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防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200804.html話がまた逸れてしまいましたが、外出時には当然「外出点検」という容儀点検を受ける必要があります。時間が決められていて、当初は大体30分おきに行われます。各回受けるかどうかは各人の自由なわけですが、引率外出は4学年との必須外出なので、必ず全員合格する必要があります。一人でも不合格ならば、昼近くまで引率外出できないというケースも勿論あります。外出時の容儀点検の要点は「名札を付けない」こと、「身分証をしっかりと携行すること」です。身分証も万一紛失するようなことがあればやはり「退校」ですから、チェーンの付いた身分証明書入れでしっかりと制服に結びつけておく必要があります。無事外出点検が終わると、晴れて外出が認められます。週番室の前に並んでいる自分の名前の木札を裏返して赤字にし、外出を示します。そしていざ出発となります。防衛大学校は小高い丘の上にありますし、また車などの保有、運転は原則認められていないので(※休暇中の自動車運転は事前届け出が必要。バイクは禁止)、町に出る手段は限られます。最もポピュラーなのはバスの利用。正門前から京急バスが30分に一本くらいのペースで出ているので、それに乗って京浜急行馬堀海岸駅で降りる、というパターン。バスの時間に合わなければタクシーで馬堀海岸駅まで(ワンメーターなので、4人で割り勘すれば結局バスと料金変わらず。上級生と同乗の場合は大体上級生のおごり)。そうでなければ徒歩で最寄りの京浜急行浦賀駅まで15分ほどかけて歩く、という感じです。京浜急行に乗ってしまえば、まあ後は自由にどこでも行けるわけですが、最初の頃は大体横須賀の町の散策。あるいはその隣の汐入(米軍横須賀基地や通称「ドブ板通り」などがある。以前はイオン系のショッパーズプラザがあって映画などはそこで見たのですが、近年閉鎖された模様)が外出の基本です。我々の部屋長であるカッター総長は、カッター訓練などがあって忙しかったので、総長の同部屋の4学年と、隣のブロックとの合同外出となりました。計10名程の大所帯。どこに行ったかは正直覚えていませんが、2~3時間、横須賀の町を歩き、お昼をご馳走になったりしました。唯一覚えている、というより引率外出での「お約束」が、横須賀の町の中にある喫茶店「花櫚(かりん)」というお店でジャンボパフェを食べる、というもの。確か1000円近いお値段だったと思うのですが、かなりのビッグサイズのパフェがドン!と出されます。それを食べきらないといけないという通称「食いシバき」という慣例がありました(^_^;ところが、そのお店今はもう無くなってしまったそうです。残念ですね。私は結局その時しか食べなかった(勿論自分が引率外出をした時には1学年を連れて行きましたが、自分は食べません)のですが、人生でもう一度くらい食べておけば良かったです。なお、防大生はとにかくよく食べますから、横須賀駅周辺の飲食店は「食べ放題」などを掲げる店が多かったです。一方、潰れた店も多かったです。美味しくて食べ放題だったら防大生がワッと押し寄せて採算が取れなくなるので、程々の味で食べ放題にするのが横須賀の町の飲食店が生き残る方策でした。(つづく)
2020年08月30日
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★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html1ヶ月当たり3,300円~相場が続く限りチャンスは無限大!是非一度お試しください。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━金曜の日経平均は続落。前日のNYはジャクソンホールにおけるパウエル議長の講演において、2%を超えるインフレ期間を容認すると発言したことで、金融緩和の長期化が期待されしっかり。S&Pは連日の最高値更新となりましたが、NASDAQはGAFAM銘柄がリバランスで売られ軟化。長期金利は0.75%まで上昇も、ドル円は106円半ば程度。それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ引け後の安倍首相の会見に対する警戒感も滲みマイナス転換の場面も。そけでも中国株もしっかりしたスタートになったことなどで次第に買い戻しが優勢に。後場も一段高のスタートになりましたが、後場寄りが天井。引けにかけてはまた会見に対する警戒感が拡がりました。そして14時過ぎにNHKが安倍首相の辞意を報じると、一時22600円を割り込む急落に。その後引けにかけて多少戻したものの、23000円を割り込んで終了。売買高は16億株台、売買代金は2.8兆円台と久しぶりに高まりました。投資判断は「やや買い」。金曜のNYは安倍首相の辞任など関係無しに、3指数揃って堅調。追加のコロナ対策実現期待感が高まったことや、石油施設に対するハリケーンの被害が想定以下だったことで、エネルギー株が買われる動き。VIX指数も23.0ポイントまで低下。それらを受けた日経平均は22940円となっており、月曜の日本株は堅調なスタートが予想されています。しかしアメリカは相変わらず楽観的です。まだコロナの脅威を取り除くことができたわけではないのに、それをはやしてコロナ禍銘柄の復調となりました。まあ指数が上がっているので、あくまでそれを口実にした循環物色のゲームチェンジだっただけのようにも思えますが。中国軍のミサイル発射も本来であればもっと嫌気されても良さそうなものですが、片方の当事国であるアメリカが全くの無反応でした。アメリカはどちらが大統領になったら株価に良いのか・・・というのは正直現段階では何とも言えませんが、普通に考えればトランプ大統領の方がマーケットフレンドリーとは言われています。ただ民主党大統領の方が結果的に株価の上昇率が良いという歴史があります。アメリカではまた黒人を警察官が不当に銃撃したということで、ウィスコンシン州で非常事態宣言が出ました。これってトランプ大統領にとって不利に見えますが、何となくむしろトランプ大統領有利なんじゃないかと思ったり。黒人が度々暴力的な抗議活動をしてくることで、白人層や一部のリベラルな黒人にすら嫌気を呼び起こすのでなはいかと。選挙はとにかく水ものですから、蓋を開けてみるまでは何とも言えません。ハッキリ言って「どちらが勝つか」と予想するより「こちらが勝ったらどう動く」とシミュレーションしておくことの方が重要だと思います。いずれにせよ、もう少し時間があります。あと、至極真っ当な意見で当然と言えば当然なのですが、これまで相場弱気論を展開していた人はいつまで経っても宗旨替えできない人が多いです。それを批判するつもりもバカにするつもりも毛頭ありません。明日にも私にブーメランになって返ってくる可能性のある生き馬の目を抜く相場ですから。確かにそれまでの自説に沿うならば、未だ景気の明確な復調が見えない中で益々相場弱気論の旗を降ろすわけにはいかないからですね。そしてそういう人が未だ残ってくれているからこそ、相場はいつまでもジリジリと上がっていくという形になっています。ですから、コロナのワクチンが完成、あるいは完全に沈静化してしまうと、そういった人達もようやく強気論に「転じることができる」ので、全員買いという一番相場に宜しく無い状況が出来上がってしまいます。何故なら皆強気ならば、既に買ってしまっているのでこれから買う人が出なくなります。一定程度弱気派が残って、相場にも懸念材料ができるのがベストです。そういう意味で何をしでかすかわからないトランプ大統領という人は実に相場に都合が良かったのかも知れませんね。不安材料を挙げればキリはありません。アメリカでは大型ハリケーンが襲ってきています。ただそもそも自然災害で株価が暴落することは、余程大きいものならば一時的にあっても、その後はむしろ株高の材料になるのがほとんどです。何故なら災害の規模が大きいほど経済対策が大っぴらに打たれるので。カリフォルニア州で山火事もまた起きていますし、不安の種なんていくらでも転がっています。そういう意味では中国の三峡ダムも皆まるで期待しているかのように「決壊決壊」と言い続けているのですが、今のところ(勿論良いことですが)期待が裏切られ続けている感じです。中国の心配をするならアメリカの心配もしないと公平ではありません。Appleの分割権利落ちがあり(ただ分割後の株価水準で売買されるのは来週からとのこと)、さてダウ構成銘柄にどのような変化が起こるか・・・と思ったら、このタイミングで構成銘柄の入れ替えも発表。エクソンモービルやファイザー、防衛大手のレイセオンが外され、セールスフォースとアムジェン、ハネウェルが採用され、Appleの分割でIT力が落ちるところをセールスフォースが幾分カバーという形。30銘柄の1割が入れ替わる大胆さも、アメリカらしいです。直近の信用倍率は前週の2.23倍→2.37倍へと上昇。先週は下落週でしたから、まあこんなものですね。まだ2倍台前半で好需給であると言えます。また先週末時点の裁定残高は、売り残が1.6兆円に対して買い残が0.5兆円の差し引き1.1兆円の売り長。前週に比べて368億円減ってしまったのですが、引き続き1兆円以上保っているので、やはり需給は良好と言えます。