擁しました。育てたグループのロマンス(I Romans)成功しましたが、77年不調となり再建会社ニュー・ポラリス(New Polaris)と社名を変更します。コンドルはこの時期に独立し別会社kゴールデン・レコード(Golden Record)という社名となり80年代前半まで活動を続けました。 Polaris Condor Golden Record 最後のOSI(OSI)ですが、75年サンレモ音楽祭の出場曲5曲以外記録に残っていません。多分このレーベルが、『ほとんどの歌手はレコード会社もなく、サン・レモ音楽祭委員会がマイナー・レーベルを作ってレコードを発売した』レーベルだと思われます。その発売をCBSシュガーが引受け、この年だけ以上に多い10歌手を出場させたようになったのだと思います。 あと75年の特徴としては73年サンレモ音楽祭でっ不利な扱いになってしまった新人コンテストUna Voce Per Sanremoの優勝者アルベルト・フェ-リ (Alberto Feri)にこの年のテーマ・ソングを歌わせました。 CPT・NP-1037 (1975年 CiPiTi - CBS Sugar) Sanremo/Festival Collage CPT・NP-1037 また75年大会のシンボル・マークを制定しポスターやレコード・ジャケットに使用して統一感のある催し物であることをアピールし、その後の大会の手本となったのが唯一の救いだったかもしれません。 サンレモ音楽祭 (FESTVAL DI SANREMO)1975年以上です。 ・優勝・入賞曲と参加曲を含め全体を言う場合、出場曲と表現します。 ・順位をつけない入賞曲の頭には"◇"を、参加曲の頭には"◆"を付けます。 ・太字は国内盤で出ていた曲と歌手。 ・サンプル音声ファイルは著作権侵害を避け、音声映像は貼り付けておりません。全曲聞きたい方はYou-Tubeを探してください。見つかることもあります。
2018.07.22
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またサンレモ音楽祭の話に戻しましょう。丁度1年前2017年7月9日から74年第24回サンレモ音楽祭ことを書きはじめ半年かかってしまいました。さて75年第25回のことを書くのはなかなか気の重い作業になります。何しろサンレモ史上最悪の大会で、出場歌手のデータ、顔写真が集まるかどうか書き始めるときには五里霧中でした。データ不足、欠落はお許しください。 ピエロ・コット (Carosello) アンジェラ・ル-チェ (Hello) レ・ヴォルピ・ブル- (Condor) 第25回 1975年2月27日(木)~3月1日(土) サンレモ市カジノ付属劇場 司会:マイク・ボンジョルノ (Mike Bongiorno)、サビーナ・チュッフィーニ (Sabina Ciuffini) 楽団指揮:エンリコ・シモネッティ(Enrico Simonetti) 再演奏音楽家:ジョニー・サックス(Johnny Sax)、ピエルジョルフォ・ファリーナ(Piergiorgio Farina) オーガナイザー:サンレモ観光協会(Comune di Sanremo) 代行ナポレオーネ・カヴァリエーレ 芸術監督:ブルーノ・パレージ(Bruno Pallesi) [数]は外人歌手数 ・CBS Sugar 10[1] (CBS1[0];CiPiTi 2[0] ;OSI 5[0] ;;Condor (Polaris)1[0];Agua Manda1[1]) ・Dischi Ricordi 6[0] (Ricordi 1[0]);Carosello 2[0]; Mustang (Carosello) 1[0] ; CAR-Juke Box1[0]; Euro International 1[0]) ・Fonit Cetra 4[0] ・Phonogram 4[0] (Fontana1[0]; Sides 2[0] ; Sidet (Las Vegas) 1[0]) ・RCA Italiana 2[0] (Hello 1[0]; Boston (Edig) 1[0]) ・Bentler 2[0] (Bentler 1[0]); Eldorado 1[0]) ・Ri Fi 1[0] (North 1[0]) ・King Universal 1[0] 開催1ヶ月前となって多揉めとなったサンレモ音楽祭ですが、2月になって数日後音楽祭の楽団を取仕切る総指揮者エンリコ・シモネッティ(Enrico Simonetti)が加わり、やっと出場曲、出場歌手の選定が急速に進みだしました。2月6日にはプルーノ・パレージから出場曲と出場歌手が発表されました。順不同でしたがいずれの場合もジルダが最初で、その公正さと透明性が問われました。 サンレモ市とレコード会社の紛争はフォニット・チェトラ、リコルディおよびカロセッロが収拾に賛意を示しましたが、主要歌手の出場には協力しない姿勢を表します。最終的に出場歌手の7割が名前を知らない人たちで、出場経験歌手は4名その内スター歌手はロザンナ・フラテッロ(Rosanna Fratello)のみ、ロレンツォ・ピラート(Lorenzo Pilat)は66年にトリオ・デル・クラン(Trio del Clan)のメンバーとして、また68年にピラーデ(Pilade)として出場しましたがソング・ライターとしての存在の方が大きく、経験豊富な新人パオラ・ムジアーニ(Paola Musiani)とヴァレンティーナ・グレコ(Valentina Greco)は前年74年に出場しただけでした。 音楽家としての実績があるのは2位になった女優からナポリターナ歌手となったアンジェラ・ルーチェ(Angela Luce)、ピエロとコットンフィールズ(Piero e I Cottonfields)のリーダーだったピエロ・コット(Piero Cotto)に、ニコとガッビアーニ(Nico e i Gabbiani)でヒットを出したリード・ヴォーカルのニコ・デイ・ガッビアーニ(Nico dei Gabbiani)、それとリショのバンド・リーダーであるエリー・ネーリ(Ely Neri)ぐらいです。外人歌手はただ一人、フランスのジャン=フランソワ・ミシェル(Jean François Michael)でした。フランスからはニコレッタ(Nicoletta)や出場経験のあるリシャール・アントニー(Richard Anthony)は曲まで決まっていましたが実現に至りませんでした。 再演奏には音楽祭全体の指揮をするエンリコ・シモネッティにファウスト・パペッティ(Fausto Papetti)に次ぐサキソフォン奏者のジョニー・サックス(Johnny Sax)と68年サンレモ音楽祭に歌手で出場し、その後ヴァイオリン奏者として成功するミルバのいとこピエルジョルフォ・ファリーナ(Piergiorgio Farina)がソリストとして加わりました。 ヌオ-ヴェ・エルベ (OSI) ゴフレド・カナリーニ (Carosello) アントネラ・ベラン (Sidet (Las Vegas)) <入賞曲> ◇君がいた Sei stata tu (Franco Tessandori – A.ValleronI – S.Piccolo) 出版社 PROPRIETA' DELL'AUTORE (作者個人管理) ジャンニ・ミリアルディ (vm) Gianni Migliardi (King Universal – King Universal) NSP-56145 [45] NSP-56145 OSI-0001 ◇可愛いミッキ-・マウスTopolino piccolo (Franco Specchia - Paolo Prencipe) 出版社 PROPRIETA' DELL'AUTORE (作者個人管理) ヌオ-ヴェ・エルベ (duo) Nuove Erbe (OSI – CBS Sugar) OSI-0001 [45] <参加曲> ◆1975 アモ-レ・ミオ 1975… amore mio (Franco Specchia - Paolo Prencipe) 出版社 PROPRIETA' DELL'AUTORE (作者個人管理) エミ-・チェサロ-ニ (vf) Emy Cesaroni (OSI – CBS Sugar) OSI-0002 [45] OSI-0002 SP-1576 ◆今君に満足 Adesso basti tu (Gianni Meccia - Bruno Zambrini) 出版社 USIGNOLO - PULL ガブリエラ・サンナ (vf) Gabriella Sanna (CETRA – FONIT CETRA) SP-1576 [45] ◆甘い習慣 Dolce abitudine (Enzo Ceppani - Giuliano Rigo - Piero Montanaro) 出版社LA VOLPE ダニエラ (vf) Daniela (OSI – CBS Sugar) OSI-0005 [45] OSI-0005 SP-1577 ◆愛のためでも In amore non si può mentire (Mario Cenci - Luigi Capello) 出版社GENERAL Mus. エヴァ 2000 (compl) Eva 2000 (CETRA – FONIT CETRA) SP-1577 [45] ◆愛してます Innamorarsi (Amedeo Olivares - Dino Sarti - Angelo De Lorenzo) 出版社CHAPPELL - AGUA M'ANDA ジャン=フランソワ・ミシェル (vm=f) Jean François Michael (AGUA M'ANDA – CBS Sugar) AG-9011 [45] AG-9011 500-1072 ◆手紙 Lettera (Luciana Medini - Renato Scala - Mario Mellier - Pier Benito Greco) 出版社SIDETアントネラ・ベラン (vf) Antonella Bellan (LAS VEGAS (SIDET) – PHONOGRAM) 500-1072 [45] ◆愛のマドンナ Madonna d'amore (Lorenzo Pilat) 出版社SIAE ロレンツォ・ピラ-ト {ピラ-デ} (vm) Lorenzo Pilat (CBS – CBS Sugar) 3114(CBS) [45] 3114(CBS) ZE-50286 ◆今日 Oggi (Tino Cavalli) 出版社GALLETTI Gメン (compl) G. Men (BOSTON (EDIG) – RCA Italiana) ZE-50286 [45] 残りの参加曲は次回に続きます ガブリエラ・サンナ (Cetra) ステファニア (OSI) フランコとレ・ピッコレ・ドンネ (Car-Juke Box) 初参加のレコード会社の内、次の2社を紹介します。 エウロ・インターナショナル(Euro International)も資料がほとんど見つからないレコード会社です。クィインタ・ファッチャ(Quinta Faccia)の“トレビの泉(Tornero)”が日本ではユナイテッド・アーティスツから出ているので、そのイタリア法人だと思います。 ヘロー(Hello)は61年にサンレモ音楽祭に出場した歌手、俳優のルチアーノ・ロンディネラ(Luciano Rondinella)が60年代終わりにナポリで設立したレコード会社です。ロンディネラ家はナポリで名門の芸術家一族で、兄ジャコモ・ロンディネラ(Giacomo Rondinella)も62年サンレモ音楽祭に出場した歌手、俳優でした。 ルチアーノは音楽産業の経営にも長けていて、60年代初めにはレコード会社イタルビート(Italbeat,)、ロンディネラ音楽出版(Edizioni Musicali Rondinella)を興し、そのレコード会社部門としてイタルビートを継承しながらヘロー・レーベルを設立。これらの会社で多くのナポリターナ歌手のレコードを発売しています。 経営戦略は地元密着型の歌手達は自社でレコードを販売し、全国規模の有名大物歌手の販売はRCAイタリアーナに販売権を委ねる方法を取っています。 Italbeat Hello サンレモ音楽祭 (FESTVAL DI SANREMO)1975年は次回に続きます ・優勝・入賞曲と参加曲を含め全体を言う場合、出場曲と表現します。 ・順位をつけない入賞曲の頭には"◇"を、参加曲の頭には"◆"を付けます。 ・太字は国内盤で出ていた曲と歌手。 ・サンプル音声ファイルは著作権侵害を避け、音声映像は貼り付けておりません。全曲聞きたい方はYou-Tubeを探してください。見つかることもあります。
