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これは、湯田温泉高田公園内にある「七卿の碑」。ここは、幕末に京都を落ち延び長州に逃れて来た七卿が一時滞在したところだそうだ。 そして、こちらは、公園内にある「足湯」。湯田温泉は、探せばいくつか足湯がある。しかし、全国的にも、このように、普通の公園内に設置されているのは珍しいのではないだろうか。○ランキングの順位は? ○関連過去記事・湯田温泉 高田公園1 (山口市お散歩3)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 31, 2010
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京極夏彦の「京極堂シリーズ」の中でも最高におどろおどろしい「魍魎の匣」を、志水アキの絵でコミカライズしたもの。5巻は完結編に当たる。○「魍魎の匣(5)」(志水アキ/京極夏彦:角川書店) 完結編ということは、作品中に秘められていた事件の謎が解明されていく巻だということだ。この物語は、いくつかの事件が絡み合って成り立っている。これらの事件が、最後に京極堂の憑き物落としにより解明されていく。 魍魎とは得体のしれないものだ。しかし、この作品の登場人物の心には、確かに魍魎が巣食っていた。その魍魎は、京極堂の憑き物落としでも、すべてを落としきれないくらい強力なもののようだ。それは、きっと人の悲しさの故なのかもしれない。○ランキング今何位? ○関連過去記事・魍魎の匣(4) ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
July 30, 2010
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写真は、下関市のランドマークになっている「海峡ゆめタワー」。平成8年(1996)に完成した、会議・展示のための施設である山口県国際総合センター(通称「海峡メッセ下関」)の建造物の一つで、高さ153m。最上階の展望室まで、エレベーターで昇れる。(有料)。自立型では、西日本一のタワーであり、「日経プラス1」の「眺めが素晴らしいタワー展望台」特集で、全国の111か所の候補地のうち、第4位に選ばれたとのことだ。 確かに、関門海峡や下関の市街地を見渡せる360度の展望はすばらしい。ただ残念なことに、登ったのが、夕方19時前で、天候もいまひとつだったので、景色を十分に堪能するまでには至らなかったのだが。写真は、タワーから眺めた関門海峡の様子。向こうにうっすらと関門橋の姿が見える。○関連過去記事・JR小月駅(下関市お散歩1) ○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 29, 2010
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写真は、JR山陽本線の小月駅。大河ドラマでやっとでてきた長州藩の英雄、高杉晋作の墓がある東行庵の最寄駅である。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 28, 2010
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写真は、ちょっと前に、用事で乗り降りした、山口県岩国市にある、JR南岩国駅。山陽本線の岩国駅より、ひと駅西側に当たる。 この南岩国駅のプラットフォームから、一面に広がるレンコン畑が見える。レンコンとは、ハスの地下茎のことである。岩国は、錦帯橋や鵜飼だけでなく、レンコンの産地としても有名である。通常はレンコンの穴は8つだが、岩国レンコンは穴が9つ開いているのが特徴だと言われている。 ちょうど今頃が花期に当たり、訪れたころはぽつぽつと咲いていた。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 27, 2010
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最近よく読んでいる三津田信三の「禍家」(光文社)。ジャンルとしては、ホラーサスペンスに当たるだろう。○「禍家」(三津田信三:光文社) 主人公は、棟像貢太郎という12歳の少年。両親が事故で亡くなったため、祖母と一緒に東京郊外の家に引っ越してきた。ところが初めて来たはずのその場所に、貢太郎はデ・ジャ・ブ(既視感)を覚える。おまけに、初めて会うはずの近所の老人が「ぼうず、おかえり・・・・」と声をかけてくる。そして、貢太郎は、その街で、その家で、身も凍るような怪奇現象に出会う。 三津田信三の「家もの」ホラーと言えば、先般紹介した「凶宅」もその一つだが、本作は、「凶宅」とは少し趣が異なる。「凶宅」は、最初から最後まで徹頭徹尾100%ホラーであるが、この作品は、途中までのホラーが、だんだんとサイコサスペンスに変化していく。 もちろん、ミステリーらしく、いくつかの仕掛けが組み込まれている。怪異現象が、見かけとは全く別の意味を持っていたり、ヘンに見えた人が実は案外まともで、親切そうな人が、実はものすごくヤバい奴だったりするのだ。 この家の秘密を、貢太郎といっしょになって探っていくのが、彼がこの町で友達になった礼奈という同級生の少女だ。そう、この物語は、小さな恋人たちの冒険物語と言う性格も多少は帯びているのだ。 家の秘密やデ・ジャ・ブなど最終的に明らかになる謎もあるが、上総の森の怪異などは、結局謎のままである。この辺りは、若干欲求不満が残るものの、時間を忘れて、夢中になって読める作品である。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
