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夏の日の早朝。目を覚ましてしまった祖母と伯母が寝間着のままで外の庭を眺めながら話をしている。周囲にはまだ家が建っていないので、そのまますぐに田園風景が広がっている。小さな頃の朝の記憶だ。もう二人ともこの世にはいない。近くの楽器屋さんで『弦楽ファン』の創刊2号を買って来た。結局創刊号は注文することにした。楽譜とCDは初級・中級用のものが載っていて、とりあえずはこれが目標だろうなあ。読み物記事はノリが特殊でおもしろい。特集は弦楽四重奏「だからクァルテットはやめられない!」。巻頭カラーページで諏訪内晶子や五嶋龍が大きな写真入りで採り上げられている。チェリストのジャキス・モレンバウムさんがかっこいい。サイレント・チェロを抱えた写真が載っているあたりが、ヤマハの雑誌という感じ。ハルダンゲル・バイオリンが興味深かった。普通の四本の弦の下に、共鳴用に5本の弦が通してある。上の4本もブリッジが平らなので、一本の弦だけを弾くことは少なそう。チューニングが特殊なんだろうなあと思って読んでいたら、どうも曲ごとに変えるようだ。ノルウェーの民族楽器なのだが、下の共鳴弦の標準的なチューニングで、グリーグの『ペールギュント』の「朝」がほとんど弾けてしまうと書いてある。開放弦で、ということだろうな。普通のバイオリンに弱音器を付けた感じの音なのだそうな。雑誌のインタビューに答えている山瀬理桜さんが、日本で唯一の奏者らしい。 →2004/6/15 山瀬理桜 ハルダンゲル・ヴァイオリン・ミニ・コンサート
2005.10.31
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この夏うちにやってきた「少年」君ですが、午前と午後におっ母さんが散歩に連れて行きます。私は玄関を通る通行人みたいなものですが、それでも出かける時と帰りには、前足ではぐはぐしにきます。気のいいおぼっちゃま君なんで、あんまり番犬にはならないみたいです。幻泉館周辺は閑静な住宅街ですが、犬の散歩コースになっている道があります。このごろはなくなったようですが、一時期犬の糞が転がっていて困りました。まったく犬を飼ってる連中は。と思ったら間違いです。ほとんどの人はちゃんと片付けていくんです。たった一人不心得者がいて、そいつが犬の糞をほうっていくと、毎日のことですからそれがたくさんになります。不心得者がたくさんいるように見えちゃうんですね。犬の散歩でふと思い出した、張子の虎の話です。一見数がたくさんに見えるかもしれませんが、そうでもないのです。 →張子の虎 #2
2005.10.30
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幻泉館サーバのログを眺めていたら、ここ数日、やけに「花より団子板」へのお客さんが多い。ヤフーあたりで「花より団子」を検索して飛んでくるのだ。 →「花より団子板」:「全国ネットお花見会」会場。現在休業中。懐かしいです。でも、季節はずれです。こういう時はたいていテレビドラマで何かあったりするんですが、何でしょう。あ、これですか? →TBS: 花より男子これもまあ懐かしいといえば懐かしいんですが、でもそれで「花より団子板」に来ても、楽しくはないでしょうね。 →集英社:花より男子 →東映アニメーション:花より男子そういえば江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」の「D坂」、あれは「団子坂」ですね。疲れていると「団子板」と区別がつきません。 →春陽堂書店:D坂の殺人事件
2005.10.29
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今朝の新聞の一面トップは自民党の新憲法案だった。朝日新聞と東京新聞の見出しを見たら、反射的に清志郎さんの声が聞こえてきた。 ♪ おまえは殺しの出来る年齢ああ、『カバーズ』、いいアルバムだったな。 →ヨーコのおうちへよォーこそ。 ♪ 鉄砲かついで得意になって ♪ これじゃ世界中が死人の山さもっとも、いわゆるネット右翼のぼくチンたちは、自分が鉄砲かつぐ兵隊になっているところを思い描くだけの想像力はない。脳内では参謀だか将軍様だかになってらっしゃる。国際貢献という言葉の下に、どんな侵略戦争も可能だ。現行憲法の下でも、イラクにまで自衛隊を送ったんだ。今度は何をするつもりだい。 →RCサクセション / カバーズ
2005.10.29
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【追記】で、なんとか新システムにバージョンアップしたのだが、デザインまでは手が回らずに初期設定のまま。BlogPetを載せたところで力つきました。 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]そうか、「ぼくたちの失敗」は、テレビドラマの主題歌として90年代にヒットしたんだった。 →ぼくたちの失敗 →ぼくたちの失敗もちろん私の学生時代のヒット曲です。ん?ヒット曲か? →2003年10月13日付日録:森田童子『グッドバイ』(1975年)今夜はいろいろやりたいことがあったのですが、ひさびさにPCで苦労しておりました。古いDynaBookにLinuxを入れて自前サーバを立てて、それにMovable Typeを導入して運営しているのが、幻泉館本館です。BlogPetを簡単に設置できたのも、自前のサーバだからです。 →幻泉館本館このMovable Typeがバージョンアップしました。スパム対策やスキンのようなプラグインが充実したというので、今までと同様に軽い気持ちでバージョンアップしようとして、失敗したのであります。いやあ、はまった、はまった。ぐるぐる回ってようやくメドがついたのですが、とりあえず一旦旧版に戻しておきます。どうも今回のバージョンアップは苦労したユーザーが多いようですね。データベース関係のトラブルです。バックアップとっておいて良かったわ。 →six apart: Movable Typeさて、今夜また作業するべきかどうか。
2005.10.29
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2ちゃんねるとかいう掲示板でこっそり書き込まれた幻泉館のURLです。他に画像への直リンなんぞもありますが、それは割愛。-------------------------------------------------------【【ウヨク】blogと思想【サヨク】】 http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/blog/1096457938/182 :Trackback(774) :2005/03/31(木) 15:42:05 ID:hg/amUq3 http://www.gensenkan.net/~blog/archives/cat3/index.html-------------------------------------------------------ウヨクだかサヨクだか知らんが、勝手に認定されてました。なんだかなあ。-------------------------------------------------------【共産党がフジテレビを告訴 -北朝鮮拉致事件ドラマ】 http://money4.2ch.net/test/read.cgi/kyousan/1065295250/289 :名無しさん@あたっかー:2005/07/30(土) 22:11:42 ttp://www.gensenkan.net/~saturate/index.html -------------------------------------------------------共産党がフジテレビを告訴すると、なぜ私が引き合いに出されるのでしょう。アタシは共産党とも、フジテレビとも、北朝鮮拉致事件とも、何の関わりもございません。それについて書いたこともございませんのよ。-------------------------------------------------------【人権擁護法案が成立しそうです。】 http://www.2chan.net/test/read.cgi?bbs=news&key=111013095768 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2005/08/02(火) 22:40 ここの管理人→http://blog.so-net.ne.jp/gensenkan/archive/200501 このサイトかなりイタイと思った こんなのが同じ日本に居るとは こう言う無知な奴が人権侵害救済法案を推すんだろうな -------------------------------------------------------イタクてすまんのぉ。同じ日本にいてすまんのぉ。無知な奴ですまんのぉ。人権侵害救済法案についてはまったく書いたことがございません。該当URLで目に飛び込んでくるのは、ホン・ヨンウンのこと、いわゆるネット右翼(プロ奴隷)や軍事ヲタクが愚かだということ、「ブラブラ節」のことなど。 →http://blog.so-net.ne.jp/gensenkan/archive/200501こういうのは、イタクて、無知で、同じ日本にいちゃいかん奴なんだな。よし、もっと書いてやろう。陰でこそこそほざいてやがれ。お前なんぞに好かれたくはないわ。 →番犬志願
2005.10.28
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ディランのニューオーリーンズ讃が続きます。-------------------------------------------------------Everything in New Orleans is a good idea. Bijou Temple-type cottages and lyric cathedrals side by side. Houses and mansions, structures of wild grace. Italianate, Gothic, Romanesque, Greek Revival standing in a long line in the rain. Roman Catholic art.ニューオーリンズでは何もかもが素敵な趣向になっている。瀟洒な神殿風の住宅と、抒情的な大聖堂が並んでいる。一軒家と大邸宅、並外れて優美な建築物。雨の中、イタリア風、ゴシック様式、ロマネスク様式、ギリシャ復興様式が、列をなして並んでいる。ローマ=カトリックの芸術。-------------------------------------------------------ディランは建築様式に詳しいようなのですが、私にはピンと来ません。Googleで検索してみたら、以前リンクを張ったサイトがヒットしました。 →NEW ORLEANS: Sightseeng Spots植民地時代のお屋敷がたくさん残っているんですね。ディランが書いたとおりの家々が並んでいます。「南部情緒豊かな豪邸」です。「現在も住居として使われており、一般公開はされていない」という説明が多いのがおかしいです。見るべき家がたくさんあって、なおかつ公開処刑が行なわれた広場も残っていると、ディランは嬉しそうに書いています。う~ん、南部の公開処刑。検索したらヒットしました。 →南部の公開処刑それはともかく、私が思い出したのは巣鴨拘置所です。いわゆるスガモプリズン。現在では東池袋という地名で、サンシャインシティになっているところです。薄暗い公園のようになっているところで、極東軍事裁判で有罪となった東條英機らの死刑が執行されたのだと聞いたことがありますが、本当かどうか知りません。第二次大戦中にはリヒャルト・ゾルゲと尾崎秀実もここで殺されています。公開処刑というとなんだか残酷で野蛮だと感じるかもしれませんが、ひっそりと執行されても事実は変わりませんね。むしろ死刑という刑罰を残すのなら、その執行は公開すべきであるように思います。第二次大戦時にパルチザンの経験がなく、戦争犯罪人を自分たちの手で裁くことがまったくできなかったというのは、日本の歴史の汚点ですね。
2005.10.28
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バイオリンやフィドルを検索していろいろなサイトを見ていたら、「弦楽ファン」という雑誌を見つけました。「月刊エレクトーン」の別冊で、季刊のようです。ヤマハが出しているんですね。 →弦楽ファン 第2号価格のわりに記事もCDも充実していそうです。早速注文しようかとamazonや楽天ブックスで検索したのですが、ありません。あれ?試行錯誤を繰り返した後、楽器店のサイトで通信販売していることがわかりました。そうか、書籍の流通じゃないんだ。なんだか懐かしい、「季刊フォークリポート」など思い出してしまいました。新雑誌というところにも興味があります。もしかして、今はバイオリンのブームだったりするのかしら。中国製の安いものや、サイレントバイオリンがあるからなあ。明日近所の楽器屋さんを覗いてみて、なかったら注文しよう。