2018.07.19
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またサンレモ音楽祭の話に戻しましょう。ちょうど1年前2017年7月9日から74年第24回サンレモ音楽祭ことを書きはじめ半年かかってしまいました。さて75年第25回のことを書くのはなかなか気の重い作業になります。何しろサンレモ史上最悪の大会で、出場歌手のデータ、顔写真が集まるかどうか現時点で検討もつきません。データ不足、欠落はお許しください。 ジルダ (Sides) ニコ・デイ・ガッビア-ニ (Cetra) 第25回 1975年2月27日(木)~3月1日(土) サンレモ市カジノ付属劇場 司会:マイク・ボンジョルノ (Mike Bongiorno)、サビーナ・チュッフィーニ (Sabina Ciuffini) 楽団指揮:エンリコ・シモネッティ(Enrico Simonetti) 再演奏音楽家:ジョニー・サックス(Johnny Sax)、ピエルジョルフォ・ファリーナ(Piergiorgio Farina) オーガナイザー:サンレモ観光協会(Comune di Sanremo) 代行ナポレオーネ・カヴァリエーレ 芸術監督:ブルーノ・パレージ(Bruno Pallesi) [数]は外人歌手数 ・CBS Sugar 10[1] (CBS1[0];CiPiTi 2[0] ;OSI 5[0] ;;Condor (Polaris)1[0];Agua Manda1[1]) ・Dischi Ricordi 6[0] (Ricordi 1[0]);Carosello 2[0]; Mustang (Carosello) 1[0] ; CAR-Juke Box1[0]; Euro International 1[0]) ・Fonit Cetra 4[0] ・Phonogram 4[0] (Fontana1[0]; Sides 2[0] ; Sidet (Las Vegas) 1[0]) ・RCA Italiana 2[0] (Hello 1[0]; Boston (Edig) 1[0]) ・Bentler 2[0] (Bentler 1[0]); Eldorado 1[0]) ・Ri Fi 1[0] (North 1[0]) ・King Universal 1[0] 70年近く開催されているサンレモ音楽祭ですが、「サンレモ音楽祭も最早これまで!」と言われた最悪の年となりました。イタリア経済の悪化、音楽産業の不況で前年74年のサンレモ音楽祭出場曲に大きなヒットが生まれず存続の危機説がささやかれていました。 その打開策として、歴代オーガナイザーを務めたエツィオ・ラダエリ (Ezio Radaelli)、ヴィットリオ・サルヴェッティ (Vittorio Salvetti)、ジャンニ・ラヴェーラ (Gianni Ravera)、エリオ・ジガンティ (Elio Gigante)を排除し音楽祭を直接運営する考えを持つ観光協会の市会議員ナポレオーネ・カヴァリエーレ (Napoleone Cavaliere)が率先しサンレモ市側が決めていましたが。しかし、管理面で政治的危機を招くこととなり、音楽祭開催1ヶ月前になり、・カヴァリエーレ自身を含む役員5名が辞任、2月上旬に音楽祭実行委員会が活動停止し、出場歌手も決まっていませんでした。 結局カヴァリエーレがオーガナーザーを代行し、元サンレモ出場歌手で作詞家でもあるブルーノ・パレージを(Bruno Pallesi)芸術監督にします。けれど遠ざけた大物プロモーターたちのような力には及ばず、さらに参加料(150万リレといわれています)の負担を巡って音楽出版社やレコード会社と紛争が起きました。 クリス & サラトガ (OSI) ナンナレラ (Cetra) ジャン=フランソワ・ミシェル (Agua M'Anda) <優勝曲> 南の少女(南部の少女) Ragazza del Sud (Rosangela Scalabrino (Gilda)) 出版社 FRIDA <24>ジルダ (vf) Gilda (Sides – Phonogram) 500-3003 [45] 500-3003 SFL- 2021 第2位 偽善Ipocrisia (Eduarno Alfieri - Pino Giordano) 出版社 RONDINELLA <15> アンジェラ・ル-チェ (vf) Angela Luce (HELLO (ITALBEAT) – RCA Italiana) ZEL-50470 [45] ZEL-50470 第2位 行けよ希望 Va speranza va (Giuliano Taddei - Franco Granier) 出版社ITALCANTO <15> ロザンナ・フラテルロ (vf) Rosanna Fratello (RICORDI – Dischi Ricordi) SRL-10・752 [45] SRL-10・752 <入賞曲> 順位は6位まで 4位 わかれ道 Un grande addio (Edilio Capotosti - Paolo Limiti - Bruno Borgia) 出版社出版社LA VOLPE <13> ヴァレンティ-ナ・グレコ (vf) Valentina Greco (Cipiti - CBS Sugar) CPT・NP- 1035 [45] CPT・NP- 1035 HIT-2200 5位 それから、それから E poi, e poi (Nunzio La Mantia) 出版社 FLASH <10> ラウラ (vf) Laura (NORTH – Ri Fi) FPD・NP-21002 [45] FPD・NP-21002 CRJ・NP-1096 6位 ハンフリ-・ボガ-トのように Come Humphrey Bogart 出版社 CHAPPELL <7> フランコ (vm) と レ・ピッコレ・ドンネ (coro) Franco e Le Piccole Donne (CAR-JUKE BOX – Dischi Ricordi) CRJ・NP-1096 [45] ◇君の判決 Decidi tu per me (Enzo Ceppani - Alfredo Gallo - Piero Montanaro) 出版社 TORNADO (SIDET Gr.) エウジェニオ・アルベルティ (vm) Eugenio Alberti (Sides – Phonogram)500-3002 [45] 500-3002 CI-20391 ◇電報 Il telegramma (Vito Pallavicini - Pino Donaggio) 出版社 CURCI ピエロ・コット (vm) Piero Cotto (CAROSELLO – Dischi Ricordi) CI-20391 [45] ◇信じてるIo credo (Giuseppe Turnaturi - Cadam) 出版社 FONIT CETRA ニコ・デイ・ガッビア-ニ (vm) Nico dei Gabbiani (CETRA – FONIT CETRA) SP-1575 [45] SP-1575 OSI-0004 ◇人生の疑問 L'incertezza di una vita (Franco Specchia - Paolo Prencipe - Sabino Sciannamea) 出版社 PROPRIETA' DELL'AUTORE (作者個人管理) ステファニア (vf) Stefania (OSI – CBS Sugar) OSI-0004 [45] 残りの入賞曲は次回に続きます Gメン (Boston(Edig)) レイラ・セッリ (Mustang) エウジェニオ・アルベルティ (Sides) 75年初参加のレコード会社はAgua Manda, Boston (Edig), Condor (Polaris), Euro International, Hello, North, OSI, Sidesの8社です. しかしフランス人歌手ジャン=フランソワ・ミシェルノ“愛してます”を出したアグア・マンダ(Agua Manda)はCBSシュガーにディストリビューションを委託している会社のようですが、全く資料が見付けられませんでした。他の会社の中でも、ウィイキペディアに書かれているのは中小会社でも有名か大手の会社で、ディスコスのディスコグラフィーしか資料として見つからない状態でした。 まずは優勝歌手ジルダの会社シデス(Sides)、私はずっとシデット(Sidet)と混同していました。71年にミラノでジャコモ・ミラリォが設立しました。正式名称は、S.I.D.E.S.=Successi Internazionali Dischi Edizioni Spettacoli(国際的ヒット・レコード出版興行)という壮大な社名です。発売は75年までしか確認できませんでした。 次はボストン(エディグ)(Boston (Edig))です。リショ楽団のヴァイオリン奏者家、1946年に出来た音楽出版社ガレッティ・ボストンのオーナー作曲家アンジェロ ガレッティ(Angelo Galletti,)により68年に設立されました。数年後世界進出を目的としたエディグ(Edig)を作っています。72年にエディグを前面に出し、RCAイタリアーナに販売権を委託しています。 看板スターはマリア・ドリス(Maria Doris)とGメン(G. Men)ですが、オーナーがアンジェロ・ガレッティなのでリショのレコードを多く出しています。 サンレモ音楽祭 (FESTVAL DI SANREMO)1975年は次回に続きます ・優勝・入賞曲と参加曲を含め全体を言う場合、出場曲と表現します。 ・順位をつけない入賞曲の頭には"◇"を、参加曲の頭には"◆"を付けます。 ・太字は国内盤で出ていた曲と歌手。 ・サンプル音声ファイルは著作権侵害を避け、音声映像は貼り付けておりません。全曲聞きたい方はYou-Tubeを探してください。見つかることもあります。
2018.07.16
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前回の「インテルメッツォ ~ 2018年前半で買ったもの 1」の冒頭『サッカー・ワールドカップ・ロシア大会』(フランスとクロワチアの決戦となりましたが)に触れたのも、唯々この盤に付きます。6月14日かなり昔から探していた盤が手に入ったのです。歌ものではありません。 SS-3161 (1978年9月 RCA - RVC) 世界へキック・オフ (EL MUNDIAL) [1978年ワールド・カップ・サッカー公認テーマ曲]/ワールド・カップのマーチ (MARCHA OFICIAL DEL MUNDIAL '78) エンニオ・モリコ-ネ楽団 (ENNIO MORRICONE (orch))/ ビットリーノ・シェテ楽団 (Diretta dal SIERRA,VITTORINO; BANDA SINFONICA MUNICIPALE DELLA CITTA (orch)) SS-3161 BB-6191 BB-6191 (1978年9月 RCA Original Cast – RCA Italiana) El Mundial/ Marcha Oficial Del Mundial '78 40年前の第11回アルゼンチン大会の公式テーマ曲がこの時期に入手したのも奇遇ですが、イタリアがいないのは残念ですで。この曲は10枚組エンニオ・モリコーネ・コロニクルの解説にも一言も触れられず、シングルでも『FIFAがイタリアの作曲家エンニオ・モリコーネに依頼』としかありません。 良い機会なのでサッカー関連の国内盤を少し見てみましょう。 1枚目が90年イタリア大会公式CDでジョルジョ・モロダーが母国に凱旋し製作、テーマ・ソングはエドアルド・ベンナートとジャンナ・ナンニーニのデュエットでこの年年間ヒット・ランク、No.1となりました。 他に何枚か出たサポーター・ソングのCDで流石セリエAは有名歌手を起用しています。 VJCP- 31 (1990年6月21日 VIRGIN -ヴァ-ジン・ジャパン(東芝EMI)) CDジョルジョ・モロダー・プロジェクト/トゥ・ビー・ナンバー・ワン (GIORGIO MORODER PROJECT/TO BE NUMBER ONE) ジョルジョ・モロダー・プロジェクト (GIORGIO MORODER PROJECT) 1.トゥ・ビー・ナンバー・ワン (TO BE NUMBER ONE (SUMMER 1990)) 2..