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今日、本校の終了式であった。1年間担任した子どもたちをまえに、話したいことがいくつもあった。楽しかったこと、うれしかったこと、6年生に向けてがんばってほしいこと。「『理科大好き』を学級経営の中心に」と4月の保護者会で話をして1年間、8月の科学の祭典をはじめ、いろいろな思い出ができた。しかし、情緒的に年度末を迎えている私であるが、大村はま氏の「灯し続ける言葉」の中の次のような一節に出会う。(hirarinさんのブログで見つけました。) ・・・・教師は1個の職業人です。「聖職」という方もいますが、私はその名に隠れて精神主義に偏っていく態度には賛成できません。心さえあればいい、熱意さえあればいいというわけではないと思うからです。熱心結構です。いい人当たり前です。悪い人であったら、たまったものではありません。なのに、教師という世界というのは、いろいろな職業と比べても、「いい人」ということがかなり幅をきかせているように思います。他の社会では、仕事の能力と切り離して「いい人」をここまで尊重しないのではないでしょうか。いい人であっても、やはり業績を上げて、仕事をちゃんとやれる人でないと、価値を認められないのではないでしょうか。教師という職業の拠って立つものは何か。子どもに一人で生きる力をつけること、そのための技術を持っていることでしょう。それを忘れた「いい人」ではちょっと困るんです。 ・・・・ 子ども一人に生きる力をつけること。今、「こんな教師でごめん。こんな教師に1年間ついてきてくれてありがとう」という反省でいっぱいである。
2006.03.17
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途中に学力テストをはさんだものの、2月の研究発表会にスタートした「モビール」の追究が終了した。今回の実践は、予定では9時間の指導計画であったがトータルで12時間かかった。試行錯誤の中(?)での実践なので、多少の時数オーバーは仕方がないと思うのだが、今、改善案を考え、次の実践につなげる必要がある。もし、同じ教材で授業するとするならば、次のように進めたい。1時間目~2時間目:ペアでモビールをつくる。完成したら、それぞれのモビールを紹介する。(一番上の棒に着目し、左右のおもりの数を比べる。)3時間目:1段目、2段目のモビールに着目し、課題設定する。4時間目~5時間目:てこ実験器(てんびん棒)を使って、てこのきまりを追究する。6時間目:支点・力点・作用点などのてこのしくみを知り、てこの働きを調べる。7時間目~8時間目:見いだしたてこのきまりをつかって、自分たちがつくったモビールを説明する。その後、残った課題を明らかにし追究する。9時間目:つるすおもりを工夫し、自分のモビールをつくる。9時間あれば、十分に実践可能であろう。ぜひ、もう一度挑戦したい。
2006.03.15
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今回は、つるすおもりをいろいろ工夫して「自分のモビール」をつくる。つるすおもりは、それぞれの家庭から持ち寄る。マスコットのキーホルダーや紙を魚の形に切り抜いたもの、校庭にあった石などなど。様々なものであったが、それらを見ていておもしろかったのは、同じもビールにつるそうとするおもりの重さ(大きさ)がバラバラなものを選んだ子どもが多かったことである。 「左右につるすおもりは、どんな重さのものでも必ずつり合わせることができる。」今回、子どもたちの多くは「複雑なモビール」をつくろうとしていた。もちろん、その中には「一つの棒に3か所つるす」ものも多く見られた。つるすおもりそのものも自由であったが、単元のはじめにモビールをつくったときの子どもの意識とは確かに違っている。
2006.03.13
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自分たちがつくった「モビール」を説明する。今回は、そのときの子どものワークシートを紹介する。特に「指示」はせずに、自由に書き込ませた。すると、「てこを傾けるはたらき」のとらえ方にいろいろあることに気づく。(「説明」が不十分なのか、小学5年生が獲得する力や重力の概念はこの程度なのかわからないが・・・。)しかしながら、子どもなりの表現方法で何とか説明しようと試み、今の子どもなりの見方や考え方を身につけているのではないだろうか。今後、この知識や概念が「より確かなもの」に高まっていくことを期待している。
2006.03.10
