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♪ 偶然に描けてしまう絵のあるを竹に魅せらる画家の語りき ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 先日、古希を過ぎてもなを矍鑠として創作をつづける婦人二人の、それぞれの個展会場を最終日に訪れた。 一人は、創作の衣服を長年創り続けているベテランのプロ。オープンと同時に待ち構えていたファンが我先にと買い求めていってほとんどが売れてしまうという、実力と実績の持ち主。 私も素材を提供した事が2度ほどあり、最後の端切れまで大事に使ってくれ、今回で全てを使いきったとのこと。 クジラの肉の様に捨てるところがない感じで、最後の最後まで使って切ってくれ、素材を染めて提供した自分にとって大変名誉なこと。 今回も、忙しくてなかなか出られず最終日になってしまい、ほとんど残っていなかった。その自慢の力作を見られず、大変残念なことをした。 新しい素材が思いもよらない経緯で手に入り、何時もとは違う作品展開だったらしいが、完売する人気だたようだ。 衰えを知らず、確かな手腕で発表し続ける姿にたた感心してしまう。 もう一人は、初めて作品を観る主体美術協会会員の婦人で、ギャラリーのオーナーが”大府市の財産”だというだけあって、その描かれる絵には魅かれるものがあった。 胃の全的手術を経験し、ご主人に先立たれたというこの画家は、一つの事に固執しない性格らしくスタイルが多様で面白い。 DMに使われた絵には何か惹きつけるものがあり、奥行きを感じる絵だ。実物を見ないと、やはり本当のところは分からないものだと改めて感じた。 ジッと見ていると、そこに入って行きたくなるような、何かが潜んでいるような情動を刺激する何かがある。ご主人が亡くなってから、ある竹林に出会い強く魅かれるようになったとのこと。そこにご主人が居るように感じて、描かなければならないという思いで描いた絵だとか。風の符 彼女の絵には、その描かれているものの向う側にある何かが、表現されている。 描かれる対象はその取っ掛かりにすぎず、その向こうにあるものを如何にイメージさせるか。それは短歌表現とよく似ていると思った。 対象にとらわれて、その状況をただ描いているだけでは奥深い表現は出来ない。 犬を描いて、!ああ 犬が居る”としか思わせられないのでは悲しい。その犬の姿を借りて、悲しみや辛さや喜びを表現できなければ意味がない。 そう考えると、自分の短歌の未熟さを気付かされるばかりで、ちょっとばかり落ち込んできた。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.31
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♪ 2テラとふ単位で残せし映像の歴史となりて人語らむや‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 趣味で撮り続けてきたビデオ映像を、アーカイブとしてPCのハードディスクに収める作業中の義兄。その単位が2テラだと聞いて驚いた。 1TB(テラバイト)は1GB(ギガバイト)の1000倍だ。つまり、1TBは1,000GB(10の12乗)で 1Byteの1兆倍という膨大な数だ。 私にはよく分からないが、アナログで撮った映像をデジタルにすると、それだけ大きな単位が必要となるという事なんだろうか。 様々な記録映像を撮ってきて、中には街の定点観測したものなど、今では貴重なものも含まれている。映像として残すという事の意味は、この変化の激しい世にあって物凄い貴重なものになる可能性を秘めている。 その当時には当たり前のものでも、時代が下ればとんでもない事だったと思えるようなことが起こたりもする。 大昔と違ってアマチュアでも映像が撮れるようになったことで、残されているものは莫大な量ある。しかし、30年以上前のVTRの黎明期から積極的に撮りためてきた、彼のような存在はそう多くは無いでしょう。 インターネットで無料で配信できるシステム「USTREAM」等を使って自由に閲覧できるようにしたいと言っていた。面白い時代が来たものです。 iPadにしても、今後どんな世界がやってくるのか、1年先の事すら分からない。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.29
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♪ あいさやかそしてかすみの乙女らと共に死闘の真夜を過ごせり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 世界卓球の男女共に準々決勝を勝ち、銅メダル以上が決定しました。 特に世界ランキング4位の女子は同3位の韓国を5時間の死闘の末に3-2で倒し勝利。3位決定戦がないため、5大会連続メダルが確定した。 あなた、見てましたか? 凄かったですね。平野早矢香がフルセットで競り勝ち、福原愛がこれもフルセットの末に競り負けた後、石川佳純もフルセットまで持ち込んで勝利。そして二度目の登場の平野が負けた後、福原愛ちゃんが3-1でリベンジし熱戦を制した。 男女とも集中力と粘り強い戦いは見ごたえがあり、一進一退の攻防に一喜一憂。日付も変わった真夜中の熱戦に、寝不足の人も多い事でしょう。 卓球をあまり観た事がない人は、この戦いぶりを目にすれば卓球という球技の面白さに眼を見張ることでしょう。 1球たりともまともな球はなく、タテヨコの変化のある物凄い回転に、強弱を付けながらがのやり取りは凄いとしか言いようがない。特に男子の試合は、将に格闘技とも言えるほど激しい。 いよいよ今日は世界トップの中国と準決勝の対戦。昨夜、あの死闘の末に勝利したことでチーム全体が手応えを感じているでしょう。 これを見ない手は無いね。 今夜は6時半からの放送ですヨ!「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.29
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♪ 日本の未来が見えむ里山の竹と米との萌えゆくところ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 今、米が注目を集めている。と言ってもアメリカのことではない。 小麦粉に替わってあらゆるものが米の粉で作られ、それが小麦粉以上に優れているいうので改めて見直されいる。パンやうどんは勿論のこと、パスタやケーキなど小麦粉で作られているもののほとんどが米粉でカバーされている。 そして、それが小麦粉よりもヘルシーだという事で、小麦粉製を押し退けて主役に躍り出る勢いだ。 米粉を小麦粉以上に細かくする事に成功し、ムチムチ、つるつる、シコシコの食感が、新しい素材としてうどん、ラーメン、パスタなどの麺類の座に着こうとしている。 小麦粉に比べて吸水し易く油の吸収が少ない。また、糖分を多く含んでいるため砂糖の量も減らせるという。また、小麦粉よりも多くのでんぷんが含まれている。 そのため、米粉の方が栄養価が高く、カロリーが低いという利点もあるヘルシーな食品だ。小麦粉アレルギーも避けられる。 小麦で作ったものよりも腹もちがいいのも利点だ。 小麦粉のタンパク質はグルテンを形生するが米粉はグルテンを生まない。そのため、ホワイトソースがダマにならない、揚げものがカラッと揚がる特徴がある。 粘り気を出すためには、もち米を適宜加えることでカバーする工夫がされている。 カリカリの食感は何段階にも調整が可能だそうで、米粉による新しい食感の食品が登場してきそうだ。 減反してきた政府も本腰を入れるようになってきて、米粉用の米作に補助金も出るようになった。米粉は、小麦依存体質から脱し、日本の食糧自給に大きく寄与することは間違いないでしょう。 竹については、先日書きました。 万能エコ生物「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.28
