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「弟もアトピーが出てきました」「やっぱり双子だからね」「血液検査してください」「似たような項目が陽性ですね」 双子の兄が生後2ヵ月から全身アトピーでガサガサの(IgE:1731、杉6(260.0)、ダニ5、HD5、ピティロスポリウム4、ヒノキ3、イネ科3、シラカンバ3、ビール酵母2、カビ2、胡麻2、トマト2、トリコフィトン2、ジャガイモ2、ピーナッツ2、小麦1、雑草1、バナナ1、ソバ1、TARC306)14才の男の子。 昨年夏から臀部~下肢がガサガサし始め、皮膚科でステロイドを塗っていたらどんどん悪化して顔にまで出るようになってきました。 兄が受診した際に、弟の話も出て、あと2ヵ月で(中3)医療費無料が終わるので、無理やり検査に来ていただきました。 兄より数値は低いものの、IgE:440、杉6(143.0)、ダニ3、HD3、ヒノキ3、イネ科2、シラカンバ2、胡麻2、トマト2、米2、ソバ2、小麦2、トウモロコシ2、大豆2、雑草2、ジャガイモ1、ピーナッツ1、TARC309、似たようなものが陽性でした。母はビックリ。 やっぱり双子だからね、14年間出ないからアトピーはないと思っている母親も呑気だね。恐い恐い。
2010年01月30日
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「昨日から鼻が詰まって苦しいです」「花粉症っぽいですね」「今年は花粉は少ないんじゃないんですか?」「昨年花粉を大量に浴びたんですね」「去年のツケですか?」「蜂に刺されると2回目のほうがひどいのと一緒です」 昨年の春からなんとなく鼻炎で、昨年の夏にマイコプラズマ感染症で喘息を発症した16才の男の子(IgE:244、ダニ5、HD4、杉3、ヒノキ2)。 昨日から急に鼻汁・鼻閉・咳嗽・喘鳴を訴えて受診しましたが、鼻粘膜が腫脹して、どうやら花粉症のようです。 今年は杉花粉が少ないとの予報ですが、連日、昨年よりもひどいという人がたくさん来ます。 昨年は史上2番目?とも言われるほどの大量花粉飛散の年でしたので、昨年花粉症デビューの人が沢山おりました。 ところが、昨年のデビューは軽症でも、昨年感作されて、今年少量の花粉で激しく反応している人が連日来ます。 蜂に刺されると2回目のほうがひどくなるのと一緒だね。恐い恐い。
2010年01月29日
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「五平餅で苦しがってます!」「吸入させてください」 1才から重症アトピーでステロイド漬けだった9才の女の子。 4才の時にステロイド離脱を試み、同時に重症食物アレルギーが判明して、1年間エレメンタルフォーミュラだけで生きておりましたが、現在はお弁当持ちで元気に通学しております(IgE:1834、ダニ6(204.0)、HD6(171.0)、卵白5、オボムコイド5、ヨモギ5、マグロ4、卵黄4、犬3、鶏肉3、アジ3、キウィ3、ミルク2、グレープフルーツ2、ホウレンソウ2、マンゴ2、小麦2、大豆2、ソバ2、イクラ2、サバ2、メロン1、TARC462)。 ところが、夕方、友達のところで、生まれて初めて五平餅を食べさせられたら、呼吸困難と全身の蕁麻疹が出現して、外来に飛び込んできました。 当科で五平餅(おそらくエゴマ)でアナフィラキシを起こすのはこれで4人目です。 エゴマ(あぶらえ:シソ科)はω3系のαリノレン酸を含みますので、一般的には、体に良いとされております(シソ油やアマニ油もαリノレン酸)。 しかし、アレルギーには一般常識は通用しません。血液検査にエゴマの項目がないのが残念ですが、ときどきアレルギーを起こす児が居ります。 えっ?、血液検査では胡麻で代用できないのかって?、胡麻は胡麻科ですので、荏胡麻(シソ科)とは全く別物です。ただし、エゴマがダメな児は木の実っぽいものがダメなことが多いので、次回は、胡麻やピーナッツやクルミも検査する予定です。 えっ?、五平餅ってなんだって?、岐阜や長野あたりの郷土料理で、ご飯を小判形につぶしてタレ(荏胡麻・クルミ・ナッツなど)をつけて焼いたもののようです。見た目が気持ち悪いので、まだ食べたことはありません。恐い恐い。
2010年01月28日
