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☆さんと別れたあと、鹿追に向かった。 夜に待ち合わせがあった。 この楽天ブログのtokatchさん と会うことになっていたのだ。 鹿追に到着し、道の駅で休憩。 すると、かなり古そうな トヨタ タウンエース が入ってきた。 降りてきたのは、なんとなくレゲエな感じの兄ちゃん。 宮城の人らしく、見た目からは想像もつかないが、登山家だった。 北海道の山はかなり登ったらしい。 長い間話して別れた。 1人で夕焼けを見た。家の間に落ちる夕日もまたいい。 その後、大草原の小さな家というところでtokatchさんに会った。 バイキング形式の店で、煮物から洋食まで何でもある。なかなかうまい。 毎日、インスタントラーメンとカレーばかりの幾三にとって最高のご馳走である。 ☆さんと昼間話していたフキもあった。北海道のフキはとてつもなくでかい。道端にたくさん生えている。 その大きなフキが少し甘く煮てあった。どんな感じだろうとさっそく皿にとる。 これがまたうまかった。 いろんな話をした。最近、十勝は景気が今ひとつだそうだ。 tokatchさんは、ブログで情報発信をすることによって少しでも景気がよくなったら…と思い、はじめたのだそう。 そんな使い方もあるんやなぁと思った。 東雲湖という湖の話や、オンネトーの湖面に星が映るという話。熊よけに犬の鳴き声を流すキャンプ場の話。 北海道ならではの話をたくさん聞かせていただいた。 お腹も一杯。 tokatchさんにお礼を言って別れた。 今夜は天気がよさそうなので、さっき話にでたオンネトーに行ってみることに。 途中、足寄に寄る。 松山千春の実家を見た。表札にちゃんと松山千春と書いてあった。 ここから始まったんだな~。 道の駅でトイレ休憩。 そこのトイレに腰を下ろし、前を見ると…。 スゲー…。さすがは千春の故郷である。 トイレの落書きまで千春の歌だった。 そこから数キロのところで車を停め、空を見上げた。 最高の星空がそこにあった。 天の川がくっきり見える星空。北極星を探して真北を確認。星が多すぎて星座の見分けがしにくいほど。 中学の時から星が好きでよく見たが、こんなにきれいな星空は初めてである。 しばし、見とれる。 横を通る車でハッとし、先を急いだ。 夜に走るのは久しぶりだった。車の少ない道を走る。 ようやくオンネトー近くの道道664号。 このあたりはラワンブキがあるはずなのだが、暗くて見えない。 仕方がないので先へ。 やっとオンネトー到着。 真っ暗で怖いが車を降りる。 湖へいってみると…。 わずかに揺れる湖面、そして、その湖面に映る星空…。 tokatchさんにさっき聞いたばかりの景色が目の前に…。 言葉がでない。 時折、ゆれる湖面にあわせ、星もゆれる。 あまりの美しさは時を感じさせない。 ふと気がつき、写真を撮ることに。周りはほぼ闇。かなり開いていないと写らないな~。 しかし、撮り始めて数分。 後ろの森の中から、 バキッ、バキバキッ!!! 闇の中からの音にびっくり。 慌てて車に逃げ帰った。 鹿だったのかもしれないが、あの状況で平気でいられる人は超人である。 写真が撮れなくても脳裏に焼きついた景色。一生忘れないだろう。 そこからまた車をとばし、美幌峠へ。 夜中の1時。 ようやく就寝である。
2006/10/31
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先日、かなり久しぶりの1日休みがあった。 そこで、餘部へ行った時の写真である。 午前中は漆尾根からの俯瞰。 1時間ほど山道を歩き、ようやく到着。 その眺めに歓喜の声をあげた。 そこから下って、酒屋でビールを飲んでから鉄橋の下へ。 久しぶりの餘部だったが、平日ということもあり人も少なかった。 そんな中、駅の撮影スポットに場所取り用においてあった三脚。 この週末に臨時列車が走る予定だったのだが、それを撮りたいがために杭まで打って場所取りをしていたアホがいた。 見ると気分が悪くなってしまった。
2006/10/30
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奈良県の山奥、十津川。 この町は100%源泉掛け流し宣言をした温泉地である。 今回はその十津川温泉のわらびお公衆浴場である。 お金を支払い、脱衣所へ。 おばさんがいい人だった。 思ったより広い脱衣所。浴場への扉を開けると、 ちいさな浴槽が1つ。 少し熱めの湯が気持ちいい。 窓から差し込む日差しがきれいである。窓の外には十津川の流れ。 料金は300円 泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉
2006/10/29
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朝、7時起床。 ☆さんは、朝から鹿の湯に入りにいった。 俺は、テントなどを片付ける。 鹿の湯を記念撮影。 なぜ、この然別峡野営場で待ち合わせたかというと、鹿の湯もそうだが、さらに林道を奥へ行くと、野湯が点在しているのだ。 今回はそこを案内していただく。 ☆さんの車で林道を走る。乗り心地は最高。プラドは乗り心地が悪いことがわかった。 車を停め、川へ降りていく。 すると湯船が。 これが、メノコの湯。 3つの湯船があり、湯温が違う。一番熱い湯に浸かってみる。 肌に感じる熱さが気持ちいい。 その隣はちょうどいい湯加減。 上を見ると青空。 そして湯面を見ると、青い空と緑の木々が映っている。 小さな湯船に映るわずかな景色。なんとも言えない澄んだ色。最高だった。 このすぐ近くにあるのが、チニカの湯 こちらはかなり熱く、川の水を混ぜなければ入れない状態。 川から水を取り込むホースがあるのでこれで温度を下げる。 すぐ近くにあるのに泉質は違うようであった。 不思議だな~と思いながら湯に浸かっていた。 それから、川下にある別の野湯に行く。 こちらは、テムジンの湯。 ここからの川の眺めは最高。 小さな滝のような流れをみながらのんびり。 野湯に浸かりながら、☆さんが、 「まだまだ、他にもあるんですよ~」 と教えてくれた。 1度に全部入るのはゆっくりできないのでまた来年の楽しみにとっておくことに。 野湯をしっかり楽しんで、キャンプ場へ。 風呂のあとはビールである。近くの菅野温泉でビールを買って飲む。 うめぇ~! 至福の一時。 ☆さんに焼きそばをごちそうになり、北海道の他の温泉についてうかがった。 そのうち、酒がまわり昼寝。 いい天気なうえに森の中での昼寝は気持ちいい。 4時頃、出発。 ☆さんには本当にお世話になった。ありがとうございます。 ☆さんと別れ、鹿追へ向けて走り出したのだった。
2006/10/29
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豆腐ラーメン。 これは、礼文島で秋田のライダーがやっていたものだ。 インスタントラーメンに豆腐をぶち込んで煮るだけの簡単メニュー。 野菜があれば、炭水化物、たんぱく質、ビタミンを摂取できる簡単で旅に最高のメニューだ。 そんなもの…と思うだろうが、意外においしい。
2006/10/28
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外が明るい。朝が来たようだ。 昨夜のテントの外の気配はなんだったんだろう? 出るのかな、ここは…。 テントをたたんで札幌からの2人に挨拶。1人はプロのカメラマンらしく、知床で熊の写真を撮ったりするとか。 今日はまず、岩間温泉に行こう。 三国峠方面へ走りだす。今日はいい天気だ!ここ数日雨には遭ってないが、空は厚い雲に覆われていた。 やっと広い空の下のドライブだ。 岩間温泉への林道に入る。快適な林道を駆け抜けるプラド。 幾三もノリノリ!「どこまでも青い~ 空は高く~優しい陽射しに~~」 千春の歌を口ずさむ(実際は林道なので空は狭い…)。 しばらく走ると、太い杭に岩間温泉の文字。 そこからすぐ川が。 川渡りをして荒れた道を行く。さすがは四駆である。なんなくこなす。 視界が開けたと思ったら、対岸に湯船が! 橋を渡り、さっそく入湯! 3か所に湯船があり、湯温が違うようだ。一番手前に入る。硫黄臭のする白い濁り湯。 他に人がいないので貸し切り。 ついでに幾三入浴シーン(何?いらん???) ゆったりとくつろいで車で朝メシにラーメンを食らう。 山の中でのラーメンは格別だ。 岩間を出発。国道に戻って南下。 今夜は、然別峡野営場で待ち合わせなので、昼からは士幌、鹿追方面をフラフラすることに。今夜のおかずを買おうと思い、スーパーめぐり。 ジンギスカンの歌が流れていた。 なんか、気になるなぁと思いながらスーパーを後にした。 道道1088号で山の中へ。 野営場に到着し、利用料金250円を払う。リアカーに荷物を移してテントを設営。 少し雲行きが怪しいようだ。浸水しなさそうな木の枝の下に椅子とテーブルがあったのでその横にテントを張る。 待ち合わせの五時ごろに☆さんが到着。 今回、北海道の温泉を案内して頂くのだ。 挨拶をして、飯を食うことに。少し雨が降ってきたが気にならない程度。 肉などちょっと買っていたので肉を焼いたり、カブを煮たり。 さらに☆さんにキムチ鍋をご馳走して頂いた。 久しぶりにいい飯を食べて酒を飲んで、いろんな話をして…。 初対面ということもあり、うまく話せない部分もあったが。 飯を食い終わって、そろそろ風呂に行こうということになり。 然別峡野営場は、奥に鹿の湯という名前の無料の露天の温泉がある。 そこで、ビールを飲みながらまったり入浴。 途中、酔っ払いが入ってきて、話したりしながら。 飯を食って、酒をのんで、風呂に入って、話をして…。 いい気分で床についた。