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♪ 田植え機の植えし早苗のよろめきて遠きしじまにほととぎす鳴く ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 機械で植える早苗は、横から見るとかなりよろめいているのが分かる。5条植えなら5本の列が、並行のまま等間隔でうねっている。 定規で引いた線と違って、手描きの線のように味がある。 里山の田んぼ。一羽の白鷺が片足を上げたままジッと一点を見つめている。遠くでは、珍しく時鳥が鳴いている。 良く聞くと、”とうきょうとっきょ(きょ)かきょく”と、(きょ)の部分は発音せず、無声音が一泊入る感じで鳴いている。 また、コンクリートで固めた小川には、夫婦なのか二羽のツバメがひっきりなしに往復している姿が見える。スイーッと来てくるっと向きを変え、スーッと向うへ行ったかと思うとまた直ぐ戻って来る。 畑では、ケリがけたたましい声を上げながらなにやらやっている。急に飛び立ち、鳴きながら大きく旋回して、向うの方へ降りたった。そこにいたもう一羽が、入れ替わるように飛び上がって逃げた。 少し離れた所にももう一羽いる。三角関係なのかどうか知らないが、ケリはいつ見ても喧しい。 里山の5月は、畑起こし、田起こしなど土を掘り起こすことで、虫などが出てくるのを狙っていろんな鳥がやってくる。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.27
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♪ 瞬間に記憶の消えて約束をすっぽかしたり 最悪の夜 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ウォーキングから、「ただいま」と帰っても返事がない。部屋に入るとものすごい剣幕で怒られた。 一瞬、えっ?と思ったが直ぐ思いだした。 そうだ、これから試写会に出かけるところだったのだ。早めに行って食事して、と話をしていたところだった。 それを瞬間に忘れて、ウォーキングに忘れて出かけて行ってしまったのだ。つい10分前に話していたというのに・・・・。とてもじゃないが、自分でも信じられない。 出る前に短歌のテーマが浮かんでいて、その事が頭にあり、それを心でつぶやきながらいつものように出てしまった。でも、普通ならすぐ気付いて戻ってくるはずだ。 それが帰ってくるまでまったくその事の片鱗さえ思い浮かばなかった。 どのコースを取るかを思い、ずっとご無沙汰の下の義兄の処へ行ってみようか、とそんなことを思いながら・・・・・。 1年振りぐらいになる義兄に会えて、その後の家族の変化や趣味の話、日本人のこと、政治の事など諸々の話を小一時間ほどして別れた。 そこから家まで4.5キロほどあるので、小一時間はかかる距離だ。その間も話した内容を反芻したりしていて、他の事はまったく頭になかった。 試写会のはがきが破り捨ててあった。 あと少しで出かけようとした矢先に失踪した亭主を、カミサンは今か今かと分刻みで待っていたはずだ。 そして、帰って来たのが試写会も既に始まっている時間。怒るのも無理ないし、その間の彼女の気持ちを思うと、やりきれない。 本当に悪い事をした。もし、逆の立場だったらどうなっていたか・・・・。 ただただ、「ごめん」を繰り返すしかない。本当に「ご・め・ん」。 当分口をきいてくれそうにないなぁ。 こんな事は初めてだ。脳梗塞でも起こしているのか自分でも心配になって来た。 また一つ信用を落した。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.26
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♪ 恋なんてしょせん何かの勘違いケアレスラブが薔薇園に咲き ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 若いころは勝手な思い込みや勘違いで、人を好きになったりすることが多いものです。 笑顔を向けられて勘違い。飲みに付き合ってくれて勘違い。悩みを打ち明けられて勘違い。電話を貰って勘違い。視線が合って勘違い。趣味を聞かれて勘違い。優しいと言われて勘違い。土産を貰って勘違い、・・・・。 青春のスイッチは、勘違いから恋愛のモードに直ぐ入る。 「吊り橋効果」や「ジェットコースター理論、暗闇効果」など恋の落とし穴はあちこちにある。敢えてこの穴に落ちたいとも思っているので、スイッチも入りやすい。 それが、齢を重ねてくるとそんなモードには、そう簡単には入らない。石田純一のようにはいかないね。彼の脳にはセロトニンやオキシトシンなどの脳内ホルモンが普通の人より沢山出ているのかもしれない。 大概の人は歳をとってくると、勘違いなどしなくなる。それに思慮分別という邪魔者が自制させて、浮いた話などそうは生まれない。 でもねぇ、勘違いで心ウキウキするというのも悪くないよなぁ。その間は幸せホルモンが一杯出てるんだろうから、若返るだろうしね。 勘違いでもいいからウキウキするような事がないかなぁ、と無いものねだりしている今日この頃・・・。 誰が名付けたか「ケアレスラブ」という薔薇がある。 ケアレスラブ ストライプが不安定で、ストライプが消えて全部が淡いピンクの花になったりする。 また、白とピンクが分離して別々に咲いたり、半分づつになったりして、かなり移り気な花のようです。 艶やかで妖しくて、嫉妬深くて高慢で、あるいは楚々として慎ましく・・・・。 薔薇園には、華やかな陰に様々な人間模様が潜んでいる。花に込められた人々の思いが、その空間にはにじみ出ているような気がします。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.25
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♪ 恋の月過ぎてひねもす石となり猫は居場所を動かざりけり♪ 爆睡の若きオス猫ちょうちんをふくらませている雨の日曜 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 飼っている若いオス猫はさかりの時期が過ぎて、あれだけ頻繁に出入りしていたのに、最近は普段のぐうたら生活に戻っている。 まる一日中、一ところでず~と寝ている。 昼間一日中寝ているもんだから夜になれば目はランランとして、さすがに夜はじっとしておれない。食うもの食うと、いそいそと出かけてゆく。 夜行性なんだから当然とは言うものの、夜もずっと寝ている事もあるので奴の本性がよく分からない。まあ、気まぐれなんだろう。雨でも出ていく事があったり、天気がいいのに寝ていたり・・・・。 昨日は雨の一日。奴にとっては寝る日だったらしい。 猫のアンリは、今年も鼻炎となり、鼻をグズグズさせてはくしゃみを連発している。 時期が時期だけに花粉症かと思ったりもしたが、青っ洟が出ているのを見るとどうも鼻炎がひどいようだ。くしゃみと同時に青っ洟が飛び散ったりして、ティッシュ!ティッシュ!と大騒ぎだ。 こいつ、時々鼻ちょうちんを出して寝ている。 ちっちゃい鼻から出たり入ったりする”ちっちゃなちょうちん”を見ていると、何だか可笑しくて笑っちまう。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.24
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♪ 五月雨の篠突く中を走るれば顔につぶての速射が痛し ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ この頃の雨は結構手ごわい感じがある。 五月雨の中をバイクで走り抜けるとき、顔に受ける大粒の雨がビシビシと痛いほどだ。この頃の雨は、雨脚が強く降ることが多いのか、芭蕉の句がすぐ浮んできます。 「五月雨をあつめて早し最上川」 さすがに上手いと関心させられます。如何にも雨によって増水し、勢いよく流れている最上川の様子が目に浮かびます。日本有数の急流なので、なおさらそんな歌になったのでしょが・・・。 五月雨は「さ水垂れ」で、「さ」は耕作を意味し、季語では梅雨のことを指す言葉。 すこし早いですが、年々季節は前倒しになりつつあるし、短歌の場合は言葉通りに五月の雨と捉えてもいいでしょう。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.23