2005.10.28
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今年の初めに輸入盤CDで"Concert for Bangla Desh"を買った。 →2005年1月15日付日録:バングラデシュ・コンサート(1971年)近々DVDが出るそうだ。 →THE CONCERT FOR BANGLADESH - DELUXEそうか、ボーナス映像があるのか。う~ん。このごろはDVDの発売即2割引というのが不思議ですな。結局再販価格商品じゃないのね。「定価」じゃないんだ。CDの方も新譜扱いで出るようだが、現行日本盤も流通している。なんのこっちゃ。ん。これも曲が増えてるんだな。
2005.10.27
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ディランはニューオーリンズを讃えますが、ハリケーンによって被害を受けた今となっては、まるでそれが挽歌のように聞こえます。-------------------------------------------------------There are a lot of places I like, but I like New Orleans better. There's a thousand different angles at any moment. At any time you could run into a ritual honoring some vaguely known queen. Bluebloods, titled persons like crazy drunks, lean weakly against the walls and drag themselves through the gutter. Even they seem to have insights you might want to listen to. No actions seems inappropirate here. The city is one very long poem. Gardens full of pansies, pink petunias, opiates. Flower-bedecked shrines, white myrtles, bougainvillea and purple oleander stimulate your senses, make you feel cool and clear inside.僕の好きな場所はたくさんあるけれど、ニューオーリンズが一番好きだ。いつでも千もの様々な見方ができる。いつなんどき、なにか厳粛な名のある女王のようなものに遭遇するかもしれない。酔いどれと呼ばれるようになった名門の連中が力なく壁によりかかり、どん底の中で身を引き摺る。そんなやつらでさえ、耳を傾けたくなりようなな洞察力を持っているみたいだ。どんな行動も、ここでは不適当とはならないように見える。この街は一編の長い詩なのである。パンジーと、ピンクのペチュニアと、阿片剤でいっぱいの庭。花で飾られた霊廟と、白いギンバイカと、ブーゲンビリアと、紫のキョウチクトウが感覚を刺激し、心の中が涼やかで澄みきったように感じる。-------------------------------------------------------夕暮れの墓所を飾る花々に、ディランは澄んだ印象を受けたようです。並んでいる花の名前には、よくわからないものもあります。 →パンジー →ペチュニアガーデン-------------------------------------------------------opiaten アヘン剤; 《広く》麻酔薬, 鎮静剤; [fig] (感覚を)鈍くするもの.--------------------------------------------------------------------------------------------------------------myrtlen 1 【植】a フトモモ科の各種低木, 《特に》ギンバイカ.b _ツルニチニチソウ (periwinkle), カリフォルニアゲッケイジュ (California laurel) 《など》.------------------------------------------------------- →ギンバイカ →ブーゲンビリア →キョウチクトウここまで読んで、ふとブライアン・デ・パルマ監督『キャリー』のラストシーンを思い出してしまいました。それでgoogleで検索していたら、なぜかパティ・スミスの画像を置いてあるサイトにぶつかりました。もう閉じてあるサイトの画像置き場のようです。1975-Groiaと題した動画もありました。これはエンコードに失敗してるかな。http://www.postmodern.com/~fi/pattipics/images/p.180が終わったところです。
2005.10.27
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千葉ロッテがリーグ優勝してくれたので、ロッテリアでエビバーガーが半額になっていた。ひさしぶりに食べてみた。おお、エビエビしいですなあ。安くておいしかったです。イトーヨーカドーの冷凍食品半額セールでニチロの赤坂小籠包や赤坂蝦仁韮菜包を買ったんだけど、また後日だな。ロッテリアからは大通りが見えて、秋の深まってきた風景が良かった。大きなガラス窓がいいんだな。実際は紅茶を注文することはあまりないのだが、アグネス・チャンの歌声を思い出す。 ♪ 紅茶のおいしい 喫茶店本当は「ハロー・グッドバイ」なんだけど、「紅茶のおいしい喫茶店」と言った方が通りがいいみたいね。晩秋の歩道橋を見れば「白い靴下は似合わない」を思い出すし、アグネスの歌はずいぶん深い記憶とつながっているようです。あ、以前書いてましたね。 →2004年4月13日付日録:ハロー・グッドバイ検索してみたら、柏原よしえ以外にも、讃岐裕子という人が歌っていたそうです。これは知らないなあ。 →聴き比べてみよう! この曲いろいろな曲が載っていておもしろいです。「ハロー・グッドバイ」は真ん中よりちょい下にあります。
2005.10.26
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メールの文字化け、直っております。楽天広場のスタッフの方々、御苦労様でした。ありがとうございました。
2005.10.26
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ディランはニューオーリンズの墓地がことのほかお気に入りだったようで、延々と描写が続きます。-------------------------------------------------------The ghosts race towards the light, you can almost hear the heavy breathing -- spirits, all determined to get somewhere. New Orleans, unlike a lot of those places you go back to and that dont have the magic anymore, still has got it.幽霊たちは競って光に向かう。その重い呼吸が聞こえてきそうだ。どこかへ行こうと堅く決心した亡霊たちの呼吸が。人が帰っていくそのような場所には、今はもうこんな魔力がなくなっているのだが、多くのそれとは違いニューオーリンズには、まだ魔力があるのだ。-------------------------------------------------------棺が地上にあるためでしょうか、ディランには死者がごく近くに感じられたのですね。生者と違い、死者はもう悪いことなどしません。ディランの歴史好きも、ニューオーリンズを好ましく思わせているようです。誰もが南部の由緒ある一族の者のように見えるのだと書いています。そうでなければ異邦人のように見えます。そんなふうに感じさせるニューオーリンズが好きだったんですね。-------------------------------------------------------Night can swallow you up, yet none of it touches you. Around any corner, there's a promise of something daring and ideal and things are just getting going.夜が人を飲み込むが、心の傷に触れることはない。どの角を曲がっても、思いきった理想的な期待があり、そしてそれがまさに進行中なのだ。-------------------------------------------------------墓地が印象的ですが、ニューオーリンズは死者の町ではありませんでした。その角を曲がれば、そこには新しいものが待っているのです。死者さえも、うかれてしまう町だったのかもしれません。ただいまp.180です。
2005.10.26
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ガロの編集長だった南伸坊さんが1981年に出した本が『面白くっても大丈夫』。倒産したブロンズ社の本を一冊頂いて読んだのだが、とても面白かった。80年代面白主義の金字塔である。(そうか?)今手元に本がないので、アマゾンで検索してみる。ちくま文庫でも、徳間文庫でも品切れ本らしいが、古本を出品している人がいるので、解説は生きている。なんつっても章立てが「伸坊のこれがナウイぜ!」だったりするのだ。カスタマーレビューによれば、出てくる芸能人が「B&B」、出てくる流行ものは「スペース・インベーダー」「ビニ本」。まさに隔世の感がありますなあ。もっと隔世の感があるのは、「面白/おもしろ」の変質だ。朝日新聞の世論調査で、今回の選挙が「面白かった」という回答が52%あったのだという。そうかあ、おもしろかったのかあ。私は恐ろしかったんだがなあ。「郵政」で国民投票をした気になっている人が多いのかもしれないが、そうではないよなあ。実は「郵政」なんてどうでもよくって、ただ単におもしろがって投票したのかなあ。伸坊さんはおもしろがって権威や権力を相対化したのだが、今はおもしろがって権力に操られてしまうのだ。
2005.10.25
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Mel Bayの「Teach Yourself Bluegrass Fiddle」が届いた。「Irish Fiddle Playing」と一緒に注文したのだが、2週間近く遅れたのは、アメリカからの荷を待っていたのかしら。最初にブルーグラス奏法の特色が書いてあるのだが、どうもクラシックの奏法と較べてスラーを多用するらしい。ああ、なるほど。CD付きというのは便利だなあ。CDには68トラック71分と、たっぷり入ってます。ギターやマンドリンも一緒に演奏してます。「藁の中の七面鳥(Trukey in the Straw)」みたいに、知っている曲も結構あります。「ジョン・ヘンリー(John Henry)」や「永遠の絆(Will the Circle Be Unbroken)」は歌詞も載ってるので、なんだかずいぶんお買い得感があります。後でギター合わせてみよ。そうか、同じシリーズで「Teach Yourself Bluegrass Guitar」というのも出てますな。大学に入ったころ、サークルをどうしようかなと見て回っていると、大隈講堂の前でカントリーを演奏している人達がいました。とっても上手なので、かえって声がかけにくくてそのままになってしまったんです。あの人達と、佐久間順平さんのイメージが重なるんですよね。
2005.10.25