2006/10/27
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今日、カメラ屋に行きました。 中古レンズを見ていると、マクロレンズが1000円。 オートフォーカスのレンズだったのですが、オートが効かない。 でもマニュアルでは動くというもの。 これはお買い得!と思い購入。 なんせ1000円ですからね。 同時に、28000円の広角レンズ発見。 かなり迷ったのですが、保留。 どうしようかな~…。 たぶん、買うけど。
2006/10/26
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波の音が聞こえる。 目を開くとまわりもぼんやり明るく、朝が来たようだ。 昨日は、花火の音の中、かなり早くから寝てしまった。 そのおかげで、夜中に幾度か目が覚めた。 ぼんやりと、波の音が聞こえていた。なかなかの夜だったなぁ。 さて、テントを片付けて出発。昨日、楽しそうにしていた人たちはまだ夢のなかのようだ。 長節湖をでてから北上。 愛国駅に行ってみるが、まだ開いていないようだった。 帯広を過ぎ、鹿追を過ぎ、新得町。 ここの山の中には、前から走りたかった林道がある。 屈足温泉近くから始まるこの林道はパンケニコロベツ林道である。 パンケニコロ川沿いを走る全長29キロのダートと地図に書いてある。 奥十勝峠まで川沿い。 林道には数ヶ所、橋が架かっていて下を見ると済んだ水が豪快に、時にはゆったり流れている。 青々とした木々の中を走るのは気持ちいい。 そのうち、十勝峠に到着。次第に展望が開けてきた。 その後は十勝岳(たぶん…)を正面にみながら走る。山の谷には7月下旬だというのに、まだ残雪がある。 レイサクベツ林道途中の 秘奥の滝 に行きたかったのだが、立ち入り禁止だったようだ。 道道に出てから山奥の無料温泉、ヌプントムラウシへ。 全長15キロの林道を走る。 ようやく到着。 先客がちらほら。 商用バンにシートをかけて飯を作っているおじいさん。 上砂川から来たらしい。一緒に風呂に入る。 湯温が高く、バルブで調整。 おじいさんは、ボウズリでガッサガッサと湯を混ぜ始めた。 適温になり入湯。 ガッハッハ~と豪快に笑うおじいさんがいい感じ。 さっぱりしたところで、お礼を言って出発。 今日は、然別湖北岸キャンプ場に行く。 行ってみると、2人のキャンパーがいた。 タープを張って、優雅に過ごしていた。 札幌かららしい。 話してみたが、俺とは少し合わない感じ。 自分の話をしても鼻で笑われる感じがした。 少し離れたところにテントを設営。 飯を炊いて、山芋丼で満腹。 2人に焼肉に誘われていたのだが、寝てしまった。 夜、ハッと目が覚めた。 テントの外に何かの気配。音は全くしない。 人のようだが…。 空気が重い。 時間は0時。 金縛りかな?と思ったが体は動く。 そのうち、自然な感じの空気になった。 何だったのだろうか??? 気になりつつも眠りに落ちた。
2006/10/26
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今日は給料日。 ということで、食材を買いに行きました。 先月はカードの支払いでお金がなくなってしまい、買い物も出来ない状態でした。 いつものスーパーに行って、 小松菜 春菊 あげ シズ(魚) シシトウ 大根 を買いました。 家に帰ってから料理を始めようと思っていると、 「峠さ~ん」と声が。 大家さんが野菜を持ってきてくれました。 頂いたのは、 大根 春菊 ピーマン。 むぅぅ…。 全部さっき買ったものばかり(ししとうとピーマンは同じということで)。 この前もそうだったのですが、タイミングですね…。 そして、今夜の食卓はこんな感じ。
2006/10/25
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糠平から士幌方面へ走り出した幾三。 途中、目にした「ナイタイ高原牧場」の看板。 懐かしい。 士幌の道の駅、ピア21士幌 で昼飯。 メニューはインスタントラーメン。 汁までしっかり平らげ、大満足。 腹がはったら、さらに走り出す。 帯広市内のスタンドで給油。 さらに東へ行って、池田のワイン城へ。 大学にいる頃、ブドウで卒論を書いたのでちょっと気になったのだった。 山の上にある城。なかなか立派である。近くにドリカムの記念館みたいなものもあった。 ブドウ畑を過ぎ、建物の地下。見学コースを歩いてみる。 ワインの樽がビッシリ。 見学後、土産コーナーへ。 店のおじさんに聴いて一品選び、土産を送る。 池田からR38号へでて、海へでる。 目的地は、浦幌町の昆布刈石海岸。 ここは、海を眺めながらダートを走れる絶景ロードである。 しかし、新しい道が整備されつつある。 途中、路肩での一枚。 さらに、展望台(といっても、看板があるだけ)からの一枚。 今回、走っている横でも工事が進められていた。 こんな景色のいい道が…。寂しい気持ちになるが、ここに住んでいる人は、舗装路の方がいいだろうな。 その道で見つけた滝。 黄金の滝というらしい。 道の横のスペースに車を止め、歩く。 細い道を少し歩いていくと、滝の上から海を眺めることが出来る。 写真は滝の上部を写したもの。 ここから岩場を少し歩いて降りると、滝の真上に着く。 上から滝を眺めることも少ないので、なかなか楽しいが、滑って落ちそうになったので行かれる方は注意が必要。 滝を楽しんでから、今日の寝床探し。 地図を見ると、豊頃町に長節湖キャンプ場がある。 とりあえず、行ってみる事に。 行ってみると、湖のそばが海。海水浴場もかねているのか、客が多く、HBCラジオが流れていた。 管理人室へ行ってみると、テントは無料ですよと言われた。 バンガローは有料のようだ。 申し込みをして、テントを張る。 バンガローでは、家族連れがバーベキューで大騒ぎ。 こちらは…、乾麺の蕎麦を茹でて、適当にダシの素と醤油などでめんつゆを作り食べていた。 花火の音が響く中、かなり早くから眠りはじめた幾三だった。
2006/10/24
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長野県青木村。 松本からR143で青木峠を越えて、東へ進む。 青木村役場手前、国道沿いのくつろぎの湯というところから南側の山の中へ。 しばらく車を走らせると田沢温泉が見えてくる。 その集落の奥にあるのが、共同浴場 有乳湯(うちゆ)だ。 新しい建物であるが、風呂には湯船が1つ、掛け湯用の湯が1つのみ。 浴場に入ると漂う硫黄臭。湯はぬるめで源泉が40度ほどしかないらしい。 泡がつく湯で、肌はヌルヌル。 泉質は単純硫黄泉。 営業時間 は6時~21時30分。 料金は200円と安い。 漢字からもわかるように、婦人によい効能があるという。
2006/10/23
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島根県の東西のちょうど真ん中あたりに温泉津温泉がある。 石見銀山に近く、昔はかなり栄えた港町らしい。 町は、昔からの街並みが残っていて、開春という酒蔵、お菓子屋、陶器店などがある。 そんな町の中に2軒の共同浴場が。 今回は、そのうちの1つ、元湯の紹介だ。 古い建物は味があってなかなか。 脱衣所に入ると、地元の方々のMyお風呂セットが並んでいる。 扉を開けると、わずかににごった湯が。 ぬるい湯、座り湯(42度)、熱い湯(46度)と分かれた湯船。 熱い湯は、しばらく浸かってあがり、また浸かるを繰り返すという入浴方法。 湯船のふちにはビッシリと析出物が。 泉質は、含土類食塩泉。なめるとしょっからい。 料金は300円。以前は200円だったような気がするが、値上げしたのかな?
