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妄想炸裂京大小説!これは2作目かな?さりげなく他の作品とリンクする人物が暗躍するも、これも妄想とファンタジー(!?)いっぱいなので、何がなにやら…なんでもあり?同じ展開を用いつつも、別の道を歩んだらどうなっていたかが描かれていながら、それぞれがリンクしていたりしている。第一話 四畳半恋ノ邪魔者映画サークル「みそぎ」に足を踏み入れ、人の恋路を邪魔しまくりつつ、三回生となった私。サークルも辞め(自主退会・放逐)、その後もサークルに君臨する城ケ崎先輩へ嫌がらせをしたり、神を名乗る小津の師匠(樋口)にであったり、謎の老占い師に占ってもらったりと不毛な日々。別の道(サークル)を選んでいたら輝かしい学生生活を送れたのでは?だが、占い師の言った「コロッセオ」をきっかけに運は開けた…か?とりあえず、蛾を嫌いな後輩・明石との恋路はうまくいったらしい。小津~同じサークルに所属した工学部電気電子工学科学生。フットワーク軽く、人の不幸が好き。 憎らしくも私の唯一の親友。他のサークルにも所属。彼女あり。相島先輩~サークルでは城ケ崎の右腕猫ラーメン~美味しいらしい 第二話 四畳半自虐的代理代理戦争「弟子求ム」のチラシにより、下宿部屋の上階に住む樋口の弟子となってしまった私も三回生。樋口師匠の無理難題に兄弟子・小津、妹(?)弟子・明石と応え、師匠の友人(?)で歯科医衛生士の羽貫と酒を飲み、顔を舐められそうになったり、樋口VS城ケ崎の自虐的代理代理戦争に巻き込まれたりと不毛な日々。第三話 四畳半の甘い生活ソフトボールサークル「ほんわか」に所属するも、宗教がかっていたことが分かり退会した私も三回生。映画サークルの城ケ崎先輩のラブドール・香織を盗んだ小津から預かるはめになったり、本に挟まっていた住所の女性と文通したり、小津や上階の住人・樋口と知り合いの歯科衛生士・羽貫と酒を呑みに行ったり、引きこもりつつも巻き込まれる不毛な日々。第四話 八十日間四畳半一周秘密機関の下部組織幹部・相島先輩に声をかけられ、入会した私も三回生となる。有無を言わさずパートナーになった小津の暗躍っぷりについていけず、樋口からは図書を回収できず、城ケ崎の失脚を狙う相島の命令にそむいたことから避難する羽目になったりする不毛な日々。ある日、自室の四畳半のドアを開くとそこに続いていたのは同じ部屋。どこまでも続く部屋を彷徨う中で、所々今選んだ現実ではない自分の生活も垣間見、どんな選択をしても変わり映えしないことに気付いた私。自分自身を受け入れた所で部屋から脱出。再会した明石と恋を愛でつつ、日々を歩む。~優秀な学生を軟禁状態にしてレポートを大量代筆させる 図書館の返却期限切れの図書を強制回収する キャンパス内の自転車を整理することに奉仕するなどがある 情報機関でもある、らしい。違う設定で同じ展開をみせつつ、最終話では同じで違うオチを持ってくるとはなかなか。きつねのはなし 太陽の塔 夜は短し歩けよ乙女 [新釈]走れメロス
June 29, 2007
自殺したC級、いや、D級アイドル・如月ミキの一周忌に集まった彼女のファン(オタク)5人。ネットサイトで知り合った彼らのハンドルネームは家元(小栗旬)、ヤスオ(ドランクドラゴンの塚地)、スネーク(小出恵介)、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、イチゴ娘(香川照之)彼女のファンを豪語する彼ら。彼女を想い、語り出す。だが、だんだん話は彼女の死の真相へ。「彼女は自殺ではなく他殺では?」推理を始める彼ら。そこで明かされていくのは彼らの別の顔だった。推理は二転三転していく。犯人はいるのか?彼女は本当に殺されたのか?密室内で進むシチュエーションコメディミステリ、人情話ありながらも、爆笑モノ!それぞれのキャラが立っていて、魅力も満載。原作はもともと舞台化を想定されて書かれただけあって、映画でありながら舞台のようでもあった。展開は予想できるのだけれど、それもミステリよりもコメディとして作られていると思えば”お約束”(の展開)となる。エンディングで亡きアイドルのイベントのビデオに合わせて踊る5人は必見。いかにもアイドルファンの振り付け(ラッキィ池田だった・笑)。エンディング後もおまけシーンあるのでお見逃しなく!
June 28, 2007
”成風堂書店事件メモ”シリーズ第3弾!成風堂書店事件メモシリーズ 配達あかずきん 晩夏に捧ぐ元書店員だっただけあってリアル書店の実情と、心温まったり、ニヤリとさせるミステリの融合のシリーズは魅力的今回もしっかりものの書店員・杏子と不器用だけど頭脳明晰、勘の鋭い「本屋限定探偵」のアルバイト・多絵のコンビが活躍おまけの「成風堂通信」(特別付録の折込)は杏子や多絵、店長、内藤など、成風堂書店員になりきって書かれた記事が。他にも著者のコラムや「暴れん坊本屋さん」の久世番子による漫画もあり。…豪華なおまけだ…―ネタバレメモ―・取り寄せトラップ同一書籍に四件の取り寄せ依頼。ところが連絡を入れると、四人が四人ともそんな注文はした覚えがないという。同じことが続き、謎は深まる。成風堂と同じ名前(音)の店をやっていた初老の男性が釣りに行って転落死していた。同行者には彼の趣味だった骨董品の鑑定に掛け軸を預かった仲間がいるらしい。男の死は事故ではなかった?取り寄せ依頼の本のタイトルは別の仲間による脅し?死んだ男性の孫の頼みで推理した多絵の結論とは?膨大な書籍の取り寄せだけでも大変なのに、(客のタイトル間違い、うろ覚えも多数。それだけで推理が必要)客注品もまともに配本されないことがあるという。「書店繁盛記」でもそのくだりはあったが、出版社・取次ぎ・本屋の関係は微妙なバランスである。なんにしても日本はきっちりシステムが稼動しているだろうとお客さんが過信しすぎなんじゃないかと思う。店員さんは本屋に限らず、大変だろうな。・君と語る永遠小学六年生のグループが社会科見学学習のために来店。その中のひとりの男の子が不審な動きをする。ほとんど本屋に来たことがなかったという千葉広希は広辞苑を片手で持ち上げられず、呆然とし、その後もちょくちょく成風堂に来てはストッカーや在庫といったフレーズを気にしていた。その頃、幼女連れ去り事件が勃発。犯人として広希が疑われたらしいのだが―広希の父親(学生時代に本屋で働いていたことがあるらしい)が亡くなる前に「広辞苑が片手でもてるようになったらプレゼントする」と約束していたこと、本屋の専門用語(?)を教えてもらったことがあり、それを思い出そうとしていたことが判明。一時、家出をするが、書店(の本)カバーを探しに行ったというところから場所判明。幼女連れ去り事件も成風堂から万引きされたであろう漫画から防犯カメラで判明。無事逮捕。福沢~杏子よりも書店経験は浅い初老の店員。赤石~私服警官。何度か接点あり。・バイト金森くんの告白一月前にバイトに採用された金森は几帳面な学生バイトだったが、融通が利かないのが玉に傷。そんな彼は高校時代に成風堂で一目ぼれ(他校の女子高生)をしたと言い出した。お互い惹かれあいながら、金森の勘違いから彼は勝手に失恋し、だが、大学進学しても彼女を忘れられずにバイトとなったことが判明。雑誌のおまけがキーポイントになるが、付録や販促物、景品などが巨大化したり、いろいろ複雑になり、挟み込んだり、配る店員の手間と気苦労は増えるばかり。お客さんも相変わらず不思議な(困った)人が多いことがちらりと明かされる。書店員、興味と憧れはあるけれど、やはり大変だと尻込みしてしまう…店長~事なかれ主義。