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ディランは夕暮れのニューオーリンズを散歩します。通りの角に猫がうずくまっていたことを覚えています。ミルクを持ってくれば良かった……あまりミルクを持って散歩はしないと思います。-------------------------------------------------------The first thing you notice about New Orleans are the burying grounds -- the cemeteries -- and they're a cold proposition, one of the best things there are here. Going by, you try to be as quiet as possible, better let them sleep. Greek, Roman, sepulchres -- palatial mausolems made to order, pahntomesque, signs and symbols of hidden decay -- ghosts of women and men who have sinned and who've died and now living in tombs. The past doesn't pass away so quickly here.ニューオーリンズで最初に目につくのは埋葬地、つまり墓地だ。この寒気がするものは、ここで最も素晴らしいものの一つだ。そばを通る時はできるだけ静かにしようとする。眠っていてもらった方がいいから。ギリシャ風の墓、ローマ風の墓。特注の壮麗な御霊屋。密かに朽ちていく幽霊のような標識と符号。罪を犯して亡くなり、そして今は墳墓の中で生きている女や男の亡霊。ここでは過去はそれほど速やかには過ぎ去らない。-------------------------------------------------------ニューオーリンズには、そんなに立派なお墓がたくさんあったのでしょうか。おお、本当にそれで有名みたいですね。 →Wikipedia: ニューオーリンズなるほど、『欲望という名の電車』。-------------------------------------------------------「欲望」という名の電車に乗って、「墓場」という電車に乗り換えて、六つ目の角で下りるようにいわれたのだけれど――「極楽」というところで。-------------------------------------------------------これは本当にそういう電車が走っていたのですね。-------------------------------------------------------ニューオリンズは海抜下1から20フィート (0.3 から 6 m) の都市地域を範囲としている理由でユニークな都市である。別名“スープ皿”。市の東側には広大な湿地帯が広がっている。創設以来、水害に悩まされており、1インチ以上の降水量で容易に水害が発生する。水害を避けるため、墓地のほとんどが地下に土葬するのではなく、地上に埋葬室を設け、その中に葬っている。-------------------------------------------------------元々水害が多いため地上に埋葬室を造ったので、ディランが感じたように立派なお墓が多かったわけです。しかし、こうしてみるとハリケーン被害はやはり人災だったようです。ここで人は長い間死んでいることができるとディランは書いていますが、墓地もやはりハリケーンで水没してしまったのですね。
2005.10.25
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雑誌の広告で「冬の本命はミリタリー」というのを見掛けてドキッとしました。コイズミ内閣だからなあ。次の本命はアベってことかなあ。もちろん違いました。お姉さん向けのファッション雑誌です。でも、ミリタリールックってやだなあ。 →NET ViVi私も90年代半ばまでは、冬場はUSアーミーのジャケットをよく着ておりました。ジーンズに長髪なんで、絶対兵隊さんには見えないんですよ。どちらかというと、そんな言葉はないけど「反戦ルック」みたいなものです。バブルの時期にも、70年代の生き残り然としたアナクロな格好でありました。まっとうなお勤めをしたことがないので、その服装でどこへでも行きました。今はMUJIの「季節のお買い得品」です。あまり進化していません。70年代後半からのUSアーミーは偽物でしたが、高校生の頃は「米軍放出衣料」という看板の掛かった店で買っていました。本物の古着です。新品があったのは、あれは横流し品だったのかしら。缶詰とかもありましたね。高校の高原教室の時は、中古の水筒を買って持っていきました。殺菌剤の臭いがしていたのは気持ち悪かったです。90年ごろ、雑誌の記事で「米軍放出衣料」の写真を使いたくなって、上野や新宿の周辺を歩きました。その辺りで以前見たような記憶があったので、すぐに見つかるだろうとたかをくくっていたいたのです。ところが見つからない。結局カメラマン氏にのんびり市まで行って撮影してもらいました。今はもうその看板もありません。
2005.10.24
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二行空けて、早春。ディランはニューオーリンズに行って、家を借りました。オーデュボン公園(Audupon Park)の近くだったそうです。 →Junglecity TRABEL - ルイジアナ・ニューオリンズかなり広い公園のようですね。白いワニかあ……江口寿史先ちゃん、お元気でしょうか。このサイトでは、被災後のニューオーリンズの様子を伝えてくれています。 →ニューオリンズ日誌あ、公園のオフィシャルサイトがありますね。いや、違いました。これはコロラド州です。 →Audubon Park野鳥保護を謳って、野鳥の餌を売っている会社のようですね。『アメリカの鳥類』のオーデュボンからから採った名前なのでしょう。 →John James Audubon / オーデュボンの生涯オーデュボンの絵も見ることができます。 →Audubonギャラリーこの名前はどこかで聞いたことがあるなあと思ったら、「オーデュボン舞踏場(Audubon Ballroom)」でした。ピンと来た方、いらっしゃいますか?ニューオーリンズではなくて、ニューヨーク。40年前の1965年2月21日。聖バレンタインデーに自宅へ焼夷弾を撃ち込まれた一週間後に、マルコムX(Malcolm X)が暗殺された場所です。 →The Official Web Site of Malcolm X →Wikipedia: マルコムXさて、ディランは大きな家を借りたと書いています。本当に大きいんでしょうね。ウサギ小屋に住んでいるので、まったく想像ができません。スタジオで待っている人達がいるのですが、とりあえずディランは夕闇の中を散歩に出ます。この感じはよくわかります。
2005.10.23
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So-net blogがメンテナンスで半日停止していたのだが、その間にかなりの改変が行なわれたようだ。なんといっても、画像ファイルのディスク容量が大幅に増量されたのが大きい。今までは50MBでした。それが、いきなり十倍です。画像ファイルの容量は500MB!すげっ。これは動画ファイルに対応したためで、デジタルカメラCyber-shot DSC-M2を売りたいというSONYさんの都合があるのでしょうが、すごいものですなあ。まだ実験していませんが、過去の画像は外からいわゆる直接リンクを張っても、ちゃん表示できます。私自身は自前のサーバに画像を置いているので、今のサーバのままでも4GBぐらいは行けそうですが、楽天広場で画像の置き場に苦労している方には朗報ではないかと思います。もっとも、それなら楽天広場からSo-net blogに移行するという手もありますわな。私が楽天広場で不便に感じるのは、amazonへのリンクが張れないことです。アフィリエイトで儲けたいとは思いませんが、輸入CDの話をすることが多いので、あのリンクが便利なんですよね。So-netの場合は、新規投稿時に「Amazon Webサービス」という別ウィンドーを開いて検索し、結果をそのまま張り付けることができます。もちろんあらかじめ自分の「Amazonアソシエイト・プログラムID」を設定して、それを自動的に埋め込むことができます。 →幻泉館日録@So-net
2005.10.22
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昼間はよく晴れていたのだが、夕方には雲が出てしまった。また天気が崩れるのかな。今日採れると思っていた柿の実も、いまひとつ赤くなっていなかった。 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]アーロン・ネヴィルが歌うディランの曲を聴いた後、ラノワはディランに新しい曲もこんな感じなのかと尋ねます。変な質問ですよね。それに、まだ曲が付いていない歌詞がほとんどのはずです。それで、ディランはピアノで適当にメロディを弾いてみせます。おかしいのは、この自然に出てきた(spontaneous)メロディをラノワがしっかり覚えてしまったので、後で苦労することになったのだそうです。すごい才能ですね。それでレコーディングのイメージを作り上げたのでしょう。録音は別の場所に家を借りて、そこをスタジオにするということになりました。これもすごいなあ。-------------------------------------------------------If anybody had the light, I figured Danny did and he might turn it on. He seemed the kind of cat who, when he works on something, he did it like the fate of the world hinged on its outcome.もし誰かが明かりを持っているのだとしたら、それはダニーであり、そしてダニーが明かりを灯してくれるのだと、僕は思った。何かに取り組む時には、世界の運命と自分の仕事の結果にかかっているかのように仕事をする、猫のようなものに見えた。-------------------------------------------------------う~ん、「猫」がよくわかりません。ディランがラノワを大いに信頼したことは確かです。二人は、三月の再会を約束しました。ただいまp.179です。
2005.10.22
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今日は国際反戦デーでした。1966年、今は亡き総評(日本労働組合総評議会)が米軍の北ベトナム爆撃に抗議して始めたのだそうです。まだ小学生だった私は、この最初の国際反戦デーは記憶にありません。なんとなく覚えているのはその2年後、1968年の国際反戦デーのことです。かっこいいお兄さんやお姉さんたちが暴れたんだなあという印象ね。もちろんお兄さんやお姉さんたちは暴れるために出かけていったわけではありません。米軍のジェット燃料を運ぶタンク列車を止めようとしたのです。匿名で「祭り」とやらを繰り返す「2ちゃんねら~的なる者たち」とは違い、体を張った彼らには争乱罪が適用されました。 →1968年10月21日 新宿国際反戦デー(横木安良夫) →中日新聞:アンポの季節 →Wikipedia: 10月21日ベトナム戦争でアメリカの片棒を担ぎたくはない。別に「過激派」と呼ばれるセクトで活動をしていなくても、当時の若者の心情はこんなものだったと思います。毎年の国際反戦デー。私は特にどこかで反戦集会に参加するわけではありません。ただ、独りで「反戦」を心に誓います。国家神道の信者ではないので、靖国神社で「不戦の誓いを新たにする」ということはいたしません。靖国神社の問題では、宗教者の発言が聞こえてこないのが不思議です。 →靖国神社Q&A先日、ミラーサイトの幻泉館日録@So-netにコメントがありました。いわゆる「自虐史観」を批判して侵略戦争を肯定したい方のようです。もっとも、大日本帝国が東アジアで何をしたのかまったく知らないようなので、小学生なのかもしれません。戦争と平和に関する教育を怠っているのは、文部省/文部科学省の責任ですね。ドイツに留学してきた高校生は、ナチスドイツが行なった残虐行為を大いに学習して帰国しました。日本に留学した外国の高校生たちは、大日本帝国の侵略戦争をどれだけ学んで帰っていったことでしょうか。
2005.10.21