2006/10/22
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朝、群馬のライダーは羅臼あたりで昆布漁のバイトを探すと言って出て行った。 さて、どこへ行こうか。 地図をながめると、置戸町のおけと湖から常呂川本流林道、三股・置戸林道で三国峠に出れるようだ。 のんびりテントを片付けて出発! 今日は天気はぼちぼち。 おけと湖の水面に映る山がきれいだ。 しばし、暖かい日差しの中でくつろいで、林道へ。 川沿いの林道で路面はフラット。 のんびりドライブに最適である。 水がきれいな~と思っていたら、小さな滝が現れた。 狭い岩の隙間を勢いよく流れる水。 思わぬところでいい物を見た。かなり得した気分。 分岐の勝北峠で記念に一枚(携帯で)。 南にのびる道を走り、R273へ。 国道は快走路。 後ろの速い車に道を譲りながら三国峠へ。 赤い大きな橋が緑に映える。 峠からの眺めは豪快そのもの。 さすがは有名な峠だ。 売店でソフトクリームを買って一休み。 岡山からのライダーと話す。 このライダーのバイクはオフロード。 聞くと、道東大規模林道を走ってきたとのこと。通行止のはずなのだが。 迷いながら何とか走り抜けたらしい。 さっきの滝のことを話すと、見てみたいなと言っていた。 地元、北海道のライダーも加わり、話が進む。 そのうち、岡山のライダーが出発。地元ライダーも出発。 そして、幾三はもう少し休憩。 30分ほどして、ようやく走り出す。 さっきの道を引き返し、糠平へ。糠平でのお目当ては、有名なアーチ橋。 去年、林道の途中で通行止だったので今年、再チャレンジ。 が…。やはり通行止。 林道の逆の入り口はどうだろう?南側へ移動して林道入り口へ行くが、やはり通行止。 むぅぅと思いながら、引き返す。 ちょっと停まって、歩いてみた。すると、国道のトンネルが真下にある。 降りてみると、ツーリングの集団が来た。 10台以上が一斉に走り去った。 ここからの景色は最高だった。 林道に入れない、仕方がないので、湯元館でひとっ風呂あびる。 まだ、昼前なので客は1人。 露天を独り占めしてマタ~リ。 風呂からあがって、宿のおばさんとしばらく話し、士幌方面へ走り出した幾三だった。
2006/10/22
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尾岱沼での朝。 少し二日酔い気味である。 外はものっすごい濃霧。何も見えないくらいだ。 昨夜、ここで泊まったのには理由があった。 北海シマエビの帆掛け舟漁の話をSHINさんから聞いていたのだ。 しかし、この霧では…。 港からは何も見えないので、野付半島へ行ってみる。 霧は少しましだった。 去年、ここで車中泊したな~と思い出す。 そういえば…。 ステンレスボウルで焼肉をした時に、溶けてしまったアスファルト、どうなっただろう??? 現場に行くと、しっかり残っていた。 その時の日記はこちら→初秋の北海道の旅 part5 野付半島~知床~興部 野付には人ほとんどいなかった。 そんな中、鳥たちは元気に魚を食べている。 エゾカンゾウは今までで一番きれいだった。 もやの中で黄色が映える。 野付をでて、またまたからまつの湯に行く。 さらに、養老牛温泉 だいいち での露天風呂だ。 ここは露天がたくさんあって、楽しい。 川面には、ちいさな梅花藻が咲いている。 札幌から来たというおじさんと話しながらのんびり湯を楽しんだ。 その後、弟子屈をすぎて、R241号を走る。 双湖台に到着。 展望台から見えるペンケトウ湖。 地図には北海道の形に見えると書いてある。 見えなくはないが…。 ここで、 まりもっこり を購入。 最近、北海道土産として人気がでているらしい。 それから、前から行きたかったチミケップ湖へ行ってみる。 今夜はここでキャンプだ。 津別町に位置するチミケップは、北見からすぐのところにあるにもかかわらず、たどり着くにはダートを走らなくてはならない。 チミケップは、北海道三大秘湖の1つ。しかし、北海道三大秘湖は、地図や人によって様々である。 支笏湖の近くのオコタンペ湖、然別湖の近くの東雲湖、阿寒のオンネトー、襟裳岬に近い豊似湖、そして今回訪れたチミケップ湖。 これら5つのうち、3つが選ばれているようだ。 ダートを走って湖畔へ。 キャンプ場にいってみるが、誰もいない。 朽ち果てた看板が転がっていた。 しかも、「熊に注意!」の看板 今夜はここだ!と思っていたのだが、なんだか怖い。 湖畔についてから人っ子一人いないのだ。 キャンプをやめて車中泊も考えたが、今日はテントで寝たい気分。 地図を見ると、温根湯温泉の近くに留辺蘂つつじ公園という無料キャンプ場があった。 どんなところかわからないが、行ってみることに。 チミケップを出てすぐに到着。 テントがちらほら。 もうここにしよう。 テントを張ってのんびりしていると、1台のカブが来た。 若い男だった。 話してみると、年は同じ。仕事を辞めてきている群馬のライダーだった。 夕食の準備にかかる。 今日のメニューは、豆腐とたまねぎのサラダ、山芋丼(山芋をみじん切りにして醤油をかけるだけの簡単メニュー)。 群馬のライダーは、「今日はおでんです!」と。 リッチだなと思って見ていると、具が油揚げとはんぺんのみ。ダシはめんつゆ。 米はないという。 こちらはセイコマートで買った道産子の米を10キロ持っていたので、多めに炊いておかずを分け合うことにした。 もらった油揚げが最高にうまい。 酒の肴に最高の一品であった。 旅の話をしながら、夜は更けていった。
2006/10/21
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露天風呂 西の横綱 砂湯を有する湯原温泉。 その少し南にあるのが下湯原温泉である。 この温泉のメインの施設は、ひまわり館という。 循環の温泉施設で、ペット風呂というものまで備えている。その近くの畑の中にある湯。 それが、土管の湯である。 3年ほど前に1度、確認はしていたのだが、湯に浸かってみたかった。 今回は、会社の先輩、さぼりまんと訪れたのだ。 昔の記憶、さらには、R313のバイパス完成で少し迷ったが発見。 車を降りて、タオルを持って入ろうと…。 さぼりまんは、すでに靴、靴下を脱いでいた。 すると、遠くで畑仕事をしていたおばさんがこちらに何やら言っている。 よく聞いてみると、 「そこは、野菜を洗うところ~、入ったらダメー! 」 何~!!! よそのホームページでよく紹介されているのに、実は野菜の洗い場だったとは…。 とういうことで、入湯断念。 ちなみに下湯原温泉は、アルカリ性単純泉。 しかし、この土管の湯はわずかに硫黄臭を感じた。
2006/10/20
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浜小清水の朝。 そういえば、去年のフェリーのなかでマイクロバスを改造していた夫婦がいたなぁと思い出す。 「浜小清水で1カ月鮭を釣る」と言っていた。 のんびり朝飯のインスタントラーメンを食べて出発。 まずは、小清水原生花園へ。 しかし、あまり花は咲いていない。 そこから下って道道1115号近くにある神の子池へいってみる。 底を見ると、砂が舞い上がって、水が湧いている様子がはっきりと見える。 数匹魚も泳いでいるようだ。 池の先の林道に進んでみたが行き止まり。 引き返した。 裏摩周展望台に行くが、濃霧。 風呂にでも入ろうかと思い、養老牛の「からまつの湯」へ 。 風呂で釣りの話をした東京からの兄ちゃんが、風呂からあがるとワーム(疑似餌)をくれた。 ボーっとしていると、HIACEに乗った関西人丸出しのおっさんが来た。 さっと風呂に入ったおっさん。 他の退職したようなおっさんに囲まれ、何やら話し始めた。 HIACE は車中泊用に改造してあり、おっさんの自慢の車らしい。 近所の人に、「新車に穴開けて何してまんの?」と言われた~と。 