July 26, 2010
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昨日は、広島市の宇品花火大会だった。写真は、某所から眺めた、花火の様子。携帯のカメラで撮影したのだが、なかなかタイミングを合わせるのが難しい。うまく撮らないと、ただの光の玉のように映ってしまう。 こちらは、同じ場所から眺めた、宇品地区の夜景。こちらも、なかなか綺麗なのだが、携帯カメラで撮ると、どうも感じが出ない。○ランキングの順位は? ○関連過去記事・アルソックホールで「マンマ・ミーア!」を観る(広島市を歩く75)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 25, 2010
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近年、中国やインドのような新興国の経済発展が目覚ましいが、これに伴って、エネルギーの需給がどんどん厳しくなっていくことが予想される。特に、日本のように、資源を国内に持たない国にとっては、外国からエネルギーが輸入がストップすれば、我が国は、かっての石油ショックどころでは済まないくらいの致命的なダメージを受けることだろう。「勃発! エネルギー資源争奪戦」(ダイヤモンド社・編:ダイヤモンド社)は、そんな我が国の現状に警鐘を鳴らす書である。○「勃発! エネルギー資源争奪戦」(ダイヤモンド社・編:ダイヤモンド社) 言うなれば、いわゆる先進国の発展は、途上国とのアンバランスの上に成り立ってきたのである。しかし、途上国にも当然のことながら経済発展を目指す権利はあり、実際に世界もその方向に動いている。本書によれば、世界経済が1%成長すれば、石油需要は、日量で40~50万バレルも増加し、2003年から毎年200万バレルずつ伸び続けているという。 例えば、中国の一人当たりのエネルギー消費量が日本並になれば、世界のエネルギーの70%を消費するようになるし、インドもここ数年8~9%の成長を続けている。近い将来、日本がエネルギーに窮することは十分に考えられるのだ。 しかし、我が国の省エネ技術は、既に世界最先端をいっており、これ以上の大きな改善は望めないだろう。また、よく言われる新エネルギーについては、量的、コスト的、信頼度的に過度な期待を持つべきではないだろう。 このような情勢の中、世界は今原子力の再評価に向かっている。中東を中心に政情不安定な地域に偏在する石油と異なり、ウラン資源は世界各地に広がって存在している。また、コスト的にはとても実用化の段階にはないものの、海水中にも無尽蔵のウランが含まれている。 しかし、日本では、原子力は思ったように進まず、国際的な原子力ルネサンスの時代に一人立ち遅れているという。本書では、エネルギー業界こそ最もリスクマネジメントが要求されるとして締めくくっているが、そのためには、国として更にサポートしていくような施策も必要だろう。そのあたりをもっと掘り下げて欲しかったと思うのだが。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
July 24, 2010
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シニカルなくせに、どこかコミカルで、殆ど減らず口のような会話が面白い樋口有介による柚木草平シリーズのひとつ「夢の終わりとそのつづき」(東京創元社)。柚木草平は、元警視庁の刑事であるが、ある事件で警視庁を退職し、今は刑事事件専門のフリーライターをやっている。 シリーズとしては、かなり後の方で発表された作品だが、舞台の設定は、まだ、警視庁を辞めて8ヵ月位のころだ。柚木が「刑事事件専門のフリーライター」と名乗るようになったいきさつもこの作品に書かれている。 事件の発端は、柚木のところを絶世の美女が訪ねてきたところから始まる。名前も分からない男を1週間尾行してくれれば、200万円の報酬を払うという依頼である。ところが、その男は3日目に餓死してしまう。不思議なことに、その直前まで盛んに飲み食いしていたにもかかわらずにである。 柚木は、女好きだが、どこか女に辟易しているようなところがある。そのくせ女性には案外ともてる。今回彼に絡んでくるのは、依頼者である謎の絶世の美女と、彼が往きつけのスナック・「火星人の罪」の経営者で、彼の捜査の相棒となる夢子。柚木の、女性たちとの会話、これが楽しみで、このシリーズを読んでいるようなものである。 今回は、ロシアの国家組織が出てきたり、果てはエイリアン騒動までありで、いつもよりは、意外とスケールが大きい。ついに、このシリーズもSF小説になってしまったかと思ってしまったが、最後は若干SFチックながら、なんとかミステリーの範囲内で収めた感じだ。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
July 23, 2010
