全31件 (31件中 1-31件目)
1

ビジネスキャリア検定(経営情報システム(情報化企画)(2級))の受験申し込みをした。例の事業仕分けの関係で、受験料が値上げになったのは、ちょっと痛い。 記事本文は、「文理両道」に掲載○取得済みのビジネスキャリア検定(「文理両道」掲載記事)・経営戦略2級・経営情報システム3級○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
November 30, 2010
コメント(0)

駆け出し魔法使いのニータとキットが活躍するシリーズ第4弾となる「駆け出し魔法使いとケルトの黄昏」(ダイアン・デュエイン/田村美佐子:東京創元社)。今度の舞台は古き神々の伝説の残る地、アイルランドである。ケルト神話を下敷きとしたストーリーはファンタジックで楽しめる。 レビューは、「本の宇宙」に掲載○「駆け出し魔法使い」シリーズ ○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
November 29, 2010
コメント(0)

子供の弁当のおかずに頭を悩ますお母さんから弁当男子までお勧め、美味しそうな弁当のおかずにぴったりのレシピが満載。もちろん、普通のご飯のおかずにもいい。著者のよりのまさみさんの運営する「弁当ブログ」の記事を集大成したものだそうだ。 レビューは、「本の宇宙」に掲載○全国の弁当色々 ○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
November 28, 2010
コメント(0)

あまりにも有名な、人間の善悪の二面性を描いた、もう古典といっていいような作品である。初めて読んだが、思っていたのとはだいぶ違い、ハイド氏は、あきれた小悪党だった。 レビューは、「本の宇宙」に掲載○こちらはDVD○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
November 27, 2010
コメント(0)

先般受験した「消費者力検定」受験のため購入した「消費者力検定ワークブック 2010」((財)日本消費者協会 消費者検定委員会編:財団法人日本消費者協会)。 レビュー全文は「本の宇宙」に掲載 受験の記事は「文理両道」に掲載○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
November 26, 2010
コメント(0)

今学期の放送大学の放送授業2科目のうち、1科目はこの前出したが、残っていた「現代物理」についても、投函してきた。これで、とりあえず一段落というところだ。 記事本文は、「文理両道」に掲載。 ○面白かったらポチっと1票! ○「現代物理学」関係の参考書 ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
November 25, 2010
コメント(2)
![]()
白鳥のひなと火の鳥価格:1,029円(税込、送料別) 「幻想の歌い手」、パトリシア・A・マキリップによる「白鳥のひな」シリーズの完結編。極めて象徴的な文体が、読者の想像力を刺激する。 レビュー本文は、「本の宇宙」に掲載○こちらは第1部女魔法使いと白鳥のひな価格:1,155円(税込、送料別)○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
November 24, 2010
コメント(0)

「はみだしちゃった魔女 (魔法の森3)」(パトリシア・C・リーデ / 田中 亜希子:東京創元社)。 魔法の森の王のもとから盗まれた、「魔法の剣」を求めて、ちっとも魔女らしくない魔女、モーウェンが大活躍。挿入されているイラストもなかなか魅力的だ。 レビュー本文は、「本の宇宙」に掲載○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
November 23, 2010
コメント(0)

懸案だった手塚と柴崎の件も片付き、まさにシリーズの本当の締めくくりに相応しいような内容だったが、これで、堂上と郁の夫婦漫才のような話がもう読めないと思うと、少し残念だ。 レビュー全文は「本の宇宙」に掲載○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」○関連過去記事・別冊図書館戦争1
November 22, 2010
コメント(0)

昨日、今日は、放送大学の面接授業だった。受講科目は「沿岸海域環境の保全と再生」。里山ならぬ里海の大切さについてを学んだ。 記事は、「文理両道」に掲載。 ところで、3年10カ月とブログをやってきたが、ここらで少し運用を変えようと思う。具体的には、「文理両道」は学びと発信の専門ブログ、「本の宇宙」は本のレビューの専門ブログという位置付けは変わらないが、この「時空の流離人」は、姉妹三ブログの本館としての位置付けをより明確化していこうということである。 これまでは、本のレビューは、過渡的に「本の宇宙」と同時掲載していたが、今後は原則として、「本の宇宙」だけに掲載し、こちらには、掲載の案内を載せようと思う。また「文理両道」は、他のブログから孤立していたような感じだったが、これも掲載の案内を載せたいと思う。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
November 21, 2010
コメント(0)