ザッツ・イナフ (THAT'S ENOUGH) 3..テイク・ミー・ホーム (TAKE ME HOME) 4.リズム・オブ・ラブ (THE RHYTHM OF LOVE) 5.時の終わりまで ('TIL THE END OF TIME) 6.フィール・ザ・サンダー (FEEL THE THUNDER) 7.ラブ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ (LOVE WILL FIND A WAY) 8.バッド・ボーイ (BAD BOY) 9.ビューティフル・デイ (BEAUTIFUL DAY) 10.ブレイク・ザ・ルールズ (BREAK THE RULES) 10.トゥ・ビー・ナンバー・ワン (TO BE NUMBER ONE (SUMMER 1990)) 12.ウネスターテ・イタリアーナ (UN'ESTATE ITALIANA) エドアルド・ベンナート と ジャンナ・ナンニーニ (EDOARDO BENNATO (vm) & GIANNA NANNINI (vf)) VJCP- 31 KICP- 391 KICP- 391 (1994年4月 6日 SEVEN SEAS - キング) CD WOWOWスーパーサッカー/フォルツァ・カルチョ・イタリアーノ (WOWOW SUPER SOCCER/FORZA CALCIO ITALIANO) 1.ミラン・ミラン (MILAN MILAN) ファンズ、{イ・} (FANS,{I}) 2.ユベントスランド (JUVENTUSLANDIA) パコ・パコ (PAKO PAKO) 3.フォルツァ・ド-リア (FORZA DORIA) スカルツィ兄弟 (DE SCALZI Bros.) 4.翔べ!ラツィオ (VOLA LAZIO VOLA) トニ-・マルコ (TONY MARCO) 5.フォルツァ・パルマ (FORZA PARMA) ナンド・モニカ (NANDO MONICA) 6.我が心のインテル (CUORE NEROAZZURRO) カマレオンティ,{イ・} (CAMALEONTI,{I}) 7.トリノ~永遠に君を (SEMPRE TU~TORINO) リ-ズ (REEDS) 8.ありがとうロ-マ (GRAZIE ROMA) アントネロ・ヴェンディッティ (ANTONELLO VENDITTI) 9.ナポリ・チャンピオン (NAPOLI CAMPIONE) カルヴァ・スッド (CURVA SUD) 10.フォッジャ・オレ! (INNO DEL FOGGIA) アントニオ・デ・パルマ (ANTONIO DE PALMA) 11.紺碧のアタランタ (ATALANTA AZZURRA) ロビ-・ファッキネッティ (ROBY FACCHINETTI) 12.フォルツァ・アンドリア (FORZA ANDRIA) クリストフォロ・ポロ (CRISTOFORO PORRO) 13.すすめぼくらのペスカラ (VAI GRANDE PESCARA) アントニオ・ディ・ムンノ (ANTONIO DI MUNNO (vm)) 14.イタリアの兄弟達 (FRATELLI D'ITALIA) コロ・イタリア-ノ (CORO ITALIANO) 15.ヴィンチェロ (VINCERO) ベニアミ-ノ・ジ-リ (BENIAMINO GIGLI) 16.凱旋のマ-チ (MARCIA TRIONFALE) オ-ケストラ・ベ-レ・アルティ (ORCH. BELLE ARTI) 17.ファッチャ・ディ・カーネ (FACCIA DI CANE ニュ-・トロルス (NEW TROLLS,{I}) KICP- 440 (1994年12月 21日 SEVEN SEAS - キング) CDジェノア・サポーターズ・ソング・アルバム (GENOA I MIEI CENTO ANNI) 1.みんなスタジアムへ! (TUTTI ALLO STADIO) クラウディオ・グイデッティ (CLAUDIO GUIDETTI ) 2.日曜日の英雄たち (GLI EROI DELLA DOMENICA) クラウディオ・グイデッティ;エンツォ・グイド (ENZO GUIDO);バルバラ・マニョーニ (BARBARA MAGNONI);カルロ・パローラ (CARLO PAROL);エロス・リゴーリ (EROS RIGOLI);サラ・ヴェルニャーノ (SARA VERGNANO) 3.なんてゴールだ (CHE SVENTOLA!) エンツォ・グイド 4.1893 (1893)クラウディオ・グイデッティ 5.こんな大きなハート (UN CUORE GRANDE COSI!) サラ・ヴェルニャーノ 6.グリフォン賛歌 (UN CANTICO PER IL GRIFONE) エンツォ・グイド;バルバラ・マニョーニ;エロス・リゴーリ;サラ・ヴェルニャーノ 7.クルヴァ・ノルドの叫び声 (IL RICHIAMO DELLA NORD) エンツォ・グイド 8.いつの日か輝く星が (LA STELLA CHE VERRA') カルロ・パローラ 9.愛の色-赤と青 (I COLORI DLL'AMORE) ナディア・ビオンディーニ (NADIA BIONDINI) 10.フォッサ・ミックス (FOSSA MIX) 現地録音(Feeld Live Recording) KICP- 440 KICP- 459 KICP- 459 (1995年6月21日 SEVEN SEAS - キング) CDフォルツァ・カルチョ・イタリアーノ(2) (FORZA CALCIO ITALIANO №2) 1.イタリア、イタリー (ITALIA ITALY) ガゼボ (GAZEBO) 2..碧空に想う (EMOZIONI AZZURRI) ジョヴァンニ・ダニエリ (GIOVANNI DANIELI) 3.アヴェ・ユーベ (AVE JUVE) ※ポール・マッツォリーニ {ガゼボ} (PAUL MAZZOLINI) 4.勝利を我らに (NOI SI VINCERA' (NOI LA FIORENTINA)) ※ 5.インテルナツィオナーレ (INTERNAZIONALE) ※ 6.フォルツァ・インテル! (FORZA INTER) マルクッチ・グループ (MARCUCCI GROUP) 7.フォルツァ・サンプドリア (FORZA SAMPDORIA) セレンゲイ (SERENGAY) 8.100万人のハート (CENTOMILA CUORE (PER NAPOLI)) ジョルジョ・コンテ楽団 (CONTE,GIORGIO) 9.俺のパドヴァ (LA MIA PADOVA)※ 10.オレ!ピアチェンツァ (OLE' PIACENZA) フランコ・バグッティ楽団 (FRANCO BAGUTTI) 11.フォルツァ・トロ! (FORZA TORO) マリオ・ピオヴァーノ (MARIO PIVANO) 12.グリフォン賛歌 (UN CANTICO PER IL GRIFONE) ダニーロ・マドニア (DANILO MADONIA) 13.わが心のレッチェ (LECCE CUORE MIO) ブルーノ・ペトラーキ (BRUNO PETRACHI) 14.行くぞ!ペルージャ (PERUGIA VINCI ANCORA) リビング・グループ (LIVING GROUP) 15.世界の羽ばたけ!プレシア (BRESCIA MUNDIAL) ジル・ヴェンチュラ・サックス (GIL VENTURA SAX) 16.我らの心にミラン (MILAN NEI NOSTRI CUORI) グイド・ダッロリオ GUIDO DALL'OLIO) 17.ワ-ルド・チャンピオン (カンピオーネ・デル・モンド) (CAMPIONI DEL MONDO) ※ 18. 勝利に向かって:メドレー (LA VOGLIA DI VINCERE:MEDLEY) ※ 勝利に向かって (LA VOGLIA DI VINCERE)~しあわせがいっぱい (IL CIELO IN UNA STANZA)~太陽の海 (STESSA SPIAGGIA, STESSO MARE)~.恋のフット・ボール (LA PARTITO DI PALLONE)~ゆれているのを見てごらん (GUARDA COME DONDOLO)~.ピッコラ・ケティ (PICCOLA KATY)~恋は塩味 (SAPORE DI SALE)~ママのお乳を (FATTI MANDARE DALLA MAMMA A PRENDERE IL LATTE)~月影のナポリ (TINTARELLA DI LUNA)~今夜はぶっとばせ (STASERA MI BUTTO)~褐色の女 (SEI DIVENTATA NERA)~恋のシーズン・オフ (ABBRONZATISSIMA)~トゥカ・トゥカ (TUCA TUCA)~マリーナ (MARINA)~いつまでも君は (SULLA BUONA STRADA)~フランチェスカじゃない (NON E' FRANCESCA)~故郷の少女 (RAGAZZA DI CAMPAGNA)~バラのつぼみ (CON IL NASTRO ROSA)~それでも君を忘れたい (EPPUR MI SON SCORDA DI TE)~涙の愛撫 (UNA CAREZZA IN PUGNO)~ラ・バンボーラ (LA BAMBOLA)~10人の子供たち (DIECI RAGAZZE PCCH-00039 (1994年4月20日 PONY CANYON -ポニ-・キャニオン) CDフォルツァ!イタリア/ワ-ルド・サッカ- (FORZA ITALIA) PCCH-00102 (1995年6月15日 PONY CANYON -ポニ-・キャニオン) CDザ・ベスト・オブ・ワールド・サッカー・ソングス第3集/華麗なアズ-リ「イタリア」 (THE WORLD SOCCER SONGS Vol.3 FORZA! ITALIA) 1.フラテッリ・ディ・イタリア (FRATELLI D'ITALIA) 2.カルメン (CARMEN) 3.アイーダ (AIDA) 4.ミラン・ミラン (MILAN MILAN) 5.インテル・トリコローレ (INTER TRICOLORE) 6.ウン・エスターティ・イタリアーナ (UN'ESTATE ITALIANA) エドアルド・ベンナート と ジャンナ・ナンニーニ 7.グラッツィエ・ローマ (GRAZIE ROMA) 8.ヴォラ・ラツィオ・ヴォラ (VOLA LAZIO VOLA) 9.ナブッコ (NABUCCO) 10.ウン・カンティコ・ペル・イル・グリフォーネ (UN CANTICO PER IL GRIFONE) 11.フォルツァ・ドリア (FORZA DORIA) 12.アタランタ・アズーラ (ATALANTA AZZURRA) 13.ユベントスランディア (JUVENTUSLANDIA) 14.センプレ・トゥ~トリノ (SEMPRE TU (TORINO)) 15.アイーダ (AIDA) 16.ヴォラーレ (VOLARE) 17.ヴィットーリア (VITTORIA) PCCH-00039 PCCH-00102 KICP- 670 (1998年11月22日 SEVEN SEAS - キング) CD フォルツア~ペルージャ、カルチョ・イタリアーノ (FORZA! PERUGIA CALCIO ITALIANO) 1.フォルツァ!ペルージャ (PERUGIA VINCI ANCORA) リビング・グループ 2.ユベントスランド (JUVENTUSLANDIA) パコ・パコ 3.我が心のインテル (CUORE NEROAZZURRO) カマレオンティ,{イ・} 4.ありがとうローマ (GRAZIE ROMA) アントネロ・ヴェンディッティ 5.勝利を我らに (NOI SI VINCERA') ポール・マッツォリーニ 6.フォルツァ・パルマ (FORZA PARMA) ナンド・モニカ 7.翔べ!ラツィオ (VOLA LAZIO VOLA) トニー・マルコ 8.フォルツァ・ドーリア (FORZA DORIA) スカルツィ兄弟 9.ミラン・ミラン (MILAN MILAN) ファンズ、{イ・} 10.オレ!ピアチェンツァ (OLE' PIACENZA) フランコ・バグッティ楽団 11.イタリアの兄弟達 (FRATELLI D'ITALIA) コロ・イタリアーノ 12.凱旋のマ-チ (MARCIA TRIONFALE) オーケストラ・ベーレ・アルティ KICP- 670 インテルメッツォ ~ 2018年前半で買ったものは以上です。
2018.07.13
