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11月28日(火)NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(反田恭平)、交響曲第1番反田の軽いタッチで繰出される音はやや分散していてなかなか入って来ませんでした。遅めのテンポで大きめにアンジュレーションを利かせますがややクドく、ブラームスとしての味わいに欠けました。伴奏は至って普通で前半は綻びが目立ちました。後半のシンフォニーはギルバートを語る前にオケが粗く調和に欠けていて、誠に残念ながら一楽章でギブアップとなりました。
2023年11月28日
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11月25日(日)ベルリンフィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ、R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」昨日よりメンバーは更にパワーアップしていることもありさすがスター軍団で凄いとしか言いようがなくレーガーは文句の付けようがない圧倒的な印象だったのですが、正直威圧感があって音楽としてはやや味気なく良かったかと問われればすんなり「そう」とは答えられないイメージでした。シュトラウスはテンポも含めて全体的に淡々とした運びでしたが、返って全体バランスを落ち着かせ申し分のない仕上りで正にトップオケの実力をまざまざと見せられました。樫本のソロも申し分のない素晴らしさでした。
2023年11月25日
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11月24日(金)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・モーツァルト:交響曲第29 番、ベルク:オーケストラのための3つの小品、ブラームス:交響曲第4番ペトレンコは中空を見ながらイメージを表情と全身で表現しオケに伝えます。オーソドックスな中に繊細さとメリハリがあって柔らかさも失いません。モーツァルトは極めて洗練度の高いアプローチでスッキリ感が買っているものの豊かにきっちりまとまっていました。ベルクは熱演でエネルギッシュさがオケのレヴェルと相まってストレートに伝わって来ました。ブラームスは極めて分かりにくく調和に欠けました。テンポ設定、変動や間の取り方、鳴らし方等々、狙いが見えず曲の魅力が薄まった印象でした。久々のサイドで聴こえ方の問題だとは思いますがオケも大きくは印象に残りませんでした。
2023年11月24日
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11月21日(火)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・メンデルスゾーン:序曲「美しいメルジーネの物語」、シューマン:ピアノ協奏曲(チョ・ソンジン)、メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」序曲はまとまりがあって格調高い出来でした。オケは重厚感があって総合力の高さを感じましたが以前よりは響きがマイルドな印象でした。ソンジンは軽やかで透明感がありますが、サラサラ感が勝っていてさすがにシューマンとしては違和感がありました。ペダルの多用からか時として不明瞭な場面が見られしっくり来ませんでしたし、オケの重厚さとややマッチしていないのも気になりました。後半のメンデルスゾーンは辛い状況でした。特に一、二楽章はオケの集中力が明らかに欠けている印象で整わずやや漫然感がありました。全体を通しても木管が至って普通で奥行きが出てきませんでしたしネルソンスの引っ張りも力強さに欠け、見どころに乏しい印象でした。
2023年11月21日
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11月19日(日)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・R. シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」、ドヴォルジャーク:交響曲第8番ツァラは文句の付けようのない名演でした。ソヒエフはオーソドックスで実直なアプローチで小細工なく正面突破でした。オケは全て凄いのですが特に弦の精密さとパワーが半端なく、これに申し分のない管が加わって終始圧倒されました。別次元の様相で場面によっては呆れるほどでした。後半のドヴォルザークも非の打ち所のない超絶演でした。そもそもトップオケでドヴォ8を聴けること自体が極めて稀と思われるので貴重な機会と言えますが期待を越える凄さでした。ソヒエフはオーソドックスかつシンプルなアプローチで三楽章を除いては小気味よいテンポで駆け抜けました。オケは寸分の乱れもなく余裕を持ってこなしましたが全てにおいて完璧でした。あえて挙げるとすればこれ以上ないと思わせたフルートの素晴らしさと安定感でしょうか。あまりの凄さに感動と言うよりも、唖然とし感服しました。
2023年11月19日
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11月18日(土)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ベートーヴェン:交響曲第4番、ブラームス:交響曲第1番前半は結構細部まで拘るソヒエフなので手抜きもなく完璧なベートーヴェンでした。オケは弦、管とも凄いの一言でとにかく聴き惚れました。ブラームスはオケは相変わらずの力量なのですがソヒエフの拘りの強さにやや辟易としました。全体的にクセ強と言う訳ではありませんが細部への拘りが流れであったりバランスを阻害している感があり、曲と指揮と個人の技量を含めたオケとがちぐはぐな印象で、それぞれの良さを感じ取るに至りませんでした。
2023年11月18日
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11月18日(土)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・マーラー:交響曲 第2番「復活」(髙橋絵理、林眞暎、新国立劇場合唱団)期待大で臨みましたが今一つしっくり来ませんでした。一楽章はテンポ設定が緩急極端だったのとややショスタコーヴィチを思わせるアプローチが見られて違和感がありました。二、三楽章はテンポ速めで淡々としていましたが一楽章との対比で言うと物足りなさがありました。その後も一〜三楽章のイメージを繰り返している感じで全体観がやや薄く掴みどころのない印象でした。編成の大きさからかオケも整わず、足早にサントリーホールに移動しました。
