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天皇陛下の最後のお言葉を聞き、そしてお姿を見て、心の底から熱いものが何度も何度も込み上げてきた。 当たり前の様に見て来た天皇陛下と皇后陛下のお姿を見れなくなると思うと、淋しさを感じると同時に、長い間ありがとうございましたという、本当に素直な気持になった。 そして、令和に。 平成から令和に変わったから、これを機に心機一転、きっと何か良い事があるだろうと思っている人には、そう思った通りきっと、良い事があるだろう。それは、そう思っていればほんの小さな嬉しい事でも、良い事でも、令和になったお陰だと思い込もうとしているからである。 良い事も悪い事も、心の持ち方で随分変わると思う。ただし、人の運命は、平成から令和に変わったからといって変わるものではない。私は、私の運命は自分の力で切り開いていく。 どんな家でも、40年も経てば色んな所が傷んだり、壊れたりする。大石道場も40年、いや43年目を迎える。あっと言う間の様に感じるが、やはり様々な思い出があり、一つの歴史にもなった。 ただ、家と同じ様に、40年以上も経つと、様々な歪みやひずみが生じるのは仕方がない。家は、土台と柱がしっかりとしていれば、傷んだ所を修理すれば問題ない。道場も、40年以上かけて育った木と思えば、幹と根っこがしっかりとしていれば、風で飛ばされた枝や、古くなって抜け落ちた枝の所には、若くて力強い新芽が出てくるものである。 私には、大山総裁から任命された極真会館静岡県支部長として、また大山総裁の内弟子として、我が師大山倍達直伝の極真空手を、全身全霊をもって継承し、普及する、生涯を懸けた責務がある。 西平松とは別に、ようやく静岡市の中心に道場を出せるようになった。長い間、私の心の中に温めておいた、極真空手に相応しい、品格と風格のある道場にしたいと同時に、誰もが稽古に来れる様な、アットホームな暖かみのある、地元の人達に愛される道場にしたいと思っている。
2019.05.01