この車、スピーカーがええんや~と言って、ビートルズを大音量で流し始めた。 そのおっさんは、地元の人と意気投合したらしく、その人の家へ行くと言って、 「All You Need Is Love~」 と、大音量で去っていった。 俺は、どこに行こうか迷った。明日は野付付近の朝を楽しみたいなと思っていたので、今日は知床をぐるっとまわって、標津あたりで寝ることに。 世界遺産 知床。 初めて訪れたのは、世界遺産登録前の去年の3月。 雪の中、羅臼へ行って民宿いしばしに泊まって、なぜか京都の話をたくさん聞かされた。 朝の港が気持ちよかった。 斜里側から入っていくと、観光バスがたくさん。 オシンコシンの滝などはもう人だらけ。 そのあたりはスルーして、岩尾別の無料露天へ。 こちらも人が多かったが、滝ほどではない。 和歌山の兄ちゃんの関西弁にほっとしながら温泉を楽しんだ。 この下に温泉がある。人がいたので撮影は止めた。 知床峠を走る。 ウトロ側から峠を越え、羅臼に入ると急に濃霧。 ゆっくりゆっくりプラドを走らす。 熊の湯に入ろうかと思ったが、人が多そうなのでやめた。 熊の湯へ向かうおばさんのTシャツが気になったが…。 アディダスのパクリの「アシダス」 ちょっと欲しい気もする。 去年の3月、お世話になった民宿いしばしの前を通ると、おばさんが新聞を読んでいた。 その後、別海町まで走り、野付温泉浜の湯で風呂に。 たまたま入ったのだが、ここは最高だった。 390円で、アルカリ性単純泉と、ナトリウム塩化物泉、2つの湯が楽しめる。 しかも、内湯と露天、それぞれに違う泉質の湯船が用意されている。 ゆっくりと風呂に入ってから、脱衣所で地元のおっちゃんに「みなと公園」を教えてもらって車中泊することにした。 港独特の海のにおいの中でカレーを食ってねた。
2006/10/20
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餘部鉄橋 俯瞰
2006/10/19
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岡山県、湯原温泉郷近くの県道沿いにある温泉。 無料で入れる温泉である。 泉温は36度くらいだろうか。測っていないのではっきりとはわからないが。 かなりのアルカリ泉のようで、浸かるとヌルヌルになる。 秋に2度ほど入ったのだが、けっこう寒い。 夏がオススメの温泉だ。 行ってみると湯が入っていなかったといったこともあったので、タイミングが合わないと入れないようである。
2006/10/19
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枝幸からトロッコ王国に着いた瞬間、やんだ雨。 すでに待っていたSHINさん。 この人が晴れ男だというのは間違いない。 トロッコ王国は、美深町にあり、市街地から道道49号をおよそ20キロ走ったところにある。 美深と枝幸を結ぶ旧国鉄美幸線が廃線になった後の線路を利用した王国だ。 有志の手によって誕生したらしい。 入国審査を受け(単に受付)、説明を受ける。 アクセル、踏み切り通過時の注意など。 トロッコにはいくつか種類があるようで、2人乗りから家族向け、さらに、団体用のものまで。 その中で、2人が乗る車両は係員いわく、 「スーパーカーです」と。 何がスーパーなのかよくわからない。CARではない気もするのだが…。しかし、なぜかうれしい。 よし、出発! まずは、SHINさんが運転。 手元のレバーを動かすと、エンジンがうなる。 ガッタン、ガッタン 線路を走る音はまさに列車! 風と日差しがが気持ちいい。 行け!スーパーカー? !! SHINさんがいうには、アクセルをいっぱいに開けると、車輪が空回りするらしい。 途中、鉄橋の上からの川がめっちゃきれいだ。 全長5キロの道のりはあっという間だった。 車両の向きをかえて、次は復路。 運転手は俺、幾三。 アクセルをひねってみると、振動がいい感じ。 最初はのんびり走っていたのだが、だんだんとスピードを上げ、アクセル全開! めっちゃ速く感じる。 前の人に追いつきそうになったので、少し止まって記念撮影。 数分後、終点。 係員のおじさんと少し話してから出発することに。 SHINさんとの別れの時だ。 「また会おう!」と言ってそれぞれに走り出した。 俺は松山湿原へ。SHINさんはサロマ湖へ。 途中までは一緒なので後ろをついて走る。 松山湿原への分岐。 SHINさんが手を挙げた。俺はクラクションで応じる。 また会いましょう! そうつぶやきながらハンドルを右にきった。 1人になった幾三。 まずは、松山湿原散策だ。 トロッコ王国から数キロ。 観光客も少ない湿原がある。 30分ほど山道を歩くと、突然視界が開ける。 細い板が引いてあり、ぐるっと一周できる。 ところどころ、花が咲いている。 霧に包まれていい感じ。 一瞬、霧が晴れた時があった。 シャッターチャンス!と思ったが、ちょうどフィルムを入れ替えている途中だった。 まあ、しかたがない。 その光景はなんともいえない。 ゆっくりまわって、駐車場に降りた。 降りたら管理人のおじさんがいて、滝がきれいだと教えてくれた。 行ってみる。 雨霧の滝というらしい。 そこから歩いて行くと、もう1つ、滝が。 女神の滝だ。 柱状節理岩という岩の上を水が流れている。 まるで大きな鉛筆の上を水が流れているような感じ。 この滝は必見である。 松山湿原を出て、南下。 キムアネップ岬で夕焼けを見て、網走方面へ。」 軽油が少ない。9時を過ぎて網走を通りすぎた。エンプティランプが点灯。走ってもスタンドがない…。かなりあせったが網走に引き返し、何とか給油。 また同じ道を走り、浜小清水の道の駅にたどり着き、ようやく床についた。
2006/10/17
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クッチャロ湖の朝は曇り空。 雨は降らなかったようだ。テントで寝ればよかったなぁと思う。 今日は、SHINさんとトロッコ王国に行く予定。 神威岬で会おうと、別々に走り出す。 曇り空の下、ゆったり車を走らせる。 神威岬というと、「チャレンカの小道」で有名な積丹にある神威岬を思い浮かべる人がおおいだろう。しかし、北海道にはもう一箇所、神威岬がある。 猿払と枝幸の境界にある小さな岬だ。斜内山という山が海まで迫っている場所だ。 ここは、昔、興浜北線という路線があった。名寄本線などと結ばれるはずだったらしい。 しかし、1985年廃線。 無数の電柱、今では未舗装路のように見える線路跡がある。 SHINさんと少し話したあと、1人でしばらく歩きまわり、枝幸へ向かった。 その途中、枝幸手前のウスタイベ岬に寄って休憩。 群馬からの老夫婦に会う。 車で2人でのんびりまわっているらしい。 話していると、「自分たちの若い頃は、旅などする余裕はなかった。戦後、働いて働いて飯を食っていくだけの日々だった」と…。 明日がはっきりと見えない生活。どんなものだろう。 物があふれ、飯が食えることが当たり前の今。 そんな時代があったということをしっかりと胸に置き、生きてゆきたいと思った。 枝幸に入り、実家に土産でも送ろうかと思い、港へ。 漁師の方に話しかけると、自分の店へ連れて行ってくれた。 道の駅の敷地内にある店だった。 「蟹はありますか?」と聞くと、「港に見に行ってみるから待っといて」と言われ待つ。 その間、店番のおじさんが表に500円と書いてある毛がにの味噌汁を「これでも飲んで待って」と言って出してくれた。 うまい! ダシがでて、最高である。 が、幾三はカニ、海老アレルギー。好きなのに食えないという辛いアレルギーだ。 次第にかゆくなる喉…。 汁の中には、1.5杯分のカニの足。 しかし、せっかく出していただいたので完食。 そうこうしているうちに、港からトラックが帰ってきたが、カニはなかったらしい。 仕方がないので、冷凍の毛がにの足、冷凍のサクラマスを送った。 そして、出発。 店番のおじさんが、「気をつけてな~」と。 「ありがとうございます」と俺。 喉がかゆい。 道道12号に入って道道120号を南下。 天の川トンネルを過ぎる。 去年はここから函岳へ行ったな~と思っていると、突然の雨。 かなり激しい雨だったので、トロッコに乗れるか心配になる。 しかし、雨はあがり青空が広がってきたと思ったら、トロッコ王国が見えてきた。 SHINさんはもう着いて待っていた。
