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韓国人気童話シリーズの第15弾、「太ってたってぼくはぼく」(イ・ミエ/チェ・チョルミン/吉田昌喜:現文メディア)。 この物語の主人公であるドンピンは、かなり太めの男の子。ドンピンの一家派4人家族なのだが、全員重量級で外を歩いていると、「カバの部隊」と噂されることもあるようだ。彼が困っているのは、母親が、自分に合うサイズがなくて服を買いそびれると、思い出したようにダイエットを始め、家族も巻き込まれることだ。しかし、どうせ長続きはしないので、ドンピンは、いつも面倒くさく思っている。 彼がいちばん仲の良い友達はスホ。ドンピンと真反対で、ちびっ子だが、正義感が強く、なにかといじめられるドンピンをかばってくれる。ドンピンがいやなやつと思っていたのが、やせっぽちで背の高いソンヒョンという男の子。女の子には人気があるのだが、その分男の子からは無視されている。どこにでも割り込んでくるのが、偉そうな感じで、憎たらしいのだ。しかし、ある日、ドンピンは、家から離れた銭湯でソンヒョンと出会って、自分が誤解をしており、誰だってどこかに悩みを持っていることを知る。 金子みすずの「わたしと小鳥とすずと」という詩に、「みんなちがって、みんないい。 」という有名な一節があるが、人は誰だって、人と違う強み弱み、得意なこと、悩んでいることなどを持っているものである。みんなと同じでなければいけないというのは、集団主義者の幻想にすぎない。人は、みんなちがっているからこそ面白いのだ。ドンピンは、そのことに気づき、自分の意思でダイエットを成功させ自信をつける。 「太ってたって、ぼくはぼくだ。太ってたってぼくはぼくだ。それからぼくはもうデブから卒業するぞ。」(p155) ドンピンの自信に満ちた叫びは、なんともすがすがしい。 ところで、この作品中には、いくつか現代韓国の面白い風習などがでてきて興味深い。まず、韓国にはポッキーデーという日本のバレンタインデーのような日があるようだ。女の子が、気になる男の子にポッキーを渡す。なぜポッキーなのかは不明だが、義理チョコならぬ、義理ポッキーもあるようだ(笑)。 もうひとつ、韓国には、「肥満児手帳」なるものがあるようだ。やせなさいと保健の先生が、ドンピンにくれたのだが、何とも、ストレートなネーミングだ。ドンピンでなくても、もらうのはいやだろうなと思う(笑)。 なお、この書籍は、「現文メディア」様より献本いただいたものです。お礼申し上げます。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。)
August 31, 2010
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この土曜日にテレビ朝日系列の土曜ワイド劇場で放映されていた、「100の資格を持つ女(4) ふたりのバツイチ殺人捜査」。多くの資格を持つ、警察署の事務職員である西郷美千花が、その資格取得のために身に付けた知識を活用して、事件の謎を解いていくという話だ。生涯資格取得数目標を100にしており、既に80以上取得している私としては、外せないドラマである(笑)。 横浜みなと署管内で、杉村守男という男が死んでいるのが発見される。その現場には、根本めぐみという少女の作ったストラップが落ちており、彼女が事情聴取を受けているという。彼女は、美千花の務めている渋谷中央署刑事課の小山田警部の実の娘であり、離婚した妻・幸子と一緒に暮らしていたのだ。嫌疑は幸子にもかかり、事件を調べるために、美千花は、幸子の働いている結婚式場に、資格を利用してもぐりこみ、潜入捜査を行う。副題の「ふたりのバツイチ殺人捜査」は、バツイチ同士の小山田と美千花が殺人事件を捜査するということだ。 それにしても、ツッコミどころの多いドラマである。いくら事務職員だからといって、いや事務職員だからこそ、美千花に潜入捜査なんてやらせちゃだめだと思うのだが。 それに、何か意見を言うたびに、「私○○の資格持ってるんですが」と前置きを着けるのはくどすぎると思う。真の資格ゲッターは、いちいち、自分がその資格を持っていることをひけらかさないものだ。おまけに、出てくる資格(正式には検定試験だが)がマイナーすぎる。おそらくほとんどに人が初めて聞くような資格だろう(笑)。 美千花の二人の娘も母親の影響を受けて、立派な資格マニアとして育っているようだ。娘が勉強していることから、美千花が事件解決のヒントを得るというのも、このドラマのお約束のようである。 ところで、今回の事件の被害者は、実はとんでもないダニのようなやつで、たとえドラマでも、こういった事件を目にすると、いったい被害者と加害者の違いはなんだろうと考えてしまう。 (監督)・ 吉川一義(出演)・渡辺えり (西郷美千花)・笹野高史(栗林中道)・草刈正雄(小山田雄策)・石橋菜津美(根本めぐみ)・かとうかずこ(根本幸子)・田中美奈子(星野千恵) 他○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」○関連ブログ記事・生涯学割★一生涯資格道 (ひとりキッザニア)
August 30, 2010
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○福岡空港 さて、いよいよ沖縄に出発だ。写真は福岡空港。どうも飛行機は苦手だが、沖縄は、さすがに新幹線でいくわけにはいかない。○那覇空港 雲海を眺めながら、あっという間に那覇空港だ。最高気温が広島より低いというのにはびっくり。湿度も、こちらの方が多少は低目のように感じられた。でもやっぱり暑い。それでも、やっぱり、沖縄はいいな。これで仕事がなけれりゃ・・・(どこからかツッコミの声(笑))○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)○関連過去記事・福岡市地下鉄(ちょっと沖縄1)