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♪ ポイントの餌の誘いに釣られゆき露に満たさる秋草となる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 巷ではポイント競争がますます熾烈となっていて、何でもかんでもポイントが付く。 同じ買うならポイントの多い方をと、ポイントを貯めるモードに入ってせっせと買い物をしている時間は、得した気分のアドレナリンに満たされる。 「Tカード」やら「ぽんたカード」やら、新しいタイプのカードが次つぎと現れる。どれも得することなので、そのツボを刺激されるとどうにも触手がうずうずとしてくるようだ。 泉鏡花の「天守物語」の冒頭に、”白露”で秋草を釣り上げるというシーンが出てくる。 夕露も夜露もない七つ時。 千草八千草の秋草がたんと露をほしがるので、天守の五重から侍女たちが糸を垂れると面白いように釣れてくる。 桔梗、女郎花、萩、葛、撫子の五人の侍女が、手に手に五色の絹糸を金色銀色の細い棹に通し、松杉の高き梢をくぐらして糸を垂れているという。魔性の女たちもこんな風に描かれると、まるで夢の様な情景だ。 私には”白露”を餌に釣り上げられてくる秋草と、ポイントで買い物をする人々の姿がWイメージとなって重なってくる。劇団・遊劇体の2007年公演のチラシ 秋草とは違うが・・・ ボーナスポイントなど色んな仕掛けの誘いに、易々と釣り上げられていく姿は、楽しそうでもあり、ちょっぴり切ないようでもある。 ポイントが貯まれば、心の襞はますます潤ってゆき、釣られたという感覚などはどんどん薄れてゆく・・・・・・。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.22
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♪ 抜くほどに増えゆく草のしののめの明らに白をまき散らしをり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ どくだみの花は肉厚のためか、小さいながらも薄明かりの中で白がよく目立つ。 土地のスペースに余裕があれば、そのまま生やしておくのも悪くは無いと思えるほど楚々とした白い花は美しい。 抜いても抜いても生えてくる。地下茎が1cmでも残っていればそこから芽を出して、根絶するのは不可能だ。 ベトナムでは主要な香草として、中国では野菜として扱うらしい。加熱することで香りが和らぐことから、日本でも山菜の 1つとして天ぷらなどにして食べることがあるという。 乾燥させたものを十薬(じゅうやく)として、煎じて利尿作用、動脈硬化の予防にする。 子供のころは”できもの”に悩まされていたのでその予防によく飲まされた。名前からして毒気を下してくれそうなので、そんな民間薬として定着しているのでしょうが、そんな効能は見当たらない。 今思っても、あんまり効果はなかった様な気もする。”おでき”は相変わらずよく出来ていたから・・・。 湿疹、かぶれなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよいとされるが、これもかなり臭いのでちょっと気が引けるなあ。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.21
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♪ ミツバチの飛ばぬこのごろ燕(つばくろ)の 子は真っ当に育ちゆくべし ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 今年もツバメが子育ての時期に入ったが、何時もの年より活気がない様な気がします。 何時もならひっきりなしに餌を運ぶ姿を眼にする頃なのに、今年はそれがまだあまり見られない。 どうやら営巣の時期が少し遅れ気味で、例年なら子育て真っ最中なのに、今年はまだ卵から孵化していないところが多い様子。 世界的にミツバチが減少しているという事が話題になっていますが、ミツバチだけでなく他の昆虫も減っているのかも知れません。 ミツバチに関してはこんなニュースが入っています。 インド南部のケララ(Kerala)州で行われた実験から、ミツバチの個体数が激減したのは、携帯電話会社が通信網を拡大しようと、同州全域に設置した基地局が原因であることが明らかになった。インドPTI通信 スイスではミツバチの「群崩壊症候群」が起こって、ミツバチが女王蜂と幼虫を残したまま巣箱から大量失踪するという現象も。原因は不明だがダニが原因という説もあるとか。 小さな昆虫類も減っているとなるとツバメの子育ても大変だ。 農業形態や人々の生活スタイルの変化によって、里山や山村で人々の身近にくらしていた昆虫たちの生息環境にも変化が生じていることが顕著になってきている事は確か。今年の不順な天候による影響も大きいのではないだろうか。咲いた桜に雪がかぶるぐらいですから、昆虫類にとってはダメージが大きい事は確かでしょうね。 昆虫の量とツバメの営巣の因果関係を調べているある報告では、昆虫の多い川の近くなどの方が時期が早いという観察結果があるようです。 ツバメの飛来と営巣は、春の風物詩として無くてはならないものです。 満々と水を張った早苗田の上を元気に飛び交う勇姿が、いつか見られなくなるなんて考えたくもありませんよね。 雀の数も50年前に比べると10分の1にまで減少しているとか。建築様式の変化で営巣する場所が減っているのが大きな原因らしい。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.20
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♪ 幽玄に魂(たま)遊ばせて描きたる 文人の画(え)をインターネット(ねっと)に放つ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 文人画のホームページを丸々二日がかりで作り上げ、昨日ようやくアップロードできた。 とりあえず骨組みとなるものを作ったので、今後は膨大な写真資料を順次掲載していってその全貌が明らかになる様なものにしていく。そのお手伝いが出来ればと思っている。襖12枚を1日で描き尽くした「富岡鉄斎に挑戦」(NHK全国放送) 義兄である文人画家「加藤不譲・愚物行」のHPを是非ご覧ください。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.19
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♪ 衣食住安価軽量無尽蔵数多偏在八面六臂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ある生物は「衣食住」全てにおいて人の生活に係わり、かつ役立っている。 日本の至る所にあり、成長が早くてほぼ無尽蔵。育てるのも簡単なため安価。加工が容易でその種は数多。鑑賞にも耐え独特の風情を持って楽しませてくれる。 こんな優れたモノは他にない。 その正体は「竹」。 世界で600種とも1200種とも言われる。日本には150種、あるいは600種があるといわれる(いずれも学説によって異なる)。 主なものは、真竹(まだけ)、孟宗竹(もうそうちく)、黒竹(くろちく)、篠竹(しのちく)、根曲竹(ねまがりたけ)、圏紋竹(けんもんちく)、矢竹(やだけ)、淡竹(はちく)、布袋竹(ほていちく)、亀甲竹(きっこうちく)、蓬莱竹(ほうらいちく)、業平竹(なりひらだけ)、唐竹(とうちく)、寒竹(かんちく)、四方竹(しほうちく)等など。「衣」 竹繊維によるTシャツ、ストール、ソックスなどが販売されている。ファイバーとしてプラスチックと組み合わせた場合、その強度はグラスファイバーを混ぜたものより優れていることが注目され、フォーミュラーカーのボディなどへの応用の研究が進められている。 