場の空気を読めず、失言多数。・サイン会はいかが?若者に人気の作家が「ファンの正体を見破れる書店でサイン会を開きたい」と言い出した。お調子者の取次ぎ・藤永話を聞いた店長は多絵が居るから大丈夫と大乗り気。正体を見破ってほしい熱心なファンのヒントとなる暗号を解いた多絵は暗い顔。は影平を好意的なファンではなく、脅していたのだ。彼の作品と共に謎解きはすすみ、サイン会当日を迎える。多絵はを見つけ出せるのか?内藤~杏子の先輩社員。文庫・新書・学習参考書担当。 口数が少なく、物静かで存在感は薄いが、実務能力に長けている小柄の男性。影平紀真~ミステリ作家。グラビアでも活躍している若い男性。犯人は影平の学生時代からの友人。学生時代、誤解されたまま事件の犯人とされ、我慢しつつ、友人として付き合い続けていたが、それを本にまで書かれたことから鬱屈してしまった。影平は自分の行いを振り返り反省。友人と縁を続けたいと思うのだった。・ヤギさんの忘れもの常連客の老人・蔵本は馴染みのパート店員・名取が夫の転勤で退職してしまったことを知り、落ち込む。そのときに店に置き忘れた封筒が見当たらなくなる。多絵の推理で封筒は幼児が郵便ポストが描かれた絵本の中に挟み込んでいたことが分かる。後日、蔵本には名取からの手紙が成風堂経由で届く。心温まる物語。検品、品出し、レジ及び接客、返品、発注、売り上げの重圧、低賃金、それでも好きだから、時に楽しく、時に刺激的で、時に人情味ある仕事。だから続けているんだと杏子は思う。というくだりがあらためて印象にのこった。
June 28, 2007
GHOST RESCUE SQUADそれぞれの理由で自殺した4人は地上と天国の中間点で神に「49日間で100人の自殺志願者を助けたら天国に行くチャンスを与えよう」と、有無を言わさず地上に落とされる。地上に零体となって戻った彼らは装備された救助グッズを駆使し、自殺志願者(候補者)を助けることに寂しさ、恨み、借金、病苦、いじめ、離婚、嫁姑問題、虚しさ、愛憎、破壊・破滅願望、リストラ、プレッシャー、誤解、被害妄想、薬物中毒による幻覚症状、などなど様々な理由で人は揺らぐ。だが、同じ状況だからといって皆が自殺する訳ではない。多くの場合、自殺の陰には"鬱病"が隠れていることを知り、病院に誘導する救助隊。要領を得、救助者は増えるも、彼らがしていることは自殺を踏みとどまらせるだけ。苦しい現世にこれ以上踏みとどまらせるのがいいのと彼らが揺れることも。また、彼らと同じような状況で自殺を思い立つ人を救うことで、自分は死ぬ必要はなかったのではと後悔しつつも癒されていく。自殺志願者ばかりが出てくる割には重苦しくなく読める。御都合主義な所は多々あるけれど、自殺者が多い現代ならではの物語では。八木剛造~極道。組を思って短銃自殺市川春男~借金背負った経営者。樹海で服毒自殺安西美晴~空虚な自分を抱え、飛び降り自殺高岡裕一~東大受験に2年続けて失敗。教育に厳しい両親らのプレッシャーに追い詰められ首吊自殺
June 28, 2007
ドリームバスターシリーズ 1 2 3待望の新刊。前回、引きで終わった時間鉱山編が1冊網羅。さすがにシリーズも長期戦を覚悟してか、人物設定、用語集がつくように。(前巻もついてたっけ?)行方不明の仲間で友人のマッキーを捜す為、時間鉱山に飛んだシェンとマエストロ。待ち受けていたのは心中を果たせず、時間鉱山に迷い込んだカップル(ユキオとキエ)、現実世界で交通事故にあったらしい11歳の男の子ヒロム。対策を練るため、一時帰還するマエストロと時間鉱山に残ることを決めたシェン。時間鉱山に長時間滞在すると後遺症が出るというのだが―~ネタバレあり~・時間鉱山Part2(Time mine)前巻ラストで亀裂に落ちたキエを捜しに入った時間鉱山の奥深くで、シェンはマッキーを発見。場に取り込まれ、死んだ恋人に似た幻影とともに朽ち果てようとするマッキーだったが、シェンの強引な要望を受け入れ、ユキオ・キエ・ヒロムの三人を生き返らせる(意識を肉体に戻す)手伝いをすることに。それぞれ一人づつ山に登り、山頂に辿り着けば現実に戻れるらしいのだが、それぞれが死に至った原因などが邪魔をする。それは自分の意識の持ちようでもあるらしいのだが―ユキオ~自分が点検して閉めた倉庫から休み明けに子供の死体が発見され、 罪の意識にさいなまれ自殺を図る。子供の幻影にとり憑かれ、追いかけられる。 キエとヒロムを現実世界に帰し、自分はシェンらの世界(テーラ)に向かうも消滅する。 伊藤行男 キエ ~自分を捨てた婚約者への恨みを込め自殺を図った。 だが、そこまで追い詰めたのは目も耳も塞いで準備を進めた自分であることを認める。 ユキオ、マッキーの協力もあり、生還。 神崎紀恵(のりえ)ヒロム~母親に会いたいと生き返ることを望む。 シェンの母・ブラッディーローズの妨害に合うも、無事生還。 洸 マッキ~彼らを助けるも、ユキオの幻影である子供に捕まってしまう。 自分はここで恋人の幻影と子供と居ると言い残し、消失。シェン~自分の母親の幻影に心乱され、妨害されるも奮闘。マエストロ~ドレクスラー博士の助言を受け、時間鉱山に戻るもローズの妨害を受ける。 自分でエムリンとガフロの幻影を作り出し、シェンをサポート。 1回目の時間鉱山への侵入で後遺症(ドッペルゲンガー現象)が出始めている。カーリンとエムリン~シェンとマエストロと同居するようになった二人。 心配しつつ、家で待つ。・エピローグ―帰還―(Epilorgue)今回のミッションは一部の職員しか知らない極秘事項。ドレクスラー博士が付きっ切りで検査。今のところ異常はみられず。マエストロよりもシェンの方が異常が出にくい体質かも?幻影だと思ったローズは逃亡した意識体(=本人)だった可能性を博士に示唆されるシェン。いよいよ直接対決か?(そうだとしたら初めての接触はシェンが翻弄されて終わったということ)時間鉱山の後遺症としてあるといわれているもの分身の現出、時間律の乱れを示す胃袋がでんぐり返りそうな金属音、コマ落とし現象など
June 27, 2007
*サイドカーに犬映画化になり、読んだはずだけど、どんな話だったっけ?と再読のつもりだったのだが、…あれ?初読だっけか?…それすらもあやふやだった自分に愕然とした一冊(笑)喧嘩ばかりの両親。ある日、母が家を出て行ってしまった。突然、現れたのはさばさばした女性・洋子さん。彼女は父が友人を連れ込み、麻雀に興じたりと無法地帯となった家でご飯を作ってくれたり、散歩に誘ったりしてくれた。子供の薫の初めての大人の友達―ひと夏の触れ合いの物語。竹内結子主演だそうな。イメージ、割と合うのでは?仕事を辞め、奔放に振舞う父役(後に会社の金を盗んだことが発覚して逮捕)には古田新太。おお!*猛スピードで母は芥川賞受賞作。離婚後、母は働きながら慎を育てた。何人か恋人?は紹介されたりしたが、どの人とも結婚までには至らず。静かで無口=真面目で良い子と判断されがちの慎。学校行事に興味はなくても、そのあたりのことを母は分かっているらしい。母の結婚話→破局?、生真面目で所作にうるさい祖父母とのこと、いじめられたり、義務感から一緒に登校してくれてるだけだと思った須藤君がどう思ってるか気付かなかったり、母は恋人と別れたりしながら今日も猛スピードで車を走らす。両方とも消極的な子供が主人公で格好良い(奔放な大人の)女性がキーパーソン。
June 27, 2007