August 29, 2010
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「加賀さん、あんた、一体何者なんだ?」 ・「何物でもありません。この町では、ただの新参者です」(p348) 阿部寛が主演していたテレビドラマの記憶も新しい「新参者」(東野圭吾:講談社)。ドラマが面白かったので、原作の方も買ってみた。 主人公は、日本橋署の赴任してきたばかりの刑事、加賀恭一郎。階級は警部補。周りの評判は、頭は切れるが、ひねくれ者で頑固だということらしい。その彼が、小伝馬町のマンションで発生した女性殺人事件の真相を追い求めていくというのがごくおおまかなストーリーだ。 名探偵ものといえばそうなのだが、この作品は名探偵ものでも一味違う。加賀は単に事件を追い求めるだけではない。「事件によって心が傷つけられた人がいるのなら、その人だって被害者だ。そういう被害者を救う手だてを探し出すのも、刑事の役目です」(p220) 事件の捜査の中で関わった人々。彼らが抱えているちょっとしたトラブルの真相を彼の迷推理で解き明かしてケアしていく。こういった人情味溢れるサブストーリーを積み重ねながら、本筋の事件の真相に迫っていくというのが一番の魅力だろう。特に、ほとんど崩壊していた被害者の家族に、再び再生の糸口をつけたところは感動的だ。ちょっとした、行き違い、思い違いが不幸な結果に結びつくことはよくあるものだ。彼は、そんな絡まった糸を見事に解きほぐしていく。 ドラマの阿部寛の好演の印象が強かったため、読んでいる最中、頭の中を彼が動き回っていた(笑)。改めてこの原作を読んでみると、まさに彼のハマり役だったことが良く分かる。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」 (本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
August 28, 2010
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高校生や中学生の頃、学校で古文を習っていた時に、どうして同じ日本語ながら、こんなに分かりにくいんだろうと、苦手意識を感じた方も多かったのではないだろうか。この苦手意識を払しょくするには、本能に訴えるのが一番とばかり、エロで古文を理解しようというのが、「セクシィ古文」(田中貴子/田中圭一:メディアファクトリー)だ。 古代の人は、暇を持て余していたのだろう。今のように趣味となるようなものの種類も少なかったので、本能的な娯楽が生活に占める割合は、今より大きかったことは想像に難くない。古文は、当然ながら、当時の生活を反映しているので、その本質はエロといっても過言ではないだろう。だから、エロ的な描写がそこかしこに出てくるのである。この本は、そこに注目して、古文とは、決して荘厳で堅苦しいものではなく、エロチックで楽しいものだということを、色々な作品を例にとって説明している。取り上げられているのは、古事記から今昔物語、源氏物語など、誰もが知っているものが多い。 この本の前書きには、「断言しよう。この本を教科書にすれば、高校生の古文読解能力が飛躍的に伸びることは確実だ」と書かれている。しかし、昔のように、中学生が、国語辞典から卑猥な単語を探して喜んでいたような時代ならともかく、今時の高校生が、古文を読んでそのエロさに感激するなんてことは考えにくい。解説も、エロという分野を中心に行われているので、この本を読んでも、決して受験では役立たないことは断言できる(笑)。ただ、古文に対しての敷居を低くするのには有効だと思う。 ○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」 (本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
August 27, 2010
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写真は、益田市内を流れる益田川。上から眺めると、大きな鯉が沢山泳いでいる。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 26, 2010
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写真は、広島から益田にバスで向かう途中で目にした六日市ふれあいセンター。なかなかしゃれた感じの建物だ。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 25, 2010
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写真は、広島市と島根県益田市を結ぶ長距離バス。石見交通の運行するバスだ。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 24, 2010
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厚狭駅のある山陽小野田市には、昔話で有名な寝太郎伝説が伝わっている。3年間寝続けた寝太郎が、急に起きだして、その知恵で、佐渡金山から金を持ちかえり、それをもとに灌漑事業を起こして村に貢献したという話である。 写真はJR厚狭駅前にある、寝太郎像。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 23, 2010
