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4月29日(土)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・グリエール:ハープ協奏曲(グザヴィエ・ドゥ・メストレ)、ラフマニノフ:交響曲第2番メストレは圧倒的な力量で非の打ち所のない素晴らしさでした。マッチョ系なメストレから優美でしなやかな極上の音色が繰り出されるギャップに驚かされるのですが、何と言ってもハープを弾いている感がなく完全に同化していると思わされる凄さで唖然とする程でした。ラフマニノフは全体的にゴツゴツした印象でした。ウネリを伴って結構強く表現を付け各パートも主張してくるのですが、バランス的にはやや馴染めず調和不足やゴタゴタ感がありました。流れにも影響していてしっくり来ない印象でとても長く感じました。
2023年04月29日
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4月27日(木)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・シベリウス:交響曲第4番、ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲(マリー・アンジュ・グッチ)、チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」シベリウスは曲にフラットに向き合った名演でした。難曲ですが過度に雰囲気を造ったり沈み込むような重々しさはつけず、抑制した表現でありながらよく調和していて見事なバランスを見せました。当然の事ながらオケのレヴェルが裏打ちしていて、木管を中心に素晴らしいパフォーマンスでした。グッチは軽いタッチで音も軽く流れるような指使いは見事と言う他ないのですが、中盤を中心にやや埋没気味で特徴がつかみづらく薄い印象でした。メインはキッチリしっかりしたアプローチでしたがチャイコ臭はあまりなくオケも不足なく不満がある訳ではないのですが、何となく物足りない印象でもう一味欲しいところでした。
2023年04月27日
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4月26日(水)東京都交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(金川真弓)、交響曲第3番「スコットランド」序曲は重厚感があって締まったパフォーマンスでした。金川は相変わらず素晴らしい音色で安定感がありました。どちらかというと濃厚感がありますがくどくはなく熱のこもった名演でした。後半のメンデルスゾーンは手なり感満載で漫然とまでは言いませんが、惹き込まれることは決してありませんでした。
2023年04月26日
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4月23日(日)藤原歌劇団に行ってきました(テアトロ・ジーリオ・ショウワ)。・ドニゼッティ:「劇場のわがままな歌手たち」(指揮:時任康文、演出:松本重孝、ダリア:中井奈穂、プローコロ:小野寺光、アガタ:三浦克次、ルイジア:岡田美優、グリエルモ:所谷直生、ピッペット:髙橋未来子、ビスクローマ:鶴川勝也、チェーザレ:月野進、インプレザーリオ:相沢創、ディレットーレ・デル・パルコシェニコ:豊嶋祐壹、合唱:藤原歌劇団合唱部、管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ)ダリア中井の安定感が光りましたが、全体的にコメディ調の仕上りで歌を味わう演出とはなっていませんでした。アガタの訳詞が関西弁になっているのも違和感があり今一つ入りこめませんでした。
2023年04月23日
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4月22日(土)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(ミューザ川崎シンフォニーホール)。・メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲、ショパン:ピアノ協奏曲第2番(ヤン・リシエツキ)、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」序曲は緊迫感すら感じる出だしで全体的に締まった印象で、オケもまとまりがありました。リシエツキは恐らくはどちらかと言うと剛鍵派と思われますが音の滑らかさが特徴で押し付けがましさはありません。音はクリアで粒粒がハッキリ聴こえることからテクニックの高さがうかがえます。表現は意外とシンプルなことからショパンとしてはスッキリしたイメージでしたが、聴き応えのあるピアノでした。これからどんどん良くなっていくことを強く期待させる雰囲気を感じさせました。ドヴォルザークはスケール感があって聴き応え十分でした。一貫してテンポの変動は最低限に抑え淀みなく流れました。表現の中心はこまめな強弱と間によるものなので民族色は感じられませんでしたが、全体観があって音楽の大きさが感じられるイメージでした。オケはやや乱れがあったもののさすがと思わせるまとまりでした。