Gift Pflanzen MischerQEDシリーズのスピンオフをシリーズ(講談社)とは別の幻冬舎にて発行。本当に最近こういう企画多いなぁ。変人度ではタタルに本当に引けを取らない、熊野から上京した毒草師・御名形史紋が活躍。QEDシリーズでは脇でありながら余りある濃いキャラっぷりだったので、さもありなん。一つの題材をベースに事件を読み解くのはQEDシリーズと一緒。今回は「伊勢物語」、在原業平。一つ目山羊を殺し、その呪いを受けたと怯える鬼田山俊春。それ以後、その家では一つ目の子を死産したり、離れに籠った家人が消えたり(死体が見つかったのが一件、あとは失踪)する事件が勃発。鬼田山家の主治医である一ノ関医師と親交が深い医療系雑誌「ファーマ・メディカ」の編集者・西田真規はこの事件を調べるはめになる。協力してくれるのはフリー編集者・篠原朝美。そして、助言になるようなならぬようなことを嘯くのは最近隣に越してきた変人の御名形史紋。離れの部屋を使った屋敷のトリックは王道、か?*在原業平~天皇の血筋でありながら、藤原氏に追いやられてしまった男。プレーボーイとしても有名。 今回は高子の段「鬼一口」(駆け落ち?したが、雨をしのぐ為に入った小屋で高子は消える) この話にも目に見えぬもの(身分が低く、記録にも残らぬ者)が怪異に関わっていた事が明かされる 御名形は業平の最期は藤原氏によって毒殺されたのでは?と推理。*伊勢物語~当時、伊勢は不吉とされている名称だった=この話はなかったことにして欲しいと言う意味が? 業平の「鎮魂」の為に編纂されたものだった?*古今和歌集などでの「よみ人知らず」もほとんどは"官位が六位以下の人間の作った歌=低い身分なので、この作者には名前など知らない。あったとしても私は知らない"ということらしい。*キュクロプス~英名・サイクロプス。ギリシア神話に登場する、額の中央に一つだけ目を持つ巨人。鍛冶神。 その姿の醜さから幽閉され、解放された後に協力した神に恨みを持つモノから報復され、殺される。 または、旅人を食らう残酷で粗暴な怪物だったが、酒を飲み、眠ったところを殺される。*一つ目の神(タタラ関係の神)は今回も出てくる。―ネタバレメモ―"居たのにいないと認識"が前当主失踪(前妻の犯行。娘協力)のトリックの真相。鬼田山家の前当主の前妻の子(姉妹)が後妻に恨みを持ち、復讐の為に屋敷トリックを使って殺害。その後も一人は家政婦として潜入し続け、もう一人は家の情報が入ってきやすい出版社に(=篠原朝美)。西田は朝美に殺されかけるが、御名形によって一命を取り留める。鬼田山家の親族・八雲居葉月はこれからも出てくるような雰囲気がするのだが、どうだろう?いや、これはシリーズ化しないのかな?QEDシリーズ 東照宮の怨 式の密室 竹取物語 龍馬暗殺 ~ventus~鎌倉の闇 鬼の城伝説 ~ventus~熊野の残照 神器封殺 ~ventus~御霊将門→メモ 河童伝説
June 24, 2007
池袋ウエストゲートパーク第7弾。IWGPシリーズ 池袋ウエストゲートパーク&少年計数機 骨音 電子の星 反自殺クラブ 灰色のピーターパン・要町テレフォンマン「オレオレ(振り込め)詐欺」の電話担当だった高槻陽児は騙したお年寄りが自殺したことをきっかけに会社を抜けたいとトラブルシューター・マコトに依頼。"会社"はヤクザに繋がっていて、足抜けも簡単ではなさそうだというのだが―電話を通してなら人とコミュニケーションが取れる青年の物語。・詐欺師のヴィーナスローンを組ませ、高額の値をつけた絵を売るセールスレディ・エリーに恋心を抱き、3枚も絵を買ったキヨヒコが彼女の気持ちを知りたいとマコトのもとを訪れる。ちょっと綺麗過ぎるオチだが、いつもながら巷にはびこる問題ある商法を取り上げている。・バーン・ダウン・ザ・ハウス英才教育をされていた、"いい子"だった13歳・水谷祐樹はある日自分の家を放火。祖母が重傷を負うも、嘆願書などもあったことから処罰は軽かったらしいが、進学校での居場所がなくなった彼は町をうろつき、マコトと出会う。その頃、池袋では放火事件が続いていて―自分の罪を見つめなおし、再出発を計る少年の話。現実はこう綺麗にまとまらないだろうが、物語でくらい綺麗な夢は見たい、ということだろう。・Gボーイズ冬戦争Gボーイズの武闘派でNo.2のヒロト派のグループが目だし帽をかぶった奴らに襲撃される。ヒロトらはタカシの指示ではと疑い、分裂・独立を狙う。また、裏組織も"影"と噂の男に襲撃される事件が続いていた。仕掛け人は誰で狙いは何か?一方、フリーターのアキヒロがマコトのコラムをもとに映画を撮りたい、ひいてはマコトも出演してほしいとお願いに来る。池袋のパワーバランスの一端をマコトが握ってるんだなぁと改めて感じる話。マコトとタカシ(キング)の友情物語でもある。(女性ファン必見と作者も書いている・笑)サルも結構頻繁にマコトに協力してるよなぁ。―ネタバレメモ―・要町~ ・"会社"のバックにヤクザはおらず、社長が皆をだましていたことが判明。 Gボーイズやサルの手も借り、襲われた陽児も借りを返し、社会復帰へ。・詐欺師~・絵の価値がないことなども調べた上で反撃に出る二人。 だが、キヨヒコは騙された事を知りながら、エリーの為にクーリングオフせず。・バーン~・ユウキの活躍もあり、放火魔を無事逮捕。ユウキは入院中の祖母に謝罪する。 放火犯は世間の注目を浴びたかった高校生。ここらは現実的かな。・Gボーイズ~・池袋のパワーバランスは豊島開発・羽沢組系氷高組・京極会+Gボーイズ。そこに割り込もうとした北関東のマル権総業の企業舎弟マルス・エンタープライズが仕掛人。裏組織を"影"に襲わせるも、"影"の逆鱗に触れてしまい、逆に襲撃される。目だし帽の男の頭は千早の女子高生監禁事件の犯人で自殺未遂した成瀬彰(現在刑務所)の弟・優。マコトに復讐する為、マルス~と手を組み、Gボーイズ乗っ取りを企む。"影"と協定(?)を結び、ヒロトの件を治め、優はマコトのBGを買って出たキングが撃退。(影にスカウトされるキング)影と似た空気を持つキングだが、彼はマコトという友人がいるところが大きな差だと言うのだった。
June 23, 2007
本編感想は→コチラ伝説の歌姫らについては「ナイチンゲールの沈黙」参照のこと―ネタバレメモ―・東城大学医学部付属病院高階権太~病院長。腹黒い狸委員長との噂あり。松井 ~看護師総師長。任期は今年いっぱい。来年総師長選あり。・本館田口公平~神経内科学教室講師。リスクマネジメント委員会委員長。電子カルテ導入委員会委員長。 優しげな風貌。"グチ外来のグッチー"。(由来はシャネルとグッチを間違えたことから) 学生時代のあだ名は"行灯"。速水と島津は同期で麻雀仲間だった。 速水の潔白を証明する為、調査に乗り出す。 藤原真琴~専任看護婦。元看護師長の大ベテラン。東城大学の生き字引のような存在。噂好きの兵藤が沼田配下に入らないのは、田口になついているからだとか(島津談)*田口の噂*すごいバックが付いていて、病院長をアゴで使い、黒崎教授のお気に入りの看板助教授を米国に放逐、いざとなれば準備周到にして大胆不敵な行動が取れる勇者で、厚生労働省から派遣された室長を指図したりする超危険物!?高科委員長の"懐刀"または"腰巾着"敵視する人々も増加中?…人の噂とは恐ろしい!本当は全て押し付けられてババ引きまくりの後始末係なのに(笑)黒崎誠一郎~臓器統御外来教授。リスクマネジメント委員会副委員長。出張多し。 バチスタ・スキャンダル以来、田口を面白く思ってないという噂があったが…? 「城東デパート火災」で下っ端の速水に顎で使われたこと、 その後もルール無視の彼の行動を許せず、速水の天敵だったが、 彼の実力は認め、この病院には必要な人材だと辞表を撤回するよう勧告する。島津吾郎~MRI画像診断ユニット(放射線科)助教授。田口と同期。MRI研究分野では第一人者。 