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「爺ちゃんが餅を食べさせたんです」「止めてください」「今度はアレルギーに良いパンを買って来たんです」「止めさせてください」「保育園で麦ご飯なんです」「インタール内服で耐えてください」 生後からの重症アトピー喘息が、昨年春IPD内服で劇的に改善した1才11ヵ月の男の子(IgE:54、ミルク3、卵白3、牛肉3、小麦3、HD2、ジャガイモ2、大麦2、大豆1)。 年始に喘息発作を起こしましたが、爺ちゃんが餅を食べさせたようです。 説得して止めていただいたら「孫がかわいそうだから」と考え「アトピーに良いパンがある」と聞いて、たくさん買ってきて、食べさせたら、またまた発作を起こしました。 アトピーに良いパンなどありません。爺ちゃんにも困ったものです。 やっと説得して止めていただきましたが、それでも昼過ぎになると発作が起きるので、よくよく調べたら、保育園の給食が「健康に良い」麦ご飯でした。除去は困難なようです。 アレルギーの検査項目に「爺ちゃん」と「栄養士」があったら(+6)だね。恐い恐い。
2010年01月27日
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「先月やっと歯科治療受けました」「少しだけ良くなりましたね」「アズノールください」「シアバターじゃなくて?」 小学校の頃から手荒れがガサガサひどく(原因不明の)アトピーと言われてステロイドを塗り続けていた30才の女性。 昨年の6月に、パッチテストで金属アレルギーが判明したので、すぐに歯科受診をお勧めしましたが・・・パラジウム(++)、クロム(++)、金(+)、水銀(+)、白金(+)、スズ(+)、コバルト(+)、フェノール(+)、コールタール(+)、ニッケル(?+)、銅(?+)、亜鉛(?+)。 しばらく来ないなと思ったら、なかなか歯科医が治療を開始してくれなくて、やっと先月治療をしてもらったとのことでした。 半年かかっても、山奥の田舎で、治療してもらえたのはラッキーでした。皮膚症状は、少し改善しておりました。めでたしめでたし。 久しぶり受診の理由は、軟膏が欲しいということなので、毒多ぁ謹製ラベンダー軟膏かなと思ったら、アズノール軟膏が良かったとのことです。 ふだんシアバター+ホホバオイル塗っているくせに、アズノールのほうが良かったなんて、石油系のほうが良かったのね。 アレルギーは、一般常識は通用しないね。恐い恐い。
2010年01月26日
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「歯科受診されましたか?」「治療してもらえませんでした!」「若い歯科医さんですよね?」「金属アレルギーはよくあるよ!って言われました」 5・6年前から全身に貨幣状のガサガサジクジクが多数あって軟膏を塗っても良くならない30歳の男性。 昨年夏に受診しましたが、尋常性乾癬か重症アトピーか不明でしたので、血液検査をしたら、IgE:163、ブドウ球菌2、杉1、と高値ではありませんでした。 パッチテストでは、パラジウム(+++)、銅(++)、金・クロム・スズ(+)、水銀・アルミニウム・ホルマリン・白金(?+)、でしたので、すぐに歯科受診をお勧めいたしました。 しばらく受診しないな、と思ったら、久しぶりに受診されました。 歯科医に「金属アレルギーはよくあるよ」と言われて、何の治療もしてもらえなかったそうです。 20年前に飛騨に来たばかりのころは、パッチテストをしても、すべての歯科医で門前払いでしたが、最近の若手でも同じでした。 相変わらず山奥での歯科医療は困難です。恐い恐い。
2010年01月25日
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「どうして皮膚感染症が好きなんですか?」「研修医の時に泌尿器科に負けたからです」「???」 今から28年前、まだ研修2年目の時。全身ガサガサの重症アトピーの1才児が、食事指導をしても、軟膏を変えても、全く良くなりませんでした。 しかし、その1才児が、膀胱尿管逆流(VUR)を持っていたために、泌尿器科で尿路感染症の予防のためのバクタ(ST合剤)を長期投与されたところ、何をやっても良くならなかったアトピーが一気に良くなってしまったのです。衝撃でした。 それ以来、アトピー性皮膚炎の児を観察していると、鼻炎・扁桃炎・中耳炎・などの感染症と並行して皮膚症状が変化していることに気付きました。海外でも溶連菌で蕁麻疹が出る報告など、感染による皮膚症状の報告が次々と出され、薬大好き毒多ぁが抗生剤を乱発すると、アトピーの児が一気に良くなることがあって、ついつい味をしめてしまったのでした。 えっ?、そんなに抗生剤を乱発してもいいのかって?。カビバイ菌の菌毒素(スーパー抗原)に比べたら、抗生剤の毒なんてゴミみたいなもんです。添加物や農薬だって1日数10gは食べてるからね。抗生剤の数gくらいなんでもないね。恐い恐い。