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今回、本年度最後の研究会だった。来年度の研究に向けて、反省と志向を話し合った。来年は新しいテーマを設定して研究を進めることになる。本年で最後ということもあり、なごやかな(?)雰囲気の中で会が進んでいった。しかし、なぜかその会の流れに違和感を感じた。それは、多くの先生方の意見が次のようなものだったからであろう。「本年度の研究の流れを大切にしながら新しい研究に取り組む。」このことそのものに反論はない。しかしながら、「今年1年間の研究の成果を本にまとめよう」と提案したとき、多くの先生方の反応は「今年の成果をまとめながら、新しい研究を進めるのは大変だ」というものであった。もちろん、物理的な大変さはあるであろう。しかし、今年の研究をベースにするといいながら、成果を分析もせずに、新しい研究に取り組むと主張するのは「行き当たりばったり」である。この2年間「協同的な学び」を暗闇の中からめざし、やっと少し全体像が見えてきたところである。そして、このことに「手応え」を感じたからこそ、今年の研究をベースにしたいと思うのであろう。だからこそ、成果と課題をしっかりと分析しなければならない。新しいテーマでの研究。研究、実践としての「積み重ね」と「ビジョン」がなければ、「子どもたちの意欲が高まった」「子どもに力がついた」という曖昧な達成感のみの「そのとき、その場」だけの取り組みになってしまう。何がよいのか、何を具体的に明らかにし改善していかなければならないのか。この意識がなければ、研究とはほど遠い取り組みである。
2006.03.09
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昨日は火曜日(火曜日は研究部会の日のため、先週までいつも遅くなっていた・・)だったが、久しぶりにはやく家に帰る。ふとテレビをつけてみると、NHK「プロフェッショナル」が放送されていた。気になっていた番組だが、火曜日放送のため、これまで見逃すことが多かった。今回の放送では、左官職人の挾土秀平氏が取り上げられた。ちょうど1年を振り返る時期ということもあり、いろいろなことを考えるきっかけになった。「職人は、臆病であれ。」挾土氏は、現場でも臆病に徹すると言う。何度も材料を作り直し、試す。自分自身に問いかけるように「大丈夫か」とぼやく。そのウラには、自信過剰になれば必ず落とし穴に落ちる、という強い思いがある。常に不安を抱えることで、感覚が研ぎ澄まされ、 良い仕事が出来る、と挾土氏は語った。(番組のホームページより。)私自身、今回の研究発表会を振り返り、このことが一番足りなかったのだと感じた。今年は、本校に勤務して3年目。研究発表会も3回目である。そんな私は「自信」を大切にしようといつも心がけていた。その中ではやはり「研ぎ澄まされた感覚」は生まれなかったということであろう。また、挾土氏は「プロフェッショナルとは」と言う質問に対して次のように答えた。「新しいことに挑戦して、そこですごい不安な気持ちでみんながピリピリしているムード。そのムードのことを僕はプロフェッショナルと言いたい。そういうことに挑戦してピリピリしている、殺気だっているムードのことをプロフェッショナルだと思いますね。」本校で私たちがめざしてるのは「プロとしての教師」である。挾土氏の言葉を肝に銘じたい。
2006.03.08
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「1本棒の『3か所』におもりをつるしていて、どのように計算してよいかわからない。」自分たちがつくったモビールを「説明」するために、子どもたちに残されたもう一つの課題である。単元の導入にペアでモビールをつくったが、その20個の中で2つが下の写真のように1本棒の『3か所』におもりをつるしてある。 その後、この「課題」についててんびん棒を使って考えることになったが、私の「予想」に反して、あまり時間はかからなかった。すぐにあちこちから「足せばいい」という声があがる。本当に「予想外」であった。もっと「悩む」と思っていたのだが、どうして「あっさり」と解決したのかわからない。何がよかったのか分析する必要がある。次時は、一人一人が「つるすもの」と「つるし方」を工夫し、自分のモビールをつくる。
2006.03.07