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写真は、JR厚狭駅で撮影した、美祢線代替バス。先般の水害で、美祢線は鉄橋が落ちたりして、現在不通となっている。復旧まで1年以上はかかるそうだ。その代替として、現在はバスが運転されている。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 22, 2010
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今、妖怪と言えば何と言っても水木しげるだろう。しかし、妖怪話は、水木しげる以前から、日本各地に存在していたのもまた事実である。例えば、柳田國男が1910年(明治43)に発表した「遠野物語」だ。「遠野物語」は、岩手県遠野地方に伝わる不思議な話を集めたものだが、同様の話は日本各地にあったに違いない。そんな日本各地に伝わる妖怪話を集めたのが、「日本妖怪散歩」(村上健司:角川書店)である。帯に「祝!遠野物語 刊行100周年」と書いてあるように、2010年は、遠野物語が刊行されて100年目に当たる。まさに、ベストタイミングで発行されたと言えるだろう。 こうしてみると、日本各地へ、色々な伝説が残っており、昔の人の想像力がいかに豊かだったかが分かるだろう。日本の妖怪は、西洋のドラキュラや狼男などと比べて、どこか愛嬌があるように思う。もっとも、これは、水木しげるの描く妖怪の影響もだいぶあるとは思うのだが。 また、身近なところにも、思いもかけないような妖怪話が伝わっていたことにも驚く。この本を片手に、身近なところから、妖怪を訪ねる旅をしてみるのも楽しいのではないだろうか。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」 (本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
August 21, 2010
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写真は福岡市の地下鉄@博多駅。これに乗って福岡空港へ一直線。
August 20, 2010
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写真は、先般帰省した折に、新山口駅で買った駅弁。「維新山口駅」の文字が見えるが、「維新」の新と「新山口駅」の新をかけている。正式には「八来福寿し」という名前のようだ。中身はフグづくしの弁当である。 フグは「福」に通じると言うことで、山口県ではにごらずに「フク」ということも多い。だから駅弁名の中の「福」はフグを表しているのだろう。 それではなぜ維新と関係があるかということだが、明治維新の立役者の一人である伊藤博文が、それまで禁じられていたフグを下関で食べて、そのあまりの美味しさに、解禁したというエピソードがあったらしい。 中身は、焼きフグの押し寿し、フグの天ぷら、フグの皮といったところだ。分量もそれほど多くなくヘルシーでなかなか美味い。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 19, 2010
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「アカイロ/ロマンス」などで知られる藤原佑のデビュー作「ルナティック・ムーン」(メディアワークス)。第9回電撃ゲーム小説大賞でおしくも受賞を逃した作品を元に、書き直して発表したものだ。なお、この作品は全5巻のシリーズものとなっている。 この作品世界では、ケモノと呼ばれる人を喰らう不気味な寄生生物が跋扈し、人類にも、鱗や蟹の鋏、触手といった変異が見られる。人類は空にそびえるバベルと呼ばれる機械都市の中で暮らしているが、そこで暮らせるのは「純血種」と呼ばれる変異を持たない人間であり、「変異種」と呼ばれる変異を持った人々は、機械都市の下にあるスラム街で暮らすことを余儀なくされているのだ。しかし、変異種の中でも、自らの変異を操作でき、ケモノと戦える第一位変異種と呼ばれる者たちがいる。彼らはウェポンと呼ばれ、バベルのエデンという組織に雇われて、ケモノたちとの戦いを繰り広げており、さらに、この変異種の中には、あたかも神のごとき力を持つ、「稀存種」と呼ばれる特別な存在がいるのである。 主人公のイルは、外見上は変異が見られない。しかし、怪我の回復が異常に早く、ほとんど不死身とも思えるほどだ。イルというのは彼の姓であり、なぜか名前はない。実は、彼は「月」と呼ばれる稀存種であり、「勾玉」と呼ばれる瘴気によりあらゆるものを腐敗させる能力を、かってエデンに属していた母親から受け継いでいた。しかし、そこには、何かいきさつがあるようだ。 そして、もう一人の主要な登場人物は、「灰被り魔女」と呼ばれるシオンという少女。灰をぶちまけたような灰色の髪に、荒涼とした灰色の瞳を持つ。左腕が「魔女の剣」と呼ばれる武器に変化させて、ケモノと戦うのだが、こちらも壮絶な過去を持っている。 この物語のクライマックスは、イルが本来の名前を取り戻し、その力に目覚めるとともに、彼が、ケモノを殲滅することでしか自らの存在価値を見いだせない少女シオンと、強力なケモノとの戦いの中で、心を通わせていくところだろう。戦いの後、イルはエデンに行くだが、この後二人の生き様がどうなっていくのか、気になるところだ。 