エーアイ(死亡時画像病理診断・解剖前にCTを撮る)実現の為、 エシックスの審議にかかっている。・オレンジ新棟奥寺隆三郎~教授。速水の暴虐を陰で支える。猫田麻里 ~看護師長。"眠り猫""千里眼"の異名を取る東城大学開闢以来の横着者(藤原談)。 藤原の愛弟子。周囲に命令だけすればいいから楽だと総師長の座を狙っている?権堂昌子 ~看護主任。融通のきかない堅物。松井総師長系列。エシックスの情報収集の要。…大学が独立行政法人に組織替えし、独立採算制を取ることになり、収益性の低い救命救急・産婦人科・小児科は社会的に重要性は高いが、収益至上主義の現代医療においてはお荷物扱いの分野に…速水晃一~部長。"血塗れ将軍(ジェネラル・ルージュ)"ともエースともスピードスタートも言われる 田口と同期。水落冴子のファン。既存ルールを無視する傾向あり。 救急センターの為、器材を優遇してくれるメディカル・アソシエイツと癒着。 改善を求めて自らの首をかけて告発文書をエシックスへ送る。 田口によって辞職を阻まれ、東城大学系列の北にある病院へ赴任することに。五十嵐 ~副部長。速水についていけずに休職中。佐藤 ~救急部門ナンバー3。駄洒落好き。花房美和 ~看護師長。看護課エース。松井総師長の直系。ハヤブサの異名あり。 手術室、外科病棟、整形外科病棟、循環器内科病棟など花形部署を歴任。 次期総師長の有力候補として猫田とはライバル関係にある。 速水に思いを寄せ、彼とともに裁かれようと自分の名もいれた告発文書を リスクマネジメント委員会(田口)へ送る。40代。 辞職後、速水についていく。久保 ~主任。20代後半。森野弥生 ~ICUの中堅看護師。翔子の5年先輩で久保と同期。如月翔子 ~ICUの人魚とも言われる美女看護師。速水に思いを寄せる。 理想に燃えて突っ走る「爆弾娘」の異名あり。 学業成績は落第すれすれだが実技はトップ、研修成績や評価も素晴らしかった。 (学業成績抜群だが、実技評価は最低だった浜田小夜とは対照的)*速水の伝説*15年前、「城東デパート火災」発生時、ICU病棟にいたのは若き日の速水だけ。まだ下っ端医師だったのにもかかわらず、救急患者受け入れ要請を片っ端から受け、(病院長に連絡つかなかったため)勝手に「院長権限の代行」をし、全てを指示。患者も医者も適切に効率よく捌いた。その姿は凱旋将軍のようだった。治療に当たる直前、緊張した速水は顔面蒼白に。部下に不安が感染せぬようルージュを塗り、勇ましくとアドバイスしたのは花房だったとか。それから「ジェネラル・ルージュ」の称号が速水に。それ以後、ICUの看護師はルージュを一本ナース服に忍ばせている。審議後、大事故による救急患者が発生。今回は正式に院長権限代行許可を取り、三船やスタッフ達と協力して乗り切る速水はやはり将軍!沼田~精神科(心療内科領域)助教授。 倫理問題審査会委員長。 前リスクマネジメント委員会委員長の曳地と親しかった為、田口を敵視(兵藤談) エシックスは対・田口リベンジ要員。神田~MRI画像診断ユニット主任。島津付き放射線技師だが、島津に反対している。権堂~小児科病棟看護主任の欄参照。日垣~呼吸器内科曳地委員長の直系。講師。谷村~循環器内科講師。工藤~沼田の腰巾着。精神科講師。三船~事務局長。病院経営コンサルト会社から派遣され、就任半年にして地道な病院改革を実施。 医療経済資源配分学のスペシャリスト。 病院業務外注化となる彼の雇用は厚生労働省肝いりのモデル事業。 赤字続きでありながら、"ドクター・ヘリ導入"を希望する速水と対立。 (実は対立しながらも速水に打ち負かされ、導入されるのを夢見ていた?) 厚生省出身者。白鳥の厚生省時代の後輩。(エシックス)外部委員野村勝 ~弁護士。医療過誤検討(市民)審査会委員の時に白鳥とディスカッションした仲。中野美佐子~倫理学教授。*のらりくらりと審議を引き延ばす沼田だったが、 速水と白鳥の援護を受けた島津の要請を受けざるを得ず、エーアイはエシックス初の通過課題に。*速水が罪を認め、エシックスの審議を拒否した為、(これによりエシックスは粉砕される) 彼の処遇はリスクマネジメント委員会が裁くことに。 速水が辞表を提出、佐藤の速水罷免要求(上司・速水のことは認めていながらも、奔放さに激昂)、 沼田が田口のリスクマネジメント委員会委員長罷免要求を出すも 副委員長の黒崎がことごとく撤回を要求。 速水によって沼田が告発文書を握りつぶしたことが判明。 (情報を三船に流し、赤字の救急センターを粛清しようとした)沼田窮地に。*その後、大一番に強い田口によって肝心なところで勝負弱い速水は辞表を撤回させられ、 北の救急センターに送られることに。速水の後任は佐藤に。(自らの利益としての癒着はないと主張する速水だったが、チュッパチャップスの提供を受けていたところを突かれてしまった)田口~委員長黒崎~副委員長。臓器統御外科教授松井~総看護師長羽場貴之~手術室器材管理室室長・厚生労働省白鳥圭輔~厚生労働省大臣官房秘書課付技官(閑職) ・医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長(最前線のトップ)兼任。 たまごっちは健在。コードネームは火喰い鳥。姫宮 ~氷姫とも呼ばれる白鳥の唯一の部下。長身。桃色のめがねフレーム。 医師免許は持ってるが、看護師経験がない為、東城大学で研修中(身分伏せる) あまりのどじっ子、ドンくささに予測不能の「ミス・ドミノ」の異名をとる。 この後、年明け早々に桜宮病院に先行潜入予定。(「螺鈿迷宮」参照)*白鳥はエシックス&リスクマネジメント委員会でロジカル・モンスターぶりは健在であることを示す。だが、目の前で理想と仰ぐアクティヴ・フェーズの進化型、アグレッシヴ・フェーズのお手本を速水に見せ付けられ、「自分の出番はない」と田口にぼやく。速水が癒着していた医療代理店メディカル・アソシエイツは「螺鈿迷宮」に出てくる結城の会社。結城~医療事務関係の仕事を請け負う(病院買収関連の企業舎弟)メディカル・アソシエイツを運営。
June 22, 2007
チーム・バチスタの栄光 ナイチンゲールの沈黙・メモ 螺鈿迷宮・メモバチスタシリーズ第4弾!と思いきや、帯をみれば第3弾扱い?なんと、第3弾だと思っていた「螺鈿迷宮」は角川書店発行。既存シリーズは宝島社発行。「螺鈿~」はスピンオフ企画の番外編を他社から発行という最近流行のスタイルだったのだな。道理で「螺鈿~」の表紙が第1弾、第2弾と雰囲気が違っていたはずだ。「ジェネラル~」は宝島社からなので、いつもと同じタッチの表紙。ああ、納得。時系列としては「チーム・バチスタ」→「ナイチンゲール~」と同時並行で「ジェネラル~」→「螺鈿~」となる。第4弾(宝島社)はきっと「螺鈿~」と同時並行の東城大学が舞台になると思うのだがどうだろう?「ナイチンゲール」と同時並行なので、視点を変えて同じ状況を楽しめたりする。それにしても、同じ時期に起こった問題は全て田口先生がさばていたとは!愚痴外来よりもトラブルシューターとして雇ってもらったら…と思うほど(いや、一応リスクマネジメント委員会としての仕事をしているのだが)病院内の問題解決に借り出されまくって忙しい彼の他人からの評価は意外だったりもして面白い。今回の主役は救命救急センター部長の将軍(ジェネラル)、伝説を持つ男・速水晃一。彼が特定業者と癒着しているという匿名の告発文がリスクマネジメント委員会委員長である田口の元に届く。理想高き、患者・治療第一の速水が賄賂を手にしていた?速水の潔白を証明する為、調査を始める田口。調べる中で浮かび上がるのは赤字体質の救急外来の実情。