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2018年も6ヶ月過ぎ、なんだかんだあったサッカー・ワールドカップ・ロシア大会もヨーロッパ勢で占められましがのみとベスト4が決まりました。 年賀状で大体1年間で買ったジャケットを使っていますが、今年の年賀状が出来た以降(2017年12月30日)に買った盤から紹介していきましょう。つい前回まで書いていた「アルト・サックス ファウスト・パペッティ」でも紹介した国内盤です。彼の初めて成功したラテン・アメリカ音楽を集めたアルバム「I Remember」シリーズ第5集からピップ・アップした5曲入りコンパクト盤(ミニ・アルバム)です。 SWG- 77 (1969年7月25日) 17cmCP ゴ-ルデン・ラテン/ファウスト・パペッティ (GOLDEN LATIN MUSIC) SWG- 77 SJET-9130~1 SJET-9130~1 (1968年11月25日) 300cm2LP 豪華盤ム―ド・サックス・ポピュラー大全集 (SAXPHONE MOOD DELUXE EDITION/FAUSTO PAPETTI) もう一つ2枚組アルバムおw4月12日に手に入れました。収録曲はブログの方は過去ブログでお確かめください。 なんと1月1日に郵便屋さんが持ってきてくれました。ご苦労様でした。イタリア関係は“ローマの秋”のみです。 YS- 396・C (1964年10日 CBS COLUMBIA -日本コロムビア) 30cmLPジョニ-・マティス・グレ-テスト・ヒット (JOHNNY MATHIS THE GREATEST HITS) 1.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン (FLY ME TO THE MOON) 2.恋の気分で (I'M IN THE MOOD FOR LOVE) 3.マリア (MARIA) 4.ある微笑 (A CERTAIN SMILE) 5.トゥナイト (TONIGHT) 6.ローマの秋 (AUTUMN IN ROME) 7.セプテンバー・ソング (SEPTEMBER SONG) 8.4月のパリ (APRIL IN PARIS) 9.アラバマに星おちて (STARS FELL ON ALABAMA) 10.ディープ・リヴァー (DEEP RIVER) 11.ステラ・バイ・スターライト (STELLA BY STARLIGHT) 12.恋人よおやすみ (GOODNIGHT SWEETHEART) YS- 396・C CANZONE-0708・1 CANZONE-0708・1 (2007年8月1日 GAT PLANNING -ガット・プランニング) CD情熱のカンツォーネ (CANZONE APPASSIONATO) 山名光子 (YAMANA,MITSUKO (sp=j)) 1.マンマ (MAMMA) 2.心遥かに (TESTARDA IO) 3.愛は限りなく (DIO COME TI AMO) 4.舟人の歌 ('O MARENARIELLO) 5.帰れソレントへ [(TORNA A SURRIENTO) 6.光さす窓 (FENESTA CA LUCIVE) 7.愛よ帰れ (TORNA AMORE) 8.スペインの女 (LA SPAGNOLA) 9.禁じられた歌 (MUSICA PROIBITA) 10.情熱 (PASSIONE) 1月にはもう1枚ソプラノ声楽家の方のCD、ソプラノで歌われるとイタリア語か日本語か聞き取れません。個人製作の場合1枚単価が高くなり、かなりお高くでるのですが、ワン・コインだったので落札しました。 2月はTV出演も多く人気のあった古い声楽家の一人立川澄人のポピュラーな曲を集めたコンパクト盤。 SGC- 2 (1966年1月) 17cmCP 1.カタリ・カタリ [日] (CORE 'NGRATO [J]) 2.ボラ-レ[日] (NEL BLU DIPINTO DI BLU [J]) 3.ラ・ノビア [日] (LA NOVIA [J]) 4.アル・ディ・ラ[日] (AL DI LA' [J]) SGC- 2 VIPX- 1884 VIPX- 1884 (1988.年4月21日VICTOR - ビクター音楽産業) ハイ・エナジー・ボーイ (HIGH ENERGY BOY) B面インストゥルメンタル ユーゴ出身のイタロ・ディスコ・デュオのムーランルージュ(MOULIN ROUGE)が歌うシングル盤。レコード会社はイタリアのエクスパンデッド(EXPANDED MUSIC)、当時日本でも人気がありました。 そして2018年サンレモ音楽祭出場曲コンピレーションCDです。収録曲は私の過去ブログご参照。今年は新人の部まで含め28曲全曲収録されたので助かりました。 88985-49897・2 (2018年2月 RCA - SONY MUSIC ENTERTAINMENT,Italy) 2CD SANREMO2018 (サンレモ2018) 88985-49897・2 3月は東芝から出ていたシャンソンのコンピ盤には必ずと言っていいほど入っていたクラウディオ・ビルラ(Claudio Villa)のヒット曲“ルナ・ロッサ(Luna Rossa)”をフランスでカヴァーしたリュシェンヌ・ドリール(Lucienne Delyle)のアルバムを買いました。イタリアの曲は“ルナ・ロッサ”、“ジェルソミ-ナ”、“アカレッツァ-メ”だけだと思っていましたが、“ユダ”もそうでした。ピンキ(Pinchi)作詞ファンチウッリ(Fanciulli)作曲のカルラ・ボーニ(Carla Boni)の持ち歌” COME GIUDA”です。 OR- 7037 (1964年5月 ODEON - .東芝音楽工業) 30cmLPベスト・オブ・リュシェンヌ・ドリール (THE BEST OF LUCIENNE DELYLE) 1.ルナ・ロッサ [仏] (LUNA ROSSA [F]) 2.ジェルソミ-ナ[日] (GELSOMINA [J]) 3.アカレッツァ-メ (ACCAREZAME) 4.私のジゴロ (C'EST MON GIGOLO) 5.愛していれば (TANT QUE NOUS NOUS AIMERONS (EN DUO AVEC AIME BARELLI)) 6.ジャヴァ (JAVA) 7.目を閉じて (FERMER LES YEUX) 8.シャルメ-ン (CHARMAINE) 9.恋はせつなく (EMPORTEZ MON AMOUR) 10.アイ・ラヴ・パリ [仏] (I LOVE PARIS [F]) 11.ユダ (JUDAS) 12.私が待っている人 (CELUI QUE J'ATTENDS) 13.こんな天使 (UN ANGE COMME CA) 14.ルナ・ロッサ [日] (LUNA ROSSA [J]) OR- 7037 ME-1059^60 ME-1059^60 (196?年?月 SHARP - ムジカラー・プロダクション) 17cmCP シャープ・ステレオ試聴用 (SHARP GOLDEN SOUND STEREO) 1.マンボ№5 (MAMBO No.5) [チャーリー石黒とラテンオールスターズ] 2.おてもやん (OTEMOYAN) [〃] 3..マニヒニメレ (MALIHINI MELE) [山口銀次とルアナタヒチアンズ] 4.アル・ディ・ラ (AL DI LA') [ミッキー・カーチスとザ・サムライズ (CURTIS,MICKY & SAMURAIS,{THE}] 昔ステレオを買うと付いて来た試聴盤です“アル・ディ・ラ”をミッキー・カーチスがどう料理したか聞いてみたいので買いました。普通の演奏でした。 3月16日に昨年秋にジリオラ・チンクェッティ来日ライブを諦めて、その代わりに予約したマルチェラの8枚組ボックス・セットが届きました。クラウド・ファンディングでの製作盤で一般売りされていないはずです。DQCP- 709-5“あなたの町”はウィルマ・ゴイク (Wilma Goich) (SR- 184-13)のカヴァーです。 DQCP- 707^14 (2018年3月15日 CSR - ソニー・ミュージック・ダイレクト・ジャパン) 8CD Box マルチェラ・オリジナル・アルバム・コレクション 1979-1988 (MARCELLA BELLA ORIGINAL ALBUM COLLECTION 1979-1988) [※ボーナス・トラック] DQCP- 707~14 DQCP- 707 (2018年3月15日) CD MARCELLA BELL - CAMMINANDO E CANTANDO(Orig.1979) 1.CAMMINANDO E CANTANDO 2.LA MIA FACCIA 3.QUANDO IL CIELO 4.NON CI CREDO PIU' 5.LADY ANIMA [マルチェラ&ジャンニ・ベッラ] 6.FINE DI DUE AMANTI 7.LENTO 8.ERA UN SOGNO 9.IO NON SO 10.NON CI CREDO PIU' [※] DQCP- 707 DQCP- 708 DQCP- 708 (2018年3月15日) CD MARCELLA BELL - MARCELLA BELL(Orig.1981) 1..CANTO STRANIERO 2.AMAMI 3.RIO DE JANEIRO 4.OK, JOHNNY 5.BACIAMI 6..MALINCONIA (憂鬱な心) 7.PENSA PER TE (あなたへの想い) 8.UNA VAMPATA DI TE 9.CORIANDOLI 10.COSI' PICCOLO DQCP- 709 (2018年3月15日) CD MARCELLA BELL - PROBLEMI (Orig.1982) 1.PROBLEMI 2.UOMO MIO 3.IL PATTO 4.DA TROPPO TEMPO 5.MI MANCHERAI 6.AMICA MIA 7.UN ANNO IN PIU 8.DOMANI 9.UN ALTRO UOMO UN'ALTRA DONNA 10.LA TUA CITTA' (あなたの町) 11.DONNA PIU' DONNA [※] DQCP- 709 DQCP- 710 DQCP- 710 (2018年3月15日) CD MARCELLA BELL - NEll'ARIA (Orig.1983) 1NELL'ARIA 2.LA BATTAGLIA 3..MIAO 4.QUEL MURO 5.SESSO E AMORE 6.DI NUOVO IN VOLO 7.NON MI AVRAI 8.ANCORA TU DQCP- 711 (2018年3月15日) CD MARCELLA BELL - NEL MIO CIELO PURO (Orig.1984) 1.NEL MIO CIELO PURO 2.FEBBRE D'AMORE 3.GIANNI E GIULIO 4..DOLCE LUNA (Parte 2") 5.ALLA PARI 6.PRIGIONIERA 7.AHI AHI 8.SCUSA CI STO 9.NEL MIO CIELO PURO [Remix ※] DQCP- 711 DQCP- 712 DQCP- 712 (2018年3月15日) CD MARCELLA BELL - SENZA UN BRICIOLO DI TESTA (Orig.1986) 1.SENZA UN BRICIOLO DI TESTA (忘れられない貴女) 2.EVVIVA MADDALENA 3.VERDE SMERALDO 4.PIU' SOFFIA IL VENTO 5.SI O NO? 6.SETTEMBRE 7.L'ULTIMA POESIA [マルチェラ&ジャンニ・ベッラ] 8.STRANA IDEA STRANA FOLLIA 9.LASCIAMI SBAGLIARE 10.ALL'OMBRA DI QUEL BOOGIE 11.SEI IL MIO COMPLICE PIU' CARO 12.LA VERITA' DQCP- 713 (2018年3月15日) CD MARCELLA BELL - TANTI AUGURI (Orig.1987) 1.TANTI AUGURI (ありがとう) 2.MEGLIO L'INCOSCIENZA 3.NEW KING'S ROAD 4.MAI SI DEVE DIRE "MAI" 5.COSE PROPRIE 6.PER IL RISO, PER IL PIANTO 7.UN MONDO DI LILLA 8.E ADESSO? DQCP- 713 DQCP- 714 DQCP- 714. (2018年3月15日) CD MARCELLA BELL - MARCELLA '88 (愛の嵐/マルチェラ) (Orig.19881) 1.DOPO LA TEMPESTA (愛の嵐) 2.LA MIA FEDE (誓い) 3.PER GIOCO PER COMPLICITA (悪戯) 4.COME JOHN WAYNE (ジョン・ウェインのように) 5.ESSERI UMANI (人) 6.IL COLORE DELL'AMORE (紅は愛の色) 7.DOMENICA (日曜日) 8.QUANDO VERRAI (あたたを待つ時) 9.UN CANTO DEL BRASILE (ブラジルの歌) マルチェラの8枚組で付いたポイントも使って、長年買おうと思っていた2008年サンレモ音楽祭新人の部優勝のソノーラ(SONOHRA)のCDを買いました。 