もう一つ、先週の投資主体別売買動向では、外国人投資家は現物を298億円、先物を212億円売り越しており、先週の下落局面では外国人が売ってきています。一方、個人は1,008億円買い越しですが、特に信託銀行が818億円の売り越しということで、高値圏でGPIFが少し売っているという構図のようです。ちなみに活況なマザーズは前々週も先週も買いの主体は外国人で、力強い上昇を演出している模様。新興市場も「やや買い」。金曜は両指数共に軟調。特にマザーズ指数は一時6%超の急落となり、引けでも値上がり銘柄が17銘柄と散々。安倍首相が辞めて何故マザーズが大きく下がらないといけないのか微妙な感じがしますが、個人投資家の多い市場ですから、個人投資家の受けたサプライズが相当だったということでしょうか。【ポートフォリオ銘柄】カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は反発。アメリカで長期金利が上昇したことで、日本の高利回り銘柄は下がるかな・・・と思ったのですが、案外しっかりでした。REITの方はFTSEの新規採用を受けて上昇基調になっており、それに連れ高していく可能性は期待できます。MTG(7806)は大幅安。ここまで操作されたように高値圏をキープしていた株価ですが、14時以降の突然のニュースにアルゴも反応できなかったような形。一時ストップ安近くまで売り込まれる動きになりました。ただそこからは気を取り直して長い下髭に。しばらくは1200円~1300円での株価推移で、優待権利取りの動きが入ってくるのを待つ展開でしょう。・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2020年08月29日
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防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200804.html休日の話の流れで、時間軸を一週間進めます。入校から2回目の土日になるといよいよ引率外出があります。防大生は外出時にルールがあります。それを教えるために、最初だけはまずブロックの4学年が引率し、初めて横須賀の町に繰り出すことができるのです。着校日に初めてやって来た横須賀の町に、ようやく出かけることが許されます。外出時は制服で大学から出る必要がありますが、まず当然容儀を正した制服で外出しなければなりません。そして外部で制服着用時には行動に制限があります。主なものとして「電車やバスの公共交通機関で、余程座席が空いていない限り座ってはいけない」「自動販売機を使用してはいけない」「リュックサックタイプのカバンは使用禁止」などなど。要は品位を損なうようなことはするなということです。上級生に関しては、各々下宿を取ったりして、そこで着替えて町に繰り出します(1学年はダメなのですが、夏から秋頃にかけてぶっちゃけ皆こっそり取っていた)。制服を脱がないと上述のような縛りがあって不自由極まり無いので、大体は着替えることを目的として下宿を取ります。まあ、制服を脱いでも、横須賀周辺で角刈りでガタイの良い20歳前後のあんちゃんは皆防大生って一発でわかるのですが(^_^;勿論土日しか利用しないのに、それでまともに下宿をとっていたら高くついて仕方無いので、一般的に7~8人ほどで割り勘して一部屋を借りています。皆着替えたらとっとと外出するので、部屋に7~8人居るようなことはありませんから。ちなみに、私は某レオパレスの横浜支店で下宿をとりました。その時に同部屋と一緒に契約に行ったのですがその際に受付の若い姉ちゃんに「自衛隊ってやっぱりホモが多いんですか?(原文ママ)」となかなか客に対して失礼な一言を言われました。男同士で部屋を取るなんて、一般的には理解されないからでしょうけど、どうなん?今のレオパレスの惨状は推して知るべし。まあ事実としてゲイの人が居るか居ないかと言えば、答えは「いる」と言わざるを得ません。ただ自衛隊だからというより、2,000人も男が居れば、現実的に何人かはいるだろうという話です。問題はそれが上級生だったらどうするのか・・・ということ。私は自分で言うのもなんですが、そういう方面に狙われやすいタイプではありました。が、何とか被害に遭わずに4年間過ごせました。実は狙われていたのが私の対番。上級生に毎週映画などに誘われて大変だったそうですが、何とかのらりくらいとかわして無事卒業できたようです(^_^;一応、誤解の無いように言っておきますが、皆が妄想するようなBL小説のような情事があるわけではありません。少なくとも校内でそのような不貞行為が行われたら退校です。私も無事貞操を防衛して卒業できたのでご安心を(?)。一方、(あくまで私の主観ですが)男っぽい女性は比率的に多いかも知れません。それが実際どうなのか・・・は知りません(^_^;(つづく)
2020年08月28日
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★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html1ヶ月当たり3,300円~相場が続く限りチャンスは無限大!是非一度お試しください。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━本日の日経平均は続落。前日のNYはGAFAM株が特に買われS&PやNASDAQが連日の最高値更新。ただVIX指数は23.2ポイントとやや上昇。翌日にパウエル議長の会見を控えて警戒感も出ました。ハリケーン接近に伴いエネルギー株が売られる流れ。ドル円は円高方向に振れ106円を割り込んで返ってきました。それらを受けた日経平均は朝方こそ買われて始まったものの、すぐにマイナス圏に転じる動き。南シナ海で中国軍がミサイルを発射したことで米中対立への懸念と地政学リスクが台頭。ドル円は一転円安方向に振れたものの、株価はじり安の流れとなりました。アメリカによる中国企業への制裁などもあって、中国株が軟調スタートで始まると、更に下げ幅を拡げる形。前引けのTOPIXがまたギリギリ△0.5%に届かない水準に収められたことで日銀ETF買いが封印。後場は一旦下げ渋って始まったものの、引けにかけて改めて売られる形に。引けにかけては少し買い戻されましたが、パウエル議長の会見や明日の安倍首相の会見を控え、終日弱い値動きでした。売買高は9億株台、売買代金は1.7兆円台と低調。投資判断は「やや買い」。本日も引き続き夏枯れの閑散相場。今や存在感が日経レバレッジETF(1570)よりも大きくなった日経ダブルインバース(1357)の残高が過去最大水準であることから、多少下がったとしても買い戻しが十分過ぎる程下値を支えてくれます。原油価格に関しては先週WTI原油が限月交替があったこともあり高値圏をキープしていたのですが、先週末トルコのエルドアン大統領が「黒海でトルコ史上最大の天然ガス田を発見」と発言したことで瞬間大きく下げる場面もありました。ただアメリカ南部にハリケーン接近もあって間も無く下げ渋っており、株も商品も押し目買いが入りやすいところです。そして今週のベイカーヒューズのシェール掘削リグ数の推移を確認すると、先週比久しぶりに増加に転じており、しかも10基以上増加したのは実に今年初めて。先週も業者の破綻ニュースが出たところなのですが、明確に増加したというのは基調の変化かも知れません。今後のトレンドも確認しておく必要がありそうです。https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652 あと個人的に気になる動きとしては、中国では「食べ残し禁止キャンペーン」が進んでいますが、どうも食糧危機なのではないかという憶測があります。まだ例の三峡ダム崩壊懸念は残っているのですが、洪水被害に加えイナゴ被害、豚コレラなどもあって、中国の食料自給率低下が懸念される感じ。それを警戒して「食べ物は大切にしましょうね」という啓蒙が始まっているようなのですが、確かに食料は内乱に最も繋がりやすい要素ですから当局も敏感です。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-08-21/QFDX5ZDWLU7B01 そう考えると、アメリカの穀物など食料大量購入はトランプ大統領が要求せずとも、中国は十分進めていきたいのだろうと思います。ただあまり積極的に交渉すると足元を見られるので、あくまで渋々買っている感を出していく作戦なのでしょう。そのキャンペーンが出始めた中旬辺りから、小麦、コーン、大豆などの価格は上昇してきています。中国が大量購入すれば、米中貿易摩擦の幾分かの緩和には繋がりそうです。東京都の新規感染者は引き続き200名以上を記録していますが、最近は少なくとも最多更新の流れは断たれ傾向的に第二波のピークアウト感が出ています。まだ大阪などその他の地域では予断を許さない展開が続いていますが、アメリカでも感染のピークは過ぎてきており、集団免疫が出来てきたのか、最早株式市場では感染者数が株価に影響を与える感じはありません(ちなみに今はインドで拡大中)。半年間の信用期日を考えると、実は丁度半年前の2/27辺りは、23000円を割り込んで急落したところ。つまり損失を抱えたまま保有し続けていた人の売りはもう出尽くしたと言えます(正直どれだけ残ってたかは不明ですが)。