全28件 (28件中 1-28件目)
1
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は反発。前日のNYはギリシャの債務協議がまとまらないことで下落。ただ引けにかけては買い戻しが進み、小幅安で引けました。それを受けた日経平均も売り先行のスタートとなりましたが、すぐに先物主導で切り返しの動き。寄り前に発表された鉱工業生産指数が予想を上ぶれたことを好感する買いが入りました。ただ為替が円高に振れたことで上値は重く、日経平均は辛うじてプラス引けとなったもののTOPIXは4日続落。売買高は20億株越えで売買代金は1.2兆円と商いは膨らみました。売り買い交錯し、どちらかというと主力株の弱さの割には買い需要の大きさを感じる一日でした。投資判断は「強気の買い」。ここ数日は上値が重い日が続いて、なかなかスパッと上昇してくれません。今日の底堅さは月末ということでドレッシング買いとの説明も多いですが、今月は順調に上昇していたのでドレッシングする必要性は小さいように感じます。なので実需買いと思われ、明日への反動も特に無いような印象です。そんなわけで1月は陽線となりました。この前までポンポンと上がっていて騰落レシオなどに過熱感が出ていたため、足下の調整は自然なものではありますが、日々小幅な下落のため水準調整がまだ十分ではありません。26日のブログで「チャート的には一目均衡表と遅行線の関係から一旦8700円前半までの調整があってもおかしくなく、その程度までの調整は視野に入れておくべき」と指摘したように、ここまでは想定の範囲です。一方日柄調整の方は十分なので、そろそろ反発に転じてもおかしくないタイミングになってきました。チャート的には25日線と75日線のゴールデンクロスが明後日にも成立することから、下値安心感は一段と強まる格好だと思います。本日は月末で決算の一番の集中日でした。今週末にも本日と同程度の決算が出てきますが、主力株は大体出揃ったことで、いよいよ相場の方向性がハッキリしてくる段階だと思います。今回はサプライズの出にくいシーズンと表現するのが適当かも知れません。それは良い方向にも悪い方向にも、という意味で、例えば大企業は円高やタイの洪水被害から当然悪いことが予想されていました。結果、下方修正するものが目立ち下落率ランキング上位にはそういった銘柄が並びます。しかし、それらの銘柄も一旦売り込まれた後は出尽くしで買い戻される傾向が顕著です。それ故、下方修正が目立つのに指数に底堅さがあります。一方で上方修正する銘柄も、既に中間期時点で業績好調なゲーム関連株やネット関連の一画など予め予想されていたもので、それぞれ妥当な数字が出てきています。結果、上方修正を出しても出尽くしで下がってしまいます。新興市場のサイバーエージェント(4751)やクルーズ(2138)がその代表と言えるでしょうか。なので前回も書きましたが、今回の決算シーズンの攻略法は「下方修正銘柄の下値を丁寧に拾っていく」作戦が一番効率の良い対応法だと思います。結果的に来期へのハードルが下がることで業績変動率が大きくなることから、次回決算までの楽しみが残っている分、人気も集まりそうです。ところであまりにも小安い日が続いて上値が重く感じるせいか、市場では「節分天井」という言葉がまことしやかに囁かれ始めました。ニュアンスとしては例年1月が新年さい先の良いスタートダッシュを切ることから、2月頃に一旦息切れ感が出ること、また決算が一旦様子見を誘うことから、当てはまりやすそうな雰囲気があります。しかし冷静に日経平均の「節分天井彼岸底具合」を確認するため、1990年以降2月3日から春分の日までのデータを取ってみると、逆に上昇した年が10回で成否はほぼ半々と言えます。元々米相場発祥の格言ですし、これで統計的にも有意性があるとは言えないでしょう。なので雰囲気に負けるべきではないと思います。今までの暴力的な下げを考えれば、ここ2週間で500円程上がったからといって何を不安がる必要があるのか。ひたすら強気に攻めていく場面だと思います。あと、最近市場で感じるのはまたTOBが一段と増えてきた印象です。特に昨日のドコモ(9437)によるらでぃっしゅぼーや(3146)へのTOBはかなり意外感がありましたし、本日もNTTデータ(9613)によるJBISHD(3820)へのTOBが場中に報じられ、ストップ高気配で引けました。ある種、昨今の割安低位株ブームを後講釈で裏付けるような動きでもあり、やはり今の株式市場が誰の目から見ても割安であるということなのでしょう。乗り遅れないためにも、今のうちに色々な銘柄を物色しておくべきタイミングだと思います。新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。日経JASDAQ平均は10連騰で、マザーズ指数も朝方弱かったものの、何とか直近安値を割り込まずに反発できました。新興市場では上述のようにネット関連株の中に決算の良い銘柄が目立つ割には、株価的に弱い動きが出ています。アメリカでFacebookの上場もあって、本来はもっと触発されて買われても良いと思うのですが、あまり波及がありません。ただ私も、中でもSNSを始めとした「スマホの成長に頼ったビジネスモデルの銘柄」はこの先厳しいと見ています。まずは昨年十分底堅い動きが見られたこと。既に成長性は十分織り込まれていると言えます。そして爆進的な成長の影に、リスクが次第に意識されるようになってきたことです。一番大きなリスクは、いよいよ通信に対する何らかの制限が待ったなしの状況になりつつあること。docomoは通信障害を半年で5回も発生させて役員が減給となりましたが、原因の大半はスマホの通信量が想定を上回ったということ。品質No.1を謳ってきた同社にとっては良い面の皮という感じになりました。片方でKDDI(9433)も先日障害を起こし、各社共に通信設備の増強を企図していますが、これは単なるいたちごっこに過ぎません。シェア拡大のためにスマホの販売を抑えることはできませんし、抑えたとしても通信量は増え続けるでしょう。何故ならスマホを実際に使っている方ならおわかりでしょうが、マルチタスクというやつで、たくさんのアプリを同時に使用することができるのですが、そのアプリがとにかく利便性を追求すればするほど、ユーザーが意識しない間に放っておいても通信し続けるからです。なので、ちょっと面白いアプリが無料でダウンロードできるから、といってドンドンダウンロードして使われると、通信会社はほとほと困った状況になるわけです。もしドコモはこれ以上障害を起こそうものなら、いよいよ総務省から大目玉です。プラチナバンド獲得のためわざと通信帯域の逼迫を演出している・・・とは考えすぎでしょうけれど。ともかく、そう言った政府からのプレッシャーもあって、通信会社は無尽蔵に増え続ける通信量に対して一定の歯止めをかけなければなりません。となると、海外で既に取り入れられている従量制の料金体系がいよいよ本格化してくることになります。この導入が一番現実味を帯びるのは巨人ドコモがまず実施するというシナリオ。そうすれば他社は追随しやすいです。ドコモさんがやっているから・・・で、説得力を持って右にならうことができます。そして、今が一番その状態に接近していると言えましょう。ドコモも最も重要視している通信品質をこれ以上貶めることで、信用を失うわけにはいきません。ここまで長々と状況説明をしてきて、一番ダメージを受けるのがスマホの成長に合わせて業績を急拡大する業態、つまりSNSなどの会社、ということになります。昨年震災後も一番上昇率の良かったこの業種が、今年はコケる年になると思っています。一方トレードオフの関係で、設備投資で恩恵を受ける会社が上がりやすいと思います。もう一つの切り口として、コンテンツ作成側のフリーライド(ただ乗り)という問題があることも一つ提示しておきます。これは通信料金は消費者側が払うけれども、一番恩恵を受けている(儲けている)コンテンツ提供側が通信料を負担していないという問題です。今の料金システムは当然のように成り立っていますが、もし消費者に遠慮して従量課金という料金体系をとれないのであれば、設備投資負担をコンテンツ提供側に求めるという概念です。こういった動きになったとしても、やはりコンテンツ作成側は何らかの費用負担が生じてきて、成長の鈍化に繋がります。また、過度の競争による人員獲得合戦も、将来的な成長鈍化の際には大きな負担になってくることでしょう。この辺りはIT人材バブルがいつまで続くか、というところです。ちなみにDeNA(2432)が今度はグリー(3632)を逆提訴と伝わっており、二巨頭が本当に仲が悪い。お互いに切磋琢磨していかないと業界は発展していきませんが、この両社に関しては単に足を引っ張り合っているだけの感じで、全然Win-Winの相乗効果が望めません。そんな業界に本当に投資魅力があるのかどうか疑問です。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は小動き。本日引け後に第三四半期決算の発表。出てきた決算は案の定内容の悪い数字でしたが、市場コンセンサスより若干マシな数字ということもあって、予定通り株価に与える影響は中立だと思います。逆にアク抜け感に繋がることで上値が軽くなることも期待できます。日柄調整も整いましたから、ここからの反転上昇に期待。配当利回りも大型株の中では高めなところにも注目です。GCAサヴィアンG(2174)は反落。昨日は相方の日本M&Aセンター(2127)の決算期待から両社共に大きく株価が上昇しましたが、その決算は悪くないもののイマイチ。それを受けて本日大きく売られる形になりました。一方同社は比較的値を保っていました。同社は既に先んじて下方修正を出しているので、上述のように出尽くし感が先行しやすい相場に当てはまっていると言えるでしょう。テクニカル的には一目均衡表の雲の中に実線も遅行線も入り込むことに成功。現値水準をキープしつつ2月の本決算を通過すれば、いよいよ長期トレンド転換のタイミングがやってくるものと思われます。有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html前回有料メルマガのお問い合わせが増えた、と書きましたが、先週末から一段と増えて有り難いことに登録会員数が過去最高となりました。最悪期通過から着実に増えてきており、特に「減らない」という部分に強みを感じています。この場を借りて皆様にお礼申し上げます。本当に有難うございます。そんなわけで先週から株のブログも毎日きちんと更新していこう・・・と思ったのですが、昨日は早速忙しさにかまけて休んでしまいました。富山に雪が積もってきて、家の前だけでなくお隣のおじいさんの分や実家まで手伝わないといけないのでほとほと疲れてしまいましたので。雪は明日がピークということで、多分明日も株ブログはお休みすると思います。申し訳ございませんが予めご了承ください。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月31日
コメント(0)
嫁が寝る前に何かチョコチョコ書いているなーと思っていたら、今年から「一言日記」なるものを付け始めたのだとか。その日の出来事を一行だけ書くというもので、日記というより備忘録的な感じです。それ専用の日記帳の形式がユニークで「日」毎に分かれているんですね。どういうことかというと、例えば「1日」のページに1月~12月が書かれていて、1月1日、2月1日・・・の日記を書いていくのです。気軽に続けられてそれで丁度一ヶ月前がどうだったかを振り返られるのだとか。というわけで全31ページで構成されています。嫁は何を書いているのかと見せてもらうと「雪が降った」とか「青い鳥を見た」とか本当に一言の他愛もないことと、その日の夕飯のメニューを書いています。でもこれはこれで結構良いことだなと思います。一般的に日記を書くという行為で一日を振り返り、頭の中を整理して気分をスッキリする効果があるのだとか。かつてヒッチハイクで一世を風靡した猿岩石が日記を出してベストセラーになりましたが、あれはプロデューサーが本で稼ぐというのもありましたけれど、辛い旅を乗り切るための清涼剤という部分も大きかったのだとのこと。私もブログをかれこれ6年続けていますが、それ以前に大学の時から日記を少しずつ書いていました。大学時代が死にそうな程にきつかったものですから、それこそ猿岩石の話を聞いて書き始めて現在に至ります。そんなわけで皆様も簡単で良いので日記を書く習慣を付けたら良いと思います。ちなみにうちの母も最近何か書いているなと思っていたら、過去の自身や自身の周りの人に起こった重要イベントに関して記録しているのだとか。しかし自身の結婚記念日が思い出せずに困っていました( ̄Д ̄;;
2012年01月30日
コメント(0)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 また今回のようなレポート作成も承ります。 無料リクエストも合わせて下記リンクよりお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/omousikomi.html 以前のレポートはこちら http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/report.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━12年1月29日現在3ヶ月以内投資判断 「やや買い」 買いのタイミング 2/9の決算発表以後3ヶ月以内株価予想 150円~200円 要点・復興需要で上方修正期待。ただし短期的には株価に織り込まれている格好。・財務内容が同業他社の中でズバ抜けて悪く、改善が急がれる。・昨年9月の公募以後、需給バランスは改善しているが、一度170円で頭打ち感。ただ突破は時間の問題と思われる。・物流業者との連携、将来的な業界再編は避けて通れない。リサイクル事業を拡大させていきたい。【企業概要】セメントで国内首位。売上に占めるセメント事業の割合は6割。アメリカ、アジアなど海外進出にも積極的。【セメント業界を取り巻く環境】太平洋セメント 35%宇部三菱セメント(非上場)24%住友大阪セメント 19%上位3社で約8割を占め、トクヤマの8%、麻生ラファージュセメント(非上場)の4%と続く。上位シェアが高く、寡占的な業界と言える。セメントの総出荷量は96年の9484万トンをピークに公共工事などの減少から減少傾向に。10年度は5158万トンの見込みで、半減近い落ち込みとなっている。世界のセメント需要は中国が18.7億トンでダントツ。2012年には20億トンを越えるとの推測もあり、益々他国との差が開く格好。2位のインド2.1億トンと大きく差が開き、中国一つで他国の合計量を越える。3位はアメリカの0.8億トンで、日本は0.4億トンで4位。産業廃棄物であるごみの焼却熱を利用して製造原料にし、またその灰や汚泥をセメント材料に使えるため、リサイクル事業も生産に欠かせない要素となっている。【業績】前期は減収増益。セメント需要が次第に減少していく中で、09・10年と連続大赤字を記録したが、事業構造改革の効果が発現したことで、主力のセメント事業を中心に損益が改善した。今期は増収増益の見込み。中間期時点では若干の増収と、合わせて営業黒字転換を達成。復興需要から国内セメント需要が高まったことが追い風に。一方で円高により、海外子会社の円ベースでの数字減少が足を引っ張る。ただその他の事業も概ね増収となっており、子会社を連結から外した大きな減収要因を補って余りある回復を見せた。足下ではセメント需給の逼迫感や石炭価格の上昇による原料高から8%~10%の値上げ表明。収益力の改善が期待される。一方でセメントは売上原価の占める割合が高く、原材料価格の上下には神経質に成らざるを得ない。コストが一段と上がれば更なる値上げ交渉が必要となり、円安転換も一方では痛し痒しである。12年3月期第三四半期予想(KA.Blog)単位:百万円 売上 550000 営業利益 19500 税前利益 13000 当期純益 6800業界的に下期偏重型で季節要因が大きい。民需が年末に、公共事業が年度末に行われるからであるが、第三四半期が最も売上が多くなる傾向が強い。ただ今期は東日本大震災の影響で、最終四半期も第三四半期以上の伸びが期待できそうだ。通期上方修正に対する期待も高まる。更に復興需要が本格化することで、来期以降にも期待が持てる。ただ長期的に考えると復興需要終了後の反動減も警戒せねばならず、需要拡大を取り込むためには海外への進出が欠かせない。 有利子負債は5427億円で前期から234億円減少有利子負債比率(有利子負債÷自己資本)は322%現預金は776.3億円流動比率(流動資産÷流動負債 ×100)は74.0%有利子負債比率が高く財務状況は悪い。08年以降、固定資産や投資有価証券による多額の特損で資本を毀損した結果、負債比率が高くなっている。有利子負債は減少したが、昨年行われた増資に因る点が大きく、財務体質の改善が引き続き急務である。フリーキャッシュフローは47.4億円の黒字。特に営業キャッシュフロー構成要素の質が改善したのは評価すべき点。ファイナンスは既に昨年9月に実施済みであり、当面は行われないものと思われる。【直近の主なアナリストの評価】野村證券 「Buy」 目標株価200円復興需要とアメリカ子会社の緩やかな損失改善に期待。SMBCフレンド 「強気」足元好調な業績見通しに対し、株価には出遅れ感が強い。みずほ証券 「中立」 目標株価 150円アメリカ子会社の赤字脱却に時間がかかりそう。業績の先行きに関しては各社共に復興需要の取り込みから楽観的に見ているものの、株価の見通しに関しては意見が分かれる。アメリカ子会社がアキレス腱であり、損益改善が急務であるとの認識は共通。 【株価推移】バブル崩壊以後は公共事業の削減傾向から株価は右肩下がりに。06年、07年には500円台を回復し、1990年代の株価水準まで戻したが、リーマンショックから08年には1/6水準の86円にまで急落。リバウンドで200円台まで回復するも、再度株価は低迷し、10年には87円まで下落した。そこに昨年東日本大震災が発生し、復興需要が期待されると株価は急伸。一時170円台を回復したものの、戻り過程で増資が発表されると再度売り込まれて120円台まで。しかし売りが一巡すると、足下では復興特需に対する期待感から上値を試す展開になっている。 【テクニカル】長期的に170円は昨年3月、7月の高値水準であり、上値の重さが意識される水準である。ただ後述のように昨年9月に行われた公募によって、9月は150円以下の水準で出来高が大きく膨らんでいる。よって売り一巡感が出ており、170円突破は時間の問題と思われる。ただ2/9に決算が控えており、事前の日経報道から既に好業績は織り込み済み。それを背景にした通期上方修正も織り込まれている状況で、余程のサプライズが出てこないともう一度170円に跳ね返される可能性がある。現在の見立てでは2/9までの170円突破は難しく、決算後は出尽くしで売られる流れになるものと思われる。週足でもMACDは上向いて上昇トレンドを示しているが、一方でストキャスやボリンジャーバンドでは過熱感も見られる。その後一度155円程度までの調整を経て、再度上向く可能性を見込む。155円の根拠は昨年10月~12月のボックス圏の上限。また同時に75日線や200日線が下支えすることから、下値は固いものと見る。170円を突破できれば、08年前半の下値で09年の戻り高値である200円が節目として意識される。 【需給】昨年9月に行われたOAを含む3億株弱の公募価格は121円であり、現在はその水準を上回っていることから、需給の状態は良いと言える。特に出来高は震災以後過去最高水準に膨らんでおり、株主の入れ替えは100円前半の価格帯で相当程度行われている格好。長期的には下落トレンドが続いていたため上値にしこりが残っていた状態であったが、これによって概ねほぐれてきた印象を受ける。足下の信用買い残は差し引き1860万株と、昨年9月以来の水準まで改善。日々の出来高の範囲でもあり、十分こなせるレベルである。また昨年6月の年初来高値174円を付けてから、半年の信用期日通過も過ぎて、丁度12月下旬の141円で底を打った格好。足下は戻り局面であると見られる。 【同業他社比較】 同社の予想PERは16.1倍。PBRは1.2倍今期予想営業利益率は3.8%、予想ROEは7.5%予想配当利回りは2.4%同業他社と比較すると、それぞれどのような位置付けだろうか。住友大阪セメント(5232)国内セメントシェア3位。売上の8割がセメントであり、廃棄物再資源化では先行。電池関連としての切り口も。予想PERは49.0倍、PBRは0.8倍今期予想営業利益率は3.9%、予想ROEは1.7%有利子負債比率は97.8%予想配当利回りは1.7%営業利益率はほぼ同水準だが、資本部分が同社に比べてしっかりしていることからPBRや有利子負債比率では優位性。PERやROEでは割負け感。トクヤマ(4043)塩ビの国内最大手で、国内セメントシェアは4位ながら売上に占める割合は22%と小さい。予想PERは12.5倍、PBRは0.4倍今期予想営業利益率は5.5%、予想ROEは3.1%有利子負債比率は61.5%予想配当利回りは2.2%化学品が主力なため単純比較は難しいが、有利子負債比率は同社に比べて小さく、PBRも割安。セメント以外の切り口が豊富なため、総合的に安定感がある。デイ・シイ(5234)大株主の同社にセメント販売を委託。同社と似た事業内容。事業規模は同社の5%程度。予想PERは15.7倍、PBRは0.6倍今期予想営業利益率は1.9%、予想ROEは3.5%有利子負債比率は73.8%予想配当利回りは1.8%同社と比べて株式的な割安感、財務体質の良さはあるものの、利益率が小さい。ただセメント業界の中では時価総額が小さいため、材料が出たら値が飛びやすい性質がある。同業他社比では資本的な弱さから財務面などに弱み。利益率や株価のポジションは平均水準。配当利回りは最も高い。 【課題】世界的なセメント需要は中国やインドが何とか伸びているものの、それ以外の地域は減少が続いており、先行きに明るさは見えてこない。原料高もあって、引き続き製品価格への転嫁やコスト削減の努力を続けていく必要がある。セメントは重量物であるため、物流コストが製造コストに次いで高くつく。これらを抑えるために陸海運や倉庫の業界と業務提携を図るという形も必要ではないか。またセメントは差別化がし辛く、付加価値を付けて価格を伸ばすことができない。そのため価格競争に陥りやすく、とにかく高シェアを維持することが業界で生き残る術である。幸い同社は国内最大であり営業拠点も全国にあるが、逆に拠点の統廃合を進めることが難しく、経営の合理化に限界がある。海外展開もセメントメジャーと言われる海外の4大企業(ラファージュ、ホルシム、セメックス、ハイデルベルグ)の支配力が強く、また地元企業の存在も強いため一筋縄ではいかない。復興需要が終わった後は業界再編は避けて通れないだろう。日本が得意とする環境リサイクル技術は強みになるが、それだけでは限界がある。事業環境の縮小に対応するに、一層の経営資源の集中が求められるものと思われる。後はセメント以外の事業を拡大していく他道はなさそうだ。産業廃棄物を受け入れるリサイクル事業から発電事業などに派生できれば、環境面への配慮もあって国の支援なども期待できるだろう。震災で発生したがれきはセメント原料として再利用することが可能であり、処理と再生を兼ね揃えた事業がセメントの製造事業である。日本の復興に必要不可欠な産業であり、活躍に期待を寄せたい会社の一つである。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月29日
