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昨日、見に行ってきました。帰りに家の鍵を落としてしまいひと悶着してしまいましたが、なんとか無事でした。でもほかに何もやってない割には、なんだか妙に疲れてます。なんつーか、猥談にはじまって猥談に終わる、みたいな映画でしたね。おかしいのに笑うに笑えず辟易しましたが、さすがに後半はキツかった(笑)。要は、落語界の人気噺家一門の師匠はじめ重鎮3人が次々と死んで、その通夜を寝ずに明かす上での弟子やそのゆかりの人たちによる思い出話が物語の要。それにしても、なんで猥談だらけなんだ? と思って映画のストーリーを思い返すに、理由は3人の死に方にあることに気づきます。3人とも死の直前にエッチな思いをしてるんですねー。はじめに死んだ師匠(長門裕之)はいまわの際に「そそが見たい」とぼそりと云い、弟子の妻の「そそ」(秘所)を見せられ、「わしは『そとが見たい』いうたんじゃ、アホ!!」と怒りながら死んだ。舌足らずの師匠。次に死んだ一番弟子(笹野高史)は、死ぬ前夜に引っかけたコピーライターの女(爺フェチ)とホテルに直行し、「すごいタレ(女)やったでー」と、翌日その自慢話をしながら卒倒してそのまま帰らぬ人となる。「腹上死」に等しい死に様。最後の師匠の妻(富司純子)は、亭主の死後身の回りの世話をやいてくれる弟子の1人(中井喜一 = 主人公)に抱きついて胸に顔をうずめ、うっとりする。弟子があわててトイレに駆け込みトイレ掃除をはじめ、しばらくして外に出てみると、おかみさんが倒れていて、あわてて救急車を呼ぶが手遅れとなる。まあ、厳密にはエロくはないわけだけれども、広い意味ではエロい。死ぬまでエロやったからその送り方もエロいんじゃい、文句あんのかあーボケエー!!と、原作者の中島らもさん(故人)も、草葉の陰で叫んでいるような気がするお話なわけですにゃ。そのへんの機微が理解できると、しみじみと楽しめる作品かも。随所に泣けるしね。脚本が原作に忠実なところも好感がもてます。中島らもさんが生前から、舞台やドラマなどの制作者と数多く接してきたということもあるのでしょう。あまりに原作どおりなのにびっくりしました。だから、「あれを映画にするとこうなるのかあ、あっ、あれがこれかあ」みたいな楽しみ方もできます。来月法事があり、気分的にどうしても湿っぽくなりがちなんだけど、映画を見終わってから、気分がちょっぴり軽くなったような気がしました。こんな通夜があってもよい。
May 31, 2006
やれやれ、昨日の赤虫の正体が、早々にわかってしまった。「検索ちゃん」よろしく、あるポータルサイトで、「赤 1mm ダニ ベランダ」とかなんとかキーワードを入れて検索してみたところ、同じように赤虫にびっくりした人のブログを発見したので覗いてみたら、その正体をわざわざ調べてくれた人が「あろうことか」丁寧な解説カキコを残してくれておったのである。それを興味本位で覗いてしまったのも失敗であった。わからんままなら、昨日setattiさんが云ったように「千と千尋の神隠しに出てきた釜爺の子分として働く黒い奴の赤版」ということで、さらにおっぺけぺーな内容のファンタジーを展開させようと思ったのだが、わかっちゃったものはしようがない。・・・と、前置きがばかに長いけど、そろそろ本題に入りなさい、赤虫の正体はなんなの!? という話ですわな。m(_ _)m赤虫の名前は「タカラダニ」というものだそうです。やっぱりダニだったのね(ガックリ)。やはり一般家庭やビルのベランダに、初夏大量発生するもののようで、気味悪がる人による駆除の相談などが役所や花屋なんかに殺到したりするらしい。でも、人体や植物への害は全くなく(ダニアレルギーなんかについてはよく知らないが)、ほっとけば数日~数週間で自然にいなくなるものらしいです(T T)。赤虫がエサにするのは昆虫だそうで、セミに寄生するケースが多いらしい(でもウチのベランダにはエサにするほど昆虫はいないんだけどなー、何食って生きてるんだか)。で、昔から子どもが夏、「宝物」のように競って採ってくるセミに、この赤虫がひっついてることがあることから、「タカラダニ」という名前がついたそうな。動きの軽快さはダニらしからぬものがあるので、てっきり昆虫だと思っていたのですが。だけど嫌がる人、気味悪がる人は多いという。「ダニ」だからな。人間というものは先入観や十把一絡げの天才ですから、ヒモとか闇金融業をやってる連中のことを「ダニみたいな野郎だぜ」なんていったりする。「ドブネズミ野郎」「ゴキブリ野郎」と同類の「ダニ野郎」。ことほどさように、ダニというのは世間の鼻つまみの嫌われものなわけだ。けど、「タカラダニ」は人に害を及ぼすわけでもないし、見た目かくも真っ赤で美しいのだから、なにもそんなに毛嫌いしなくたっていいじゃないか、と思うんですけどね。初夏に現れてパッと鮮やかな赤い色で我が目をなごませ、夏の入り口に入ってパッといなくなるなんざ、季節の花や行きずりの恋みたいで風流じゃないですか、長っちりしねえ、宵越しの銭は持たねえ江戸っ子のように粋でいなせじゃねえですか(そーでもないか)。オフィスならともかく、自宅のベランダにいる奴ぐらい、やさしい心根で見守ってあげればいいじゃねえか、初夏の到来を告げる使者として「ハーイ、ダニエル♪」などとやさしく迎えてやる奴が一人ぐらいはいたって、ばちは当たらないんじゃねえですかい。・・・と、虫も殺せぬ性格の小生は思ったりするわけであります。というわけで、赤虫の話のシリーズ化はならず。「エイリアン3」「ロッキー3」「ターミネーター3」「釣り馬鹿日誌3」などに肩を並べることはできずに「赤虫2」で完結(の予定)。でもまた気が変わったら、「赤虫3」(赤虫を題材としたおっぺけぺーフィクションなど)でお目にかかるかもしれませんが(?)、なんつーて、なんだそりゃ。
May 31, 2006