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色々忙しかったので、録画しておいたのをやっと観ることができた、5月15日にテレビ朝日系で放映された「トリック新作スペシャル2」。 ある日、上田の研究室を岡山県にある一夜村から、西園寺誠一という青年が訪ねてくる。一夜村では、「契り祭り」を復活させようとしていた。この祭りでは、恋人同士が、好きな人の体の一部(例えば髪の毛)を紙で包んで、契り岩に張られた綱に結びつければ、願いが成就するのだが、片思いの場合は、思いが届かなかった方は3日以内に死んでしまうと言われている。上田は、それが迷信であることを証明して欲しいと頼まれたのだが、いつものように奈緒子をだまして実験台として一夜村に連れていく。しかし、奈緒子も、毎回毎回懲りないものだ。もっとも懲りたら、話が成り立たなくなってしまうのだけど(笑)。 ところが、同じ時に、車崎彩乃という女性が一夜村に戻ってくる。20年前に松子に呪い殺された夫と子供の敵を討つために、霊能力を身につけてきたというのだ。そして、彩乃の歌う子守唄の通りに次々に人が不気味な死に方をしていく。 舞台が岡山県であり、子守唄が重要な役割を果たす。どうも横溝正史の「悪魔の手毬歌」の臭いがプンプンすると思って、ネットを検索してみると、やはり、同じような指摘をされている方が結構見受けられた。皆さんの指摘の通り、これは、「悪魔の手毬歌」へのオマージュとなっている作品だろう。 いつもよりも若干小ネタは少なめな感じであり、矢部のカツラネタもかなり控えめである。でも、よく見ると、一夜村の看板やモズのはやにえなどには、しっかりと小ネタが入っているので、気付かないところに案外とあったのかもしれない。 最後にもう一つ、第一の殺人で使われたモズのはやにえのトリック。あれは不可能である。若木のうちに穴を明けても、その穴は、木が成長するにつれた上に行くということはない。なぜなら植物の生長点は先端にあるので、穴はもとの位置に留まったまま先端が伸びていくだけなのである。ちょっと痛いミスかな。(演出)・堤幸彦(出演)・仲間由紀恵(山田奈緒子)・阿部寛(上田次郎)・野際陽子(山田里見)・手塚理美(西園寺松子) ・浅野ゆう子(車崎彩乃) ・生瀬勝久(矢部謙三)・池田鉄洋(秋葉原人) ほか○ランキングの順位は? ○関連過去記事・劇場版トリック 霊能者バトルロイヤル○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 22, 2010
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ドラッカーの『マネジメント』を高校野球部に応用したらという意外性が受けたためか、90万部を超える(2010.7現在)大ヒットを更新中の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海:ダイヤモンド社 )。○「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海:ダイヤモンド社 ) 主人公の川島みなみは、都立高校に通う女子高生だ。ある事情で、野球部のマネージャーをやることになったが、マネージャーの意味すら分からない。マネージャーとは何かを勉強するために買ったのが、なんと、経営書として有名なドラッカーの「マネジメント」。もちろん、ドラッカーと言えば、経営学の神様のような存在であり、普通のビジネスマンなら知らない人は少ないだろう。しかし、普通の女子高生であるみなみは、「マネジメント」が経営学の本だということは知らない。ただ、マネージャーという言葉だけで、ほとんど勘違いで選んだようなものだ。 しかし、マネジメントとは組織を扱うもの。みなみは、「マネジメント」を読んでいくうちに、それが、野球部の活動にも応用できることに気がつく。ほとんど部活としての態を擁していなかった野球部だが、「マネジメント」の考え方で、みなみは次々に改革を行い、甲子園の道を走っていく。 ドラッカーの「マネジメント」をモチーフにしていても、この作品は、やはりビジネス書というよりは小説だろう。 実は、私は高校野球には全く興味がない。特にあの丸刈りや精神主義が生理的に受け付けられないのだ。送りバントなどのパターン化された攻撃なども旧態依然としたものを感じる。しかし、そんな世界に、ドラッカーの精神を持ちこみ、イノベーションを引き起こしていくと言うのは、なかなか痛快ではある。おそらく、本当に野球部にドラッカーを応用してみてもこれほどうまくはいかないだろうが、ifの世界を楽しむものとしてはよくできているのではないだろうか。 イラストのゆきうさぎ氏の「萌え絵」が作品にとてもよく合っているが、数が少ないのがちょっと残念だ。おそらくこのイラストがだいぶ売れ行きに影響しているのではないかと思う。しかし、気になるのは、いったいどんな読者層がこの本を買っているのかというところだ。さすがに、ある程度年齢以上のビジネスマンの守備範囲からは外れているだろうし、若者がドラッカーといっても、多くの者は、「それ誰?」という感じだろう。やはり、萌え絵つきの小説として、多くの者は、ライトノベル感覚で読んでいるのだろうか? ところで、ドラッカー、高校野球だけでなく、不祥事続きの相撲界にも適用してみたら面白いのではないかと思う。タイトルは、「もし相撲部屋の女将さんがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」だ。誰かに書いて欲しいものである。「どすこい!」○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
July 21, 2010
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写真は、JR湯田温泉駅から市街地に歩いていく途中にある「高田公園」。ここは、元々は、明治維新の功労者の一人である井上馨の生誕の地で、かっては井上公園と呼ばれていた。下の写真は、井上馨の像。○ランキングの順位は? ○関連過去記事・湯田温泉の白狐くん(山口市お散歩2)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 20, 2010