SICP- 2413~4 (2009年12月2日 CBS - ソニー・ミュージック) CD+DVD SONOHRA/L'AMORE 1.FIORE DI NEVE (雪の華 [伊]) 2.LOVE IS HERE 3.LOVE SHOW 4.ENGLISH DANCE 5.FREE TO BE 6.5000 MINI HANDS 7.SAVE ME 8.IN MY IMAGINATION 9.I KNOW WHAT KIND OF WOMAN YOU ARE 10.THE IMAGE 11.THIS IS ME 12.I BELEVE 13.L'AMORE (ラモーレ) [DVD] 1.LOVE SHOW 2.FREE TO BE 3.SAVE ME 4.L'AMORE (ラモーレ) SICP- 2413~4 SICP- 2415 SICP- 2415 (2009年12月2日 CBS - ソニー・ミュージック) CD SONOHRA/L'AMORE 3月24日“ロミオとジュリエット”と“モア”の2曲しかイタリアのカヴァー曲が入っていなかったのですがレターメン(THE LETTERMEN)を買ってしましました。 CP- 9407B (1970年1月25日 CAPITOL -東芝音楽工業) 30cm2LPダブル・デエラックス*涙のくちづけ/レターメンのすべて (SEALED WITH A KISS/THE LETTERMEN) 2-6. ロミオとジュリエット [英] (A TIME FOR US) 2-11.モア (MORE) CP- 9407B ヤフオクで適価で出たら買おうと思っていたチンクェッティ紙ジャケ・ボックス2が落札できました。 WQCP-1341~5 (2013年3月 8日 CGD -ワ-ナ-・ミュ-ジック) 5CD Boxジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX 2 (GIGLIOLA CINQUETTI COLLECTION 2) 1-チンクェッティのおとぎ話 (GIGLIOLA PER I BAMBINI) 2-ジリオラ・チンクェッティ高原に歌う (CANTANDO CON GLI AMICI) 3-チンクェッティ懐しのカンツォ-ネ・スタンダ-ドを歌う (IO LE CANTO COSI'/GIGLIOLA CINQUETTI) 4-故郷の山に歌う/ジリオラ・チンクェッティ (GIGLIOLA CINQUETTI/SU E GIU' PER LE MONTAGNE) 5-小雨降る径/ジリオラ・チンクェッティと今宵を (GIGLIOLA CINQUETTI/STASERA BALLO LISCIO) 次回に続く
2018.07.10
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歌手ではないのですが日本では人気のあったアルト・サックス奏者のファウスト・パペッティを紹介しましょう。歌手でないのでエピソードは少ないので彼のディスコ・グラフィーが中心となってしまいます。お許しください。★ファウスト・パペッティ (Fausto Papetti)1923年1月28日ミラノの北スイス国境近くの町ヴィッジュ(Viggiù)生、1999年6月15日サンレモ没、アルト・サックス奏者。. 505419-72064・2・9 活動期間:1955年 – 1999年所属レコード会社:Jolly, Durium, CBS, Fonit Cetra, D.V.More, Dig-It, Duck Record, Azzurra Musicサンレモ音楽祭出場0回:サンレモ音楽祭出品0曲:公式サイト: 2016年ワーナー・ミュージックが出している古い有名人達の編集ベスト盤シリーズの一つ「プレイリスト」にファウスト・パペッティも入りました。505419-72064・2・9 (2016年 Rhino - Warner Music) CD Playlist - Fausto Papetti [5054197206429] ※ジャケット画像は顔写真画像をご参照1.What A Wonderful World (このすばらしき世界)2.Night And Day (夜も昼も)3.Almeno Tu Nell'Universo (宇宙の中であなただけ)4.Smoke Gets In Your Eyes (煙が目にしみる)5.The Man I Love (ザ・マン・アイ・ラブ)6.The Sound Of Silence (サウンド・オブ・サイレンス)7.Blue Moon (ブルー・ムーン)8.Desafinado (デザフィナード)9.My Love Serenade (シューベルトのセレナーデ)10.I Left My Heart In San Francisco (霧のサンフランシスコ (想い出のサンフランシスコ))11.I Only Have Eyes For You (瞳はきみゆえに)12.Maria Elena (マリア・エレーナ)13.Waltz In Love [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]14. I Love Paris (アイ・ラヴ・パリ)15.The Look Of Love (恋のおもかげ) 17年アッツーラ・ミュージックから「LE PIÙ BELLE DI SEMPRE Fausto Papetti My Way」が出ました。アッツーラとダックの音源が使われているようです。ERB-019 (2017年 Azzurra Music – Azzaro Distribuzione) CD LE PIÙ BELLE DI SEMPRE Fausto Papetti My Way [Azzurra/Duck 8028980671128]1.Feelings (フィーリング) [D]2.Isn't She Lovely? (可愛いいアイシャ)3.Love Story (ある愛の詩)4.Memory (メモリー~キャッツ) 5.Stardust (スターダスト)6.Danny Boy (ダニー・ボーイ)7.Anema E Core (アネマ・エ・コーレ)8.Sound Of Silence (サウンド・オブ・サイレンス)9.Besame Mucho (ベサメ・ムーチョ)10.Samba Pa Ti (君に捧げるサンバ)11.Malafemmena (悪い女)12.My Way (マイ・ウェイ)13.Il Padrino - Parte Seconda (ゴッドファーザー PARTⅡのテーマ)14.Je T'Aime Moi Non Plus (ジュ・テーム)15.Your Eyes - Il Tempo Delle Mele 2 (La boum 2) (恋する瞳~ラ・ブーム2)16.Michelle Medium (ミッシェル)17.Moon River (ムーン・リバー)18.Unforgettable (アンフォゲッタブル)ERB-019 GBCD-3617GBCD-3617 (2018年3月 Galletti=Boston) CD Fausto Papetti - The Sax Master [8033959535486]1.STINGIMI MIX a.Stringimi b.Abrazame (私を抱きしめて)2.ENCORE MIX a.Encore b.Ancora Ancora Ancora.(アンコール・アンコール)3.MARINA MIX a.Marina b.Sapore Di Sale (恋は塩味)4.I LOVE YOU MIX a.I Love You b.I Just Called To Say "I Love you" (心の愛)5.Nadia (妖精コマネチのテーマ)6.STRANGER MIX a.Stranger b.Strangers In The Night (夜のストレンジャー)7.AIR MIX a.Air b.Love Is In The Air (ラヴ・イン・ジ・エアー)8.POLARIS MIX a.Polaris b.Aria (幻想のアリア)9.Sirio10.INDIMENTICABILE MIX a.ndimenticabile b.Unforgettable (アンフォゲッタブル) 18年3月ガレッティ=ボストンから息子マルコ・パペッティが父ファウストの音源を使ってリミックス盤を出しました。前回(アルト・サックス、ファウスト・パペッティ 26)で書いたアッツーラ[TBP-11714 (2011年]やフォノーラ[CD-2338 (2014年5月]から出したのと同様の盤だと思いますが、ドゥリウム、D.V.モア、アッツーラの音源を使っているようです。 ガレッティ=ボストンは第二次世界大戦後すぐに出来た同名の音楽出版社が母体で、前回のフォノーラと同様に民謡、リショなどのダンス音楽を得意とする会社です。民族系大手レコードが次々と世界資本に呑み込まれる中でしっかり生き残っていたようです。 最後になりましたが2018年6月13日「アルト・サックス、ファウスト・パペッティ 19」の『ファウスト・パペッティの国内盤』で紹介したチェット・ベイカーの「チェット・ベイカー・ウィズ・ストリングス/マイ・ファニー・ヴァレンタイン [+1]」のイタリア・オリジナル盤を載せておきます。国内盤1曲目「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」はボーナス・トラックで2曲目以降がオリジナルです。ジャケットはアメリカ版を使用した模様、録音したパーソネルはイタリア盤には記載がありませんでした。LPQ-25005 (1959年 Celson – Gürtler. (SAAR)) Chet Baker Sings And Plays With Len Mercer And His Orchestra – Angel EyesLPQ-25005 (1961年 Jolly – SAAR) Chet Baker Sings And Plays With Len Mercer And His Orchestra – Angel EyesSM-3035 (1967年 Joker – SAAR) Chet Baker Sings & Plays1.I Should Care (アイ・シュッド・ケア)2..Violets For Your Fur (コートにすみれを)3.The Song Is You (ソング・イズ・ユー)4.When I Fall In Love (ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ)5.Good-Bye (グッドバイ)6.Autumn In New York (ニューヨークの秋)7.Angel Eyes (エンジェル・アイズ)8.Street Of Dreams (ストリート・オブ・ドリームス)9.Forgetful (フォゲットフル),10.Deep In A Dream (ディープ・イン・ア・ドリーム)録音年, 1958年9月28日、29日、10月5日、ミラノ録音。パーソネル:チェット・ベイカー(Chet Baker)[tp, vo],マリオ・ペゾッタ(Mario Pezzotta)[tb],グラウコ・マゼッティ(GLauco Masetti)[as],ジアンニ・バッソ(Gianni Basso)[ts],ファウスト・パペッティ(Fausto Papetti) [bs],ジュリオ・リバーノ (Giulio Libano)[p, arr, cond]・オーケストラ LPQ-25005 SM-3035 これまた『ファウスト・パペッティの国内盤』紹介が終わった後に見つけた話で,一番最後になってしまいました。