2006/10/16
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稚内に無事到着した幾三。 SHINさんと1回別れ、宗谷岬へと走り出す。 なんか嫌な気がするな~と思っていたら、案の定、警察が…。 茂みに隠れていた。 むぅぅ。 それからは快適なドライブ。 宗谷岬の前に、宗谷丘陵へ。 休憩していると、SHINさんがやってきた。 「天気大丈夫ですかね~」と俺。 「大丈夫だよ、俺、晴れ男だから!」とSHINさん。 礼文にいる時からよく言っていたのだが、確かにたいした雨は降らない。 そして、また別々に。 宗谷岬に行って、タオルを買う。 このタオル、色がたくさんあって、知らぬ間に全色制覇を目指して、来るたびにタオルを買うようになっていた。 再び、丘陵へ。 手元のツーリングマップルには点線で描かれている道。 もう走れるかなと思い行ってみる。 が、草に覆われた道は行き止まり。 仕方がないので、途中に通り過ぎた道を使ってオホーツク海へ。 猿払を過ぎ、国道238号をそれて海側へ。 水溜りだらけの未舗装の道をの~んびり走る。 天気は今ひとつだったが、花が咲き乱れ、気持ちのいい道だった。 そこから、また国道へ戻り、クッチャロ方面へ。 スーパーで夕食の材料を買ってキャンプ場へ。 SHINさんは先に着いていた。 天気が悪そうなのでテントは張らずに車中泊にする。 しばらくすると、西の空から日が差し始めた。 さっきまで厚い雲に覆われていたのに…。 SHINさんが晴れ男だということを改めて感じた。 俺1人だったら確実に雨だったと思われる天気だ。 SHINさんのバイクと夕日 離れて見ると、バイクが影になってかっこいい。 ついでに愛車プラド 日が暮れ、夕食。 飯を炊いて、今日は焼肉。 SHINさんは宗谷岬で宗谷牛を買っていたようだ。 幾三の旅の道具、焼肉ボールが活躍する時が来た! 炭をおこし、スーパーで調達した肉を焼く。 が、火が弱い…。 去年はけっこうな火力があったのに。 去年の野付半島、扇が原展望台を思い出す。原因はどうも風らしい。 風がある時は、ボールでも空気の通りがよくて炭が燃えるのだが、風がないと厳しいようだ。 改良が必要だな。 飯を食っていると、奈良のライダーがやってきて、一緒に酒を飲む。 話を聞くと、今日、礼文を発ったらしく。 例の桃岩ユースの歌と踊りで見送ってもらった1人らしい。 「あれは、うれしいですよ~」と奈良のライダー。 俺も今度は泊まってみよう! SHINさんはワイルドターキーを片手に、俺は日本酒を片手に。 酒を酌み交わしながら、夜は更けていった…。
2006/10/15
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昨日、昼から仕事を休んで境港へ。 大学の先輩が最近、高校の女子バレーを教えているという話を聞きました。 セッターの教えかたがわからんから来て~と言われ(昔セッターだった幾三)、行ってきました。 久しぶりのバレー。楽しくボールをさわりました。 しかし、高校生はテンションが高い。 しょっちゅう笑っているのですが、何が面白いのかわからないんですよね。 ついこの間まで自分も高校生だったと思っているのですが、よく考えればかなり前のことなんだな~と。 練習が終わってから、先輩の実家の焼肉屋(米子市角盤町 ちとせ)でホルモンとビールをたらふく食って車で就寝。 朝、仕事なので松江へ帰ったのでした。
2006/10/14
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起床。 今日、礼文を発つ。 テントを片付け、出発。 SHINさんと別れの握手。 「いい旅を…」 SHINさんはバイク、俺はバスで香深に向かう。 バス停でバスを待っていると、女の子が2人来た。 話していると、昨日、浜で2人でバーベキューをしていたと。 ああ、昨日海でSHINさんと話している時に声が聞こえたのはこの人たちだったのか。 「来たらよかったのに~」と言われたが、もう遅い。 バスに乗り込み、香深へ。 フェリーまで時間があるので、バイクで西岸の桃岩へ行くことに。 昨日までお世話になっていたレンタサイクル屋へ。 ここは、バイクも貸してくれる。 原付をかりて、走り出す。 峠 ライダー 幾三 誕生の瞬間である。 昨日歩いた急な坂をラクラクと登っていく。 桃岩展望台へ行くが、霧で見えない。 仕方がないので、海岸へ降りていくことに。 晴れていたらもっときれいなんだろうなと思いながら走る。 東岸に戻り、礼文最南端へ。 こちらは晴れていて最高のツーリング。 ここは知床という地名。 本土の知床となんか関係があるのか。 そろそろフェリーの時間なので、港に帰る。 港に帰ると、SHINさんのバイクがあった。帰りのフェリーも同じようだ。 乗船券を買って乗り込む。 デッキから見ると、歌いながら踊っている集団が…。 これが噂の桃岩ユースの別れの踊りらしい。 泊まった人が島から出る時に残っているみんなで歌い踊り、「今度来るときは違うメンバーだろうけど、待っています」といった内容のことを伝えていた。 最初は見ているほうが少し恥ずかしかったのだが、聞いているうちに少しウルッときてしまった。 歌が終わった頃、フェリーが汽笛を鳴らし出航。 見えなくなるまで彼らは踊り続けていた。 稚内までの船旅。この船は利尻経由らしい。 船内でバス停の女の子とまた会う。 「今から利尻に登るんです」と。 話していた時、会話の中で向こうから時折でる「旅人」という言葉。 普段、出歩く時でもこの言葉はなかなか口にしないなぁと思う。 普段は「旅」というのも少し大げさな気がしてしまう。 「旅行」と「旅」。 家族旅行、卒業旅行、社員旅行。 いろいろあるが、○○旅というのは一人旅くらいしか聞いたことがない。 「旅行」と「旅」、同じような意味だが、なにか違うような気がする。 北海道にはそれをサラリと言える何かがあるのかもしれない。 利尻を出ると、一緒にトド島に行った秋田のライダーの1人がいた。 昨夜は利尻で最高の夕日を見たと。もう1人は仕事の都合で一足先に帰ったらしい。 それからの船の上ではSHINさんとのんびり。 相変わらず海鳥たちは元気である。 寝っころがったりしながらゆったりした船旅。 稚内が見えてきた。 今日は紋別方面に走るつもり。SHINさんも同じ方面らしい。 ということで、今夜はクッチャロ湖のキャンプ場でもう1泊、一緒に泊まるか!ということになった。 稚内到着。 キャンプ場待ち合わせということで、それぞれに南へ走り出したのだった。
2006/10/14