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おっと、国際反戦デーだ。まだ制作中だったネヴィル・ブラザーズの新しいアルバムには、ディランの曲が2曲入っていました。歌っていたアーロン・ネヴィルのことをディランは絶賛しています。-------------------------------------------------------It surprised me to hear tow of my songs, "Hollis Browne" and "With God on Our Side" sung by Aaron Neville. What a coincidence. Aaron is one of the world's greatest singers, a figure of rugged power, built like a tank but has the most angelic singing voice, a voice that could almost redeem a lost soul.アーロン・ネヴィルが僕の歌を2曲、「ホリス・ブラウン」と「神が味方」を歌っているのを聴いて驚いた。なんたる偶然の一致。アーロンは世界でも卓越した歌い手の一人だ。とてもいかつくて戦車のような体をしているが、天使のような歌声をしている。迷える魂を救済することさえできそうな声を。-------------------------------------------------------おお、天使の歌声ですね。アーロンの歌は「狂気の世界に正気をとりもどさせることもできそう」だとも書いています。デビューした翌年とそのまた翌年にディランが出した"The Freewheelin' Bob Dylan"(1963年)や"The Times They Are A-Changin'"(1964年)は、私にとってはディランの代表作のようなものです。でも、ディランにとっては遠い昔に捨ててきた場所にあるものなのかもしれません。もう自分で歌うことはない曲なのでしょう。それを、実力を認めている歌い手が歌っていることが、やはりとても嬉しかったのではないでしょうか。-------------------------------------------------------It always surprises me to hear a song of mine done by an artist like this who is on such a high level. Over the years, songs might get away form you, but a version like this always brings it closer again.自分の歌をこんなに水準の高いアーティストが歌うを聴くと、いつも驚く。長い間自分のところから歌が離れていても、こんなふうに歌ってもらえると、いつもまた近くに戻ってくるのだ。-------------------------------------------------------「おかえり」とディランが言っています。
2005.10.21
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FNN(フジニュースネットワーク)のサイトで見掛けたアンケート「小泉首相の靖国参拝を支持しますか?」だが、結局質問も投票結果も消されてしまった。 →FNN-NEWS.COM左側のフレームにある「Today's Question」。今は「プロ野球日本シリーズ、どちらが勝つと思いますか?」という質問に変わってしまった。ここで阪神タイガースか千葉ロッテマリーンズのどちらかにチェックを入れて「送る」を押すと、こんなふうに現在の投票数が表示される。------------------------------------------------------- [プロ野球日本シリーズ、どちらが勝つと思いますか?] 阪神タイガース 1359 千葉ロッテマリーンズ 713-------------------------------------------------------その下にある「これまでの結果」のリンクをクリックすると、右側のフレームに過去の質問と投票結果が表示される。ここに「小泉首相の靖国参拝を支持しますか?」は現われない。左側のフレーム「これまでの結果」の下には、赤い文字で注意書きが現われる。-------------------------------------------------------このアンケートは、参加者の自由な意思による投票を反映しているもので、必ずしもインターネット利用者全体や世論を反映しているものではありません。-------------------------------------------------------ここまでは前回も書いてあったのだが、注意書きが増えている。-------------------------------------------------------なお、明らかに不正な投票行動が行われたと判断した場合、アンケートを中止し、過去の経歴にも掲載いたしません。 -------------------------------------------------------つまり、明らかに不正な投票行動が行なわれたために、アンケートが中止されたのだ。10月18日午前4時ごろにはこうだった。------------------------------------------------------- [小泉首相の靖国参拝を支持しますか?] 支持する 81249 支持しない 1351-------------------------------------------------------掲示板での呼びかけで大勢の者が押し掛けたとは限らない。たった一人、逆恨みの人生を送る愚か者が、深夜に孤独な作業をしていたのかもしれない。自分を甘くあたたかく受け入れてくれはしない世を呪い、他人の不幸を願って、「支持する」の数を増やす。もちろんこれは世論調査ではないし、FNNのアンケートもいいかげんなものだ。読み取るべき教訓は一つ。あの連中は張り子の虎だ。虚勢を張っているにすぎない。本当に恐いのは、ちっぽけで空っぽなやつらにおびえて口を閉ざしてしまう人達が出てくることだ。 →かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう →張子の虎
2005.10.20
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この時ラノワはネヴィル・ブラザーズのレコーディングをしていました。午後の間ずっと話をしていたディランはラノワに誘われて、制作中のレコードを聴きに出かけます。行き先は臨時のスタジオとして使っている、ラノワの自宅です。 →The Neville Brothersネヴィル・ブラザーズの公式サイトのトップには、カタリーナによる被害のことが書かれていました。募金のバナーもあります。あれ?今はトップページしかないのかな。-------------------------------------------------------"In light of the recent tragedy along the Gulf Coast and our home town of New Orleans, The Neville Brothers' thoughts and prayers go out to the hundreds and thousands of people who have been affected, and to all those who are aiding in this massive relief effort. Peace and Love." - Aaron, Art, Charles and Cyril-------------------------------------------------------この時ディランが聴かせてもらったレコードは、"Yellow Moon"でした。 →Yellow Moon - The Neville Brothersレコードはほとんど完成していたようです。ネヴィル・ブラザーズのメンバーの一人が椅子に腰掛けたまま眠っている横で聴いたのだそうです。このアルバムには、 ディランの曲が2曲入っていました。 →bobdylan.com: Ballad of Hollis Brown →bobdylan.com: With God on Our Sideどちらも"The Times They Are A-Changin'"(1964年)に入っていた曲ですね。ディランもこれには驚いています。"Ballad of Hollis Brown"は貧しい農民が一家心中をする歌です。ホリス・ブラウンと妻と5人の子供。最後の1ドルで7発の弾丸を買って、ショットガンを撃ちます。 ♪ There's seven breezes a-blowin' ♪ All around the cabin door ♪ There's seven breezes a-blowin' ♪ All around the cabin door ♪ Seven shots ring out ♪ Like the ocean's pounding roar ♪ 七つの風が吹いている ♪ 小屋のドアのあたり ♪ 七つの風が吹いている ♪ 小屋のドアのあたり ♪ 七発の弾丸がひびき ♪ 海がくだけるうなり (片桐ユズル訳)"With God on Our Side"はアメリカの戦争史を歌っています。中西部生まれの青年が学んだ信条は「おれの祖国は神が味方」です。 ♪ Oh the history books tell it ♪ They tell it so well ♪ The cavalries charged ♪ The Indians fell ♪ The cavalries charged ♪ The Indians died ♪ Oh the country was young ♪ With God on its side. ♪ 歴史はおしえ ♪ かいてある ♪ 白人はテッポーうって ♪ 死ぬのはインディアン ♪ 白人はテッポーうって ♪ 死ぬのはインディアン ♪ むかしのはなし ♪ 神が味方 (中山容訳)どちらも、なんともやりきれない歌詞です。最近書いた靖国神社やプロレタリア文学のことが頭をぐるぐる回ります。なぜネヴィル・ブラザーズはこの2曲を採り上げてカヴァーしたのでしょうか。この"Yellow Moon"というアルバムを知らなかったのですが、他にも私の好きな曲が入っているので、買ってもいいなあと思います。
2005.10.20
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昨夜はBlogPetのヒナが調子悪かったのです。「zzz」「むにゃむにゃ」「幻泉館主人好き?」しか言いません。つまり、あらかじめ最初から仕込まれている言葉しか発しないのです。BlogPetは[RSS]の「index.rdf」や「index.xml」を参照するようなので、そのファイルが壊れたようです。困ったな。本館のblogを最初から構築しなおさなければならないのかしら。と考えていて、思いつきました。昨日書き込んだエントリーに変な文字があったな。つまり、文字化けしたメールのサンプルの中に、制御コードとして働いてしまうものがあったのではないかということです。該当エントリーの文字化けサンプル部分を削除すると、無事にヒナがいろいろしゃべるように戻りました。よかった、よかった。あれ?これってセキュリティホールになるんじゃないか?悪意を持ってエントリーに制御コードを仕込めば……。既に誰かやってるのかもしれませんね。
2005.10.19
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すっかり忘れていたが、こんなふうに私は監視されていたのであった。この電波なサイトをなまあたたかく見守ってくれてありがとうな、ぼくチン。楽天に巣くう某ネズミのクソ未満と同様、君は番犬にはなれないわな。一応URL載せておきますが、わざわざ見に行くほどのところじゃございませんので。念の為。----------------------------------------------ネット右翼、プロ奴隷・・・そして「番犬」 2005-08-17 20:40:37 / Weblog上の呼び名はどれも私に向けられたもの。以前の洗脳とかぬかしてるブログにコメントをしたら削除。「削除かよ」とまたコメントしたところ、お仲間登場タイトルの「番犬」とはそのお仲間が言った言葉です。洗脳ヤローもお仲間に削除OKの太鼓判を押され喜んでいるよう。いやー、しかしがんばってますなー、皆さん。なんとか屈辱的な名前をつけようとして。そもそも「所謂ネット右翼」は別に団体構成員でも何でもない。ネットサーフィンしている最中に目に止まった電波な記事に突っ込みをいれているだけなのに、まるで一大勢力のように扱ってくれる。おそらく、なんで自分たちがこんなに突っ込まれるのか分からないんでしょうね。だから悪の結社か何かだと思い、レッテル張りをして「あいつらは○○○だから・・・」と言って安心する。>>うちにいる本当の犬猫と接してやらなければならんので、ネットに現われる番犬どもの相手なんぞしているヒマはないよ。いきなり、番犬です。何の脈絡もなく。何の番をしているのかな?日本を守ってるのか?おれは?中韓の手先から?>>ブログ検索が充実したので、ヒットしたところへやたらなコメントやらトラックバックやら張り付ける番犬が増えているようだ。楽天のストーカー某と同様、女性のブログには特に粘着するようだ。やたらなコメントって・・・その記事に突っ込んでるだけだよ。「洗脳とか言ってるけどどーなんだよ?」って。女性のブログに粘着って・・・まー僕が粘着するとしたら、電波記事とばして聞く耳持たずコメント削除するようなブログですが。>>相手をしてもらいたいかわいそうな連中なのだが、かわいそうと思ってやる必要はありませんよ。さっさと削除しましょう。それが連中には一番つらいことのようです。嫌がらせのようなコメントやトラックバックは即刻削除しても、何も恥ずべきところはありませんから。挑発に乗らないことをお勧めします。嫌がらせって・・・自分の主張に沿わない意見=嫌がらせというすばらしい脳内変換。たしかにおれのコメントは嫌かもな。何せ記事にレベル合わせてあるし。いきなり洗脳とか言い出す記事に投稿するコメントだから。自分が洗脳呼ばわりしてるくせに人から言われるのは嫌、じゃ通らないだろ。さっそくトラバ→そっこー削除がみられますよ----------------------------------------------http://blog.goo.ne.jp/peace1941/e/9819621fe90a02abe1f6d731dc23317a