Exblogのkoukinobaabaさんのブログに有った話です。少々長いですが引用します。[https://zenigeba.exblog.jp/3676235/ Hot'n Cool zenigeba.exblog.jp]英語の曲のタイトルを和名にすると・・・ by koukinobaaba | 2005-10-25 20:30『(前略)日本ではファウスト・パペッティの「黒い傷あとのブルース」がリリースされていますが、一説にはファウスト・パペッティの「黒い傷あとのブルース」は存在せず、”Broken Promises”を演奏しているのはSil Austin(シル・オースティン)だとか。(イタリアのファウスト・パペッティのサイトで見つけた。)(後略)』 そう言われれば検索をしても出てきません。 “黒い傷あとのブル-ス”の事はkoukinobaabaさんが別の項で解説されています。ご参照ください。『(イタリアのファウスト・パペッティのサイトで見つけた。)』は残念ながら繋がりませんでした。COX-1004 (1961年5月 COLPIX - 日本ビクター) 黒い傷あとのブルース (BROKEN PROMISES)/ 夢みるように (DREAMY) アンリ・ド・パリ楽団 (Henri De Pari) COX-1004 ファウスト・パペッティの国内盤に“黒い傷あとのブルース”が初めて紹介されたのはSJET-7713 (1965年11月 GLOBE - 日本ビクター) 30cmLP黒い傷あとのブル-ス/ファウスト・パペッティ (BROKEN PROMISES)1.ハーレム・ノクターン (HARLEM NOCTURNE) Ld・A-7446 (1965年)2.太陽はひとりぼっち (ECLISSE TWIST) ms・A-77110 (1965年) 6a Raccolta “ECLISSE”3.女王蜂のテーマ (AL FONSO AL CIMIEERO) “ALFONSO AL CIMITERO”4.ダニー・ボーイ (DANNY BOY) Ld・A-7440 (1965年)5.サマータイム (SUMMERTIME) Ld・A-7440 (1965年)6.グリスビーのブルース (LE GRISBI) ms・A-77119 (1965年) I Remember... N゚27.黒い傷あとのブルース (BROKEN PROMISES) ms・A-77110 (1965年) 6a Raccolta 5 “Broken Promise”8.ゴールド・フィンガー (GOLDFINGER) Ld・A-7408 (1965年)9.シェルブールの雨傘 (LES PARAPLUIES DE CHERBOURG) Ld・A-7429 (1965年)10.愛を歌う (IN GINOCCHIO DA TE) Ld・A7391 (1964年10月26日)11.チーク・トゥ・チーク (CHEEK TO CHEEK) Ld・M-6863 (1960年)12.アンジェリータ (ANGELITA DI ANZIO) Ld・A7391 (1964年10月26日) SJET-7713で、しかもアルバムタイトル曲です。 65年に出たシングル盤を中心に国内盤LPが作られ、入った曲の後ろにイタリア盤のレコード番号(Ld・A-はシングル;ms・A-はLP)を付けました。65年の事は私のブログ「アルト・サックス、ファウスト・パペッティ 4」をご参照下さい。 koukinobaabaさんのブログ「英語の曲のタイトルを和名にすると」にある『一説にはファウスト・パペッティの「黒い傷あとのブルース」は存在せず』と言う事は事実でなく、あまり人気がなく再発されることが少なかったものの、実際にイタリアでも存在しシル・オースティンの演奏ではありませんでした。 原因はイタリアの英語タイトル表記間違いでした。原題や日本での表示は“Broken Promises”ですが、イタリアでは“Broken Promise”でした。「プロミセス」と「プロミス」と違いでした。 他に“太陽はひとりぼっち”で日本盤は“Eclisse Twist”、イタリア盤表記は“Eclisse”となっています。今回のこの件で初めて気付いたことが“女王蜂のテーマ”の問題です。日本盤の原題表記が“Al Fonso Al Cimieero”ですが、本当は“Alfonso Al Cimitero”です。この間違いで検索をかけても発見出来ないのかもしれませんが、イタリア盤の”女王蜂のテーマ“が見つかりません。 この事で何方か情報をお持ちでしたら教えてください。アルト・サックス、ファウスト・パペッティは以上です。
2018.07.07
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歌手ではないのですが日本では人気のあったアルト・サックス奏者のファウスト・パペッティを紹介しましょう。歌手でないのでエピソードは少ないので彼のディスコ・グラフィーが中心となってしまいます。お許しください。★ファウスト・パペッティ (Fausto Papetti)1923年1月28日ミラノの北スイス国境近くの町ヴィッジュ(Viggiù)生、1999年6月15日サンレモ没、アルト・サックス奏者。. TBP-11714 活動期間:1955年 – 1999年所属レコード会社:Jolly, Durium, CBS, Fonit Cetra, D.V.More, Dig-It, Duck Record, Azzurra Musicサンレモ音楽祭出場0回:サンレモ音楽祭出品0曲:公式サイト: 2011年ワーナー・ミュージックから「I Grandi Successi」シリーズでファウスト・パペッティが出ました。505249-8593・8・5 (2011年 Rhino – Warner Music Italia) CD I Grandi Successi Fausto Papetti [5052498593859]1.Almeno Tu Nell'Universo (宇宙の中であなただけ)2.What A Wonderful World (このすばらしき世界)3.I Only Have Eyes For You (瞳はきみゆえに)4.Smoke Gets In Your Eyes (煙が目にしみる)5.The Man I Love (ザ・マン・アイ・ラブ)6.The Sound Of Silence (サウンド・オブ・サイレンス)7.Maria Elena (マリア・エレーナ)8.Amore (AMORE) [坂本龍一]9.Let The River Run (川の流れのように)10.Desafinado (デザフィナード)11.My Love Serenade (シューベルトのセレナーデ)12.I Left My Heart In San Francisco (霧のサンフランシスコ (想い出のサンフランシスコ))13.Blue Moon (ブルー・ムーン)14.Night And Day (夜も昼も) 505249-8593・8・5 アッツーラから息子マルコのオリジナル曲とリミックスしたメドレー曲が入った編集ベスト盤が出ています。TBP-11714 (2011年 Azzurra – Azzurra Music) CD Fausto Papetti [8028980427428] ※ジャケット画像は顔写真画像をご参照1.Love Story (ある愛の詩)2.Samba Da Prainha [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]3.Fly Me To The Moon (フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)4..I Just Wanna Stop (アイ・ジャスト・ワナ・ストップ)5.Moon River (ムーン・リバー)6.Medley: a.Magic Sax b.Feelings (フィーリング)7.Song For My Father [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]8.Libertango (リベルタンゴ)9.London Fever [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]10.Unforgettable (アンフォゲッタブル)11.La Solitudine12.Caruso (カルーソー)13.My Way (マイ・ウェイ)14.Medley :a.Samba Pa Ti (君に捧げるサンバ) b.Sax Party [mp]15.ANEMA E 'CORE16.Stardust (スターダスト) ソニー・ミュージックからはRCAレーベルで3枚組の「Fausto Papetti Sax Forever...」が発売されます。88697-92701・2(3) (2011年 RCA – Sony Music) 3CD Fausto Papetti Sax Forever... [0886979270121]1-1.Feelings (フィーリング)1-2.I Just Called To Say I Love You (心の愛)1-3.Love Is In The Air (ラヴ・イン・ジ・エアー)1-4.Unchained Melody (アンチェインド・メロディ)1-5.You Are The First, The Last, My Everything (マイ・エブリシング)1-6.Tristeza (悲しみよ去って)1-7.Song Sung Blue (ソング・サング・ブルー)1-8. September Morn’ (セプテンバー・モーン)1-9.I'll Never Fall In Love Again (恋よさようなら)1-10.El Condor Pasa (コンドルは飛んで行く)1-11.All By Myself (オール・バイ・マイセルフ)1-12.Besame Mucho (ベサメ・ムーチョ)2-1.Samba Pa Ti (君に捧げるサンバ)2-2.Are You Lonesome Tonight (今夜は一人かい)2-3.Brasilia Carnaval (夜明けのカーニバル)2-4.In The Mood (イン・ザ・ムード)2-5.What A Wonderful World (このすばらしき世界)2-6.You Are The Sunshine Of My Life (サンシャイン)2-7.La Paloma (ラ・パロマ)2-8.Forever And Ever (果てなき世界)2-9.A Whiter Shade Of Pale (青い影)2-10.New York New York (ニューヨーク・ニューヨーク)2-11.This Guy's In Love With You (ジス・ガイ)2-12.Abat-Jour (Salome) (アバ・ジュール)3-1.The Girl From Ipanema (イパネマの娘)3-2.Smoke Gets In Your Eyes (煙が目にしみる)3-3.My Love (マイ・ラヴ)3-4.Without You (ウィズアウト・ユー)3-5.Rock Your Baby (ロック・ユア・ベイビー)3-6.All The Time In The World (陶酔のボクサー)3-7.Stayin' Alive (ステイン・アライヴ)3-8.A Blue Shadow (ブルー・シャドー)3-9.Il Padrino (ゴッドファーザー・愛のテーマ)3-10.La Bamba (ラ・バンバ)3-11.Don't Cry For Me Argentina (アルゼンチンよ泣かないで)3-12. Strangers In The Night (夜のストレンジャー)88697-92701・2(3) 88725-45565・288725-45565・2 (2012年 RCA– Sony Music) CD Un'Ora Con Fausto Papetti [0887254556527]1.The Girl From Ipanema (La Ragazza Di Ipanema) (イパネマの娘)2.Love Is In The Air (ラヴ・イン・ジ・エアー)3.Woman In Love (恋する女たち)4.Feelings (フィーリング)5.Could It Be Magic (恋はマジック)6.Samba Pa Ti (君に捧げるサンバ)7.New York New York (ニューヨーク・ニューヨーク)8.Aquarius (輝く星座)9.Je T'Aime Moi Non Plus (ジュ・テーム)10.Stayin' Alive (ステイン・アライヴ)11.September Morn (セプテンバー・モーン)12.I Just Called To Say I Love You (心の愛)13. You Are The First, The Last (マイ・エブリシング)14.All The Time In The World (陶酔のボクサー)15.Besame Mucho (ベサメ・ムーチョ)16.Don't Cry For Me Argentina (アルゼンチンよ泣かないで)17.This Guy's In Love With You (ジス・ガイ) かつて所属していたドゥリウム、CBDディスキ、フォニット・チェトラの音源の編集ベスト盤が出た後は、ユニヴァーサル・ミュージックに音源を提供していた.DV.