19日の金曜プレステージで放映されていた、渡瀬恒彦主演の「湯布院殺人事件」。内田康夫の同名小説を原作とする旅情サスペンスである。内田康夫の作品に登場する名探偵と言えば、浅見光彦があまりにも有名であるが、作品数は少ないものの、他にも幾人かの名探偵が存在している。 この「湯布院殺人事件」に出てくる和泉直人もその中の一人であり、元大学教授であり、犯罪者プロファイリングの専門家という設定だ。なかなか正義感の強い人物で、大学を辞めたのも、務めていた大学が不正に関わっていた疑惑が出て来たからである。 友人から退職のプレゼントとして贈られた湯布院旅行に妻の麻子と出かけた和泉は、男の子を湯布院の高梨家まで送ることになってしまう。湯布院では、高梨家の当主の弟が地元の相羽代議士と組んで進めている生涯教育センターで、相羽の秘書が首つり自殺をした事件が起きたばかりであり、今度は高梨家に関係する人物が次々に謎の死を遂げていく。 和泉が、いきなり犯人扱いされて警察に連行されるが、その素性を分かると掌を返したようになるというのは、浅見光彦シリーズと同じテイストであり、ちょっとワンパターンかなと思いながらも、内田作品のファンには、まるで水戸黄門の印籠のような安心感を与える。 悲劇の原因は、結局は「滅私奉公」ということ。高梨家の当主は人格者のようで、それに対して忠義を捧げたことが悲劇を呼んだ。確かにドラマでは、使用人に対しても思いやりのある優しい人物に描かれていた。しかし、事の原因は、詰まる所、自分の長男の結婚に反対して勘当したことだ。どうして、自分の息子には、思いやりが足らなかったのかは不思議である。湯布院の美しい風景の中で起こった、滅私奉公の悲劇は哀しい。 ところで、この高梨家、怪しげな女祈祷師がいつもいて、かなり大きな顔をしていたが、いくら旧家でも、いまどきこれはないだろう。(原作 )・内田康夫:「湯布院殺人事件」(出演)・渡瀬恒彦(和泉直人)・名取裕子(和泉麻子) ほか○関連過去記事・湯布院殺人事件○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
November 21, 2010
コメント(0)

日本で初めての理学を学べる私立学校として、1881年(明治14)に「東京物理学講習所」が設立された。この学校は、やがて、「東京物理学校」へと発展する。今の「東京理科大学」だ。「物理学校 近代史のなかの理科学生」は、(馬場錬成:中央公論新社)はこの物理学校が、様々な試練を経験しながらも、関係者の努力によってどのように、日本の理科教育の中で重要な位置を占めていくようになるかを描いたノンフィクションである。 「東京物理学講習所」は、<理学の普及こそ国運の発展の基礎である。>という高い理想に燃えて、東京大学仏語物理学科に学んだ3期21名の同士によって始められた。ここで、学科名にわざわざ「仏語」というのが付くのは、当時は物理学はまだ外国語でしか学べなかったからだ。この学科は、大学の学制が整備される過程で、これまでフランス語で学んできた学生のために3年間の期限付きで設けられたものであり、それゆえに同士たちの結束は強かったようだ。 この学校の大きな特徴は、教師を同士たちが自ら務め、学校の運営も自らの力で行っていったことである。当初の同士の内中退の2名を除いては全員が理学士である。今のように石を投げれば学士様に当たるような時代ではない。この時代の学士というのは、超エリートであり、やがては社会の中枢を担うことが約束されているのだ。彼らは昼間はそれぞれ、本業の仕事を持っており、夜間に物理学校の教壇に立っていた。生徒たちからは、僅かな授業料をとっていたが、それは教室の借用料などに消えてしまう。教師たちは、ボランティアどころが、かなりの持ち出しをしながら、学校を運営していたのだ。もちろん、超エリートたちである。20代で東大教授になっている者もおり、彼らの大部分は、教育界での要職についていく。しかし、どのような要職に就こうとも、彼らの情熱は変わらなかった。財政の基盤を固めるため「維持同名」をつくり、「東京物理学校」になった際に、諸般の事情から同士は16名となったものの、途中で消息不明となった1名を除き、彼らは生涯物理学校を支え続けたのである。 物理学校は、誰でもはいれるが、卒業するのが非常に難しいので有名だった。本書中に明治18年から44年までの入学者数と卒業者数を示す表が掲載されているが、驚くことに、卒業率が10%を超えたのはそのうちの2年だけだ。卒業率僅か数%という年も珍しくない。それゆえ社会的な評価は高かった。物理学校はやがて財団法人化して、専門学校となるのだが、それまでは各種学校にすぎなかった。それにもかかわらず、卒業者には、東北帝大に入る際の特典など異例の厚遇が与えられている。ここを巣立った多くの人材たちは、我が国の理学教育の基礎を作ったと言っても過言ではないだろう。余談ではあるが、夏目漱石の「坊っちゃん」も物理学校卒業という設定である。 我が国は、科学技術立国を目指していながらその実態を見ると悲惨な状況にあると言えよう。最近になって、スーパーサイエンススクールというようなものを作り始めたが、理科離れは進んでおり、書店には理工学関係の専門書がだんだんと陳列されなくなっていく。実はこの原因は、明治時代にさかのぼれそうである。物理学校を作った同士の一人中村恭平が物理学校の中心人物であった寺尾寿にこう言っている。 「君のごとき人物は、法学を志し政治家になって天下国家の経営をしたら、一層、国家社会に貢献して名誉も博せられただろうに、君は惜しいことをした。」 官界では、当初から、法学を学んだものが優遇され、理工学を学んだ者は冷遇されてきた。そして、それは、一般の会社にも影響を及ぼしている。そのような先人の背中を見ていれば、理科離れも当然のことである。「理系白書」などでも指摘されている通り、これは、現在に至るまで我が国に悪影響を与えているのではないだろうか。 それにもかかわらず、理想に燃えて、「東京物理学講習所」を設立した21人の志。もし、これがなかったら、日本の科学技術の現在はいまのように発展していたのだろうか。○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
November 20, 2010
コメント(6)
![]()
魔女伝説の伝わる六軒島を舞台に何度も繰り返される惨劇を描いた「うみねこのなく頃に Episode2 Turn of the golden witch」」(鈴木次郎/竜騎士07 :スクウェア・エニックス)の第4巻。うみねこのなく頃にEpisode2(4)価格:600円(税込、送料別) 前巻での惨劇に、楼座おばさんは、完全に疑心暗鬼。鉄砲を振り回して、目つきが危ない。しかし、不気味な惨劇は続く。 これらの事件は、結局 舞台となる六軒島とは別の次元で繰り広げられているベアトリーチェと戦士(ばとら)とのゲームな訳だが。今回は、ベアトリーチェが絶好調。真実のみ述べると言う赤の言葉を多用して、戦士を追い詰める。ベアトリーチェの顔がすごい。美人台無しである。一方戦士の方は絶不調、ベアトリーチェに、とうとう「そなたは無能だ」と赤で言われてしまった。おまけに、裸になって靴を舐めろとまで言われている。ベアトリーチェ、いったい、戦士を裸にして、何をするつもりだろう(笑)。○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」○関連過去記事・うみねこのなく頃に Episode2 (3) Turn of the golden witch
November 19, 2010
コメント(0)