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デリカ スペースギア2005年7月までの愛車である。デリカとの出会いは中学3年の秋である。親父が新車で購入したのだ。助手席は俺の指定席であった。その車の運転席に自分が座る日が来るとは思いもしていなかった。大学3年の冬、地元にディーゼル規制がかかるということで、当時の愛車プリメーラとデリカを交換することに。(結局規制は見送られたが)それからデリカは今までのウップンを晴らすかのように働いた。 温泉いこーぜ! 大山いこーぜ! 8人乗りという特技を十分生かし。時には10人乗ったり(違反である)。後輩を飯食いに行こうと誘い、「明日の昼まで暇?」と聞くと「暇ですよ」という返事。しめしめ。飯を食った後デリカは東へ向かう。「どこ行くんですか?」と後輩たち。「夜景見に行こう」デリカはそのまま米子道へ。「この車は、松江発神戸行きです」 車内アナウンスが流れる。「えっ!?」と後輩たち。3時間後、デリカは六甲山にいた。 その後、姫路で車中泊。また…明日の山陰はあいにくの雨。時間はあるのにな~。あっ、名案が浮かんだ。天気のいいところに行って遊べばいい!夜の間に広島までデリカを走らし、5人で車中泊。広島も雨だった…。こんな芸当もデリカだからこそである。卒論で農場泊まり込みの時のベッドはデリカの座席デリカでよく旅に出た。青森港にて羅臼港の朝 西日本ではもう春を感じる3月、まだまだ厳寒の北海道も一緒に旅した。日本最北端 宗谷岬最果ても訪れた。旅の車内林道に興味をもってからは険しい山道を2人で走った。街中をナヨナヨ走っている他の4駆とはわけが違うのである。初めての紀伊半島 猪笹林道広島県十方山林道そして、去年8月別れが来た。23万キロを走破したデリカは故障多発で車屋に預けることが多くなり…。買い替え時かな~と思い、ディーラーに何気なくプラドを探してもらった。 MTのプラドなどなかなか出てこないだろうと思っていたら…。1週間後、連絡が入り引くに引けない状態となり購入を決めた。と同時にデリカとの別れ。プラド納車後も1ヶ月以上駐車場にいたデリカ。廃車にできなかった。覚悟を決めて廃車日を業者に伝える。当日、2台を並べ、双方に手を当て…。 デリカからプラドへ思いを伝える。後部座席で寝ゲロをしたこと飲み会の次の日の朝、気がついたら海辺にいたこと大勢で遠出したこと北海道を一緒に駈けぬけたこと雪の日に脱輪したことキーレスが効かなくてずぶ濡れになったこと。たくさんの想い出がプラドに伝わる。デリカを業者に引渡し、1人で、いや2人で歩いて帰る。キーはスペアを預けてきた。使い古したキーは俺の手の中。今までありがとう デリカ これからは3人 で旅に出ることになる。
2006/10/14
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魚が大好きな峠幾三。 最近、魚、食べていないな~と思っていると、2日前、スーパーで五匹で100円の手のひらサイズのサンバソウ(イシダイの子供)が…。 これはお買い得!と思い、購入。 家に帰ると、おおやさんが、「今日、釣ってきた」と言って魚を…。 鯵、鯛、カワハギ。 昨日、鯵は刺身に、サンバソウ2匹は煮付けにして食べたのですが、まだ、サンバソウ、カワハギと鯛が残っています。 1人なので、1度に食べる量はしれたもの。 タイミングって難しい。
2006/10/12
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礼文林道を歩いて、バスでキャンプ場まで戻ってきた幾三。 SHINさんは、あれからキャンプ場でのんびり楽しんでいたようだ。 夕焼けを見にスコトンまで行こうかと思ったが、足がだるくて行く気がしない。 とりあえず、飯を炊き、カレーの準備。 そうこうしているうちに、日が暮れてきた。 赤く染まる空。 のんびりと飯を炊きながら、少しずつ赤くなる空を眺める。 いつも、きれいな夕焼けスポットへと足を運んで見ていたが、こんな夕焼けもたまにはいいな…。 日も暮れ、飯が炊き上がる。 3合炊いたので、半分は夕食。残りはおにぎりにしておく。 炊事場でおにぎりを作っていたら、 「やあやあ、兄ちゃん、おばちゃんより手際がええわ~」 と、関西のおばちゃんが通りすがりに言うだけ言って去っていた。 さて、疲れた体に明日のエネルギーを…。 カレーと汁、そして、島根県美郷町産のジャガイモをじっくり茹でて塩で食う。 ガツガツと食べていると、 「本当にうまそうに食うね」とSHINさん。 自分ではわからなかったが、よほど腹が減っていたのだろう。 腹も満たされ、風呂までSHINさんとのんびり歩いていくことに。 キャンプ場のすぐ近くに銭湯がある。 かなり無愛想なおばさんにお金を払って入浴。 2日ぶりの風呂に大満足。 風呂からの帰り道。 海沿いへ出て、SHINさんとのんびり話す。 1時間くらい、話しただろうか。 今回の礼文のこと、それぞれの普段のこと、今までの旅のこと…。 波の音に混じって、向こうの防波堤から、なにやら女の子が騒ぐ声。 バーベキューでもやっているのだろう。 帰り道、ビールが飲みたいということになり、自販機を探すがない。 ペンションのようなものがあったので、様子をうかがっていると、従業員がいた。 「ここ、ビール売ってませんかね?」 「あ、向こうの建物の中に自動販売機がありますよ、どうぞ」と。 少し高かったが、ありがたい。 ビールを持ってテントに帰り、2人で飲む。 そして、10時就寝。
2006/10/12
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トド島を楽しんでキャンプ場に帰った。 昼飯を食って、自転車で香深へ向かう。 SHINさんは、足が痛いらしく、キャンプ場にいると言った。 自転車を返して、礼文林道を歩き、帰りは途中からバスでキャンプ場に戻る予定。 自転車を走らせ、快調に距離を稼ぐ。 途中、おねえちゃんが乗る自転車を数台抜いて、ガンガンこいでいた。 「ガチャ、ガリガリッ」 んんっ??? ペダルを踏んでもスカスカ…。チェーンが外れたのだ。 洞門のなかだったので、とりあえず押して出る。 直そうとしたが、チェーンのところにカバーがついていて直せそうにない…。 レンタサイクル屋に電話してみると、「すぐに迎えがいきます」と。 待っている間に、さっき抜いたおねえちゃんが追いついて、「大丈夫ですか~」と言いながら去っていた。 悲しい…。 しばらく待っていると、軽自動車が到着。 これで、香深まで乗っていけるんだ~と思っていたら、Uターン。 あれっ? 「家の自転車貸しますから!」 レンタサイクル経営者の息子の自転車を代わりに貸してくれると…。 車で逆に走ること数キロ。新たな自転車を得た。 もう返すだけだったのに…。また、同じ道を走らなければならなくなった。 しかし、さっきまで雲がかかっていた利尻の頂上がクッキリと見えてきた。 悪いことの後にはいいことがあるなぁと思いながら、のんびり走る。 自転車を返し、ここからは徒歩。 峠 徒歩ダー 幾三 の誕生だ。 桃岩方面の急な坂道の途中から7キロほど礼文林道という道がある。 車もOKな広い林道だ。 てくてく歩いて、林道に到着。 未舗装の道をゆっくり歩く。 途中には、花がたくさん。 気分がいい。 途中、開けたところから利尻島が見える。 ガイド付きの団体客にまぎれ込み、花の説明を聞いたりしながら、歩いた。 レブンウスユキソウ、タカネナデシコなど、きれいな花がたくさん。 林道終点についたとたん、トイレに行きたくなり、下にあるキャンプ場に駆け込んだりしながら、バス停に到着。 時間があったので、近くの酒屋でビールを買って海を眺めながらバスを待つ。 しばらくして、バスに乗り込み、SHINさんのいるキャンプ場へと戻った。
2006/10/11