モアから20曲入りの編集ベスト盤も発売されます。CDDV-8215 (2013年 D.V. More – D.V. More Record) CD Fausto Papetti Collezione 20 Brani [8014406821567]1.La Vie En Rose (バラ色の人生)2.I'll Never Fall In Love Again (恋よさようなら)3.Emmanuelle (エマニエル夫人)4.What A Wonderful World (このすばらしき世界)5.Love Said Goodbye (Il Padrino II) (ゴッドファーザー PARTⅡのテーマ)6. Li'l Darling (リル・ダーリン)7.Ebb Tide (Bassa Marea) (ひき潮)8.Que Reste-T-Il De Nos Amours (残されし恋には)9.Raindrops Keep Falling On My Head (雨にぬれても)10.A Whiter Shade Of Pale (青い影)11.My Way (マイ・ウェイ)12.A summer Place (夏の日の恋)13.Winter14.Samba Pa Ti (君に捧げるサンバ)15.Memory (メモリー~キャッツ)16.The Shadow Of Your Smile (いそしぎ)17.If You Leave Me Now (愛ある別れ)18.Stranger On The Shore (白い渚のブルース)19.Are You Lonesome Tonight (今夜は一人かい)20.Brazil (ブラジル)CDDV-8215 MTTBP-3081MTTBP-3081 (2014年 Azzurra – Azzurra Music) 3CD Fausto Papetti – Tutto In 3 CD[TRP-1002・A (2009年 Azzurra Music – Azzurra Music) [8 028980 356421] + DBP-1018 (2010年 Azzurra Music – Azzurra Music) [8 028980 376924]]1-1.Medley a.Samba Pa Ti (君に捧げるサンバ) b.Sax Party1-2.Libertango (リベルタンゴ) 1-3.A summer Place (夏の日の恋) 1-4.Song For My Father [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲] 1-5.Con Te Partiro (君と旅立とう (タイム・トゥ・セイ・グッバイ))1-6.And I Love Her (アンド・アイ・ラヴ・ハー) 1-7.Medley: a.Magic Sax b.Feelings (フィーリング) 1-8.Brivido Felino {MINA e ADRIANO CELENTANO}1-9.My Way (マイ・ウェイ) 1-10.Memory (メモリー~キャッツ) 1-11.London Fever [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲] 1-12.Caruso (カルーソー) 2-1.Love Story (ある愛の詩)2-2.Lambada (ランバダ)2-3.Core 'Ngrato) (カタリ・カタリ)2-4.Samba Da Prainha [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]2-5.La Solitudine2-6.I Just Wanna Stop (アイ・ジャスト・ワナ・ストップ) [Gino Vanelli]2-7.Brazil (ブラジル)2-8.Sunset Beach [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]2-9.Fly Me To The Moon (フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)2-10.Guantanamera (ガンタナメラ)2-11.My Heart Will Go On - Theme From "Titanic" (マイ・ハ-ト・ウィル・ゴ-・オン~タイタニック)2-12.Giorno Per Giorno [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]3-1.Anema E Core (アネマ・エ・コーレ)3-2. Sound Of Silence (サウンド・オブ・サイレンス)3-3.Besame Mucho (ベサメ・ムーチョ)3-4.Samba Pa Ti (君に捧げるサンバ)3-5.Danny Boy (ダニー・ボーイ)3-6.Malafemmena (悪い女)3-7.'Na Sera 'E Maggio (五月の一夜)3-8.Il Padrino (ゴッドファーザー・愛のテーマ)3-9.Je T'Aime Moi Non Plus (ジュ・テーム)3-10.Your Eyes - Il Tempo Delle Mele 2 (La boum 2) (恋する瞳~ラ・ブーム2)3-11.Michelle (ミッシェル)3-12.Unforgettable (アンフォゲッタブル) アッツーラ・ミュージックからは以前に出た2枚に、新たに1枚分を加え3枚組セットが発売されました。 戦前からあるレコード会社フォノーラ(Fonola Dischi)から「Fausto Papetti - Sax Project」というタイトルのCDが出ました。 アマゾンのサンプル音源しか聞いていないので確かなことは言えないのですが、これもタイトルに「Sax Project」が付いているのように息子のマルコ・パペッティが父の音源でリミックスしたのではないかと思います。 フォノーラ自体は戦前の20年代に出来た老舗で、民謡やダンサナブル(ダンス・ホールで踊れるよう)なリショ(Liscio)やルチアノ・タヨーリ、クラウディオ・ビルラなど昔の歌手を復刻している会社です。CD-2338 (2014年5月 Fonola Dischi – Ed. Mus. Bagutti) CD Fausto Papetti - Sax Project [8018461233860]1.Eclissi - Fly Me To The Moon (フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)2.Life - My Way (マイ・ウェイ)3.Mora - Amapola Moderato (アマポーラ)4.Fall - Feelings (フィーリング)5.Carmen - Memory (メモリー~キャッツ)6.Notte - Moon River (ムーン・リバー)7.Io e te - Love Story (ある愛の詩)8.Bella - Michelle Medium (ミッシェル)9.Kiss - Scandalo Al Sole (夏の日の恋)10.Chica - Samba Pa Ti (君に捧げるサンバ) CD-2338アルト・サックス、ファウスト・パペッティ 27は次回に続きます
2018.07.04
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歌手ではないのですが日本では人気のあったアルト・サックス奏者のファウスト・パペッティを紹介しましょう。歌手でないのでエピソードは少ないので彼のディスコ・グラフィーが中心となってしまいます。お許しください。★ファウスト・パペッティ (Fausto Papetti)1923年1月28日ミラノの北スイス国境近くの町ヴィッジュ(Viggiù)生、1999年6月15日サンレモ没、アルト・サックス奏者。. 活動期間:1955年 – 1999年所属レコード会社:Jolly, Durium, CBS, Fonit Cetra, D.V.More, Dig-It, Duck Record, Azzurra Musicサンレモ音楽祭出場0回:サンレモ音楽祭出品0曲:公式サイト: 2007年ユニヴァーサル・ミュージックから新レパートリー曲(*)も入ったD.V.モアの原盤を使用した3枚組アンソロジーが発売されました。ダック・レコード、D.V.モア、アッツーラ・ミュージックの音源を使った曲はアコースティック・ストリングスを使わずにキー・ボードやシンセサイザー(多分息子のマルコ・パペッティが演奏)をバックにしているので聞けば新録音か旧録音か判ると思います。984-8675 (2007年 Universal – Universal Music) 3CD Fausto Papetti – Papetti Gold [6 02498 48675 7]1-1.Yesterday (イエスタデイ)1-2.Sapore Di Sale (恋は塩味)1-3.Strangers In The Night (夜のストレンジャー)1-4.Il Cielo In Una Stanza (しあわせがいっぱい)1-5.I'm In The Mood For Love (恋の気分で)1-6.Brazil (ブラジル)1-7.Moon River (ムーン・リバー)1-8. Un Uomo Una Donna (男と女)1-9.Que Reste-T-Il De Nos Amours (残されし恋には)1-10.Samba Pa Ti (君に捧げるサンバ)1-11.Memory (メモリー~キャッツ)1-12.Je T'Aime... Moi Non Plus (ジュ・テーム)1-13.Mi Sono Innamorato Di Te (あなたに恋して)1-14.Con Te Partiro (君と旅立とう (タイム・トゥ・セイ・グッバイ))1-15.Il Padrino (Tema D'Amore) (ゴッドファーザー・愛のテーマ)1-16.Raindrops Keep Falling On My Head (雨にぬれても)1-17.La Mer (ラ・メール)1-18.Corcovado (コルコヴァード)1-19.What A Wonderful World (このすばらしき世界)1-20.Senza Fine (恋に終わりなく)2-1.Scandalo Al Sole (A Summer Place) (夏の日の恋)2-2.L'Amore E Una Cosa Meravigliosa (Love Is A Many Splendored Thing) (慕情)2-3.I'll Never Fall In Love Again (恋よさようなら)2-4.My Funny Valentine (マイ・ファニー・バレンタイン)2-5.Besame Mucho (ベサメ・ムーチョ)2-6.Io Vagabondo (Che Non Sono Altro) (ぼくはバガボンド) [I Nomadi]*2-7.Windflowers2-8.Te Per Due (Tea For Tow) (二人でお茶を)2-9.Blue Moon (ブルー・ムーン)2-10.If You Leave Me Now (愛ある別れ)2-11.La Casa Del Sole (The House Of The Rising Sun) (朝日のあたる家) 2-12.A Whiter Shade Of Pale (青い影)2-13. Giù La Testa :Titoli (夕陽のギャングたち)2-14.A Felicidade (カーニヴァルの夜~黒いオルフェ)2-15.Grande, Grande, Grande (グランデ・グランデ・グランデ)2-16.Feelings (フィーリング)2-17.Over The Rainbow (虹の彼方に)2-18.I Just Called To Say I Love You (心の愛)2-19.Misty (ミスティー)2-20.My Way (マイ・ウェイ)3-1.C'Era Una Volta Il Wes (Titoli) (ウェスタンのテーマ)3-2.Imagine (イマジン)3-3.Europa (Earth's Cry Heaven's Smile) (哀愁のヨーロッパ)3-4.Soleado (ソレアード)3-5.Love Story (ある愛の詩)3-6.Arrivederci (17才よさようなら)3-7.Il Dio Serpente (神様の蛇)3-8.La Colegiala3-9.Reality (愛のファンタジー~ラ・ブーム)3-10.Se Stasera Sono Qui (夜の想い)3-11.The Shadow Of Your Smile (いそしぎ)3-12.Tu Si 'Na Cosa Grande (素敵なあなた)3-13.Anonimo Veneziano (ベニスの愛)3-14.Cheek To Cheek (チーク・トゥ・チーク)3-15.Come Vorrei [Ricchi e Poveri]3-16.Estate (夏)3-17.La Vie En Rose (バラ色の人生)3-18....E Penso A Te (...