コメント(0)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は続落。前日のNYは耐久財新規受注が予想を上回ったことから買い先行でスタートしたものの、住宅指標が弱く軟化。それを受けた日経平均は前日終値を挟んだスタートに。前場は押し目狙いの買いと一服を見込んだ売りが交錯する中で、方向感の無い展開になりました。ただ後場になると買われ、そのまま上がっていくか・・・に見えましたが、13時に突然為替が円高に振れるとそれに合わせて株価も下落。前場は30円しか値幅がありませんでしたが、後場は上下に振れて値幅は75円に。結果出来高は19億株と少ないものの、売買代金は1兆円を超えまあまあの水準でした。投資判断は「強気の買い」。売買代金が連日1兆円を超えているくらいで喜んではいけませんが、年末年始の最悪期が記憶に新しいだけに安心感はあります。また来週から春節明けでアジア系の投資家が完全に戻ってきますから、ここから更にアジアマネーの流入に期待したいところです。値上がり率ランキングを見ると、以前より随分低位株の割合が減ってきているのがわかると思います。まだはっきりとは言えませんが、以前1/17のブログで「仕手株ブーム全体が24日で突然終わる可能性があります」としたような流れになりつつあります。一応、未だに一部の銘柄で仕手っぽい動きは続いていますが、あくまでも余勢を駆って動いているだけと思われます。ただより表現を正確にすれば、終わったというよりも、一時停止状態になっているだけとも言えそうです。少なくとも大部分が仕手株への熱を忘れる必要がありますから、この先一ヶ月くらいは大人しくしているのではないでしょうか。丁度決算も一巡して、低位株もまあまあ落ち着いてきた頃にもう一回仕掛けられるタイミングがあると思います。それまでは手を出さない方がよさそうです。一方で、下落率ランキングを見ると決算が悪かった銘柄がズラリ。やはり今回の決算シーズンは概して業績が悪いです。しかしながら主力級の銘柄に下方修正が多いにも関わらず、指数はしっかりと値を保ち続けているのが今の決算シーズンの特徴でもあります。つまり当然歴史的な円高水準や、欧州危機ど真ん中の期でしたから悪い数字が出るのは一定程度織り込まれていたと言えます。それでも値下がり率ランキングに顔を出してくることから、ここまでの戻りが急だったこともあって「とりあえず売っておけ」というような売りが出る→しかし出尽くしからの買いも一方で強い「不完全な織り込み」の形が多い印象です。ですから私は今回の決算シーズンの攻略法は「下方修正銘柄の下値を丁寧に拾っていく」作戦が一番効率の良い対応法だと思っています。例えば任天堂(7974)は大赤字転落から本日1万円を割り込んできました。昨年10/3に売り銘柄として取り上げた時に「1万円を割ってくる」とし、四半期を経てようやく達成してきましたが、ここはドテン買いのタイミングでは無いかと見ています。ただ為替がちょっと不安定になってきましたから、もうちょっと様子を見て来週中にでも買いポートフォリオ入れとできればと考えています。その他、今回の決算はアク抜けを一つのキーワードとして新しいポートフォリオ構築に色々使える決算だと見ています。またブログや有料メルマガ双方で色々取り上げていきたいと思います。金曜のNYは高安マチマチ。ここまで絶好調だったダウは続落となりましたが、NASDAQはプラス引けと分かれる形になりました。ここ最近アメリカは指数によってマチマチの展開になりやすく、ちょっと方向性としては迷いが出てきているのではないかと思います。やや上値に警戒感が出てきた証拠でしょう。長期的に見てみるとダウは月足で07年の最高値と昨年5月の戻り高値を結んで形成される上値抵抗線を今月無事上抜いています(だいたい12650ドルくらい)。ただS&Pの方は丁度その抵抗線に達したところ辺りで一服となっており(だいたい1330ポイントくらい)、実はここを上抜けるかどうかが正念場と言えそうです。アメリカも日本同様、今回の決算は決して数字的に良いものではありません。それでも予想を上回る銘柄が多く、業績回復に対する期待が持てる流れになっているようです。それに加えて0金利政策の長期化という株式市場にとってのプラス材料が出てきたことで、私は最終的には上抜けしてくるものと見ています。残念ながら本当に景気が回復するかどうかはハッキリ言えません。ただ一つ言えるのは金融緩和が続けば株などのリスク資産は上がるということです。結果的に株が上がることで資産効果から景気回復するという「ニワトリが先」的な回復を期待できるでしょう。乱暴な言い方ですが、株式市場は上場している企業さえしっかり稼げれば上がるのですから。その点に関して日本の場合は見方が変わってくるかも知れません。日本とアメリカの違いは1.個人の資産のうち金融資産が占める割合が小さいため、資産効果が限定的2.中小企業が99.7%を占めているため、上場企業の業績のみが良くなっても雇用が改善しないという点です。なので世界的な金融緩和の行く先に、必ずしも景気回復が期待できる状況になるとは限りません。ただ繰り返しになりますが世界的にリスク資産は上がるという事実。別に日本の投資意欲が湧いてこなくても、ジャブジャブに溢れた海外マネーの流入によって外国人が買ってくれますから。本当は日本人も「投資から貯蓄へ」なんて政府の国債下支えのプロパガンダに乗っている場合ではなく、ドンドンリスクをとっていくべきなのです。大増税時代を迎えるから株は上がらないと真剣に思っている人は、一度株式投資というものの根本から考え直してみた方が良いと思います。また余計な話が長くなりましたが、来週の日本株はとりあえず月曜はシカゴ225先物が8835円ということで、ちょっとだけ小安いところでスタートするのではないかと思われます。為替がまた円高の方に振れてきていますし、調整も幅が小さかったので、もう少し日柄調整を要求される流れになりそうです。しかし前回も言ったように調整は一時的。ここまで欧州危機でどれだけ暴力的な下げと、株式市場から資金流出したかを考えると、18日以降の上げがいくら急ピッチだったといってもたかが知れています。アジアマーケットの再開に応じてアジア株高が波及する期待もあり、早ければ月曜からでも再度上値追いの動きが出てくるものと思われます。新興市場は「強気の買い」。金曜も高安マチマチ。引き続きマザーズ指数は弱く、一方で日経JASDAQ平均は8連騰。やはり一方向に傾き出したら持続性のある指数の特性が出ています。マザーズ指数の方は特に主力株のサイバーエージェント(4751)とスカイマーク(9204)が共に決算を受けて売られる形で響きました。指数は再度下値を伺いに行く形で、ちょっと厳しい状態が続きます。本来は円高に振れる中で出遅れ感に資金が集まってもおかしくないのですが、タイミング的に悪かった印象。【ポートフォリオ銘柄】ソネットエンタテインメント(3789)は大幅反発。前日の増配発表を受けて買われる流れに。前回「まあ全体的にはパッとしない印象ですが、これで明日売られるということはない」とイマイチなコメントを書きましたが、結果大きく買われ、この前のエムスリー(2413)の見解と合わせて外しました。どうも私が双方共に過剰に期待し過ぎだったようで、株価が既に売られてきていた分、市場はあまり期待していなかったということなのでしょう。いずれにせよ、どちらも良い方向に期待が裏切られたので由とします。特に金曜はマザーズ指数がパッとしない中で連動性の強い同社株が買われたのは意外感がありました。ただ同社の悪いクセは、長い陽線を出したら翌日は売られるところ。特に今回も75日線や一目均衡表の雲が上値を抑えますから、ちょっと警戒が必要です。ロート製薬(4527)は続伸。前回指摘したようにテクニカル的な窓埋め、及び200日線支持が奏功してこの地合で買われる流れに。こちらも75日線や雲が上値を抑えますから来週はちょっと横ばいキープが精一杯か。何とか決算まで持ちこたえてもらいたいところ。GCAサヴィアンG(2174)は反落。下方修正を受けて売られましたが、やはりある程度織り込まれていた格好で何とか8万円はキープして引けました。ただ引き続き場中はVWAPのちょっと下の値を保つ動きが続いており、特定筋による価格統制がまだ続いているものと見られます。上述したように今回の決算は下方修正当然の決算シーズンですから、特に12月決算銘柄は注目かも知れません。何故なら前期見通しを先に下方修正で出してしまい、本決算の段階で回復を見込んだ今期見通しを出すことで、一抜けが期待できるからです。この銘柄にもその流れを期待しつつ、実は同様の形で事前に下方修正が出ることを期待している穴株的存在がアライドテレシスHD(6835)。どう考えても1-9までの数字を見ると前期下方修正は必至で、ヨーロッパの売上比率も高いですから、まず間違いないでしょう。そんなわけで市場もあらかたその業績を織り込んで株価も底這っていることから、下方修正が出尽くしのきっかけになると見ています。もう一段売り込まれたら売り一巡となるのではないかと思います。ちょっとその辺りの動静を見極めたいところです。【注目銘柄】伊藤忠(8001)は反発。金曜は朝方から総合商社がしっかりした値動きとなっていました。この銘柄は先週末に当ブログのレポート銘柄として取り上げましたが、アメリカ金融緩和長期化から商品市況が活況となることで、資源価格感応度の高い商社株が買われました。他にも第一商品(8746)が買われました。商社株が買われるのは他にも配当利回りが高いという点も挙げられます。大手商社は4%程度あり、期末でも半分程出ますから、総じて高い業種です。またPERやPBRも割安ですから、逆に買われない理由が無いとも言えます。個人的には商社株の中では商品感応度が高い三井物産(8031)がベストかとも思います。またタイミングを見て取り上げるかも知れません。伊藤忠のレポートに関しては以下からご確認ください。なお、次回レポートは復興関連銘柄から一銘柄取り上げる予定です。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/report/8001.html有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html最近は個人投資家の回帰が明らかに見られて、有り難いことにお問い合わせがかなり増えてきています。昨年7月にサービスを開始してから着実に会員数も増え続けて、現在は登録数過去最高を更新中!まだの皆様も、この回復局面を逃さないためにも是非一度ご検討ください。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月28日
コメント(0)
以前私の友人が日本の伝統工芸展で入選したという話を書きましたが、今度はまた別の友人がすごい賞を取ったと報告がありました。彼は陶芸をやっているのですが「めし椀グランプリ」という茶碗のコンクールでグランプリ大賞を取ったということでした!おめでとう!!ワーパチパチ・・・(^^)http://hasamiyaki.com/meshiwan/2011award.htmlHPを見てみると審査員の方に大絶賛されているではないですか!しかも現代の「侘び数奇」とも言えるあの著名鑑定士中島誠之助氏も審査員として名を連ねる中での大賞とは天晴れ!!確かに赤が映え、芸術センス0の私が見ても一番芸術性があるように思えます。それにしても、周りに二人も芸術家がいるというのが我ながらすごいですね。私なんて通知票の美術はいつもお情けで2(下から二番目)をもらっていたレベルなのに・・・(;^_^Aしかし何とか陶芸で食べていきたいと考えている彼ですが、まだまだ陶芸一本で食べていくのは難しいのだとか。こういう芸術家がそれだけで生計を立てるのは、今はなかなか難しい世の中かも知れません。皆余裕無いですから。もし読者の方の中で彼に湯飲みや茶碗などを作ってもらいたい!という方がおられましたら、aikata0@yahoo.co.jpまで件名「陶器の件で」でお問い合わせを。居酒屋などの茶碗や器などを作っているらしいですが、個人でも作って貰えると思います。返信には間が空くかも知れませんが宜しくお願い致します。
2012年01月27日
コメント(2)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は反落。前日のNYは朝方安かったものの、FRBによる0金利政策が少なくとも2014年まで長期化すると伝わったことを受けて反転。ほぼ高値引けとなり、各指数共に直近高値を抜いてきました。過熱感が出ている中での上値追いに「もうはまだなり」を地で行く形に。それを受けた日経平均は寄り付きこそ高く始まったものの、間もなく下げに転じジリ安の流れに。ここまで堅調推移してきたことで騰落レシオに過熱感が出始めたこと、ドル円がやや円高に振れたことが売りのきっかけに繋がったとも。ただ売り手掛かりにも欠ける中で売りは限定的。結局小幅安で引けました。出来高は20億株を割り込んだものの、売買代金は1兆円超えを保つ水準。日経平均の値幅は60円と相変わらずの感じでした。投資判断は「強気の買い」。本日はアメリカが強かった割には一服となりましたが、一応予定通りの反落ではありました。ただ下落幅が小さかったことで調整終わりの雰囲気も少なく、明日は週末要因も重なってもう少し安くなるのではないかと思います。その代わり、来週からはまた強含む展開になってくると見ています。チャート的には一目均衡表と遅行線の関係から一旦8700円前半までの調整があってもおかしくなく、その程度までの調整は視野に入れておくべきと思います。ただ執筆現在でユーロが102円台に突入し、先物も堅調に推移していますから、明日引けにかけてダレる場面があるとしても数十円安程度のものでしょう。引き続き強気で臨む場面と思われます。ところで値上がり率ランキングを眺めると、やや変化の兆しが出てきています。まだ低位株が上位を占めている状況には変わりませんが、決算が出始めたことによって、当然ながら決算で買われる銘柄が増えてきました。一方値下がり率ランキングは今まで上がった低位株が売られる形となっており、循環の流れが出てきている感じがします。この辺りの潮目の変化をきちんと読みとれないと、低位株の上昇という「ババ抜き」でとんでもないババを掴まされる恐れがありますから注意が必要です。上がった時には「割安感が強い」などと肯定的な意見が前面に出ますが、元々低位株であったのにはそれなりの理由があります。勿論本当に業績の変化から希望が持てる銘柄になるものもありますが、それはほんの一部の銘柄。玉石混淆の上昇の中で、玉を見抜く力が必要です。新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。サイバーエージェント(4751)やスタートトゥデイ(3092)といった主力株が反落となったことで、マザーズ指数は反落。一人負けの様相を呈しています。一方で日経JASDAQ平均は7連騰となっており、一方向に傾き出したら持続性のある指数の特性が良い方向に出ている格好。同じ新興株でも明暗が分かれる形となっています。新興市場の決算が本格化するのはまだ先のため、さしあたってJASDAQの方は流れが変わることはしばらくなさそうです。【ポートフォリオ銘柄】ソネットエンタテインメント(3789)は反落。子会社のエムスリー(2413)やDeNA(2432)が売られたことで、同社も売られる流れに。そして引け後に出た第三四半期決算は増収増益の相変わらずの好成績。ただ中身を見ると本業のネット接続事業が中間決算時に引き続き減収で、エムスリーやオンラインゲームなどの好調に支えられる形が一層鮮明に。増益率も中間期よりも落ち着いており、ちょっと業績的には今ひとつ。一方でそれを補う形で増配を発表。この点はポジティブですが、配当利回りが高い銘柄がゴロゴロしている中で期末1%ちょっとではインパクトに欠けます。まあ全体的にはパッとしない印象ですが、これで明日売られるということはないと思います。ロート製薬(4527)は反発。テクニカル的には昨年11月11日に開けた窓を埋めて、200日線タッチから反転の兆し。地合が円安に向かっていることから内需ディフェンシブ株が流行らないですが、好業績には違いありませんから、来月の決算に期待を寄せます。GCAサヴィアンG(2174)は反発。ただ引け後に前期見通しの下方修正を発表。元々実績の進捗状況を見ると下方修正やむなしの内容だったのである程度織り込まれているとは思いますが、幅は思ったより大きめに出た印象。売上を何とか前々期と同水準に合わせてきたところにもやや胡散臭さを感じます。一応株価は既に昨年の上場来安値近辺まで下落していることもあって、一段大きく売られることはなさそうですが、かと言って出尽くしとなるにはまだ尚早か。アセットマネジメント事業で比較的回収が進んでいただけに、何とか数字を会社計画に近づけられると思っていたのですが残念。富士フイルムHD(4901)のSonoSite買収という大型案件の売上が今期にずれ込むという部分で、今期業績に賭けるしかなさそうです。あくまで前期は終わった期のことということで、その分来月発表される今期見通しの増益率が大きくなる、という点をポジティブに捉えたいところ。【注目銘柄】Jトラスト(8508)は大幅高で一時ストップ高手前まで。こちらは11日の当欄でも取り上げ「昨年高値を抜いてきたので、04年の水準700円到達は十分視野に入ってくると思います。業容の拡大を考えればまだまだ出世株となる素地がありそう」としましたが、その翌日に有料メルマガで以下のように改めて強気推奨しました。「小口・短期融資や補償業務を中心とした金融。買収による再生を得意とする。傘下にはロプロ(旧日栄)。今期業績はKCカード(楽天カード)買収により更に一段と業容が増して大幅な増収増益見込み。最終利益は負ののれん代計上により大きく膨らむ公算。 それに更に今回の武富士の事業譲り受けが加わり、業容は一気に急拡大の見通し。なお、今期の3月に吸収予定のため今期業績に与える影響はまだ少ない。 いずれにせよ、かつての日本最大の消費者金融を取り込むことになるため、その影響は極めて大きい。大証2部銘柄としては破格の事業規模になる。武富士側に支払われる対価252億円は金融機関などからの借り入れ(既に社長から70億円借入済み)で対応するとのことで、ファイナンスの懸念は今のところ無い様子。 なお、同社側のリリースとしては「武富士ブランドは使わず新規融資は実施しない。銀行向け保証業務に注力する」ということで、武富士の営業基盤をそのまま全て生かせるわけではないものの、その分リスクを減じた経営を進めるとということで、市場では前向きに捉えられている。 現在傘下にある各子会社とのシナジー効果は非常に大きいものと思われ、将来的には東証1部上場も十分期待できるレベルになってきた。破綻企業の引き受けでありスポンサーのデメリットは小さく、また今回の韓国企業とのゴタゴタで一段と条件の良い形で契約を結べたため、結果的には同社にとって怪我の功名と思われる。 テクニカル的には昨年末のスポンサー決定によってストップ高となったところから調整トレンドに入ったものの、5日線を割り込まずに再度反発。終値ベースで同水準を上回ってきた。MACDやパラボリック、一目均衡表などは上昇トレンドを示しており、ストキャスも下落中の中で再好転の見込み。ボリンジャーバンドは+2σを突破しているが、年末のストップ高で出来高を伴って上放れたことから、+2σに沿った形での上昇が見込まれる。 需給は極めて良い状態で、現値が05年2月以来の水準であることから、昨日の上ヒゲ分以外はしこりが無い。直近出来高の膨らんだ12/29の水準も上回っている。信用買い残は差し引き70万株の買いとなっているが、ここ最近の出来高では十分こなせるレベル。予想PERは今回の武富士吸収で大きく数字が変わってくるため、あまりアテにはできないので比較の要は無いものの、PBRは現時点で0.4倍であり割安感が強い。 足下では金融株が買われる地合の中で買われる素地があり、また大証2部という市場も大阪有機化学(4187)、日本ケミカルリサーチ(4552)、遠藤照明(6932)とここ最近出世株を生み出しやすい環境になっている」その後動きがイマイチだったので、一度損の無いところで終了としました。しかし有料メルマガでは引き続きその動きを追い続け、昨日の有料メルマガでも「終値ベースで高値を付けてきたのでいけると思います。再度乗ってみて良いでしょう。高値653円超えがあると見ます」としました。株価は一気に上昇してきたので過熱感があるように映りますが、同社の実力はまだまだこんなものでは無いと思います。大証2部に収まる器では無いでしょう。実は今一番注目している銘柄がコレかも知れません。そんな有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月26日
コメント(0)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は続伸。前日のNYは個別企業の決算を受けて高安マチマチ。それを受けた日経平均でしたが朝方から買いが先行。日本が31年ぶりに貿易赤字に転落したと報じられると円売りで為替が円安に振れ、それを背景に輸出関連株が買われる流れに。この辺り既に事前に見通されていたことですが、アメリカでやや強めに報道されたとのことで、外国人による円売りに繋がった模様。高止まりしている円を売る良いきっかけになったようです。悪い円安の割にはしっかりと好材料として反応したところが、今の地合の良さを物語ります。そのまま株価はジリジリと上げ続け、後場には一時8900円を回復。最終的には割り込んで引けましたが、売買代金は再度1兆円超え。売買高も22億株弱と、盛り上がりが回復してきました。投資判断は「強気の買い」。今回はちょっと色々と読み違えました。まず昨日「明日は日経平均もある程度幅のある下落になる」としましたが、上述のように円安進行から逆に強含んできました。一応今晩のNYでFOMCの結果が出てきますから、今晩のNYにも警戒が必要です。特に最近は各指数共に「迷い」が見られ高安マチマチの形が続き、イマイチアメリカもすっきりした上げにはなっていません。今日下げなかった分は明日に持ちこしと見るべきではないかと思います。ただいずれにせよ、下げは一過性と見るべきです。為替は円安トレンドに転換したと言って良さそうで、ここからしばらく相場の下支えをしてくれそうです。チャート的にも普通に考えれば一旦調整があってもおかしくない場面ですが、調整拒否の形で上に伸びています。なかなか判断の難しい場面でありますが、押し目を作らないだけに余計に強い相場と言えるのかも知れません。個別に目を転じると仕手株・低位株にも変調が見られています。まず仕手株のシンボルストック新日本理化(4406)に関しては、とりあえず予想通り24日通過を期に下落が続いています。本日も大きめの売りが出て900円割れとなり、その他ちょっと前に流行った虹技(5603)などの大証銘柄も連れ安となりました。一方でニュー仕手株として存在感を強めてきているのがMUTOHHD(7999)。真偽の程は定かではありませんが、加藤氏の次の銘柄と市場では言われています。ぶっちゃけ真贋はどうでも良く、値動きが良ければ皆付いてくる地合なので、仕掛ける方としてはやりやすいでしょう。復興低位株の方のシンボルストック日本橋梁(5912)は乱高下。有料メルマガの方では「1000円越えは無いと思う」とコメントしたのですが、朝から余裕で1000円を超えてきました。ただ引けにかけては急速に売られ、とにかく一相場終わった感は出ています。それ以外の低位株ではイラン情勢の緊迫化などから海運株が昨日から買われ、その流れで本日は倉庫、造船と買いが波及していきました。今は本当にやりたい放題というか、結構個人が単純に連想できる物色となっていて、わかりやすい相場とも言えるかも知れません。新興市場は「強気の買い」。本日も両指数共に堅調。アメリカでAppleが好決算から時間外で買われると、ネット関連株に追い風の流れに。本日は円安で内需のネット株には相対的な魅力低下の恐れもありましたが支援材料になりました。個人的にはAppleも既に好決算期待が高いので、決算を受けて出尽くしの売りが出てくると思ったのですが、それ以上に好調だったという点で驚きでした。一方でGoogleは今回の決算で売られており、アメリカの大手IT株にも勢いの差が出ている格好です。【ポートフォリオ銘柄】ソネットエンタテインメント(3789)は反発。昨日子会社のエムスリー(2413)に関して「決算の印象はややマイナス」としましたが、野村の投資判断格上げもあって反発の展開に。ここでも読み間違えました。まあ結果的には同社も連れ高となったので、良い方に期待を裏切ってくれたわけですが。また上述のようにネット関連株が買われたことも追い風に。明日の決算を控えて、同社にも好決算期待が高まります。ソニー(6758)は大幅反発。主力株の出遅れ感やユーロ安メリットから買われ、明確に75日線を上抜いてきました。テクニカル的には11月1日~4日の連続安で窓を開けて下落しており、その窓埋め期待が高まります。1600円台回復もあっと言う間でしょう。SBIHD(8473)も反発。ただこちらは75日線に上値を抑えられる形でちょっと弱い印象。総合金融株という位置付けで、相場の戻り局面に株価はもっと敏感に反応しそうな銘柄ですが、イマイチ力強さがありません。テクニカル的には一目均衡表の雲に差し掛かっているところで一段上値が重くなる形ですが、遅行線の方は実線を上抜いてくることで一つ重石は取り除かれた格好。少し日柄調整を経て、再度の上昇に期待です。【注目銘柄】竹内製作所(6432)は大幅続伸。先日来当欄で取り上げて目標600円到達となりましたが、更にユーロでの円安が進行したことで一段高。朝方一気に645円まで付ける場面がありました。コマツ(6301)が12連騰となっていることも追い風。「まだ更なる戻りに期待できそう」とはしていましたが、押す場面を拾えずやや勿体ないことをしました。まあ腹八分目ということで。また良い銘柄を探していきます。名村造船所(7014)は大幅高。こちらは一昨日の有料メルマガで取り上げましたが、本日海運→造船の流れに乗って急騰。読み通りの上昇となっています。まだ目標株価に達していませんが、取り上げ根拠を以下に記しておきます。「中堅造船。日本の造船業は全般的にウォン安による韓国勢の攻勢から受注を取られ、売上高は減少傾向。同社も例に漏れず、円高や鋼材価格の高騰などを受けて中間期は下方修正に。ただしその後は出尽くし感も手伝って、株価は戻り歩調にある。一方コスト削減に努めていることあって、今期会社計画は利益ベースでは上ブレの見込みも。景気回復期待による海運業の復権にも期待を寄せる。 テクニカル的には300円割れ水準のもみ合いを経て上放れの様相。終値べースでは昨年8月以来の高値水準であり、上値は軽い印象。MACDは暗転回避の上放れで、一目均衡表も三役好転。ストキャスも好転しているが、一方でボリンジャーバンドは+2σに達しており、やや上値の達成感も。ただ出来高が膨らんできているので、+2σに沿った形での上昇に期待。 需給面では11/30の出来高を伴った高値陰線が気になるも、既に2ヶ月以上経過しており、またローソク足本体の部分(295円~300円)を上抜いていることから、大部分のしこりは上抜けているものと思われる。それ以外の価格帯出来高はほとんど300円以下のものであり、上値は軽い印象。一方で信用買い残は差し引き65万株ありやや重くのしかかる。 予想PERは6.1倍で同じく中堅造船の佐世保重工(7007)の10.0倍との比較では割安。またPBRは0.3倍で同0.7倍との比較でも割安である」本日は一時13.2%の上昇場面がありました。有料メルマガでまた明日の対処法などをお伝えし、上手くいったら当欄で紹介します。有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月25日
コメント(0)
この前何気なく夕方にBS12を見ていたら「環境超人エコガインダー」という特撮ヒーローものの番組が始まりました。ん?エコ?そのタイトルからわかる通り、何とエコをテーマにしたヒーローなのです(××)http://www.kids-station.com/minisite/ecogainder/頭が葉っぱになっていてエコをアピールするヒーローなのですが・・・正直あまりカッコ良くありません(-。-;)しかし既にシリーズ化していてそこそこ人気があるみたいです( ̄Д ̄;;確かにそれを言い出したら仮面ライダーだってバッタですし、既に環境的な要素もありそうですが。百聞は一見に如かず。見てみた方が良いと思います。内容は当然環境を破壊しようとする悪役に対し、ヒーローのエコガインダーが立ち向かうという話なのですが・・・エコを全面に出す作品だけあって、制作費もエコっぽい作り(-。-;)また放送時間もエコで、随分短いです。環境省が協力している公共洗脳的な作品ですが、なかなかヒーローものも行くところまで行ったなーという感じ(・・;)確かに子供にエコを植え付けるには手っ取り早いやり方かも知れません。ちなみに主題歌の歌詞もなかなかイッてるなーと思います(;^_^Ahttp://www.evesta.jp/lyric/artists/a7832/lyrics/l112787.html最近は戦隊ものでも携帯電話で変身したりカードで変身したり、その時代時代に見合ったおもちゃを売りつけようと・・・いやいや、その時代を取り入れた先進的なもので、大人も含めた視聴者を引きつけます。うちの甥っ子なんて高校生になっても仮面ライダーにはまっていますし。混迷深める世の中だからこそ、時代がヒーローを求めているということでしょうか?