一番お気に入りの登場人物は、「天使さま」と呼ばれるもう一人の「稀存種」の美女。長い金髪と理知的な金色の瞳、聡明な目鼻立ちで、性格は、ちょっとおっとりした天然系かと思えるのだが、背中から天使のような翼を広げて敵を攻撃する力は圧倒的である。実は、「稀存種」はあと一人言うようだが、「出張中」(笑)とのことで、どんな能力を持っているのかは、続編でのお楽しみだ。 イラストは、このデビュー作から 「アカイロ/ロマンス」と同じ椋本夏夜が手掛けている。最近の作品は、別の絵師がイラストを描いているようだが、椋本夏夜のイラストは、藤原佑の世界をよく描ききっていると思う。表紙イラストは、シオン。恐ろしい武器に変化した左腕と、少し悲しそうなシオンの表情の対比がすばらしい。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」 (本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
August 18, 2010
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怪物界の王女である「姫」が、血の戦士ヒロ、人狼とのハーフのリザ、吸血鬼の令裡たちといっしょに、怪物の王を目指してサバイバルゲームを戦っていくという、「怪物王女」(光永康則:講談社)の最新巻。○「怪物王女12」(光永康則:講談社) 収録されているのは以下の4編。・八岐王女・渦巻王女・猟奇王女・続・廃屋王女 「八岐王女」は、前巻からの続きで、邪神で蜘蛛少女の南久阿と共に、大陸から渡ってきた蛇神と戦うと言う話だ。これまで、色々といきさつのあった南久阿だが、この事件で、「姫」との間に一種の絆のようなものができたのだろうか。今後「姫」と兄弟たちとの戦いにどのように関わっていくのかが気になる。南久阿が、お供えのおはぎに注文を付けるところがなんともかわいらしく面白い。 「渦巻王女」では、なんだかよく分からない台風のモンスターが出てくる。有川浩の「空の中」に出てくる不思議な生物の親戚か? 「猟奇王女」では、ヒロの「男の娘」姿が初披露。なかなかの美少女ぶりだ(笑)。でも、このサイコなモンスターの正体っていったいなんだったんだろう。「姫」は「きさまの存在が何かなど知らぬ」つまり、「お前の正体なんてどうでもいい」と言っていたのだが、還ってそれが気になる。 「続・廃屋王女」は別の次元での、「姫」の戦い。「姫」が死んだという設定なのに、別の次元からまた「姫」が現れて、それは本筋のストーリーでの「姫」とも次元の違う「姫」で・・・考えるととってもややこしいので、考えないようにしよう(笑)。 「姫」たちの王位継承権をめぐる争いも佳境に入ってきたようだ。この後の展開が気になる。○ランキング今何位? ○関連過去記事・怪物王女11○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
August 17, 2010
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写真は、JR下関駅のすぐ近くにある「大歳神社」。御祭神は木花咲耶姫神、大歳神、御歳神、若歳神。かって、源義経が、壇ノ浦で平家一門と戦う前に、戦勝を祈願したという言い伝えのある由緒ある神社である。長い階段が目印。 これは、階段を上ったとところにある鳥居。後ろに社殿が見える。○ランキングの順位は? ○関連過去記事・木屋川のシジミ採り(下関市お散歩3)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 16, 2010
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最近よく、ブラック企業という言葉を聞く。労働法令など、どこへやら。社員に、むちゃくちゃな労働などを強要する企業のことである。SEもので有名なきたみりゅうじ氏が新卒で就職したIT企業などもブラック企業の範疇に十分に入っていると思われる。氏のその時代の体験を漫画で綴ったのが、「新卒はツライいよ!」(幻冬舎)である。 きたみ氏が大学を卒業したころは、不況の真っただ中。尿管結石に苦しみながら、必死の就職活動で何社かの内定を得ることができたのだが、結局彼が選んだのがいちばん小さなソフトウエアを開発する会社。勤務地が横浜であることや小さいがゆえに見通しがきくフランクな社風などが自分にぴったりだと思って入社したのだが、実はこれが大失敗だったようだ。 プログラミングもろくに教えてもらえないうちに、社長の気まぐれで、社長直属の社長室付にされたり、片道2時間半もかかる客先に、孫請け仕事ながら元請け社員を装って出向させられたり、いきなりプロジェクトリーダーにさせられたりと、大変な会社生活である。 こういった会社では、客先への派遣を早く切り上げたがるらしい。なぜなら、客先では、一人が1人役の仕事しかできないが、自社にもどれば、幾つもの仕事を掛け持ちさせることができ、一人を2人役も3人役にもこき使えるからである。開発要員を、本来必要な人数より減らして開発させるというのも日常茶飯事のようだ。 どうしても、自社の開発要員が不足するときは、外注と称して、他社から派遣してもらうようだが、これもまともに仕事をしない(できない?)トンデモない人間が来ることがあるようだ。キタミ氏は、素人同然ながら、プロジェクトリーダーとして、システム開発をまかされ(押しつけられ?)るのだが、これがまたすさまじい。本来4人体制で6ヶ月のプロジェクトを、外注2人と開発させられるのだが、この時点で1人要員が不足している。