2023年04月22日
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4月21日(金)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(NHKホール)。・ルーセル:弦楽のためのシンフォニエッタ、プーランク:シンフォニエッタ、イベール:室内管弦楽のためのディヴェルティスマンなかなか聴くことの出来ないプログラムで楽しめました。パーヴォはスッキリ小気味よくドライ過ぎずしっかり聴かせて上手いと思わせました。N響との相性も良く「合っている」印象でした。プーランクでは細部に乱れが見られややぎこちなさも感じましたがイベールは秀逸で、個人技が冴えていて聴き応え十分でした。
2023年04月21日
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4月16日(日)名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(愛知県芸術劇場コンサートホール)。・リャードフ:交響詩「魔法にかけられた湖」、ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲(亀井聖矢)、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(金川真弓)リャードフはロシア音楽らしい情景が浮かぶような曲でオケは無難な立ち上がりでした。亀井は軽やかでテクニックは申し分なく綺麗でヴィルトゥオーゾ系と言えます。ただ音が浅く正直届いて来ず、逆にアンコールの「ラ・カンパネラ」の方が違和感がありませんでした。伴奏もやや流れにスムーズさを欠いていて全体として硬い印象でした。後半は超絶歴史的名演でした!!金川は満点申し分ありませんでした。相変わらず惚れ惚れするしっかりした音で、時として濃厚さを混じえながら絶妙に表現していきます。特に高音の精度にこだわりながらカデンツァを含めて見事に仕上げ、スケールの大きなチャイコフスキーを聴かせました。どんなにオケとかぶっても細部まで聴こえましたし三楽章も息切れやこなしてる感は全くなく、完璧に表現されていたのには只々驚かされるばかりでした。これまで何度となく聴いてきましたが異次元のレヴェル感でした。伴奏の精度は決して高くありませんでしたが、全く問題になりませんでした。
2023年04月16日
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4月15日(土)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」よりモンターギュ家とキャピュレット家・情景・朝の踊り・少女ジュリエット・仮面・ロメオとジュリエット・踊り・タイボルトの死・朝のセレナーデ・百合の花を手にした娘たちの踊り・ジュリエットの墓前のロメオ・ジュリエットの死、コネッソン:Heiterkeit (合唱とオーケストラのためのカンタータ)、シマノフスキ:スターバト・マーテル(シモーナ・シャトゥロヴァ、ゲルヒルト・ロンベルガー、与那城敬)ウルバンスキは雰囲気のある指揮者です。じっとしていることはなく、ステップを踏んだりダンスチックに指揮台を所狭しと動き回ります。これはパフォーマンスではなく全身を使った表現なので違和感がないばかりか、音楽に躍動感を与え奥行きや三次元的イメージを感じさせます。プロコフィエフはスッキリ感があり洗練されていますが、スケール感があって物足りなさは感じず極めて魅力的な仕上りの名演でした。オケがハイレベルで存分にウルバンスキ・ワールドを体現していました。後半のコネッソンとシマノフスキはバランス重視のアプローチで充実感がありました。100人を越える合唱は久々でしたが安定していましたし、ソリスト陣もしっかりしていて存在感を示しました。やはりオケが木管を中心に冴えていて、聴き応えのあるコンサートとなりました。
2023年04月15日
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4月5日(水)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ハイドン:交響曲第49番「受難」、マーラー:交響曲第5番マナコルダは、基本的にはシャープな切り口で細部までこだわりながら丁寧にメリハリを利かせますが、豊かな響きは失わず音楽が角張っていないのには驚かされました。ハイドンのイメージを一段引上げる魅力的なパフォーマンスでオケも優秀でした。後半はドラマチックなマーラーでした。平坦な部分はなくテンポは細かく変動し時として大胆な強弱をつけながら進めます。音楽の骨格がしっかりしているので違和感はなくスケール感を持って迫ってきました。たまにクライバーを彷彿とさせるような引っ張りの利いた指揮振りもあって大物感を漂わせながら見事なコントロールを見せました。実力派指揮者として今後大いに期待です。オケはややおぼつかない印象でしたが、三楽章のソロホルンは素晴らしかったです。
2023年04月05日
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