2012年01月25日
コメント(2)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は反発。前日のNYは個別企業の決算を受けて高安マチマチ。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり8800円台を回復してきました。ただアメリカのFOMCを控えて様子見ムードが台頭。春節入りしているアジア勢の売買も期待できない中では薄商い症状となり、売買代金は1兆円割れ。売買高も20億株割れと、ちょっとトーンを落としました。引けでも8800円を維持できず、値幅は60円程度と閑散としていました。投資判断は「強気の買い」。ただイメージ的には一旦小休止を想定して「買い」に一段階引き下げても良いかな、というような感覚です。昨日も書いたように、明日のFOMCを控えてアメリカも利益確定売りが出てくる可能性があり、明日は日経平均もある程度幅のある下落になるのではないかと思います。チャート的にもさすがに一服あってもおかしくない形になっています。特にストキャスの過熱感が強いので、アジアの投資家が入ってこないのであれば上値追いも難しいでしょう。ただし下落も一過性のもので済みそうです。明日も結局引けにかけては買い戻されて100円安程度で終わると見ており、過度に悲観する必要はありません。スタンスは引き続き買いの姿勢を崩す必要はなさそうです。 新興市場は「強気の買い」。本日も両指数共に堅調。今朝の日経一面で「楽天(4755)の取り扱い高がスマホ経由の伸びで1兆円突破」と報道されると、スタートトゥディ(3092)やサイバーエージェント(4751)といったネットの主力株が上昇し、指数を押し上げました。特にマザーズ銘柄は出遅れ感の強さも後押し。JASDAQ市場の売買代金も182億円と1ヶ月ぶりの高水準で、援護射撃を受けて少し盛り上がってきた格好です。【ポートフォリオ銘柄】ソネットエンタテインメント(3789)は反落。今年に入ってから軟調な展開が続いていますが、本日は子会社のエムスリー(2413)が決算を発表。2桁増収増益の相変わらず良い数字を出してきましたが、第三四半期だけの数字はやや弱い感じで、印象的にはややマイナス。アメリカでの医師会員獲得なども順調な割には、数字にはやや物足りなさが残る感じです。明日これでエムスリーが売られれば、同社も連れ安の可能性あり。一方明後日は同社の決算ですが、子会社の数字が反映されることを考えるとあらかた数字が予測できてくるため、特段サプライズは無いでしょう。みずほFG(8411)は小動き。それでもここまで日本株を牽引する形で上昇し、懸念していた110円を一気に突破してきています。背景にはアメリカ銀行株の堅調や、20日に設定された日興アセットの低位株投信の設定による実需買いが挙げられましょう。いずれにしても本日は昨年9月以来の118円を付け、本日発表の信用倍率は9.0倍と足元の需給は次第に改善してきています。今年に入ってからは75日線を上回って推移しており、今までとは明らかに印象の違う値動き。期末だけだと3円ですが大型株の中でも配当利回りの高い銘柄ですから、チャイナマネーが動き出す春節明け以降に再度騰勢を強めると思います。GCAサヴィアンG(2174)は続伸。昨日ようやく執拗な78500円の売り板を上抜け8万円回復してきました。正直今までのパターンであれば本日同じ長さの陰線を付けて元の水準に元通り、結果需給が一段と悪くなる・・・というパターンでしたが、今回は踏ん張ってきました。特にこの銘柄の場合、売り板と買い板の累計株数が勝っている方向に動くという非常に単純な習性がありました。買っても買っても金太郎アメの如く売り板が湧いて出てきて、明らかに価格統制されているような値動きで。本日はそれにも関わらずプラスを維持できたところが意外でした。テクニカル的には8月以来約半年ぶりの75日線接近。未だ下落トレンドから脱したとは言えませんが、潮目の変わった雰囲気くらいは出てきたというところでしょうか。75日線越えに期待。【注目銘柄】竹内製作所(6432)は大幅続伸。昨日当欄で取り上げましたが、無事目標株価600円に到達してきました。やはりユーロ安の一服が追い風に働いた模様。まだ更なる戻りに期待できそうですが、とりあえず一旦押してきたところをまた拾いたいと思います。タイミングがきたらまた有料メルマガで取り上げます。サンリオ(8136)は大幅続落。こちらは昨日より有料メルマガで売り銘柄として取り上げ、本日19日の直近安値を更新。先安感が一段と強まりました。まだ目標達成とはなっていませんが、取り上げ根拠を以下に記します。「▼サンリオ(8136) 東証1部 売買単位100株3395円 出来高1518300株 1/23売値 3400円以上2/3までの買い戻し目標 3000円損切り 3600円超え ハローキティなどのキャラクタービジネス。ライセンスビジネスの徹底により利益率は急速に良くなってきているものの、主戦場のユーロ地域においてユーロ安の影響により減収の公算。株価は既に業績の好調を織り込む形で過去2年間上昇を続け、既に6倍化。ここから更に一段高を望むのはなかなか厳しそう。 特にここからの地合反転相場において出遅れ銘柄が買われる一方、グリー(3632)やDeNA(2432)を筆頭に、既に買われた銘柄が売られる展開が目立っている。この流れに素直に付いていくべき場面と考えられる。 テクニカル的には75日線を割り込んで25日線とのデッドクロスが示現。これは今回の大相場以後では初めてのことであり、過去2年来の象徴的な出来事。週足の陰線の大きさから見ても4000円で大天井を打ったことはほぼ確定的と言って良い。1/18の大陰線が下落波動の入り口であり、19日には長い下ヒゲを出してきたものの、結局反発しきれずに20日には陰線継続。高値からの下落率は既に20%近くに達し200日に支えられてはいるが、下落継続局面と見たい。 MACDなどのトレンド系シグナルは暗転しており、また一目均衡表でも三役暗転の形。ボリンジャーバンド-2σを出来高を伴って下抜けており、以後拡大を続けながら-2σに沿った値動きが続くものと見る。一方で週足でも全ての指標が下落継続を示す格好に。 需給面では長期上昇トレンドが続いているため全体的には良いはずだが、昨年10月以降の価格帯出来高が全て上値のしこりとなっているため、短期的に崩れている格好。特に18日の大陰線が致命的。信用売り残は差し引き90万株程度の売り長ではあるが、先週の下落で日証金の方は急速に悪化してきており、恐らく足下では買い残が逆転している可能性が高そう。逆日歩は消えてくるものとみる。 予想PERは21.6倍でアメリカウォルト・ディズニー (DIS)の15.5倍との比較で割高。またPBRも9.7倍で既に十分割高水準である。 目標株価は週足の一目均衡表雲上限にあたる3000円に。損切りは10月の下値支持線となった3600円超えで。地合の良さや短期リバウンド狙い、ユーロ安などから一度19日に開けた小窓3505円~3520円辺りを埋めてくる可能性もあるが、大勢は既に決していると考え多少辛抱してついていきたい」この雰囲気では目標達成は時間の問題と思われます。ただもし明日の寄り付きに大きく売られて窓を開けてのスタートとなるなら、売り一巡感から買い戻しの懸念も考えられますから、一回ポジションを閉じた方が良いかも知れないですね。有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月24日
コメント(0)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は反落。金曜のNYが総じて高かったことを受けて、日本株にも朝方から買いが先行。寄り前の外資系証券の注文動向は連日の大幅な買い越しで、外国人買いが鮮明に。ただアジア市場が春節で今週お休みとなっていることから、アジア勢の買いは手控えられ場中の商いはやや一服の感じ。終日前日終値を挟んだ値動きで終始し、一日の値幅は50円と小動き。上値の重い展開でしたが反落といっても下落幅は46銭。一方でTOPIXの方は続伸で、値上がり銘柄数の方が多い状態でした。売買高は20億株、売買代金は1兆円を超え、先週からの相場の盛り上がりは何とか維持した格好になりました。投資判断は「強気の買い」。とりあえず上値追いの動きが続いており、足元もしっかりしているので順調です。先週の上げの反動といっても軽微なものに止まりました。ただ前回指摘したように、今週は水曜にFOMCがありますから、週央には注意が必要です。特に今回は利上げすら予想される声も出てきているので、ちょっと蓋を開けてみるまではどうなるかわからない感じです。なので明日くらいまでは堅調推移が持続するとしても、水曜は一旦弱含むことになりそうです。アメリカも指数的には一旦落ち着いて然るべき水準になってきていますから、利益確定のきっかけとしてFOMC待ちの様子見が考えられるでしょう。 ただ個人的には水曜落ち込んだとしても一時的なもので、日本株はアメリカ株ほど下がっていかないと思います。それは今まで安く放置されていた分や、中国経済の復調期待、それらを背景にした外国人買いの継続が期待できるからです。前々からお伝えしているように、日本株は強気の買いと見ていますが、それはガンガン上がっていくものではありません。ゆっくりとジワジワと上げ下げを繰り返しながら下値を切り上げていく展開になると見ています。実際そう考え始めた人が増えてきており、このところ当ブログのアクセスなども増えていますし、証券会社でも1月の株式売買手数料が久しぶりに黒字化したとか。次第に個人投資家も戻りを嗅ぎ付け市場に戻りつつあるようで、ここが上げ相場の入り口と言えるでしょう。 ここまでの相場の主役の低位復興株に関しては、もう少しだけ買われる展開が続くと思います。仕手株の代表格新日本理化(4406)は予想に反して1000円到達。これには参りましたと言うしかないですね。しかしやはりここからの新規買いはお奨めしません。前回も書きましたが今では地合もすっかり暖まって主力株でも十分買いで取れるような状態になってきました。一方今では色々な仕手株、低位株に手垢が付きすぎて、上値余地と下値余地のバランスが崩れてきています。決算が出てくることによって低位株に科せられた過剰な期待が剥落するリスクがあります。昨年末のブログでも「2月頃まではこういった「閑散の中での低位株祭り」が続くのではないでしょうか」としましたが、とりあえず市場の閑散な感じは抜けてきました。そして時期的にも例年決算が始まると低位・仕手株ブームは沈静化するので、どちらにしてももう玉減らしの段階に移行しておかないといけないと思います。そんなわけで、仕手株や低位株は上がったとしても敢えて指をくわえてみていることをお奨めします。そしてここまで相場を暖めてくれた加藤氏に対する感謝の念を持って、他の銘柄に資金を移すべきでしょう。加藤氏も新日本理化を1000円に乗せたということで、特に誰からも嘘つき呼ばわりされる筋合いはないでしょうし、一応の義理は果たした感じです(ただ雰囲気としては1000円ピッタリ高値で終わることはなさそうなので、もうちょっとだけ高値を更新する動きは出そうです)。話は替わってオリンパス(7733)は正式に上場維持が決まりましたが、これで益々ホリエモンが何故塀の中に閉じこめられているのかわからなくなってきました。私は上場維持は別に株主が悪いわけではないから良いとしても、当時の経営陣は捕まえないといかんと思うんですけどね。既にわかりきっていることですが、世の中は決して公平に出来ていませんし、年月が経って段々と公平な世の中になっていくという努力がされているわけでもありません。いつの時代も大きい組織のやる事には逆らえず、弱者はテロを起こすことすら許されません。堀江氏も結局根回しが出来ていなかったというだけで塀の中。何故か日興やオリンパスの粉飾の方が巨額で悪質なのにおとがめ無し。どんなに時代が進化しても数千年前とは変わらず、引き続き権力者には顔を繋いで上手く渡っていくしか無い世の中。やれやれ。 新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。グリー(3632)やDeNA(2432)が高くなったことで、ようやくマザーズ指数は反発してきました。ただ今週もアメリカではAppleの決算が控えており、ちょっとこれでネット株も底を打って安心・・・とは言い切れないと思います。とりあえずマザーズに関してはサイバーエージェント(4751)の決算が26日に控えていることから、それを通過してアク抜けるか、というところ。正直ちょっとまだ期待薄ではありますが。【注目銘柄】第一実業(8059)は大幅高。こちらは先々週の有料メルマガで取り上げ、その後ジワジワと買われる展開になりましたが本日爆発。無事目標株価到達となり、上昇率は11.4%となりました。例によって目標達成記念で取り上げ根拠を以下に示します。「機械商社。アジアでのスマホやタブレット端末製造用の機械が好調で、今期は増収増益の見込み。受注高も豊富で、計画の達成は十分可能な印象。新興国景気の回復期待や原油市況高も背景に、プラント関連の機械も伸び余地がある。 11/25の安値287円から戻り歩調であるが、好業績の割には戻りが弱い印象。それは後述する需給面での問題で、6月高値で盛り上がり過ぎた反動が出ている結果。しかしながら海外売上の3/4がアジア向けであり、欧州危機などの影響は直接的に受けず、また為替に対する耐性も強い。株価はまだまだ評価不足で出遅れ感があると思われる。 テクニカル的には75日線を上抜いて一つの節を突破した段階。そして明日にも25日線と75日線がゴールデンクロスをするタイミングにある。直上の345円には200日線も控えているものの、今までの同社の推移から見てあまり200日線が抵抗線として機能していない印象のため、無視しても差し支えなさそう。 一目均衡表では雲を一気に上抜け、遅行線が雲下限に下支えされている段階。ボリンジャーバンドは+2σを大発会の日に出来高を伴って上抜けしてきたため、拡大をしながら上昇が続く見込みである。 需給面では昨年6月に急騰した際に大きなしこりを作ったが、10月以降320円で横ばいが続いていたため、売りが一巡し下値が固まった印象。信用買い残は差し引き100万株と多いが、昨年6月以降ほとんど変化は無い。また7月高値から半年が経過し、信用期日が通過したことで一山は超えたものと見て取れる(11/25の安値でピークは過ぎたものと思われる)。 予想PERは7.7倍で同業他社のカナデン(8081)の11.7倍に比べて割安。一方PBRは0.7倍で、同0.5倍との比較では割高感も。差し引きでは妥当な水準とも思われる。 買値はストキャスが高値で暗転していることや、上述の需給要因からもう一押しあると見て330円以下まで引きつけたいが、もし5日線に沿って上昇し直近高値341円を抜いてくるようであれば追いかけ買いも可。目標株価は8月の戻り高値を抜ける400円に。損切りは買値から5%下の水準で」竹内製作所(6432)は大幅高。こちらは先日も当欄で取り上げましたが、横ばいが続いていたので昨日の有料メルマガで再注目。根拠は以下の通りとしました。「ミニショベルの建機販売で中堅。12日に出した第三四半期決算は、建機の更新需要などを背景に増収・増益の好決算。営業利益は通期見通しの水準を既にクリア。それを受けて株価は急伸し、13日はストップ高手前まであった。 イギリスではロンドンオリンピックのための需要などもあったと思われ、来期以降は剥落も懸念されるも、その他欧州地域で足下のユーロ高においてもこれだけ利益が出せた点は心強い。アメリカでは現地製造を進めることで、円高リスクを回避する目論み。また、今後ユーロ相場に落ち着きが期待できること、また業務提携先の豊田通商(8015)を通じて中国以外の新興国地域への進出も期待される。 株価は昨年11月に上場来安値を付けてから緩やかに回復、ないし横ばい推移となっていたが、今回の決算を受けて底打ち感を明確にしている。75日線を上抜いて、終値ベースでは11/7以来の水準に。13日の大幅高以降500円台をキープして高止まりが続いていることから、再度上昇のための下地が整ったと見たい。 テクニカル的にはMACDやパラボリックなどのトレンド系シグナルは好転しており、上値追いの流れが続くものと見られる。ボリンジャーバンド+2σや一目均衡表では雲上限に達したことで上値は抑えられそうな感触はあるも、遅行線の方は実線を上回ってきており雲まで距離があるため、懸念材料の一つは消えている。ストキャスが高値圏で再度好転してきたことにより、上放れのタイミングとして受け止められそうで、一気に雲上限を抜けてくる可能性もある。 一方で週足では底離れの雰囲気が出ており、どの指標も割安・先高感を示す。26週線が頭を抑える以外は特に目立った節も無い。 13日の上昇でもまだわずかながら11/8の下落で開けた窓を埋めきっていないこと、またその先に10/28~11/1の間に形成したアイランドリバーサルの窓が554円~563円まで開いているため、地合の良さからその辺りの水準まで一気に埋めに行く流れも期待できる。 需給面では底値を形成し、10/6のここ最近で最も出来高を伴った大陰線の水準を上回ってきたこと、また1/13の大陽線で短期的な需給が好転していることも奇貨としたい。信用買い残は36万株と多いが、昨年10月以来の水準まで改善してきている。昨年4月高値から約半年に当たる11月に安値を付けたことで、信用期日通過により売りも一巡しているものと考えられる。 赤字のためPERの比較はできないが、PBRは0.3倍でコマツ(6301)や日立建機(6305)の1倍超の水準に比べると圧倒的な割安感がある」本日はコマツの中国でのシェア首位陥落報道を受けてどう動くかと思いましたが、既に十分織り込まれていたようで意に介さない上昇。目標株価まではまだ距離があるので、まだ上値追いを期待したいところです。日本証券金融(8511)は続伸。こちらは前回当欄でも取り上げ既に根拠も既に記しましたが、先週有料メルマガで取り上げてからほぼ一本調子の上げで、本日無事目標株価到達となりました。結果上昇率は10%を越えました。ここ最近取り上げる銘柄が調子良く、なかなかパフォーマンスが良いのでホッとしています。この調子でドンドンいきたいと思います。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月23日
コメント(0)
父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20120116.html父の部屋にはもう一人別のおじいさんも居るのですが、そのおじいさんはもう完全に寝たきり状態で、何もしゃべられません。いつも我々が行くとベッドの端にしがみついてジッとこちらを見ています。ひょっとしたら、そのおじいさんも同じ気持ちなのかも知れません。しかしだからと言って、父の所に行くのを控えるのも違うと思います。施設に預けて「はいそれまで」とするのも嫌ですし、最近の父の弱り方を見ていると「もうあまり長くは無いのかも知れない」と、頭をよぎったりもします。そうであれば残された時間も少ないような気がして、余計に一緒にいる時間が貴重にも思えます。施設の方に相談してみたところ「以後気を付けてみますが、とりあえず空き部屋も無いので、今すぐ配置換えは難しいです」とのことでした。ただ、以後寝る時以外はそれぞれが交替で部屋を使うように、介護士さんがさり気なく連れ出していったりしてくれるようになりました。そんな空気に感付いたのか、とりあえず嫌がらせは止んだようです。私の勝手なイメージでは老人ホームはそれぞれがあまり干渉せず(干渉できるほど身体的な余裕がない)、調和を持って成り立っているところというような感じがあったものですから、今回の一件は何だか色々と切なくなりました。確かに最近のニュースでは老人ホーム内で入居者による殺人があったというのもありますし、年を取ると負の感情が強くなると言われたりもします。逆に恋愛もある、という話もありますし、うちの父も施設では若い方なので結構もてている(?)ようです。介護士さんもその辺りまで気を遣わなければならず、この業界は単なる肉体労働がきついだけではなく、精神的にもきついという話を聞いたことがあります。「決して介護してあげている、という気持ちで接してはいけない。尊厳を傷つけるようなことをしてはいけない」と。本当に介護施設というのは色々な人が生活する場所で、他の組織同様様々な感情が渦巻く場所でもある、特別な場所でも無い、ということを思い知らされた出来事でもありました。その後、例のおじいさんのところにも年末年始は娘さんと思われる方がやってこられ、すごくご機嫌な様子でした。それぞれの事情がありますが、何と言っても親族がちょくちょく顔を出すのが一番円満な形だと思います。(完)
2012年01月23日
