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6月28日(水)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(反田恭平)、チャイコフスキー:交響曲第4番何年か前に反田の3番は聴いていて全く印象に残っていませんが、今日もクセ強で難しさがありました。とにかくたどたどしく暗重めで音楽の躍動感が薄くこんな曲だったか?と言うイメージで最後までしっくり来ませんでした。やたらテンポをいじるのも狙いが見えづらく難解でした。オケも気持ち良く乗って行っているようには感じられませんでした。後半はスッキリチャイ4でした。高弦はほとんど揺らさず木管はアクセントをあまりつけずストレートで金管はしっかり鳴らして、チャイコ臭はほぼ無いものの聴き応えがありました。ただもう一味ほしい印象でした。オケはまとまって安定感がありました。
2023年06月28日
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6月27日(火)東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・尾高惇忠:オーケストラのための「イマージュ」、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(亀井聖矢)、交響曲第1番「イマージュ」は前半こそやや整わない印象で繊細さも足りなく感じましたが、後半はシッカリ立て直しさすが初演者と思わせる仕上がりでした。亀井は間違いなく綺麗ですが音自体に物足りなさが残り、どこまで行っても味わいが出て来ませんでした。伴奏はユッタリめのデンポで重厚さがあって見事でしたが、ソロとのマッチ感という意味では今一つでした。会場は歓声とスタンディングオベーションの嵐で熱気に包まれていました。後半は先日ノセダ/N響で聴いたばかりですがあまりにも印象が違うのでびっくりしました。尾高は手中に収めてる感が凄く、テンポ感や間の取り方など掴みが素晴らしかったです。ロシア風味もあって雰囲気が出ていたので、この曲の魅力を存分なく見せてくれた名演でした。オケは時として整わず個人技も目立ちませんでしたが、まとまりを感じさせました。
2023年06月27日
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6月25日(日)新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)、ベルリオーズ:幻想交響曲何れもデュトワの十八番と言えるプログラムで安定していました。前半では特にドビュッシーが出色でスッキリしたアプローチのなか絶妙なシェフ振りを見せました。ストラヴィンスキーも良かったのですが、ややハツラツ感と言うかデュトワならではのシャープさに物足りなさを感じました。そんなこともあって正直ベルリオーズもそれほど期待せず臨んだのですが、大きく期待は裏切られ超ド級の名演が展開されました。終始堂々たるテンポで極めてオーソドックスに進め、一切ブレることはありませんでした。特徴的なのは弦で、曖昧な表現は許さず全てのパートが明確で全体の主導を持ってどっしりした骨格を造っていました。その中で管や打は飛び出す事はなくバランスを保つことで全体として壮大で素晴らしい融合を見せてくれました。1時間近くの大曲ですが最後まで釘付け状態で、過去何度聴いたか分からない曲ですが明らかに最上級の素晴らしさでした。当然なからオケも凄く非の打ち所がありませんでしたが、中でもクラリネットとフルートは際立っていました。
2023年06月25日
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6月24日(土)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番(萩原麻未)、シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレイト」久々の萩原です。軽やかで透明感があって綺麗なピアノでしたがそれ以上は無く至って普通のモーツァルトでした。後半は抑揚のよく利いたシューベルトでした。部分的に大胆なテンポ変動や強弱を付けて表現しますが、逆にここがと思うところで素っ気なかったり単調だったりやや分かりづらさがありましたし、特にこの曲の肝とも言える二楽章は明らかにいじりすぎでした。全体的にしっくりこない印象で曲の魅力を高める方向にはありませんでした。オケは十分に満足できる出来でした。
2023年06月24日