決算が一巡し、特に目先大きなイベントは無いので、少なくとも月内は心配が無いでしょう。また明日から実質9月相場入りとなりますが、例年9月は外国人投資家の売り越しが多くなりがちな月。ただ8月も外国人投資家の売り越しが多い月として有名でしたが、少なくとも前半は買い越しとなっています。また9月の売り越しが多いのは分配金の多い9月のメジャーSQであり、それに伴う外資系証券内の玉移動という特殊要因があるのであまり意味は無いようです。あとアノマリーとして「9月は陰線になりやすい」というものがありますが、近年はむしろ陽線が目立ち、特にここ3年は陽線。一方、9月はアメリカS&Pの騰落率が一番弱い月で、1928年以降の平均は△1.0%だとか。それに合わせて日経平均も年間で最も勝率が最低の月ではあるのですが、まあ今年はとにかくアノマリーがことごとく当てはまらない不思議な年ではあるので(やはり3月のイレギュラーな大暴落が響いている?)、この辺りは参考まで。新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に軟調。ただマザーズは足元では18年6月以来の高値水準となっています。ここまでのNASDAQの勢いを考えると、マザーズの上昇はもっとえげつないもの、18年高値1367ポイントを上回りライブドアショック後の戻り高値更新という可能性は十分あると思っています。先物市場もありますし、元々のマザーズの性質上、売買は一方向に傾きやすく、流動性の薄さも拍車をかけます。2ヶ月間の持ち合いという休憩期間を経て上放れの勢いは大きいと思います。【ポートフォリオ銘柄】MTG(7806)は続伸。一時6%超急落する場面があったものの、後場盛り返して胡散臭く1円高で終値ベースでの戻り高値を更新しました。仕手っぽい動きで高値波乱を演出しています。ただマザーズ時価総額上位銘柄に赤字企業がズラリと並んでいることを考えると、再評価の動きと肯定しても良いのかも知れません。はごろもフーズ(2831)は反落。決算以後は売られる動きが続いて陰線が相次いでいます。足元ではサンマの歴史的な不漁が伝わっていますが、そういう時に人気のアイテムが缶詰。価格が安定的でお求めやすい状態を保てます。食品価格全般に上昇し、ペットブームもある中で缶詰は強いと思います。・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2020年08月27日
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防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200804.html初めての土曜は中隊学生長引率の下、最寄りの海岸である走水海岸に中隊の皆でピクニックとなりました。入校後、初めて防衛大学校の敷地外に出る、つまり娑婆の空気を吸えるわけです。ぶっちゃけ、今のうちに名札を縫ったり、報告書の貯め(日付や不備内容だけを書き込めば良いようにしておくストック)を作ったりしておきたいのですが、強制参加です(^_^;まあ翌日曜は夜の点呼まで丸々自由時間ですが。今の体操服はどういうものかわかりませんが、当時の体操服は上下水色の「水虫」という別名の付いたダサダサな体操服でした。それに小学校の運動会で被るような白い帽子。一応中隊学生長もその格好なのですが、とても大学生の集団には見えません(ーー;)まあこの辺に住む周囲の住民は慣れっこでしょうから、気にするような人は居ませんけれど。この日ばかりは中隊学生長も怒ったりせずに穏やかなムード。勿論完全無礼講というわけにはいきませんが、和気あいあいとしていました。平日が厳しすぎるので、緩急つける形になっています。上級生も怒ってばかりいるのは大変ですし、元々メリハリのある兄貴分的な人でもありました(そもそもそういう人が中隊学生長になります)。今回のピクニックは息抜きと同時に同期同士の理解を深め、団結力を高めようというような主旨でもありました。やはり自衛隊というのは巨大な組織ですから、難局に当たった時に個々の力で何とかできるものではありません。集団生活の中で、きちんと自分の役割を果たして同期に認めてもらいながら自分が困った時には助けて貰う。自衛隊に限らず、民間でもどこの組織も多かれ少なかれそんなもので、結局は人間関係次第だと思うのですが、限界的な状況に置かれているので余計に人間性をさらけ出しやすく、それ故その人の本質や裏表がハッキリわかった上での付き合い方ができるのが防衛大学校の寮生活の特徴と言えます。ですから、余計に結び付きが強くなります。特に1学年の時はその傾向が強いです。最も極限状態に置かれやすいですから。ですからこの1学年の時の、特に最初の編成である小隊の同期は結びつきが強くなりやすいですし、今でも付き合いが続いている気心の知れた仲間が多いです。勿論、その後も陸海空に分かれた後の同期も、訓練で苦楽を共にするので、結びつきは強くなりますけれど。(つづく)
2020年08月26日
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2020年08月25日
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防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200804.htmlとりあえず何とか最初の一週間が過ぎ、初めての休日になりました。土日祝日はお休みですが、最初の土日はまだ自由に外出できません。ただ起床ラッパで起きる必要は無く、上級生はしばらくするとほとんど外出しますから羽を伸ばせます。暗黙の了解でも無いですが、基本土日は余程酷いことをしない限りシバかれることはありません。掃除も「長」が居ないので、程々の掃除をすれば問題ありません。鬼の居ぬ間になんとやら、1学年でも部屋で音楽を聴いたり、漫画を読んだりくつろぐことができます。私は当時持っている人が少数派だったパソコン(PC98)を持ち込んでおり「信長の野望」や「大航海時代」で遊んだりしていました。ちなみに今は知りませんが、当時は部屋でテレビを観るのは禁止。ところが各部屋に何故かテレビのアンテナと繋ぐ端子はあったんですね。将来テレビを解禁する予定があったのかも知れません。私のPCも繋げば見られたのですが、1学年でそれはまずい(逆にいうと4学年などはこっそり見ている)ということで、この1年間は人生でほとんどテレビを観られませんでした。ですから、連休などで実家に帰った際、撮り貯めてもらっていたダウンタウンやウッチャンナンチャンの番組をひたすら消化していた記憶があります。まあ今は純粋にネットがありますし、ほとんどテレビを観なくても差し支えないと思いますけれど、当時は世俗との繋がりも無くなり辛かったですね。もっとも、普段は見ている時間なんてとても無いんですけれど。土日は食事が選択制になっていました。つまり食堂で食べるか、弁当食を食べるか。基本は皆外出するので、食堂は申請者の分しか食事を用意していません。食堂で食べない者には、その代わり弁当食と呼ばれるインスタント系中心の食材が2日分配布されました(ただし実際には全然もの足りない)。当時の弁当食人気メニューは「スパ王」でした。アルファ米という水だけで食べられる乾燥米の非常食は正直美味しくないですが、食堂に行けない時の食事として重宝されました。あとは「ミリ飯」と言われる自衛隊独特の缶飯。混ぜご飯や牛肉のしぐれ煮など「こんなものまであるのか」とバラエティ豊かで、最初はミーハー気分で喜んでいましたが、すぐに飽きて「またミリ飯か・・・(ーー;)」となります。ブロックの上級生が週末に食堂に行くか、弁当食にするかは、1学年が聴取して期限までに報告しないといけません。しかしなかなか上級生が部屋に居なかったり、また聞きに行く時間が無かったりすると賭けに出ないといけません。基本は弁当食で良いのですが、たまにクラブ活動の関係で「食堂」という上級生もいるので、1学年の誰かが念のため「食堂」を選択しておいて、人数を合わせないといけません。かと思えば「オレ弁当食ね」と、予想外に全員弁当食だったりすると、人数合わせで1学年は弁当食を上級生に丸々譲ったりします。また、弁当食を配布に行った時に配布物が一種類足りなかったりすると、烈火の如く激怒する上級生もいたりするので、これもこれでなかなか大変でした。(つづく)
2020年08月23日