バンブーファイバーを使った強化プラスチック 携帯端末のボディ、車の内装材、ボート、竹繊維振動板をつかったスピーカー 竹紙も中国など開発され使用されている。日本でも造っている工房がある。「食」 筍が一番。他にメンマ(シナチク)にも。お茶。「住」 竹小舞(和風建築の塗り壁の素地)、竹釘、床材、すだれ、建築外部足場、冬囲いの材料、竹垣、樋、天井、窓枠(茶室)、愛知万博の日本館「その他」 様々な用途の筒、竹製管楽器(尺八、篠笛、能管、龍笛、笙、篳篥など) 樽のたが、ざる、籠、花入・花籠・花生け、箸・菜箸、楊枝、耳掻き、串、行李、茶筅、茶杓、柄杓、しゃもじ、竹ナイフ 竹箒・熊手、箕、易の筮竹、青竹踏み、バッグ、孫の手、すのこ、竹ひご、竹シーツ、うちわ・扇子の骨、和傘の骨、提灯・行灯の骨、鉄道踏切の遮断機 白熱電球のフィラメント(トーマス・エジソンが開発に使用)、レコード針、竹ペン、筆の軸、ものさし、竹製キーボード、自転車 釣り竿、魚籠、生け簀、竹刀、和弓と矢、竹人形 竹炭 消臭・脱臭、除湿・調湿、浄水・ろ過、風鈴、アクセサリー、 竹酢液 消臭、殺菌・防菌、防虫 バイオ燃料、エタノール 静岡大学で研究中。国内には約9300万トンの竹があり、年間330万トンまでなら採り続けても生態系への影響はない。これで燃料を作れば目標消費量の約10%を賄えるという。 5月9日のNHK「アインシュタインの眼」で、竹の特集をやっていました。*竹林の根は全部繋がっている、*2か月も経たないうちに20メートルにも達する「竹はどのようにして成長するのか」、*強化プラスチックへの応用で「何故竹ファイバーは強度を増すのか」、*竹林の「葉摺れの音は何故心を落ち着かせるのか」、*釣りの「和竿は何故強さを発揮できるのか」などを、特殊なカメラを使って説明していました。 竹の能力はまだ潜在したままの部分があるかもしれない。 京都の同志社大学では「竹の高度利用研究センター」があり、“竹は地球を救う!”をポリシーに多角的に竹の研究している。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.18
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♪ 夕暮れの光を受けて逢い引きを照らされている月と金星 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昨夜、日没直後の西の空に三日月と金星がランデブーしているように仲良く縦に並んで輝いていました。 日中に月と金星が内緒で仲良くしていたところ、夕暮れになってその姿を現したという感じ。2010年5月16日 細い月と金星が大接近 月星化成のマークはこんなところから生まれたんだなぁと実感しましたよ。 この日は金星が三日月に最も接近した日だったそうです。 金星は、8月13日にも三日月との接近し、この時は火星・土星を合わせた4天体の接近ショーが見られるそうです。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.17
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♪ 二藍の空に白線延びゆけり明日はもすこし頑張ってみよう‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ジェット機が南へ向かって、機体を光らせながら白い雲をスーッと吐いてゆく。 上空は湿度は高いのか、飛行機雲はやや太さを増して長い白線となって空に浮かんでいる。 何かの意思を思わせるようなその白い雲を見ていたら、ミスして落ち込んでいた気分が少し軽くなった気がした。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.15
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♪ 名を問えば「知らん」とこたえ返りきぬ咲きてまどわす紫の蘭 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ シラン(紫蘭)という、小話にでもなりそうな紫の花が今盛んに咲いています。 日本、台湾、中国原産の地生ランで、日向の草原などに自生する。 野生のものは準絶滅危惧種だそうですが、栽培品として広く普及しており、種子が飛散して栽培逸出することもあるため、野生状態のものも本来の自生個体かどうか判別は難しいそうです。シラン(紫蘭) ラン科植物の種子は一般的に特別な条件が無いと発芽しないものが多いが、本種の種子はラン科としては異例に発芽しやすく、普通に鉢に播くだけで苗を得られることが多い。 無菌播種であれば水に糖類を添加しただけの単純な培養液上でもほぼ100%近い発芽率を示し、苗の育成も容易なので、しばしば無菌播種の練習に使用されるとか。 ウィキペディア(Wikipedia)より 日本の野生ランの中には、金蘭、銀蘭というのもあって写真愛好家たちがせっせと撮影に精を出しているようです。 ギンラン(銀蘭) キンラン(金蘭) 他に春蘭というのもあって子供のころ、茨城では「じじばば」という愛称で呼んでいました。シュンラン(春蘭) 花姿をよく見ると上の方に”おばあさん”がいて、下の方に”おじいさん”がいるように見えてそんな呼ばれ方をしていたらしい。 日本にあるものは、おしなべて楚々としているのは何故なんでしょうね。人も植物も控えめで・・・・。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.15
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♪ 歯科医師にアーモンドさえ危険だと言われて吾の奥歯が泣けり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ かかっていた歯科医師に、歳をとると歯が弱くなってちょっとした硬いものを食べただけで割れたりすることがあるので注意したほうがいいと言われた。 それはどんなものを指すのかを聞くと、アーモンドやピーナッツなどのナッツ類や歯ごたえがあるものが危ないという。 雷おこしなどはもっての外だが、食パンの耳などの弾力のあるものも行けないのだと言う。 大好きなので、つい最近、ネットでアーモンドを1kg買ったばかりだ。このタイミングでそんな事を言われてもねぇ。 購入したのは、「上野・アメ横の小島屋」で、無添加 カルフォルニア産素焼きアーモンド(無塩・ノンオイル)税込価格 1764(円)。ノンオイルでのローストとしてあり、塩味も付けてないのであっさりしてとても美味しい。アーモンド いくら医者に危険だと言われても、大好きなんだから食べないという訳にはいかない。毎日10粒ほど食べている。カリッとした歯ごたえとコクのある自然な甘さがコーヒーに良く合う。 メーカーの解説を引用すると、良い事ばかりが書いてありますねぇ。 若返りのビタミンと呼ばれる「ビタミンE」をはじめ、オレイン酸、食物繊維、ミネラル、ポリフェノールなど10種類以上の栄養素がバランスよく含まれており、アーモンドは天然のサプリメントと呼ばれてる。 アーモンドは脂質の約70%がオレイン酸です。オレイン酸は、血中のコレステロールを減少させ、血液サラサラにするといわれ、コレステロールの中でも悪玉だけを減少させるといわれます。 アーモンドには大量のビタミンEが含まれおり、脳内のコレステロールの酸化を防ぎ、更にLDL(悪玉コレステロール)を抑制する事が解った。最新情報(2003年7月22日発表)(カナダ、トロント大学医学部、ディビッド・ジェンキンズ博士) こんな現地の写真を見せられると興味をそそられちゃいますね。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.14