コメント(0)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 また今回のようなレポート作成も承ります。 無料リクエストも合わせて下記リンクよりお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/omousikomi.html 以前のレポートはこちら http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/report.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━12年1月22日現在3ヶ月以内投資判断 「やや買い」 買いのタイミング 790円辺り、もしくは820円の突破を確認した後で3ヶ月以内株価予想 750円~920円 要点・業績は鉄鉱石の価格下落も織り込んで上ブレの公算。ただし大きな上ブレは見込めない。・アナリストの評価では、目標株価を現値より上に置いているところが多い。・テクニカル的には800円を大きく下回ることはなさそう。上値は800円前半でもみ合いの後突破できれば、まずは920円辺りまで見込める。・同業他社比ではほぼ妥当な水準ではあるが、既に相対的には買われているため、株価の推移は弱くなりそう。・足下の円高を利用して、積極的に海外の資源権益を取りに行くべき。【企業概要】総合商社で非財閥系では最大。金属・エネルギーを中心として、繊維・食料・情報など幅広い事業へ投資を行い取り扱う。海外は中国ビジネスに注力。資源価格の感応度が総合商社の中では高め。【主な傘下上場企業】機械・情報CTC(4739)エキサイト(3754)アイ・ティー・シーネットワーク(9422)東京センチュリーリース(8439)ジャムコ(7408)サンコール(5985)スペースシャワーネットワーク(4838)エネルギー伊藤忠エネクス(8133)住宅資材・化学品大建工業(7905)タキロン(4215)食料伊藤忠食品(2692)ジャパンフーズ(2599)プリマハム(2281)ファミリーマート(8028)不二製油(2607)金融オリコ(8585)FXプライム(8711)イー・ギャランティー(8771)【業績】前期は増収増益。主力の金属・エネルギーにおいて市況が上昇したこと、その他の化学品市況も好調だったことから、特に営業利益は前期比74%増と急回復した。今期も増収増益の見込み。中間期時点でも増収増益を確保しているが、営業利益の進捗率は43%とやや弱含み。一方で最終利益の進捗率は66%と、総合商社の中では住友商事に次いで高い。鉄鉱石を中心とした資源に強みを持っているが、その鉄鉱石価格が歴史的な高値圏を付けていたことが背景。しかし足下においては一転鉄鉱石を中心とした資源価格の下落が逆風で、特に鉄鉱石は秋口以降価格の行方を握る中国が粗鋼生産量の見通しを11、12年それぞれ0.2億トンずつ減らしたことから軟化。2ヶ月で3割以上下落した。ただその環境下でも金属・エネルギー事業は増益を確保し、また機械・情報、化学品の各事業においても増益基調。下期においては金融・不動産といった事業も回復に転じてくるであろうことから、全体的にバランス良く成長を続けており、特に目立った弱点が無い。12年3月期第三四半期予想(KA.Blog)単位:百万円 売上 8995000 営業利益 234200 税前利益 260100 当期純益 202000為替1ドル=77円金利0.46%前提第三四半期では引き続き鉄鉱石の市況が安値圏で推移していることから、急速な改善は見込めないものと見たい。また、法人税率引き下げに伴う繰延税金資産の取り崩し100億円も考慮した。ただ通期では情報部門の好調や、最近の中国の金融緩和策によって鉄鉱石価格の反発期待、またセグメント的にウエイトは小さいが一部事業は下期偏重の季節性があるため、利益面において上方修正は十分可能と見る。 有利子負債は2.5兆円で前期から1294億円減少有利子負債比率(有利子負債÷自己資本)は205%現預金は4532億円流動比率(流動資産÷流動負債 ×100)は142.3%財閥系商社に比べて有利子負債比率は高い傾向にあるが、総合商社の中では平均的な水準であり、特段問題視する必要は無さそう。フリーキャッシュフローは1325億円の赤字。権益取得や海外投資が膨らんで赤字となった。ファイナンスの可能性は0ではないが、現状低金利で借入ができる環境であることから、特段公募を行う必要性に迫られているとは考えにくい。【決算を受けた主なアナリストの評価】JPモルガン 「ニュートラル」 年内目標株価930円堅調な業績は株価に織り込まれ済み。みずほ証券 「Buy」 目標株価 1040円鉄鉱石市況の下落が目先のマイナス要因も、回復期待から株価へのプラス要因に働きそう。業績の先行きに関しては楽観的な見解が多く、上方修正は折り込み済み。現状の株価よりは上に見ている向きが強い。 【理論株価】 買収価値を示すEV(時価総額-現預金+有利子負債)は3.3兆円。今期予想EBITDA(営業利益+減価償却費)は3942億円であり、結果EV/EBITDA倍率は8.5倍となる。同業他社の平均値はおよそ10.1倍と見立てられ、それらを元に計算した理論株価は1201円となり、現状の株価は事業価値分析上は割安と捉えられる。 【株価推移】07年に上場来高値を付けた後はリーマンショックの影響で下落。08年には1/4の水準にまで下落したが、その後は戻り歩調に。概してディフェンシブ性が強く、昨年の震災や世界の債務不安に直面しても下落幅は限定的。資源価格の世界的な上昇に裏打ちされた業績の好調さが示されている。 【テクニカル】株価は昨年8月の下落以降、上値は830円に抑えられた形となっている。一方で下値は10/4の安値から着実に切り上げの形を見せており、煮詰まり感が出てきている場面。足下では終値ベースで昨年11月以来の高値を付け、800円クリアにトライしている。MACDやパラボリックは好転していることからトレンドは上向き、また一目均衡表でも遅行線が実線を明確に上抜けば三役好転が成ると言って良い。一方200日線やボリンジャーバンドでは+2σに達していることから、一旦調整する場面があると見られるも、目先800円を大きく下回る心配は無さそう。ここからの株式市況や鉄鉱石を始めとする資源価格の上昇を考えると、景気敏感株としてのプラス面から上放れの動きに期待が持てる。ただし上値は2010年以降900円前半で何度も押し返されていることから、ひとまずはその辺りに強い抵抗帯があるものと考えられる。 【需給】09年以降はほぼ右肩上がりの上昇を見せていることから、需給は概ね良好と言える。短期的にも9/26には出来高を伴って大陰線を付けたが、その水準を上回ってきている点は安心感。超短期的には1/20の上昇で窓を開けたが、基本は窓を着実に埋めて推移しているため、一旦は埋めに行く動きが出るものと見られ、新規の買いは790円辺りが妥当か。一方で800円前後の水準は8月の急落場面から1ヶ月半の間もみ合った水準であり、10月以降も度々押し返されているところであるため、上値突破には市場の盛り上がりや決算などのきっかけが不可欠。信用買い残は差し引き440万株で、11月以降は改善の傾向が見られる。日々の出来高では十分消化可能な水準であり、特に上値を抑える程のものではない印象。昨年秋口以降は外国人投資家の売り圧力がここまで大きかった分、上値を抑えられたものと考えられる。逆にここから外国人が買いに戻ってくる分を考慮すると、ここからの需給は一段と改善してくる公算が大きい。 【同業他社比較】 同社の予想PERは4.7倍。PBRは1.0倍今期予想最終利益率は2.0%、予想ROEは22.0%予想配当利回りは4.1%同業他社と比較すると、それぞれどのような位置付けだろうか。三菱商事(8058)日本最大の商社で三菱グループの中核。金属・エネルギー、生活産業など各事業において満遍なく強みを持つ。予想PERは5.9倍、PBRは0.9倍今期予想最終利益率は2.1%、予想ROEは15.0%有利子負債比率は138%予想配当利回りは3.8%業態が大きいため同社と比べてROEは小さくなっているが、一方で財務的には安定しており、概ね妥当水準とも言える印象。三井物産(8031)鉄鉱石や原油の権益では商社の中でトップ。鉄鉱石を中心に扱うことで、同社と最もタイプが近い。予想PERは5.2倍、PBRは1.0倍今期予想最終利益率は3.7%、予想ROEは19.5%有利子負債比率は153%予想配当利回りは4.3%最終利益率や予想配当利回りの高さ、また有利子負債比率が低いところを勘案すると、同社よりも割安な印象。住友商事(8053)鋼管・鋼材に強み。また傘下のJCOMでテレビ通販などが好調。CSKを子会社化。またイギリスRBSの航空機リース事業を三井住友FG(8316)と共同買収。予想PERは5.2倍、PBRは0.8倍今期予想最終利益率は2.9%、予想ROEは16.1%有利子負債比率は233%予想配当利回りは4.5%財務体質は今回の航空機リース事業買収で一段と悪化しそうではあるが、バックにメガバンクが付いている安心感有り。また買収に対する積極性が評価されている。配当利回りは同業他社との比較では最も高い。丸紅(8002)芙蓉グループの総合商社で5位。紙パルプ・穀物の取り扱いでトップ。プラントや電力などのエネルギー分野で強み。予想PERは4.7倍、PBRは1.1倍今期予想最終利益率は1.7%、予想ROEは22.2%有利子負債比率は302%予想配当利回りは4.0%財務体質は最も悪いが、ROEは同社と並んで高い。ただ最終利益率が最も小さく、業容が上述の同業の中で最も小さい分、苦戦が伺える。PERやPBRで見た株式的な価値は各社共にほぼ同水準。資源価格の高止まりにより、中間期までの数字は他社に比べて良かったため、昨年4月以降の株価の相対比較では、同社が最も高い位置にある。株式価値的な絶対水準は各社共に大差が無いものの、下期は他社の方が伸びしろがあり、また配当利回りなどで考えると、今後の株価の動きは他社に劣るような印象がある。 【課題】世界的には景気最悪期を脱した感があり、今後資源価格の上昇が見込まれる。特にアメリカのQE3を始めとする世界各国の金融緩和策が拡大すれば、一段と資源価格の上昇に繋がってくるものと思われる。そんな情勢の中では引き続き積極的に世界の資源権益を追っていく姿勢を打ち出したい。特に足下の円高局面はチャンスであり、投融資枠を更に拡大して攻めていく姿勢が欲しい。ただ資源価格は当然世界的な市況に左右されるため、一方で比較的安定している繊維や食料などの事業への配分も忘れずに行いたい。資源に対するエクスポージャーが高いと、今回のような世界的な危機が発生した場合に経営バランスに歪みが生じてくることになる。また新興国の企業が力を付けてくる中で、日の丸商社も規模の優位性が求められてくるものと思われる。聖域なき再編も視野に入れる必要があるだろう。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月22日
コメント(0)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続伸。前日のNYは新規失業保険申請件数の大幅な減少や、各金融機関の好決算を受けて上昇。ダウやS&Pは昨年7月以来の高値となっています。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。寄り前の外資系証券の注文動向は今年初めて株数ベースで大幅な買い越しに転じ、明確に外国人投資家の買いの存在を示しています。特に金融株を中心に買われ、値上がり率上位には今までの建設株と替わって金融株や不動産株が名前を連ねてきました。一方で為替が円安に振れてきて、特にユーロは100円台を回復する動きに。外需銘柄に対する安心感も拡がって、TOPIXコア30の銘柄に海外投資家からバスケット買いが入り主力株中心の上げとなりました。出来高は26億株弱と一段と膨らみ、売買代金も1.4兆円と約3ヶ月ぶりの水準に。日経平均の値幅は70円弱とそれ程拡がりませんでしたが、引けにかけて一段高となり、売り方の買い戻しが一段と鮮明に出た一日でした。投資判断は「強気の買い」。日経平均は11/4以来の高値水準となりました。11月中旬から「強気の買い」と言い続けてきた私も、芥川賞を取った田中氏のように「さも当然」と言いたい・・・ところですが、凡人の私はここまで結構冷や冷やものでしたから、とりあえず今は成就してホッと胸を撫で下ろしています。金曜のNYはマイクロソフトやIBMなど主要企業の決算を好感した買いが入り、特にダウの上昇幅が大きくなりました。NASDAQは小幅安となったものの、引けにかけて下げ幅を縮め、良い終わり方をしました。月曜の日本株もまあまあ良いスタートを切れそうです。アメリカのチャートを検証してみると、まずNYダウのチャートは昨年5月、7月の高値を結ぶ上値抵抗線を明確に上回ってきており、強さを印象付けています。またS&Pの方も今週でどうやら抜けてきた感じがあります。コダックの破産法申請も、今の地合では全く意に介しません。できれば来週もう少し上がってもらって、決算を受けたアメリカ株の底堅さ、というものを明確に印象付けて貰いたいものです。そうすれば欧州債務不安を過剰に煽る弱気派を黙らせることができ、世界の株高を牽引してくれることになりそうで、アメリカも世界の盟主たる地位を保つことができます。一方で日本の方も前回述べた三角持ち合いを上放れる動きが出てきています。普通であれば一気に上昇してきたので来週は反動安も懸念されますが、ここまで日本株のみが蚊帳の外で放置されていた分、また出来高も増やして足取りをしっかりしてきたこともあって、比較的堅調な値動きが持続するものと思われます。来週から日本もいよいよ決算シーズン入りするので行方が気になりますが、円高や世界的な景気冷え込みを受けて決算数字が悪いのは十分織り込んでいると思います。問題はどの程度悪いか、という部分であり、上手くアク抜けに繋がるような明るさが目立てば、日本株も文句なく上昇トレンドが続いていくと言えるでしょう。また特に注意が必要なのは来週のFOMC。今年最初のFOMCなのですが、地区連銀総裁やメンバーが輪番制により入れ替わってから初のFOMCとなります。ハト派が増えて追加金融緩和が行われる可能性が高まったとみられており、未だにQE3に対する期待感も根強いのです。http://www.itochu.co.jp/ja/business/economic_monitor/pdf/2012/20120112_2012-005_U_FED.pdfアメリカでは雇用環境の指標は改善してきましたが、未だ住宅関係の指標が弱いままなので、MBS(不動産担保証券)の買取による金融緩和が期待されています。なので一概に経済指標が強く株価が戻ってきたから行わない、という感じでもありません。足下のアメリカ株の強さは、このQE3を先取りした部分も確かにありますから、不発に終わった場合、また実際に行われるにしても規模の大小が、翌日の市場に影響してきます。従って、来週はアメリカの金融政策からまた目が離せません。ちなみに来週は日本も日銀の金融政策決定会合があるため、一応こちらも追加金融緩和があるかどうかは注目です。為替に関しては、それら各国の金融政策の行方にも因りますが、FOMCで何らかの緩和策が出れば出尽くしになることから、今比較的安いままのドルも買われる形になるでしょう。一方でユーロも丁度先週「ユーロ売りで順バリ投資をする個人投資家が増えてきたそうですが、相場の基本として、集団の性質が変われば反転のタイミングが近づいているというサインでもあります。元々個人投資家は逆バリが主体で、またスワップポイントもあるため円安に賭ける性質が強いですが、それであれば間もなくユーロ相場も反転してくるのでしょう」と書きましたが、それから見事にユーロは反転してきています。タイミングはバッチリでした。やはり個人投資家が安易にFXに手を出すのは賛成しかねます。上手く稼げる人はほんの一握りのセンスと運のある人であり、普通の個人投資家が二国間の色々な経済指標・勢力差・首脳の思惑・・・などなどを読み解けるわけがありません。為替市場には個人投資家よりも全然ポジションを多くとって情報も責任もある機関投資家が入り込んでいます。日本人だけでなく外国人も入って様々な思惑が24時間蠢いていますが、冷静に考えてそんな環境で戦って勝つ自信がありますか?確たる根拠なく「円安か円高にベットする(賭ける)だけで良いから」と考えるのであれば、それは投資ではなく単なるギャンブルですから、ティッシュ王子のようにラスベガスかマカオで赤か黒かルーレットにかける方がまだ簡単でエキサイティングです。全く余計なお世話ですけどね。それに対して株式投資は銘柄をきちんと調べて選ぶことで、まだ誰も気付いていないその銘柄の長所を掴み出すことができ、リスクを限定できる商品です。確かにその分手間暇がかかりますが、自分が努力して調べた分必ず報われる商品でもあります。そしてむしろ個人投資家の方が機動的に動ける分、機関投資家などに勝つチャンスがあります。確かに今までは流動性が小さく、相場が閑散としていましたが、株式市場も盛り上がってきました。この上がり始めた相場に乗り遅れないようにして、今後2年は上昇が期待できるであろう株式市場に付いていきたいものです。さて話を日本市場の話題に戻しますと、昨日はTOBが3件もあって、特に目立ったのがフジメディアHD(4676)子会社によるサンケイビル(8809)のTOB。東証1部銘柄に対する大型のTOBとなりました。金曜はそれによって不動産株が活況付く流れになりました。前回「17年前の阪神大震災の時も建設株→不動産株と循環物色が続いた」としましたが、丁度タイミング的にも復興関連株のシンボルストック日本橋梁(5912)の下落に合わせて不動産株が出てきて、業種別値上がり率の1位に。個人的には良い循環物色となって、日本株全体にとっては良い流れが持続すると思います。まだ出遅れ株物色の動きが強いですが、来週からはいよいよ全面高の相場展開を期待できるのではないかと思います。それにしても今年もやはり株式市場から少しずつ上場企業が消えていきます。これをもって株式市場の縮小を嘆く人がいますが、私はむしろ歓迎すべきことではないかと思います。大抵TOBであれば現在の株価水準より高く買ってくれますから、個人投資家にとっては有り難い話です。それが例え昔自分が買った価格より低いTOB価格でも、塩漬けを処分して新しい銘柄に資金を回す機会になりますからやはり良いことです。また全市場合わせて3600社上場しているうちの東証1部以外の市場では、大部分の銘柄は出来高の無い日も多い閑散株ですから、そういう銘柄が減るとスッキリします。株式市場に上場した以上は、投資家との対話を密にして「取引してもらいやすい環境を作る」のが上場会社の責務であろうと思います。それを放置しているような銘柄は増資をすることも難しいでしょうし、特に今のような閑散としてPBR1倍割れの状態が恒常化するご時世に一体何のために上場しているのでしょうか?今年一発目のIPOのはずだったリフォームスタジオ(6057)も上場取り消しを発表。地合が悪い、とのことですが、むしろこれから良くなっていくのに・・・。前にも日興アセットが延期した時に毒付きましたが、結局最初の資金調達しか狙っていない会社は別に無理して上場しなくて良いよ、と思います。不要のタイミングで資金を調達しようとしていた計画性の無い会社なわけですし、上場後の市場動向なんて多分無関心になるのでしょうから。あと金曜の市場を見ていてすごいなと思うのは、こんなに主力株が盛り上がっている中で敢えて仕手株のシンボルストック新日本理化(4406)が高値をとってきたこと。個人的には前回レポートにも書いたように1000円いかないのではないかと思っていたのですが、ちょっとこの辺りの値動きはわかりませんね。本尊のご意志一つですから。いずれにせよこの前までの閑散相場は一変し、主力株でも十分買いで取れるような地合になってきました。決算が出てくることによって低位株に科せられた過剰な期待が剥落するリスクがあります。まだ余韻がありますからもう少し低位株は買われるでしょうが、終わりは見えてきた感じです。出遅れ感の強い主力株が山ほど残っていますから、ここから無理に仕手株や低位株に当たりを付けない方が良いような気がします。まあ盛り上がったと言っても今までに比べて、というニュアンスが強いですが。 新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。Googleが決算を受けて時間外で下落したこともあって、引き続きネット関連株に弱いものが目立ち、ネット関連株の多いマザーズは売られる形となりました。結果、マザーズ指数は終値ベースで震災直後の安値に面合わせの形。来週もアメリカではAppleの決算が控えており、正直株価を一段押し上げるのは厳しい決算のような気がします。個別銘柄の決算が出揃わないと、ちょっと反発のきっかけは掴み辛いでしょうか。今の東証1部との勢いの差が歴然としていますが、投資家にしてみれば順繰りに出遅れ株を物色できれば効率が良いですから、もうしばらくマザーズ指数には大人しくしておいてもらった方が良いのかも知れません。・・・そして今回は株式市場が久しぶりに盛り上がったので、テンション上がって色々と書き過ぎてしまい、個別銘柄に対してコメントする文字数が無くなってしまいました。また今度しっかり書きますのでお許しを。有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月21日
コメント(0)
父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20120116.html父に嫌がらせの詳細を聞くと、どうも昨年末からそのようなことをされ始めたのだということ。そのおじいさんは昨年10月頃父の部屋に移ってきたのですが、当初父のテレビの音がうるさい、と苦情を言われました。確かに父は耳が遠いのでテレビのボリュームが大きく、健康なおじいさんにしてみればうるさかったのでしょう。それで私と母は申し訳なく思い、父に補聴器を付けるようにと言いました。父は耳にずっと付けている違和感が嫌らしいのですが、周りの迷惑にもなるし、それ以来ちゃんと付けてその一件は解決しました。気むずかしい人なのかな、と思っていたのですが、母や私に気さくに話かけてきて、母があまりにもそのおじいさんと話をしているので、父が少しジェラシーを感じている程でした。ところが、一ヶ月ほど前から母が「あのおじいさん最近段々何か嫌な感じになってきた。私が挨拶しても無視するし、何か睨み付けるような目で見るようになってきた。でも介護士さんには笑顔で話をするから、聞こえていないわけでもなさそうだし・・・」と言うのです。私は「あれからまた何かトラブルあったん?」と聞いたのですが、特に思い当たる節も無いのだとのこと。実はそのおじいさんは、前にも別の部屋でトラブルがあったので父の部屋に移ってきたのだということでした。母は「多分お父さんのところには誰か毎日来ているから、おじいさんにしてみれば羨ましくてねたましいのよ」と言いました。確かに母は毎日必ず父のところへ来ますし、私も週に一度は行くようにしています。嫁も仕事が休みの時は来ますし、姉や孫も来ます。多分この施設の中で一番訪問者が多いのはうちの父ではないでしょうか。翻って、そのおじいさんのところに誰かが来たのは見たことがありませんでした。職員さんに「散歩に行きたい、外に出たい」と常々訴えるほど元気なおじいさんにしてみれば、とにかくつまらないのでしょう。(つづく)
2012年01月20日