2010年01月23日
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「耳を診せてください」「えっ?」「鼻も診せてください」「ええっ?」「乳腺炎+鼻炎+扁桃炎+中耳炎です」 2週間前から右の乳輪にしこりと痛みのある9才の女の子(母は花粉症)。まず初めにノド・ハナ・ミミ・から診察したので、母はビックリ。 皮膚の一部や乳腺に炎症が長引いて、そこだけということは稀です。 たいていは、他にも感染巣があって病原体が行ったり来たりしていることが多いようです。 診察したら、やはり、鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃に発赤腫脹充血を認めました。 毒多ぁは、皮膚病で来た患者さんも、頭痛や腹痛で来た患者さんも、みんな、ミミハナノドを診るので、覗き魔と呼ばれております。恐い恐い。
2010年01月22日
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「鼻が詰まってどうしようもありません」「花粉症第1号です!」 乳児期から全身アトピーだった23才の女性(6年前IgE:5852、杉5、ヒノキ4、カビ3、犬2、ブドウ球菌2、穀物2、食物2、HD1)。 高山を離れたら劇的に良くなっておりましたが、昨年春に帰高したら、再び皮膚症状が悪化してしまいました(IgE:2864、杉6(173.0)、ピティロスポリウム5、ヒノキ4、イネ科3、カビ2、胡麻2、ブドウ球菌2、トリコフィトン2、トマト2、ホウレンソウ1、TARC936)。 昨夜から突然クシャミ・鼻汁が出て、鼻が詰まって苦しくなって受診しました。鼻粘膜が急激に腫脹しており、どう診ても杉花粉症でした。 今年は雪が多くて来ないな、と思っていたら、雪がやんだ途端に、花粉症が来ました。 予報では花粉は少ないとのことでしたが、朝から続々来ます。恐い恐い。
2010年01月21日
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「1年前からネリゾナ塗っても治りません」「紅斑か紅皮症ですね」「アトピーではないって言われてます」「マイコプラズマ(+)です」 1年前から全身・特に顔が真っ赤な23才の女性(ダニHD花粉卵大豆陰性)。皮膚科でステロイド(ネリゾナ)を塗っても治らないとして受診しました。 診るからに紅斑で、皮膚炎ではなさそうです。 鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃に発赤を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:9、(カビ・ピティロスポリウム・トリコフィトン・ブドウ球菌)0、抗核抗体40倍(Homogeneous)、でした(80倍以上は陽性)。 ごく軽い膠原病の体質+マイコプラズマのスーパー抗原で、紅斑が1年間続いたのでした。 MINO+デカドロンの点滴とMINO内服で、痛いほどつらかった紅斑はどんどん良くなっております。 紅斑は蕁麻疹や紫斑と同様、皮膚の下の血管のレベルのアレルギー・炎症です。皮膚の下ですので、軟膏を塗っても治りません。 桃核承気湯+MINO内服と、ひどい時のためにステロイド(セレスタミン)も処方しておきましたが、皮膚症状は消長を繰り返しながら、徐々に下方に移動しつつあります。いまのところ、セレスタミン内服は1回だけで済んでいるようです。 蕁麻疹や紅斑はね、皮膚病じゃないからね、軟膏塗っても治らないんだよ。恐い恐い。
2010年01月20日