潜入操作の準備の為、実務経験が全くないという謎の看護婦として氷姫こと姫宮が救急センターに研修に現れる。「ミス・ドミノ」と呼ばれるどじっ子っぷりがまざまざと紹介される。(余談だが「ナイチンゲール~」の時に姫宮=如月では?と勝手に勘違いしていたのだが、早々に誤解は解かれた。そうだよなぁ、ミス・ドミノと如月ではイメージ違うと思ったのは当たり前でした)なりゆきで田口を敵視する沼田率いるエシックス・コミティ(倫理問題審査会)で速水は審議されることに。永遠に答えが出ないと噂のエシックス。そこでは死亡時医学検索にエーアイを導入しようと奮闘するMRI画像診断ユニット(放射線科)の島津の姿が。VSエシックスの行方は?告発者は誰だったのか?速水はどうなる?もちろん?白鳥も参戦してきたり。利益と実情はなかなか一致しない。特に救急医療という突発自体においては収益も上がらない。締め付けと赤字であってもヘリコプター輸送(ドクター・ヘリ)を夢見、理想を持つの中でもがく速水。さすが勤務医なだけあってリアル。細かいところをつつくだけで現状を見ず、悪戯に論議を長引かせるエシックスもさまざまなところ(病院だけでなく)で実際ある光景だろうな。登場人物メモは→コチラ
June 22, 2007
PEEKABOO (=子供をあやす"いないいないばぁ"の英語バージョン)Gシリーズもまだ中途半端というのに新シリーズ突入か!?×(かける・バツ)のようでもあるが、X(エックス)シリーズが正解?タイトルは×でつないで統一させる模様。(次回予定作は「キラレ×キラレ」)物語の舞台は東京、美術品鑑定を生業とする椙田事務所。と書けば分かるように新シリーズと言ってもバッチリ他のシリーズと繋がってる。まぁ、当人(椙田=保呂草)はチラッとしか出ないのだけれども。探偵業も兼ねている事務所を訪れた広大な屋敷に住む黒衣の美人・佐竹千鶴。依頼は「(屋敷内に幽閉されているであろう)私の兄を捜して」というもの。留守中の椙田に代わって事務所のボランティア留守番で芸大生の真鍋瞬市と、最近、椙田に助手として雇われた元社長秘書の小川令子が捜査に乗り出す!まだ下調べの段階で、地下牢での殺人事件が発生。千鶴の双子の妹・千春の依頼を受けていた探偵・鷹知祐一朗も加わって物語は加速する―地下牢に幽閉されているとされた謎の兄(戸籍上は死亡)、口のきけない門番、暴君であった家長の死、後妻の未亡人、外出経験少ない前妻の子供たち、久しぶりにミステリっぽく事件が中心に物語はすすむ。椙田の目的は遺産となる美術品だろう。売買で手に入らなければ盗むのだろうか?―ネタバレあり―殺されたのは千春。殺したのは実は男だった千鶴。鷹知は保呂草の知りあい?東京で探偵といえばあの人なのだが…東京の大学に赴任してきた萌絵と椙田はすれ違い、驚く。そして、椙田の名前はもう使わないようにしようと検討する保呂草なのであった。萌絵の東京での活躍はXシリーズで、になるのかな?萌絵が帰郷するまではGシリーズはお休み?ずるずるとはじまったシリーズ、楽しみにしてよいのやら、そろそろ飽きたほうがよいのやら(笑)S&Mシリーズ すべてがFになる 冷たい密室と博士たち 笑わない数学者 詩的私的ジャック 封印再度 幻惑の死と使途 夏のレプリカ 今はもうない 数奇にして模型 有限と微小のパン Vシリーズ 黒猫の三角 人形式モナリザ 月は幽咽のディバイス 夢・出会い・魔性 魔剣天翔 六人の超音波学者 恋恋蓮歩の演習 捩れ屋敷の利鈍 朽ちる散る落ちる/赤緑黒白 四季シリーズ 春 夏 秋 冬 Gシリーズ φは壊れたね θは遊んでくれたよ τになるまで待って εに誓って λに歯がない λ~メモ ηなのに夢のよう
June 20, 2007
KING ARTHUR AND HIS KNIGHTS佐竹美保 絵魔術師マーリンに守られ、不思議な運命を持って生まれたアーサー王岩からただ一人剣を引き抜き王となり、名剣エクスカリバーを湖の姫から手に入れ、ブリテン国を統一、勢力を伸ばしていく。美しいグウィネビアを妃に、円卓の騎士と呼ばれる地上最高の騎士達に囲まれる。アーサー王の父ユーサー・ペンドラゴン、グウィネビアに心を寄せた円卓の騎士ラーンスロット、聖杯を探す冒険、戦いなど、その後の物語に影響を与えたアーサー王伝説。一度は読んでおこうと思い手にしたが、もっと伝説的な物語と思いきや、戦いと侵略、キリスト教国の物語でした。悪くはないけれど、この作者による編纂があまり合わなかっただけだろうか?円卓の騎士の冒険がほとんどで、王となったアーサーの記述は半分に満たないくらいかも。やはり王というものは全てにおいて好きに出来るわけではなく、自由も冒険も夢なのかもしれない。一代で最盛、衰退がみえるし。円卓の騎士が150人もいるとは思ってなかったのでそれは驚きだった。
June 17, 2007
リブロを経て、現ジュンク堂の書店員である著者による書店の悲喜こもごも裏話アマゾンの仕組み、販売拒否疑惑、ネット書店の仕組み、海外の書店、出版事情(再販制度の有無)、コンピューターによる功罪(在庫品の有無、ジャンル分け、読み方などなどの難しさ)、ジュンク堂を始め、青山ブックセンター、リブロ、個人書店などの事情、特色など、棚の作り方(各書店によっての違い―ジャンル分け、五十音順など)、取材、講演会について、入社試験、新入社員、不思議な・怪しい・迷惑な・などなど様々なお客さんについて、出版界の流れ、流行、本屋大賞など書店を取り巻く諸事情、(新店舗)開店準備について、書店員になった理由、奮闘記…などなど話題盛りだくさんで、しょっちゅう話(文章・内容)は脱線するが、本屋好きには気になる一冊。ネットも便利だけど、本屋には生き残ってもらいたいと思うのでありました。それにしても、雑誌の売り上げ一位がコンビニとは!
June 16, 2007
artificial spirit koneko人工憑霊蠱猫01 02 白澤 03 渾沌王 件獣 呪物館栞にデザインされたのは濡女妖怪を出したいが為に綱渡りで引き伸ばし作戦を繰り返して続くシリーズ。"妄邪船""船幽霊""濡女"などなど水に関係する妖怪がひしめく話。―ネタバレあり―世界滅亡へと導く魔書「本草霊恠図譜」を奪って消えたのは白石だった!仲間を裏切る影にはかつての研究室のメンバー・夏海を救う為だったのだが、彼女に騙され、「本草霊恠図譜」は夏海の実家である長崎にいるカルト集団・有鬼派の手に渡ってしまう。同じ頃、”取換え子”の噂、謎のチェーンメールが飛び交い、普通に生活していた人々が何かに取り付かれたように長崎に集い、最強の鬼神が平戸の海に出現。人が良くて優柔不断で"白澤"を使いこなせない白石がもどかしくも奮闘。白石と小夜子の中は進展…するのか?世界の全てを喰い尽くすという鬼神の船"空穂船"(虚舟)の召喚は阻止できるのか?一時、白澤に見捨てられるも、最後には再び一緒に。治癒能力も使えるようになる白石であった。美袋小夜子:司書。人工憑霊"蠱猫"の使役者白石優 :学生。博識な薬獣"白澤"の使役者(7代目)。いつも神獣の治癒能力の恩恵を受けている石和百代 :SE。機械のシャーマン的存在"幻視計算機"の使役者。時実理一 :学芸員。妄想、形成体を消し去る"常能力"を持つ。龍造寺 :呪物ハンター。呪符により"火具津霊""風舞津霊""野津霊"などを操る。呪物ハンター水原勝人 :美袋学園事務員。怪談・奇談の蒐集が趣味。河上収 :某全国紙刑部支局記者。深安 :ネット上のチェーンメールやウィルス、ワームを集めるモモのメル友夏海涼子 :白石の後輩。図書館事件の後、千文字グループに連れ去られていた。"濡女"使役者。 実家は阿留賀島にある博洋会夏海病院。千文字薬科の付属病院。夏海青史 :涼子の祖父。 玄山の学問を継ぐ有鬼五流の一つ、博洋塾(本草学と蘭学の塾)の学統を守る。 "白澤連"(玄山の残した有鬼論的遺産の悪用を監視する鬼神研究者)の一員。 白石に息子(涼子の父)らが企む"空穂船"召喚の阻止を依頼。玖珂晟一 :有鬼五流の一つ、鬼神封じの法を伝える学派の長。白澤継承者6代目。松野あき :日本史研究室M2(院生)。白石と同期。青史を手伝う。比婆 :日本史研究室M2。呉 :日本史研究室M1嵯峨野高穂:"高女"使役者。白澤連の一員。車持由妃 :文字を媒介に物体を自在に操る、文車妖妃の使役者。古書肆文車堂の一人娘千文字美緒:有鬼五流・千文字家の娘。勝呂 :"針口"の使役者。猿投 :"奴延"の使役者。白石と同じ研究室に所属していた。大生部龍彦:雄弁な白ずくめの怪人物。軽部時子 :鬼神使役術者。"舞紙"を操る。軽部空也 :鬼神使役術者。"木霊鼠"を操る。諏訪苑子 :鬼神使役術者。呪物ハンター。美袋玄山 :幕末から明治にかけて活躍した医師にして、鬼神の実在を信じた異端の本草学者。 美袋学園の創始者。有鬼派を生んだ張本人、のはず。