コメント(4)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は続伸。前日のNYはIMFの財源拡大に対する期待や住宅関連の指標好調、GSの予想を上回る決算などの好材料を受けて堅調。朝方安かった流れを断ち切って、ほぼ高値引けとなりました。それを受けた日経平均も買いが先行。寄り前の外資系証券の注文動向は今年に入って株数ベースの売り越しがずっと続いていますが、金額ベースでは買い越しも交えていたりします。いずれにせよ投資主体別売買動向では外国人も買い越していることから、これをもって外国人が売っているという判断は尚早でしょう。そんなわけで寄り付きから買われると、本日も上げ幅は一時100円超に。その後も高値圏での横ばいとなり、値持ちの良い一日でした。出来高は連日の20億株、売買代金は1兆円超え。約一ヶ月ぶりに8600円を回復して引けました。投資判断は「強気の買い」。ようやく日本市場も目覚めたという感じで、強気強気と押してきた私の説も報われつつあります。まだ買い戻しが主体とはいえ、低位株以外にも買いが入ってきて全面高になってきたことから、需給は急速に改善しつつあります。売買単価も一気に500円台を回復。相場が盛り上がるのは良いことです。盛り上がってこないと外国人投資家や大口投資家が入り込む余地がありませんし、彼らが入り込んでこないと長期上昇トレンドも見込めません。仕手株、低位建設株の上昇は確かに派手ですが、それだけでは個人投資家のスタンスにも偏りが出てきます。短期資金、長期資金、色々なお金が入り込んできて、初めて成熟した市場が出来上がります。目先はやはり決算が一つのターニングポイントになりそうです。決算で現実的な数字を見せつけられると、低位株ブームも萎むでしょう。とりあえず低位株ブームはもう一週間ほど余韻が残りそうですが、そろそろ真っ当な株に戻るタイミングが近づいていると考えて、真っ当な銘柄の下調べをしておくべき段階だと思います。 現状を打破するためには、売買代金が連日で膨らむことと、100円以上の上昇を連日で繰り返すことの二つが必要だと思います。今まで夜間の先物の方が流動性があって「日中取引なんて第二部」と揶揄された東京市場の復活の時だと思います。 ここまで「どうせ東証が完全に海外の写真相場だからテクニカルは無視して良い」としていましたが、商いが戻ってきたのであれば再度テクニカル的な見解も見ていくべきでしょう。そうして考えると、日経平均は10/31の上昇はエラーとして捉えて、8/16,9/1,10/17,12/7,1/4の高値を結ぶ上値抵抗線と、一方で下方には11/25,12/19,12/29,1/6の安値を結ぶ下値支持線があり、ここ半年近くこの三角持ち合いの中での推移が続いていました。1/16には下放れの危機もありましたが、今日の上昇で一転上値ブレイクとなってきたことが、非常に心強い形です。TOPIXの方も大体同じような形になっており、約半年の鬱憤を晴らすかなり強い上昇トレンドになりそうです。従って、上昇トレンドはここから始まると言えましょう。ただし私はガンガン大幅高を連発して上がっていくような相場になるとまでは思っていません。一進一退を繰り返し、少しずつ上がっていく相場になると思っています。なので恐らく乗り遅れることはありませんが、その分銘柄選別を一段と強くして、効率よく稼ぐことが求められる相場になるでしょう。 新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。引き続きネット関連株に弱いものが目立ち、ネット関連株の多いマザーズは売られる形となりました。この辺り業績云々は関係の無いトレンドで銘柄選別が行われており、復興株が主流の今はネット株はトレンドでは無いということのようです。【ポートフォリオ銘柄】ソネットエンタテインメント(3789)は続落。上述のようにネット関連株が売られる中で同社も例外では無く。また特にDeNA(2432)やエムスリー(2413)といった同社保有株も昨年好調の反動からそれぞれ安値を更新する中で、上がる要素が見あたりません。ちょっとまだ底打ちが確認できるまでは反発が難しそうな場面です。とりあえず丁度一週間後に控えた決算が一つのポイントになるかも知れません。業績は本業やエムスリーを中心に衰えを知らないので、もう一つ何らかのプラスアルファの材料が欲しいところ。みずほFG(8411)は反発。GSの決算が予想を上回ったことで、本日は金融株に買いが入る展開。それで一気に110円の上値を抜いてくるか・・・と思ったのですが、さすがにまだ突破は無理だったようです。それでもここから流動性が増すにつれて、少しずつ上値の板を削っていく形になると思います。金融株の復活無くして相場の復活無し。【注目銘柄】日本証券金融(8511)は続伸。こちらは今週有料メルマガで取り上げた銘柄です。当初大証金(8512)の方にしようと思ったのですが、比較してみると日証金の方がよさそうだったので日証金に書き直したら、昨日大証金が10%超の大幅高。しまった!と思いましたが、何とか本日日証金も連れ高となって、ヤレヤレという感じでした。折角なので、以下に取り上げ根拠を記します。「△日本証券金融(8511) 東証1部 売買単位100株367円 出来高198300株 1/16買値 362円以下2/3までの売値目標 400円損切り340円割れ 証券金融会社。足下では株式市場の低迷により、融資・貸株の残高が伸び悩み。加えて金利の低下も追い打ちとなり、今期は減収減益を避けられない見通し。下期も欧州危機の影響を受けて市場環境が一段と低迷しており、月間貸借取引の利用額は上半期よりも更に2割減となっている模様。主力の証券金融業務の事業環境は一段の厳しさを増している状態。 ただ一方で債券取引が活発化しており、また信託銀行業務が順調に伸びていることで、株式市況の落ち込み分を何とか補っている格好。株価はその辺りを織り込んで低迷を続けているが、黒字や配当はきちんと確保しており、09年3月の大赤字を出した際の安値水準300円に接近すると下げ渋りの動き。昨年12月以降は340円を下値に切り返しの動きが見られ、最悪期は株価に織り込んだ印象。株式市況がここから戻ってくると想定し、底放れのタイミングを狙いたい。 テクニカル的にはMACDやパラボリックといったトレンド系シグナルが上昇トレンドを示しており、昨年11月下旬からの緩やかな戻り相場が継続している格好。一目均衡表では雲上限に一度跳ね返されて下抜けとなったものの、13日に再度雲入りを果たしたことで上値追いの動きは途切れていない様子。遅行線も実線に沿った動きで下抜けには至っていない。ストキャスも割安圏にきている。 需給面では1/6に昨年3月以来の出来高72万株をマークし、短期的には上値にしこりを作った格好。その後3連陰線で下落してきたものの、以後の出来高の累計で83万株以上出来ていることから、ひとまずは売り一巡感が出ていると受け取れる。信用買い残は差し引き70万株以上残っているものの、それでも昨年10月以降減少傾向にあり、売り圧力は次第に減少していっている印象。 予想PERは13.7倍で大証金(8512)の9.6倍に比べると割高である。一方で東証と大証(8697)が合併する見通しであることから、同社も大証金との合併が思惑視されている。その場合、同社のPBR0.3倍に対し、大証金のPBR0.4倍となっていることから、同社の株主にプレミアの付く合併になるものと思われる。仕事が無くなってしまう恐れの強い大証金の方が分が悪いため、大証金が悪い条件を飲まされる可能性も高い。 75日線にも上値を抑えられる格好で、1/6の寄値・終値である370円にはしこりがあることからもう一押しあるものと思われので、一度押したところを狙いたい。目標株価は10/28の戻り高値水準である400円で。その辺りまでくると200日線も接近してくることから、一旦上値が重くなると思われる。損切りは340円割れまで引っ張りたいが、そこまで我慢できない場合は適宜行うこと」本日の上昇で昨年10月以来の高値を付けてきました。ここから証券市場の戻りを想定すると、まだまだ業績回復期待が高まる余地がありそうです。今後の値動きに注目でしょう。ネットワンシステムズ(7518)は大幅続落。こちらは前場の値動きを見てお昼に有料メルマガで売り銘柄として取り上げました。その後後場急落となって見込みは当たっていたのですが、設定した売値にわずかに届かずにそのまま一本調子の下げとなってしまいました。あとわずか500円だったのですが勢いが急でした。折角書いたので、取り上げ根拠などをここにも掲載して有効利用します。「▼ネットワンシステムズ(7518) 東証1部 売買単位1株196100円 出来高4522株(前引け) 1/19売値 196000円以上1/30までの買い戻し目標 180000円損切り 203500円超え ネットワーク構築の製品販売やコンサル。LTE投資に対する通信会社の設備投資増などを背景に、昨年は順調に業績を積み上げ、今期は大幅増収増益の見込み。受注残高も積み上がっていることから、会社計画達成の見込みも高い。中間決算時に業績見通しの上方修正も出すと、一時年初来高値を付けた。 ただ株価は既にそれらを織り込む形で上昇しており、昨年は年間の上昇率が75%と高い。結果、上値を追い切れずに再度決算前の水準にまで株価は戻ってきている。足下ではグリー(3632)、DeNA(2432)、サンリオ(8136)、MonotaRO(3064)といった「前年強含んだ銘柄」に対するポートフォリオ入れ替えの動きが強まっており、同社も前場段階で値下がり率上位にランクイン。地合の強さに逆行している。 テクニカル的には25日、75日線を下抜け、一旦底を割った形に。MACDやパラボリックといったトレンド系シグナルは暗転し、一目均衡表では雲のねじれ部分を下抜け。遅行線も現段階では雲を下抜いており、下落トレンド継続の流れ。昨年9月以降の上値21万円を抜けられなかった失望感で、目先処分売り圧力が強まる可能性が高そう。 需給面では長期的には状態が良いものの、20万円を割り込んでしまうと9月以降の価格帯出来高のほとんどが上値に回ってしまい、上値を抑える要因に。信用買い残は差し引き3600株で日々の出来高に比べればまだ大したことのない水準ではあるものの、08年の大底から昨年9月までの上昇相場ではずっと売り長の状態が続いていただけに、買い長反転は歴史的なトレンド転換点を示唆するものと考えられる。 予想PERは13.9倍で情報通信業の平均16.0倍に比べれば割安。一方PBRは1.5倍で、同0.9倍に比べると割高である。 目標株価は昨年9/26安値及び200日線が位置する180000円に。イメージとしては本日後場に一気に下に抜けきれない場合は遅行線や実線の兼ね合いから190000円辺りでもみ合う可能性が高いものの、最終的にはやがて下落していくものと思われる。決算が30日に控えているため、投資期間は30日まで。損切りは5日線や75日線を上回る203500円超えで」その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月19日
コメント(2)
父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20120116.html父の受診の結果は特に異常なし。医者曰く「なかなか自分の身体が良くならないから、一種の鬱状態にあるのではないか」とのことでした。確かになまじ頭がしっかりしているので、毎日ベッドの上で寝て、テレビをボーッと見て、ご飯を食べて・・・の何の変化もない退屈な生活では嫌になるでしょう。そしていくら辛いリハビリを重ねても、一向によくならない手足。気持ちが塞ぎ込んでやる気が無くなってしまうのも致し方ありません。とりあえず脳に異常は無いと聞いて私と母はホッとしたものの、母が言うように「頭が原因なら何とか治療法もあるのでは」との期待が剥落してしまった分、ちょっとガッカリした気持ちにもなりました。それでもまあ頭が大丈夫なことに越したことはありません。そんなこんなで年末を迎え、今年も何とか家での年越しを終えて4日にまた施設に戻っていきました。毎回施設に戻る前に「家どうだった?施設の方が良い?」と聞くと「施設の方が良いわ」と応えるうちの父。家で過ごすとどうしても母の手を患わせて迷惑をかけるので、気兼ねをせずに割り切れる第三者の施設の方が楽だと言うのです。今回も一応「やっぱり施設の方が良い?」と聞くと「家の方が良いわ」と言うので、「おっ、やっぱり家が恋しいんだな」と母と私は思っていました。ところが先週私が施設に着くなり、母が私を人気の無い面談室に連れて行きました。何だ?何だ?また良くない話か?との嫌な予感がしました。面談室で母と私だけになると、母が「お父さん、同じ部屋の人に嫌がらせされている」というのです。どうも向かいのベッドの父より5,6歳年上の元気なおじいさんに、歯ブラシを捨てられたり電気髭剃りの充電コードを隠されたりされているようなのでした。(つづく)
2012年01月18日
コメント(2)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は反発。前日のNYはキング牧師誕生日でお休みでしたが、ヨーロッパでは格下げによるアク抜けから反発。またビビッて売られたのは日本だけ、といういつものパターンになりました。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。前場は相変わらずのもみ合い推移かと思いましたが、中国のGDP発表を受けて一旦下げたアジア株が堅調に推移したことで強含み、後場も一段高の展開に。上げ幅も一時100円に迫り、高値圏で引けました。出来高は17億株とまあまあでしたが、売買代金は相変わらず低い8200億円台。それもそのはず、東証1部値上がり率ベスト30全てが3桁以下の低位株で、復興建設関連株が軒並み占めました。売買単価は467円と、いかに低位株偏重だったかということがわかります。投資判断は「強気の買い」。折角上海が4%も上昇したのに、日本は1%昨日の下げ分を取り返すのがやっと。世界3位の取引所のはずが、盛り上がっているのは低位株のみ、というところでは、確かに外国人投資家も本格的に入ってくる気にはならないでしょう。そんな中で強気の買いで押すのもなかなか説得力に欠けますが、一つだけ言えるのは既に二番底という言葉は死語になりつつあるということ。売り方の材料もまたギリシャを蒸し返してきたり、過去に既に報じられた格下げの話を持ってくるなど芸がありません。なので上がるのは時間の問題なのですが、いつまでもマゴマゴしているという感じです。そんなマゴマゴの東京市場は、昨年11月から仕手株ブームが始まってから、年末に当ブログでも「1月は引き続き仕手株、低位株物色の流れが続く」としたように、しばらく低位株「しか」物色されない日々が続いています。異論があるかも知れませんが、この低位株物色を作り出したのはやはり新日本理化(4406)。そしてその新日本理化が例のHPで「1/24から上がる」と言われているのですが、前にレポートにも書いたように、上がるか下がるかは般若の会次第の話であり、もしここで上げて来ないのであれば、仕手株ブーム全体が24日で突然終わる可能性があります。タイミング的には少しずつ大型株の決算が出てくることもあって、6割7割くらいの確率で低位株ブームの終焉が来週にもあると思っています。ただ逆に言えば、もう一週間は仕手株が跋扈し続ける余地があるということでもあります。この復興需要バブルはいつか終わるのは皆わかっているのですが、「いつ終わるか」がハッキリしません。ただ一つ兆しが出ているのは「果たしてこれは単なるバブルなのか?きちんとした復興需要という業績見通しの裏付けもあるから、実態で買われているのではないか」と、値幅を肯定するような意見が出始めたことです。業績が良くなる可能性があるのはわかりますが、全社が全社業績が良いとは限りません。こういう意見が出始めて、明日・明後日くらいはまだ値が持ちそうですが、やはり持って一週間くらいが限度なのかなと思います。引き際の見極めはエントリー時以上に重要なものになってきます。一方で出口として、不動産株が少し上昇してきたことは注目しておくべきでしょう。本日も不動産株の値上がり率が建設業に次いで2位でした。ちょうど17年前の阪神大震災の時も建設株→不動産株と循環物色が続いて、その後は鉄道株がきた、という話もあるのですが、その頃私はまだ高校生だったので伝聞でしかありません。その辺り裏付けが取れる方がおられましたら、また教えていただければと思います。出口がもし本当に一つだけ示されているのであれば、皆一斉にそこに向かって駆け出します。昔の兵法で敵を包囲するけれども、わざと一方向だけ開けておいて、敵が窮鼠となるのを回避します。そして、逃げ道に伏兵を仕掛けておけば簡単に敵を撃破できる、というのがあります。そんなわけで、今回の復興関連バブルの出口が不動産なのであれば、不動産に兵を伏しておけば簡単に御首をあげられるのかも知れません。ここで取れれば賢者は歴史に学び・・・を実現できるのですが、果たして。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に軟調。引き続きグリー(3432)やDeNA(2432)が売られる中で、復興関連株とは対照的にネット株が売られる形となりました。特に象徴的なのが、日経JASDAQ平均は75日線を越えたところで高値圏を維持しているのに対し、マザーズ指数は11月の震災後安値水準まであと少しと下がってきているところ。同じ新興株でも、ネット関連の占める割合の多いマザーズのダメージは大きいです。一方、JASDAQでもJASDAQ-TOP20の方は算出来安値を更新してきており、大型株が特に売られている事がわかります。この辺り低位株で潤った資金が回ってくる頃には丁度良い値頃感になっているのでしょうが、もう少し時間がかかりそうです。【ポートフォリオ銘柄】デジタルガレージ(4819)は続落で20万円割れ。上述のようにJASDAQ-TOP20も算出来安値接近と、新興大型株を売って低位株に乗り換える動きが止まりません。投信の売りなども散見される模様。うーん、弱いとは思っていましたが、ここまで弱いとは思いませんでした。1月の新興株高で戻りを期待したのですが、結局公募価格を超えることはできず売り負け。20万円を割り込んできたので、残念ですが明日の寄り付きで損切りとします。ソニー(6758)も続落。ユーロ安が止まらない中で同社もただただ下落するのみ。オリンパス(7733)と違って同社の場合社長交代は良いニュースだとは思いますが、それ以外の即効性のある材料が欲しいところ。そのオリンパス支援が具体化すれば、反転の材料に成り得そうな感じがします。【注目銘柄】クルーズ(2138)は大幅続落。こちらは12日の昼に売り銘柄として有料メルマガで取り上げ、その後みるみる下落。下落率は15%超となりました。前回のグリー(3632)が一旦リバウンドに入っているので、その繋ぎとして投入しましたが、なかなか絶妙でした。以下取り上げ根拠を記します。「▼クルーズ(2138) JASDAQ 売買単位1株119000円 出来高1505株(前引け) 1/12、13売値 118700円以下1/27までの買い戻し目標 100000円損切り 124000円超え SNSゲーム作成。業績は「くにおくんシリーズ」のヒットもあって順調に伸び、前期実績は大幅な増収増益。今期もその勢いに衰えは見せず、今期会社計画を上回る可能性も。為替の円高に無関係なこと、好調な内需株物色の流れに乗って、昨年の騰落率は60%の上昇に。 ただ足下ではグリー(3632)やDeNA(2432)の人気が明らかに離散している。それに追い打ちをかけるように本日は同業のケイブ(3760)が大幅な下方修正を出してストップ安。連れる形でアエリア(3758)も売られ、ミクシィ(2121)の安値更新などSNS関連人気の離散が目立つ。昨年末に設定された野村のSNS関連投信からの解約売りも今後相当あると思われる。 同社の株価は11月から堅調に推移してきているものの、こうした外敵要因には抗えないものと思われる。テクニカル的には現値水準に25日、75日、200日の各線が集中しており、また11/22,12/9,12/26の安値を結んで形成される下値支持線の延長線もこれに交わることから、下値抵抗力があると言える。しかし逆にこの水準を割り込んでしまうと、かなり強い上値抵抗線として意識されるだろう。 MACDは現値水準を維持できれば暗転、またパラボリックも暗転手前。一目均衡表では遅行線と実線の位置関係が悪くない点、及びストキャスが比較的割安圏に位置していることが気がかりではある。 需給面では昨年7月~9月にかけての価格帯出来高がやや上値の重石要因となりそうなところ。信用買い残は差し引き7000株で11月以降少しずつ改善の兆しはあるものの、日々の出来高に比べては重い。予想PERは11.7倍で、同業のドリコム(3793)の14.1倍との比較では割安感、PBRでも7.5倍で同8.1倍と割安感はあるものの、来期以降の成長持続に疑問符が出ればあまりアテにできない数字。 売値は25日線割れを確認した方がベターだが、昨日寄り付きの出来高が膨らんだ水準を下抜ける118700円以下の水準なら可と見る。目標株価は11/22の安値水準に。損切りは124000円超えで」目標株価には後少しのところまで迫りましたが、もう0.9%の水準までいきましたから、実質的には目標達成で良いと思います。SNS関連株も急に下げ過ぎたので一度リバウンドがありそうですが、基本的には投信の売りなどが主流でしょうから、リバウンドも一過性のものから抜け出せません。特にSNS専門の投信「野村SNS関連株投資」が設定から3ヶ月も経たないうちに1割近く下落しています。この投信も解約と共に投げてくるでしょうから、ちょっとしばらく売りが止みそうにありません。それにしても当ブログでも10月に「正直失礼ながら誰がこんな投信を今買うんですかね」としましたが、言わんこっちゃないという展開になってきました。そんな今流行の話題で設定したら下がるのが目に見えているのに、それでも設定するという野村のセンスに呆れます。それでお客さんと営業の両方が疲弊するのがわかっているのに、敢えて一時の手数料を狙っていくのでしょうか?もっと「高配当」や「低PBR」という普遍的なものにターゲットを絞っていけば良いのに。野村證券が今大変な理由がわかるような気がします。以上皮肉のオンパレードでした。前田道路(1883)は続伸。こちらは昨年末に有料メルマガで「NIPPO(1881)の高値更新に触発されて取り上げようと思いましたが、売買単価が高いので参考とします」としました。その後、ご存じの通り今の道路株ブームで上値追いの展開に。結果論かも知れませんが、ブームに先駆けて指摘できて良かったと思います。当時からの上昇率は15%に達してきました。リベレステ(8887)は反落。ただ昨日は今年の高値を記録し、昨年10/18の急落時の窓埋めに着手し始めました。こちらも昨年末の有料メルマガで「都心の不動産関連も復調が見え始めているので、この辺りの新興不動産株も動き始めています。同社は昨年も決算直後(11/26)に売られてから、2月まで上昇を続けましたが、今年も11/28に売られてから戻り歩調となっています。上手くいけば10/18に開けた窓を閉めるくらいの動きは見せてくれそうです」としました。上述のように建設が終わったら次は不動産株。まだ狙ってみるのも良いかも知れません。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.htmlそれにしても最近有料メルマガの方が上手くいっているのは良いとして、ブログの方がおざなりになっている感じですね。ちょっとブログの方も頑張ります。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月17日