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先般受講した放送大学の面接授業でのテキストとして購入した「わかって楽しい心理統計法入門」(松田文子/三宅幹子/橋本優花里:北大路書房)。○「わかって楽しい心理統計法入門」(松田文子/三宅幹子/橋本優花里:北大路書房) 著者は3人とも福山大学という大学の教員である。あとがきによれば、このテキストは、「特別難関校ではない、ごく普通の私学において、心理学は純粋文系科目だと思っている心理学科の学生を相手に・・悪戦苦闘し」行きついたものだという。それだけに、とりあえず統計処理や仮説検定を行いたい人にはうってつけの内容になっている。 統計の理論も、やればきりがないくらい奥が深いのだが、殆どの人は、そんな理論的な背景など興味がなく、必要に迫られて統計を使わなくてはならないというのが実態だろう。この本は、あまり小難しい理論には深入りせずに、使い方の方に重点が置かれている。おまけに、手計算などは必要ないのだ。ややこしい統計計算は、エクセルの機能などを使うことが前提になっており、具体的にどうすればよいかも示されているのだ。とにかく統計処理を行いたい人は、すぐにでも使えるようになっている。 一つ注文をつけたいのは、各章末の「練習問題」にも解答をつけて欲しいということだ。多くの演習や例題が記載されており、そちらには解説があるので、それほど不便はないのだが、より理解を深めるためには「練習問題」にも解答があるとありがたい。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
July 19, 2010
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写真は、浜田城址の入り口に建っている「浜田護国神社」に建っている「木口小平像」。最近は、知る人も少なくなったと思うが、かっては小学校の教科書にも登場していたらしい。 将軍や将校といった幹部クラスではない一兵卒の木口小平がもてはやされた理由は、日清戦争に喇叭手として従軍して戦死した際に、死んでも喇叭を離さなかったという伝承があるからだ。もっとも、最初は、この伝承も他の人のこととされていたようだが。 突撃喇叭を吹いている時に被弾して戦死したと言われる木口小平。もし彼が、今の日本を見たら、何を思うだろうか。山陰浜田の地魚を一夜干し獲れたてだから新鮮で美味い!!父の日ギフトに!!日本海浜田の地魚をど...価格:2,980円(税込、送料込)○ランキングの順位は? ○関連過去記事・浜田城址入口(浜田市ウォーキング4) ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 18, 2010
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道尾秀介による、ちょっと変わった探偵ものである「片眼の猿」(新潮社)。私がこれまで読んだ道尾作品は、「背の眼」、「骸の爪」、「向日葵の咲かない夏」などのホラーやホラー趣味満載のミステリーばかりだったので、だいぶ趣が違っていたのには少し驚いた。○片眼の猿(道尾秀介:新潮社) この作品の主人公である三梨幸一郎は、盗聴を専門としている探偵だ。ある楽器メーカーの依頼で、そのメーカーのライバル社を調査している。同業者の冬絵をスカウトし、事件を調査していたが、調査の最中に発生した殺人事件を「聴いて」しまう。 この作品の特徴を一言で表せば、読者を唸らせるようなひっかけトリックが、そこかしこに仕掛けられていることだろう。殺人事件の真相のみならず、三梨と冬絵の能力や容姿、三梨の探偵事務所が入っているおんぼろアパート・ローズ・フラットの住人たちの本当の姿、三梨がかって一緒に暮らしていた秋絵の死の謎などの多くの仕掛けが、最後の方ではどんどんと明らかになってくる。これだけ多くのトリックの伏線が作品中にちりばめられていたことに、読者は驚き、その意外性に、すっかり作品世界に引き込まれてしまうことだろう。これぞまさに道尾作品の真骨頂というところか。 表題の「片眼の猿」とは、ヨーロッパに伝わる民話だそうだ。作中に紹介されている話を要約してみよう。999匹の猿の国があり、その国の猿はみな片眼だったが、1匹だけ両眼の猿が生まれてと言う。その猿は仲間にあざけられ、笑われたあげく、とうとう自分の片眼をつぶしたという。 三梨は、その猿がつぶしたのは、実は自分の自尊心だったのではないかと言う。三梨の仲間でもあるローズ・フラットの住人達は、実は体のどこかにハンディキャップを持っている。そして三梨もまた。しかし、誰もそんなことは気にしないし、人のことも気にしていない。 「眼の数なんて数えても意味がない。」 「このアパートの連中は人をみて、ただ「人」だと感じる。それだけなのだ。」 ミステリーとしての面白さだけでなく、人としてのありようも教えてくれる、そんな作品に仕上がっていると思う。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。)
July 17, 2010
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写真は、美祢市美東町にある大田バスセンター。山口方面や萩方面、秋芳洞方面へ行くバスが集まるので、田舎ながら便数は多い。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 16, 2010
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写真は、秋吉台や秋芳洞への入口にある標識。この辺りは、石灰石や大理石の産直であり、それに相応しい標識だ。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 15, 2010