June 16, 2007
Arsene Lupin Contre Herlock Sholmes怪盗紳士 ルパン大失敗に続くポプラ社のルパンシリーズ第三弾コナンドイルの逆鱗に触れ、原作ではちょっと変えた(もじった)名前にしてあるそうだが、日本語訳では分かりやすいようにシャーロック・ホームズ表記。いまだに原作では違うのだろう…な?・金髪美人La Dame Blonde・23組514番ジェルボア老教授が娘・シュザンヌの為に古いデスクを購入。その中に宝くじをいれるが、そのままルパンに盗まれる。その宝くじが当たり、老教授はその権利を主張するが、同時にルパンも主張。ルパンの要求(賞金を等分する)を突っぱねた為、シュザンヌが誘拐される。貧乏な恋人と結婚したい為、賞金が半分になってもそれを持参金にしたいと頑なな父に隠れて自ら人質になると申し出た娘のため、一肌脱ぐルパン。…とはいえ、賞金半分横取りしているのだが。ルパンの共犯者として美しい金髪美人が見え隠れする。・青色ダイヤ青ダイヤの所有者が殺された。その嫌疑はルパンにかかるも手がかりなし。競売にかけられた青色ダイヤ手に入れるも盗まれたクロゾン伯爵夫人。ルパンに翻弄されるガニマール警部。廻りまわってダイヤは夫人の下に返ってくる(実は偽者だとホームズが後に指摘。本物はルパンの手元に)・シャーロック・ホームズガニマール警部の失敗を受けて、ホームズに依頼が来る。・怪建築の秘密一連の事件現場が同じ建築家・デタンジェによるものだと探り当てたホームズ。デタンジェの作った建物は秘密通路で繋がっていた!金髪美人は実はデタンジェの娘で栗色の髪のクロチルド。彼女はルパンに恋をし、協力していた。ホームズによってルパンはガニマール警部に引き渡されるも脱出。仕掛けのある建築物、変装、偽物(イミテーション)はミステリの王道?ホームズシリーズ未読なので、シャーロキアンの人々がこれを読んでどう思うのか…微妙。・ユダヤの古ランプLa Lampe Juive依頼の手紙と共に、その依頼を受けぬようルパンからも手紙が。ルパンの挑戦と見たホームズはワトソンと共にパリに乗り込んでくる。ルパンは悪質な脅迫を受けていた男爵夫人を助けたいと思う家庭教師の少女に協力していた。真実を知ったホームズとルパンは硬い握手を交わす。南洋一郎訳のこのシリーズはところどころ日本の子供たちが分かりやすいように書き換えられているとか。いつか"完訳"を読むべきなのだろうか…
June 16, 2007
ポプラ社のシリーズを読み続けてみることにする。1 怪盗紳士原題(フランス語)はフランス語用の記号やスペルをどう出すのか分からないものありその為、一部間違いありです。この作品が発表されたのは1905~。百年以上読み続けられているというのは改めてすごいことだよなぁ。・ルパン大失敗Le Coffrefort de Madam Imbertルパンが青年だった頃。初めてアルセーヌ・ルパンを名乗ったときの話。初めてあくどい金持ちからの盗みを決意したルパン。だが、相手は上手の詐欺師だった!相手に逆にカモにされ、手痛い勉強料まで支払ってしまったルパンだが、いい経験だと嘯く。どこか人が良いルパンが微笑ましい。・大探偵ホームズとルパンHerlock Sholmes Arrive Trop Tard古文書が盗まれ、そこにかかれた暗号から古城に忍び込み、盗みを働いたルパンだが、船上で恋した令嬢に再会。自分が怪盗だとばれ、彼女の為に盗んだものを返すと約束。古城の主はホームズに依頼していたが、その前にルパンは盗品を返却。二人の出会いはすれ違いだけに終わる。お互いが好敵手だと認める話でもある。発表当時、ホームズシリーズの作者であるコナン・ドイルが大激怒。Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズ)の名前はHerlock Sholmesに変えざるをえなかったそうな。フランスvsイギリスの意識もあるのだろうか?・消えた黒真珠La Perle Noire殺された未亡人は黒真珠を盗まれていた。疑いはルパンにかかるが、彼は殺人はしないはずだが―嫌疑を晴らす為、元保安課刑事の探偵グリモーダンとして犯人を追い詰め、嫌疑を晴らし、黒真珠を手にする。・ハートの7Le Sept de Coeurルブランの元に「部屋で指一本動かしてはならない」との手紙が届く。息を潜めて夜があけるのを待つルブラン。侵入者の気配はあったが、盗まれたものはなさそうだった。そのことを記事にした彼の下を訪ねてきた男が自殺。彼の死の影にはフランスの国家機密(設計図)をドイツに売り渡した男らの影が。フランスの為、設計図を取り戻そうと暗躍するルパン。彼が義賊だということをアピールする話が多い。パリに住む作家ルブラン(作者)が親友ダスプリーの正体がルパンだと知る話。過去の話をうまく織り交ぜてすすむシリーズである。
June 13, 2007
全体感想は→コチラメモ1―ネタバレあり―又市 ~この頃は双六売りをしている。西での失敗後、江戸に戻る。おちか~又市に思いを寄せる小料理屋で働く女。(巻き込まれ殺される・「旧鼠」)お甲 ~損料屋"ゑんま屋"の主。銭で埋まらぬ損を引き受ける裏の顔を持つ。 裏社会との関わりはなく、又市達に裏の損料仕事を依頼。 (「旧鼠」後、江戸は危険と損料屋を閉め、飛弾へ)角助 ~ゑんま屋の手代。表裏の損料仕事を引き受ける。(死亡・「旧鼠」)山崎寅之助~元公儀鳥見役をしていた侍。ゑんま屋の荒事を担当する使い手。 相手の武器を奪い、殺す。(死亡・「旧鼠」)久瀬棠庵 ~下谷に住む儒学者崩れの本草学者。仙人然とした風体で博識。 貧乏人の病気や怪我の治療を行なっている。(「旧鼠」中に行方不明に) 百介と面識あり →又市が久瀬の行方が分からなくなったあと、百介と縁を持ったのは棠庵の影響? 棠庵を他の作品で見かけたように思うのは気のせいだっただろうか?長耳の仲蔵~子供の玩具を売る手遊び屋。 大芝居の舞台装置から大道具の機械仕掛け、見世物小屋の化け物細工まで作る。 (お甲を送るため飛弾へ)靄船の林蔵 ~又市とは義兄弟の杯を交わすほどの古い付き合いあり。又市に恩あり。 縁起物売り。削掛の林蔵とも呼ばれる。西での失敗の原因は彼らしい? (又市に逃がされ、西に戻る・「旧鼠」)無動寺の玉泉坊~又市の上方時代の仲間。力自慢の荒法師。大入道のごとき身長の豪傑。一文字屋仁蔵 ~一文字狸とも呼ばれる、上方の小悪党を束ねる男。表向きは版元。祭文語りの文作~四国生まれの無宿人。上方時代からの又市の仲間。