コメント(0)
6年前の脳の手術から介護施設で半寝たきりの状態が続く父ですが、段々歩く力も弱ってきてスピードも一層遅くなり、距離も今までのように歩けなくなってきました。毎日施設でリハビリを続けているのですが、なかなか良くなりません。母は「もう父さんも年をとっていく一方だから、悪くなっていくのは仕方ない」と諦め顔ですが、これ以上弱るといよいよ一時的に家に戻ることすらできなくなるので、何とかならんもんかなーと頭を悩ませています。早く介護用のロボットスーツが一般的になってくれれば、とか思ったりするのですが。今年の正月も何とか家で年を越した父ですが、とりあえず最低限の行動は自力でできました。が、立ち上がる時は元より、ベッドから起きあがる時も誰かの手を借りないといけない状態。しゃべるのも口や喉の筋肉がうまくうごかないので、イマイチ何を言っているのかはっきりわからず、耳も一段と遠くなった印象。最近急激に弱ったのには一つ思い当たる節がありました。2ヶ月程前に父が一度車いすに乗ったままバランスを崩し、壁にゴンと頭をぶつけてしまい、内出血と未だにカサブタが治らないような衝撃と擦過傷を受けてからでした。施設のお医者さんは「まあ問題無いでしょう」というのですが、それからどうも父の状態が悪化したようなので、私は「一度外の大きな病院でCTとか撮る必要があるんじゃない?ただでさえ父ちゃんの頭には神経質にならないといけないのに・・・」と言いました。しかし、施設の外で受診するとなると、施設の許可が要るのだとのこと。そして施設はそれを嫌がるのだそうです。と言うのも、身内の他に誰か一人施設の人間が付いていかないといけませんし、手続きが何かと煩雑なようです。ただ私は「施設の医者とのしがらみや、特に今回の一件は(我々は何も責めはしていないけれども)実質的には施設側の監督不行届もあるから、その問題が大きくなるのを恐れて、外部への受診を嫌がっているのではないか」と訝しんでいました。なので母に何とか一度病院に連れて行ってもらうよう頼むべき、と言いました。母は「それでいざこざになって施設から出て行ってくれと言われても困るし・・・」と悩んでいました。未だに入居する施設が不足しているので、利用者側が弱い状態は続いています。また「それで結局頭が大丈夫だったら、逆にこの先良くなる希望が無くなるから怖い」とも。それは確かに私も感じないでもありません。が、私は「足が悪くなったのも、しゃべれなくなってきたのも、耳が悪くなったのも、一度に全部悪くなってきたのであれば頭から来ている可能性が高いから、診てもらってすっきりしてもらった方が良い」と言いました。そして昨年末、何とか施設側に頼んで、外部の病院に診てもらうことになりました。(つづく)
2012年01月16日
コメント(2)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 また今回のようなレポート作成も承ります。 無料リクエストも合わせて下記リンクよりお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/omousikomi.html 以前のレポートはこちら http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/report.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012年1月15日現在3ヶ月以内投資判断 「売り」 買いのタイミング 強いて言えば現在3ヶ月以内株価予想 500円~950円※ご存じのように、この銘柄は現在仕手株の中心として位置付けられている銘柄で、筋の思惑次第で株価はいくらでも動きようがあります。今回はリクエストがありましたので、他の銘柄と同じような形で評価させていただきましたが、株価推移などの見通しはいかようにも変化する可能性があることはご承知置きください。 要点・大物仕手筋により大相場形成中。株価推移は仕手筋に握られており、株価推移はあくまで思惑含み。・業績は円高の逆風を跳ね返して増収増益を継続できる見込み。・他社比では圧倒的に割高な印象。成長性もずば抜けて高いわけでもなく、その他の経営指標も見劣り。株高を肯定する材料はファンダメンタルズには見出し辛い。・安定大株主の確保が必要。【企業概要】石化製品の機能性樹脂原料製造。またオレオケミカル(油脂化学)の総合メーカーとして世界屈指の技術力を誇る。樹脂添加剤、水素化技術に独自性。国内と海外の売上比率は1:1で、海外ではアジア地域の売上が6割を越える。【仕手化の経緯】大物仕手筋「般若の会代表 加藤あきら」氏が手がけているとされているサイト「時々の鐘の音」http://www.kanenone.com/index.htmlにて昨年11月1日に今回のターゲットは・LED関連 ・信用売残が多い ・5円復配 ・200円台の銘柄とされ、該当銘柄が同社ではないかと思われると急騰。約6年半ぶりに更新されたことによって、にわかに市場がざわめき、周辺銘柄も巻き込んで大証株ブームを作り上げた。何故大証銘柄か、というところに市場の解釈が交錯したが、一部では「東証と大証の合併によって、時価総額の比較的大きい同社のような大証単独銘柄にTOPIXへの組入れ期待が高まるため」「外国人投資家の比率が小さいから、売り圧力が無い」というような説明がなされた。しかしそれだけで株価が何倍にもなるような説得力は無い。最も有力なのは、東証の新取引システム「アローヘッド」よりも処理速度が遅く、アルゴリズム取引の影響を排除しやすい大証の銘柄に狙いを付けた、という説が有力である。その後17日の更新で銘柄名こそ明らかにしないものの、時系列的な記載によってターゲットとした銘柄が同社であることを事実上追認。直近で更新された12/29付けのHPでは「1月24日以降には上値が軽くなって意外と簡単に930円の高値を抜いてくる」と記載され、思惑を呼んでいる。【業績】前期は増収増益で黒字転換。油脂製品が新興国需要の増大で拡大し、その他主力の石化製品などでも増収を確保。コスト削減によって利益も確保できた。今期も増収増益の見込み。中間期時点では、引き続き円高が重くのしかかってくる中で震災の影響から国内販売が伸び悩み、主力の石化セグメントが減収。しかし販売価格改定などによってその他のセグメントの売上が伸びたことから、増収増益を確保している。しかし営業利益進捗率は36.8%と、会社計画達成には下期の巻き返しが必要である。下期は主要顧客の自動車産業の復調や、復興需要なども期待できることから上半期以上の数字は期待できる印象。一方で足下で上昇している原油価格は気がかりである。石油原料の価格が安定しないとその分コスト増となり、利益圧迫要因となる。12年3月期第三四半期予想(KA.Blog)単位:百万円 売上 23300 営業利益 830 経常利益 970 当期純益 890売上ベースでは会社計画に到達しないような印象ではあるが、利益面では計画水準を確保できそう。特に中国の金融緩和方針への転換によって中国の成長期待が再度高まっていることから、顧客メーカーの需要増を通じて同社の商品も需要増加が見込まれる。一方で引き続き為替や原油価格の影響に神経質な展開が続きそう。 有利子負債は88.7億円で前期から3.4億円減少有利子負債比率(有利子負債÷自己資本)は75.7%現預金は16.0億円流動比率(流動資産÷流動負債 ×100)は157.9%財務状態は良いとまでは言えないものの、改善傾向にはある。フリーキャッシュフローは8000万円の黒字。棚卸し資産の増加や買掛金の減少により、営業キャッシュフローは前期比2億円減少。ファイナンスの可能性はあまり無さそう。過去20年以上行われておらず、さしあたって急を要する資金需要も無さそうである。ただ今回の仕手化による株高で誘発される可能性も0とは言えない。 【株価推移】89年に上場来高値を付けて以降長期下落トレンドが続き、昨年の震災直後には数十年ぶりの安値66円まで下落した。その後、今回の仕手化によって株価は9ヶ月で14倍超となる930円を付け、96年以来15年ぶりの高値水準を一気に回復。正に歴史的な乱高下を見せている。 【テクニカル】※仕手株であり、テクニカル的な分析は意味を持たないと思われるため割愛させていただきます。 【需給】需給は極めて良好と言える。足下の株価水準が10数年ぶりの高水準であることから、上値にしこりは無い。また何より昨年11月以降の上昇局面で、一日辺りの平均売買高が一気に300万株程度にまで急増。回転が効いている状態と言える。直近では昨年12/14の安値710円を下値に横ばいからやや切り上がりの状態が続いており、850円以上の価格帯出来高のしこりもほとんどほぐれた格好。ただし空売りが禁止となっており、また信用買いにも増し担保規制がかかっていることから、商いには盛り上がりの欠ける状態に。信用取引が制限されているのであれば、ここから先の盛り上がりにはその分時間をかける必要があり、元々同社の原動力であった短期資金がどこまでついてきてくれるのかは甚だ微妙である。特に今回、「時々の鐘の音」HP上で具体的に上昇するとされる日付が指定されている以上、一般的に考えて先回りで買いが入るのは当然であり、逆に1/24以降買い上げる理由は誰にも見あたらない。強いて言えば般若の会の矜持に賭ける、という一点のみである。いずれにせよ、本尊が去った後は需給が一気に暗転することは今更言うまでも無い。氏が公式的に最後に同HPで提示していた丸山製作所(6316)の場合は05年5月以降に商いが細ると、わずか2ヶ月で半値水準にまで下落した。従って、同社も半値水準になる覚悟はしておくべきであろう。なお四季報によると浮動株比率が7.3%の銘柄であるため、需給の逼迫しやすい銘柄と考えられがちであるが、浮動株比率はあくまで「1単位以上50単位未満の株主が所有している株式数の割合」であり、その定義からいけば、まず1位株主となっている大証金の分5.5%は加算して考える必要がある。加えて、同社の場合は外国、投信、特定株、そして浮動株をそれぞれ加えた割合が60.9%にしかならず、それ以外の割合が40%近くあることを考えると、実際の浮動株はもっと大きい数字になっていると想定される点には注意が必要である。 【同業他社比較】 同社の予想PERは32.0倍。PBRは2.7倍今期予想営業利益率は3.4%、予想ROEは8.5%予想配当利回りは0.6%同業他社と比較すると、それぞれどのような位置付けだろうか。日油(4403)油脂化学で最大手。食用油脂を中心に、工業用・化成品なども。風車用潤滑油も手がけ、風力発電関連の側面もある。同社の大株主にも名前を連ねる。予想PERは10.3倍、PBRは0.8倍予想営業利益率は6.0%、予想ROEは8.1%有利子負債比率は22.7%予想配当利回りは2.3%事業規模が同社に比べて大きい分有利子負債比率も小さく、配当利回りも高いが株式価値的に同社の1/3程度の評価。三洋化成(4471)機能化学品が主力。界面活性剤や高吸水性樹脂など。豊田通商(8015)と東レ(3402)が大株主。同社と同じく京都本社。予想PERは10.4倍、PBRは0.6倍予想営業利益率は5.4%、予想ROEは6.5%有利子負債比率は15.2%予想配当利回りは3.0%やはり同社に比べて事業規模が大きく有利子負債が小さい。配当利回りも高いが株式価値的には1/4程度の評価。日本ユピカ(7891)高機能性樹脂を取り扱い、ニッチな分野を開拓。三菱ガス化学と東洋紡(3101)の合弁。予想PERは15.7倍、PBRは0.2倍予想営業利益率は1.9%、予想ROEは1.5%有利子負債比率は6.9%予想配当利回りは2.4%PBRなどは同業他社の中で最も割安に放置されているが、JASDAQ市場で流動性も低いため致し方無し。有利子負債は小さいものの利益率も小さいので、他社比では概ね妥当な評価。総じて同社よりは割安。やはり同業他社に比べると、足下の仕手化により極端な割高の状態に。ただ同じ化学を取り扱う会社でも、同社と商品が重なる部分はそれぞれ限られており、例えば同社の得意とする可塑剤を扱う会社との比較は難しい。完全な同業他社比較が出来ているかというと微妙なところでもある。それでも東証1部の化学セクターの平均ではPERで11.1倍、PBRは0.7倍であり、上述の他社はこの数字と極端な乖離は確認できない。一方で同社は大きく上離れており、一般的に考えても割高感は拭い去れない。またROEは高いが、有利子負債比率や配当利回りなどを見ても特に他社との優位性が見られず、現在の株高水準をファンダメンタルズ的に肯定する材料は見あたらない印象である。強いて言えば復配というインパクトが強かったということも言えるが、やや強引な解釈であろう。 【課題】原材料の安定確保ができるかどうか。足下ではイラン情勢の緊迫化により、原油価格がまた高くなってきている。円高により調達価格を抑えることができたとしても、今度は海外向けの販売が落ち込む要因になるため、円高も歓迎できない。他社のように商社との結びつきを一段と高め、安定確保に努めるべきである。また株主構成もやや不安定である。直近の仕手化によって筆頭株主が大証金になっている点は一過性のものとしても、他社は大手総合化学メーカーや商社が筆頭株主であるのに対し、同社には比率5%以下の大株主しかおらず心許ない。独立系であるという自由度も尊重すべきであるが、例えば一段の海外展開などを睨んで外資との資本・業務提携という選択肢も視野に入れていきたい。ただし、それには現在の株価の盛り上がりが逆に障害であり、一段落するまでは他社も同社に対して接触し辛いであろう。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月15日
コメント(0)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜反発。前日のNYは懸念されていたイタリア、スペインの国債入札が順調に通過したことを受けて、小売売上高がイマイチだった分を跳ね返す形で堅調。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。SQ値が8470円に決まりその水準を上抜けると、その水準が下支えとなり底堅い値動きとなりました。引けではギリギリ8500円を回復。ただ週末やアメリカの3連休を控えて様子見ムードは相変わらず。SQなので売買代金は一ヶ月ぶりに1兆円を何とか超えたものの、SQ分を差し引くと実質的には1兆円割れ。値幅は50円程度に止まりました。投資判断は「強気の買い」。寄り付き前の外資系証券の注文動向は今年に入って株数ベースでの売り越しが続いているもののしっかりでした。一方、主体別売買動向を見ると、昨年末から外国人は買い主体に転じており、結局は今年も買っていることがわかります。外国人の買いが戻ってきていることはやはり貴重で、ここから先の株高に対する期待が高まります。金曜のNYはS&Pにより欧州各国の格付けが一斉に引き下げられたことを受けて軟化。ただ事前に予告されていたこともあって、格下げ後はむしろ下げ渋る展開に。他の格付け機関もこれに追随すると思われますが、以降の影響は今回よりも明らかに小さくなるでしょうから、前々から懸念されていた格下げリスクもこれで収束に向かうと思われます。ただNYのチャートは決算が出揃うまでの様子見や、ここまで強かった反動もあって、短期的には調整に入りそうな感じです。なので日本株も強気の買いとは言いながらも、中でも一番弱気な感じの強気の買い、という表現が正しかろうと思います。それにしても以前も書きましたが、格付け機関が全ての先進国の格付けを下げれば、結局相対的な順位は変わらないのでほとんど意味が無い、という感じですね。アメリカの格付け会社なので、アメリカの国債を格下げしてしまった手前、そうやってバランスを取って非難を交わしているような印象すらあります。まあそれが彼らの仕事なわけですが、大体いつも後手後手で、例えば今のドイツの格付けは「AAA」を維持しています。しかし今のEUの混乱でドイツだけが無事なわけがない。それは皆もう十分認知していることです。格付け機関は会計士の仕事と同じで「結果」という実績値を追認するに止まります。一方、株式や為替はアナリストの領域で「将来」に対する期待に左右されます。なので本来、格付けが下がったからと言って株が下がったり通貨が売られたり、というのは的はずれです。無論、その傾向が止まないなら、将来のネガティブ要因として働きますが。ちょっと話が脱線してきましたが、先日とある記事を読んでいると「最近は情報が多く手に入るようになった分、プロの投資家(機関投資家など)でさえも表面上の数字しか追わなくなって、情報の本質に踏み込もうとしていない」という内容がありました。つまりあまりにも情報量が豊富になり過ぎて、一々細かく分析していると手間暇がかかるので、決算数字や格付けといった表面の記号にしか反応しなくなった、ということでした。確かに昨年から一連続く各国の格下げ報道などを受けて、こういった実際の格下げが出る度に改めて売られていることは、それを裏付けています。そしてその傾向が出れば出るほど、一段とその傾向は強まります。何故なら自分がどんなに細かく分析しても、市場がそう反応するのなら、一緒に売る他無いからです。市場が美人投票である、と言われる所以でもあります。ただそれによって市場の不合理性が拡大していくと、いずれ限界点がやってきて逆転現象が起こります。そうやって市場は波を形成して適正水準に収束しようとするのです。それで話を戻しますが、昨晩のNYの反応が以前に比べて和らいだ点は、その限界点を過ぎて、適正水準に戻りつつある証左とも言えそうです。そして話をそのまま為替に転じると、ユーロもいつまでも売られ続けることはないでしょうから、まだ下げ止まりは先でしょうが、次第に反転のタイミングが近づいているものと思います。先日の日経を読んでいると「ユーロ売りで順バリ投資をする個人投資家が増えてきた」とありました。相場の基本として、集団の性質が変われば反転のタイミングが近づいているというサインでもあります。元々個人投資家は逆バリが主体で、またスワップポイントもあるため円安に賭ける性質が強いですが、それであれば間もなくユーロ相場も反転してくるのでしょう。週刊誌に「今投資のブーム」と出れば、間もなく相場は天井です。経済番組の放送が終了となれば相場は反転上昇します。先物がブームとなれば先物の人気は離散します。何故このような現象が起こるかと言えば、皆がそう思っているのであれば、皆既にそのように行動し終わっているのだから、その後新規にその方向の注文が出ないからです。新規に注文が出ないのであれば、逆に動くしかありません。相場の方向性は「皆がそう思っている」絶対数の大きい方向に決まるのではありません。「これから皆がそう思うであろう」方向に動くのです。なので、超閑散な今の株式市場は、ここからものすごい過剰流動性相場への変貌を遂げると思います。皆がそう思った時に研究を始めるのでは、その勝負は負けが見えています。皆がそう思っていない今のうちに色々な銘柄を仕込む者が勝者です。バフェット氏やソロス氏といった著名投資家は、そうやって財を築いてきました。最後に話を目先の相場に戻すと、とりあえず欧州の国債入対する懸念は一区切りがついて、これからはアメリカ企業の決算を気にする展開になっていくものと思われます。月曜はアメリカがお休みということで、週明けはまだ閑散相場が続きそうです。しかし来週から今度は日本企業の決算が少しずつ出てくるので、特に円高の影響を見極めたいという動きから、やはり閑散相場が続くでしょう。今よりはちょっとマシになる程度と考えておいた方がよさそうです。新興市場は「強気の買い」。金曜は2指数共に堅調。前日グリー(3432)を中心に売られたネット関連株に買い戻しが入ることで、マザーズ指数は大発会以来のプラス引けとなりました。来週であのライブドア事件から丸6年が経過することになります。少しずつ傷跡を癒しつつある新興市場ですが、マザーズ指数は未だ基準値1000ポイントの1/3程度の水準をウロウロしています。いい加減呪縛から解放されても良いのではないでしょうか。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は反発。前回も示したように、引き続き110円を上値にした展開が続いています。アメリカで銀行株の決算が始まることも上値の重石要因に。その銀行株の先陣を切ったのがJPモルガンですが、市場予想通りの数字だったということで売られ、他の銀行株にもその流れが波及しました。上述のように欧州各国の国債格下げも銀行株にとってはマイナス材料であることから、来週は引き続き上値の重い展開となりそうです。GCAサヴィアンG(2174)は小動き。全体相場が強かった割には弱いという動きでした。やはりJPモルガンの決算を見ると、業務を特に圧迫したのがM&A関連業務が欧州危機の影響でトーンダウンしたことによるものとのこと。まあこの辺りは欧州のゴタゴタが沈静化することで今年も特に日本企業はM&Aの勢いが衰えることはないでしょう。逆にここからユーロ安まで加わって安くなった欧州企業も買収するチャンスが増えてくると言え、クロスボーダーのM&Aに対して優位性のある同社にもビジネスチャンスが拡がってくると思います。問題はその需要をどう取り込んでいくか。銀行系でない独立系の小さな同社は、同社なりの小回りの効いた経営をしていかなければいけないでしょう。先々の動きに注目です。【注目銘柄】グリー(3632)は反発。こちらは昨年末に有料メルマガで売り銘柄として取り上げ、木曜に急落となり無事目標株価2130円に達しました。ちなみに目標株価の根拠は200日線と昨年9/22安値を睨んだものでしたが、上手く上値の限界と下値を切り抜く事ができたと思います。結果、下落率は14.5%で、新年早々さい先の良いスタートを切れました。また昨日昼に出した有料メルマガでは一転ドテン買いも有効としたので、上手く幅を取れたと思います。ただし方向性はまだまだ売りの方向だと思うので、またタイミングがきたら有料メルマガで紹介したいと思います。竹内製作所(6432)は大幅高。こちらは昨日の有料メルマガにて以下のように取り上げました。「本日引け後に出してきた決算では建機の更新需要などを背景に増収・増益の好決算で営業利益は通期見通しの水準を既にクリア。ユーロの為替感応度の強い銘柄ですから、はっきり言ってこの円高で誰もこの銘柄に期待していなかったと思いますが、良い方向に期待を裏切ってサプライズ好決算を出してきました。 明日の寄り付きが470円前半程度で寄り付くなら買っても良いと思います。とりあえず500円超えは固いでしょう」そして無事500円を回復してきました。中国の景気刺激策などに対する期待感から米キャタピラーの株価が2%強の上昇となり、コマツ(6301)を始めとした建機株の上昇も追い風。しかし予想以上に寄り付きが安かったので「?」と思いましたが、やはり好業績銘柄は買われますね。お陰で寄り付きからでも上昇率は14%を越えました。今は低流動性相場の中で低位株でも無い同社は注目度が低かった→値上がりで注目度が上がってきて適正な評価が入ってきた、というところでしょうか。人知れず安いうちに買えるこういった銘柄をドンドン取り上げていきたいと思います。ファーストリテイリング(9983)は続伸。こちらは月次売上が出た5日に有料メルマガで取り上げました。その後順調に上昇していったのですが、昨日の第一四半期決算発表では業績下方修正を発表。しかし、昨日それに対して以下のようにコメントしました。「ところが修正幅は小さく、多分これならば明日はむしろ買いが優勢になると思います。元々市場のコンセンサスとしては第1四半期は10%前後の減益になるとの見方が多かったようですが、実際に出てきた数字は3%弱の減益でした。売上に関しては11月までの月次ではむしろ前期比割れの水準で推移していたのに増収で出してきたのですから、実績値も良好と言えます。 ただ、特段サプライズも無い数字ですから、買われると言っても小幅程度のものでしょう。それでも売り方の買い戻しを巻き込んで、引き続き堅調な推移が期待できます」結局、野村やGSの目標株価引き上げを受けて買われる展開となりました。ですが引き続きゆっくりと上昇が続く相場展開になると思います。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月13日