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♪ 図らずも人が育てむ早朝の路辺に嬉々とし黒き集団 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 繁殖期を迎えた都会のハシブトガラスが、ゴミを漁るり食い散らかしている事が問題になっています。 街路樹や電柱、民家の樹木などに営巣するため、近くを通ったりすると巣やヒナを守るために人を攻撃する事もあります。 彼らにしてみれば生活する上で、全てが当然の理にかなった生活をしているだけです。そして、その環境を提供しているのは人間の側なわけで、本来は烏が悪いわけでも有りません。 都会には料理店からの残飯が道端にゴミとして捨てられ、早朝からそのご馳走が提供されるわけですからそこに集まってくるのは当然です。早朝から毎日グルメ漬けという生活をしていて、当然、営巣場所もそれらの近くになるののは理に叶っていることです。 仲間意識が強く、かなり頭が良いカラスが嫌われるのは、その不気味な黒い身体と鳴き声に原因があるのでしょう。近くで見るとかなり大きいのも恐ろしさを倍加しています。 昔、親と子の情愛を描いた「黄色いカラス」という映画があった。 主人公の子供が、飼っていたカラスを描いたら黄色いカラスの絵になっってしまったことで、子供の抑圧された心を知る、というものだったような気がします。カラスは子供の心を表す重要な存在として登場していたわけです。 そう、カラスがもっと人間とのかかわりの中で、意味深い存在、あるいは愛しい存在として描かれるような小説や映画があったら、カラスに対する印象も変わってくるのにと思ったりします。 人間から見れば悪戯や狼藉に見える事でも、カラスからすれば悪気でやっているわけではないのです。カラス側の気持ちになって対策を考えれば、案外いい案が生まれるかもしれない。☆ ☆ ☆この「黄色いカラス」という言葉と、黒と黄色のコントラストのイメージがなんだか郷愁を誘う感じで好きですね。黄色いカラス 「tacica」というデュオの歌に「黄色いカラス」という歌があるらしい。歌詞 「黄色いカラス」という飲食店が自由が丘に有るそうな。元は中目黒のガード下で営業していたものが、駅周辺開発に伴い移転したんだそうな。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.13
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♪ 細胞を生かし続けて生み出して人は未来にどう死にゆかむ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 細胞は、今や創りだす時代になって内蔵や身体の一部のスペアを作っておく事もそう遠くない将来に可能になるだろう。 山中伸弥教授が世界ではじめて樹立した人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem Cells; iPS細胞)。 これに関する特許が、2009年11月25日、作製方法に関する特許とiPS細胞からの分化誘導方法に関する特許が日本で成立したと発表されました。 またこれとは別に、細胞を壊すことなく保存する「CAS冷凍」というものが注目されています。 これは「誘電CAS」といって、冷凍庫内の磁場で水の分子を振動させ、氷点下10度前後でも凍らない「過冷却状態」をつくり、同20度以下で細胞全体を一気に冷凍する方法。 細胞膜が壊れないため、アミノ酸や微量要素などの「うまみ成分」を閉じこめたままの冷凍が可能。解凍後にドリップ(液体)がでないのが特徴。CASは「Cells Alive System(細胞が生きているシステム)」の略。 魚や肉の保存のみならず、移植用の臓器などにも応用される画期的な保存方法だ。 失った身体の一部を再生したり、古くなった部分を交換する再生医療と保存の技術が一体となって、需要に乗って飛躍的に進歩するのは間違いないでしょう。機械の部品を替えるように、簡単に内臓や身体の一部が交換出来る世の中が来るのです。 細胞の集まりが生命体そのもであるわけで、これによって寿命を延ばす事も可能になるでしょう。 また、今や、首のすげ替え(頭部移植)が技術的には可能だということ。 猿の実験では既に成功しているらしい。米国の研究チームがサルの頭部を別のサルに移植する実験を、1973~76年に約15例おこない、一週間生存させることに成功したとか。 この時は首の部分で切断されたせき髄の神経はつなぐことが出来ず、手足は動かないままだった。今後三十年以内に人間にも技術適用が可能としていた。 その後、京都大の川口三郎教授(61)等はラットで、慶応義塾大の医学部ではサルで脊髄の移植に成功している。 延命治療の是非が問われている一方で、生命操作の技術が日に日に進歩してゆく。これらの事で生命の価値と存在の意味が、深まっていくのか、逆に軽くなっていくのかどちらとも言えない気がします。 多分両方だろうと思う。 神の存在に関する理念が現在のままであるという保証もない。人間は、”神への冒涜”という理念を持ち続けられるのかどうか。 遠い未来社会に、まだ”神が存在”するかどうかがいずれ問題になるだろう。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.12
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♪ 万緑の芽吹きや朝に鳴く鳥のたくらみいるを知るや知らずや ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 今頃の季節になると、山ではカッコウやホトトギスがテリトリーを主張のためにあの特徴的な声で鳴いていることしょう。 他の鳥たちは営巣に躍起になっているというのに、これらの鳥はそれをしないで子供を育てる。いわゆる「托卵」という方法で、凄惨でえげつなくて正に悪魔の仕業を思わせる。 他にツツドリ、ジュウイチも托卵するそうです。自分より大きいカッコウのヒナに餌を与えるオオヨシキリ 「Wikipedia」より よくもまあこんな陰険な手法を考え付いて、完璧にDNAの中にインプットしたものです。自然界というのは凄い世界ですね。 昔観たミア・ファロー主演、ロマン・ポランスキー監督・脚本の「ローズマリーの赤ちゃん」という映画を思い出します。 悪魔に利用されて、産んだ子供の眼に「瞳孔がない」というおぞましい話。この映画は怖かった。杜鵑や郭公を思うと、どうしてもこの映画を思い出してしまう。 ”悪魔の企み”としか言いようのないこの「托卵」のおぞましいのは、先に生まれたその悪魔の申し子が、そこにある本家の卵を巣の外に捨ててしまう事。 まだ眼も見えぬ生まれたばかりの雛が、毛も生えていない小さな羽根と背中で卵を、一つ残らず巣の外へ押し出してしまうのです。雛の背中にはくぼみがあり、他の卵を乗せやすくなっていて、孵化二日目から自分の体重に近い卵を乗せ、後じさりしながら巣の壁をよじ登って外に捨てる。押し出す行動は三日ほどで終わるという。 TVでこの映像を観たときは心底ぞっとした。正しく悪魔が乗り移ったとしか言いようのないおぞましき行為だ。 新緑の瑞々しい芽吹きと、新しい生命の躍動が展開されている裏に、こんなおぞましい企みが進んでいるなんて・・・・◇ 魚類の中にも託卵するものがいるらしい。 「ムギツク」はドンコやオヤニラミを宿主に選ぶ。また、アフリカのタンガニーカ湖にすむ「カッコウナマズ」は、口の中で卵を孵化し、保護する魚に托卵するそうです。産卵しているところに割り込んで自分の卵をすばやく産みつけ、それを宿主が自分の卵とともに口の中に入れてしまいそのまま一緒に育てる事になるらしい。 熊本の慈恵病院の運営する「こうのとりのゆりかご」も、一種の「托卵」と言えるかもしれない。こちらは止むに止まれぬ避難的なものですが・・・。 運用開始から3年を迎え、昨年9月までに51人の受け入れが明らかにされています。蓮田理事長は「たくさんの赤ちゃんや母親の命を救えた。やってよかった」と振り返る。 事前相談で、自宅出産など緊急対応が成功した事例が80件に上た。新生児を預けようと慈恵病院を訪れて思いとどまり、同院に相談をした男女が後に結婚し子育てしている実例も明らかにした。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.11