2005.10.19
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昨日は小林多喜二のことを思い出したのだが、今日asahi.comに葉山嘉樹の作品が発見されたことが載っていた。「満州新聞」に掲載されたエッセイだという。特高につけ狙われ、生活に困窮して転向し、結局は満蒙開拓を鼓舞する翼賛作家になったというのは悲しい。引き揚げの途中で亡くなったのが1945年10月18日。昨日がちょうど没後60年だった。私は学校を出てからアルバイトをして暮らしていたころ、中野重治の詩や小説をよく読んでいた。中野重治全集はおそろしく高価だったので、まったく手が出なかった。文庫本や、アンソロジーのようなものに収録された作品を読んでいた。でも、プロレタリア文学といえばまず思い出すのは、その作品になじんでいた中野重治でも、小林多喜二の「蟹工船」でもなく、葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」だ。中学1年生の時に学校の図書室で借りて読んだ。短い作品なだけに、印象が鮮烈だったのだろう。今は便利になったもので、ネットで簡単に読むことができる。 →青空文庫:セメント樽の中の手紙大正15年の作品なのか。今まで気づかなかったが、最後に出てくる「大きな腹の中」の「子供」は、もしかしたらオレの死んだ親父様だったのかもしれないなあ。私は普段元号など使わないが、大正15年に関しては使わざるをえない。親父様は大正15年の秋に生まれた。おっ母さんは昭和2年の春生まれだ。いわゆる文部省年齢は同じなのだが、親父様は大正生まれで、おっ母さんは昭和生まれ。親父様は晩年、それを大いに悔しがって、昭和元年生まれだと言いたがった。ちなみに、大正天皇が亡くなったのは12月25日だったので、昭和元年は一週間に満たない。父も母も貧乏人の一族なので、結核で早死にをする者が多かったようだ。私は祖父というものを知らない。母の実母も若いうちに亡くなった。「セメント樽の中の手紙」の青年だって、破砕器に落ちなくても結核にかかっていたかもしれないし、戦死していたかもしれない。それがプロレタリアートの生活だった。
2005.10.19
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【追記】So-netの「Web de PostPet」でも、楽天広場からの「メールで保存」のメールは、同様に文字化けが起こります。AVG Freeを入れていないPCで確認しました。受信側の設定の問題ではなくて、送信側に問題があるようです。なんとかしてください、楽天さん。少し前にリンク先の夏見還さんが、楽天からの「メールで保存」機能のメールが文字化けすると書いていました。 →ひねもす庵:文字化けタイミングとしては、待望の『モブログ』機能リリース!携帯から画像が送信できます!というシステム改変の直後のようです。私のところではそういう現象はなかったのですが、今夜突然文字化けメールとなりました。Vine Linuxのメーリングリストやスパムメールはまったく異状ありません。なぜでしょう、なぜかしら?こんな感じね。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^================================================================== $B3ZE79->l(B http://plaza.rakuten.co.jp/ $BF|(B $B5-(B $B=q(B $B$-(B $B9~(B $B$_(B $B40(B $BN;(B==================================================================$BF|5-$N=q$-9~$_$,40N;$7$^$7$?!*(B$BFbMF$O0J2
2005.10.19
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飲み物を注文してすぐに、ディランは黒衣のダニエル・ラノワと対話を始めます。-------------------------------------------------------He got right down to business, asked what kind of songs I had, what kind of record I had in mind. It wasn't a real question -- just a way to start the conversation.彼はすぐに仕事にとりかかり、僕にどんな歌があるか、どんなレコードを考えているのか尋ねた。それは本当の質問ではなかった。単に会話を始めるとっかりだった。-------------------------------------------------------もちろんお互いの過去の仕事はわかっているのですが、本当に自分と組んで仕事ができるのか、相手を探るといった意味もあったのでしょう。緊張する時ですね。ラノワの服装も、そのための鎧のようなものだったのでしょうか。いつもそんな恰好をしていたのかもしれませんが、それはわかりません。一時間かそこら話をして、ディランはこいつならできるという確信を持ちます。でも、どんなレコードになるのかなどはまだまったくわかっていません。手持ちの歌もまだほとんどが歌詞だけなので、どうなるのかわかりません。ボノが見たのは、歌詞だけだったんですね。ボノがその歌詞を本当に良いと思ったのかどうかも疑問ですが、"Oh Mercy"を生み出すのに決定的な役割を演じてくれたことは確かです。-------------------------------------------------------Danny says to me, "You can make a great record, you know, if you really want to." I flatly said, "Of course I'll need your help," and he nodded.ダニーは僕に言った。「素晴らしいレコードができるよ。本当に望むのなら。」僕が単調に「もちろん君の助けが必要だ」と言うと、ダニーは頷いた。-------------------------------------------------------うわっ。かっこいい。小説みたい。既に何かを成し遂げている男たちのクールな会話ですな。具体的にミュージシャンの話に入ります。ディランは、その時一緒にやっていたバンドを録音に使うつもりがないようです。-------------------------------------------------------He told me that hit records don't matter to him, "Miles Davis never made any." That was fine with me.ダニーは、ヒットレコードなんてどうでもいいことだと言った。「マイルス・デイビスだって一枚もヒットを出していない。」それは僕にも好都合だった。-------------------------------------------------------さらにかっこいいですな。日本のメジャーレーベルがヒットしか考えていないのと大違いです。計算しつくして作られ、テレビドラマやCMでがんがん流して売りまくる。薄っぺらなものばかりで、もう十年後には枯れてしまう曲が多いことでしょう。表現欲求に突き動かされて演奏をしていたマイルスやコルトレーンの輸入レコードを、私は70年代に何度も繰り返して聴いていました。もちろん生演奏で聴くジャズが一番なんですが、でもけっして色褪せることのないレコード群でした。 →SonyMusic: Miles Davis →The Official Miles Davis Web Sitep.177が終わったところです。
2005.10.19
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東京新聞の朝刊に、「横浜事件」再審初公判の記事が載っていた。今から63年前、1942年9月の言論弾圧事件である。雑誌編集者ら60人以上が「共産主義を宣伝した」として治安維持法違反容疑で逮捕された。恐ろしいのは、取り調べの段階で苛酷な拷問によって4人が獄死していることだ。「治安維持法で刑死した者はいない」などとしたり顔で主張していたヒョーロン家は誰だったろう。治安維持法は実際に人を殺し、思想を殺していたのだ。「(拷問死した)小林多喜二の二の舞を覚悟しろ」「生かしちゃおかんから覚悟をきめろ」元被告は既にほとんどの方が亡くなってしまったのだが、詳細な陳述が生々しい。------------------------------------------------------- 陳述によると、中央公論社の木村亨さんは、角のついたこん棒を横に並べた上に真っ裸で正座させられ約二時間、こん棒や竹刀などで全身真っ黒に腫れ上がり歩けなくなるまで暴行された。-------------------------------------------------------太ももが腫れ上がった、小林多喜二の亡骸の写真を思い出す。築地警察署内で小林多喜二が虐殺されたのは、1933年2月。既に73年が経過している。もちろん、この事件を直接記憶している方も少なくなったことだろう。しかし、絶対に風化させてはいけない記憶なのだ。今だからこそ、思い出せ。 →Wikipedia: 小林多喜二
2005.10.18
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タイトルとは裏腹に、まだおけいこに入っておりません。畳の上の水練で、いろいろ情報を漁っています。クラシックのバイオリンではなく、ひとびと音楽のフィドルを始めようというので参考になりそうなのがこのサイト。 →[バイオリン講座 in Free Style]楽器そのものをまったく知らないので、なんとなく買ってみたらとてもおもしろかったのが、この本。ヤフオクあたりで出ている中古バイオリンの能書きにはアレが多いことがよくわかります。 →『弦楽器のしくみとメンテナンス』著者の佐々木朗さんは高円寺で楽器制作をしている方らしい。新高円寺の駅の方が近いのかな。 →佐々木ヴァイオリン製作工房本の方は続編も出ているようなので、注文しておこう。
2005.10.18
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ファシズムはさわやかに登場する。これが杞憂ではなくなってしまった。若者にはあれがかっこよく見えるのだろう。マスコミはアカにでも支配されているという妄想があり、それに立ち向かう英雄ということにでもなっているのかもしれない。朝日新聞の皇室報道を見れば、あれが左翼なわけがないというのがすぐにわかるだろうに。大手掲示板で、フジテレビのサイトでの投票を呼びかけている書き込みを見つけた。「Today's Question」で小泉首相の靖国参拝を支持する方に投票しろというものだ。左側のフレームに表示される部分ね。 →FNN-NEWS.COM [小泉首相の靖国参拝を支持しますか?] 支持する 81249 支持しない 1351午前4時ごろにこの数字だったのだ。世論を捏造したいらしい。ぼくチンたち、これはちょっとやりすぎだよ。FNNの「Today's Question」がどれだけいいかげんなものかを示すことになってしまっている。これじゃ贔屓の引き倒し。そんなに小泉君が好きなのかい?あいつ、自分のことしか考えてないぜ。
2005.10.18