コメント(2)
アゴ手術話の最終章です。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20111222.html当初は簡単な手術で終わる予定で一週間だけ休むはずだったのが、こんなに大がかりになってしまったので、当分仕事も休まないといけなくなりました。やがて職場に復帰して、皆に「おはようございます(^^)」と言ったのですが、最初皆に無視されてしまいました(・・;)どうやら別の部署の人が来てしまったと思われたようで、皆顔の変わった私に気付いてくれなかったのです。そして「あのー・・・(-。-;)」と言うと、ようやく気付いてもらって、大変驚かれました(××)それから数週間後、ようやく口の針金が取れる時がきました。ただ最初はやはりアゴの筋肉が適応していないので、指一本入る程度しか口が開きません。医者には「今度受診する時まで、にぎり寿司一つ食べられるようになるくらいまで開けられるようにしてきなさい」と言われました。意図的に口を大きく開けるようにして、自分でリハビリしろ、と。ようやく普通のご飯も食べられる、歯も磨ける・・・と思ったのですが、辛うじて歯ブラシが口に入る程度しか開かないので、しばらくやはり難儀しました。それでも痛がりながら何とか少しずつ開くようになってきました。それでも再度受診した時に「なんだ、まだ全然開くようになっていないじゃないか!!\(*`∧´)/」と医者に怒られて、ペンチのようなもので強引に口を開かれました(××)ギャー!!これが拷問に匹敵する痛さで、「痛い、痛い!!(T△T)」と言いましたが止めてもらえず。涙ながらに解放されると、確かに口が開くようになりました。人間の身体って案外単純なものです・・・。そんなこんなで現在に至ります。今では口も以前と同程度まで開き、お陰様で今ではあくびし放題。ただ最近はちょっとまたカクカクいうようになってきたので、少しビビッています。また顔の形が変わったらどうしよう・・・( ̄Д ̄;;後日談として、救急車で付き添ってくれた友人の結婚式でスピーチをすることになり、このいきさつを話したのですが、見事ダダッ滑りでした( ̄Д ̄;;鉄板のすべらない話と思ったのに・・・(完)
2012年01月12日
コメント(2)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は続伸。前日のNYは決算シーズンの先鞭をつけたアルミ大手アルコアの決算見通しが良かったことで堅調推移。アルコア自体は既に上昇していたこともあって小幅高に止まりましたが、景気敏感株ということもあって他の銘柄に波及しました。中国の銅輸入を示す統計の好調を受けて、景気先行きに対して楽観的な見方が拡がったとの観測も。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ今週はイタリアやスペインといった財務不安国の国債入札が立て続けに行われることで、引き続き様子見ムードが強い展開に。一日の値幅は40円弱で、後場に至っては20円ちょっとと相変わらず動きません。出来高は16億株超と低位株の活況である程度膨らみましたが、売買代金は8700億弱と低水準。売買単価は524円と昨日に比べて30円も下がり、偏重の度合いが伺える形でした。投資判断は「強気の買い」。ドイツの短期国債がマイナス金利となって話題になっていますが、昨年11月の時点でも一度発生しました。ただそれは市場売買でのマイナス金利だったので、今回は新発ものでの出来事で初めてとのこと。引き続き異常な状態が続いています。ただ「異常」は通常とは異なるので「異常」なわけですから、やがて通常の状態に回帰するものです。そんな事象も含めて私は相場の流れの変化を感じ始めています。そろそろ日経平均(厳密にはアメリカ株)は、きちんと上放れの動きが出てくるのではないかと思っています。 アメリカは経済指標がそれぞれ改善しており、特に失業率・雇用関連の数字が改善しているのは非常に心強いです。決算シーズンに突入してくるアメリカ企業の出す決算数字はとりあえず過去の数字ですから、実数値の増額幅・増益幅は大したこと無いのかも知れませんが、見通しはかなり強気に見ることができそうです。 その試金石が常にアメリカ決算シーズンの先陣を切るアルコアだったわけですが、その通りの感じで実数値は赤字になりましたが、景気回復期待から強気の見通しを示しており、同社の株価は時間外で更に上昇しました。一般的に景気敏感株のアルコアが強かったら、その決算シーズンは各社共に良い数字を出してくれます。 当然1月中はまだまだ紆余曲折があるでしょうが、方向性は上昇継続で良いのだと思います。それを受けて日経平均も上がるでしょうが、日経平均の上昇が来月も継続するかどうかは超円高時代を迎えた輸出企業の決算数字次第でしょう。2月以降はまた決算を見てから見通しを立てる必要がありそうです。 個別企業の値動きにも総合的に底堅さが出てきました。株価が再度安値圏で推移しているという水準的なものもありますが、テクニカル的に週足のMACDが大体の銘柄で好転してきたところに注目しています。 当然個々の銘柄で事情が異なるのでこれはあくまで体感的なものですが、大体一昨年の10月・11月頃以来の好転です。当時も丁度低位株が乱舞して、やがて他の銘柄に買いが波及し出したあの頃と状況が段々似てきています。新興株高はまだ不完全燃焼という感じですが、既にバイオ株高もありましたし、間もなく全面高にスイッチが入る状況には近づいてきました。 ただ当時と決定的に状況が違うのは海外の事情。欧州危機はまだここまで深刻化していませんでしたし、アメリカではQE2が行われて資金ジャブジャブ。為替もここまで円高ではありませんでした。なので簡単に上がっていくとは言えません。 それでも、これ以上下がらないと感じられる土台ができあがりつつあるのは心強いです。引き続き一貫した強気姿勢で相場にあたるべきタイミングだと思います。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に軟調。これまで比較的調子の良かった銘柄や、主力のSNS関連、ネット関連銘柄に利益確定売りが強くなってきています。ただ個人的にはこれはあくまで一過性であり、新興市場の底堅さはまだ終わらないと見ています。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は続伸。今年に入って国内外の金融株の上昇が目立ちますが、邦銀も例に漏れず。「110円までの戻りは早い」としてきましたが、本日予定通り110円を回復してきました。ただここから先はちょっと時間を要する展開になるかと思います。需給的には昨年8月から11月にかけて110円前半でもみ合いが長かったですから、それなりの売り圧力に抗する必要があります。しかし下値不安は遠のき、もう余程の金融混乱が無い限り100円を割ってくることはないでしょう。なので110円突破はいずれにしても時間の問題かと思います。船井電機(6839)は続伸。こちらは昨日1950円に到達し、無事今年一発目の目標株価到達となりました。やはりアメリカ経済の復調が追い風となりました。本日は一段高となり、上値目処とした昨年8月末の戻り高値を越えて2000円に接近する場面がありました。個人的にはこの辺りが一旦は限界かなと思います。また色々良さそうな銘柄を取り上げていきたいと思います。【注目銘柄】グリー(3632)は大幅続落。こちらは昨年末の有料メルマガで売り銘柄として取り上げた銘柄です。その後買い上げられる場面もありましたが、損切りラインに設定した上値抵抗線手前できちんと上げ止まり、先日の日経による好業績報道を受けて出尽くしとなりました。同社は昨年の東証1部年間上昇率ベスト4の銘柄であり、最早買い上がる材料切れで新年入りから反落となることを見越して売りとしました。今回の好業績観測はあくまで「きっかけ」であり、売りたい、売りたいと待っていた人たちが入り込む格好のタイミングとなったと思います。また丁度消費者庁が今年に入ってから「無料をうたってユーザーを集め、課金する業者に対して厳しく対処する」との姿勢を示したこともナイスタイミングでした。これでSNSゲーム会社は完全に逆賊扱いに。以下に取り上げ根拠を記します。「SNSゲームサイト「GREE」運営。震災以後も内需勝ち組としてのディフェンシブ性や積極的な海外展開を背景に大きく株価を上げて、全員参加型の大相場に。業績に関しては申し分なく、今期も急拡大の予定。海外への進出により、売上、利益共に前期比倍増。絶好調のゲーム業界を代表する位置にある。実際にスマホ人口が増える中で益々SNSゲームの存在感が増していくものと思われ、海外のゲーム人口も取り込めれば今後の成長性も持続できそう。 ただ、足下ではSNS業界で仁義無き競争が目立ち始めている。同業のDeNA(2432)との訴訟合戦に始まり、人材の引き抜き・新卒年収1500万円の青田買いなど、過大なコストがかかりつつある。海外での売上が伸びたとしても、利益率の確保は難しくなってくるだろう。そもそも海外の会員数も実態と数字が見合わないという指摘も聞かれる。 ここまで株価は数々のイベントを控えて一本調子の上昇を続けてきた。ゲーム関連投信の設定、MSCI構成銘柄の新規採用、同業のネクソン(3659)、ジンガのIPO、アナリストの強気投資判断・・・という様々なイベントも通過したため、これ以上上ブレるカタリスト(触媒)が出て来辛い。株価的には今期の大幅な増収増益は織り込んでおり、ハードルは既に十分過ぎるほど高い。 テクニカル的には今年一年間75日線を支持線として上昇を続けてきたが、既に反発力は限界のようで割り込みが目立つようになってきた。MACDやパラボリックと言ったトレンド系シグナルも暗転。一目均衡表では雲を割り込んで、下値支持線が消えつつある。 需給面は長期上昇トレンドを経てきたことで良好と言える。信用買い残も増加傾向にはあるものの差し引き100万株の買い越し程度では日々の出来高で十分こなせるレベルである。 予想PERは15.9倍でDeNAの9.0倍に比べて割高。またPBRも15.1倍と同3.7倍に比べて圧倒的な割高。既にDeNAの方はメッキが剥がれてきた形で下落トレンド入りしており、同社も同じ株価トレンドを辿るのは時間の問題と思われる」これはまだまだ下げ相場が始まったばかり。想定した目標株価までまだまだ下値余地がありますので、引き続き売りの視点で見ていく場面だと思います。ちなみに丁度3ヶ月前の昨年10/10に当ブログのレポートでも取り上げました。当時の株価水準からほぼ横ばいで上値予想2850円に対して2840円と、ほぼバッチリの内容でした。ぶっちゃけ業績見通しなどは見誤りましたが、また一応参考にしてください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/report/3632.htmlJトラスト(8508)は一時ストップ高。こちらは12/29に当欄で「同社の株価は現水準で収まるような感じでもなさそうです。5日線タッチからの反転に期待」とした通り、5日線を支持線として高値を抜いてきました。これで昨年高値を抜いてきたので、04年の水準700円到達は十分視野に入ってくると思います。本日はその後急落し乱高下となりましたが、業容の拡大を考えればまだまだ出世株となる素地がありそうで、引き続き注目です。三協・立山HD(3432)は大幅高。こちらは昨日の有料メルマガで以下のようにコメントしました。「地元企業なので個人的に応援したいのですが、既に中間期で上方修正もあったので、多少は織り込まれていると思います。本日が決算発表という期待感もあって、確かにここまで更に10%以上買われました。 それでも復配2円がでかいですね。四季報などでも復配は見込まれていましたが、実際に復配となれば機関投資家の買いなども期待できます。同業他社の住生活グループ(5938)との比較でも割安感があり、また空売りも入る銘柄ですから落ち着いたスタートとできそうで、その分伸び余地もありそうです。 こちらは復興需要や省エネなどの切り口もあって、テーマ性も後押ししてくれそうです。最終的に150円くらいまでは狙えそうなので、130円程度までの寄り付きなら追いかけても良いのではないかと思います。そう簡単に出尽くしにはならなそうな感じもあります」結局本日は134円で寄り付いたので、寄り付きの段階で上昇エネルギーを奪われてしまい145円までしか幅はありませんでした。しかし無事昨年高値を抜けてきたので、ここから一旦は調整が入ってくるでしょうが、押したところは拾っていけると思います。ちなみにもう一つ上方修正で良さそうとした低位株ブロッコリー(2706)は「(上方修正の)インパクトが大きいと思います。ただ空売りのできない銘柄で値も飛びやすいですから、寄付きで110円以下であれば多少強気で買っても良い」としましたが、蓋を開けてみれば出尽くしで売られてしまいました。ただ本日の引け後に3.5円の復配を発表。一気に利回りは4%になりました。ここからは配当狙いの買いも入ってくることで、盛り上がってくると思います。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月11日
コメント(0)
アゴ手術話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20111222.html術後はベッドに縛り付けられ(寝る時は寝返りを打たないように本当に手首を縛られていました)、3日後に久しぶりに自分の足で立ち上がると、まるで自分の足が自分の足で無いような不思議な感覚に囚われました。ちょっと歩かないだけで筋肉はものすごく萎縮してしまうもののようです。最初は数歩歩くだけでよろめいてしまいましたが、数時間後には普通に歩けるようにはなりました。それで初めて鏡で自分の顔とご対面したのですが、顔が茄子のようにアゴの部分が膨らんでいるのです(××)ゲゲッ!整形して茄子顔になったらシャレにならん!!これは術後で血がアゴの部分に鬱血しているからで、しばらくするとちゃんと元通りになるということでした。それを聞いてホッと一安心する私。それにしても頭にもネットを被っていたので、本当に茄子みたいな感じでした(;^_^A口は開かないのでご飯はおかゆのみ。歯の隙間から何とか汁物を流し込んで食事を取るのです。一週間程度の入院が終わると病院を放り出されて、約一ヶ月おかゆやスープ、ウィダーインゼリーなどの生活が続きました。実はこれが想像を絶するきつさで、もう死んでしまいたいと思った程(T△T)お腹に溜まらないので常に空腹感にさいなまれ、動物性タンパク質も取れないから力も出ません。歯も裏側まで満足に磨くことができないので、歯の裏にスープとかの固まりが段々とこびりついていくのです(汚い話ですみません(;^_^A)。そして当時は一人暮らしだったので、孤独感にさいなまれて非常に心細い感じでした。そんな中で鏡を見る度に「あぁ、麻婆茄子を食べたい・・・(T△T)」と思い続ける私でした。(もう少しつづく)
2012年01月10日
コメント(2)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 また今回のようなレポート作成も承ります。 無料リクエストも合わせて下記リンクよりお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/omousikomi.html 以前のレポートはこちら http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/report.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012年1月8日現在3ヶ月以内投資判断 「やや買い」 買いのタイミング 4000円~4100円3ヶ月以内株価予想 3900円~5000円(材料の出方次第で最大7500円まで) 要点・今期の黒字転換が視野に。業績は低位ながらもキャッシュフロー共々安定化へ。・テクニカル的には短期ボトム圏に到達してきたが、もう少し下落歩調が続く流れ。ただし小さな材料に反応しやすい銘柄特性があり、また値動きも偏りやすいため、突然動意付く可能性にも留意。・同業他社比では成長力の面で見劣り、やや割高な印象。・地元産業や大学との協業を強めることで、開発力や経営基盤をより強固なものにできそう。【企業概要】 群馬に拠点を置くバイオベンチャー。バイオ医薬品開発の研究試薬・抗体の製造販売を行う。トランスジェニック(2342)と業務提携を発表し、更に引き続き他社との連携強化を模索。上場来赤字が続き疑義注記あり。 【研究領域】アルツハイマー病、がん、炎症、糖尿病、メタボリック、遺伝子組換えカイコ(GMカイコ)による抗体生産 【業績】 前期は赤字幅を縮小ながらも4期連続の赤字に。従前は実験動物の販売などで売上を立てていたが中間期で終了し、その剥落分を抗体、測定キットで補った。 今期は減収ながらも黒字転換を見込む。中間期時点で売上は数字上2割近い減収ではあるが、上述の実験動物販売終了に伴う影響が大きいため。それ以外の継続事業では増収を達成。人員整理や自社製品率のアップによって赤字幅も縮小している。下期は主力の研究用関連事業においてキット、抗体の新製品を多数予定していることで売上の増加を狙う。実際5日に世界初の糖尿病に関するホルモンを測定する「活性型GIP測定キット」の発売を発表。業績に与える影響は現段階では軽微であるものの、ラインナップを拡充することで商品提供力を高める。12年3月期第三四半期予想(KA.Blog)単位:百万円 売上 750 営業利益 20 経常利益 20 当期純益 10今期は概ね会社計画を全うできそう。上手くいけば第三四半期時点で黒字転換を果たすことも可能で、最終四半期は新発売のキットなどから若干ではあるが上積みも期待できる。バイオベンチャーと言えども、現在の売上のほとんどは試薬製販のためリスクは小さく安定的。売上の見込みも立てやすい。事業成長の柱として注力する医薬シーズライセンスに関しては現段階の供与0。かつては同社の売上の1/5を占めていたこともあるため、供与が決まれば大きな業績の押し上げ要因として期待できる。ただし足下では具体的な話が無いため、業績予想には織り込まれていない。最近のニュースではメタボリック関連で「女性は腹囲80センチ以上も肥満症に(現行90センチ以上)」と学会が検討に入ったという話も。特定健診の腹囲基準が具体的に厳しく設定されれば、同社の関連商品の売れ行き増も見込まれ、関連銘柄として注目される期待もある。 有利子負債は1.0億円で前期から1500万円減少有利子負債比率(有利子負債÷自己資本)も5.1%現預金は3.8億円で実質的な無借金流動比率(流動資産÷流動負債 ×100)は609.7%バイオベンチャーは体質上金融機関からの借入が難しく、私募ファンドやVCによる出資、同社のように上場による資金調達が主軸であるから、ほとんど借入の無い業界。財務状態は良好。フリーキャッシュフローは4100万円の黒字。売上債権の回収や投資有価証券の償還などにより黒字は確保。 一方でファイナンスの可能性はそこそこある。成長に向けた新たな研究や生産設備拡充のため、資金需要はいくらでもある業界であり、市場環境が整えば資金調達の手段として検討される場合もある。ただ主要株主に名前を連ねるような化学品関連会社やM&Aに注力する大手製薬会社に対する第三者割り当て増資ならば、今後の取引先の安定確保や財務安定に寄与することで、逆に株価上昇のカタリストになる可能性もあるだろう。 【株価推移】公開価格割れでスタートした同社は、バイオベンチャーの宿命とも言える右肩下がりの株価推移が続き大きく下落した。しかし新型インフルエンザが猛威をふるうと、実際は研究分野とほとんど関連性が無いのに「免疫」という名前から買われるという株式市場の特異性もあって急反発。世間に「インフル」という言葉が踊る度にマスク関連銘柄と歩調を合わせて上昇することが未だにしばしば。震災後に750円の上場来安値をつけたが「新規中期経営計画の一年前倒し達成」「トランスジェックやBGM社との提携」など好材料を連発し、ストップ高連発の確変に移行。一時上場以来の一万円に急接近する場面もあった。その後約半年かけて1/3程度の水準にまで調整すると、テレビ番組で取り上げられたことや上述の新商品発売などちょっとした材料に敏感に反応し上昇。年末のバイオ株相場にも乗った格好で反発の兆しを見せる。 【テクニカル】直近安値3040円から12/16の高値5400円までの幅2360円の半値戻しに当たる4220円に大納会で接近すると、今年に入ってからは上述の新商品発売や25日線の接近もあって反発の動きが出始めている。