先般、「消費者力検定試験」を受験したRCC文化センターの側を流れる太田川分流の一つ京橋川の風景。秋も深まり、川べりの木々の葉もすっかり色づいている。 そして、こちらは、RCC文化センターの窓から見た京橋川。見える橋は、川の名前尾由来ともなった「京橋」である。○ランキングの順位は? ○関連過去記事・相生橋(広島市を歩く77)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
November 18, 2010
コメント(0)

虚軸(キャスト)と呼ばれる、人を超えた力を持ったものたちの戦いを描いた、藤原祐の「レジンキャストミルク」の番外編「れじみる。」(メディアワークス)。 これは、面白い。全編笑いの連続。本編の方も、コミカルな会話は多いが、凄惨な戦いの場面も多いので、ずっと笑ってはいられない。そんな場面で笑っているところを人に見られでもしたら、危ない人だと思われてしまう。でもこちらは番外編ということで、まさにコメディ一色。笑える、笑える。 虚軸(キャスト)の特徴として、人として何かが欠けてるということがある。そのため、このシリーズは、変な人たちがが多く登場しているが、戦いといういわば非定常なの場面がなく、日常でのエピソードが描かれているため、その変さが良く目立ち、まさに城島晶君と愉快な仲間達といった感じである。 まずは、主人公の相棒である城島硝子。見かけは美少女だが、本体は異次元にある機械であると言う設定のため、感情が無いということになっている。本人も口癖のようにそう言っているが、マスターである晶の反応に舌打ちしたり、ボケぶりやツッコミの的確さを見ていると、とても感情が無いとは思えないし、マスターである晶が大好きだというようなところも垣間見れる。晶と二人の会話は何とも面白い。 面白いのは、硝子の同級生の舞鶴蜜という少女。虚軸になった時に、自分の感情を敵意でしか表されなくなったため、二言目には、「殺すわよ」と、言動は超過激だ。しかし、心根は優しく、蜜が虚軸になったために自分のことを忘れてしまったただ一人の友人(ちょっと訳あり)の事が心配で心配でしかたがない。この蜜と硝子のお弁当対決がすさまじい。蜜が料理をしている姿を覗き見た義母(蜜の性格から、あまりうまくいっていないようだ)が、そのすさまじさから、てっきり黒魔術のまじないをしていると思ったほどだ。あまりの状況に、混乱した義母は、きっと女の子らしく恋のまじないだと自分に言い聞かせて、「がんばってね」と心の中で応援したという場面は爆笑だ。もちろんお弁当対決の結果は皆さんの想像通り。こちらもかなり笑える。 変人ぞろいの晶の仲間でも極めつけの変人は、保険の先生の佐伯ネア。何しろ、すぐに、血だの内臓だのと物騒な電波的で超ネガティブな言動が出てくる。しかし、実は血が大の苦手であり、案外と生徒思いでもあるようだ。 でも、ちょっとしんみりするエピソードもある。柿原里緒の夏祭りでの体験だ。里緒は、虚軸になった際に、虚軸以外の普通の人間は区別がつかなくなっている。その里緒が迷子の男の子になつかれた。別れの際、自分はその子が見分けられないからもう会えないと思う里緒に、男の子は、自分が顔を覚えたからまた会えると言う。人間関係は一方通行ではないということだ。 本編の方も面白いが、ちょっと重いところもあるので、気分転換にこの番外編を読んでみるのもいいだろう。表紙イラストで硝子の周りに登場人物たちが二頭身キャラで描かれているが、まさにこのキャラが、頭の中で走り回ると言う感じだ。○関連過去記事・レジンキャストミルク・レジンキャストミルク2○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
November 17, 2010
コメント(0)