仁蔵の下で働く。変装が得意。御燈の小右衛門~江戸の裏渡世を牛耳る男。表の顔は人形師。 岩や山をも崩す火薬技を持つ。又市を助け、その後行動を共にする。おぎん ~御行の又市の仲間だが、ここではまだ小右衛門に保護され行動を共にする少女。 汚名を着せられ殺された祗右衛門の娘。 仕組みとなった「祗右衛門」の張本人(犯人)を探す。稲荷坂の祗右衛門~本物はおぎんの父(5年前に無実の罪で処刑された)。 今回、暴走する非人らを鎮め、守る為に処刑されたのは祗右衛門の弟で御行乞食だった宗右衛門。 (彼の装束を又市が継ぐ) 騒ぎは収まるが、「祗右衛門」の仕組みは残る。→決着は「狐者異」で。志方兵吾 ~南町奉行所定町廻り同心。真面目な男。愛宕の万三~兵吾の手下の岡っ引き次回はどう来るだろう?御行の又市とおぎんがヤタガラス(漢字がでなかった)になるまでが知りたい。182●年 10月 寝肥1年後 1月 周防の大蟆 2月 二口女 6月 かみなり2年後 4月 山地乳 11月 旧鼠 以上「前巷説百物語」この間に「嗤う伊右衛門」、「覘き小平次」10年後 春 小豆洗い(巷説) 8月 野鉄砲(続) 秋 白蔵主(巷説) 11月 狐者異(続)11年後 冬 舞首(巷説) 5月 飛縁魔(続) 晩夏 芝右衛門狸(巷説) 春 船幽霊(続)12年後 5月 塩の長司(巷説) 6月 死神(続) 夏 柳女(巷説) 秋 赤えいの魚(後)13年後 夏 帷子辻(巷説) 秋 天火(後) 秋 山男(後) 手負蛇(後) 五位の光(後) 百介 戯作を開板 事触れの治平 死亡18年後 夏 老人火(続) 御燈の小右衛門 死亡1877年 初夏 風の神(後) 山岡百介(一白翁) 死亡 (巷説)~巷説百物語(続) ~続巷説百物語(後) ~後巷説百物語 参考:巷説百物語シリーズ解説書より
June 7, 2007
全体感想は→コチラメモ2―ネタバレあり―話は志方らの目から見た表の視点と、仕掛けた又市らの裏の視点からなる。・寝肥武州生まれの又市が上方から江戸に舞い戻った頃の話又市なじみの娼妓・お葉は何度も身請けされる。金持ちに身請けされ、主人亡き後はそれなりの財産が手元に残るはずなのに、また、借金持ちの年季奉公に戻るわけとは?布団や衣装などを貸し、欠けた(汚れたなどの)分だけ料金をとる損料屋"ゑんま屋"が引き受ける損はそれだけではない。ゑんま屋主人・お甲、角助と双六売りだった又市との出会い。西からの縁続き、林蔵との再会が描かれる。お葉 ~音吉に心奪われ上京。自らの意志で自分を売る音吉 ~妻一筋でありながら、モテてしまい、妻の悋気を買う。 妻の為、自分に惚れた娘らを女郎に紹介する。おもと~音吉の妻。睦美屋の女主人。夫に群がる娘を売らせる。おもとと音吉が争い、音吉死亡→おもととお葉が争い、おもと死亡。自殺を図ったお葉を助けるため、彼女の損料を又市が請負い、ゑんま屋が「寝肥」の怪として処理。だが、お葉は自らを売り、請負金を支払う。・周防大蟆兄の敵を討つため、仇討ちで上京してきた岩見平七。彼の仇は冤罪だとゑんま屋に依頼が。岩見平七~川津藩士(周防の方の小藩)疋田伊織~防州浪人。平七の仇といわれる男。実は平七とはただならぬ仲?その後、平七と逃亡?川津盛行~川津藩次期藩主。 伊織に振られた腹いせに(嫉妬あり)、伊織の想い人が平七の兄だと勘違いして殺害。 伊織に罪をなすりつけた。仕掛けの中で山崎に討たれる。公開仇討ちの場に仕掛けられたは長耳による大仕掛けの大蝦蟇だった!いくら罪があろうとも、盛行の命を奪わぬ仕掛けはできなかったかと又市は心を痛める。・二口女旗本の評判の良い後妻・縫の依頼(相談)は病死で処理された前妻の子の死の真相は自分の折檻によるものだから、その罪を償いたいというものだった。家柄や新たに生まれた子供などが絡み合い、ただ表に出すだけでは駄目な様で―調べるうちに縫が手を下したわけではないことが分かる。犯行は前妻とうまくいってなかった縫の義母・清によるものだった。(清は縫のことは可愛がっていた)真相を知り、縫の犯行だろうと藪医者・西田尾扇の弟子が彼女を強請っていた。罪を告白した清は出家。・かみなり女癖が悪く、悪行多しと百姓からの依頼で又市らが仕掛けた立木藩の江戸お留守居役・土田左門が切腹。その後、左門の仇討ちかのようにゑんま屋のお甲と角助が攫われた。仕掛けの難しさが浮き彫りに。依頼も百姓だが、復讐の依頼をしたのも百姓。実は土田左門は百姓の為の隠し田を作らせ、予備の米を貯えていた。左門が切腹した本当の理由はその隠し(備蓄)米の存在が露見したから。左門の行状に困る百姓もいれば(女癖の面で)、感謝する百姓もいた(備蓄米)ということ。表向きには仕掛けにより女癖の悪さが露見し、切腹したかに見えたため、仕掛けたゑんま屋が狙われた。手詰まった又市を手助けしたのは御燈の小右衛門だった。(又市はまだ詳しい正体は知らず)左門は立木藩を見守る神になり、各百姓の家に隠し米が配られた為、騒ぎは収まる。・山地乳道玄坂の縁きり堂の黒絵馬に名前を書かれると死ぬという噂が広まる。裏には大きな裏世界の仕掛けがあり、その犠牲になった(使い捨ての駒にされた)人々の損を引き受け、黒絵馬の仕組みを断ち切ってくれないかと仁蔵の名代で上京した文作と玉泉坊がゑんま屋に依頼。一方、奉行所にも噂は届いており、志方が捜査に乗り出す。捜査の為、志方は自らの名前を絵馬に書いた―裏にいるのは逸れ野非人など身分の低い者、身分のない者の弱みを握り、彼らを使い捨ての駒として使う"化け物"・稲荷坂の祗右衛門。絵馬に書かれた人間を非人らに殺させ、絵馬に書いた人が裕福ならばその人を強請ろうという仕掛。一文字屋仁蔵~今でこそ上方の裏側を牛耳る男だが、元は江戸の賤民。 上方に逃げてきた野非人を助けたことから彼らの代わりにゑんま屋に依頼。志方も仕掛けに(彼に知られぬよう)巻き込み、何とか黒絵馬の呪い(仕掛け)は断ち切る。だが、正体の知れない祗右衛門は野放しのまま。上方の仕掛けの失敗は林蔵の女問題。彼を助けようと又市も一緒に泥をかぶり、上方にいられなくなったらしい。この頃の周囲の又市評は「青臭い、お人よし」・旧鼠季節外れの札撒き(魔除けの札売り/乞食御行)「まかしょう」が江戸に現れた頃、又市は前回の仕掛けのことが気にかかっていた。今年の仕掛けが増えているということから、それら全てが祗右衛門と関りがあったのではないか、と。札撒きが仁蔵からのつなぎではないかと気付いた時には時すでに遅し、(撒く札の化け物の絵が仁蔵の手下の二つ名と同じだった)ゑんま屋の手下、知らずに林蔵に協力したおちかが惨殺され、ゑんま屋の仕掛けに携わったものは等しく危険にさらされることに。林蔵を上方に逃がしたあと、又市が知った真実とは―黒幕は身分のない者たちが彼らに便宜を図った本物の祗右衛門を慕っていることを利用。"祗右衛門"の為に働かせていた。本物の生き別れた兄弟で御行となっていた宗右衛門が仁蔵から仕組みを知らされ、この騒ぎを収める為、身分のない者たちの前に姿をあらわし、彼らの罪を背負い、"祗右衛門"として処刑される。ゑんま屋の仕掛けに関わったもののほとんどは命を落とす。騒ぎは収まるが、本当の黒幕の姿はまだ見えず、再び復活することも予想できた為、又市は小右衛門と組み、表の渡世には戻れなくても見張ることを決意。そして、宗右衛門の装束を受け継ぎ、又市は御行に―久瀬がゑんま屋の仕事をするのは貧しい人たちの治療の為(ほぼ無償治療)。久瀬の知り合いということで百介が通りすがり出演。久瀬は又市のことを「使う人だ」と評し、その後のゴタゴタの最中、行方不明に。久瀬―百介あたりの線から京極堂シリーズの明石先生が繋がるのではないかと勝手に思っているのだが、どうだろうか?