2023年11月18日
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11月17日(金)漆原啓子のコンサートに行ってきました(王子ホール)。・ブラームス:「F.A.E.ソナタ」からスケルツォ、ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、第3番(阪田知樹)漆原のヴァイオリンはしっかり鳴らしながらの絶妙な揺らしは先達を思い出させる雰囲気で、深みを伴ってブラームスへのマッチ感は抜群でした。前半2曲はテンポがややゆったり目で余計な装飾を付けないので悠然訥々しているのですが、芯があってじんわり伝わってきました。後半はテンポは普通でしたが更に淡々とした印象でこねくり回し感などは全くないのですが、ずんずん迫って来るイメージで極めて聴き応えのあるパフォーマンスでした。阪田はこれまたシンプルで余計なことはせず、柔らかいタッチを存分に活かして素晴らしい伴奏を見せました。これまで何度となく聴いてきたソナタですが正直満足感のある演奏に接することは少なく難しい全集だと思ってきましたが、こんなに気骨のあるブラームスが聴けたのは驚きでしたし強く印象に残りました。
2023年11月17日
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11月15日(水)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・シベリウス:交響詩「タピオラ」、ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲(ペッカ・クーシスト)、シベリウス:交響曲 第1番クーシストは極めて遠く全く届いて来ませんでした。管との被りが多い曲ですがほぼ埋没していてコメントするに至りませんでした。クーシストの特徴ということかもしれませんが音からしてもインパクトが薄過ぎました。サラステは極めて真面目なアプローチでした。ほぼ雰囲気は出さず強弱とテンポを丁寧に着けながらきっちり進めますが、タピオラの複雑に入り組んだ構造を見事に紐解いているイメージで味わいがありました。シベ1は更に高みのある名演でした。オーソドックスの中に小気味よさとスッキリ感と暖かみがあって、派手さや押し付け感がなくジワジワほっとするイメージでした。曲をよく解っている感がヒシヒシと伝わってきて充実感に満たされました。オケの安定感は申し分なくレヴェルの高いメインプログラムとなりました。
2023年11月15日
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11月11日(土)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(NHKホール)。・バルトーク:ハンガリーの風景、リスト:ハンガリー幻想曲(阪田知樹)、コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」まずはリストから。阪田は軽やかできらびやかな音色でリストが映えます。ヴィルトゥオーゾ系で涼しい顔で難なくこのややこしい曲を扱いますが、力任せではなく繊細さを失わずしかも音の粒が潰れずに届いて来るのは驚異的でした。バルトーク、コダーイとも民族色の強い選曲でしたがマダラシュは極めてオーソドックスなアプローチで、これがN響のしっかりきっちり感と妙にマッチしていて安定感抜群で聴き応えがありました。N響はやはり上手かったです。
2023年11月11日
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11月10日(金)東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・チャイコフスキー:幻想曲「テンペスト」、ロココの主題による変奏曲(佐藤晴真)、幻想序曲「ハムレット」、幻想序曲「ロメオとジュリエット」まずはロココバリエーションから。佐藤はしなやかな音がよく伸びていてテクニックも凄いのですが、音楽にやや硬直感があって前に出て来ない印象でした。感心はするけど残らないという感じでしょうか。それよりも伴奏のスッキリ感が凄く哀愁を感じさせずビックリしました。あまり取り上げられることのない3曲を並べた意欲的なプログラミングの中バッティストーニは洗練さを前面に出しチャイコ臭をあまり感じさせないアプローチでしたが、バランス重視で音楽に丸みを持たせつつしっかりとまとめ上げていて高いセンスを感じさせました。オケはコンセルトヘボウの直後の分の悪さを大幅に割り引いても、まとまりにやや欠けた印象でした。
2023年11月10日
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11月7日(火)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ウェーバー:「オベロン」序曲、リスト:ピアノ協奏曲第2番(イェフィム・ブロンフマン)、チャイコフスキー:交響曲第5番いやいや序曲からコンセルトヘボウ・サウンド全開で凄いの一言です。のっけのホルンや囁きかけるような弦から鳥肌もので世界トップクラスの品質は健在でした。ブロンフマンはマッチョとでも表現したくなるような音で野太くスケール感がありますが決して荒々しい訳ではありません。体はほとんど動かずこの難曲でもたやすく余裕を持って手の中でコントロールしているように感じさせるのが凄いところです。しかしながら、以前から何回も聴いているのですが今日も含めてあまり印象に残らないのが不思議なところです。ルイージはチャイ5に思い入れがあるようでよくプログラムに取り上げるので何回か聴いていますが、ほぼ変わらないアプローチです。特に一、四楽章は遅めのテンポの中時として大きく揺らし表現を付け、二楽章はどちらかと言うと濃厚さを利かせ、三楽章は速めのテンポでスッキリ目なのですが、極端な味付けがくどく感じる場面もありややしっくりこない印象でした。しかし、オケの素晴らしさが全てを包み込んで大きくお釣りが来ました。とにかく隙がなく穴がないのでどこを取ってもどこを聴いても申し分なく、力量と総合力の凄さに圧倒され当てられ気味になる程でした。
2023年11月07日
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