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★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html1ヶ月当たり3,300円~相場が続く限りチャンスは無限大!是非一度お試しください。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜反発。前日のNYは新規失業保険申請件数が再度100万件を超えたものの、3指数揃って堅調。NYダウは小幅ながらも4日ぶりの反発に。Intelの自社株買いなどもあってNASDAQを構成するようなハイテク株が買われる動きになりました。それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ19日高値を手前に上値が重くなると、次第に売りが優勢に。ジワジワと進む円高ドル安が重石になりました。中国株がしっかりしたスタートにも関わらず、下げ止まらず。後場は一旦買い戻しが入ったものの、改めて上値が重くなり、プラスながらも安値引けに。売買高は9億株台、売買代金は1.7兆円弱と低調。投資判断は「やや買い」。金曜のNYは3指数揃って堅調でS&PやNASDAQは終値ベースで過去最高値更新。PMIや中古住宅販売などで好調な数字が確認され、景気先行き期待感が出ました。Appleが500ドル手前まで上昇し、その他のGAFAM株が弱かったものの牽引する形に。それらを受けた日経平均先物は22900円となっており、週明けは金曜終値近辺でのスタートが見込まれています。先週の話題で一つ大きかったのは日銀ETF買いに関して。買い付け額はさすがに減少でこれまでの1,003億円→803億円に2割減。コロナにより急落する前の2月は703億円でしたから、一時は2004億円という鬼買いもありましたけれど、平常運転に戻りつつあるという感じです。まあお陰で株価は2月以来のレベルにまで戻ってきているのですから、誰も文句は言わないでしょう。ここからは日銀に頼らず自力で上がりなさい、というメッセージなのかも知れませんけれど、元々日銀が入っていないマザーズ指数は18年6月以来の高値に。政府が景気の山と認定した18年10月よりも高い位置に回帰してきました。まあマザーズの場合は時価総額の大きい銘柄が1部に卒業していくので連続性に意味があるかどうかは不明ですが、一応先物市場があるので年初来高値更新にはそれなりに意味はあります。というわけで、よく「日本株は日銀が買っているから高い」と解説する人がいますが、完全に間違いでは無いものの、直接上がっている理由にはならないでしょう。何故なら日銀は下値でしか買いませんし、上述のように日銀が入らずとも強いところは強い。結局株の保有者が外国人投資家→日銀へ移転しているだけのような感じであり、日銀が買わなければ別の誰かが安いところを買っていただけでしょう。株価が実態以上に高いのは偏に世界に金融緩和マネーが溢れているからに過ぎません。ただ保有者が日銀であれば、一種の自社株買いのようなもの。簡単には売ってこないだろうという点や、企業統治に問題が生じるのではないか、などなど別の思惑が働くという意味では単に所有者が変わっただけの問題ではないのも確かです。日銀がどういう出口を考えているのかはわかりませんが、自社株買いと考えるならば従業員(=国民)の福利厚生に回すという意味で、年金資金(GPIF)に買い取らせたり、そういう結末になるのかも知れません。個人的にはその他、最終的にはETFの一部を現物転換して自社株買いでそれぞれ買い取らせるという手もあるとは思いますが、まだそういう議論は少なくとも表立っては出てきていません。ともあれ日経平均の方はチャート的には13日の急騰で空けた窓を埋めに行く動きになりました。ところで日経平均の場合、6月以降200日線(年間の売買平均)が下支えする形になっています。割り込んだのは急落した6/15と7/31のみですが、その際200日線も瞬間下落しました。つまり200日前より株価が下がったわけですが、翌日以降は復調して200日線が上がり続けています。というわけで今後の株価のイメージを考えるにあたり、200日前の推移が参考になってくるとも言えますが、200日前の応当日が昨年10月下旬であり、目先一週間くらいは23000円を上回っていれば200日線は上昇し続けます。その後1ヶ月半くらいは23500円をキープできれば上がり続けるというような流れになってきており、これを守っていられる間は日本株に波乱は無さそうです。アメリカでもVIX指数が落ち着いているので、安心感があります。一方でTOPIXはというと200日前が現値よりも上の水準(昨年10月下旬以降、1640ポイントからグングン上がっていく日柄)になっています。つまり、TOPIXの方はかなり頑張って昨年12月高値1750ポイント辺りを目指していかないと、今後2ヶ月は200日線が下降し続ける日柄となっています。このTOPIXの200日線下落は7/9から始まっており日経平均とは対照的。先週ようやく上回ることができましたが、下落が続く平均線は下値支持としては機能し辛いものです。幸い、上昇が続く25日線や75日線が下値支持線として期待できるので、日経平均よりは不安定なもののTOPIXも何とかしっかりとした基調はまだ続きそうです。その日経平均よりもチャート形状が良いのはマザーズ市場。日経平均は今週ようやく75日線が200日線を上回り、25日線>75日線>200日線という順の形になってきましたが、マザーズはTOPIXの200日線下落が始まった7/9と同日に75日線と200日のゴールデンクロスを示現して早々に順の形成立。その後マゴマゴしましたが今月に入って上昇の破壊力を高めています。直近の信用倍率は株価の上放れに合わせて買い残が減少し、売り残が増えて前週の2.54倍→2.23倍に低下。需給面も良好です。また先週末時点の裁定残高では、売り残が1.7兆円に対して買い残は0.5兆円で差し引き1.2兆円の売り長。前週に比べて2,349億円も減少してしまいました。SQ週ですけれどオプションSQでしたし、純粋に戻り高値を付けた原動力が裁定売り残の巻き戻しだったという感じです。やはりまだ高水準はキープしていますが、このペースで減り続けられると嫌ですね。最後に雑感ですけれど、アメリカでは分割が流行っています。AppleやTeslaが代表的ですが、増配がし辛い環境下で、株主還元の別の形として分割に活路を求めているようです。今後は株価が十分に高くなっているAmazonやFacebookといったところにも市場からの期待感が加わり、GAFAM株を押し上げるような形になるのでしょう。新興市場も「やや買い」。金曜は両指数共に堅調。大型株と一線を画す動きになっています。例年、マザーズは8月が底で年末にかけて強いというアノマリーもありますが、今年もそのパターンが当てはまるのかも知れません。決算も一巡した今、NASDAQの強さに連動するようにマザーズ>日経平均>TOPIXという形で優位性がありそうです。【ポートフォリオ銘柄】MTG(7806)は大幅高で連続の年初来高値更新。見違える動きになりました。金曜もほぼ高値引けになってしまった点やボリンジャーバンド+3σに接近している過熱感は気がかりですが、赤字から黒字に転換する端境期にある銘柄が一番強いのは確かです。NASDAQ株の強さを見ずとも、マザーズ時価総額上位に赤字銘柄が多いことを考えても、まだ評価余地はあります。サニックス(4651)は反発。金曜は引け後に兄弟会社のアサンテ(6073)が今期見通しを発表。大幅減益を免れない計画ではあるものの、全般的にはアク抜け感に繋がりそうです。個人的には最近株価の下落によってTOBやMBO、買収などが相次ぐ中で、この二社の合併などを期待しても良いと思っているのですが。・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2020年08月22日
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防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200804.htmlこういう生活を一週間程続けると、ある程度は慣れてくる反面、出来るヤツはもうシバかれなくなり、本当に出来ていない私のようなヤツはターゲットにされます。同部屋がターゲットにされると監視の目がきつくなり、他の同部屋も何かとトバっちりを食らうので嫌がられます(ーー;)ターゲットにされると悪循環です。とにかく時間が削られ、同部屋に分担してもらえるもの(例えば上級生のベッドメーキングの仕事)はお願いし、それでも結局シバかれ、ため息と自己嫌悪と同期に対する申し訳なさと上級生に対する怒りとが混在し、効率が益々落ちます。唯一心の安まる課業時間も頭の中は「あぁ、今日も学生舎に戻ったらプレスして報告書を出しに行って・・・」とブルーなことばかり。課業時間の休み時間中に報告書を書いたり、少しでも時間を有効活用していきます。もう本当に嫌だったので、課業時間中はずっと腕時計の秒針が進んで行くのを眺めていました。そして「あと○日○時間○分で休日だ」「今まで防大で過ごした時間の○○倍を過ごせばゴールデンウィークだ」ということばかり考えていました。本当に病んでますね。私の部屋の窓からの景色は「陸側」だったので、せいぜい弓道場しか見えませんでしたが、反対側の「東京湾側」だと、夜景で遠く遠くにディズニーランドの花火が毎晩見えた模様(ただしほぼ点ですが)。ただ消灯後に東京湾を往来する船舶の灯りや、京浜工業地帯のライトを遠くに見ると、ロマンチック・・・を通り越して娑婆に対する憧憬がより大きくなって、余計にブルーになったようです(T-T)(つづく)
2020年08月21日
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2020年08月20日