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♪ 吹く風の柳の糸を揺らしいて君はずうっと機嫌の悪し ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 何気ない言葉で傷つけてしまったらしい。彼女が短い手紙で訴えてきた。 冗談で言った事が、本人が気にしているいる事を指摘するような形になって、グサリと胸に刺さってしまったようだ。悪い事をした。 言葉は時として凶器になるという事に、もう少し注意するべきだった。いい大人がそんな事も分からないようでは駄目だね。 純粋な日本菫の花のように可憐でかわいい彼女は、心底やさしい性格を持っている。そして、とてもデリケートなところがある。純粋培養されたように無垢で、傷つくことに人一倍臆病だ。だからそういう状況になる処には絶対に近づかない。 そのため悪意を持って人を傷つけるような事も絶対にしないし、人の悪口も言わない。今どきには珍しい古風な面も持っていて、呆れるほど保守的でもある。 自分との共通点も多いのだが、そこはそれ、人格は別なので多少のすれ違いはある。それもほんの些細なことが原因だったりするので、すこし考えれば理解出来るようなことだ。 改めて冷静に考えてみると、こんな優しくて真面目な人はそうはいない。 可憐な山野草のように派手さは無いが、けっして飽きない奥深い魅力があることを改めて認識するべきなのだ。 そうしてそれは、強い日差しに対して抵抗力がなく刺激を与えると枯れてしまう。 そおっとしておくことが一番良いのだという事を今は思っている。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.10
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♪ 夜遅くワンギリの音響きたり腹を空かせて息子(こ)の帰りくる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 息子がしてくる、45分後に帰るというワンギリの合図は、時として11時ごろになる事がある。待機していた妻も10時を過ぎると二階へ上がってしまうが、アツアツを食べさせるためにそそくさと降りてきて夜食を作る事になる。 こんな時間まで何も食べずに仕事をしているという職場環境は過酷としか言いようがない。たまに合図を忘れて自分で作って食べる事があるが、厭わずにやっているのには感心する。学生時代にいろいろやっていたアルバイトのおかげでもある。 何事も身についてしまえば苦にならないものだ。 最初は大変な思いでやっていた事でも、慣れてしまえばなんてことないと思うような体験は誰でも一つや二つではない。そういうものが多ければ多いほど余裕が生まれ、生活が豊かになるというもの。 苦労や苦難を乗り越えた人の脳は、そのことによって「連合」という脳の機能が大いに活性化される。何をやるにしても機能が関連し合い、応用が利くようになるというわけだ。 ”苦労は買ってでもしろ”というのにはそういう意味も含まれているのだろう。 楽をしたがるのは人情だが、「楽」から得られるものは少ない、というか、何も無い。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.09
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♪ 曖昧に卯月過ごせし惣領に五月の空の茫漠として♪ 曖昧の卯月の過ぎて降り注ぐ日差しの中に立ち尽くしたり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ハッキリしないどっちつかずの天気の続いた4月も過ぎて、シャキッと明確な5月の到来です。そう、6日には立夏となりました。 あの曖昧模糊とした4月の気候の様な首相は、5月の日差しが身に刺さるような思いでいることでしょう。 自分の口から出た言葉が自分をからめ捕り、自縄自縛のアリ地獄となっている鳩山総理。”5月末に結論を出す”と、なをも重ねて言い続けながら、人の心を弄ぶような言動を繰り返している。 飴をチラつかせた揚句に、パッと手を開いて何もないのを見せる。詭弁どころか詐欺だ。その上に鞭でひっぱたくようなことを平気でやっている。 日本人は”曖昧を良しとする文化”を持っているように思います。それは知らず知らずに生活の中に浸透していて、それがなければ何事もうまく運ばない。 今回の鳩山総理の言動に”驚くどころか呆れてものが言えない”とTVのコメンテーターである新聞の論説委員ですら、こんな論調で話をしている。激しい論調で徹底的に追及し、弾劾するべきだというような事にはならず、口を汚して終わりという感じ。 とてもじゃないが最高責任者の言動としては許されるものではないのに、一応それで通ってしまう。こんな事は他の国ではあり得ないでしょう。 具体的な事をほとんど何も言わず、思わせぶりな発言で通ってしまうこと自体が特殊だ。 ハッキリ言えば、それに対して反論なり異論なりで抗議出来るわけですが、それをしないがためにそういう軋轢も生まれにくい。そういう事をうまく利用しているわけです。 国のトップですらそうです。日本という国にはすべからく曖昧にする事で衝突を避けるという文化が根付いている。それは言語にも表れていて、語彙が豊富なのも表現方法が豊かだということにも繋がっている。 「間」を重要視するのも、精神構造にそういうものが内蔵されていて、有る程度の距離を置く必要があると感じているのではないか。 絵画にも「空間」をとるという形で現れる日本人の「間」の感覚。それらと「達観と諦観」という観念がないまぜになって、曖昧を良しとする文化が定着したと私は考える。 本心を聞かないうちに大よそが想像できてしまい、最後はああやっぱりそうかと変に納得してしまう。これが外国人相手では通用しない。通用しない事が分かっていても、ストレートに物を言う事に慣れていないために上手く表現できない。 それが元で、外人とコミニュケーションすることを苦手と感じる日本人は多いと思う。単に英語が苦手と言うよりコミニュケーションのための自己表現が下手な事が、海外で孤立する原因にもなっている。 鳩山総理は、どうにもならない窮地でこのままでは済まされないでしょう。 沖縄県民の心を弄んだ罪は重い。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.08
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♪ 暴動に日本の未来思いいて草食系は如何かあらむ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ギリシャの反政府暴動が激しさを増している。 財政破綻のためにEUやIMFから総額110億ユーロ(日本円で約13兆5000億円)の融資を受ける条件に決めた政府の緊急施策に抗議のゼネスト。 公務員の削減や段階的賞与の廃止と共に、年金の減額と付加価値税の増額などが発表された。このうち「年金の減額と付加価値税の増額」に対して、いわゆる低所得者達が抗議しているという状況。 貧富の差が激しく完全に二極分化しているという。 労働者人口の25%が公務員で、長年の放漫財政の付けを低所得者にまで押し付ける事に対する不満が爆発したもの。 格付け会社ムーディーズがポルトガルの格付けを引き下げる方向で見直すという報道があり、スペインも不安材料を抱えていて予断を許さない。 EUそのものの財政危機も危ぶまれる中、ユーロが売られ、ドルが下落し世界中の株価が急降下している。 日本は何時、何するのか?という会話が海外でもささやかれているらしい。 日本は国債の85%を国内の投資家に買わせている。政府の監督下にある日本の機関投資家が日本国債を買わない傾向を強めるとは考えにくい。 金のやりとりがおおむね国内で完結している日本の財政は、昨今のような国際的な資金流出による危機の中では、意外と破綻しにくいと言われている。 とは言っても、何が起こるか分からない世界情勢にあって、何かあった時に、今の草食系の日本男子はどんな行動をとるのだろうか。 あんな前近代的な暴動は起こさないだろうとはお思うが、全く想像ができない。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.07