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舞台はニューオーリンズ、まだマリー・アントワネット・ホテルの中庭です。もう一度中庭の画像を見て、雰囲気を思い出しておきましょう。ディランは、ここでバンドのギタリスト、G. E. スミスと一緒に座っています。 →St. Ann Marie Antoinette Courtyard扉が勢いよく開いて、ダニエル・ラノワが入ってきました。スミスは挨拶をして席を外します。-------------------------------------------------------He was noir all the way -- dark sombrero, black britches, high boots, slip-on gloves -- all shadow and silhouette -- dimmed out, a black prince from the black hills. He was scuff proof. He orders a beer and I get an aspirin and Coke.彼は「黒(ノワール)」づくめだった。黒いソンブレロに黒い乗馬ズボン、長いブーツと締め具のない手袋。すべてが影とシルエットであり、暗かった。黒い丘から来た黒い王子。すり減ったようなところなどなかった。彼はビールを注文し、僕はアスピリンとコーラを頼んだ。-------------------------------------------------------ファッションは私の弱点なんで、辞書を引きましたよ。ソンブレロはわかります。あれ?わかるか?-------------------------------------------------------sombreron (pl ~s) ソンブレロ《米国南西部・メキシコなどで用いる山が高くつばが広いフェルト[麦わら]製の帽子》-------------------------------------------------------黒いのだから、このソンブレロはフェルト製でしょう。「britches」は「半ズボン」なんですが、「breeches」の意のこともあり、それは「乗馬用[宮廷儀式用]のズボン」なんだそうです。それならブーツが似合いそうです。「slip-on」は靴でおなじみの「スリッポン」ですが、簡単に脱いだりできる衣類や手袋も指すんですな。これが、全部黒いわけです。かっこよろしいなあ。魔夜峰央さんも好んで黒を着ていたと思うのですが、今はどうなんでしょう。と思ったら、画像がありました。 →魔夜先生会面黒猫館主人、じゃない、幻泉館主人も、季節によってはこんな色遣いを好んで身につけます。でも、魔夜峰央さんより、「パタリロ!」の方が似てるかもね。
2005.10.18
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小泉首相の靖国参拝。つまり、「平和ボケ」とはまさしくこのような行動と思考回路を指すのである。小泉純一郎総理大臣 1942年1月8日生安倍晋三自民党幹事長代理 1954年9月21日生前原誠司民主党代表 1962年4月30日生戦争の恐ろしさを忘れた平和ボケの「リーダー」だ。こんな連中に騙されては、本当に何よりもダメな日本人になってしまう。「戦争を知らない子供たち」という歌は全部歌えるけれども、あまり好きな歌詞ではない。北山修さんはこの詞を作って、まず加藤和彦さんのところに持っていったのだという。加藤さんは「こんな詞に曲はつけられない」と突っ返したのだそうだ。北山さんに歌詞を突っ返した加藤さんの気持ちは、その時代を共有した者ならすっとわかるのではないだろうか。だからこそ、戦争を忘れてはいけないのだと、北山さんは杉田二郎さんにこの歌詞を提供し、そして大ヒットとなった。もちろん、「平和ボケ」との批判も多かったと思う。違うのだ。「平和ボケ」とは、小泉君たちのことなのだ。 →「戦争を知らない子供たち」 →替え歌:戦争を知らない子供たち~平成版
2005.10.17
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何度調べても、幻泉館サーバはちゃんと稼働していました。でも、「http://www.gensenkan.net/」につながらないのです。おかしいなあと、いろいろいじっていたのですが、不具合が見つからない。これは困った。と思いながらふとアクセスログを見てみると、ちゃんと訪問者がいるのです。あれあれ?幻泉館サーバは固定IPで接続しているわけではありません。そこで、DDNS(ダイナミック・ドメイン・ネーム・サーバ)のサービスを利用しています。そのサービスを無料でやってくれるところをいくつか頼んでいます。ただ、オリジナル・ドメイン「gensenkan.net」を取得したのがlivedoorの窓口だったので、それはlivedoorでDNSを設定しています。早い話が、幻泉館本館のblogにアクセスする時は、下のどのURLを打ち込んでもいいのです。どれも同じサーバ、うちにある古いダイナブックに繋がるようになっているのです。 livedoor のDDNSを利用 →http://www.gensenkan.net/~blog/ Hammer.orgの DDNSを利用 →http://gensenkan.hn.org/~blog/ Dynamic DO!.jp のDDNSを利用 →http://goodmusic.ddo.jp/~blog/ DynDNS のDDNSを利用 →http://goodmusic.dyndns.org/~blog/それで、私がメインで使っているlivedoorのDDNSに何か不都合が発生したようなのです。土日は問い合わせにも答えてくれないようですが、とりあえずメールを出しておきました。たぶん月曜の午後には不都合が直っていることでしょう。やれやれ。
2005.10.16
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幻泉館サーバが停止してしまいました。ご利用の方々にはご迷惑をおかけしております。もうしわけありません。いじっている時間がないので、復旧は日曜の深夜から月曜の朝にかけてになると思います。それまでは、幻泉館サーバに置いた画像も見ることができません。
2005.10.15
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午後から崩れるという予報がはずれ、一日好天でした。布団を干して、洗濯をして、生ごみを積んで大菜園に出かけて、そしてなんとか浜で夕陽を眺めることができました。平日だけど、浜には人が多かったです。太鼓びとまで出てました。 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]二行空けて話が変わります。-------------------------------------------------------It was autumn in New Orleans and I was staying at the Marie Antoinette Hotel, sitting around by the pool in the courtyard with G. E. Smith, the guitar player in my band. I was waiting for the arrival of Daniel Lanois. The air was sticky humid. Branches of trees hung overhead near a wooeden trellis that climbed a garden wall. Water lilies floated in the dark squared fountain and the stone floor was inlaid with swirling marble squares. We were sitting at a table near a statue of Cleo with a clipped nose. The statue seemed to know we were there.ニューオーリンズは秋になっており、僕はマリー・アントワネット・ホテルに滞在していた。バンドのギタリストであるG. E. スミスと一緒に、中庭のプールの近くに座っていた。僕はダニエル・ラノワが到着するのを待っていたのだ。空気が湿ってべとついていた。壁に沿った木造の格子垣の近くまで、木々の枝が垂れ下がっていた。暗い色をした四角い噴水の池には睡蓮が浮かび、石造りの床には渦巻模様の四角い大理石がはめ込んであった。僕たちは、鼻の欠けた小さなクリオ(クレオパトラ)像の近くに座っていた。その像は僕たちがそこにいるのがわかっているように見えた。-------------------------------------------------------このホテルのサイトがありますね。 →The St. Ann/Marie Antoinette Hotel「360°tour」というところをクリックすると、まさにその中庭の画像を見ることができます。この像が鼻の欠けたクレオパトラかしらん?なんだかイメージと違うなあ。しかし、「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら(短かったら)世界の歴史は変わっていただろう」」とパスカルが書いたそうですが、欠けてたらいったいどうなっちゃうの? →クレオパトラ「クレオパトラ」「鼻」でたくさんのサイトがヒットします。ふ~ん。G. E. スミスさんは、大澤誉志幸さんのアルバムに参加したりしてますね。 →-大澤誉志幸- →G.E.Smithクレオパトラの検索で結構長い時間遊んでしまったので、今日はこれまで。p.177に入りました。
2005.10.15
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防衛庁のサーバやJASRAC(社団法人 日本音楽著作権協会)あたりからのアクセスログが残っていると、あまりいい気持ちはしませんな。もちろんヒマなネット右翼小僧らとは違って、昼間に仕事で巡回しているのです。検索サイトから飛んで来たわけではないので、誰かが幻泉館にひねくれた愛情を注いで、密告してくれたのかもしれませんな。「自衛隊の悪口書いてますぜ」「歌詞載せてますぜ」ぼくチン、そんなことしてて楽しいの?たまには鏡を見てごらん。どんどん醜くなってきてるだろ。それが君の心だよ。私は自衛隊の悪口なんぞ書いていないし、時々歌詞を載せるのも当然引用の範囲内だ。ただ、これからは下手な冗談も言えなくなるかもしれない。いつ「共謀罪」でひっかけられるかわからない。恐ろしい時代になったものだ。古くから見張りのことを「ワッチ」と言っていた。もちろん"watch"からの外来語だ。2ちゃんねら~が使う「ヲチ」よりも、原音に忠実だ。「エホバの証人」で知られる教団は正式名称内に"Watchtower(Watch Tower)"という言葉があり。それは「ものみの塔」と訳されている。第二次大戦中に不敬罪や銃器返納で弾圧処分を受けた時には「灯台社」だった。「灯台」は"Watchtower(Watch Tower)"の訳語なのかと思っていたのだが、そうではないらしい。 →灯台社(Todaisha)の名称の由来「ヲチ」なる言葉をご存知ない方は幸せです。Googleで「ワチ」「楽天」などと検索すると、非常に気持ちの悪いものがたくさんヒットするのです。たとえばこんなものですが、本当にヒマでヒマでしかたがない人以外は、覗かない方がいいですよ。 →【楽天】痛いたい奴を晒して叩くpart2【info】
2005.10.14
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ディランは「アメリカ誕生の地」のことを書きたくてボノの話を持ち出したのではありません。夜が更けて、時々貨物船の明かりが通り過ぎていきます。-------------------------------------------------------Bono asked me if I'd had any new songs, any unrecorded ones. It just so happened that I did. I went into the other room and pulled them out of th drawer, brought them back and showed them to him. He looke them over, said I should record them.ボノは僕に新しい歌、録音していない歌がないか尋ねた。たまたまそんな歌があった。僕はもう一方の部屋に入って、引き出しから歌を取り出して、それを持って戻りボノに見せた。ボノはそれをざっと見て、録音すべきだと言った。-------------------------------------------------------"Oh Mercy"は、U2のボノが勧めたので、アルバムになったんですね。ディランが自信がないということを言うと、ボノはダニエル・ラノワ(Daniel Lanois)の名前を挙げます。 →ダニエル・ラノワ →daniellnois.comボノはその場でラノワに電話をかけ、直接ディランと話をさせます。ラノワはニューオーリンズで仕事をしているので、ついでの際に立ち寄ってくれとディランに言います。すごいものですね。"Oh Mercy"の静かで深い音は、ラノワが作り上げたものでしょう。それは歴史的瞬間だったのかもしれません。また、それを書きつづるディランの語り口が、実にうまいのであります。タイトル「真夜中の電話」は加藤登紀子さんの曲から採りました。ただいまp.176です。
2005.10.14
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毎度おなじみ、期間限定ミルキーです。今回はカフェ・オ・レ ミルキー。カフェインレスコーヒー使用だそうです。能書きによれば、 濃厚なれん乳とコーヒーの おいしさがひとつになった 特別なミルキーです。 →ミルキー広場おや?