ホラーとミステリーの融合を目指す三津田信三のデビュー作「忌館 ホラー作家の棲む家」(講談社)。元々は、副題の「ホラー作家の棲む家」という題名で発表されたようだが、文庫化の際に「忌館」と改題されたとのことだ。 ストーリーは、作者自身が主人公を務める話と、その主人公が「迷宮草子」という同人誌に書いた「忌む家」という題名の作中作が交互に繰り返す形で進んでいく。その作中作は、主人公が東京に越してきた際に、何かを感じて、借りて住むようになった洋館からインスピレーションを得て書いたものであり、やはり洋館を舞台としたかなり不気味な話である。ところが、その作中作の登場人物名で、何者かが、日本ホラー小説大賞に応募してきたという。そして、主人公も次第に家にとり憑かれたようになっていく。 実は、この家は、タイトルからも連想できるように、かなり訳ありの家だ。表紙イラストの、どこか不気味な感じを受ける美女は、主人公のファンといって、彼に近づいてきた稜子という人物なのだが、実は、この家とも因縁があり、驚くべき秘密を抱えている。 話が進んでいくにつれて、最初は別々の話のようだった本編と作中作が「家」を媒体に、次第に不気味な一体化を進めていく。そして迎える想像を絶するような結末。ミステリーとして、ある程度は謎解きをされる部分があるが、真偽の分からない部分も多く、ホラーの部分は、最後まで謎のままで残っている。そして、謎と一緒に恐怖もまた残っているのだ。○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
November 16, 2010
コメント(0)
![]()
フジテレビ系列で、13日の土曜日に放映されていた「ストロベリーナイト」。異常な連続殺人事件に挑む女性警部補・姫川玲子の姿を描いたものだ。誉田哲也 原作の同名小説を原作にしたドラマである。 「ストロベリーナイト」というのは、作品中に出てくる殺人ショーを見せると言うサイト。うっかりこのサイトを見た者は、このショーに出席せざるを得ないようにされ、被害者は出席者の中から無作為に選ばれるらしい。 ちょっと現実離れしたような設定らしく、犯人は、かなりサイコな人物。こいつが一番怪しいと思っていた奴がやはり犯人たちの中心人物だった。しかし、イケメンでエリートが実は悪い奴という設定は、いかにもステレオタイプすぎると思う。確かに、いかにも悪そうな奴がそのまま犯人というよりは意外性があって、作品にはしやすいのだろうが、一種の偏見のようなものがあるような気がして、あまり好きではない。 それにしても、姫川警部補、犯人と二人きりのときに、疑惑を口にするかな。ノンキャリアながら若くして警部補になったやり手という設定の割には賢そうに見えない。賢明な人物なら、その場は、疑惑のあることなど感じさせないで、うまくごまかすだろう。 ところで、共演者の方だが、これは割と面白かった。武田鉄矢演じる勝俣健作警部補は、刑事役でもやはり説教くさく、生瀬勝久の井岡博満巡査長はおバカな感じが良く出ていた。二人の持ち味が良く表れていたと思う。(原作 )・誉田哲也 :「ストロベリーナイト」(光文社) ストロベリーナイト価格:700円(税込、送料別)(出演)・竹内結子 (姫川玲子警部補)・武田鉄矢(勝俣健作警部補) ・生瀬勝久(井岡博満巡査長)・林遣都(北見昇警部補) ほか○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
November 15, 2010
コメント(0)

金曜プレステージで、12日に放映されていた山村美紗原作のサスペンスドラマ「京都・源氏物語殺人絵巻」。原作が、「大阪国際空港殺人事件」なので、「大阪と京都と違うやん!」と思ってしまうが、原作を読んでいないので、どこがどう原作から変わっているのかは良く分からない。 内容の方は、一口で言えば、「香道」を隠れ蓑にした、麻薬密輸入事件と、これに絡んだ連続殺人事件である。被害者のもとには、源氏香図が残されていた。源氏香図とは、源氏香という香道の催しで使われる図柄である。この図柄を使って、源氏香の参加者たちは、自分の聞いた香りを当てるようだ。 これを捜査するのが、大阪府警の麻薬捜査専門の今井陽子警部補と京都府警の殺人捜査専門の宗像勇吾警部というわけだ。二人は、最初はいがみ合っているが、実はお互いに過去にトラウマを抱える同士で、ある意味似た者同士のようなところがある。 どちらかと言えば、宗像警部が大人という感じなので、結局は、結構いいコンビネーションで事件を解決することになる。連続殺人事件の犯人は、こいつしかいないと、途中で見当はついたのだ、ドラマの方では、まったく見当違いの人物が犯人だと決めつけてしまう。これはちょっと飛躍のしすぎだろう。 原作が「大阪空港・・・」の割には、内容はドラマの題通り京都趣味がいっぱいだ。 仁和寺、嵯峨野といった京都らしい風景や美味しそうな京料理、刑事達が食べる昼食にも聖護院大根やすぐきといった京都らしいものが出てくる。今京都は秋の風景が美しいだろう。行ってみたいものだ。(原作 )・山村美紗:「大阪国際空港殺人事件」(出演)・浅野ゆう子(今井陽子 大阪府警警部補)・遠藤憲一(宗像勇吾 京都府警警部)・山村紅葉(及川華絵 税関検査員) ほか○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
November 14, 2010
コメント(0)