去年某日の日中、何もすることなくぼんやりとコンクリートのベランダの床を見ていたところ、0.5mmほどの、小さくて赤い点がぽつんとあるのを発見した。しばらくその赤い点を注視していると、そいつは動き出した。それもかなりのハイスピードで。赤い点の正体が、ちっぽけな虫であることがわかった。小生の家は、なんら変哲のない町外れの小さなマンションの4階なんであるが、ベランダの地面をよく見ると、なぜか虫がいろいろ這っている。アリンコをはじめ、イモムシ、コガネムシ、クサヒバリなど。なんで? と思うのだが、実際そういうのがいるのだから仕方ない。あまり大きい虫でないのが幸いである。また、大嫌いなゴキブリやスズメバチがやってこないので、今のところは安心だ。赤い虫の正体は、手元に図鑑などがないのでよくわからない。ダニ、ツツガムシのたぐいかと思って警戒していたけれど、今のところ実害をもたらしてはこない。わからないし害もないから、つぶしたり薬をかけたりせず、そのまま放置している。だが先日、洗濯ものを干したあと、ぼんやりベランダを見て一瞬ギョッとした。赤虫が増えているのだ。増えているとはいっても大量発生というわけでもなく、見つけたのは15匹あまりなんだが、こいつらはベランダでなぜかひそかに増殖していたのである。何を食って増殖しているのかはわからない。この砂漠のようなベランダには、エサらしきものなど何も見当たらないのに。あなたの傍で ああ 暮らせるならば つらくはないわ この東京砂漠♪あなたがいれば ああ うつむかないで 歩いて行ける この東京砂漠♪(↑意味不明)気になって、1日1度、ベランダをチェックするようになった。占いよろしく、「今朝は赤虫8匹発見したからいいことがあるかも♪」「今日は4匹しか見つけられなかった、縁起悪っ」とか。そのうちそれは、早朝と出かける前の2度になった。暗いというか、アホらしい日課である。小学生がこういう観察を毎日やって日記でもつけてれば、「おお、この子はいろんなものに興味を持っててえらいな、はっはっはっ」とか、「毎日熱心に見てるわねえ、大きくなったらファーブルみたいな学者になるのかしら」などと云われ褒められるのだろうが、大のオッサンがそんなことやってると威張っても、ただの変わり者と思われつまはじきにされるのがオチだろう。この赤虫は、曇りや雨の日は姿を現さない。こちらが見つけられないだけなのかもしれないのだが、とにかくいないのだ。天気のよい朝は、その真っ赤な姿を日の光に照らすかのごとく、せわしなくベランダを這い回っている。日光を浴びると、こいつらはダニみたいな小さい虫のくせに、なぜか美しかったりする。山形・寒河江のサクランボ畑を思い出すような、はたまたコケモモ、野イチゴの群生地を想像させるような、艶やかな赤さ。以上の材料をネタに創作でも作れれば、観察してきたことが決して無駄ではないと自分を納得させることもできるのだが、当然そんなことはありっこない。どうせ新種の虫などではなく、普通のダニか昆虫かなんかの一種なんだろうし。こいつらがさらに増殖して、自分たちを踏み潰したりせず生かしてくれた小生に対して、ハートマークなどの「虫文字」を作ってくれたりだとか、またこいつらが実は宇宙からの重大なメッセージを伝えにきた使者だったりするとか、さらにその後こいつらが合体して小生のコピー人間になり、代わりに仕事に行ってくれたりするのなら、ストーリーは大きくふくらみを見せるのだけど、もちろんそんなことは、今のところない。たぶんこれからも、99.9999999999%以上の確率で、そんなことが起きるわけもない。
May 30, 2006
いやー、これ、映画化されていたとは全く気づかなかったんだけど、GWはすごい興行収入だったのだとか。原作は中島らもの短編小説だが、そのブラックユーモアに富んだ軽快なギャグが大好きだ。長門裕之が、落語の師匠の役を演じるらしい。演じるといっても、この話は、師匠が死んで葬式が行われるところからはじまるので、死体の役なんである。このへんからすでにぶっ飛んでいる。だけど、集まった弟子たちによる、師匠の思い出話が高じて、しまいには棺から師匠の遺体を担ぎ出して支え、三味線に合わせて踊りを躍らせる。すると、死体が自分で踊りだし、おかみさんが腰を抜かす、というのがオチ。噺家の世界の、病気や死も笑いネタにしてしまおうという精神は、「笑点」の大喜利でもおなじみだが、実際に死体に踊りを躍らせるというのは、かなりスパイシーである。幸い、今週平日は休みなので、ちょっくら見に行ってこようかなあと思ってます。面白けりゃ、感想でも書くかもしれないけど、書かないかもしれません。
May 29, 2006
しごと~は~つらかった♪あとは~しょうちゅうをあおるだけ♪みたいな感じですわ(へなへな)。でも今月の仕事は今日でおしまい。仕事先で、お客に見せるモニターテレビがあって、そこで「日本ダービー」を見ることができた。皐月賞を勝ったメイショウサムソンが、直線剛脚を炸裂させて2冠を達成した。今年のダービージョッキーは、私と同い年だという。着順1つ違うだけでも、今後の人生はずいぶん違うのだろう。何年か前に、「サニーブライアン」という馬がやはり皐月賞、ダービーを連勝したけど、そのときの騎手・大西直宏も、やはりなかなかビッグタイトルに恵まれない苦労人だった。皐月賞を見たとき、私はこの勝ち馬を「サニーブライアン」にシンクロさせて、たぶんこいつが2冠達成するだろうと思っていた。だったら馬券買っとけばよかったのに、バイト料がまだ出てないので自重してしまった。ちと悔やまれるけど、買ってないものはしようがない。で、そのあとの巨● vs ●ッテの試合は、●ッテが競り勝ち同一カード3連勝。そもそも今の巨●の野球は、●ッテの模倣というかパクリに見えるからなあ。本家には負けるわな。まるで子ども扱いだった。天下の巨●が、彗星のごとく出てきた強豪のまねっ子とは泣かせるぜ。現在ケガで出られないエースのウエハラやタカハシといった先発ローテーション組の心構えが、個人的には大変気に入らない。ファームに最低2ヶ月居させて反省を促せるぐらいの気持ちがないと、今年も●神の優勝になるんじゃないか。なんだかんだいいつつも、巨●が強くないとセ●ーグは面白くならないと思うし、私たちのバイト先も儲からないので、なんとかして欲しいものだ。
May 28, 2006
朝のジョギングはいつしか、ウォーキングに変更している。先日、アルバイト先でひざを痛めてから、仕事や生活に極力負担をかけずに続けられる運動に変えた。そんなわけで、今朝も朝6時半から、近所の公園の周回コースをとことこ歩いていると、後ろからおっさんが3人連れ立って歩いてくる。すると前方から「駆け足!集合!」と号令がかかり、3人が小走りに走り出した。何事かと思ってみていると、前方の駐車場入り口前に若者とおっさんが約40人、群がっている。中でも長老っぽい人が、大きな横断幕のようなものを持っている。横断幕の文字から、集まりが「○○○警察署 課係対抗ジョギング大会」であることがわかった。つまり公園にほぼ隣接する警察署が主催で、この人たちは警官。近所に住む人たちが集まったのか、警察署に宿直した人たちが集まったのかは知らないが、朝っぱらから、たかがジョギングのために呼び出されるというのもご苦労なことである。私見だけど、ジョギングなんてものは、個人が思い思いに自分の意思でやるものであり、集まってやるものではない。