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防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200804.htmlミーティングで指名され、スケープゴートとなった者以外の1学年は体育座りの形で必死にメモを取りながら、上級生の発言者の方に一斉に向かなければなりません。発言の都度あっちを向いたり、こっちを向いたり、正面を向いたり。第三者から見れば異様で滑稽な行動かも知れませんが、当人達は至って真剣です。このミーティングの1時間、本当に針のむしろに座っているようで、一日で一番嫌な時間帯でした。課業から帰ってきてホワイトボードに「ミーティング」の文字を見つける度にブルー。しかも後々わかりましたが、ほぼ毎日のようにミーティングが行われたのは我々8号舎くらいで、他の大隊はそこまで酷くなかったようです。理由の一つとしては女子学生と文系の学生が居たので人数が多かった分、シバきネタの絶対数が多かったせいもあるでしょう。またやはり食堂や風呂など何かと遠いので、時間が無くてアレコレミスの機会が多いという点もあると思います。更に8号舎には43中隊と44中隊が同居していましたが、隣の中隊に負けじと、相乗効果で厳しかったという点もあるように思います(T-T)ミーティングが終わると、容儀点検の報告書を提出にいかないと行けません。ただ週番の部屋には長い行列が。一人一人報告書の提出と再点検を受ける必要があるので渋滞しがちです。部屋の中から怒声が聞こえてきたりして、待っている間も予防接種を受ける前のようにドキドキです。私はというと、そもそもその前に前日の容儀点検で名札を引き剥がされたので、自習時間を使って名札の縫い直し。何度も引き剥がされ、遂には点呼で並ばなければならなかったので、絶対引きちぎられることを覚悟の上で縫っている途中の状態で並んだこともありました。多分行かないことの方が罪が重いので。そして案の定引きちぎられてシバかれました(ーー;)(つづく)
2020年08月19日
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2020年08月18日
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本日17日で何と当ブログも開設15周年を迎えました!ワー!!パチパチ・・・(^^)そんなわけで今年も案の定、各界の著名人(?)から祝電が届いていますから、早速一通ずつ読み上げていきましょう!!「15周年おめでとう。これで8回目の電報となりますが、私も15年目指します。しかしまたお腹が・・・ 内閣総理大臣安倍さん」「15周年おめでとうございます。倍返しだ! 半沢さん」「15周年おめでとうございます。世間をお騒がせして申し訳ございません。 コロナウィルスさん」今年も全くブログの内容に関係の無い電報の数々ありがとうございます(^_^;ではこの一年間のブログの出来事を振り返ってみましょう(※実際に起きた日付ではなく、ブログで掲載した日付です)8月21日 娘のイヤイヤ期続く9月2日 人生初の整体に9月8日 セコムの警備員に威嚇される9月27日 買ってきた絆創膏が空っぽでクレーム12月20日 インフルエンザで一家全滅12月24日 写メール一枚3000円の衝撃12月26日 防大同窓会に参加3月31日 防大の思い出を語り始める4月9日 また湊かなえにやられる6月21日 絵本が湊かなえ級のオチ6月24日 投資助言比較サイトに怒る仕事とイクメンが忙しく、ブログの更新頻度が段々と下がって来ています(ーー;)今年こそなるべく更新できるように頑張ります。ちなみにブログに関するデータとして記入率は57.0%。また読者は全媒体で1600人弱/日となっています。過去最大級にブログの反応が良い防衛大学校物語が始まり、下落トレンドにようやく楔が打たれました。皆さんに支えられていよいよ16年目に突入。ありがとうございます(^_^)ノそんな感じで色々と試行錯誤しながらより良いブログにしていこうと思いますので、引き続きのご愛顧何卒宜しくお願い致します
2020年08月17日
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★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html1ヶ月当たり3,300円~相場が続く限りチャンスは無限大!是非一度お試しください。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続伸。前日のNYは高安マチマチ。新規失業保険申請件数が100万件を下回ったものの、シスコシステムズが決算を受けて急落し強弱感が対立しました。半導体指数のSOX指数は下落。30年債入札が不調で長期金利は0.73%弱まで上昇。ドル円は107円を回復して返ってきました。それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。SQ値が23350円で決まると、その水準を意識して上値が重い展開に。マイナス圏に沈むものの、概ね前日終値を挟んだ値動きに終始しました。後場も同様。終日値動きが鈍く、後場の値幅は60円ちょっとに止まりました。売買高は10億株台、売買代金は2兆円ちょっとと、SQ分を差し引くとようやくお盆休みっぽくなりました。投資判断は「やや買い」。金曜のNYは出てきた経済指標が総じて予想を下回り、高安マチマチ。VIX指数は22.1ポイントに微減。半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズは決算を受けて買われました。長期金利は0.71%で安定も、ドル円は106円半ばにやや円高に。それらを受けた日経平均先物は23140円となっており、月曜の日本株は軟調なスタートが想定されます。先週までの市場の話題は株価の水準よりも、低下していくアメリカ長期金利と、それに反比例して上がり続ける金価格でした。コロナ対応を錦の旗として、無尽蔵にお金を刷り続けることでドルの価値が下落し続けており、金やビットコインなど他の資産の価値を押し上げました。結局、株高もドルの価値が低下しているから代替資産として株がチョイスされているという面もあるでしょう(外需企業であればドル以外の外貨も稼ぐことができるため)。ところが、先週は長期金利が上がり、一方で金利を生まない金価格が暴落。先週は過去最大となる債券入札ウィークだったので、それで債券安が進みました。もう一つ、雇用統計の結果やワクチン開発期待感で景気回復期待感が高まったと説明できるかも知れません。それでも尚ドルインデックスは18年5月以来の低水準。まあ確かに金利が上がったと言っても、歴史的な絶対値としては未だ低水準であることに変わりはありません。またドルインデックスの下落スピードは早いものの、ここまでのドルが高すぎたという面もあるので、それが株式市場に悪影響を及ぼすところには至っていません。https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/ むしろ低金利は、景気にはプラスとも言えます。国民が金利の影響を最も直接的に受けるのは何と言っても住宅ローン。アメリカでは新築住宅の割合は大きく無いものの、昨今のコロナで郊外住宅の需要が増えています。そもそも、実はコロナ前から「ニューヨークから人が逃げ出している」という現象が起きていました。というのも、あまりにもニューヨークの不動産価格が高過ぎるので、不動産価格の安いところに人口が流れていくのは至って自然。https://www.mashupreporter.com/new-york-lost-the-most-residents-census-2019/ というわけで金利が低ければ「家を買う」コストが安く済みます。一般的に家は人生で最大の買物であり、つまりは関わる人や業種も増えます。不動産業を始め建築に携わる人や資材を製造する会社など、自動車以上にお金が動きますから、景気に与える影響は大きいです。ただ先週の雇用統計にしろISM非製造業景況感指数にしろ、数字はそれぞれ良かったものの建築部門に関しての伸びは限定的でした。まだ金利低下=住宅取得意欲とは言えない感じではあります。幸いという言い方が適当かどうかは不明ですが、日本での感染者数の増加に対して株式市場の反応は弱くなってきました。特に足元ではコロナ感染者数もお盆休みに入るので、更に医療機関がお休み→感染者数が少ない出がち、なのもあるでしょう。ただそれを差し引いても最近東京の感染者は減ってきた感じはありますね(逆にその他地域に広がってきた)。最近少し為替と日本株の連動性が戻ってきたような印象を受けています。それは決算を概ね通過した結果、想定為替レートを付記した上で通期見通しも出てきており、各企業の上ブレ・下ブレ期待感が為替で計りやすくなったからでしょう。今期見通しが公表され、四季報予想やアナリストコンセンサス以外にも「目安」が出来ました。結果的にここまで四季報予想やアナリストコンセンサスなんて大ハズレですが、コロナ環境下ですから誰も彼らを責めれませんね。もっとも会社計画も怪しいものですが。先週はワクチン開発期待感も高まり、バリュー株優位の展開が目立ちました。ここまで日本株が出遅れていた分の修正があっても不思議ではありません。特に日本株=バリュー株みたいなところがあり(裏を返せばITが弱い)、日本株全体のPBRも1.17倍ということですから、世界のPBRに比べると半値くらいの位置にあります。https://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorPart.do?sectorCode=0000 https://myindex.jp/global_per.php 新興市場も「やや買い」。金曜は両指数共にしっかり。マザーズは引き続きここまで売られた分の反動やアメリカでNASDAQが強かったことなどを背景に買い戻しが優勢になってきています。決算シーズンはこれで一巡したので、ここから改めて売る材料が無いでしょう。【ポートフォリオ銘柄】日本リビング保証(7320)は大幅安。一時はコロナ後の戻り高値を更新したものの、後場に発表した決算で今期見通しの渋さが出て売りが殺到。大幅安になりました。うーん、確かにここは決算が固いのと、四季報予想が強かったので期待した向きも多いと思うのですが。ここ3ヶ月ジワジワ上がった分を一日ではき出す形。一応、教育用ICT事業進出など面白いネタもありましたし、個人的には東証1部昇格期待感などもあるので、まだ強気で見ていけることに変わりは無いと思っています。はごろもフーズ(2831)も反落。決算期待感もあってここ一ヶ月はグングン買われる動きになっていましたが、増配も通期減益見通しを嫌気して出尽くしの売りに押されました。ただ前日に出来高を伴った高値引けとなった割には反動安は抑えられた感じ。目標株価3500円には指呼の間になりましたが、もう一段高を期待します。・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2020年08月15日