有川浩による、ちょっと変わっているがピュアな恋愛物語「植物図鑑」(角川書店)。 主人公であるOLのさやかは、飲み会帰りに、行き倒れているイツキという名のイケメンを拾ってしまう。さやかの部屋に住みつくことになった彼だが、野草のことにとても詳しく、おまけに野草料理が得意。休日ごとに、彼に付き合って、食べられる野草を集めにいくさやかは、どんどん彼に惹かれていく。さやかが、野草採集をもっと楽しむために、こっそりと植物図鑑を買ったりしているのは、とても微笑ましい。その一方、彼女の心の奥には、いつか彼がいなくなってしまうのではないかという不安が潜んでいる。 二人は、一年近く一緒に暮らし、色々な野草を料理して食べるのだが、身の回りに、これだけ食べられる草があるというのはとても興味深い。出てくる草のカラー写真はついているし、野草料理のレシピもついているしで、いたれりつくせりである。小説を楽しむだけでなく、万が一のときのサバイバルのテキストとしても使えそうである(笑)。大体は、有川さんが作って食べてみたことがあるということなので、味の方もまあ大丈夫だろう(たぶん)。 ところで、この作品で一番重要な役割を果たす植物は、なんと「ヘクソカズラ」。花はとても可憐なのだが、とても臭いにおいを持っているので「屁糞」というすごい名前をつけられている。これが二人の思い出の植物であり、つまり、イツキは、「ヘクソカズラの君」なのである(笑)。 彼氏を拾ったり、その彼が料理の名手だが、何か秘密のようなものを抱えており、やがていなくなってしまうと言うようなところは、北森鴻のメイン・ディッシュを連想してしまった。しかし、「メイン・ディッシュ」の彼は名探偵という設定で話もミステリー仕立てになっているが、この「植物図鑑」のイツキ君の方は、野草専門の好青年で、話の内容も完全なラブ・ストーリーであるというのが大きく異なっている。おっと、もう一つ、彼氏が猫系と犬系という違いもあった。 二人の出会いのきっかけは、かなり変なものだったが、読み進めるにつれて、読者は、どんどんと二人の恋を応援したくなってくるだろう。そんな気持ちにさせてくれる作品である。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
November 13, 2010
コメント(0)

山口県宇部市の中心地を歩いていると、歩道に白鳥の絵が描かれた蓋がされているのを良く目にする。上は、下水のマンホールの蓋。絵に色がついていないのが残念だが、確かに白鳥が描かれている。 そしてこちらは、下水マンホールよりかなり小さい蓋。割と数が多い。ハンドホールの蓋だろうか。ご存じの方がいれば教えていただきたい。 ところで、白鳥が描かれているのは、宇部市に常盤公園という公園があるためだろう。白鳥はそこのシンボルだ。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
November 12, 2010
コメント(0)

チープな感じのイラストがちょっと気になる「占星術殺人事件」(島田荘司:講談社)。文庫版の初版は1987年となっているが、発表されたのは、1981年で、文庫版の後ろの方にある解説によれば「伝説的な作品」と称されているらしい。実は、うちの子が買っていた(まだ読んでなかったようだが)ので、ちょっと先に読んでみたわけである。日本ミステリーの古典と言うには、まだ新しいと思うが、うちの子にとっては、自分が生まれる前に発表されているので、古典のようなものだろう。どうしてその本を買ったのかと聞いてみると、どうも、何かの漫画に出て来たらしい。さすがに漫画の影響力はすごいものだ。 さて、この作品で扱われているのは、かなり猟奇的な事件だ。画家とその娘(義理の娘を含む)や姪の合計8人が殺されたのである。問題は、この画家が遺した手記の内容だ。そこには、自分の娘や姪たち6人の処女から、それぞれ違う星の加護を受けている部分を取り出して、完璧な人体(アゾート)を生成しようという計画が記されていた。画家の娘たちは、手記に示された部分を切り取られている死体となって、日本の各地で次々に発見されたが、一番怪しいはずのその画家は、最初に殺害されていたのである。しかも殺害現場は密室。 実は、この猟奇的な事件は、実際に作中で発生する訳ではなく、発生したのは昭和11年。40年前の記録上の出来事として出てくるのである。余りのミステリアスぶりに、日本中のミステリーファンが散々謎解きに挑戦してきたが、これまで誰も解決できなかったという設定だ。これを名探偵ホームズ役の占星術教室を主宰している御手洗潔と、ミステリー好きのワトソン役石岡和己が追い求めていくというのが基本的な筋書きである。もっとも、御手洗は、ホームズのことを作中でけちょんけちょんにけなしているのだが。 最初は、石岡が事件を説明し、それに対して、御手洗が推理を述べるという形だったので、てっきり安楽椅子探偵ものかと思ったら、途中から行動的になって、京都まで手がかりを探しに行く。結局事件は、京都で解決した形になったのだが、使われていたトリックの意外さには舌を巻いてしまった。このトリック、作中にも述べられているが、よほど捜査が御座なりでない限り、今だったらまず成立しないものである。ところが、事件の舞台を昭和11年としているために、不可思議な事件として成り立ってしまったのだ。だから、40年後の謎解きというのは、作品の中できっちりと意味を持たされているのである。最後に犯人が分かるところは少しあっけない感じはあるが、なかなか読みごたえのあるミステリーだった。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
November 11, 2010
コメント(0)