2005.10.13
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アマゾンで「fiddle」を検索すると、「洋書」で350件がヒット。CD付きの教本が多くて、眺めていると楽しい。試しに、売れ行きトップに出ていたMel Bayという音楽出版社の本を頼んでみた。2冊のうちの1冊がすぐ届いたので早速聴いてみる。CDは40トラックでほぼ50分。もちろん全部楽譜がある。ギターのアップストローク/ダウンストロークを表す記号が、そのままアップボウ/ダウンボウの記号になっている。逆だな、ギター譜が真似したんでしょう。スラーという記号、バイオリンの場合は一回のボウイングでここを弾けということになるんですな。このボウイングに関して、時々格言のような言葉が書いてあるのがおかしいです。------------------------------------------------------- subtle use of ornamentation will bring the tune life - overuse will drown it. 装飾を少しだけ使えば 曲に生命をもたらす- 使いすぎれば殺してしまう-------------------------------------------------------うちにはまだバイオリンがないので、お手本の演奏に合わせてギターをいいかげんに弾いてみる。これが結構楽しい。アイリッシュ特有のギター奏法というのもあるんだろうが、コードやメロディをなんとなく弾いていると、セッションぽい感じになります。表紙4は自社広告。Blues FiddlingGospel ViolinGypsy ViolinJazz Fiddle Wizardこの辺りも楽しそうなbook/CDですな。もう一冊頼んであるのは、やはりMel Bayの「Teach Yourself Bluegrass Fiddle」というやつです。IrishやBlugrassそのものがよくわかってないので、これで勉強というか、楽しめるんですわ。 →www.melbay.comフィドルだけでなく、ギターやハーモニカの本もいろいろありますね。クセになりそうです。「The Backpacker's Songbook」という本が気になりますが、アマゾンでは扱っていませんでした。他社の同名本も楽しそう。
2005.10.13
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ジャクソン・ブラウンの新譜が届きました。タイトルの通りアコースティックの弾き語り。ライブですが、静かなアルバムです。静かな、静かな秋の夜。胸に染みます。公式サイトで一通り試聴できます。ファンにはおなじみの曲ばかり。日本盤のリリースは一週間ほど後です。この人も手が大きいですね。 →JACKSONBROWNE.COM →The Jackson Browne Fans Page →ジャクソン・ブラウン ソロ・アコースティック第一集
2005.10.13
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♪ 煙草のけむりの中に かくれて見えない ♪ あなたはどんな顔で 私を見てるの今、絶対にヒットしない曲ですね。顔の表情が見えないほどの煙では、おおごと。これは日本のキャロル・キングと言われた五輪真弓さんの「煙草のけむり」という曲です。そう、「マラソンびと」って歌ってた人。ベラではありません。『パイプのけむり』という、團伊玖磨さんの長寿エッセイがありました。東京オリンピックのファンファーレが、團さんの一番有名なメロディではないでしょうか。お、すごいサイトがある。 →團伊玖磨「パイプのけむり」全仕事團伊玖磨さんのお祖父さんが、血盟団事件で暗殺された團琢磨です。團さんはこの事件を覚えていたんですね。7歳の少年にとって、祖父がテロで殺されるというのは、本当に恐ろしいできごとだったことでしょう。東京の千代田区では、公道で喫煙していると罰金をとられるそうです。紙巻き煙草(シガレット)に火が着いていたらいけないのね。パイプ煙草はどうなんでしょう。一見したところ、火が着いているのかいないのかわかりません。まあ、歩きながら吸うものじゃありませんがね。日本占領のために厚木飛行場に降り立ったマッカーサー将軍。レイバンのサングラスとコーンパイプが印象的な写真がありました。あのコーンパイプは本当にとうもろこしの芯で作ってあるので、多少は樹脂で固めてあっても、やはり柔らかいものです。そんなに何年も使うものではなかったでしょう。実は、ヤフオクでパイプを見て遊んでいたのです。おもしろいものですね。時々マリファナ用パイプがあって、「★禁★」とか書いてあるのが笑えます。 →Yahoo!オークション: パイプこれは、いきなりパイプを検索したのではありません。バイオリンの出物はないかしらと眺めていたのです。ヨーロッパの手工芸品は、見ていて飽きません。ずいぶん年季の入ったものが、ガラクタなのかヴィンテージなのか、よくわからないところもおもしろいです。中古のパイプもずいぶん出てますが、前の持ち主が肺癌で死んでたりすると、気持ち悪いですね。
2005.10.12
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U2の全米ツアーは1987年。それは音楽を求める旅でもあり、『U2 魂の叫び』という映画になりました。今、そのDVDが廉価版で買えるのは嬉しいことです。1575円(悪税込み)ですからね。ボノがディランの家にお呼ばれして二人で話し込んだのは、そのツアーの最中なんでしょうか。-------------------------------------------------------Bono asked me where I was originally from and I told him the Iron Trail, the Mesabi Iron Range. "What does Mesabi mean?" he asked. I told him it was an Ojibwa word, means Land of Giants.僕が元々どこの出身なのかボノが尋ねたので、メサビ鉄鉱山地、アイアントレイルだと教えた。「メサビというのはどういう意味なの」と、ボノが訊いた。オジブウェー語で、巨人の地を意味するのだと教えてやった。-------------------------------------------------------メサビ鉄山はその昔中学校で教わったように思います。-------------------------------------------------------Mesabi Rangen. [the ~] メサビ山地 《Minnesota 州北東部 Superior 湖の北西, Babbit から Grand Rapids にかけて, 約 180 km の長さに延びる山地; 最大標高 610 m; 浅い地中にある鉄鉱石の鉱床で有名; 1890 年代から露天掘りによる採鉱が続けられている》.-------------------------------------------------------アイアントレイルはリーダーズに載っていませんが、Googleで観光案内がヒットしました。きれいなところで、「保養地(getaway)」として宣伝しています。 →Iron Trail「Ojibwa」はまったくわかりません。例によって、困った時のリーダーズ英和。-------------------------------------------------------Ojibwa, -wayn1 (pl ~, ~s) オジブウェー族《Algonquian 語族に属する北米インディアンの大種族; Superior 湖地方に住みメキシコ以北で最大の種族》.2 オジブウェー語 (=Chippewa).--------------------------------------------------------------------------------------------------------------Algonquiann (pl ~, ~s)1 [U-quin]a アルゴンキン族《カナダの Ottawa 川流域および Quebec 地方に住むインディアン》.b アルゴンキン語《アルゴンキン語族の方言で Ojibwa 族の言語》.2 [U-quian]a 【言】 アルゴンキン語族《北はカナダの Labrador 地方から南は米国の Carolina に, 西は大平原地方に至る広大な地域のインディアン諸語を含む一大語族》.b アルゴンキン系部族《アルゴンキン語族の言語を用いるインディアン諸部族》.3 [the Algonkian] 【地】 《北米の》アルゴンキア紀[界].a [-kian] 【地】 アルゴンキア紀[界]の.-------------------------------------------------------わかったような、わからないような。なんだかわかりませんな。とりあえずディランが生まれたのは、ほとんどカナダに近い風光明媚の地だったようです。メサビが「巨人の地」という意味だというのは、初めて知りました。ディランさん、いろいろ教えてくれます。しかし、この言葉で私が連想したのはもっと南の方の話。ジェームズ・ディーンの遺作となった映画『ジャイアンツ(Giant)』でありました。 →ジェームズ・ディーン James Dean安直ですんません。
2005.10.12
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テレビのCMでDeAGOSTINIのCMを見て本屋さんに寄った。拓郎さんの「青春の歌」なんかがCDに入っている雑誌が出たらしいのだ。東芝EMIとの提携だった。6曲入りで、創刊号のみ定価が三百円台。安いのだが、すべてCDで持っている曲だし、雑誌部分に読みたいところもなかったので買わなかった。代わりに衝動買いしたのが岩波ブックレット。というより、買い忘れていたのだな。『憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言』→http://www.iwanami.co.jp/kenpou/井筒和幸井上ひさし香山リカ姜尚中木村裕一黒柳徹子猿谷要品川正治辛酸なめ子田島征三中村哲半藤一利ピーコ松本侑子美輪明宏森永卓郎吉永小百合渡辺えり子対米追従ポチ右翼自民党だけでなく、対抗勢力のはずの野党第一党も、改憲小僧なんぞが代表になってしまった。まるで世論は改憲が当然だと言っているような報道までなされている。そんなことはない。けっしてそんなことはない。日本国は憲法9条のある国だというのが、私たちの常識なのだ。アマゾンの「カスタマーレビュー」はずいぶん悲惨なことになっている。読んだわけでもないネット右翼小僧がコメント付けて、憲法9条が非常識であるかのように煽っている。頭か性格のどちらかがひどく悪いのだろう。あるいは、両方とも悪いのだろう。 →憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言
2005.10.11
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ディラン家の晩餐に同席した他の者は、もういなくなっています。ボノとディランは二人で話し込んでいます。-------------------------------------------------------"Where's Alexandria?" Bono asked. I tell him that's where the Vikings came and settled in the 1300s, said that there's a wooden statue of a Viking in Alexandria and it doesn't look anything like a dignified founding father of America. He's bearded, wears a helmet, strapped knee-high boots, long dagger in a sheath, holding spear at his side, wearing a kilt -- holding a shield that says, "The birthplace of America."「アレクサンドリアってどこにあるの?」と、ボノが尋ねた。1300年代にヴァイキングがやって来てそこに定住したことと、アレクサンドリアにはヴァイキングの木像があるのだが、それがアメリカを築いた威厳ある父祖にはまったく見えないことを教えた。その像は髭を生やし、兜をかぶり、膝まである編み上げ靴を履いて、鞘に収めた長い剣を身につけ、キルトを着て、脇に槍を抱えている。そして、持った盾に「アメリカ誕生の地」と書いてあるのだ。-------------------------------------------------------なるほど。アメリゴ・ヴェスプッチより一世紀早い時期に、ヴァイキングが上陸した地ということなんですね。川を遡ってから上陸したのでしょう。[Alexandria][birthplace of America]でGoogle検索してみました。あるわ、あるわ、「アメリカ誕生の地」。 →Birthplace of America →Vikings in America →Alexandria Lakes Areaアレクサンドリア湖の観光宣伝に、「アメリカ誕生の地」という言葉がが活用されているようですね。しかし、ディランが言っているように「アメリカを築いた威厳ある父祖にはまったく見えない」です。ちゃちいです。私は、ドリフターズの番組に出てきた大きな着ぐるみ人形を思い出しましたよ。なんとなく「ビッグマック」かと思い込んでいたのですが、もちろん違います。「ジャンボマックス」が正解です。 →生誕30年、ジャンボマックスジャンボマックスはフジカラーのCMに使われていたんですね。あれれ?定住したはずのヴァイキングたちはその後どうなったんでしょう。