おまけに、派遣されてきた外注の一人がとんでもない人間(更に、彼の代りに派遣されてきた人間もとんでもない人間だった)だったため、結局は本来必要な人数の半分である2人で開発する羽目になってしまい、家にも帰れず、ろくに寝る暇もないような、まさに命がけの修羅場を経験する羽目になってしまったのである。 若いうちにある程度の修羅場を経験することは、実力を伸ばす一番の方法である。超多忙な中で、必死で仕事をすることにより、経験が本当に身につき、色々と工夫も生まれていくのだ。しかし、氏の就職した会社の場合は、限度を超えているようだ。確かに、氏の実力は、この修羅場を通じて、飛躍的に伸びたようだが、一歩間違えれば過労死である。おまけに、できるようになればなるほど、一層多くの仕事を押し付けられていく。 彼の就職した会社は、結局は夢を見られない会社だったのだ。夢を見られる会社なら、少々忙しくても働くことはそう苦にはならないだろう(限度はあるが)。しかし、働いているのが、ブラック企業だったら、働いても働いても夢は無残に砕けていく。結局、キタミ氏は、退職を決意し、彼の親しい先輩たちも会社を辞めていく。 これが、実写ドラマだったりしたら、かなりシリアスなものになってしまうだろうが、キタミ氏の味のある漫画で綴られているため、ペーソスとユーモア溢れるものになっている。でも、これから就職する人には、会社を選ぶ時は、なるべく多くの情報を入手して、熟考することを薦めたくなる一冊だ。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」 (本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
August 15, 2010
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未練を持って死んだ者は「屍」となって、生きた人間を襲う。そんな世界で屍と戦う「屍姫」と光言宗の契約僧たちを描いたホラーアクション漫画の「屍姫」の13巻。 この巻での見どころは2つだ。一つ目は、オーリに付きまとっていた黒猫の謎が少し明らかになること。黒猫が体を支配した時のオーリは、結構強く、おまけに猫耳だ。猫耳となったオーリは女性ファンには必見かもしれない(笑)。 も一つは、屍たちの集団「大群(おおぜいのけがれ)」が、遂に光言宗の総本山に信仰してきたところ。光言宗は、最終兵器として、最初の屍姫の「原典」とも言える「輝背男(カガセオ)」を投入する。この輝背男、屍姫なのに、なぜか男。別に女装もしていない。そしてやたらと強い。出し惜しみせずに、最初から出しておけば、光言宗側は、あれだけ甚大な被害を出さずに済んだと思うのだが、そこはお約束か(笑)。 この輝背男、どうも、大群の王と900年前からの因縁があるようだ。いよいよクライマックスに入った物語。次の巻の発売が待ちきれない。○ランキング今何位? ○関連過去記事・屍姫 12○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
August 14, 2010
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写真は、ちょっと前に用事で訪れた、JR山陽本線の中庄駅。倉敷駅の一つ東側の駅であり、倉敷市に属している。駅自体は、そう変わったこともない普通の駅である。近くには、岡山県倉敷スポーツ公園野球場(マスカットスタジアム)などがある。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 13, 2010
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鉄道旅行記かと勘違いして買った「鉄バカ日記」(安彦薫:アスキー・メディアワークス)。実際には、鉄道をモチーフにしたコメディ小説だった。○「鉄バカ日記」(安彦薫:アスキー・メディアワークス) 主人公の鉄郎は24歳の美容師。不仲だった父親の遺産として、大宮のマンションの一室がころがりこんできたのだが、喜びもつかの間。そのマンションには、見知らぬ鉄オタのおっさんが居座っていたのだ。照彦というそのおっさんも、鉄郎と同じように弁護士からマンションが遺されたとの手紙を受け取っていた。鉄郎は、事態の真相を明らかにしようと、遺言状をあずかっているかもしれない、北海道の新十津川に住んでいるという父の友人を訪ねる。ところが、北海道は猛吹雪で飛行機は軒並み欠航。明日は仕事なので東京まで帰らなければならない。鉄郎と照彦の凸凹コンビに、途中で知り合った謎の美女も加わり、東京を目指した珍道中が始まる。 この作品は、タイトルの示す通り、本質は鉄オタ小説である。鉄オタの照彦が、鉄道の知識を駆使して、いかに明日までに東京に辿りつくことができるのかというのが一つの読みどころだ。 そして、もう一つこの小説に織り込まれているのは、兄弟や母子の絆である。実は、鉄郎と照彦の二人は母親違いの兄弟だったのだが、旅の中で次第に兄弟の絆を感じていくようになる。そして、謎の美女は、一人息子を残して夫と離婚を考えていたのだが、照彦の粋な計らいにより、もう一度夫と話し合うことを決意する。 最初は、ただのナンセンス小説かと思っていたら、だんだんと、いい話に変わっていく。最後のオチもなかなか面白かった。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
August 12, 2010