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防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200804.htmlそして19時前には指定された会議室に1学年が全員集まります。容儀点検の時と同様にバッチリプレスと着こなしを行い、手にはノートとペンを持って直立不動のまま整列して4学年がやってくるのを待ちます。1学年は40人ほど居ますから、会議室は嫌な熱気でムンムンです。19時に4学年が次々と部屋に入ってきます。基本は中隊、小隊学生長と、あとは有志で10名弱程度。中隊学生長を中心に4学年にぐるり囲まれると、代表者が号令をかける形で「宜しくお願いいたします!!」と全員で礼。4学年も黙って答礼。そして「座れ」と言われると、1学年は全員体育座りの形になり、ノートをパッと開いて言われたことを書き取る姿勢を整えます。「今日は何で集められたのかわかってるのか?」とは、ミーティング開始時の常套文句です。それに1学年が「はい!」と応じ、「じゃあ何だか言ってみろ!」と言われ、思い当たる人間が挙手をして立ち上がり「昨日、私が○○してしまい、△△さんから注意を受けました!」と自己申告したりします。そこで余計な自己申告をしてしまい、新たな地雷を踏んでしまうパターンもありますが(^_^;そうやって、昨日誰がどのようなミスをしたのか、それが何故起きたのか、それを今後起こさないようにはどうするのか・・・などなどを全員に周知させる手段、それが「ミーティング」なのです。思い当たって黙っていたとしても、4学年が「おい、○○!立て!お前は何も無かったんか!?」などとチクられてしまうので無駄です(ーー;)そして応答が悪いと、怖い上級生に胸ぐらを掴まれたりします。漫画「あおざくら」では空気イスという中腰の姿勢で数分間耐えるような罰を強いられていましたが、一応私の中隊でそのようなことはありませんでした。あと、個人的な見解としては胸ぐらを掴んですごんでくる上級生よりも、トーンの低い声で眼光鋭く睨んで詰めてくる上級生の方がよっぽど怖かったですね。私の部屋長ことカッター総長は正にその「目で殺す」タイプでした。(つづく)
2020年08月14日
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2020年08月13日
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防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200804.htmlところで、各部屋の扉には部屋の住人の名札(+出身県と校友会(後述しますが部活)が併記)、そしてホワイトボードが付けられています。それは伝言板であり、住人が不在の場合そこにメッセージが残されるシステムになっていました。今、これだけスマホやSNSなどが整っている中で、このシステムが残っているのかどうかは謎ですが、ともあれ当時はそういった形でした。このホワイトボード、少なくとも1学年の時にはロクなメッセージが残されていません。大抵上級生からの重い伝言で、「整頓不良!」「○○(名前)、何時に△△(上級生)の部屋に出頭せよ」酷ければ「死」など基本的にブルーになるワードが書かれます(~_~;)夕方に午後の課業が終わり部屋に戻ってくると、遠目にホワイトボードに何らかの文字が書いてあるのがわかります。基本、最初の頃はホワイトボードが真っ白なままのことはまずありません(~_~;)中でも一番気持ちを沈ませるものが「1900(ひときゅーまるまる、19時)からミーティング」というものでした。「ミーティング」とは世間一般的に会議と訳されるものですが、防衛大学校では「公開ダメ出し」と訳されます。会議室に集合し、上級生から全員まとめてシバかれるというものでした。例えば前日に大きなミスをした者を中隊単位で公開でつるし上げる、非常に嫌なイベントです。こうなると哀れな子羊である1学年は戦々恐々。「あぁ、昨日オレが掃除の時にシバかれたやつか・・・(~_~;)」「昨日私が入室要領演練でミスった話かしら・・・(ーー;)」などなど、皆がそれぞれ思い当たる節を抱えながら、悶々と19時までの胃の痛い時間を過ごさないといけません。19時にミーティングがありますから、その前までに全ての要件を終わらせておかないといけません。提出する報告書を書かないといけませんし、4学年のベッドメーキングや靴磨きをしなければいきませんし、プレスもしなければいけませんし、食事や風呂にも行かないといけませんし・・・。とにかく時間は徹底的に潰される感じです。(つづく)
2020年08月12日
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2020年08月11日
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防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200804.htmlオリエンテーリングでは、まず中隊の皆の自己紹介などがありました。出身地や何故防衛大学校を希望したのか、などなど簡単に発表する形でした。私は(父が藤子不二雄の同級生だなどと言わず)無難な自己紹介をしたと思いますが、中には丁度阪神大震災の年だったので「災害派遣で自衛隊の人の有り難みを強く感じた。自分もそうなりたいと思った」という熱い思いを語る兵庫県人もいました。そんな心穏やかな時間(?)はあっという間に過ぎ去り、昼食が近づくと1学年は皆駆け足で食堂に向かいます。昼食のみ会食形式になっていて、1学年が配膳する必要があるのです。座席が決まっていて、自分のブロックの上級生のご飯をよそったりお茶を入れたり、ご飯のお供(「ごはんですよ」とか「ニンニクのだまり漬け」など)を用意したりしないといけません。例えばご飯はキレイによそい、いわゆる「おこげ」などが入ってはいけません。最初はやはり2学年がサポートしてくれますが、上級生が来るまでに整えておかないといけません。そして上級生が来るまで席について待ち、上級生が来てイスを引いたら着席するまで頭を下げて迎入れます。その後は基本的にブロック単位での会食なので、少なくとも表面上は楽しく世間話をしながら過ごします。やがて正午になると号令がかかり、皆で一斉に食事をとります。別に食事中はしゃべっても構いません。ただ上級生に話しかけられたら口の中のものは素早く飲み込み、上級生の方を向き、一旦箸を置いて手を膝に載せた状態で応答します。上級生が席を立つとやはり箸を置いて頭を下げ、上級生が立ち去るまで待ちます。上級生が皆去った後、食器などを全て片付けます。というわけで、食べ終わった後にダラダラとくっちゃべることなく、早く食べて早く立ち去るのが上級生の優しさでもあります。午後は午後でまた課業の時間。昼に一旦部屋に戻ると当然のようにまた部屋に春の嵐が到来し、物品が散乱しているのはご愛敬(?)。一つ積んでは父のため・・・と賽の河原で積んだ石を鬼に蹴飛ばされ、また一から積み直しとなる有り様の現世版と言えます(ーー;)(つづく)
2020年08月09日