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山口県萩市沖の離島・見島産の良質のウニを使用しました。貴重な萩沖見島産『宇津 粒うに』価格:2,625円(税込、送料別) 写真は、萩バスセンターで写した「防長バス」。防長バスは、山口県の主に東部と北部をカバーしているバス会社だ。広島県にも、長距離バスの路線がいくつか乗りいれている。意外なことに、近鉄グループに属しているらしい。 萩バスセンターは、萩市内のアクセスの中心となっているところである。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 14, 2010
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経済学の世界では、アメリカ型の経済学教育の導入による経済学の一元化が進んでいるという。この風潮に対して、京都大学経済学部において最も若くして教授になったという根井雅弘氏が、自由な思想にとって最も重要である経済学思想における「多様性」が失われているという危機意識を持って著したのが、この「物語現代経済学」(根井雅弘:中央公論新社)である。○「物語現代経済学」(根井雅弘:中央公論新社) 根井氏によれば、黎明期においては、アメリカの経済学は、多様性に富んでいたという。このアメリカで経済学界の創立に深く関わったのがリチャード・イーリーという経済学者だそうだ。アメリカ経済学会設立後のアメリカ経済学は、「新古典派経済学」と「制度学派」への道に分かれるのだが、「制度学派」は第二次大戦後、急速に影響力を失っていく。 そのような流れに一石を投じたのが、ケインズである。ケインズの有名な「有効需要の原理」は、「乗数理論」と「流動性選好説」の2つの柱からなるが、著者によれば、後者はマーシャルその他から受け継いだもので、ケインズオリジナルは「乗数理論」であるとのことだ。 サムエルソンは、そのケインズ経済学と新古典派経済学を、「新古典派総合」として統一しようとしたが、結局はうまくいかなかった。また、ミルトン・フリードマンは、ケインズ的な裁量政策に異議を唱え、「自由市場」への確固たる信念から、ルールによる政策を主張した。 さらに、ガルブレイスは、主流派経済学の「完全競争モデル」は、大部分の事業が大企業によって行われる現代の産業社会の現実を表すには役立たないと問題提起を行い、ハイエクは、失業の真の原因は、「総需要の分布状態」と「労働と諸資源の配分状態」の食い違いであり、バランスを回復するために、労働の再配分が必要だと主張した。 まさに、経済思想は、大きなふれ幅を持って動いている。しかし、これは、当然のことと考えられる。経済システムの特徴は、社会構造と密接に結びついているということだろう。さから、自然科学のように、ずっと同じ法則が適用可能と考える訳にはいかないのだ。社会構造の変化に応じて、経済理論そのものも変わっていく必要があるだろう。また、社会構造をどうとらえるかによっても、主張は変わってくる。だから、極端なことを主張している理論は眉唾だと思う。○○派というのは危険だし、昔の人はこう言ったというのも危険なことだ。もう一度、経済思想とは、本来多様性を持っているものであり、それは、社会の変化や社会をどうとらえるかといったこととも密接に関係していることを認識したうえで、原理主義に陥ることなく、柔軟な考え方をしていかなければならないだろう。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
July 13, 2010
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テレビ朝日系で土曜日に放映していた「必殺仕事人2010」。藤田まことが亡くなって、もう新作は無いのかなと思っていたので、感慨もひとしおである。テレビ番組にも、出演者として、藤田まことの名が出ていたので、一体どんな登場の仕方をするのだろうかと気になっていたのだが、結局、名前だけの出演のようで少し残念だった。CGでもなんでもよかったので、新作の中で、もう一度中村主水の勇姿を見たかったのだが。【送料無料!22%OFF!】必殺仕事人 2009 DVD-BOX (上巻)(DVD)価格:15,561円(税込、送料込) この作品では、主水さんは、家には張り紙が一枚残して、急に江戸から旅立ってしまったという設定だ。おまけに主水さんの役宅には、直ぐに子沢山の同心が引っ越してきて、居場所もなくなってしまった。もう、ご本人は出られないし、あれだけのはまり役を代役と言う訳にはいかないだろうから、仕方がないとは思うが、やはり寂しいものだ。 さて、この仕事人のシリーズ、江戸時代を舞台とはしているが、現代の世相をテーマとしていることが多く、今回のテーマは、事業仕分けと財政再建。長引く不況で幕府の財布はすっからかん。財政再建のために、勘定吟味役の風間右京乃助は、次々に公共事業の取りやめを図るが、そのために、不況はますます深刻化し、人々は困窮にあえぐ。人々の不満は、右京乃助に向かい、また、公共事業により甘い汁を吸おうとする連中も反感を露わにする。 財政再建と不況対策の両立、なかなか難しい問題だが、ただやみくもに引き締めればいいというものではない。甘い汁を吸おうとする連中をいかに排除して、本当に職が必要な庶民に職を提供する。この兼ね合いが大事なのだが、このころは、財政が苦しくなると、とにかく倹約倹約で、庶民にまでささやかな贅沢を禁止してしまう。ケインズ理論などは知らない時代だから仕方ないのだろうが。 今回は、藤田まことの追悼番組の性格が強く、そんなシーンがいくつか散りばめられていた。例えば、仕事を引き受ける際に涼次が、主水のいつも座っていた椅子に、彼の取り分を置いていたが、これなどは、まるで仏前のお供えである。主水の抜けた穴は、内藤剛志の演じる「カルタの力」が埋めていたが、もしかすると、彼を入れた新メンバーでの新作への布石だろうか。主水の抜けた「仕事人」は封印して欲しいと思う一方で、新メンバーでの新作も見てみたい、なかなか複雑な気持ちである。(監督)・石原興(出演)・藤田まこと(中村主水) ・和久井映見(花御殿のお菊) ・東山紀之(渡辺小五郎)・松岡昌宏(経師屋の涼次)・内藤剛志(カルタの力)・田中 聖(仕立て屋の匳)・小澤征悦(風間右京乃助/柿本平三郎) ほか○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