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礼文の朝6時。 テントから出てみると雨が降ったようだった。 まわりもみんな起きて、出発する人も…。 スコトン岬へ向けて、SHINさんらライダーよりも早く出発。 峠チャリダー幾三は今日も快調にペダルを踏んだ。 しかし、あっという間にみんなに追い抜かれた。 最後の長い登り坂を越えると、礼文の最北、スコトン岬が…。 みんなで記念写真を撮りあってスコトンを満喫。 最北限のトイレというものがあった。稚内の最北端と分けているのだろう。 海にはアザラシだろうか? 顔を出したり、岩に寝そべったりしている。 駐車場で関西からのおばさん軍団と少し話した。 岬の下には民宿があるらしく、「物を落とさないで」といった内容の立て札があった。 岬を後にし、手前の港まで戻ることに。 スコトン行きの漁船はこの港から出る。 嶺峰丸(字が違うかも)という船を見つけて待つ。 すると、いかにも船乗りのようなおじさんが来て、みんな船に乗り込む。 久種湖キャンプ場一行のほかに、だんなさんが外国人の夫婦と2組。 さあ、トド島に向けて出航! トド島はスコトン岬から2キロくらい北に位置する今は無人の島である。 昔は、宿があったと船のおじさんが教えてくれた。 ふと上をみると、さっきまで曇っていたのに青空が広がっている。 小さな船に乗るのは何年ぶりだろう。 海面を間近に感じながらの航行は気持ちがいい。たまに波に乗り上げてザッップーンとなったり。 みんな、おおはしゃぎ。 船の先端に立ち、船乗り気分。 秋田のライダーSHINさん さあ、トド島上陸! ごつごつした岩場が続く。 途中、きれいな花を見つけた。 のんびり歩いて、上に登る道を発見。その道を登っていくと、 その先に灯台が見えてきた 灯台からスコトン岬を眺める。 みんな、スコトンまで来て帰っていくのに、さらに北にいるのはなかなかいい気分だ。 そして、みんなで記念写真。 左から秋田のライダー、峠幾三、秋田のライダー、SHINさん うろうろと歩きまわっていたらそろそろ迎えの船が来る時間。 ぼちぼち帰るかということで、引き返す。 この廃屋が、宿だったのだろうか? 途中で見つけた頭蓋骨。 何の骨だろう?アザラシ?? SHINさんは、足が悪いので歩くのが大変そうだったが、最後まで歩き通した。 船を待っている間、鳥がジーッと見ていた。 何を見ているのだろうか。 少し待って船が来て、乗り込む。 トド島を1周してやろうと、船のおっちゃんが言ってくれた。 なんか、かっこいい。 もう一枚、今度は船の上で記念撮影。 こうして、およそ3時間のトド島めぐりを終えて、港に帰ったのだった。
2006/10/10
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栃木県矢板市。 国道4号から県道30号、56号を使って有名な塩原温泉へ行くことができる。 その途中にいくつかの鉱泉(小滝、赤滝、寺山など)が存在している。 その中の1つ、赤滝鉱泉に行ってみた。 県道を塩原方面に走っていると、看板が。 そこを左折し、しばらく走ると、 「この先、4輪駆動以外は入るな」 といった内容の立て札。 プラドはばっちり四駆なので進入。 めちゃくちゃ急な未舗装の坂を下り、谷へ降りていくと家がある。 訪ねてみると、気さくなおばさんとおじさんが出迎えてくれた。 さっそく風呂へ。 小さな湯船が1つ。やや熱めに加温された湯が気持ちいい。ほんの少しにごっているようにも見える。鉄分を含んでいるようだ。 携帯でとっておいたのだが、間違えて写メールモードで撮ってしまい、読めない…。 愛車プラドと鉱泉の主人のジープ 家の横を沢が流れていて、気持ちのいいロケーションだ。 立ち寄り湯は500円。 ちなみに、宿泊も可能で、料金は基本8000円程度。 料理など交渉次第で料金は安くしてくれる。 実際泊まったのだが、少し、料理を少なくしてもらい、2食付で5000円で泊めていただいた。 盆前の夏真っ盛りの時期に訪れたのだが、夜は寒いくらい涼しく気持ちよく寝ることができた。 帰りは、急な坂の前に2度ほどエンストしながら登っていった。 おばさんたち、建物の雰囲気、最高の立ち寄り湯だと思う。
2006/10/09
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島根県の山奥。 奥出雲町(旧横田町)はたたら製鉄(吉田町も有名)で有名である。島根のたたら製鉄は「もののけ姫」のモデルとなった。 この町には、たたら以外にそろばんの産地としても有名だ。 中に入ると、そろばんの製作工程を詳細に見ることができる。 かなり長いそろばんもあり、そろばんを使えない幾三でもなかなか楽しい。 お土産として、 最中がある。 そろばんの形をした最中はなかなか面白い。 訪れることがあればぜひ行ってみてほしい。 *写真は、以前、愛知から島根を訪ねてくださった方のものをお借りしています。
2006/10/06
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ついに礼文到着。 外に出てみると、船で話した兄ちゃんが待っていてくれた。 レンタサイクルまで案内してくれるという。 以前、来た時にそこでバイクを借りたらしい。 またキャンプ場で会おうといって兄ちゃんは去っていった。 1日2000円のレンタル料(ちょっと高いなぁ…)を借りてチャリチャリと出発。 峠 チャリダー 幾三(期限付き) 誕生の瞬間である。 チャリダーと化した幾三は必死にペダルを踏んだ。 途中、セイコマートで弁当を買って休憩。 動いていたから飯がうまい。 長い上り坂を越えて、やっとのことで今夜泊まる 久種湖キャンプ場 に到着。 有料キャンプ場なので料金を支払う。 さっきの兄さんはもうテントを張っていた。 近くにテントを張って、一休み。 改めてゆっくり話す。 「SHINってんだ」 兄ちゃんが言う。 「幾三です」と俺。 SHINさんはもう買出しを済ませていたので、場所をきいてから愛車のママチャリで向かう。 ビールなどを買って(食い物は背負ってきた)、キャンプ場へ。 テントに帰ってふと見るとホッケがない! キャンプ場のサービスで受付の時にもらったのだが…。 無惨な包装が残っていた。カラスの仕業だろう。 飯を炊いて食う。 SHINさんがさっき買ってきた肉をくれた。さらにSHINさんのホッケも分けてもらった。肉など旅に出てから、いや、出る前から長い間食っていないのでめっちゃうれしい。 腹いっぱいになって、少し散策。 湖畔から礼文森林の丘というところに登る道があった。 のんびり歩いていく。 すると、久種湖が見渡せる展望台が…。 いい眺めだ。 後ろを向くときれいな丘が続く。 しばらくボーっとしてキャンプ場へと下った。 帰って酒を飲む。 さらに、ビールと最北の酒蔵 国稀 をSHINさんにいただく。 話していると、「明日、トド島にいかないか?」と。 俺が歩いている時に、秋田からのライダー2人に誘われたらしい。 漁船をチャーターして礼文最北 スコトン岬 のさらに沖にある小さな島に上陸できると…。 地図を見ると確かに島が! 最初は迷っていたのだが、だんだん行きたくなってきた! そういうわけで明日の朝はトド島へ上陸することとなった。 なんやかんやしているうちにかなり酔いがまわり…。 夜、10時ごろだっただろうか。 いい気持ちで寝袋に入ったのだった。
2006/10/05
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早朝、目が覚める。外は曇り空。 今日は稚内までサロベツを北上して前から行きたかった礼文島へ。 さて、行くか…。 国道40号を北に、プラドはのんびり走り出した。 早朝、走る時によく聴くのは、吉田拓郎の「人生を語らず」である。 朝日が昇るから起きるんじゃなくて~ 目覚める時だから旅をする~ 教えられるものに別れを告げて、届かないものを身近に感じて~ 旅の朝にはもってこいの曲だ。 「ペニーレインでバーボン」なんかもなかなかいい。 まずはパンケ沼、ペンケ沼へ。 ポツリと展望台があったので登ってみる。 遠くに風力発電の風車が見える。 「うぉ~い」 とりあえず叫んでみる。 海沿いへ出て北上。 ひたすらまっすぐな道。 車を停めてボーっとしていると、後ろから自転車の2人が来た。 すれ違う時に、「がんばって~」と…。 励ましたのではなく、励まされてしまった。 なんか微妙な気持ち…。 サロベツの花を見るには少し遅かったようだった。 アヤメだろうか。きれいな色だ。 あとはエゾカンゾウがポツリポツリと咲いていた。 のんびり走っていると稚内へ到着。 フェリーターミナル近くの駐車場に車を停めて荷造り。 礼文には、テントとシュラフを背負っていく。車は稚内においていくことに。 走ってターミナルへ。乗船券を買って船へ。 ギリギリだった。 さあ、出航だ! 鳥たちが青い空を舞っている。 デッキで海を眺めていると、黒い服を着た男が1人。 「こんにちは」と話しかけるとライダーだった。 今日のキャンプ場も同じ場所のようである。 2人でのんびりとした船旅。 さっきまでの曇り空はどこへいったのか。 青い海と空が広がる。 船員の作業や鳥をながめ、 およそ2時間後、峠幾三は礼文の地を踏んだのだった。