女の性と猟奇的殺人を描いた、メグ・ライアン主演のサスペンス映画「イン・ザ・カット」。2003年のアメリカ映画だ。 メグ・ライアン演じるフラニ―は大学の講師。スラングなどの言葉を集めるのが趣味のようだ。彼女の住居の近くで猟奇的な殺人が発生する。その事件の調査で、警官のマロイが、フラニ―の家を訪れたのだが、二人はやがて、男女の関係になる。ところが、腹違いの妹であるポーリーンが、同様の猟奇的な手口で殺害されてしまう。フラニ―は、マロイに疑惑を向けるのだが。 中心に描かれているのは、どろっとした「女の性」だろう。もちろん、その相手として男も出てくるのだが、それはわき役だ。この映画のもう一つの柱になっている猟奇殺人も、そのどろっとしたところを盛り上げるために使われているように思える。事件の犯人は、犯人としてはお約束のような人物だったが、とくにそのような猟奇的事件を起こした背景のような者もの描かれていないし、犯人と分かったら意外とあっけなく舞台から退場している。出てくる人間が、みんなどことなく不健康そうなので、これが映画のムードをよく盛り上げていると思う。 主題曲として使われている、けだるいような感じで歌われる「ケセラセラ」が何ともいい感じだ。(ツッコミどころ)・フラニ―が何者かに襲われて、逃げるときに車に撥ねられてもピンピンしていたが、不死身か?武道の心得はなさそうだが。・マロイが、フラニ―に水面に浮かぶゴミ袋を、自分の拳銃で撃たせていたが、いいのか?マロイの勤めている警察は弾の管理はしていないのだろうか。もっとも、これが伏線で、後々、フラニ―は助かるのだが。(監督)・ ジェーン・カンピオン(出演)・メグ・ライアン(フラニ―)・マーク・ラファロ(マロイ) ほか○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
November 10, 2010
コメント(1)

異世界より現れ、人間の存在の力を喰らって世界のバランスを乱す「紅世の徒」(ぐぜのともがら)と、それを阻止しようとするシャナ達フレイムヘイズとの戦いを描いた壮大なサーガ「灼眼のシャナ」( 高橋弥七郎:アスキー・メディアワークス)の第19巻。 この巻では、フレイムヘイズたちと「仮装舞踏会」との全面戦争の中で、敵の首領である創造神「祭礼の蛇」が復活するのだが、メインは、強大な力を持った、最強の殺し屋「壊刃」サブラクとの戦いの話である。 サブラクは、その恐るべき力で、「祭礼の蛇」の復活を阻止しようとするフレイムヘイズたちを苦しめる。彼には、「スティグマータ」という恐るべき技がある。受けた傷が、じわじわと広がっていくという自在法「スティグマ」を解呪不能の一点に絞って強化したものだ。しかし、サブラクの圧倒的な優位で進んでいた戦いも、思いもかけない終結を迎える。 サブラクは大きな力を持っていた。それは、圧倒的なものである。しかし、彼には「志」というものが無い。 「大きな力があるとて、なにが変わるわけでもない。」 彼ら紅世の王たちの寿命は人間よりははるかに長い。ほぼ永遠といっても良い生である。その長い生を、「志」もなく、殺し屋として殺伐と生きていく。彼はその生を既に生き飽きていたのかもしれない。いくら強くても、そのような生き方に、どんな意味があるのか。「祭礼の蛇」という自分を遥かに凌駕する存在と出会ったときのサブラクの行動は、彼の心の虚無の大きさを感じさせる。 一方、愛する悠二が「祭礼の蛇」の代行対として敵となったシャナの方は完全に吹っ切れたようだ。 「私は、悠二が好き」 ・ ・ 「この私の抱く気持ち、愛こそが、最強の自在法」 一度でいいから、こんなセリフを言われてみたいものだが(笑)、具体的にはどうするのかというと、 「腕づくで倒して、従わせる」そうだ。さすが、シャナらしい、一直線の思考法である。かかあ殿下の方が、夫婦はうまく行くと俗にも言われている(まだ夫婦じゃないけど)。がんばって、腕づくで悠二を従わせて欲しいと、つい思ってしまう(笑)。○関連過去記事・灼眼のシャナ18○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
November 9, 2010
コメント(0)