だいいち、職場のスポーツイベントなんて、種目がどうあれまっぴらごめんだね。今の私のバイト先はスポーツ関係の施設だけど、職場に拘束されて自分の職場を会場にしたスポーツ大会なんかがあっても、絶対出たくない。それでもやれというのなら、何か別のモチベーションが必要だ。どうやら今日が初日らしく、横断幕を囲んで記念撮影などをやっている。私は、その脇をそそくさと通り抜けた。やがてスタートしたジョギング大会の一行が、次々と私を追い抜いていく。若くて体格のよい男性がトップグループ(たぶん体育会系の卒業間もない若手警官だろう)、少し離れて30~40歳代の同じく筋肉質の男性のグループ、あとは若いけどちょっと太めの男性(がに股で脚が上がってないところをみると柔道部出身者か)、同様に若い頃は柔道は強かったけど走るのが苦手でほとんど走りこみなどしないまま年齢を重ねたと思われるグループ、しんがりを固めるのは中高年、といった隊列。おのおの、皆どことなくのどかで楽しそうである。周回コースを1周回って戻ってみると、すでにトップの若い警官はゴールしていた。どうやら、コースを2周(約2km強)しておしまいらしい。そのあとの激務を考えれば妥当な運動量というべきか。続いて次々にゴールしていく。中高年グループが圧倒的に遅い。中高年グループの数名が、近道を通ろうとして語り合っていると、前方から「おい、何やってんだよ!?」と呼び止める声がする。見ると、一足前を走っていた見た目50歳代の警官が、近道の入り口の少し先に立ち止まってストレッチをやっている。「お前こそ何やってんだよ」と、迂回を企んだ中高年グループの警官の1人が言い返した。「何って、お前たちみたいな不正を食い止めるためにこうやって監視していたんだ」「監視役」の警官は、にやにやしながら答えた。「ちぇっ、迂回できずか、しゃーないな」「ホラ、ぶーたれてないで行くぞ!」監視役はズル組のグループにそのまま合流し、仲良く並んで走りはじめた。警察のくせにズルするんじゃねえよ、と私は腹の中で悪態をついた。ていうか、ゴールまであとほんの600mちょっとだぜ(^^)。
May 26, 2006
ああー、疲れた。予期していたことではあるけど、今月からはじめたバイトが、生活の中心をなしている。本当は勉強が1番、バイトは2番目にしたいんだけど、最初の1ヶ月めは仕方ないか。けど、おかげで勉強のほうがすっかりほったらかしになってしまっている。バイトで失敗しておちこむと、立ち直るのに丸1日かかったりするしね。いやはやまいったまいった。あまりに今までの社会人生活との環境が違いすぎるというのもあるけど、若い子たちとのコミュニケーションが、こんなに疲れるものだとは思わなかった。来月は、そんなに出勤がないので、ちょっとマジにまとめて勉強するかねえ。と、いちおう宣言はしておいたりなんかして・・・。
May 24, 2006
家の出口の前が土になって雑草が生えてたりするのだけど、なぜかでかい石っころが何個か転がっている。とくに意味はないものと見える。今朝、ためしにこの石っころを1個動かしてみて、思わず大きく1歩後ずさった。石の下にダンゴムシの大群がうごめいていたのである。恐ろしいほどの数である。彼らの生態はよくわからんのだが、基本的には群れるのを好む虫らしい。というか、親ダンゴムシがまとめて大量に卵を産みつけるわけだから、当たり前なのか。冒頭に「とくに意味はない」と書いたが、ダンゴムシにとっては意味があったというわけ。気持ち悪いので、彼らをぐちゃっとつぶさないように石をそっと元に戻し、そそくさとその場をあとにしたわけであるが、歩きながらふと思った。「風の谷のナウシカ」に出てくる「大蟲(オオム)」のモチーフは、ああいうダンゴムシの大群に違いないな、と(違うかもしれないけど)。もしくは、海辺の岩などを這い回っているフナムシの、どっちかだな(違うかな)。たぶん「ナウシカ」の原作者は、私と同じ光景を見て、あまりのダンゴムシ(フナムシ)の数に驚いたのに違いない。だが、彼が私と違って偉いところは、あの大群を見て、最終的に「ナウシカ」のクライマックスで、巨大ダンゴムシ(大蟲)の群れが、風の谷に押し寄せるシーンに結びつけるところまで漕ぎつけたことである。
May 22, 2006
<化粧回し>大相撲で初優勝した白鵬の化粧回しが「みのもんた」になっているのを、先日発見。まったく目立ちたがり屋さんなんだから。明日の「朝ズバッ!」では、白鵬の話で持ちきりになることだろうね。以前から彼は「場所後に朝青龍にごちそうしちゃったよ~」なんて、ぎょろ目の目じりをゆるませて番組本番中にしゃべってたりするけど、あれがどうやら老後の楽しみらしいので、せっかくの楽しみを非難してはかわいそうなので何も云わないけど、今日だけは、モンゴルのお父さんにゆずってあげてください。<濁音>「チャングムの誓い」を見ていて気づいたこと。チャングムのフルネームは、「ソ・ジャングム」という。また、彼女の育ての親であるトックおじさんは、フルネームで呼ぶと「カン・ドック」、ライバルのクミョンは「チェ・グミョン」、恋人のチョンホは「ミン・ジョンホ」となる。どうやら、彼らの名前は苗字とあわせて呼ぶとき、濁るらしい。昔はそうで今は違うのか、今でもそうなのか、ハングル語をまったく知らないのでわからないのだが。もし、今もそうだとしたら、チェ・ジウは本当は「チウさん」と呼ぶのが正しいのかなあ、などと思ったけど、もしそうであるとしても別にいいや。<シャラポワのパパは・・・>これもどうでもいい話なのだが。ロシア人のファミリーネームというのは、男女で呼び分けがあるらしい(って別にもう常識なのかもしれないけど)。たとえば男性の場合姓の末尾が“v”で終わる場合が多いのだが、同じ家族でも女性の場合はそれが“va”となる。もっともそうじゃない名前の人も大勢いると思いますけどね。冬季五輪の選手などを見ていると、男子選手と女子選手の名前で顕著にそれがわかったので「なるほど」と思った由。なのでこの伝でいくと、テニスのシャラポワ選手のお父さんは「シャラポフ」になるのではないかいなー、と思った、という単にそれだけの話なんで、あんまり掘り下げないでください。m(_ _)m
May 21, 2006
(以下、小梅太夫風)もうすぐ洗濯物が 乾くと思ったら~♪どしゃぶり雨になりました~♪チックッショー!!というわけで・・・しょんぼり。ベアーズの野球の試合も中止だし、お天気め気を持たせおって。グラウンドが、たぶん夕べの雨の影響でぬかるんでるというのもあるんだろうけど。他人様の娯楽をサポートするばかりの日々を送る者としては、たまには自分も発散したいのだが。というわけで明日のオークスは、今日のしょんぼり気分にならって、ションボリルドルフの産駒が激走するかもしれんが、そんな馬はどうやらいなさそうなので、馬券を買うのはやめて、ダービーもしくは宝塚記念に一点集中・藤原紀香買いに方針変更。