ただMACDやパラボリックなどのトレンド系シグナルは暗転しているため、もう少し下落トレンドは継続しそう。一目均衡表では雲の上限が切り下がる場面であり、75日線もまだ下降トレンドのため25日線を割り込んでしまうとやや下値が心許ない印象。ストキャスも暗転目前。従ってまずは25日線や上述の4220円で反発するかどうかを見極めてから買いを検討するというスタンスがよさそうだ。そこで反発しなければ最大75日線の辺りまでの下落を見込む必要がある。週足などで長期的に見ると、750円の上場来安値から昨年6月の年初来高値9750円までの幅9000円の3/4押し水準にあたる3000円で下げ止まりを見せたことから、株価のリズムとしては半値の4500円分戻す7500円を目標としたリバウンドの途中にあると見られる。ただし現実的には後述する需給や業績の裏付けに乏しいため、その辺りまでのリバウンドには別途何らかの材料が必要と思われる。逆に「材料があった場合に」7500円を目標株価とする、と考えるのが妥当である。 【需給】震災後にストップ高を連発したところで、上場来最大の出来高を記録している。そのため最大のしこりを6000円以上の価格帯で残しているため、そこからの上値は重いと思われる。ただ昨年年初来高値を付けた6/7から半年の信用期日通過にあたる11/22に安値を付け反発してきていることから、一定の売りは一巡したものと見られそう。信用買い残も9月にピークを付けてから減少傾向にある。足下では4万株にまで減少し、昨年5月の急騰前の水準にまで改善。一方短期的には直近12/14にWBSで取り上げられる期待から急騰した場面で出来高を膨らませた。足下はそこからの調整局面にあるが、5日にまた長い上ヒゲを形成してしまったため、もう少し調整の場面が続きそうな印象である。外国人持ち株比率はほとんど無いため、足下の市場環境での売りは限定的。また空売りの入らない銘柄であるため、株価は一方向に偏りやすい性質がある。 【同業他社比較】 同社の予想PERは138倍。PBRは1.4倍今期予想営業利益率は1.1%、予想ROEは1.0%同業他社と比較すると、それぞれどのような位置付けだろうか。トランスジェック(2342) 創薬のための遺伝子破壊マウスの作製、抗体の開発など。同社と業務提携し、相互補完を計る。 今期は赤字見通しでPBRは2.5倍有利子負債は0 同社との株価比較はPBRくらいしかできないが、やや強引に比較してみると同社の方が割安な印象。カイノス(4556) 臨床検査薬で中堅。検査用試薬に重点。糖尿病検査試薬など、同社と競合する部分も大きい。検査装置の販売も。 予想PERは9.5倍、PBRは0.4倍予想営業利益率は4.6%、予想ROEは4.6%有利子負債比率は57.4%配当も実施しており、成長力も高い。同社に比べて株価は割安な印象。ただ市場の流動性が薄いため、割安に放置されている印象もある。タカラバイオ(4974) 遺伝子研究用試薬では中国でトップシェア。安定した利益をあげて、バイオベンチャーでは優等生。海外展開にも積極的。 予想PERは58.6倍、PBRは1.2倍予想営業利益率は6.6%、予想ROEは2.1%有利子負債比率は1.0% 経常的な黒字体質、株式価値、成長性などを総合的に評価すると同社に比べて割安な印象。カイオムバイオサイエンス(4583)理化学研究所発のバイオベンチャー。抗体の開発、支援事業を行う。主な販売先は中外製薬(4519)。予想PERは139倍、PBRは9.2倍予想営業利益率は8.3%、予想ROEは6.7%有利子負債比率は19.0%昨年末に上場したばかりであり、まだIPOプレミアムが大きくて割高な印象。ただ来期への期待も高く、株価は公開価格を上回って高値水準を維持している。同業他社に比べて極端に割高でも無いが、まだ利益率や成長力に関しては見劣りする印象。安定的な業績の積み上げでは株価的にはボラティリティが小さくなるので、株主としてはリスクが大きくても決まれば業績インパクトの大きい医薬シーズライセンス事業の成長に期待する節があるだろう。 【課題】同社の抗体の原材料となるカイコの生産に関しては、地元の養蚕農家との協業で地場産業の活性化にも期待できる。その仕組みを国や地方自治体にアピールすることで、助成金などを受けることも可能ではないか。その他大学との連携なども視野に入れ、産学連携の体制を一段と整えられれば研究開発にも弾みがつくだろう。そのような取り組みを厚くしていくことで、安定的な開発力・経営基盤を整えられそうだ。研究試薬は世界的に研究の多様化に対応する必要があるため、製品は多種類かつ一製品当たりの売上は限定的であるという特徴がある。競合他社との販売競争の激化もあって、価格低下に拍車がかかってきており、同分野での売上増加を見込むのは次第に厳しくなってきている。それに対応するためにも自社での化粧品や食料品開発・販売なども検討し、自社製品の販売比率を高めるべき。安定した需要が期待できるこれらの製品が具現化すれば、同社の原材料需要も同時に安定する。同時に販管費比率も抑えて、利益率を高めることも可能だ。足下ではキャッシュフローも安定化してきたことから、今後は成長に向けた第二ステージへの道筋を描きやすい。中期経営計画を達成するためにも、他社との提携や人員の拡充など、攻勢の施策への布石を打っておくべき段階であろう。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月08日
コメント(0)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続落。前日のNYは欧州不安が高まる中で、アメリカ独自ではADP雇用統計の絶好調や新規失業保険申請件数の減少といった景気関連の指標好調を受けて底堅い推移。世界の盟主として、景気回復期待の高まる数字を次々と出してきています。それを受けた日経平均でしたが朝方から売られる展開。ユーロが98円台となって下げ止まらないことから上値が重く、3連休や夜のアメリカ雇用統計を控えて様子見ムードが高まりました。後場には北朝鮮の核施設事故の噂で韓国株が急落し、その影響で日本株も売られる流れとなりました。その後は少し戻したものの、結局8400円は割り込んで終了。それにしても韓国は最近この手の北朝鮮動向に対して神経質になるのは当然として、デマが多いようで何を信じて良いやらわかりませんね。やはり韓国の諜報機関が金正日死去を捉えきれなかったことが不信感を強めているのでしょうか。出来高は15億株と膨らみ、約一ヶ月ぶりに値幅が100円を超えましたが、売買代金は8500億円弱とまだ12月のSQ以降続く1兆円割れ症状からは抜け出せていません。売買単価は2ヶ月ぶりの低水準となりました。投資判断は「強気の買い」。金曜のNYは雇用統計が予想以上の数字を出してきたものの、既に前日のADP雇用統計でサプライズが出ていたので一定程度織り込み済みでした。来週からの決算シーズン突入や、引き続きユーロ不安もあり軟調な展開でしたが、雇用の改善傾向は確かなので、引けにかけては底堅い動きが出ました。NASDAQはプラス引け。為替はやはり前回指摘したように、ユーロが下げ止まりません。この辺りは足下逆にユーロを買うような材料が無いので、まだ続きそうな流れです。一方、ドルの方はもっと買われても良さそうなものですが、それだけ円というものが過大評価されていると言えそうです。市場で気になるのは「大発会からの3営業日の騰落が、年間の騰落の方向性と一致する」というアノマリーでしたが、残念ながら好調だったのは大発会だけで、トータルではマイナスになってしまいました。http://lounge.monex.co.jp/pro/tandcfr/2011/12/29.html一方TOPIXの方は銀行株の健闘もあって大納会終値を上回っており、強弱どちらに捉えれば良いやら、という感じになってきました。まあ的中率が62%程度のアノマリーなので、無視しておけば良いのかも知れません。特に今年程日本に主体性がなく、外部要因に振らされた3日間もありませんでしたし。新興市場は「強気の買い」。金曜は両指数共に軟調。新興市場ではバイオ関連株に材料の出る銘柄が相次いでおり、物色対象はあくまで個別銘柄に限定されている格好。もっとも東証1部でも低位の橋・道路を中心とした復興関連株物色が続いており、もうしばらくはまとまりが無く、全体的にテーマ株を追い続ける展開が続きそうです。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は反発。全体相場が弱い中でメガバンクはアメリカの金融株が高かったこともあり底堅い動き。アメリカは雇用の回復や住宅関連指標の堅調さに支えられる形で、景気敏感株の銀行の上昇が顕著になっています。もう言い飽きた感もありますが、国内外問わず景気の復活には銀行の復活が必須条件です。日本でも銀行株の上昇がTOPIXを牽引することで、堅調さを維持していくものと思います。GCAサヴィアンG(2174)も反発。昨日の日経では「M&A助言・仲介専業各社、内外の地場企業発掘、大手と競合避け基盤作り」との見出しで、同社も中国やインドの中小企業を発掘し、大手が手がけないところの需要を取り込んでいく、と出ていました。ただ反応は全然無し。前回の一面記事にしてもそうでしたが、以前は日経にM&Aという文字が出る度に買われていましたが、最近は注目度がすっかり無くなってしまった格好。ただ逆に言えば変なしこりが次第に抜けているともいえ、次の業績発表などで盛り上がる可能性はあります。板を見ていると78500円で露骨な玉集めの執拗な蓋がありますから、ここを明確に抜けてからが勝負と言えそうです。週足のMACDが一昨年ぶりに好転してきましたから、この辺りが水準的には底値と思われます。実績も年内に入ってからクローズする案件が次々と出てきており、今期は良いスタートを切ったとも言えそうです。船井電機(6839)は続伸。前日はシティグループ証券が4日付で投資判断を「2(中立)→1(買い)」に引き上げ、目標株価を2500円に設定したことが買い材料視されましたが、引けにかけては売られました。ただ金曜は再度買い材料視された格好で、終値ベースで昨年9月以来の高値水準に達してきました。特にアメリカの景気感応度が高い同社ですが、昨今のアメリカの景気指標好調は追い風です。四季報予想はかなり厳しい見方ですが、その他アナリストは楽観的に見ているようで、私も会社計画を少し下回る程度で落ち着くのではないかと思っています。来期以降のV字回復に期待。 【注目銘柄】ジアース(8922)は反落ながらも、木曜はストップ高比例配分。この銘柄は水曜に有料メルマガでトップピックで取り上げました。業績などからは全く見るべきところの無い銘柄ですが、地合的に株価のリズムでいけると思いました。以下に取り上げ根拠を記します。「不動産データ販売。昨年にGoogle不動産検索サービスの提供が停止すると売上は激減。売上は微々たる金額に止まり債務超過で、3月までに増資などで解消が図れないと上場廃止になる崖っぷちに。かつてアイディーユーの名前で取引されていた頃の大相場を作った面影は残っていない。 そんな状況下でも筋が入り込んだことで株価は昨年11月には動意付き一時倍化。市場全体が売られる中で逆行高を見せた。しかし12/14に赤字継続の大幅な下方修正が出ると株価は軟化。ただ2200円台を割り込まずに横ばい推移を見せると、昨年末から反発の機運が高まって、本日は大幅高を見せた。 11/30高値3690円→12/6安値2515円の1175円幅の下落で一旦反発を見せると、その後は12/13高値3350円→12/27安値2203円の1147円幅の下落となっており、大体下落幅が一致することから目先の売りは一巡したと見たい。ようやく5日線を上回ったことで、蓋は外された場面。元々値動きの荒い銘柄であることから勢いが肝心で、25日線は上抜いて11/30、12/13高値を結んで形成される上値抵抗線辺りを目指しそうな印象」以前当欄でも紹介した「11/30のアクセルマーク(3624)や12/12のファーマフーズ(2929)のようにストップ高すら狙える銘柄」と付記しましたが、上手く地合にマッチしました。また「金曜の寄りで全て売ってしまった方が良いと思います。さすがにこれ以上は無いでしょう」としました。またこういう地合でも取っていけるような銘柄を取り上げていきたいと思います。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月07日
コメント(0)
去年末に未完結のまま越年となったアゴ手術話の続きです。ところで、前回の話を書いてから改めて母に当時のことを聞いたところ新事実発覚。「たまたまあなたの手術の数週間前に東京にお父さんと一緒に行く機会があったので、その時に病院を下見してきた」とのことでした(××)何て用意周到なうちの母( ̄Д ̄;;恐るべし。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20111222.html手術後はアゴが安定するまで針金で口が開かないように固定されていました。起きている時は何ともなかったのですが、夜に寝ると口の中に出てくる血が舌や喉にこびりついて、尋常じゃなく喉が渇きます。本当に人生で一番喉が渇いて死にそうな状態でした( ̄Д ̄;;口を開いて見てみることができなかったので、あくまで体感なのですが、舌が水分を奪われて実際の半分くらいの大きさに縮んでしまったような感じでした。多分砂漠で本当に死にそうになると、舌なんて大部分水分ですから、こういった状態になるのでしょう。そんな状況ですから苦しくてなかなか寝ることができません。夜に巡回に来た看護士さんに「すいません・・・喉が渇いて死にそうです(T△T)」と、何とか腹話術のように訴えると、「まだ水を飲むのはダメなんです」と言われました。仕方がないので何とか寝て、明日まで我慢しよう、と思いました。・・・が、もう本当に苦しくて苦しくて、なかなか寝れません(T△T)永遠に感じられる夜。このまま本当に死んでしまうのではないかと思いました。病院のベッドの上という一番安全なはずの場所で死んでしまっては浮かばれません。なので夜中に申し訳ないですがナースコールをしました。そして来てくれた看護士さんに「何とかなりませんか?(T△T)」とダメもとで訴えてみました。すると「うーん、ちょっと待ってて」と言われ、やがて戻ってきた看護士さんは「綿に水を染みこませてきたから、これを数滴口に入れる程度なら」と、口の上から数滴垂らしてくれました。わずか数滴でしたが、それでも私は苦しさから解放されて「あぁ、助かった(T△T)」という気持ちになりました。「ありがとうございます(^^)」と言ってホッとしたのも束の間。しばらくすると、私はまたナースコールをしていました。やはり数滴で喉の渇きが潤うわけもなく。また看護士さんが数滴水を垂らしてくれました。間もなく再度ナースコール・・・と、それを4回ほど繰り返し、ようやく私は眠ることができました。その時、白衣の天使というのは本当に上手い言葉だなぁとつくづく痛感しました。患者にしてみれば、こんなにも弱った時に助けてもらうと「惚れてまうやろー!!」そりゃ(;^_^A夜中に何度も呼び出して、本当に申し訳無いなーと思った私でした。それが今の嫁・・・ではありません(;^_^A(つづく)
2012年01月05日
コメント(2)
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 足下の反発局面は投資のチャンス!天与の買い場を逃さないようにしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━改めましてあけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。日経平均は続伸。年始の海外マーケットは先駆けて開いていたドイツが2日にいきなり3%高スタートと絶好調。昨日も続伸となり、NYを始めとする他の市場に良い刺激を与えてくれました。アメリカでもISM製造業景況指数が予想を上回ったことも追い風に、薄商いの中で好調なスタート。それを受けた大発会の日経平均も朝方から買いが先行。しかしドル・ユーロともに進む円高が重石となって上値の重い展開に。出来高こそ久しぶりに14億株を超えたものの、売買代金は8500億円台。値幅は40円未満と、年末の相変わらずの流れを引き継ぎました。投資判断は「強気の買い」。為替の売り仕掛けに対しては年末こちらのブログでも警告した通りの感じになりました。ユーロの方は日本市場で一応100円台に戻してきましたが、再度100円割れに。この辺りは一度割り込んだという事実が出来てしまった以上、下落トレンドは継続中と見るべきでしょう。特にユーロは引き続き国債の格下げリスクが強く、2,3月にはイタリア国債640億ユーロの大量の借り換えが待ち受けており、また2月に入るとその辺りも警戒されることからユーロは高まりようもありません。原油価格もイランリスクによって上昇していることは、景気に対する懸念材料になっています。ただ繰り返し繰り返し言っていますが、私は今年の日本株については強気です。今年だけを見通すのも大変なのに更にその先を見通すのはさすがに難しいですが、現段階ではリップサービス抜きに2年は続く上昇相場の入り口であると思っています。それ程昨年の世界は辛酸をなめ、それくらい上昇してもバチは当たりません。年初の各アナリストの予想を見ても、日経平均の上限は年内1万円辺りがやっとの予想が多く、平均でも1万円割れとなっていましたが、私は上手く歯車がかみ合うことで12000円もあると超強気です。特に日本は復興需要の顕在化や震災による消費抑制の反動などで内需関連が、また為替の円安反転や海外市況回復により外需も揃って全面高となる展開を想定しています。年間を通しては春先までは上昇、春にちょっと調整を入れて夏場に向けて上昇。その後は秋口調整をして年末にかけてまた上昇・・・という形を考えていますが、まずは目先3ヶ月程度の流れが重要でしょう。全般的には緩やかな「懐疑の中で育つ相場」になると思います。それ以外にも強気に見られる根拠はまだ懐疑の意見が多いことです。相場という種を育てるには「懐疑」という水(売り)が必要です。私はまだ総強気になっていない、相場も閑散となっている今こそ種を蒔くチャンスと思います。中国でも金融緩和に舵を切り、最悪期の中で各国政府が必至に景気浮揚、維持に躍起です。エコノミストなどの見方でも今年は中国に注目する向きが多く、期待感が高い市場となっています(ただ、私はやや懐疑的ですが)。今年は主要国で政権交代の年という節目の年であり、政策運用に対する紆余曲折もありそうですが、「何かが変わるかも知れない」という期待感も高まる年になるでしょう。全世界的に上昇が見られる年となりそうです。そもそもグローバル化が進む世の中で、日本だけ上昇というわけにもいきませんし、日本も解散総選挙、となってくるでしょうか。首相の交代だけは毎年の風物詩ですが・・・。いずれにせよ、日々の流れをきちんと見極めてどのような状況下でも資産を増やせるように努力していきたいものです。今年のパフォーマンスは東洋大学のように圧勝といきたいですね。新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。両指数共に75日線を上回って上放れの動きが出ていますが、特に日経JASDAQ平均は好調で昨年9月以来の高値水準に。1月に強い新興市場相場の特性があり(1998年以降の日経JASDAQ平均月間騰落率は12勝2敗)、今年も順調なスタートを切ったと言えそうです。IPOがしばらく無いため、既存銘柄で資金が環流するという点もあるようですが、円高の中で引き続き値動きの良い内需出遅れとして新興市場が注目されるのも道理と言えましょう。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は堅調。海外、特にアメリカの景気楽観論が台頭することで、昨晩のアメリカでは金融株の上昇が顕著。それを受けて日本の銀行株も地銀引っくるめて買われました。同社の株価もいきなり12月高値を超えて買い戻され、一気に75日線を越えてきました。出来高も1億株を超え、8月以来久しぶりに同線を越えてきたことは一つの大きな節目突破と言えましょう。まず110円回復までは簡単であると思われます。デジタルガレージ(4819)は続伸。昨年末は売られる流れが続きましたがようやく反転に転じてきています。上述のように日経JASDAQ平均の上昇に引っ張られる形で、テクニカル的にはMACDが好転。内需出遅れ株として注目される素地は出来上がりました。SBIHD(8473)も続伸。証券株の戻りが本日の中心となる中で、同社にも買い戻しの動きが先行。本日は業種別値上がり率で証券株が1位でした。テクニカル的には5500円を底値に11月とのダブルボトム形成の形が読みとれます。MACDも好転してくることから、6500円程度までの戻りは期待できそうです。【注目銘柄】オンキヨー(6628)はストップ高比例配分。こちらは先月18日の有料メルマガで取り上げ、一週間くらいでの急騰を見込んでいましたがタイムラグがあって昨年末から動意付きました。そして本日はアメリカのエレキギター大手ギブソンによる第三者割り当て増資で資本・業務提携が伝わると一気にストップ高まで。最近は有料メルマガで参考銘柄として取り上げるこの手の低位株や訳アリ株のパフォーマンスが良く、買い銘柄に関してもそこそこ良いものを取り上げられています。そんな有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2012年01月04日
コメント(0)
あけましておめでとうございます(^^)新しい年がまた始まりました。 昨年は本当に日本にとって大変な年となりました。3月に何の前触れも無く起こった惨劇は多くの日本国民を悲嘆の淵に陥れました。その悲しみは約10ヶ月経過した今でも、まだつい先日のように思える程の衝撃でしたが、少しずつ皆前を向いて進んでいます。私は今年は間違いなく明るい年になると思っています。それはほぼ確信に近い形で思います。そうやって前向きに考え、前向きに行動することで弱い人間達も力を合わせて何千年と歴史を作ってきました。それが今年終わることは無いでしょう。年が切り替わるということは一つの大きな節目でもあります。新年をきっかけに希望を持って、色々なものをまた新しく作り上げ、また取り組んでいくことで、逆に今まで掴めなかった何かを見付けることができるチャンスでもあります。 とにもかくにも2012年も始まったばかり。皆さん頑張っていきましょう。本年もどうかKA.Blogを宜しくお願い致します(^_^)/
2012年01月01日
コメント(4)
全28件 (28件中 1-28件目)
1