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「全身真っ赤になりました」「餅食べませんでしたか?」「食べてしまいました」「小麦とトウモロコシ陽性だからね」「私は玄米でノドが腫れたことがあります」「次回は米も検査しましょう」「玄米茶を飲んで乳腺炎になったこともあります」「そのうちお母さんのイネ科も検査しますね」「いいです」 生後1ヵ月から全身アトピーの1才の男の子(IgE:196、小麦3、大豆2、トマト2、ミルク2、トウモロコシ2)。 授乳中の母が餅を食べたら、児の皮膚炎が真っ赤になりました。 よくよく聞いたら、母親が玄米でノドが腫れて嚥下困難を起こしたことがあり、玄米茶で乳腺炎を起こしたことがあるそうです。 イネ科花粉症の家系の可能性がありますので、母に血液検査をお勧めしましたが、断られました。 日本人は8割くらいアレルギーを持っていて、生まれる子供は半分アトピーという説もあります。 本当はね、結納の時に両親が血液検査をして「アトピーの子を産まないように頑張ろうね」くらいの気合が必要なんだよ。恐い恐い。
2010年01月19日
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「昨日からゼーゼーしてます」「何か食べましたか?」「保育園で餅をたくさん食べました」 1才から喘息で入退院を繰り返していた5才の女の子(IgE:482、ダニ5、HD5、杉3、オボムコイド2、卵白2、バナナ1、小麦1)。冷えと汚染対策で、最近は調子が良かったのですが・・・ 久しぶりに喘息発作を起こしましたので、訊ねたら、保育園で餅つき大会があって、多量に餅を食べたそうです。 小麦アレルギーの児は、イネ科花粉症の家系ですので、イネ科の食べ物(特にパン・玄米・餅)は、多量に食べると危険です。 年始から、餅をたくさん食べて体調の悪くなる児がたくさん来ます。 保育園で餅つき大会なんて、信じられません。 えっ?、毒多ぁは正月に餅は食べないのかって?、毒多ぁは子供の頃から、甘いものと餅は、食べると気持ち悪くなるので、絶対に食べません。 毒多ぁはタケノコが大好きで餅が大嫌いですので、少しイネ科は怪しいです。パンとうどんも子供のころは大嫌いでした。今は食べられますが、麺に関しては相当好みが激しいです(素麺◎冷麦×温麺×稲庭うどん◎きし麺◎)。ん~っ単なるわがままかな?
2010年01月18日
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「吐いて下痢してます」「食べ過ぎ冷やし過ぎ注意です」「N県まで移動して良いでしょうか?」「電車ですか?」「車です」「水分が摂れればOKです」 N県から帰省中の4才の男の子。昨日から吐いて下痢しておりますが、水分は摂れるようです。 鼻粘膜と咽頭扁桃の発赤と腸雑音の亢進を認めましたので、整腸剤と去痰剤を処方しましたが、「N県まで移動は大丈夫でしょうか?」とのことでしたので「水分だけにすれば大丈夫でしょう」とお答えしておきました。 小児の場合、よほど重病でなければ、医療ではなく、看病(家風)で済む場合がほとんどです。 ノドのカゼの場合にはノドが真っ赤ですが、胃腸カゼの場合には、胃腸の粘膜が真っ赤に腫れておりますので、物を食べるのは、粘膜(傷口)をこするようなものです。 どうせ食べても身につきませんので、早く空っぽにして、早く治ったほうが、早く食べられるようになって、長い目で見れば得です。 大人ならば吐いて下痢したら、食べないように出来ますが、小児は、目とお腹は別ですので、目だけで食べたがります。危険です。 ふつうのカゼの安静は身体を休めるのが安静ですが、胃腸カゼの安静は食べないのが安静です。N県に移動するのには、何ら支障はありません。家でじっとしてたくさん食べるほうがよほど危険です。恐い恐い。 えっ?、大人のくせに「吐き気は食べれば治まる」と食べまくってメタボになった小児科医を知ってるって?、「体質のよい子に育てましょう」なんて書いているヤツにかぎって体質が悪いに決まってます。騙されてはいけません。全部ウソです。危険危険。
2010年01月16日