May 20, 2006
月曜は休日だったので、ひねもすぐうたら過ごそうかと思っていたところ、朝、母親から電話がかかってきて、イタリア映画「家の鍵」を見に行くので一緒に来い、と呼ばれました。てゆーか前日は「母の日」だったのに、電話の一本すらかけなかった親不幸モンなわけですけど(汗)。どんな映画なのかぜんぜん知らなかったのだけれど、月曜日はとくにこれといった予定もなく、劇場で映画を見るのも久しぶりだったので、よい気分転換になると思い、ぶらりと出かけることにしたのです。だいたい、親と映画を見に行くのなんて、小学生の頃「ガラスのうさぎ」(古いっ!)を見て以来じゃなかろうか。この映画館は、昔よく通っていたところなのですが、「アカデミー賞」や「ベネチア」「カンヌ」などの受賞候補にノミネートされるような映画ではなく、たとえばアジア・アフリカ・東欧圏などの名画とか、福祉・人権問題・異文化や風俗の探訪などをテーマとした作品を中心に扱う映画館。どんな映画なのか興味が高まりました。見終わったあと、母がこれまですごしてきた歳月の経験を、私にも伝えたかったのだろうと感じました。物語は、脳性麻痺を患う少年をリハビリのためドイツのベルリンへ連れて行く若い父親との、二人旅の旅路のお話です。しかもこの父親は、少年を産んだ妻の死にショックを受けて家出をしてしまい、長らく逃亡の挙句別の家庭を持っている。少年とは10数年間ぶりの邂逅になるが、彼には実の父であることは伏せている。それまでの少年の育ての親は、彼を産んだときに死んでしまった母親の兄夫婦なのですが、このリハビリに漕ぎ着けるまでにいろいろと苦難があったらしく、医師から「実の父親に遭わせれば奇跡が起きるかもしれない」と云われ、この父親に白羽の矢が立ったのだというのです。いざ遭ってしゃべってみると、彼はどうも心身に障害があるらしい。それでも屈託なくなついてくる息子に対して、この父親は、まずは懸命にコミュニケーションをとろうとする。次に、親としてのこれまでの無責任な行動の穴埋めをしようとする。私のきょうだいに、ごく軽度の心身障害(診断名は知らないし、私たち一家はこれを障害とは思いません)を持つ子がいるのですが、この子を育てる経過で、両親が一方ならぬ苦労をしてきたのを垣間見ていました。にも関わらず、私はそれを見てみぬふりをして揶揄したり、結果的に母を苦しめるような言動を繰り返してきたように思います。なんとなくそんな記憶が頭をよぎり、自省の念に少々かられました。映画に話をもどしますが、イタリア人の彼ら親子にとって、ベルリンの地は言葉をはじめ、なかなか馴染めないことが多く、ただでさえ慣れない介護生活に加えたとまどいと我慢の連続に、次第にこの父親は疲れてくる。そんな中、同じ病院に娘を入院させている中年フランス人女性とのふれあいが、ピア・カウンセリングのような形で彼の心を癒してくれる。彼女は共感的な態度で、「自分の子どもの介護を煩わしく感じることに対して自己嫌悪に陥る必要はない」と話し、さらに「あなたの息子さんはまだ幸せなほうだ」と云って、若い父親を少しずつ勇気づけてくれる。けれど、最も彼を勇気づけたのは、脳性麻痺および心身障害をもつ息子自身だったのです。映画の冒頭で、少年の育ての親がこの父親と対面し、ベルリンに連れていくことを依頼するシーンがあるのですが、その中で、この育ての親の「あいつは実際大した奴だよ」というセリフがありましたが、その意味があとになってわかってきます。はじめは不安と煩わしさから憂鬱な気持ちで接していたこの若い父親は、やがて少年と一緒に暮らすことを決意し、少年にそれを告白します。そういう気持ちにさせたのは、少年の、優れた思いやり・気配りの力と純粋な心がもたらしたのだと思いました。行動や発言がいつも突拍子なく、すぐに駄々をこねたり目を離すとどこかにいなくなったりするのだけれど、疲れ果てた父を見て、「どうしたの? 愛情に餓えているの?」などといって抱きしめたり、落ち込んで泣いている父を「がんばれよー僕がついてるからさ」と励ましたりする。ちゃんとパートナーを気遣う心を、彼は普通の人以上に持っているのです。ただ表現が拙いだけ。なんとなく、私の母と例のきょうだいとのやりとりの中で、よく似た光景を何回か目にしたことがあったのを思い出して、笑いがこみ上げると同時に、少し涙腺が緩みかけました。家族として一緒に生きていてくれることによって、それがどんなに前途多難であろうと、互いを励まし慰め、高め合っていける、あるいはそのことに気づかされるのでしょう。それが早かれ遅かれ。「一緒に生きてくれてありがとう」という言葉の真意を、ほんの少しだけ実感したような気がしました。などと云ってるヒマがあれば、そういう家族を作らねば、いい加減ぼちぼちそういう目標も立てねばならぬ年齢なのですが、他人のことはさておき(^^;)。
May 19, 2006
今朝、某テレビ番組で、子どもの将来の夢を抱かせる教育の一環として、実際の仕事現場の体験を子どもたちに味わわせる施設を紹介していた。その前置きとして、政府だったか、あるいはマスコミ・シンクタンクが子どもに対して行った「将来の夢はなんですか?」というアンケート調査に対し、「将来の夢はない」という回答が最も多かった、という集計結果になったのが問題なのだという。これをうけて、番組のメインキャスターが「これは寂しいことですねえ」と、ややうんざりした顔で答え、番組を進行するアナウンサーも、「そうなんです、このように『今の子どもたちには夢がない』というとても残念な結果が出てしまったんです」とまぜっかえしていたのだが。まるで、「将来の夢はない」と答えた子どもがあたかも悪者みたいな話の展開になってるみたいなんですけど、なんで?「まちゃまちゃ」風に云うと、「将来の夢がないから寂しい? 残念だ? はぁ?」みたいに感じちゃったのであるネ。もっとこんなふうに考えられないものか。そもそも、子どもが「将来の夢は何?」と聞かれて、答えられる「大人の求めを充足する回答」の範疇というのは限られているはずであり、それに反して子どもの発想の範囲というのは、もっと広いはずなのである。つまり、「夢がない」というのは、単に大人の目線から子どもが外れただけなのだと。大人が聞いて喜ぶ「将来の夢」の回答というのは、大方こんなものだろう。スポーツ選手、パイロット、医者、看護師、総理大臣、刑事、学校の先生、小説家、料理人、歌手、なんて答えれば、大人は喜ぶ。