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写真は、剣豪荒木又右衛門の墓がある玄忠寺。日本三大敵討ちのひとつと言われる鍵屋の辻の決闘の36人切りで有名な人物だ。もっともこれは講談の話で、実際には切ったのは2人だと言われている。 決闘の後、又右衛門は、鳥取藩主池田光仲に請われて鳥取に移ったが、そこで急死したと言われている。○ランキングの順位は? ○関連過去記事・景福寺(鳥取市内ぶらぶら歩き3)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 11, 2010
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三津田信三による怪奇幻想作家・刀城言耶(とうじょう げんや)シリーズの第2作に当たる、「凶鳥の如き忌むもの 」 。瀬戸内海の島に伝わる奇妙な儀式とそれに伴う恐怖を描いたホラーミステリーだ。○「凶鳥の如き忌むもの」(三津田信三:講談社 ) 今回言耶は、18年ぶりに開催される「鳥人の儀」を見るために、瀬戸内海に浮かぶ鳥坏島(とりつきじま)に渡る。この儀式は、鵺敷(ぬえじき)神社の巫女が大鳥さまと一体になるというもののようだが、18年前に行われたこの儀式では、鳥女という化物が現れて、島に渡った人間は、ただ一人だけを残して消えうせてしまったという。今回儀式をとり行うのは、その時の生き残りの朱音(あかね)の巫女。島に渡ったのも前回と同じ8人。案の定、儀式の最中に、巫女が消えうせ、人々が消えていく。 まだレビューを書いていない「首無の如き祟るもの」を含めて、このシリーズは3作しか読んでいないが、神とペアで化物が語られている。「厭魅の如き憑くもの」ではカカシ様に対して厭魅、「凶鳥の如き忌むもの」では大鳥様に対して鳥女、「首無の如き祟るもの」では淡首様に対して首無といった具合だ。これは、日本では、神と妖の境界があいまいだからなのだろうか。それとも神は、荒魂と和魂の二面性を持っていることの反映なのだろうか。 結局は不思議など何もなく、言耶によって真相が解き明かされるのだが、「鳥人の儀」の正体はあまりにもおぞましいものだった。本当に戦後の日本を舞台にした物語かと設定を疑いたくなるくらいだ。 最後に、この小説、影禿鷲の飛び交う島が瀬戸内海にあると言う設定になっているが、風光明美な瀬戸内海に、さすがに禿鷲は似あわないだろうと思う。一体作者の瀬戸内海のイメージはどんなんだと問い詰めたくなってきた(笑)。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
August 10, 2010
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新田次郎の同名小説を原作とする、「劒岳 点の記」。【ポイント6倍対象商品】劔岳 点の記 メモリアル・エディション価格:2,699円(税込、送料別) 劒岳は、立山連峰に属する山である。標高2999m。古来より、山岳信仰の中心地であり、登ることの許されなかった山だ。そして、日本最後の地図上の空白地帯であった。時代は、明治末期。日本地図を完成させるために、前人未到の劒岳への登頂に挑んだ男たちがいた。この映画は、劒岳の測量に命を懸けた、柴崎芳太郎を初めとする男たちの物語だ。 ところで、この映画で行われている測量は、三角測量と呼ばれているものである。既存の2点(三角点)を基準に、一片とその両端の角が分かれば三角形が定まるという性質を利用して、測量を行うものだ。なお、「点の記」とは、三角点などの基準点の記録のことを言う。劒岳の測量を行うためには、その山頂に三角点を設置する必要がある。しかし、劒岳の自然は、登頂する者に牙をむき、人間を寄せ付かない。雄大で美しく、そして厳しい立山連峰の風景がこの映画の一番の見どころだろう。 大自然の前では、人間の思惑なんてちっぽけなものだ。だから、自然の雄大さ、恐ろしさの前では、人間は謙虚になれる。最初は、若造のくせに、地元の案内人たちに対してえらぶったようなところもあった生田も次第に、態度が変わっていく。登頂を競っていた小島たち日本山岳会のメンバーとも最後には山の仲間として互いに讃えあう。まさに感動的だ。 しかし、剣山の登頂成功に対して、この困難な測量の命令を下した陸軍測量部の上層部の態度は冷たかった。山頂から修験者の錫杖が見つかったためだ。すなわち、劒岳は前人未到ではなかったということだ。面子にこだわる上層部の態度は、現場を知らないものが、いかに現場感覚から乖離しているかの良い見本だろう。こういったことは、案外と現代のビジネス界でも多いのではないろうか。 (原作)・新田次郎:「劒岳 点の記」 (監督)・木村大作(出演)・浅野忠信(柴崎芳太郎)・香川照之(宇治長次郎)・松田龍平(生田信)・仲村トオル(小島烏水)・宮崎あおい(柴崎葉津よ) ほか○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」○関連ブログ記事・浅沼ヒロシの書評ブログ 晴読雨読日記 ・シネマをぶった切りっ!!・FREE TIME
August 9, 2010
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写真は、下関市の小月地方を流れる木屋川でのシジミ採り風景。川の中に見える、点のようなものは実はシジミ採りの人である。この辺りは海に近く、干潮時には、干潟が現れるので、その時をねらって、シジミ漁が行われている。ここで採れるシジミは、結構高級だということだ。○関連過去記事・海峡ゆめタワー○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 8, 2010