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♪ 積年の怒り溜まれば噴き出さむ甘かったでは済まされぬ基地 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 連休中に沖縄を訪問した鳩山総理のあまりに脳天気ぶりに呆れ、県民の怒りは爆発したくてもしきれない。 今になって、米軍普天間飛行場の県内移設を初めて明言した。「最低でも県外と、ここまで多くの人が考えている厳しさをあらためて実感した」と発言。 さらに「(県外移設を主張した)昨年の衆院選当時は、海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないと、思っていなかった」と。 7日には一部移設を目指す鹿児島県徳之島の3町長と会談予定があり、その前に「5月末までの決着を目指す考えに変わりない」と明言。意地か、開き直りか。窮地に陥ってもまた1つ、自分でハードルを上げた、と日経新聞の記者。 怒りのマグマは溜まる一方だ。 ゴールデンウィークも終わり、活動が再開したのに合わせるように、火山大国アイスランドでは再び噴煙を活発に噴き上げ始めているようです。 5日のイギリス北部のスコットランド、北アイルランド、アイルランドの多くの空港の閉鎖が発表された。グラスゴー、ベルファスト、ダブリンも含まれるという。 先月14日の大噴火のエイヤフィヤトラヨークトル火山へ、直前まで調査に入っていた人たちがいた。 科学者が、活発な火山活動を続けていたエイヤフィヤトラヨークトル火山を現地調査する目的で、英国トヨタの北極や南極を目指す特装車開発のスペシャリストに協力を依頼。 北極ツアーをサポートしているトヨタの小型ピックアップトラック・ハイラックスで、ダブルキャブをベースに、巨大な38インチタイヤなどの特殊装備。エンジンは2.5リットル直列4気筒ターボディーゼル。 2007年は英国BBC放送の人気自動車番組、『Top Gear』の北極走破をサポートするなど豊富なノウハウを持つ。 アイスランドのある大西洋中央海嶺はプレート拡大境界であり、地殻が割れて東西に広がりつつあるところに位置しているらしい。 この割れ目にできた空間をおぎなうために、地下から大量のマグマが地表に昇ってきて、その一部が地表に噴出するのだとか。 とくにアイスランド付近は地下からのマグマ上昇・噴出量が多く、本来的に火山活動や地殻変動と縁が切れない場所なんだそうですね。約5年周期で火山噴火を引き起こしているという。 14日の噴火の数時間前に調査を終え、無事、現場を離れたという。 英国トヨタは、大噴火の予兆を示す現場写真を16日、公開した。 沖縄の怒りはどんな形で終息するのか。鳩山総理は火に油を注ぐばかりで、月末に決着するとは到底思えない。 前の自民党だったら、”もう止めたい”と逃げ出すところだろうが、まさかねぇ。 ここで病気にでもなれば・・・と、密かに念じているかもしれない・・・。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.06
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♪ 黄金の日々に一歩も出らざりて事故のニュースを片耳で聞く ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4日はTシャツの二次加工に掛りっきりで、とうとう一歩も外へ出ずに過ぎた。 夜の10時までかかった根詰め作業は、モノも言わずにただ黙々とこなすばかりであっという間に一日が過ぎた感じ。 今日は今日で二回目の染めに入るので、ほぼ一日かかりそうだ。 巷では渋滞のオンパレード。いつものごとく列の最後尾での追突事故が発生。山陽自動車道の上り線では死亡事故のニュースをラジオが伝えていた。 10キロか15キロ程度の渋滞の場所が危ないよいうだ。追突した車は渋滞していそうにない雰囲気で走ってきて、突然渋滞にぶつかって事故を起こすという感じ。大渋滞の場所では最初から予想がつくが、この程度だと念頭になくて油断するのだろう。 連休最後の5日も、下記の場所で35キロ以上の渋滞が予想されている。 ボトルネック箇所 ピーク時 東北自動車道上り 矢板IC付近 前日11:00~4:00 前日17時 40km [通常所要時間] 0:24 [予測所要時間] 1:36 東名高速道路上り 大和TN付近 前日11:00~3:00 前日19時 45km [通常所要時間] 0:27 [予測所要時間] 1:48 東名高速道路下り 富士川SA付近 前日12:00~2:00 前日16時 35km [通常所要時間] 0:21 [予測所要時間] 1:24 東名高速道路上り 沼津IC付近 前日12:00~3:00 前日16時 40km [通常所要時間] 0:24 [予測所要時間] 1:36 中央自動車道上り 小仏TN 付近 前日9:00~3:00 前日17時 35km [通常所要時間] 0:26 [予測所要時間] 2:20 東名阪自動車道上り 四日市IC付近 前日9:00~3:00 前日18時 40km [通常所要時間] 0:30 [予測所要時間] 1:36 伊勢自動車道上り 四日市IC付近 前日9:00~3:00 前日18時 40km [通常所要時間] 0:30 [予測所要時間] 1:36 くれぐれも車間距離をとって、追突事故を起こさないようにしてほしいものです。 渋滞の原因は車間距離にあると言われている。車間距離をとっていれば車が数珠つなぎになることはなく、渋滞は起こりにくいのだという。せっかちな日本人は前が空いていると直ぐに割り込みしてくる。それが嫌で前を詰める事になる。実際、前の車がチンタラ走っていると追い越したくなるのも人情だ。 キープレフトを守らない奴も多いし・・・。 カーナビに5キロほど先の道路状況が表示されるようになれば、慌てて追い越しをかける意味があるのかないのかが分かるというもの。 GPSが発達して、そのうちそんな時代がやってくるかも知れない。 私は、こんな渋滞のニュースを聞きながら今日も仕事をするのです。良い天気なのになあ~。 木々の新芽が美しい季節だなぁ。上高地辺りはいいよな~。 若いころ、ゴールデンウィーク中にヒッチハイクで上高地に行った事を思い出した。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.05
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♪ しののめの透きとおりたる風の中に夏は静かに育ちつつあり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ Tシャツを染める季節も佳境に入り、連日絞りと染めの作業に追われている。 一品モノを満足いくものにするために、何度も加工と染色を繰り返す。 色は重ねるほど深みが出るため、一色染めるにも一度で染めてしまわずにわざと手間をかける事もある。 すべては色で決まると言ってもよく、配色と色そのものの品格を大切にしている。退色を嫌って化学染料を使うため、ともすると品の無いものになりかねないので手間を惜しむ訳にはいかない。 今年は、ロウケツ染めも併用して新しい感じを出したいと思っているので、その手間は余分にかかる事になる。 Tシャツと言っても1万円以上で売られるものなので創り甲斐があるというもの。好きでやっている事なので、趣味と実益を兼ねているようなものだ。 と言っても、商売人がそろばんをはじく様なわけにはいかないので、実益の方は手間の割には大したものにはならないが・・・。 真っ白なシャツを自分の色に染めていく楽しさは、自分にとって掛け替えのないもの。大変だけど楽しんでやているというところ。 染め上げたシャツは、乾燥した五月の風に吹かれてすぐに乾いてくれる。このさわやかな朝の風の向こうには、あの厳しい夏が着々と育ちつつあるんだ。 その夏と戦うためにこのTシャツが役立ってくれる事を祈りながら、今日もシコシコと作業を続けるのです。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.04