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「Tさんですよね?」「良くなりました」「まったくわかりませんでした」「やっと人間に戻れました」 5才からアトピー性皮膚炎があり、内容不明の軟膏を塗布(内服も不明)していた、全身ガサガサ、ゾンビ状態の47才の男性。 どう診てもステロイド漬け、カビバイ菌だらけでしたので、血液検査のうえ、抗真菌剤内服と軟膏と殺菌消毒(イソジン液と強酸性水)をたくさん処方しました。 47才で初めての血液検査は、IgE:19599、ダニ6(805.0)、杉5、ピティロスポリウム5、雑草5、イネ科4、カビ3、トリコフィトン3、バナナ3、大豆2、ブドウ球菌2、卵白1、ミルク1、TARC1414、でした。 2ヵ月ぶりに顔を見たら、別人に生まれ変わっておりました。墓場からの生還です。 えっ?、食事はどうしたのかって?、特に指導はしておりません。「食べ過ぎ飲み過ぎ注意」だけです。 飛騨のオヤジに酒タバコやめろとか食事制限なんてことは口が裂けても言えません。 食生活や環境よりも、ステロイドの薬害とカビバイ菌の菌毒素(スーパー抗原)のほうがより強力です。恐い恐い。
2010年01月15日
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「来てしまいました」「ここはカビでここはマイコで・・・」「CSって言われてます」「CS以前の問題です」 小学校の頃から手指に湿疹があり、5年前から全身ガサガサになったS県在住の30代の女性。 昨年3月北里のミキティにCSと診断されましたが、全身のガサガサが悪化する一方です。 先月たまたま毒亀ブログを見る機会があり、マイコではないかと思い、手持ちのクラリスを内服したら、少し良くなりました。 近医でクラリス処方を画策しましたが、すべて断られ、毒亀外来受診ご希望されました。お断りしました。が、来てしまいました。 頭のてっぺんから脚まで全身ガサガサカビだらけ、ところどころブツブツはマイコ、ジクジクはブドウ球菌感染症と思われました。 鼓膜と鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 アレルギー検査では、IgE:2290、ダニ4、ピティロスポリウム3、カビ3、ブドウ球菌3、ブタクサ3、イネ科3、米3、ヨモギ2、杉2、ヒノキ2、大豆2、犬1、TARC5191、もともとのアトピーがステロイド皮膚症(皮膚感染症)になっていたのでした。 ステロイドでカビバイ菌が増えて、カビバイ菌の菌毒素(スーパー抗原)でアトピーが悪化して、アトピーが悪化すると病原体が繁殖して、という悪循環に陥っていたのでした。CS以前の問題です。 アレルギーマーチは、食物→ダニHDペット→花粉→カビバイ菌、と進んで行きますが、カビバイ菌のさらに先にあるのがCSです。 中毒はg単位、アレルギーはmg単位、CSはng,pg単位の極々微量に反応します。解毒能力のバケツをカビバイ菌でいっぱいにして、極々微量の化学物質すら入れないほどに溢れさせてしまったのです。 CSはアレルギーマーチの行進曲の先の先、断崖絶壁転落状態です。まずはCS以前にカビバイ菌対策が必要でした。 残念ながら抗真菌剤(ラミテクト)は薬疹が出て内服不能でしたが、マイコとブ菌はクラリス→ミノペンでどんどん良くなってます。 えっ?、以前読んだ別のDr.の本では解毒能力の「バケツ」ではなく「コップ」があふれるという説明だったって?、バケツの人よりもコップの人は、より溢れやすいので、危険です。恐い恐い。イムノカードマイコプラズマ抗体検査は今までで一番強く反応が出ました
2010年01月14日
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「急に顔が真っ赤になりました」「餅食べてないよね?」「食べました」「お姉ちゃんがイネ科陽性だからね」「・・・」 生後6ヵ月頃から顔に発赤ブツブツの出て来た10ヵ月の男の子(姉は重症AD)。 年末からガサガサしてきましたが、年始に母親(母乳)が餅を食べたら、一気に悪化して受診しました。 血液検査をしたら、IgE:253、卵白3、大豆2、イネ科2、胡麻2、小麦1、バナナ1、ジャガイモ1、米1。 やっぱりイネ科・小麦・米が陽性でした。 年末からアトピーの悪化する児がたくさん来ますが、寒さと、餅と、マイコプラズマ感染の児が、重症です。 今年は寒いので、霜焼けがたくさん来ますが、乾燥肌(冷え症の循環不全で皮脂欠乏状態)も例年になく重症です(乾燥は原因ではなく結果です)。 また、イネ科花粉症の家系とカビアレルギーの児は餅(稲科・イーストコネクション)で重症化しております。 餅を食べてもね。モチ肌にはならないんだよ。恐い恐い。
2010年01月13日