今の日本の地方都市はどこも衰退の一途である。私の故郷なども過疎化が進み、出身高校は、近くの高校と統合されて廃校になってしまった。しかし、これは日本だけでなく、世界中で進んでいることのようである。そんな都市縮小の現状をよく描いているのが「「都市縮小」の時代」(矢作弘:角川書店)である。 本書によれば、世界の多くの都市が人口を減らしており、1990年から2000年の10年間で人口を減らした人口10万人以上の都市は4分の1以上にものぼると言う。著者は、その原因として「産業の衰退」、「出生率の低下」、「居住の郊外化」、そして日本独自の原因として「東京への1極集中」をあげている。いずれも妥当なものだろう。それでは、衰退を続けている地方都市が、再び繁栄することは可能なのであろうか。繁栄が、人口を増加させることというなら、それに対して本書は必ずしも肯定的ではない。地方都市が再び人口を増やそうという夢を捨てて、都市が縮小することを否定的に考えずに、良い面を積極的に活かし、賢く縮小していこうというのがこの本の主張だ。 伝統的な経済学では、成長することを前提に議論が行われる。つまりは、拡大は善であり、縮小は悪なのだ。しかし、どの都市もどこまでも発展できる訳はない。経済成長といっても、所詮は同じパイを争うねずみ講のようなゲームだ。パイの大きさがよく分からないと言うのが救いではあるが、地球という閉じた系に中で行われている限りは、結局はどこかで行き詰らざるを得ない。賢く衰退するというのは、そのような時代の有力なオプションであるように思える。 それでは、どのように都市は衰退するべきだろう。本書には、具体例として、米独日に渡っていくつかの都市の取り組みが紹介されている。行われている施策は様々で、共通の方程式など導け出せそうにないし、これらの都市の取り組みが将来に渡り実を結んでいくかも実際のところ良く分からない。しかし一つ言えるのは、自分たちの都市の強みを活かして、課題を解決していこうと言う努力が大切だということだろう。都市の強みというのは、それぞれに違う。他の都市に真似をしても、成功すると言う保証はどこにもないのだ。自分たちの都市には何もないというのは、見ようとしていないだけではないか。本当に何もなければ、何もないことを活かすことを考えれば良いのだ。○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
November 8, 2010
コメント(0)

写真は、広島市内の、原爆ドームのすぐそばに架かる「相生橋」。写真では分かりにくいが、珍しいT字型の橋で、旧太田川(本川)と元安川の分岐点に架かっている。橋の名前は、二つの橋が出会うことから付いたそうで、少しロマンチックな香りがする。○ランキングの順位は? ○関連過去記事・宇品花火大会(広島市を歩く76)○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
November 7, 2010
コメント(0)

テレビドラマ「新参者」で阿部寛の演技が光った加賀恭一郎シリーズの第7番目の事件を扱った「赤い指」(東野圭吾:講談社)。事件的な設定は、加賀刑事が日本橋署に異動する前で、まだ練馬署に在籍していた時代となっている。 幼女の死体が、住宅街にある公園のトイレで発見され、その真犯人を加賀が追い詰めると言うのが基本的な筋書きだ。この作品は、ミステリーに分類されるのだろうが、実は、加賀が真犯人を探し出すと言ったものではない。実は真犯人は早い段階から分かっている。加賀が明らかにするのは、犯人の家族に隠されていた秘密であり、そこがこの作品をミステリーたらしめていると言っても良いだろう。 私は、以前、湊かなえの「告白」のレビュー記事に、「現代社会は、父性喪失の時代だ。」と書いた。この作品にも、「告白」程ではないが、「父性」の弱さが現れていると思う。本来は父親のロゴスと母親のパトスのバランスが必要なのだ。しかし、今の日本は、あまりにもパトス優位が目立つのではないだろうか。犯人であるわが子の犯罪を警察に通報しようとする父親。しかし、母親はヒステリックに子供の罪を隠そうとする。結局父親は、母親の論理を超えた感情に負けて、隠ぺい工作を行ってしまう。ところが、肝心の犯人の方は何の反省もないように見える。その結果、親子共々犯罪者となってしまうのだ。 この作品は、日本の家族システムに潜む問題点や福祉の貧弱さといった問題点を浮き彫りにしているように思える。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
November 6, 2010
コメント(0)

藤原祐による「レジンキャストミルク」(メディアワークス)の第2巻。 虚軸(キャスト)と呼ばれる人を超えた力を持ったものたちが、その存在を賭けた戦いを繰り広げるという学園SF小説である。この2巻では、敵である「無限回廊(エターナル・アイドル)」により、柿原里緒(形式名「有識分体(分裂病)」)が襲われる。、無限回廊は、更に、城島晶や硝子たちの友人の心の隙に付け込んだ卑劣な攻撃を仕掛けてくる。 この巻では1巻で名前だけ登場していた、晶の仲間である2人の虚軸が登場する。言動がハチャメチャで、虚軸の中でも最も厄介な性格破綻者という速見殊子(形式名「目覚まし時計(ハラハラ)」と、超ネガティブ思考で、虚軸の中でも最も陰気な言動破綻者という佐伯ネア(形式名「アンノウン(ゆらゆら)」だ。これは、晶の評価ということなのだが、確かに、とても他では見られないようなユニークなキャラクターだ。 この作品、本来は非常に重いテーマであり、コアの部分では、登場人物の心理描写をうまく描いて、そういった雰囲気をよく醸し出しているのだが、その反動なのか、普段の会話は非常に軽く、ボケとツッコミの応酬で、これが何とも言えず楽しい。主人公のパートナーである城島硝子にしても、本体は異次元のコンピュータで感情が欠落しているという設定なのだが、無表情で行う絶妙のツッコミと的確なボケ。これを楽しむだけでも読む甲斐があるというものだ。もちろん、本筋の部分もとても面白いのだが。○関連過去記事・レジンキャストミルク○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
November 5, 2010
コメント(2)