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ペルシア戦争におけるテルモピュライの戦いをモチーフにした「300(スリーハンドレッド)」。 舞台は、紀元前480年のギリシア。100万の大群を有するペルシア軍に、わずか300人で立ち向かったレオニダス王率いつスパルタ兵の物語だ。スパルタと言えば、スパルタ教育という言葉があるように、厳しい訓練により屈強な兵士を養成していたことで有名である。そのスパルタを描いているのだから、この映画は、もちろん超肉体派映画となっている。やたら、スパルタ兵たちの腹筋が目立つ。 映像の方も、すごい迫力だ。特に、ペルシアの大群から、空が暗くなるくらいのたくさんの矢が飛んでくる場面には目を奪われる。しかし、ツッコミどころもある。クセルクセスなどは、顔中ピアスの怪しげな雰囲気で、どう見ても変態のように描かれているのだが、実際に壁画などに描かれている人物とは全く異なっている。クルクセスの配下の兵士も変な仮面をかぶっており、スターウォーズかと思ってしまう。 (監督)・ザック・スナイダー(出演)・ジェラルド・バトラー(レオニダス) ・ロドリゴ・サントロ(クセルクセス) ほか○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
August 7, 2010
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巨乳撮りテツの長女・美章(びしょう)、ゴスロリ・ツンデレ乗りテツの次女・美唄(びばい)そしてロリロリ模型テツの三女・備後(びんご)の萌え萌え3姉妹が、父を捜して、鉄道旅を続けると言う「鉄娘な3姉妹03」(松山せいじ:小学館)。一冊で、色々な趣味の方の要望を満たせるという超お得な設定の漫画だ(笑)。 この巻に収録されているのは次の6篇。・都内の中心で「支線」と叫んだマミコ・おねがい?美章先生の撮り鉄講座(入門編)・加速する大糸線 ~雪国でのキハ52は最優先事項よ?~・名勝(松)負?鉄娘VSバス娘・JR線上のマミコ・BATA BATA バタデン 一畑電車と3姉妹 上の副題に「マミコ」とあるのは、能登財閥のお嬢様という設定の能登マミコのこと。この巻では、半分に当たる3編の話に登場して、準レギュラーといった扱いだが、お嬢様らしく、ツンデレ系で少し美唄とキャラが被っている。もっとも服装はゴスロリではなく、女子中学(高校?)生の制服なので、別の趣味の人の要望に応えようとしているのだろうか(笑)。マミコは、最初は非テツだったのだが、3姉妹に影響されて、「もーっ、テツはいやー!!!」と言いながら、だんだんテツ化されていっているようなところがなんとも面白い。 「美章先生の撮り鉄講座」では、美章が学校の先生であることが判明する。マミコに、服装を、「そのどこぞの女教師風コスプレはなんですの?」とつっこまれているが、こんな色っぽい恰好で授業する先生なんていないと思う。これもまた、別のマニアを狙ってのことか(笑)? 色々とツッコミどころの多い漫画だが、鉄道に関する楽しさはよく伝わってくる。最後の話は、最近映画でも話題になった、一畑電鉄が、取り上げられているが、経営条件の悪い地方で頑張っているローカル鉄道であり、これを機会に、観光客がたくさん乗ってくれればいいと思う。 ○ランキング今何位? ○関連過去記事・鉄娘な3姉妹02○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
August 6, 2010
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写真は、戦国武将として有名な後藤又兵衛の墓がある景福寺。又兵衛は、黒田孝高(如水)に使えていたが、その子長政との折り合いが悪く、浪人の身となり、最後は大阪夏の陣で豊臣方として討ち死にしたと言われている。 どういう訳か、又兵衛の墓は、ここだけでなく、奈良や大阪など各地に存在しているようだ。○ランキングの順位は? ○関連過去記事・鳥取鉄道記念物公園(鳥取市内ぶらぶら歩き2)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 5, 2010
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地元のテレビ局で、深夜に放映していたのを録画しておいた、「キングコブラ KING COBRA」。1999年のアメリカ製のパニック・ホラー映画である。 おおざっぱなあらすじは、DNA操作によって生まれた、コブラとガラガラヘビの特徴を併せ持った大蛇が、研究所から逃げ出して、小さな町で、人々を次々に襲っていくというものだ。 この大蛇に対抗するため、パット・モリタ扮する爬虫類学者が呼び寄せられるのだが、「ベスト・キッド」のイメージがあるためか、どうも言っていることが、外国映画に出てくる東洋武術の老師のようだ。 それにしても、退治方法がまどろっこしい。チューブのなかに誘いこんで、密閉したところに、ガスを注入して退治する。別にゴジラではないのだから、強力な火器を使った方が早いだろうと思うのだが。 最後のオチは、いかにもこの種の映画のお約束のようなものとなっており、安易すぎる気がするのだが、考えてみると、このオチを使いたいがために、チューブなんて持ち出したのだろうか。これが、火器で退治したとなると、このオチはちょっと使えないだろうから。(監督)・デヴィッド・ヒレンブランド ・スコット・ヒレンブランド(出演)・パット・モリタ ・スコット・ブランドン ・ケイシー・ファロ ・ジョセフ・ラスキン ほか○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