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「ニキビを診てください」「感染性の紅斑ですね」「片頭痛の薬も飲んでます」「マイコプラズマ(+)です」 中学校に入ってからニキビが増えた15才の女の子。 5日前に近医で片頭痛の薬と抗生剤を処方されましたが、2・3日前から顔が発赤ボコボコヒリヒリするので、ニキビの薬を変えてほしいと受診しました。 鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃が真っ赤に腫れておりましたので、検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。片頭痛じゃなくてマイコプラズマ中耳炎だね。 アレルギー検査では、IgE:1346、ダニ6、HD6、ピティロスポリウム3、杉3、雑草3、ヒノキ2、ペニシリウム2、バナナ2、クラドスポリウム2、トマト2、胡麻1、猫1、大豆1、トリコフィトン1、カンジダ1、トウモロコシ1、アスペルギルス1、犬1、イネ科1、TARC324、抗核抗体×80倍、でした。ニキビじゃなくてアトピー+膠原病だね。 これまでにアトピーを意識したことのないお肌は、マイコプラズマ感染をきっかけに、名前の知らない軟膏(もしかしてステロイド?)を中止したら、一気に花開いたのでした。 高山市は中学校3年生まで医療費無料です。あと3ヵ月でやれることはすべてやって、だいたいの計画を立てなくっちゃ。 思春期でアトピー治療開始はなかなか困難です。膠原病まで隠れてたしね。恐い恐い。
2010年01月12日
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「注射を打った痕がガサガサしてます」「カビっぽいですね」「注射の副反応ですか?」「ブドウ球菌(+3)ピティロスポリウム(+2)です」 生後3ヵ月から全身アトピーで除去食+インタール中の2才の男の子。 1才時のIgE:165、卵白4、小麦3、ミルク2、胡麻2、大豆1、ピーナッツ1、でしたが、その後あまり来院されませんでした(3~6ヵ月後に再検査って約束したのにね)。 年末に新型インフルエンザを接種した痕が貨幣状にガサガサし、いかにもカビっぽいので検査したら、1年ぶりの検査値は、IgE:322、ダニ5、HD5、卵白3、ブドウ球菌3、卵黄2、小麦2、犬2、胡麻2、オボムコイド2、トマト2、ピティロスポリウム2、ミルク1、バナナ1、メロン1、大豆1、リンゴ1、オレンジ1、TARC761、でした。 いつの間にか、食物アレルゲンから環境アレルゲン(ダニ・HD) → アレルギーマーチの終着駅(カビ・バイ菌)まで到達していたのでした。 今日から、環境整備とカビバイ菌対策開始です。 アレルギーマーチはどこで止まるの?、止まらないの?、恐い恐い。
2010年01月11日
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「3ヵ月前から全身真っ赤で足が痛いです」「マイコプラズマ(+)です」「3ヵ月前娘がマイコプラズマ肺炎でした」 3ヵ月前から全身真っ赤になり、特に左足底がバキバキに割れて痛くて歩行困難の50才の女性。 ステロイドを塗っても全然良くならないと受診しましたが、鼓膜も鼻粘膜も咽頭扁桃も舌も真っ赤に腫れており、頬にクモ状血管腫も認めましたので、検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:198、杉3、犬3、ブドウ球菌1、でした。 MINO+デカドロン点滴+ジスロマック内服で症状は良くなりましたが、よくよく聞いたら、3ヵ月前の同時期に、お嬢様が呼吸困難で救急搬送され、マイコプラズマ肺炎だったそうです。 母娘だもの、当然、伝染るよね。きちんと問診すればわかりそうなもんだけどね。恐い恐い。
2010年01月09日