東広島市にある「広島中央サイエンスパーク」は、「頭脳立地法」に基づく集積促進地域の承認を契機に整備された業務団地で、広島テクノプラザをはじめとする多くの研究施設が集まっている。 先般用事があって、ここを訪れた際に、たまたま見つけた、「明鏡調節池」。言われはよく分からないが、石の標識が何とも時代を感じさせて、風情がある。 ○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
November 4, 2010
コメント(0)

「ぼっけえ、きょおてえ」などにより、ホラー小説に新たな境地を開いた岩井志麻子の「魔羅節」(新潮社)。 ちょっと書くのがためらわれるような表題で、ほとんど反則といってもいいくらいだ。まあ、最近はあまり使わない言葉なので、かろうじてセーフということか?現代語に直したら、とても書店で大っぴらに並べる訳にはいかないだろう(笑)。 しかし、表題で驚くなど、まだ甘かった。実はこの作品は全部で8編の短編から構成されているのだが、一つ一つの作品に付けられているタイトルの方は、とても紹介できないようなすごいものだ。これは、自粛しておかないと、このブログの品位にも関わりそうなくらいである。 内容の方であるが、どの短編を読んでも、どろどろとした淫猥な世界が広がる。淫猥だが、決して軽薄なエロ小説ではない。ずっしりと、体にまとわりついて来るような重苦しさだが、確かにこれは文学だ。帯に「よくぞ魑魅魍魎の世界へ」と書かれているが、まさにそんな感じである。使われているのはもちろん岡山弁。岡山弁は、他県の者が聴くと、ちょっときつい感じを受けるかもしれないが、それが、この独特の作品世界にはよく似あっている。○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
November 3, 2010
コメント(0)

フィリップ・リーヴによるこのシリーズ第1作目に当たる「移動都市」(東京創元社)。日本SF大会の参加者の投票により選ばれる星雲賞を受賞した作品である。既に2作目の「略奪都市の黄金」と3作目の「氷上都市の秘宝」は読んでいるので、すっかり読む順番が逆になってしまった。 このシリーズが面白いのは、都市が巨大なメカでできてあり、移動することができるという設定になっていることだ。更に、強い都市は弱い都市を狩り、食べてしまうという物凄い設定である。食べられた都市は、食べた都市の中で解体、リサイクルされ、住民は奴隷にされてしまうのである。また、移動都市に所属していない人々もあり、反移動都市同盟という組織を結成して、移動都市と反目し合っている。 主人公は、トマス・ナッツワーシー(トム)と ヘスター・ショウの二人である。トムはロンドンの史学ギルドの三級見習いだ。もちろんロンドンも、他の都市を狩るために動き回っている。ロンドンの史学ギルド長はヴァレンタインという冒険家だが、彼に因縁のあるへスターが、ロンドンに侵入してきた。あわやというところで、ヴァレンタインの命を救ったトムだが、ヴァレンタインは彼を、ロンドンから外界へ突き落してしまう。 この後、二人は、海賊都市につかまったり、ストーカーに襲われたりと冒険を繰り広げる。ここでストーカーとは、死者をサイボーグ兵器に改造したものだ。この話は、つまりはやがて夫婦になるトムとへスターのなれそめの物語という性格が強い。 このへスターだが、顔に大きな傷があり、ヒロインとしては全く異色の存在だ。実はその傷を付けたのはヴァレンタインであり、その因縁で、へスターは彼の命を狙っていた訳だ。ヴァレンタインはどうもへスターの父親の可能性が強いようであり、実の娘かも知れないへスターに酷いことをした割には、娘のキャサリンは溺愛している。そんな父親に溺愛されているキャサリンであるが、彼女は父親に似ず高潔な人物として描かれており、古代の破壊兵器メドゥーサの復活を阻止しようとしたり、へスターを助けようと自分の身を投げ出したりしている。キャサリンの活躍には、つい引き込まれてしまうのだが、最後はとても残念な結果になり、涙する読者もいるのではないかと思う。 ヴァレンタインとへスターの因縁もつまるところ古代兵器メドゥーサを巡るものなのだが、邪悪な力を求めるものは、結局はその力により滅んでしまう。この物語も、そんなお約束のようなラストで終っているが、トムとへスターの物語はむしろここから始まると言っても良い。既に、このブログにもレビューを掲載しているが、続編も、期待を裏切らない面白さである。 一つ残念だったのが、キャサリンのペットであるウルフ(本物の狼)。もっと活躍するかと期待していたのだが、意外にもあっさりと作品から退場してしまった。結構存在感があったので、もっと重要な役割を与えても良かったのではなかったか。 ○ランキング今何位? ○関連過去記事(「本の宇宙」掲載)・略奪都市の黄金・氷上都市の秘宝○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)
November 2, 2010
コメント(0)

写真は、備中高梁を代表する寺である、頼久寺。、足利尊氏が、諸国に建立させた安国寺の一つだという。ここは、小堀遠州作という庭園で有名である。国指定名勝の庭園だ。ここも昔一度入ったことがあるが、今回は開園時間外ということで外から寺を眺めただけ。○関連過去記事・紺屋川(備中高梁7)○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
November 1, 2010
コメント(2)
全31件 (31件中 1-31件目)
1
![]()