2005.10.11
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ライブを観に行くと、無性に楽器を演奏したくなる。別に他人様に聞かせなくてもいい。自分でいい音を出して浸りたいのだ。弩級28号君や一五一会君を爪弾きながら夜泣きするのに近いですな。やってみたい楽器はいろいろあるんです。元ジャズ小僧なんで、サックス。テナーもアルトもソプラノも、いいですなあ。順平さんみたいにマンドリンやフィドルを持ち替えて弾けるのは、実にかっこよろしい。ドブロのリゾネーターとか、ラップスティールもいいなあ。お、加川良さんと一緒にやっているすぎの暢さんのホームページに楽器が並んでる。 →Nob's Instrumentsで、夜中にいろいろ調べてみる。マンドリンとバイオリンはチューニングが同じなんだ。撥弦楽器では擦弦楽器のような持続音が出ないので、トレモロで補っているのだという。そういえば、ギターいじりが基本なんで、それにバイオリンがからんだ曲というのはとても好きだな。ディランの『欲望』は、なんといってもスカーレット・リベラのバイオリンだなあ。中川五郎さんや早川義夫さんの横でhonziが弾いているバイオリンもいいなあ。オーネット・コールマンも持ち替え楽器でバイオリン使ってたわ。バイオリンやベースは触れたことがない、異質な世界なんですわ。フレットレスの世界ね。ギターから派生した楽器は想像がつくんだけど、まったくいじったことないのです。うう、いじってみたい。でも、夜中に弾けないなあ。あ、サイレント楽器?ずいぶん成熟したのではないかしらん。今触れておかないと、一生知らないままで終わるぞ。気分が盛り上がってしまいました。バンドで女の子にもてたいなどという、高校生みたいな不純な(純粋な?)部分はまったくないから、気楽なのよ。自分が楽しめれば、それが音楽だ。楽天市場で検索すると、ずいぶん安いのもあって、ちょっとびっくり。1万5千円で弓とハードケースまで付いてるんですか。すごいなあ。Hallstatt エレクトリックバイオリンEV-30Carlo Giordano/EV-201セットYAMAHA サイレントバイオリンSV-120YAMAHA サイレントバイオリンSV-200YAMAHA エレクトリックバイオリンEV-204YAMAHA エレクトリックバイオリン(5弦仕様)EV-205AM何もわかってないんだけど、ヤマハの5弦仕様エレクトリックバイオリンがとても気になります。これはさすがにいいお値段。でも、普通のバイオリンのことを考えると安いような気がする。弾ければ。お、すごいタイトルのサイトを発見。 →邪道ヴァイオリンギターもアコースティックとエレキではまったく違う楽器みたいなものなので、エレクトリックバイオリンも、それは違うのでしょう。ほんまもんバリバリの先生からは安直なんでしょうが、たとえばデジカメを買ってから、私は夕陽を撮り始めたわけです。別にプロの写真家になるつもりも、アマチュアの写真クラブに入るつもりもありませんが、自分なりにとても楽しんでいます。とても欲しくなってしまいましたぞ、エレクトリック・バイオリン。やっぱり、ヤマハのやつかなあ。タイトルはもちろん佐藤公彦(ケメ)さんの曲からいただきました。数年前にテレビでお姿を拝見しましたが、驚きましたわ。いや、他人様のことは言えない。諸行無常諸行無常……。 →ケメ 佐藤公彦
2005.10.10
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ディランとボノは歴史的な話をしましたが、けっして懐古趣味ではないのだそうです。-------------------------------------------------------Bono says something about the English coming here and settling Jamestown and that the Irish built New York City -- talks about the rightness, the richness, glory, beauty, wonder and magnificence of Amrica. I told him that if he wants to see the birthplace of America, he should go to Alexandria, Minesota.イギリス人はアメリカに来てジェームズタウンに植民したが、アイルランド人はニューヨークを築いたのだといったことを、ボノは言った。アメリカの正義と、豊かさと、栄光と、美と、驚異と、偉大さを語ったのだ。もしもアメリカ誕生の地を見たいのなら、ミネソタ州のアレクサンドリアに行くべきだと、僕は言った。-------------------------------------------------------ジェームズタウンの名は聞いたことがありますが、どうもピンと来ません。例によって、困った時のリーダーズ英和。-------------------------------------------------------Jamestownジェームズタウン1) Virginia 州東部の廃村; Williamsburg の南西, James 川沿いの地で 1607 年イングランド人がアメリカで最初に定住したところ-------------------------------------------------------おっと、廃村ですか。ボノは、イギリス人は何も造れなかったじゃないかと言っているんですね。せっかくだからニューヨークも引いておきましょう。-------------------------------------------------------New York1 ニューヨーク (=New York State) 《米国北東部の州; ☆Albany; 略 NY》.2a ニューヨーク市 (=New York City) 《New York 州南東部 Hudson 川河口にある市; Bronx, Brooklyn, Manhattan, Queens および Staten Island の 5 つの区 (borough) からなる米国最大の都市, 740 万; 略 NYC》.-------------------------------------------------------ディランが「アメリカ生誕の地」と言っているアレクサンドリアも調べておきましょう。-------------------------------------------------------Alexandrian. アレクサンドリア 《Washington, D.C. の南約 10 km にある市, 11 万; 18 世紀植民地時代には, Virginia 北部の商業・政治の中心地として栄えた; 初代大統領 George Washington や南軍の Robert Lee 将軍が長らく住んだ地》.-------------------------------------------------------あれ?ここじゃありませんね。 →ワシントンD.C.ミネソタ州に「アメリカ生誕の地」があるなんてのは、初耳です。ディランは何のことを言ってるのかしら。
2005.10.10
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ニール・ヤングの新譜CD&DVDが良かったので、どうしようか迷っていたベスト盤を買いました。これもDVDが付いているんです。が、あら残念。映像は延々とレコードプレイヤーが回っているものです。詐欺みたい~。音はとてもいいんですけどね。日本盤は、このDVDが付いていないのかな。高田渡さんやボブ・ディランはマイベストMDを作ったんだけど、ニール・ヤングはずっと入手できないアルバムがあったので、マイベストを作ってないんですよね。今ならできるけど、だいたいこれと似た感じになるかしら。Neil Young / Greatest Hits1.Down By The River2.Cowgirl in the Sand3.Cinnamon Girl4.Helpless5.After the Gold Rush6.Only Love Can Break Your Heart7.Southern Man8.Ohio9.The Needle And The Damage Done10.Old Man11.Heart of Gold12.Like A Hurricane13.Comes A Time14.Hey Hey, My My (Into The Black)15.Rockin' In The Free World16.Harvest Moon
2005.10.09
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ディランはU2のボノのことを語っているのですが、上った話題はボノが興味を持っていることであるだけでなく、もちろんディラン自身の好きな話題でもあるわけです。ボノのことを語りながら、ディランは自分を語っているとも言えるでしょう。-------------------------------------------------------Warhol's name got batted around, too. Warhol, the king of pop. One art critic in Warhol's time had said that that he'd give you a million dollars if you could find one ounce of hope or love in any of his work, as if that was important.ウォーホルの名前もあれこれ挙がった。ポップアートの王、ウォーホルだ。ウォーホールの時代のある美術評論家は、もしもウォーホールのどの作品でもいいから、その中にほんの少しでも希望や愛を見つけることができたら、百万ドルあげようと言った。まるでそれが重要なことでもあるかのように。------------------------------------------------------- →Wikipedia: アンディー・ウォーホルあれ、あの頭髪はかつらだったんですか。知らなんだ。しかしまあ、批評家とはそういったものですね。ポップアートをまったく認めない批評家だっていたってかまいません。それはそれで、批評家の見識でしょう。片桐ユズルさんの詩集に『専門家は保守的だ』というのがあったな。いや、わざと『専問家は保守的だ』にしてあったか。見つからないなあ。 →片桐ユズル ウェブサイト →Yuzuru's Daybook.-------------------------------------------------------Names appear in conversation and slip away. Names that have a certain feel to them. Idi Amin, Lenny Bruce, Roman Polanski, Herman Melville, Mose Allison, Soutine the painter, the Jimmy Reed of the art world.会話の中でさまざまな名前が登場しては消えていく。ある特定の感情を抱くような名前が。イディ・アミン、レニー・ブルース、ロマン・ポランスキー、ハーマン・メルヴィル、モーズ・アリソン、美術の世界のジミー・リードである画家のスーティーヌ。------------------------------------------------------- →Wikipedia: イディ・アミンウガンダの大統領だったアミンですね。アントニオ猪木との対戦が実現しなかったのが残念です。 →Lenny Bruce実は映画のおかげで、ダスティン・ホフマン演じるレニー・ブルースがまず思い浮かんでしまうのです。お、このサイトにはおもしろいことが書いてあります。ボブ・ディランやマイルス・デイビスと並んで、アメリカの文化革命や社会革命を導いたそうです。 →ロマン・ポランスキー →Wikipedia: Roman Polanski →Roman Plolanski Productions - SITE OFFICIEL -シャロン・テート事件が強烈ですが、この人もすごい人生ですね。結局逃亡犯のままだったんだ。『吸血鬼』の小柄な助手の役は、似合ってました。 →松岡正剛の千夜千冊『白鯨』 →The Life and Works of Herman Melvilleそう、僕の大好きな白鯨です。前に書きましたね。 →洪水はわが魂に CHRONICLES #166次のモーズ・アリソンはわかりません。 →Official Mose Allison Websiteピアノ弾きですな。ずいぶんかっこいい爺さんです。 →Jimmy Reedお、なんとWAVEで試聴できます。ブルースハープ、いいですなあ。 →Chaim Soutineこのサイトの最初のリンク先、エルミタージュ美術館でスーティーヌの"Self-Portrait"を見ることができます。ディランはこれが描きたかったんですね。アルバム"SELF PORTAIT"(1970)のジャケットに使った自画像は、明らかに影響を受けています。ただいまp.175に入ったところです。
2005.10.09
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