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「温泉に行ったら首にブツブツが出ました」「マイコプラズマ(+)です」「父が水虫です」「カビ(+2)です」 2日前に首が痒いにもかかわらず父と温泉に行った19才の女性。 夕方から全身に発赤ブツブツが出て病院に行ったら、原因不明と言われて、注射と内服をしても治らないとして受診しました。 鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃が真っ赤だったので、感染性の蕁麻疹+紅斑として血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 父の水虫が・・・と言われたのでカビマルチも検査したら、IgE:245、ダニ4、HD4、カビ2、杉2、でした。 とりあえず抗生剤(クラリス)内服で経過観察中です。 温泉に入って皮膚症状が悪化する場合には、温まって吹き出す場合と、温泉の泉質が合わない場合があります。 温まって出た場合には冷やせばすぐに治まります。 泉質が合わない場合には、水道水の上がり湯で洗い流せばOKです。 泉質でかぶれやすいのは硫黄泉です。硫黄臭いお風呂はアトピーが悪化しやすいです。 皮膚に良いのは塩水泉です。塩分の多いところは皮膚には穏やかです。このあたり(飛騨)の温泉は硫黄泉が多く塩水泉は少ないのですが、湯屋温泉のあたりの炭酸水素Na泉(サイダー温泉)は比較的皮膚に良いようです。 えっ?、そんなところまで行けないって?、自宅のお風呂に炭酸水素Na(重曹)を入れれば、サイダー温泉気分に浸れます。甘露甘露。
2010年01月08日
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「卵と牛乳で悪くなるような気がします」「温泉旅館ですか?」「そうです」「危険なので血液検査させてください」「・・・」 生後5ヵ月から全身発赤ブツブツガサガサで、8ヵ月間ステロイド(テラコートリル、ケナコルト)を塗っている1才の男の子。 卵と牛乳で皮膚症状が悪化するとして受診しましたが、何の指導も努力もされていないようです。 住所を見たら奥飛騨温泉郷です。 危険を察知して検査したら、IgE:234、猫4、卵白4、胡麻3、エビ3、大豆2、ミルク2、サケ2、犬2、HD2、バナナ2、ソバ2、チーズ2、ピーナッツ2、サバ2、トマト1、TARC1641、でした。 遅ればせながら、除去食+インタール開始です。 温泉旅館はごちそうだらけだからね、アトピー出てもしょうがないよね。職業病だね。恐い恐い。
2010年01月07日
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「久しぶりですね」「お尻だけ残してきれいになりました」「どうされたんですか?」「ステロイドください」「えっ??」「温泉に行かないといけないので・・・」 18才からアトピーと言われて(IgE:457、杉3、ダニ1)ステロイド漬けだった38才の女性。 1年前に毒多ぁを受診して金属アレルギーが判明し、白金・スズ・パラジウム(++)、金・水銀・クロム・フェノール・ホルマリン(+)、ニッケル・アルミニウム・コバルト(?+)、歯科治療後、ステロイド離脱に成功しておりました。 しばらくぶりに受診しましたが、お尻だけガサガサなのでステロイドが欲しいとのことです。 よくよく聞いたら、旦那様の家族と温泉に行くので、お尻を見せるのが恥ずかしいとのことでした。 ステロイドは症状を抑えているだけです(主作用は消炎:赤みただれを抑える)。抑えているだけと分かっていれば塗っても問題ありません。 塗っていれば治るとだまされて長期間塗ると副作用が前面に出ます(副作用は免疫抑制剤:カビバイ菌を増やす)。 もともとステロイドは、ここぞというときに使用するものです。 当科でも、小児にはめったにステロイドは出しませんが、修学旅行や乗鞍研修や合宿の時には処方します。思春期・成人では、受験・結婚式などには必需品です。 たまに塗ると、とてもよく効きますが、ずーっと塗っているとだんだん効かなくなるうえにガサガサ色素沈着(カビ)ジクジク(トビヒ)してきます。 もちろん、行事が終わったら、中止していただきますが、ステロイドのやめ方はオヤジのアルコールと一緒です。 毎日飲みたいので量を減らす。量を飲みたいので休肝日を作る。蓄積ですので、トータル量を減らせばよいだけです。悪いものの減らし方は一緒だね。恐い恐い。
2010年01月06日
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「ほっぺたの赤いのは卵・・・」「卵とか悪いものは食べないようにしてます」「卵白(+4)小麦(+1)ジャガイモ(+1)です」「お菓子は好きです・・・」 生後2ヵ月から全身(特に顔と頭)が発赤ガサガサの生後6ヵ月の男の子。ステロイド(パルデス)を塗って、抗ヒスタミン剤(ペリアクチン)を内服しても良くならないと受診しました。 聞いたら、なにも指導は受けていないとのことです。 卵などの悪いものは食べないようにしていたとのことでしたが、症状が強いので血液検査をしたら、IgE:74、卵白4、小麦1、ジャガイモ1、でした。 もちろん、除去食+インタールで頑張っていただくように指導いたしました。 お菓子はね、卵がいっぱい入ってるんだよ。良いお菓子でもね。恐い恐い。