July 12, 2010
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樋口有介といえば、ちょっと斜に構えた中年探偵の活躍する「柚木草平シリーズ」が有名だが、「林檎の木の道」や「風少女」などの青春ミステリーもなかなかいい。この「プラスチック・ラブ」(東京創元社)もそんな青春ミステリーの一つである。○「プラスチック・ラブ」(樋口有介:東京創元社) この作品は、短編集であり、主人公はどれも、木村時郎という高校生だ。面白いのは、話毎にヒロイン役を務める、彼の彼女が違うということ。別に、時郎が彼女をとっかえひっかえしている訳ではないようで、それぞれ、設定を変えて、仕切り直しをしている感じだ。だから、それぞれの話の間には、前後関係はないし、関連性も無いようである。冒頭に書いたように、分類としては青春ミステリーということになるのだろうが、必ずしもすべての話をミステリーとは呼べないかもしれないだろう。しかし、収録されている、各話とも、青春のほろ苦さというものを感じさせてくれる。 掲載されているのは、以下の8編。・雪のふる前の日には・春はいつも・川トンボ・ヴォーカル・夏色流し・団子坂・プラスチック・ラブ・クリスマスの前の日には 登場人物は、家族や友人に問題を抱えているのだが、殆ど言いがかりに近いような彼女たちの頼みにより、時郎が首をつっこんでそれなりの解決をしていく。彼は、作中では、「ネクラでクールで皮肉屋だが、意外とボランティア体質」の少年として描かれてくる。実は、柚木草平も表題作「プラスチック・ラブ」にゲスト出演と言った感じで登場するのだが、彼が子供の頃は、きっと時郎のような感じだったんだろうなということを思わせる。もしかすると時郎も柚木草平の分身として、作者はイメージしているのかもしれない。 ところで、読んでみて、いくつか公孫樹が情景描写として使われているシーンがあることに気付いた。 「立ちあがって、ぼくは公孫樹の舞う空を眺めてから、美波のマフラーをつまんで、軽く上にひっぱる。」(プラスチック・ラブ) 「自転車を押している里奈子の背に、ひらりと公孫樹の葉がふりかかる。」(クリスマスの前の日には) 情景が目に浮かぶようで、いかにも青春時代の思い出というようなものを良く表現しているのではないだろうか。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
July 11, 2010
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写真は、JR湯田温泉駅のシンボルとなっている、白狐。もともと湯田温泉は、池に、白狐が傷を癒しているのを、ある寺の和尚さんが目撃したことから発見されたとの伝説がある。○ランキング今何位? ○関連ブログ記事・JR湯田温泉駅(山口市お散歩1)○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
July 10, 2010
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写真は、JR山口線にある湯田温泉駅。この辺りは、山口県でも有数の温泉地である。市街地に在るので便利もいい。○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 9, 2010
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ちょっと前に、書店で見つけて買った「のだめカンタービレ24 アンコールオペラ編」。前巻の23巻で終わったと思っていたら、次の巻が出ていたので、少しびっくりしたが、カバーの折り返し部分に、「オペラが番外編になりました」と書いてあったので、やはり、前巻が正式の最終回のようだ。○のだめカンタービレ24 アンコールオペラ編(二ノ宮知子:講談社) しかし、時間的には最終回より後のようで、番外編というよりは、続編と言った方が合っているかもしれない。副題に「アンコールオペラ編」とあるように、千秋が前から振りたいと思っていたオペラの指揮をするという話だ。ただし、演じるのはR☆Sで、演出はなんと峰クン。 練習中は、ドタバタした感じで、色々と笑わせてくれるが、全体の流れとしてはうまくいっているようだ。果たしてどんなオペラに仕上がるのだろう。 ところで、今回峰ママがセレブだということが判明するが、千秋の印象は「峰が女装してる」だそうだ。これは、ちょっと怖いもの見たさで、実写版でも見てみたいものだ。 この巻の時点では、プロとしての道は、のだめがちょっぴり前を歩いているようだ。さて、さて、この二人の行く末はどうなるのだろうか。終わり方は、いかにものだめらしかったが、オペラはまだ始まってないので、次の巻はあるのかな?○ランキング今何位? ○関連過去記事・のだめカンタービレ23○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