逆に、役所の公務員、お笑い芸人、有名人のお嫁さん、ネットゲームのプロ、ギャンブラー、なんて答えると、親や教師に叱られたり、クラスでいじめに遭ったりするわけだろう。さらに、仮面ライダーとか、アンパンマンとか、ガンダムの操縦士とか、ルパン3世みたいな泥棒とか、浜崎伝助や寅さんみたいな遊び人になりたい、なんていうのも、子どもの「夢」という発想の中には十分ありうるにも関わらず、親なんかはそういう答えを我が子から聞いた瞬間、周りの子と比べて「うちの子はおかしい」なんて心配になったりするわけじゃないか。そうして「そんなのじゃなくてもっと別の夢があるでしょう!?」なんて周りの大人たちからせっつかれたりしてるうちに、考えるのが嫌になったり面倒になったり、まだそういう「大人になったらやりたい仕事の夢」にまで思いがいたっていない子どもは、体裁と恥の恐怖などから自分なりの夢の表現を取り下げて、やむなく「夢はない」と答えざるを得なかったんじゃあるまいか。そのほか、発達の個人差だとか、健康状態、家庭の事情とか、いろんなところから「将来の夢はない」と我が子が答える要因は存在すると思うなあ。つまり、大人が構築した枠に子どもがはまらなかったからといって、その子が変だとか悪いという発想は、視野を狭め、眼前のコミュニティや家庭をつまらぬものにしてしまうのではないか。この問題に対して発言する人は、もっと子どもの目線から見て物事を考えるべきだと思った由。
May 15, 2006
<ぴょん太の楽しい戦争>「週刊金曜日」という雑誌。現在の国の政策や、それによってもたらされる国民生活の変化などについて、ちょっとコウルサイ内容のコラムがずずっと頭から終わりまで続く、一般の週刊誌とはちと違う週刊誌であり、たぶん好き嫌いが分かれる雑誌である。小生はうわべは「あんまり好きではない」を誰にともなく標榜しつつ、深層心理的には、こういう「噂の真相」的若干キナ臭さを残した雑誌は決して嫌いではない。ときに、痛快と思える記事に出遭えることもあるので、期待感が少しだけあったりする。で、この雑誌には月1回、表題のようなタイトルの漫画が登場する。石坂啓さんの作。ここに出てくる「ぴょん太」というのはウサギなのだが、時事ネタを面白おかしく掘り下げては笑い飛ばしたり、辛らつもしくはシニカルなコメントを加えたりしている。ぴょん太の言葉=石坂さんの考えなのかどうかは知らないけど、ときに、おそらく雑誌編集部全体が声を大にして述べている論議とまったくアベコベのことを、このぴょん太がしゃべることがあり、なかなか笑える。たとえて云うなら、葬式の席でブラックユーモアを云うような内容の話。アンチテーゼというか、世論全体が一方の人間ばかりを批判している中で、それとは全く逆のことを主張することによって、バランスを取る意味で、ぴょん太の言葉に目を向けるということも、無駄な作業ではなかったりするので、案外目が離せないのである。<大好物?>ホリエモンが裁判で無罪を主張していくことを、弁護側を通じて標榜したという。また、ムラカミファンドのムラカミ氏が、阪神電鉄「乗っ取り」(?)について強硬姿勢を世に示したという。我が身に直接的には全く関係ない話題ではあるので、その良し悪しについて何も云えないのだが、ジャーナリズムは揃って彼らのことを、ダーティイメージで語り、そのまま彼らの思惑を果たせぬまま、蛇の生殺しにしてしまおうとしているように見えてならない。しかも皆が皆、同じ方向を向いているような気がする。阪神ファンだとか阪神の社員だとか、ライブドアの事件発覚直前までライブドア株を買っていた「被害者」たちがそういう態度を示すのはわかるのだが、全く関係ない一般生活者までもが、ホリエ&ムラカミを白眼視している。世論のこういうさまを見ていると、その是非とは関係なしに、少しイライラする。これが世論というものであり、バッシングというものなのだろうか。えてしてこういう「こきおろし記事」の内容は、日を追うごとに陳腐化するに違いないにも関わらず、しつこく反復され続けることだろう。なのに世論はそれを読んで「ウンウン、そうだそうだ」と、決して否定しなくなってくるのである。小生としては、この話題について、そろそろ前述の「ぴょん太」に登場願い、クソミソ世論など次々にポリポリかじり捨てて欲しい。というか、ぴょん太はこういう展開の世論は、垂涎ものの大好物の筈なのである。
May 13, 2006
東京都の「心身障害者扶養年金制度」が、2011年にも破綻する見通しらしい。つまり、あと5年で破綻し、以後支給はなし。うーーーーん・・・。この制度は、障害者を子に持つ親の死後、残された障害者の終身生活保障という意味でスタートしたものなのだが、受給者の寿命が延びていることなどが理由だという。そのほかにも、金利などに対する都の見通しの甘さなどが指摘されるところでもあったという。けど、現都知事のスタンスを見る限り、これの救済策を考えようという気持ちはないだろうな。確か、昔彼を負かして知事の座に就いた対抗勢力のじーさまが作った制度のはずだし。根に持ちやがって、このお目々パチクリめ。割合、自分としては「都任せ」にしていたところもあるのであるが、回り回って実は自分にも影響のある問題なんですよね。今のところはっきりとした影響はないにせよ。まあ、そうはいっても、こういう制度も東京以外の県ではやってないわけなので、今までが幸運だったと思うのが正しい考え方なのかな、そう考えれば気が楽になるな、ウン。
May 12, 2006
今日、さだまさしがNHKのお昼のトーク番組に出ていた。トークののかたわら、去年に長崎あたりで、吉田政美を呼んでのコンサートで唄ったという「精霊流し」の映像を見ていたら、知らず知らず涙がほおを伝っていた。どうも、この歌を聞いてると、情けないことにいつも泣いてしまうんだよね。口ずさんだりしただけでも泣いてしまう。まあ歌詞自体が「慟哭の歌」だから仕方ないのかもしれないが。さだまさしがTVに出るときというのは、いつも軽薄な話ばかりしていて、ウケねらいとか俗っぽさが表面に出ていて、そういうところを、近頃いつも松山千春に「器が小さい」「友達になりたくない」などと云われ、バカにされている。だけど、彼の本質というのは実は違うんじゃないのかと、最近思う。松山千春にバカにされてもいいので、私はさだまさしが今好きであると云ってしまう。さだの唄は自分の心を、いつも救ってくれるのだ。たまたまではあるけど。その話はあとで。さだまさしの歌で救われたと云う人は、実際多い。作家の安部譲二さんは、かつて刑務所にいて自己嫌悪のどん底にいたとき、「雨やどり」を聞いて更生を決意したときく。また、「道化師のソネット」を聞いて救われたという障害者の親もいるときく。さだまさしは、決して唄が上手いとはいえない。だけど、あの哀切のこもったやさしい唄声というのは、聞いていると耳に心地よく、歌詞を通じた情感、心がすごくよく伝わるように思うのだ。そうしてとりわけ、弱ってるときの小生のハートには、さだの歌がよく効くのである。ちょっとここ数日、朝目覚めてもイライラした気分に包まれ、何事も手につかないような日々が続いていたのだが、「精霊流し」を聞いて涙を流したあとスッキリして、イライラ感がピタリとおさまった。形はどうあれ涙を流して泣くことが、現時点の自分には必要だったのだ。