そして君に想う)3-19Io Che Non Vivo Senza Te (この胸のときめきを)3-20.Emmanuelle (エマニエル夫人)984-8675 5051442-7838・2・75051442-7838・2・7 (2007年 Rhino – Warner Music Italia) 2CD I Grandi Successi Fausto Papetti [5051442783827]1-1.Almeno Tu Nell'Universo (宇宙の中であなただけ)1-2.Blue Moon (ブルー・ムーン)1-3.Desafinado (デザフィナード)1-4.Let The River Run (川の流れのように)1-5.La Piovra 41-6.The Man I Love (ザ・マン・アイ・ラブ)1-7.Till The Next... Somewhere1-8.Johnny Guitar (ジャニー・ギター)1-9.I Left My Heart In San Francisco (霧のサンフランシスコ (想い出のサンフランシスコ))1-10.Melodie D'Amour1-11.Smoke Gets In Your Eyes (煙が目にしみる)1-12.What A Wonderful World (このすばらしき世界)2-1.I Only Have Eyes For You (瞳はきみゆえに)2-2.My Love Serenade (シューベルトのセレナーデ)2-3.The Sound Of Silence (サウンド・オブ・サイレンス)2-4.The Look Of Love (恋のおもかげ)2-5.Amore (AMORE) [坂本龍一]*2-6.John Dunbar Theme2-7.I Love Paris (アイ・ラヴ・パリ)2-8.C'est Magnifique (なんと素敵な)2-9.Maria Elena (マリア・エレーナ)2-10.Green Eyes [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]2-11.Waltz In Love [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]2-12.Night And Day (夜も昼も) ワーナー・ミュージックからもフォニット・チェトラ時代の音源でI Grandi Successiシリーズの中で2枚組CDが出されます。 08年に89年設立された独立系のヴィーナス・ディストリブツィオーネ(Venus Distribuzione)から独自企画でフォニット・チェトラ時代の音源で編集ベスト盤が発売されました。WRNCD- 116 (2008年 Venus Distribuzione) CD Fausto Papetti – Blue Moon1.Night And Day (夜も昼も)2.The Sound Of Silence (サウンド・オブ・サイレンス)3.I Love Paris (アイ・ラヴ・パリ)4.The Man I Love (ザ・マン・アイ・ラブ)5.Blue Moon (ブルー・ムーン)6.Smoke Gets In Your Eyes (煙が目にしみる)7.Desafinado (デザフィナード)8.Laura Palmer's Theme (ローラ・パーマーのテーマ~ツイン・ピークス)9.The Look Of Love (恋のおもかげ)10.Green Eyes [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]11.I Left My Heart In San Francisco (霧のサンフランシスコ (想い出のサンフランシスコ))12.I Only Have Eyes For You (瞳はきみゆえに)WRNCD- 116 TRP-1002・ATRP-1002・A (2009年 Azzurra Music – Azzurra Music) CD Fausto Papetti – Magic Sax Celebration Featuring Marco Papetti [8 028980 356421]1.Medle a.Samba Pa Ti (君に捧げるサンバ) *b.Sax Party [mp]*2.Libertango (リベルタンゴ)3.A summer Place (夏の日の恋)4.Song For My Father [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]5.Con Te Partiro (君と旅立とう (タイム・トゥ・セイ・グッバイ))6.And I Love Her (アンド・アイ・ラヴ・ハー)7.Medley a.Magic Sax b.Feelings (フィーリング)8.Brivido Felino {MINA e ADRIANO CELENTANO}9.My Way (マイ・ウェイ)10.Memory (メモリー~キャッツ)11.London Fever [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]*12 Caruso (カルーソー) 09年アッツーラ・ミュージックから新レパートリー曲(*)も入った「Fausto Papetti, Marco Papetti – Magic Sax Celebration Featuring」が出ました。息子マルコが父ファウストの音源を加工したリミックス・ヴァージョンではないかと思います。 翌10年アッツーラ・ミュージックからもう1枚「Fausto Papetti – Sax 'N 'Bossa」が発売されました。こちらの前年に出た「Fausto Papetti, Marco Papetti – Magic Sax Celebration Featuring」と同様に息子マルコが父の音源を使いリミックス・ヴァージョンのアルバムを作ったように思えます。11年には前出の2枚のアルバムをセットにした2枚組アルバムが発売されています。DBP-1018 (2010年 Azzurra Music – Azzurra Music) CD Fausto Papetti – Sax 'N 'Bossa [8 028980 376924]1.Love Story (ある愛の詩)*2.Lambada (ランバダ)3.Core 'Ngrato) (カタリ・カタリ)4.Samba Da Prainha [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]5.La Solitudine*6.I Just Wanna Stop (アイ・ジャスト・ワナ・ストップ) [Gino Vanelli]7.Brazil (ブラジル)8.Sunset Beach [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]9.Fly Me To The Moon (フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)*10.Guantanamera (ガンタナメラ)11.My Heart Will Go On - Theme From "Titanic" (マイ・ハ-ト・ウィル・ゴ-・オン~タイタニック)12.Giorno Per Giorno [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]DBP-1018 TBP- 2047TBP- 2047 (2011年 Azzurra – Azzurra Music) 2CD Fausto Papetti - The Greatest Ever Sax [8028980403828][DBP-1018 (2010年 Azzurra Music – Azzurra Music) [8 028980 376924] + TRP-1002・A (2009年 Azzurra Music – Azzurra Music) [8 028980 356421]]1-1.Love Story (ある愛の詩)1-2.Lambada (ランバダ)1-3.Core 'Ngrato) (カタリ・カタリ)1-4.Samba Da Prainha [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]1-5.La Solitudine1-6.I Just Wanna Stop (アイ・ジャスト・ワナ・ストップ) [Gino Vanelli]1-7.Brazil (ブラジル)1-8.Sunset Beach [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]1-9.Fly Me To The Moon (フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)1-10.Guantanamera (ガンタナメラ)1-11.My Heart Will Go On - Theme From "Titanic" (マイ・ハ-ト・ウィル・ゴ-・オン~タイタニック)1-12.Giorno Per Giorno [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]2-1.Medley a.Samba Pa Ti (君に捧げるサンバ) b.Sax Party [mp]2-2.Libertango (リベルタンゴ)2-3.A summer Place (夏の日の恋)2-4.Song For My Father [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]2-5.Con Te Partiro (君と旅立とう (タイム・トゥ・セイ・グッバイ))2-6.And I Love Her (アンド・アイ・ラヴ・ハー)2-7.Medley a.Magic Sax b.Feelings (フィーリング)2-8.Brivido Felino {MINA e ADRIANO CELENTANO}2-9.My Way (マイ・ウェイ)2-10.Memory (メモリー~キャッツ)2-11.London Fever [息子マルコ・パペッティ作オリジナル曲]2-12 Caruso (カルーソー)アルト・サックス、ファウスト・パペッティ 26は次回に続きます
2018.07.01
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