June 7, 2007
巷説百物語の始まり小股潜りの又市がなぜ御行姿になったのか?西での失敗の後、江戸に出てきた又市は損料屋"ゑんま屋"と関りを持つ。そして、数々の"損料仕事"をこなす為の図面を引くうちに―御燈の小右衛門、おりんとの出会い、帷子辻に出てくる西からの縁ある林蔵(と玉泉坊)との関り、狐者異の祗右衛門との因縁の始まり、そして、又市が御行の又市として裏の世界に身を沈める決意をするまでが描かれる。これを読んだらもう一度シリーズを読み返さねば!と思わせるつくり。青臭く、命をとらずに仕掛けをしたいと心痛める又市の姿がここ(「前巷説」)にはあり、仕掛けに妖怪を用いることも渋っていた(馬鹿馬鹿しく思っていた)彼が、これは丸く収める手段として使えると思う話でもある。そして、そんな彼を読めば「巷説~」あたりでは必要最低限の死は仕方がないとするまでには葛藤があったことが判明し、奥の深さが増す。さらに過去の林蔵と又市の(西での)失敗談…どこかで読んだ気がするのは気のせいか?既刊の巷説の中で出てた?思い出せない…まだ描かれてなければその過去も読みたい。初版のおまけ?に「巷説百物語シリーズ解説書」が付いていた(図書館で借りたにもかかわらず!)人物紹介には巷説シリーズ+「嗤う伊右衛門」+「覘き小平次」もついているのだが、欲を言えば時系列表にも「嗤う~」と「覘き~」を入れてほしかった。だいたいでいえば時系列はこんな感じ?「前巷説百物語」→「嗤~」→「覘き~」→「巷説」「続巷説」(だいたい一話ずつ交互。老人火除く)→「後巷説百物語」…→京極堂シリーズ。これからもどうつなげていくか興味深い。初めから繋がっていくとわかっていれば、「巷説」もじっくりまとめておいたのに!読み直しがやっぱり必要ということか(涙)本当に最近は様々な作品リンクをする作家が多くて、気を抜いて読めない~~~ネタバレメモ→メモ1・メモ2巷説シリーズ 続巷説百物語 後巷説百物語 巷説百物語☆メモ 覘き小平次「巷説百物語」「嗤う伊右衛門」は(ブログに)感想が残ってなかった。
June 7, 2007
Spectral Speculation of Soul-Drop―そして、盗まれた人はそれと同時に魂をも奪われる―見る人によって認識が違うという謎多き、奇妙な怪盗"ペイパーカット"。彼によって命を失った強大な権力を持つ老人・東澱の影武者の次に狙われるのは誰か?彼による犯行被害者とその周囲に保険を適用するというサーカム保険の調査員で唯一のペイパーカット遭遇者で生き残った元警官の伊佐俊一とそのときの負傷が元で肉体は人間、脳はチップで動いている「ロボット探偵」千条雅人は調査に乗り出す。予告状が届いたのは死んだカリスマ歌手の追悼コンサート。捜査に東澱の娘も乗り出してきて―謎が謎を呼ぶ中、ペイパーカットと出会いながら、彼に助けられるツキのないカップル。彼らは変にモノに固執しない、「命と引き換えにしてもいいほどのものをもたない」ことが狙われなかった理由。不思議な物語
June 6, 2007
試写会のチケットが当たったとのことでお供させてもらってきました!宮藤官九郎:脚本、水田伸生:監督、阿部サダヲ:主演!!!のお気楽極楽映画(笑)舞妓オタクの公彦(阿部サダヲ)は芸者遊びをするのを夢みて舞妓サイト(HP)を開いている。京都支社へ転勤(左遷)に大喜び。彼女・富士子(柴咲コウ)をあっさり振って、いざお座敷に!…と思ったはいいが、「一見さんお断り」のしきたりにあえなく撃沈。お座敷遊びの為、会社の業績を伸ばし(常連だった社長に連れて行ってもらうため)、「金を払えば何をしてもいい」と座敷を荒らすプロ野球選手・内藤(堤真一)に張り合い、会社員→野球選手→俳優?→…と転身を続ける公彦。一方、公彦を忘れられない富士子は舞妓になろうと京都へやってきていて―どこまでもはちゃめちゃで、全てを吹っ飛ばす勢いのめちゃくちゃさ。それでいて人情あり、涙は…さすがに無理だけど、ラストのオチ(カット)は爆笑もの。阿部サダヲはこれでもかって言うくらいのハイテンションを見せてくれる。舞妓・駒子を演じる小出早織は「時効警察」の”まかでくん”とみた。柴咲コウよりも舞妓らしくて良かった。他にも常連、キワモノ、大物俳優が数多く出演。”グループ魂に柴咲コウが”による主題歌「お・ま・え・ローテンションガール」もハイテンション(笑)試写会のせいもあって会場中笑いっぱなしでありました。
June 3, 2007
刀語 第一話 第二話 第三話"日本最強"の堕剣士・錆白兵から叩きつけられたは果たし状。決戦の場所は巌流島!!無刀の剣士・鑢七花と奇策士・とがめは薄刀「針」を所有する錆から刀と日本最強の称号を奪い取ることは出来るのか?…と言いながら、本編の主役は誰かというと、七花の姉・七実。全くこの展開にはやられました。まぁ、西尾氏の好きなキャラ設定であったのだなと言うのが如実にあらわれた巻でもある。同じテンポ、展開に飽きそうな所をうまく転調できた…のかな…―ネタバレメモ―七花は平仮名が読めない。今回、とがめにつけられたあだ名は"しちりん"(笑)性欲うすく、男女の別なく殺せる七花を知るにつけ、自分のどこに惚れたか疑問に思うとがめ。錆白兵~七花の前に刀収集のため雇われていたが薄刀「針」を手にしたところで裏切った。 若くして日本最強の称号を手にしている。周防に潜伏していた。総髪の美少年。薄刀「針」~軽さ、薄さを主題にすえた刀。そのため、強度にも問題が。美しい刀らしい。と、これだけ前ふり(白兵については第一話から出てたにもかかわらず、彼のセリフは全くなし!)していたのに対決シーンはあっさりとカット!勝利したあとのとがめと七花の会話のみで戦いをしのべと言う、暴力的な結末でした。やられた!!どんな剣を披露したのか描写しなくていいって楽だろうなぁ。その代わり、活躍、三度も戦いを披露して、さらには過去にもちょっと踏み込んでくれるのは七実姉さんでありました。*錆が最後に虚刀流が四季崎記紀の「遺品」と漏らしたらしいのだが、どう繋がっていくのか?*また、錆は自分のことを出来損ないの失敗作とも言ったらしい。謎あり?鑢七実~幼少の頃からあまりに強く、父親から「例外的に強い人間を育てることが出来ない」と 虚刀流の後継ぎにも選ばれなかった七花の姉。七花よりも強い。 あらゆる病を背負い、虚弱、病弱だが、それでも死ねない。 痛みに強く、傷の治りも早いらしい。 一度見ただけで技を体現できる。虚刀流も見稽古でマスター。 真庭忍軍も彼らの技を持って撃退。あっさり拷問、殺すこともできる性格。 方向音痴が玉にキズ。何でもでき、全力を出すこと、努力することが許されないジレンマ=哀川潤何で生きているのか首を傾げるほどバランス均衡を崩した体=玖渚友この二人を合わせたような設定の七実。…相変わらず同じ設定好きなんだな。*七実が忘れたいと思い、島流しの原因となったらしい「母親」はこれからのみどころか?*七実も刀集めに参加、悪刀「鐚」を持って七花らの前に現れるらしい。真庭忍軍の頭領は3人ずつで手を組んでいる―4組の派閥に区分される ・真庭鳥組~真庭白鷺など ・真庭獣組~真庭蝙蝠など ・真庭魚組~真庭喰鮫など ・真庭虫組~結束固く、今回は3人手を組み、七実を拉致しようと不承島に忍び込む。 蝶のように舞い蜂のように刺し蟷螂のように食らうがモットー。七実に殺された虫組の面々↓・真庭蟷螂~髪を短く借り上げた中背の男。虫組のリーダー。「首狩りの蟷螂」 爪を自在に伸ばすことができる”忍法爪合わせ”を使う。・真庭蝶々~散切り頭の小柄な男。重力を無視できる忍法足軽を操る。「無重の蝶々」 真庭拳法の使い手。真庭鴛鴦と婚前間近だったらしい。・真庭蜜蜂~長髪をたらした大柄な男。忍法撒菱弾、大太刀を使う。「棘々の蜜蜂」真庭忍軍が幕府を裏切ったのは金の為。(四季崎の刀を売れば大金が舞い込む)平安の世、暗殺のみを専門に請負う組織だったため、生き残る術のなかった里を救う為、金が必要だったことが判明。金の取り分を巡り、頭領らは競って刀収集に乗り出していた。
June 2, 2007
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