May 11, 2006
栃東は早くも2敗、朝青龍は休場。で、大相撲は素人目から見ても、はっきりいって興行大ピンチである。一見、白鵬が新大関になったり、イケメン大関琴欧州が人気を博したり、「ばると」とかいう大器があらわれたりと、話題に事欠かないように見えなくもないが、彼ら外国人力士は、仮にそこそこいい番付まで地位を上げたのち、引退後定年まで日本で親方として相撲界を引っ張っていってくれるのだろうか。なんとなく、彼らの相撲部屋への入門の仕方が「出世すればすこぶる割のいい出稼ぎ先」として選んだっぽく見えて仕方ないんだよね。その後部屋の水にも親しんで、多少とも心変わりをするのかもしれないが、みんながみんな、引退後、体格のいい子どもを弟子にスカウトしたり、巡業の雑用を喜んでやるといった「伝統的雑用」にいそしむ姿というのが、どうも想像し難いのだ。朝青龍がひんぱんにモンゴルに帰省したり、プロレス関係者とコンタクトをとったりしてるのを見ると、彼からして全幅の信頼をおいていいのか疑問。というか、里心がついたりするのはそもそも当然のことだと思うし、貯めたお金を使って郷里で将来事業を興そう、なんて思ったりするのが人情なんじゃないのかな。日本人力士のふがいなさということよりも、なんか、そんな将来のことまで予想しながら相撲を見ていると、大相撲存続のためにも日本人力士もっと頑張れ! といいたくなるんだよね。まずは栃東、残りを全勝して横綱になってくれ。今回ダメでも最低限来場所に望みをつなげ。これは別に閉鎖的な思想として云ってるわけじゃない。外国人力士が日本で相撲を維持し、さらなる振興・発展に生涯精力を注いでくれるという条件があるのなら、どんどん出てきてもいいと思うけどね。
May 10, 2006
我が家のあたりは別に行楽地でもなんでもないのだが、小生が朝走っている運動公園の中に、バーベキューをやってもよい芝生スペースがあり、今のシーズンにはこのGWとか週末などに親子連れや若者グループなどが大挙して、バーベキューセットに火を起こしたりテントを張ったりフリスビーを投げたりして、日中大わらわなのである。楽しそうなのは大いに結構だし、わざわざ遠方から我が町を訪れてくれるのはありがたい(個人的には別にありがたくもなんともないけど)のだが、ちょっとマナー違反というか、地元民が迷惑に感じることが目立ちすぎるアルネ。駐車禁止道路に堂々と路上駐車するわ、食べ散らかしたゴミで公園ゴミ箱は月曜日に大変なことになっちまってるわ。公園側の受け入れ態勢が不十分という点は否めない。大挙するバーベキュー利用者を見込んで、駐車場をもっと確保するとか、ゴミや迷子のケア体制を設けておくとかするべきなんだろうけど、公園事務所がそんなに力を入れるのも難しい事情もあるのだろう。だとしたら、やってくる家族には、できる範囲でマナー遵守を心がけて欲しいもんだ。せっかくの楽しかったバーベキューの思い出に水を差すつもりなんか、さらさらないですしね。かく云いつつ、こんなことでもなければ「行楽マナー」なんてことについて考えたこともなかったからなあ。富士登山者が排出するゴミに対して苦情を述べるNPOの人たちの気持ちが、少しだけわかったような気がする。ホンモノの行楽地など、もっとひどいことになってるに違いないし。ちなみにこの公園、昔からヘンなロケ現場に使われることがある。昔、陸上競技のトラックでは「たけしの元気が出るテレビ」の企画「デブリンピック」をやってたし、その後、島崎敏郎が巨大扇風機とパラグライダーで幅跳び世界新記録に挑戦していたこともある。さらにときどき、木陰などで水着撮影をやってることがあるルル~♪ところが、被写体の顔を見ると、グラビアアイドルじゃないことが遠目からも一目瞭然の場合が多い(笑)。あるいは彼女たちの正体は、エロ本のモデルかなにかで、もうちょっと辛抱強く見ていたら、水着を外し出すのかもしれなかったのだが、そんなのを最後まで見届けるほどこちとらヒマでも根気強くもなかったのだった。
May 9, 2006
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「雪国もやし」のCMが近頃ちと気になる。はなわくんが、「高いから絶対買うなよ雪国もやし~♪」と唄いつつ、商品名を消費者に認知させ、購買意欲をそそっているということか。確か「雪国もやし」って、1袋100円近くするんだよね。確かに高い。私がいつも買ってる「分福もやし」は、1袋29円だから、これが3袋以上買えるからねえ。なにが悲しくて100円のもやしを買う必要があろうか、てな感じ。この値段に含まれた付加価値というのは、おそらく「しっぽが取ってある」といった、「コールスロー」とか「無洗米」、「カルピスウォーター」的発想の、「調理の手間賃」が含まれているんだろうと思う。もしそうなのであれば、仕事を持ってて忙しい主婦とか単身者にはいいのかもね。もやしをあんまり食べない人にもいいかもしれない。逆に、私のような「倹約ゆえにもやしをたくさん食べたい派」には適さないだろう。それにしても、スーパーに行くと、いろんなブランドのもやしがあるのに驚かされる。またもやしの種類も多彩になって、豆もやしのほかにも、カイワレ、つまみ菜といった従来のものに加え、最近ではブロッコリーのスプラウト、そば苗などというのも、広い意味では「もやし」に含まれるわけだから、スーパーの野菜コーナーの一角は、ある意味壮絶な「もやし戦争」が連日繰り広げられているといってもよい。そういえば、椎名誠の「モヤシ」という本が、講談社から最近文庫本で出ていたので読んでみたけど、かなりくだらなかった。でも時間つぶしにはよい。「モヤシ」椎名誠著 講談社文庫
May 8, 2006