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♪ 図書館に脳のごはんをみつくろい一字三態ご馳走のやま ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 読書は脳のご飯だと言った人がいる。上手い表現だと思う。活字は口当たりのいい食べやすいものもあれば、手ごわくて咀嚼に時間がかかるものも有る。 それにしても日本語は何と豊かな言語なのだろう。一つのことばを三種類の方法で書き分ける。こういう驚くべき言語文化を持ている民族は他にない。 短歌ではそれをかなり意識して使い分ける。漢字をひらがなにして柔らかさを出したり、あるいはカタカナを使う事で違った意味合いを込めたりする。 生物の名前を表す場合にそれで迷ったりします。漢字でも仮名でも意味は同じなのに、微妙なニュアンスは違うことをみんな認識しているので、その辺りはイージーに無視はできない。 例えば、「都忘れ」と言うか「みやこわすれ」と言うか「ミヤコワスレ」というかで随分が違うでしょう。「薔薇」、「ばら」、「バラ」みんな違う。「蝙蝠」、「こうもり」、「コウモリ」。「駱駝」、「らくだ」、「ラクダ」。「豹」「ひょう」「ヒョウ」。「狼」も「麒麟」も、「飛蝗」や「蝶」も、「翡翠」や「白鳥」だって使い分けたくなる。☆ また、漢字の中に仮名が交じる事で文体が柔らかくなり、文面に強弱がつくことで読みやすくなる。漢字が浮き上がってきて、その文字を見た瞬間に書いてある内容が理解できる。なんてすばらしい言語なんだろう!!! ハングルの新聞は漢字交じりで表記されることが多く、その漢字を手掛かりに何の記事かをある程度想像することができる。経済の紙面なのかスポーツ欄なのかぐらいはハングルが全く分からなくても見当がつく。 もし、中国語のように漢字ばかりだったら堅苦しくて読みにくいばかりか、眼も疲れるし第一読む気がしない。どこが区切りなのか、どこを読んでいたのか眼を離した瞬間に分からなくなりそうだ。 文書を例えてみると、漢字ばかりの文章は”同じような家がひしめく中世の都会”。 で、漢字かな交じりの文はさしずめ”ゆったりとした里山の風景”ってところかな。 欧米の横文字言語にしても見るからに味気ない。アルファベットが延々と続くばかりで、字面だけではサッパリ分からない。アリゾナの荒野を彷徨うロバの気分だ。 表意文字というのが無いだけに、一字一句、文字を読み込んでいかないといけないので、こちらもどこを読んでるのか分からなくなりそうだ。☆ 何でも慣れだとは思うが、日本語に慣れている者からしてみると、変化がなくて面白味がない。田んぼがあって森があって、小川があって東屋があるような空間の変化がほしい。 日本語の語彙の豊富さもずば抜けている。世界中どこへ行ってもこんな豊かな言語を持った民族はいないでしょう。 劇画の擬音擬態語の類のオノマトペはずば抜けていて、日本のコミックを見て海外の人々は言語表現のカルチャーショックを受けている。 二人称だけをとってみても相当な数の呼び方がある。 英語だったら「YOU」ただ一つしかないが、あなた、きみ、おまえ、おぬし、てめえ、われ、あんた、なんじ、などなど。この差は一体何なのでしょう。☆ 音楽の場合、日本語は基本的に一つの音符に一音しか当てない。「あなた」という歌詞で「あ」「な」「た」それぞれに三つの音符が要る。 しかし、英語の歌詞は一音に一つの言葉を当てる事が多い。日本語の歌詞で「あなた」と言っている間に「Ilove you 」まで言えてしまう。 それでも日本の歌詞は決して薄っぺらなものにはなっていない。それどころか深くて情感溢れる表現ができてしまうのは、語彙の豊富さと言葉の持つ意味の多様性にある。 というか、日本語の多様なところは、全てを言いきってしまわずに相手に想像させるという、距離感のある表現が許される特殊な文化的構造にあるとも言えるのでしょう。 言語に始まって、味覚、浮世絵(とくに北斎)、食文化、文学、映画、などなど世界に比類のない高レベルのカルチャーを持っている日本。 吾々はもっともっと”自信を持つべきだ”とつくづく思う。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.03
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♪ 柿の木にヒョイヒョイヒョイと大烏 小枝咥えて飛び去ってゆき ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 野鳥は繁殖の季節らしい。 カラスが柿の木に止まって、おもむろにヒョイ、ヒョイ、ヒョイ、と向きをかえながら移動し始めたた。そして、細い枯れ枝をへし折って咥えた。けっこう長い枝で、持て余し気味になんとかバランスを取って、飛んだ。 しかし、すぐに電線に止まって、何度も咥え直している。ちょっと重すぎたのか、長すぎてどうしたものかと迷っているのか。ややあって、意を決したのか、そのまま咥えて飛んで行った。 烏も繁殖の季節で、巣造りが始まったらしい。近くに適当な営巣場所を見つけたのだろう。木のてっぺんか電柱の上か。 先日、空き部屋になっているアパートのガス排気装置の上に、鳩が巣造りしているのを見かけた。人が行き来する目の前の、それも手の届きそうなところに造っている。きっと世間知らずの若い新婚の鳩なのだろう。 ツバメも既に子育てを始めていて、駅の構内のあちこちには糞を受ける段ボール箱が幾つも置いてある。高架のホームから下の駅構内へ向かって、階段を眼にもとまらぬ速さで飛び抜けていく。 トキも抱卵を始めたというニュースは、無精卵だったらしく二個とも巣の外へ捨ててしまったという悲しい報道となった。その後、他の番いも抱卵しているのが分かって、人工ふ化のトキの初めての二世誕生を心待ちにしているところ。 新しい命の誕生は、動物も植物も吾々と同じ生命体とし様々な感動を与えてくれる。 感動と言えば、リスが死んだ仲間を烏から必死で守る姿がユーチューブで流れ、話題になっている。「Amazing Squirrel Fights off Crows - Protects Dead Friend's Body」「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.01
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♪ 言い張っても言い張っても遠い声 小鳩を拒む十中八人 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 朝日新聞の調査ではついに20%台となった鳩山内閣の支持率。 前回調査の33・0%から20.7%と一気に10%台に迫る急落ぶりで、初めて30%を下回り危険水域に突入。 5月は普天間問題と小沢代表の起訴という決定的なダメージを与えるダブルパンチが、必至の様相となってきた。 29日の朝日新聞の投書欄にこんな「川柳」が載っていた。 *「訳言っても訳言っても臭いカネ」 四日市・厳 光 ご存じ種田山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」のもじりで、思わず吹き出してまった。 川柳には諧謔の精神があってこそ本当の面白さがあり、シンプルに表現されてストレートに伝わってくる。 今朝の歌は、私も真似して短歌を詠んでみた戯れ歌です。 ”腹案がある、沖縄市民の声を真摯に受け止めて”などと言い張っても、言えば言うほど言葉が遠のいていく鳩山首相。 今になってやっと本人が沖縄へ出向くという口先男。不支持の理由の一つに「実行力が伴わない」と言われるのはこんなところにも出ている。 30日の川柳にはこんなのも有りました。 *「荒海や過度に横たふ星条旗」 三鷹市・二瀬純一 芭蕉の「荒海や佐渡に横たふ天の川」のもじりですね。皆さんいろいろ思いつくもんですね。川柳は頭の体操にももってこいです。 最近、電車の中でも「数独」をやっている人を見かけるようになりましたが、時事川柳もなかなか面白いので、貴方も一つ投稿しては如何ですか?「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.05.01
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