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★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html1ヶ月当たり3,300円~相場が続く限りチャンスは無限大!是非一度お試しください。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続落。前日のNYは3指数揃って上昇でまたNASDAQが最高値更新。新規失業保険申請件数は118.6万件となり、コロナ後では最も少ない数字に。継続受給者も予想よりも少なく、発表後はポジティブな反応になりました。半導体指数であるSOX指数は軟調。それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行して始まったものの、すぐに失速。SOX指数がマイナスだったこともあり、指数寄与度の高い半導体株が売られるなどでマイナス圏に転じ、4日の上昇で空けた窓を埋める動きになりました。トランプ大統領が中国系SNS規制に対する大統領令に署名したことなどで中国株が下落したことも相場の重石に。ただ後場も一段安となり窓を埋めきると、その後は買い戻しが優勢に。プラス圏への復帰はならなかったものの、後場の高値圏で終えました。売買高は11億株台、売買代金は2.2兆円台と低調。投資判断は「中立」。金曜のNYは注目の雇用統計において、非農業部門雇用者数が前月からは大幅減少も、主要項目の全てで予想を上回りました。ただ与野党の追加コロナ対策協議が物別れに終わり、NASDAQは軟調。VIX指数は22.2ポイントとまた2/21以来の安値を更新。長期金利は0.57%に接近するまで回復しました。アメリカの大統領選挙まで100日を切りましたが、日本の政局も気になってきています。日に日に政権支持率が低下する中で、勝てるうちに総選挙と考える安倍首相が解散に打って出る確率は上がってきている感じです。それを感じ取って旧民主党同士の再結合の動きが出て来ており、野党がまとまる前にやってしまおうと考えてもおかしくありません。各地が豪雨被害で苦しんでいても、政治家はその辺りはお構いなしでしょう。非常に穿った見方をすれば「GoToトラベル」キャンペーンで東京を除外したのも、自民党の強い地方の高齢者に配慮したのか・・・とも思ったり。まあその辺りは考え過ぎとしても、詰将棋ばりに攻められ続ける自民党にとって、藤井棋聖もビックリの起死回生の一手が無いのなら、残る選択肢は解散総選挙しかないようにも思われます。一般的に選挙は株高要因です。国民に耳障りの良い政策が与野党から次々出てくるからですし、現状株安政策を是とする政党が与党になる確率も低いです。その辺りの空気感を嗅ぎ取れば、外国人投資家は本格的に戻ってくるかも知れません。ところで改めて振り返ってみると、結局感染拡大がもっとも深刻なアメリカが一番株高となっています。スペイン風邪が大流行した100年前の1918年のデータが役に立つかどうかは不明ですが、当時も16週間でNYダウが10%程下落し、結局安値から2ヶ月後に感染前の高値を上抜いていきました。繰り返しますが、当時は第一次大戦の終結という要因の方が大きいような気もしますから、必ずしも状況は同じではありません。これは先般も書きましたが、人道的にも看過できないような災厄に対して、結局「財政<人命」となりますから、財政不均衡には一時的に目を瞑って、後のことは後になったらまた考えれば良い・・・となりやすいです。特に民主国家ではその圧力が強くなります。確かに死んだら終わりで将来のことなんて何も考えている余裕がありません。今目の前を生き抜くことが精一杯なので、選挙では助けてくれる政治家に票が集まります。需給面では半年前、つまり2月辺りはここ一年間では最も信用買い残が多かった時期。まあそんなに極端に膨らんだわけでもないのですが、1月のコロナ前の高値水準であり、そこで買ったまま損切りできずに持ち続けている投資家も比較的いるのかもしれません。その期限切れや決算を見た上で売りが出やすいタイミングという辺りも、今の相場の上値を重くしています。他方、コロナワクチンに対して前向きな報道が出れば全体の底上げに繋がる可能性はあります。薬は開発初期段階が一番結果が良好で期待感があり、最後の最後のフェーズ3段階のハードルが異常に高くコケます。フェーズ1→承認までの確率は平均10%未満と言われ、病気の難易度によってもまた大きく変わります。そういう意味ではまだ現在は開発の初期段階で、世界で数多の製薬会社がトライしているのですから、前向きな結果の方が出やすい段階であり、市場がそれに前向きに反応する間は安心です。特に世界の関心がコロナに集まっていて、米中対立に無関心になってきているのは不幸中の幸いと言えます。今週は3連休なので、日本がお休みの間に突然何らかの事件が勃発する可能性は勿論あります。日本の長期連休中に米中対立が激化することは以前から度々ありますが、イレギュラーな4連休となった7月下旬も例に漏れず。米中双方の領事館閉鎖などが起こりました。ただ米中対立に対する感応度は弱いです。またアメリカでは決算が概ね一巡しており、少なくとも急に思い出しように「すわっ、なんて景気が悪いんだ!」とばかりに売ってくるケースも考え辛いです。ユーロドルはアメリカの金利低下もあって、グングンユーロ高が進む形。18年5月以来の水準になってきました。水準の絶対値としては歴史的に見ても全然低いのですが、ここ最近の上昇スピードが急で2ヶ月半で10%程の上昇となっています。上昇スピードとしては17年9月以来。シカゴ短期筋のユーロ買いポジションも一段と膨らんでおり、買い仕掛けの動きがあるように思われます。https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=5173 このドル安が商品市況の上昇圧力に繋がっている面もあるでしょう。WTI原油も上値追い。また金価格も上昇が続き、12年以来の高値追い波動になっています。ついでに言えば銅価格も高止まりしています。新興市場は「中立」。金曜は高安マチマチ。特にマザーズは時価総額トップのメルカリ(4385)が決算を受けて遂に初値奪還。その他フリー(4478)、弁護士ドットコム(6027)といった次点銘柄が軒並み大幅高。指数を押し上げる原動力になりました。引き続き円高で東証1部が手がけにくい中で、こういう市場に資金がしっかり入ってくるところに今の相場の粘り腰が見えるようにも思います。【ポートフォリオ銘柄】MTG(7806)は続伸。8月になってから突然生まれ変わったように陽線連続で来ているなと思ったら、まさかの3Q単独で営業黒字化を実現。通期見通しも最終損益トントン予想にまで上方修正しており、PTSでは怒濤のストップ高張り付きとなっています。うーん、巣ごもりフィットネスの恩恵はあると思っていましたが、ここまでとは。皮肉を言えば、今回は有価証券報告書も同時に提出されていますから監査済みです。優待も人気商品Foot fitを出してきたことで、優待利回りが10%超に。9月末権利ですから、ここから1ヶ月間盛り上がる感じはありますね。ここまで売買代金も過去最低を更新してきて、誰も相手にしていなかった銘柄ですから、今後邪魔するヤレヤレ売りも少なそうです。はごろもフーズ(2831)も続伸で地味に最高値更新。先月の急騰から点火し、少しずつ出来高を増やして大相場に向けた波動になりつつあります。13日の決算も巣ごもり需要を背景に良いでしょうね。更に予想を上回る超絶な決算を期待しましょう。・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2020年08月08日
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防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200804.html一方、学生組織の中での最上位は学生隊学生長。その下に各大隊学生長、中隊学生長、小隊学生長がそれぞれ4学年の中から選ばれます。任期は4ヶ月。春から夏休みまで、夏休み後から冬休みまで、冬休みから春休みまで、というような区切りになっていて、陸海空それぞれの要員の4学年からバランス良く一人ずつ選ばれます。ちなみにその区切りで部屋替え(引っ越し)があります。学生長になると名札に「線」が入ります。長方形の名札を囲むように四辺全てに赤い線が入っているのがステータス最強の学生隊学生長。三辺に赤い線が入っているのが大隊学生長、二辺は中隊学生長、一本だけは小隊学生長という具合です。ちなみにカッター総長である部屋長は小隊学生長でした。特に最初(春から夏休みまで)の学生長は各隊のファーストインパクトになりますから、厳しく指導力がある人が充てられやすいです。ただ中隊学生長とカッター総長を兼任すると大変なので、指導力のある人が別々に就きます。中隊学生長とカッター総長の二巨頭で「締める」というような感じです。そして各学生長の下に補佐するため、3学年が学生長「付」として任命されます。小隊学生長付については、2学年、1学年も選ばれます。ちなみに2学年の小隊学生長付は私の対番でした。1学年の小隊学生長付は入校からしばらく様子を見てから選出されることになるのですが(適正もありますが、その間に辞めてしまう学生も多いですし)、我々の小隊に関しては「少年工科学校」出身のE君が当然の如く決定。しっかりしていることも条件ですが、「あおざくら」の漫画でもありましたけど、小隊の1学年のミスを連帯責任で一緒にシバかれる役目でもあります・・・。ちなみに私は謙遜でも無く本当に「出来ていない」ダメな学生だったので、遂に4年間一度も「学生長」「付」を経験しませんでした。つまり名札に線を入れられませんでした。これは逆に非常に稀な存在です。中隊で5人くらいしかいませんでしたから・・・。ぶっちゃけ楽で良いのですが、その分「週番」とか面倒臭い雑用的な役は次々回ってくるのでした・・・(T-T)(つづく)
2020年08月06日