例の、「その暴言がしばしば球界全体を揺るがすオーナーと、選手の心の機微をイマイチ読めてなさそうな監督のチーム」のお膝元でのアルバイトが始まったのだが、いきなり空前の客の入りとなった。それもそのはずで、GWの真っ只中のそういう時期だからこそ求人があったのである。私が配属された売店は、ビジターサイドの最上階の内野席という、比較的人手の入りにくいエリアであったにもかかわらず、瞬く間にその日の売り上げが100万円を突破してしまい、店内では歓声があがった。もっとも、こちらは慣れない仕事にテンパっていたので、そんなに凄いことになっていたことを知ったのは、翌日のことだったのだが。ビジターサイドとはいえ、内野席はあんまりそういうことは関係なく、ホームチームのファンも大勢やってきては、ビールやサワーなどの飲み物をはじめ、焼き鳥、たこ焼き、焼きそば、カレー、牛丼などを矢継ぎ早に注文していった。あまつさえ、ホームチームの投手陣がピリッとせず、試合は負けムードが高まっていったこともあってか、ファンは自棄酒自棄食いに走りはじめ、同じお客様が何度も店を訪れたり、遠来や子供連れのファンが、3回あたりで早々に帰途につくといった光景も目の当たりにした。そういう観客の往来を見ているのはとても興味深いのであるが、はじめての環境に適応することは、チキンの私にはやはり多大に神経をつかうことで、先輩アルバイトさんたちにも多大な迷惑をかけると同時に、久しぶりの立ち仕事に、ヒザや腰がガクンガクンになり、3連戦の最終日である今日は立って歩くこともできないため、やむなく今日は仕事を休み、おウチでこうして日記をしたためているという体たらく。歳をとると疲労やケガの回復が遅いのは、スポーツ選手に限った話ではないのである。「キヨハラ」や「イシイヒロオ」の気持ちが身に染み、かつそこそこ老朽化を自覚できる我が身を呪うGW最終日なのであった。
May 7, 2006
どうも、ときどきかかってくる電話とか、携帯の留守録(不在時は自宅の電話からつながるようになってる)を聞いてみると、「ネモトさんのお宅でしょうか?」というのが、あまりにも多い。この家に入居して電話を引いた当初からそうなのだが、「いえちがいます」とこたえると、「えって、それは失礼しました。お宅は03-●○◎●-■□◆◇でよろしかったでしょうか?」と、なおも私の電話番号を確認してくる。「番号はそうですけど、私はネモトさんじゃありません!」「はあ、重ね重ね大変失礼いたしました」と、ようやくそこで電話が切れる。何者なのだネモトさん。多大な負債を背負って失踪した人の番号を、私が引き継いだのだとしたら嫌だぞ。ちゃんと新しい居所を、知己に知らせて欲しいぞネモトさん。
May 5, 2006
実は、先週末の「みどりの日」、埼玉県某市に某私用で出かけた折、そこの「そごう」で「北海道物産展」というのをやってたので覗いてきたのです。会場には北海道の新鮮な魚介類をふんだんに使ったウニイクラ丼やら、駅弁でおなじみのいかめしやら、その他、楽天市場さんでも紹介されてるような松前漬けやワインやお菓子などなどの各種名店が、ドカンとデパートの1フロアを占領していて、なかなか壮観だったですねえ。私は当初そこで買い物をするつもりなど全くなく、縁日や盆踊りの露店を通り過ぎるような感じでウロウロしておったのですが、うまそうな食べ物の試食などやってるのを見ると、ついつい爪楊枝に手が伸びたりして、松前漬けやらお菓子などをほんの若干、ボリボリやりながら歩いておりました。すると行く手に問題の代物が!といっても大したものではないのですが、「ラッキョーの赤ワイン漬け」というもので、小玉葱と見まごうばかりの、丸々と見事に大きなラッキョーが、ワインで真っ赤に染まって、コロンコロンと目の前に大量にころがっているのであります。ラッキョーに目のない私は、その店の前で歩みを止めました。けど、「ラッキョーごときわざわざここで買わずともいいじゃねえか? いつものスーパーのやつでいいじゃねえか?」と、私の心の中の「倹約の神」が懸命に私の足を前に踏み出させようとする。一方で、「買おうぜ買おうぜ、こんなに綺麗ででっかいラッキョーなんざ、他所では食えねーぞ」と、心の中の「浪費の邪神」がサイフの紐をほどこうとする。ラッキョーをめぐるはげしい葛藤が、約30秒間続きました。「おいしそっしょ、ほれ食べてみて」と、動こうともせず、ラッキョーを見つめている私を見た店のおばちゃんが、半分に割ったワインラッキョーを爪楊枝に刺して、私の口元に持ってきたではありませぬか。スーパーのと同じ味だったらそのまま通り過ぎて行っちゃえばいい。ところが口に入れた刹那、気が変わってしまう。ワインの芳醇な香りに包まれた甘酢の甘みと、そのあとからほのかに追いかけてくるラッキョー独特の辛み。そして適度に漬かった絶妙の歯ごたえ。こんなラッキョーは初めてだ。うっわぁ~これはラッキョーのIT革命やぁ~・・・。あくる日、カレーにしようと思って材料を買い込んであった矢先でもあったしなあ。買っちゃってもいいかなあ、ただ値段がどれぐらいのものなのかなあ??「うまいっしょー、こんな形のいいラッキョーはめったにないだからね。これ食ってなくなったらさあ、漬け汁にタマネギ漬けとけば同じ味がもう1回楽しめるっしょ。1ヶ月は持つからさ」と、いささか陶然となっとる私に向かって、店の店主らしきおっちゃんが、追い討ちをかけるようにいろんなことを云ってはガンガン攻めてくる。まるで、アーネスト・ホーストのような、精密機械のように多彩なパンチにキックの連打。・・・というわけで、ワインラッキョーごときにKO寸前となったのでした。アホくさいので、この話はこれにておしまい。
May 4, 2006
昨日の「ヒーローズ」。「ワリオ」似のドン・フライと、横綱だったことがいまや信じ難い曙の対決は、最終ラウンドまでもつれる熱戦となったが、ワリオの見舞った乾坤一擲のローキックが、相撲の「けたぐり」のように決まって曙はひざから崩れ落ち、一瞬の隙を見逃さなかったワリオが首を決めて勝利。ワリオは試合終了直後、自分のセコンド前に拝むように崩れ落ちて、マットにうずくまっていた。実況のアナウンサーは「フライが泣いている」とか「神に感謝をささげている」とか云ってたけれど、私が見て思うに、ワリオはたぶん、吐き気に見舞われていたのに違いないと。試合は終始、曙が接近戦を挑み、2、3発パンチを見舞ったあと相手に抱きつき、リングサイドまで押し込んで圧迫するばかり。ワリオは曙から逃げることなく、懸命に曙の頭やボディーにパンチを食らわそうとするが、曙のブヨブヨした巨体に締めつけられて身動きできず、呼吸もままならぬ様子。普通は2ラウンドで、相手の苦しさとデブ臭でゲーゲー吐く。ワリオは精神力で吐き気に打ち勝ったのだ。とはいえ、あの試合はなんとなく、あのままでは1976年に行われた「猪木vsアリ戦」を彷彿とさせるような、素人目にははなはだ盛り上がらぬ展開であったネ。曙は、もはや身体を50kg以上絞らねば、「咬ませ犬」以外使い物にならないんじゃあるまいか。直後に放映された試合に、ミドル級のトーナメントに出場するために、体重を84kgから69kgにまで落としてきた日本の選手がいたけど、曙は彼ぐらいの覚悟がないとダメだろうな。あそこまで太っちゃうと、「ヒーローズ」と同じ時間帯に日本テレビでやってた、中居くんと鶴瓶の番組で以前やった「加藤大の大減量」のような努力が最適っぽいな。格闘技で勝つ前に、曙は「おのれの食欲、体重」に打ち勝つ必要があるということだ。