2010年01月05日
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「マイコの紹介状は?」「結局インフルエンザにも罹りました」「紹介状書いてて良かった」「紹介状があると待遇が違いますね」「弟さんはO-18が出てますね」「みんな下痢してます」 年末に発熱が1週間続いて600ml点滴した2才の女の子(イムノカードマイコプラズマ抗体+、IgE:6、RASTすべて0)。 毒多ぁが正月帰省のために紹介状を書いて逃げましたが・・・ 結局また熱が出て救外に行ったら、インフルエンザA(+)だったそうです。 弟は年末から下痢が続いて、便培養をしたら病原性大腸菌(O-18)が検出され、母はマイコで発熱、母の妹はインフルエンザAで発熱、母の母はマイコと下痢で点滴でした。 年末年始は、一家でマイコとインフルとO-18のぐるぐる回しだったようです。今年は寒いからね。大変大変。
2010年01月04日
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「先月からエビとカニを食べると蕁麻疹が出ます」「食べないほうがいいですね」「昨日は普通の夕食で蕁麻疹が出たんです」「マイコプラズマ(+)です」 先月初めから夕食でエビとカニを食べた後に蕁麻疹が出る26才の女性。 昨夕は普通の夕食でエビもカニも食べていないのに全身に蕁麻疹が出て、救外で原因不明と言われたそうです。 鼓膜も鼻粘膜も咽頭扁桃も真っ赤でしたので、検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした(IgE:83、杉2、エビ0、カニ0)。MINO点滴とジスロマック内服をしたら、蕁麻疹は良くなってしまいました。 昨年から、原因不明の蕁麻疹と紅斑は、全員マイコプラズマ感染症です。 えっ?、マイコプラズマのスーパー抗原が原因なのに、なんで夕食後に出るのかって?。 人間の体は、温めると症状が促進し、冷やすとストップするように出来ております。 したがって、熱傷などの急性期は冷やし、治る力がない慢性化したものは温めるのが(基礎代謝↑免疫力↑)基本です。 蕁麻疹も温めると出ますので、入浴、直射日光、運動などで吹き出します。 他にも、笑う、食べる、噛む、などでも基礎代謝が上がりますので、アレルゲンを食べなくても、食後は、蕁麻疹が出やすいと言えるでしょう。 食後と入浴後に原因不明の蕁麻疹が悪化するマイコプラズマ感染症はたくさん来ます。恐い恐い。
2010年01月02日
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「耳の裏がぱっくり割れました」「餅食べた?」「黄粉餅と餡子餅食べました」 母がアトピー性皮膚炎(IgE:302、ダニ5、猫3、杉2、犬2、トリコフィトン1、TARC276)の8ヵ月の男の子。 母が黄粉餅と餡子餅を食べたら耳の付け根がぱっくり割れてジクジクしてきました。 耳のあたり(前額~顎)に出るアトピーは豆アレルギーのことが多いので「耳切れ大豆」という言葉が有名です。 実際には、食卓の豆よりも、お菓子の豆(キナコ・アンコ・ナッツ・チョコ・ココア・コーヒー)のほうが強力です。 年末から、豆っぽい餅で耳のあたりがひどくなっている児がたくさん居ります。 毒多ぁの自宅に最近トラ猫が餌をあさりにやってきますが、右耳がちぎれているので、いつの間にか「耳切れ大豆」という名前になってしまいました。 今年はトラ年ですが、十二支の中でも絶滅危惧種はトラだけです。現在世界の虎の数は4000頭程度らしいです。12年後は猫年に変わっているかもしれません。 えっ?、トラ年は虎じゃなくて方位の寅だろうって?、方位でいえば東北東、時刻でいえば午前4時ですので、猫年に変わることははなさそうです。 個人的には猫年に変わってほしいですが・・・
2010年01月01日
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