July 8, 2010
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写真は、隠岐島の西郷港からしばらく歩いたところにある「玉若酢命神社」。名前の通り、主祭神は玉若酢命で、隠岐国総社に当たる。玉若酢命は、景行天皇の皇子である大酢別命の御子ということだ。 ここでは境内に生えている、樹齢2000年とも言われる「八百杉」の姿に圧倒される。 ⇒ 「八百杉」の写真の写真(「文理両道」掲載) ○ランキングの順位は? ○関連過去記事・海に続くレール(続隠岐旅情4)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 7, 2010
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「隠された十字架」や「水底の歌」など、古代史の常識を覆すような新説を世に問うてきた戦う哲学者、梅原猛氏による「親鸞のこころ」(小学館)。表題は「親鸞のこころ」fだが、中は更に2部に分かれており、法然との関係から親鸞について述べた第1部「親鸞のこころ」と、一般にはそれほど名を知られていないが、仏教史における大きな役割を果たしてきた仏教者たちのことを述べた第2部「時代を拓いた求道者たち」から構成されている。○「親鸞のこころ」(梅原猛:小学館) まず第1部「親鸞のこころ」であるが、親鸞が宗祖の浄土真宗と言えば、我が国最大の仏教宗派である。その親鸞が、浄土宗の祖である法然の弟子であったことは周知の事実であろう。 浄土宗、浄土真宗で言う浄土とは、極楽浄土のことで、阿弥陀如来の浄土である。これらの宗派の特徴を一口で言えば、念仏による阿弥陀如来の救済を信じるということだろう。もちろん念仏と言うのは、法然以前にもあった。しかし、法然以前の念仏は観想念仏が主体であったとのことだ。法然は、そのような難しいことをしなくとも、誰でも往生できるはずだとの平等思想から、口唱念仏こそ本来の念仏であるとの考えに至った。そして、その平等思想は、悪人往生、女人往生に繋がる。悪人往生、女人往生こそ、法然の思想の要であるという。 親鸞は、法然の弟子なのだが、どちらかと言えば異端の弟子であったらしい。決して法然の弟子の中では主流ではなく、当時は無名に近かったようだ。それが、時代を経て、現在のような大教団となるのは、ひとえに天才的な布教者である本願寺八世の蓮如の功績なのだが、これは知る人ぞ知るといったところだろう。 法然は、念仏のみが必要であると説いたが、自らは厳しく戒律を守った。しかし、親鸞は煩悩に悩み、あの時代に公然と妻帯に踏み切っている。極めて人間臭いのが親鸞の魅力だ。それでは、肝心の親鸞の思想とはどのようなものだろうか。親鸞と言えばすぐに「歎異抄」が思い浮かべられるが、これは、弟子の唯円が、親鸞の死後30年後に、師に関する記憶を頼りに書いたものである。当然唯円のフィルターがかかっていると見るべきだろう。梅原氏によれば、親鸞の思想を知るには、彼が渾身の力を込めて書いた「教業信証」によらなければならないという。そして、その中心思想は、良く知られた「悪人正機説」ではなく、「二種廻向」だということだ。「二種廻向」とは、廻向には、念仏により阿弥陀如来に救われる「往相廻向」(往きの廻向)と救われた者が現世に帰って、念仏を広めて人々を救うという「還相廻向」(還りの廻向)があるということのようである。いかにも、煩悩に悩みながら人々を救おうと考えていた親鸞らしい思想ではないか。 次に、第2部「時代を拓いた求道者たち」だが、紹介されているのは次のような人々だ。第1部とは、直接的な関係はなく、1部とは完全に独立した内容となっている。第1部だけでは薄すぎるため、一緒に収録したのだろうか。○泰澄 正史には登場しないが、神仏習合の走りとなった白山信仰を始めた人物だという。その足跡は各地に残っているそうである。○良源 比叡山では、伝教大師最澄と並んで、元三大師良源が尊敬されており、天台宗の中興の祖であるという。○覚鑁 真言宗中興の祖であり、真言密教研究の場である大伝法院を高野山に建立したが、宗派内の対立により根来寺に移った。○世阿弥 父の観阿弥とともに、能楽を大成した人物。梅原氏は、この書を書く1年くらい前から世阿弥にとり憑かれているという。氏によれば、能を理解するには、日本の宗教についての理解力をもち、「怨霊」と言う概念を考えなければならないそうである。 第2部の宗教者だけでなく、第1部の法然や親鸞にしても、私たちはあまりにも知らないのではないか。盲目的に宗教を信じていた時代ならともかく、現代においては、仏教が葬式宗教になってしまったことと、私たち自体が、科学というものを知ってしまったことに大きな要因があるのではないかと思う。しかし、これらの思想は、日本人としての考え方の源流ともなっているものだろう。我々は、もっと、日本の宗教について、理解を深める必要があるのではないか。しかし、それは、決して宗教を盲信するということではないだろう。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
July 6, 2010