May 4, 2006
月曜日、山村美紗原作の、京都を舞台にした推理ドラマシリーズをやってた。船越栄一郎と山村さんの娘の紅葉さんが、ほぼレギュラー出演しているやつネ。船越さんが片平なぎさや渡瀬恒彦、小林稔侍あたりと入れ替わってることもあるけど(笑)。この手のドラマって、殆どが9時にはじまるんだけど、常に10時半ごろからのクライマックスだけ見れば満腹状態になってしまう。なので、月曜もそこだけ見た(笑)。この時間帯になると、真犯人(誠実そうだが翳のあるおばちゃん)が人質(かよわい女性)を呼び出し、必ずクライマックス現場(なぜかいつも岸壁だとか山のガケっぷち)に連れて行くのだが、どういうわけか船越栄一郎扮する太め敏腕刑事が、必ずダッシュしながらその現場に現れ、「やめろー彼女に罪はない放すんだゼェハァ」などと一息に云う。そして彼が、犯人の逆ギレにより刺されたり撃たれたりしても絶対倒れず、「謎解きを兼ねた命がけの説得」をするのに対し、犯人が「アナタにはすべてお見通しね」とかなんとか云いつつ、刃物か拳銃を彼女の首筋に当てながら、事件の真相を、殺人の記憶を映像を交えながら語るんだが、そこだけ見れば事件および物語の全貌がまるわかりになる。そして犯人が自分の罪深さを責めて人質を放し、必ず一度自殺を図るのだが、船越刑事の人情味あふれる説得によって自首を決意、そこへ必ずパトカーのサイレンが聞こえてくる。かくして一件落着。そのシーン以前の話というのは、クライマックスまでの、多大な時間のかかったほんの導入部分にすぎない。クライマックスというのはそういうもんだろう、と云われればそれまでだが、そこにいたるまでの長い長いプロセスが、クライマックスに反してあまりにも味気ない。「秘湯湯けむり全裸美女連続殺人事件」なんかだと、若い女性の入浴シーンが前半にあったりするけど、それが全般にまたがってりゃいいけど(?)、そんなシーンは瞬く間に終わっちゃうし、殆どが期待するほどエロくない(笑)。おそらく、「水戸黄門」なんかの時代劇のように、こういう推理ドラマもパターンが固まってて、だから安心して見られるという側面もあると思うんだが、そのぶん絵解きの妙味が薄く、意外性を出そうとするとかえって判りづらくなったりするので、結局クライマックスで犯人に説明してもらうのが一番(笑)。だから話の前半は全く見たいと思わないのだ。「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」みたいな演出もたまにはやれば面白いのに、とも思うんだけど、役者のカラーというのは千差万別だから、難しいのかな。船越さんが古畑警部みたいになっちゃうのも微妙だしなあ・・・。
May 3, 2006
連日、他愛もない阿呆のような話で恥ずかしいのだが、どうも、日々食べているゴハンの量についての自分の尺度が間違ってるらしいことに、今さら気がついた。毎朝の朝飯に使っているどんぶりには、1合分のゴハンが入る。したがってそれを規準に、平均して朝1合、昼(弁当を作ってる)と夜に1合半も食って、それが普通のつもりでいたのである。ところが、吉野家の大盛に使われてるゴハンが、どうも自分の朝飯の量と同じぐらいか、微妙に少ないようなのだ.(注:弁当を家に持ち帰って測ってみた結果そうだった)。おかしいなと思って、ほかのメシ屋の定食なども改めていくつか回って食って、目分量で比べてみたところ、普通盛りのゴハンは、あきらかに1合の3分の2~4分の3、大盛でようやく1合に達するか否かの程度であることが判明した。こんな生活を何年にもわたって続けていれば、体重が増える一方なうえ、米の減り方が速すぎて家計が圧迫気味となるわけであるネ。するってえと、「ボンカレー」などのカレーの量は、あれで1食分の適量だったということか(注:いつも2袋かけて食っていた)!市販の麻婆豆腐の素が2~3人前と書いてあるのは、正しい数字だったのか(注:いつも一度に全部ラーメン丼のゴハンにかけて食っていた)!などなど、驚愕の事実が次々と明らかとなった(注:書くほどショックは受けておりませんが)。ったく、20前後の学生や大食い選手権の出場選手じゃあるまいし。昼飯のあと眠くなるのは当たり前だってえのだ(ブツブツ)。・・・というわけで、大慌てで100円ショップで普通の茶碗を購入し、今夜からは、こいつでゴハンを食べることにした(ってそれが当たり前なのだ)。
May 2, 2006
銀行にカネをおろしに行ったりするとき、どうもいつもキャッシュカードだけ使ってコンビニのATMで済ませてしまう習慣があり、記帳などにはめったに行かない。そのため、ふとしたことで記帳が必要になるとき、一人で大騒ぎする。財産のほぼ全額を預けていた「TM銀行」は、小生がうだうだしている間に合併して「MTU銀行」になっており、また口座のあった支店なども知らぬ間に(というか本当は知ってたのに放置していた)統廃合されて変わっていた。なので今年の2月頃、久々に記帳しようと銀行に赴いた際、なんだか通帳が機械に入っていかずに困ってしまい、窓口の若い女の子と一緒に30分近くオロオロしてしまい、ベテランの店員さんに、「こまめにご記帳いただけていればこんなことはないのですが」と嫌味を云われた。おまけに住所変更手続がまだだということまで発覚し、あまりの自分のずぼらさに「ハッハッハ・・・」と失笑したら白い目で見られた。以前に失業保険のお金を受け取った際記帳したので、そのときやったつもりでいたら、実はやってなかったのである。なのでこのとき、大急ぎで住所変更の届けも出し、ようやく安堵した。・・・と思ったら、今朝テレビCMで、「MTU銀行のお客様うち、旧TM銀行で口座を作ったお客様は5月3・4・5の3日間、ATMが使えませんのでご了承ください」だってのだ。今度は何事も問題がなければいいけど(というか5月3・4・5日はひたすらオシゴトの日なので何もないはずだけど)、オノレのだらしないところを執拗に突つかれ、神様に厳しく戒めを受けてるような気分で、なんだか落ち着かない気分。「チクショー!!」と意味もなくキレてみたけど、あんまり気は晴れず。
May 1, 2006
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