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6月21日(水)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・バッハ(レスピーギ編):3つのコラール、レスピーギ:グレゴリオ風協奏曲(庄司紗矢香)、ラフマニノフ:交響曲第1番庄司はサントリーホールにして遠く感じました。圧はあるのですが音は一向に進んで来ないイメージで、やや痩せた感もあってスッキリしないソロでした。何度も聴きいていますがここのところは冴えが見られず、作品の魅力までは届きませんでした。バッハ、ラフマニノフとも極めて質の高い仕上がりでした。ノセダは振りは大きいのですが音楽に大味感は微塵もなく精巧です。テンポ感や全体バランスが素晴らしく、全体感があつてせこせこせず、軽くなく過度に暗くなく、センスの素晴らしさがひしひしと感じられて高い満足感がありました。加えて、N響の優秀さが如何なく発揮されていて申し分のない出来栄えでした。
2023年06月21日
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6月17日(土)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」序曲、ショパン:ピアノ協奏曲第2番(エリック・ルー)、チャイコフスキー:交響曲第5番序曲は珍しく整っていない印象でまとまりが感じられませんでした。ルーは音に特徴が薄くやや浅い印象でした。一部に不明瞭に感じたり混濁が見られたことから全体的に弱い印象で迫って来ませんでした。ハサンはオーソドックスな中曖昧な表現は廃し明快にシャープにアプローチしました。大きな表現はあまり付けずテンポの揺らしをベースに時としてしっかり歌いますが、寄り道せず目的に向かって真っ直ぐ進むイメージなので逆に新鮮味を感じました。それ程細かくは気にせずバトンテクニックもあまりこだわらず体全体で雰囲気を表すタイプで、音楽もバランス重視で構えたところがなくふところを感じさせました。オケも全体的に安定していて充実度の高いパフォーマンスでした。
2023年06月17日
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6月16日(金)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(NHKホール)。・ショスタコーヴィチ:交響曲第8番切れがあって明解な表現、ある意味明朗なショスタコーヴィチでした。重々しさはあまり感じず華々しさも無い反面、全体バランスを意識した対比が利いていて聴き応えが感じられました。もっとグイグイ来るイメージで臨みましたが、しっとりどっしり切れっ切れが絶妙にミックスした、味わいがあって印象に残る名演でした。N響は安定感があってノセダとの相性も感じられ素晴らしい出来でした。
2023年06月16日
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6月10日(土)ジャン=ギアン・ケラスのコンサートに行ってきました(京都青山音楽記念館バロックザール)。・バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲ほぼ非の打ち所のない圧倒的なクオリティの高さでした。二度の休憩を挟みましたが16時40分終演だったことから分かる通り演奏自体はほぼ120分と速めのテンポでスッキリ感がありましたが、刺々しさはなくスケール感は十分で、洗練されていて全くムラのない音も最後までブレることはありませんでした。ほぼ目は閉じてやや上方を仰ぎながらこまめに口を動かし歌うように自在にチェロを操るので、内面からの発出感があるのですがくどさや情緒的ではなく、鋭いと言うか芯の強さを感じさせ凄みすらありました。ややバッハを聴いている感がしなかったとも言えるのですが、一枚上のレヴェル感で不満にはなりませんでした。全て良かったのですが、中間で演奏された3番4番がワクワク感があったほどの印象強さでした。
2023年06月10日
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6月5日(月)ヒラリー・ハーンのコンサートに行ってきました(紀尾井ホール)。・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」、第10番(アンドレアス・ヘフリガー)ハーンを聴くのは実に久々ですが素晴らしかったです。音に雑味は一切なくとにかくしなやかで、弦に圧がかかっていることを感じさせません。結構遠い席でしたがしっかり伸びて届いて来ました。9番はやや速めのテンポで丁寧にリピートも行いあまり表現を付けずに時には淡々と進めましたが、シンプルなアプローチが返って高純度の音を引き立てて極めて味わい深い仕上がりとなっていました。10番も前半と大きくは変わりませんでしたが更に渋めのアプローチで表現のレンジは狭く感じさせ、幾らか平坦な印象でやや物足りなさがありました。
2023年06月05日
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