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写真は、広島市の白島というところにある「アルソック・ホール (ALSOKホール)」。かっては、広島郵便貯金ホールだったが、老化を理由に閉鎖を決めた際に、県が取得し、広島県立文化芸術ホールとなったものだ。アルソック・ホールは、警備会社がネーミングライツを購入したことによる呼称である。 ここに行ったのは、劇団四季によるミュージカル「マンマ・ミーア!」を観るためである。ABBA のヒット曲で構成されたミュージックとして知られており、、メリル・ストリープ主演による映画にもなった作品だ。マンマ・ミーア!<スペシャル・エディション>価格:2,249円(税込、送料別) 内容は、ご存じの通り、ギリシャの小さな島のホテルの娘ソフィーが、自分の結婚式に、3名の父親候補を招待したことから繰り広げられるコメディドラマである。 ミュージカルは、あまり観る機会がないが、なかなかいいものだ。それにしても、劇の間中、ずっと歌い続けている出演者たちのスタミナと声量にはさすがプロだと感心する。一番のネックは、値段が高いということか。日本人ももっとミュージカルや舞台などの芸術を楽しんでも良い。もっと手軽な値段で観ることができれば助かるのだが。○ランキングの順位は? ○関連過去記事広島市内で見つけた日本タンポポ(広島市を歩く74)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 5, 2010
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三津田信三によるホラーミステリー、「厭魅の如き憑くもの」(講談社)。怪奇幻想作家・刀城言耶(とうじょう げんや)シリーズの第1作に当たる。○「厭魅の如き憑くもの」(三津田信三:講談社) この作品の舞台は、神々櫛村(かがぐしむら)という、迷信と因習に支配された場所だ。村は、谺呀治家と神櫛家村を頂点にして、宗教的な関係と土地の親方・子方という二つのの関係により、複雑な勢力関係が絡み合っている。谺呀治家は、憑き物筋の家系で、代々憑き物を払う巫女と憑座(よりまし)を輩出していた。村には、至る所に、カカシ様と呼ばれる信仰の対象が祀られており、不気味な雰囲気を醸し出している。そして、厭魅(まじもの)と呼ばれる妖異が徘徊すると言われており、神隠しなどの怪異にも事欠かない。この村で、次々に怪死事件が発生し、被害者はカカシ様の格好をさせられていた。 この小説は、ホラー・ミステリーであるが、最初は、ホラーとしての性格が非常に強く、以前読んだ「凶宅」のような100%ホラーものかと思った。だが、読み進めていくうちに、次第に、ミステリーとしての側面が強くなってくる。次々に起こる、不可思議な事件は、結局は、刀城言耶により説明がつけられ、事件を起こしていた犯人も明らかになるのだが、完全な解決ではなく、最後に少しばかりホラーの部分を残しているのが大きな特徴だろう。 ところで、表紙イラストの美少女がとても目を惹く。美しくも、どこかぞくりとする怖さを秘めている。これはこの作品のヒロインとなる谺呀治家の紗霧だろうか、それとも双子の姉の小霧だろうか。いずれにしても、この作品によく合っている。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。)
July 4, 2010
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隠岐島後島内を西郷港から玉若酢命神社方面に海岸に沿ってぶらぶら散歩をしていると、面白いものを見つけた。レールが海に延びている。おそらく、船のメンテなどをするときに、これを使って引き揚げるのだろうと思うが、実際のところは良く分からない。○ランキングの順位は? ○関連過去記事・隠岐騒動勃発の地の碑(続隠岐旅情3)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
July 3, 2010
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魔女伝説の伝わる六軒島で繰り広げられる惨劇を描いた「うみねこのなく頃に」の新シリーズ、「うみねこのなく頃にEpisode 4(1) Alliance of the golden witch」(宗一郎/竜騎士07:スクウェア・エニックス )。第3部の1巻と同時発売されていた。(だいぶ前のことだが)○「うみねこのなく頃にEpisode 4(1) Alliance of the golden witch」(宗一郎/竜騎士07:スクウェア・エニックス ) このシリーズでは、これまでとは設定がガラッと変わって、六軒島の外で、話が始まる。そして、新たな登場人物がヒロインとなる。六軒島の惨劇を経て、右代宮家最後の生き残りとなった、縁寿(えんじぇ)と言う少女だ。戦士(ばとら)の母親違いの妹にあたり、相当のお兄ちゃん子だ。度胸も満点の美少女で、物語の新たなヒロインとしては申し分ないが、ちょっと目つきが悪いのが玉に瑕といったところか(笑)。 ところで、この話では、縁寿に、母親の妹が付きまとってくる。これがかなり危なそうな人物で、脅し言葉が、「お抹茶を振る舞う」だ。この言葉を聞くと、取り巻きが震え上がるのだが、いったいどんな抹茶だろう? 縁寿は、どうも魔女の素質があるようだ。どのように、ベアトリーチェと戦っていくのか、アブナイ叔母は、どうかかわってくるのか、これからの展開が気になる。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
July 2, 2010
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写真は、萩市内を流れる松本川に架かる松本橋。ここを真っ直ぐに少し進むと松陰神社がある。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
July 1, 2010
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