August 4, 2010
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2006年施行の会社法により、経営者に内部統制システムの整備が義務付けられ、また同じく2006年に成立した金融商品取引法により内部統制報告書の提出が義務付けられたことより、近年は「内部統制」という言葉をビジネスの色々な場面で聞くようになった。しかし、内部統制は、これらにより急に必要となった訳ではない。内部統制とは、不正や間違いを起こさないしくみのことであり、企業には元々必要だったものなのである。 しかし、内部統制という事に対しては、まだまだいろいろは誤解や迷信が多いという。「内部統制とは、こういうことだったのか 」(國廣正/小澤徹夫/五味祐子:日本経済新聞出版社) は、この内部統制について正しく理解できるよう、その本質について、対話形式で分かりやすくかつ面白く解説したものだ。○「内部統制とは、こういうことだったのか 」(國廣正/小澤徹夫/五味祐子:日本経済新聞出版社) 特に、金融商品取引法の内部統制にかかる部分はJ-SOX法とも呼ばれ、企業では、その対応で一種パニックのような様相を示したことは記憶に新しい。これらは、米国でのSOX法と日本の法律を混同していることも大きく、当時は、よく米国ではこんなにコストがかかったというような記事が掲載されていたものである。しかし、この本では、日本の法律に従って、自分の頭で考えないと無用な労力と費用ばかりかかってしまうと主張されている。 また、J-SOX法で、まことしやかに言われていた「業務プロセスの文書化」については、重要性の原則により対応するべきであり、どこにリスクがあるかが一番分かっているはずの経営者が、文書化の範囲について判断すべきだと言う。まったく当然のことだが、このことが案外忘れられていたことが多いのではないだろうか。間違いだらけのJ-SOXが案外と幅を利かせている中、経営者が判断して無駄な文書化をしないようにするべきという主張には同感である。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら) (本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
August 3, 2010
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山口県の生んだ代表的な詩人と言えば、なんといっても中原中也だ。湯田温泉には、「中原中也記念館」がある。今回前を通った時は、とっくに閉館時間を過ぎていたので、外からの写真になるが、なかなかモダンな建物である。また、下の写真は、先般紹介した高田公園内にある中原中也の詩碑。 湯田温泉には、街中に幾つかの足湯があることは既に紹介したが、これもその一つ。道路に面した「湯田温泉旅館案内所」の前にある。○ランキングの順位は? ○関連過去記事・湯田温泉 高田公園2 (山口市お散歩4)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
August 2, 2010
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最近よく読んでいる道尾秀介の「ソロモンの犬」(文芸春秋社)。道尾作品と言えば、ゾクッとくるようなホラー調の作品が多いが、これは、ホラー風味はまったく付いておらず、言うなれば「動物生態学的ミステリー」といったような作品である。○「ソロモンの犬」(道尾秀介:文芸春秋社) 同じ大学に通う、秋内静、友江京也、巻坂ひろ子、羽住智佳の4人は友人同士だ。京也とひろ子は付き合っており、秋内は智佳のことが好きなのだが、なかなか友人以上の関係になれない。ある日、彼らの面前で、友達になった椎崎陽介という少年が、飼い犬のオービーに引きずられて道路に飛び出し、トラックに轢かれて亡くなってしまう。なぜ、オービーは、いきなり道路に飛び出したのか。秋内は、事故の直前に見た友人のおかしな行動が頭から離れない。 ミステリーと言えば名探偵役がつきものだが、この作品では、彼らが通う大学の助教授で動物生態学を教えている間宮未知夫がその役割を果たす。秋内は、間宮に相談に行くのだが、この助教授、なかなかの変人で面白いキャラクターだ。 不幸な事故や、その後に続く悲劇といったものを扱っている割には、この作品は、どこか漫画チックでコミカルな感じを受ける。これは、この間宮と、秋内の祖父のキャラの影響が大きいからだろう。また、以前読んだ「片眼の猿」ほどではないが、読者に対するひっかけもちゃんと用意されているというのも、いかにも道尾作品らしい。 表題の「ソロモン」とは、旧約聖書に出てくる、古代イスラエルの王のこと。ソロモン王は、指輪の力で、動物たちと会話ができたという。実は、ソロモンの指環の話は、聖書の語訳から来ているそうで、もともとそんなものはどこにもなかったのだという。ソロモンの指輪が欲しいのではないかと尋ねる秋内に、間宮は自分の頭を叩きながら、「僕は、自分で見つけるよ」と応えた。努力もせずに、魔法の道具を当てにすることなんて間違っている。自分で地道に努力していくことが大切なのだろう。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
August 1, 2010
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