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「『てこのきまり』を使って棒を傾けるはたらきを計算しても、左右の結果が同じにならない。」前回の授業で、子どもたちに新たに明らかになった課題である。そして、その中で「左右の結果が同じになるときもある」ということも、今回の授業で、モビールがつりあうひみつを解明する大きなヒントとなる。もちろん、このときには「棒の重さ」が関係していることには、ほとんどの子どもが気づいていた。そこで、次のように子どもたちに問う。「『てこのきまり』があてはまるときと、あてはまらないときがある。その違いは何だろうか。」子どもたちは、それぞれのグループをまわり、それぞれのペアがつくった「モビール」を見直し、『てこのきまり』があてはまるときとあてはまらないときを比べることになった。しばらくすると、「『てこのきまり』があてはまるときは、支点が棒の中心にある」という声があがる。ここで、子どもたちを集め、てんびん棒を使って、支点が棒の中央にあるときと、ズレているときの違いを確かめる。「支点が中央にあるときは、おもりをつり下げなくてもつり合っていて、棒の重さは『無視』することができる。」このことは、おおよそ子どもたちの発表から導くことができた。しかし、ここから「先」が一番悩んだところである。「どこまで追究させるか」である。実は、モビールの竹竿とてんびん棒の重さを量りたいという子どもたちも数名いたのである。しかし、時間の関係(困ったとき教師がよく使ういいわけだが・・・)もあり、今回は「『てこのきまり』があてはまらない原因」として「棒の重さ」を取り上げる程度にとどめ、自分たちがつくったモビールを説明させた。「たしかに、棒が長い方が『てこのきまり』を使って計算した棒を傾けるはたらきが小さくなっています。」多くの子どもたちが、今回の授業の中で発した声である。
2006.03.06
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これまで子どもたちは、「てこのきまり」と「てこのはたらき」について学習してきた。実は、先日学年末の「学力テスト」も終わり、その中で「てこ」に関する問題もよく「解くこと」ことができ、満足げな子どもたちである。そこで、今回は単元の導入でペアでつくった「モビール」を、「てこのきまり」をつかって説明する。モビールの棒の長さとおもりの重さを調べ、その結果を「てこのきまり」にあてはめて「説明」させるのである。はじめは「10分もあれば、準備できる」という子どもたちであったが、すぐに顔をしかめはじめる。うまく「説明」できないのである。しばらくして、子どもたちを集め、「うまく説明できないこと」を発表させると、次の2つのことが出された。(1)「てこのきまり」をつかって棒を傾けるはたらきを計算しても、左右の結果が同じにならない。(2)1本棒の「3か所」におもりをつるしていて、どのように計算してよいかわからない。下の写真は、(1)に関する例である。左側は「40g×5cm=200」に対し右側は「10g×19cm=190」になっている。また、(1)に関しては、「左右が同じになる場合もある」ということも発表され、「棒の重さに関係があるのではないか」という考えも出された。次時は、この2つの新たな「課題」について追究する。
2006.03.03
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校内の研究会の中で、17日の研究発表会を振り返り、この1年間(4年間)の研究の成果と課題について話し合った。最初は、単なる実践報告会になるかもしれないと、あまり「期待(期待という言葉は適当ではないが・・・)」していなかったのだが、とても「学び」の多い研究会になる。それぞれの先生方の発表に「かかわり合い」という視点での考察があり、今後の「ヒント」となるものが多く含まれていた。それらは、大きく「教材」「システム」「媒介(言葉も含めて)」の3つに分類できそうである。まだまだ「分析」は必要なものの、来年も「また、出版できるのではないか」とさえ感じるほどであった。「協同的な学び」という言葉に困難の連続であったが、この2年間、私たちが多くのことを「共有」してきた成果であろう。発表も質問も「的を得た」ものが多く、研究会を深めるために「かかわり合う」実感だあった。ただ、疑問に思うこともあった。成果の中で「○○に対する意欲が高まった」や「○○の力が高まった」という言葉が多くあったことである。また、「子どもが育っている」「子どもが鍛えられている」ということにも違和感を感じる。もちろん、これらのことは大切である。しかし、「授業研究とは何か」ということを真剣に考えなければならない。単なる実践報告ではいけない。教師のどの「手だて」が有効だったのか、どれが有効ではなかったのか。また、どうして有効だったのか、有効でなかったのか。「意欲」や「力」について、一つの実践で語ることについても問題が残る。私たちは、あくまでも「自分」の「授業を変える」という視点で取り組んでいかなければならないであろう。「成果と課題。」私自身、これまでの3年間の取り組みを「分析し」、何らかの形として「まとめたい」と強く感じた。
2006.03.02
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