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★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html1ヶ月当たり3,300円~相場が続く限りチャンスは無限大!是非一度お試しください。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日反落。前日のNYはベイルートでの爆発事故などを受けWTI原油がまた42ドルを回復する場面があったことでエネルギー株などを中心に買われる動き。NASDAQはまた最高値更新となりました。VIX指数は23.8ポイントと終値ベースで2/22以来の低水準に。一方長期金利は下げ止まらず0.51%割れまで低下。それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。昨日までの上昇の反動やドル円が105円台に戻されたことで上値が重くなりました。昨日に続いてソフトバンクG(9984)が売られたことや、中国で財新の非製造業PMIが予想を下回ったことで反発のきっかけも無く。22400円を挟んだ攻防が続きました。ただ後場は日銀ETF買いが入り下げ渋り。TOPIXはプラス転換する場面がありました。14時前に一旦値を消す場面があったものの、引けにかけて買い戻されて本日の高値圏で終了。日経平均は22500円台をキープできました。売買高は12億株台、売買代金は2.1兆円台と低調。投資判断は「中立」。アメリカ版イナゴ投資家「ロビンフッター」がアメリカ市場で跳ね回っていますが、8月からの失業保険増額分消失により相場の勢いが失われてしまうのでは無いかという懸念が生じています。日本でも6月にマザーズ株が凄まじい勢いで買われたのも似たような背景があるとされています。そもそも古来より災害などで中小企業向けの臨時支援金が出た場合、少なからず(政府が期待する本来の使用意図とは裏腹に)証券市場に資金が流入するとされています。勿論どれだけが実際に株式市場に入ってきていたのかは眉唾な部分もあるのですが、そういう資金の流れがあるのは事実でしょうし、(実際はどの程度資金が入ってきたかどうかは別として)市場がそれを手がかりにして買われてきたのであれば、それが消えてしまうことが売り材料になるのも事実でしょう。問題はロビンフッターに人気のGAFAMから資金が流れて行くとして、それがどこに向かうかです。不動産株や金融株に流れ、きちんと株式市場内で還流するのであれば何ら問題はありません。そもそもNASDAQ株も意外に高値圏で粘り腰を見せています。個人的にはS&Pの方のボラティリティを表すVIX指数が落ち着いているので、まだ大きな心配はしていません。崩落の兆候は探せば何らか必ずあるもので、例えば株式市場のPCR検査とも言われるプットコールレシオ(PCR)が6月以降歴史的な低水準が続いていますが、6月に瞬間S&Pが8%超下落する場面があって以降、また何事も無かったかのように上昇トレンド回帰をしています。https://ycharts.com/indicators/cboe_equity_put_call_ratio 一方、足元NYダウの短期筋の売りポジションが急速に減ってきているのも事実です。つまり売り警戒感が和らぎつつあり総悲観ムードが無くなってくることで、逆に下落余地が生まれる(買い戻しによる下支えが薄まる)格好になります。もうしばらくアメリカの決算推移を見て、今後の方向性を判断する必要がありそうです。https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9102 先週まで毎日毎日後場に感染者増を受けて売られる日々が続いていましたが、逆に今の状況でどう考えても感染者が減少するわけは無いので、今更改めて売られる方がおかしいように思います。実際、アルゴに反応して一定程度売られますが、その後引けまでにある程度買い戻しが出てきます。そこで過熱感が抑えられているのも、ある種今の相場の粘り腰を演出しているように思われます。そもそも日本の新規感染者は一日あたり1000人超ですが、アメリカは7万人超。人口は日本の3倍ありますが、感染者数は100倍以上ですから圧倒的に向こうの方が高いです。しかし今アメリカの株式市場が感染者増を嫌気することはありません。勿論、増えて良い気はしないのですが、日本の死亡者数は6月以降グッと減っています。アメリカも5月に比べると半減。https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/ 重症者数も7月に入ってから低位安定です。医療従事者の方々の日々献身的な職務遂行には頭が下がりますが、何らかの事情で弱毒化はしているのだろうと思います(個人的には太陽黒点減少による弱毒化説を掲げているのですが、完全な当てずっぽうです)。まああくまで株式市場で重要なのは、実際の脅威の度合いよりも、人々の心理がどうかということです。いくら「重症患者が減っている」と数字を示して説得しても怖いし、かかったら嫌なのは間違いありません。特に心理という面では、一旦「あぁ大丈夫だった」と思った矢先に早くも再増加してきたのですから、心がポッキリ折れてしまう人(特にコロナで影響を受けやすい業種の人)は多いでしょう。数字上は再ロックダウンする必要はなさそうですけれど、海外で再ロックダウンに踏み切るところも増えており、国内でも経営者以外からは再休業要請を要請する声が高まり、それに押されてしまう可能性は十分あります。ただ、それに対して投資家は既に手当てしてあります。日経ダブルインバース(1357)は引き続き高水準ですし、日経レバレッジETF(1570)も一時空売り禁止になる始末。これらの買い戻し圧力がある以上、売り方は容易に売り仕掛けることもできません。新興市場は「中立」。本日は両指数共に堅調。特にマザーズは時価総額トップのメルカリ(4385)はさすがに一服も、ラクス(3923)やフリー(4478)といった次点銘柄が軒並み大幅高。指数を押し上げる原動力になりました。引き続き円高で東証1部が手がけにくい中で、こういう市場に資金がしっかり入ってくるところに今の相場の粘り腰が見えるようにも思います。【ポートフォリオ銘柄】カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は反落。ただ8月に入ってから全体相場の復調に合わせ、インフラファンドにも底打ち感が出ています。まだ結論付けるのは早計ですが、月替わりで機関投資家の新規ポジション構築の動きが出ている可能性も。株式の減配が相次ぐ中で、インフラファンドの安定した高い利回りは魅力的です。ホクト(1379)も反落。昨日は好決算を受けて上放れて高値更新も、高値圏で出来高を伴った十字線となっておりチャート的には良くない形になっています。ただ引き続き野菜価格の高騰が続いており、好調な月次に対する期待感も高まります。・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2020年08月05日
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防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200626.html随分話が逸れましたが、教場に着くと皆一様にホッとして気が抜けます。何故なら上級生が居ませんから。一気に緊張の糸が切れたようにワイワイと話し合います(^^)勿論新入生だけでくっちゃべる時間ではありません。上級生よりも上の立場である「指導官」がオリエンテーリングの担当になります。勿論指導官が壇上に上がれば皆ビシッとする必要はあります。ここで組織図を簡単に解説します。まず防衛大学校のトップは学校長です。実は民間人で、特に慶應義塾大学とパイプがあるので、歴代の学校長は慶應義塾大学の教授から招聘したりするケースも目立ちます。私の時の学校長もそうですし、現学校長もそうです。正直、慶應義塾大学では学生からどのような扱いを受けているのかわかりませんが、少なくとも防衛大学校では殿上人扱いです。その下には色々な人がいますが、あまり学生に直接的に関与しないので省略。ただ訓練部長は色々な訓練を企画したりするので、学生にも影響があります。「訓練部長、全く余計な計画立てやがって・・・」などと陰口を叩かれる対象でもあります(^_^;学生に直接関係するのは各大隊単位での組織図になります。大隊のトップは大隊指導官。二佐クラス(昔で言うところの中佐クラス)が当たります。その下に中隊指導官(三佐、同少佐クラス)、小隊指導官(一尉、大尉クラス)と続きます。現実的にお世話になるのは主に小隊指導官になり、特に一学年の時には訓練指導官として直接指導を受けたりします。指導官はそれぞれ現役の自衛官で、年齢もマチマチです。ただ指導官という名前のイメージと異なり、基本的に学生をシバいたりしません。あくまで監督官というような位置付けで、むしろ上級生が度を過ぎた指導を下級生に行っていたりする場合は注意するような立場でもあります。学生生活はあくまで学生の自治によるという感じです。(つづく)
2020年08月04日
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2020年08月03日
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2020年08月02日
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