2006/10/04
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奥飛騨温泉郷の一番手前の栃尾温泉。 蒲田川沿いに公共露天風呂がある。 (なんちゅう写真や…) 料金は志であるが、200円と書いてある。 湯は炭酸単純泉と書いてある。 が、あまり炭酸は感じられない。 昼はわからないが、夜は人が少なくてのんびりと入浴できる。 たまに流れる放送(この駐車場は使用時間が…といった内容)が気になるが。 旅の途中に手軽にさっぱりするのにはオススメの湯だ。 余談になるが、マナーの悪い人がいるのか、近くの新穂高の湯は時間制限が設けられていた。
2006/10/03
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吹き上げ露天での朝。 両隣には トヨタ ハイエースが止まっている。 両方とも定年退職したおじさんだった。右の車をふと見ると、発電機と何かのアンテナが外においてある。 おじさんと話すと、BS用のアンテナだとか…。 そのうち、左隣のおじさんも加わり、話し始める。 左のおじさんは、「やっぱり、冷蔵庫がないとね~」 そして、「僕は朝、パン食だから牛乳とバターが必要なんだ」と…。 う~む、BSアンテナといい、パン食といい、 夜は外の音、静かな車の空間を楽しみ、食パンがあればそのままかじりつき、缶コーヒーで流し込む俺には考えられない。 車の旅を重ねるごとにそういうふうになっていくのかな? 俺の30年後くらいはどうなのだろう? 今のままでいたいな~なんて思う。 そのうちもう1人話しに加わった。 暑寒別岳の麓、増毛町の養蜂場のおじさんだ。この人は、時期が来ると兵庫から駆けつけるらしい。地元が同じなのでかなり盛り上がり、会社の名刺(1度も仕事で交換したことがない名刺である。旅の途中でしか使わない?)を渡したら「また兵庫に帰って機会があれば行くよ」と言ってくれた。 もう1人、近づいてきた。どこの人かは忘れたが、軽のハコバンでまわっているらしい。 この人、苦手だった。 北海道はかなり来ているようだが、やたらと自分の話ばかりしていて楽しくない。会話ではないのである。ずっときいていると、説教されているような気になってきてイライラする。 少しSLの話をしていたら、地図を持ってきて、「そうか、僕は昼からゾウモウに行ってみるよ」と。 ゾウモウ??? 少しして気がついた。 ああ、マシケのことか…。 確かに北海道の地名は初めてなら読めないけれど…。さっきまであんなに北海道について自慢げに語っていたのに…。 ちなみに、増毛町には日本最北端の造り酒屋 国稀 がある。 そうこうしているうちに昼前。 皆に挨拶して出発。 少し丘を散策。 ジャガイモの花?だろうか。 丘を走るライダーを眺めたり、麦畑を見たり。 美瑛を出る。まずは雨竜沼湿原を目指す。 道道432号に入り、アップダウン、ダートが途切れ途切れ続く道をのんびり走り到着。 思ったよりも車が多い。 管理所に行ってみると、どうも日暮れまでに帰ってこれないようだ。 ヒグマも怖いし、ここは引き返す。 引き返し、北上。 幌新温泉というところで風呂に入り、さらに北上。そして霧立峠で一服。 朱鞠内湖を過ぎ、国道275号の美深峠。 深い谷を渡る橋を越えた時。西日に照らされる一面の森。1度通り過ぎたのだが、引き返す。 さっきまでの光は弱くなっていた。 ほんの一瞬の景色。素晴らしいものだった。思いもよらないところでの絶景ほど心にしみるのだろうか? 今でもあの光は脳裏に焼きついている。 国道40号に出て、また北上。 そこで衝撃の看板が…。 「函岳方面 林道通行止」 日本海、オホーツクが両方見渡せるという函岳頂上。 去年は霧に阻まれ、今年は通行止…。 まあ、仕方ないか。また来年だ。 日が暮れて天塩川キャンプ場の駐車場。 天気が悪そうなのでテントを張らずに車中泊。 いつものように酒を飲んでねた。
2006/10/03
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再び、樽前山に到着。 車も増え、管理人の方もいる。少し話してから登ってみる。 最初は木の間を歩く。リスが逃げていった。 しばらくすると展望が開けてきた。 途中、花も咲いている。 しばらく歩いて山頂に到着。 そして見えた支笏湖。 広い空、森と湖。 絶景だった。 山頂でのんびりしようと思っていたが、とにかく虫がすごい。 アブが飛び回り、少し油断すると刺される。 これはだめだと思い下山。駐車場に戻る。 戻ってカメラをしまっていたら、管理人のおじさんが、 「撮ってやろう」と。 自分の写真は別に写さなくてもと思い、軽く断る。 が、「そういわずにせっかくだから…」と言われたので撮ってもらう。 「もう一枚!」と言われ撮ってもらう。 したがって、これと全く同じ写真がもう一枚あるわけだ…。 お礼を言って樽前山をあとにする。 湖畔に行ってみようと思い、支笏湖の西側の美笛キャンプ場の近くに。 ボートの片付けをしているおじさんがいたのでしばらく話した。 さて、今日はどこまでいこうか。 とりあえず、東へ。 地図を見て、次の目的地は夕張に決定。 千歳郊外でのネズミ捕りを交わし、国道452号を北上。 そして、夕張市街へ。 いたるところに昔の映画の看板があって楽しい。 石炭の村をしばらく歩き、鹿島地区へ。 国道452号を芦別方面に走ると、しばらくすると右に曲がる道がある。 古びた電柱が立っていて、昔、人が住んでいたのか、奥には細い道がある。 草で覆われた道はもうあまり使われないようである。 寂しさを感じつつ、鹿島を後にする。 そこから美瑛に入り、吹き上げ露天へ向かう。 今日の風呂は無料のこの露天だ。 ライダーとしばらく話し、車へ戻った。 広いスペースがあったのでそのまま車中泊。 またまた自作網戸を窓にはめ、ビールを飲んで就寝。
2006/10/02
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旅の夜の楽しみ。 それは、酒を飲むことである。 虫の音を聞きながら、星を眺めながら、夜景を見ながら、時には雨音を車の中で聞きながら…。 肴はこんなものである。 まったり、のんびりと1人で飲む酒もなかなかいいものだ。 車中泊、キャンプではビールを冷やす手段が少ない。 冷蔵庫を車に持ち込むほどでもないし…。 と思っていたら見つけたのがこれ。 米子のリサイクルショップで見つけた。 なんと、84円だった。 350mlならば3本、500mlならば2本のビールが入る。 6本あれば、全部飲んでしまう峠幾三には、飲みすぎず、節約にもつながる。 プラスチックの中に発泡スチロールが入っているだけの簡単なものであるが、2時間くらいは余裕で冷たさを保つことが出来る。 これはかなり重宝しているアイテムである。
2006/10/02
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朝、5時起床。北海道の朝は早い。 2時に寝たが、起きてしまった。久しぶりの車中泊だからだろうか? とりあえず、湖畔を走ってみる。 いい感じである。 最初の目的地は、昨夜、ローソンで買った本に載っていた紋別岳。標高866mのこの山は車で頂上まで行けるようだ。 支笏湖温泉のあたりから急坂を登っていく。 すると、ゲートで通行止…。 本に載せるなよ…。 次にダートを走り、樽前山に行くことに。 道道141号を苫小牧方面に走っていくとT字路があるのでそこを直進。 しかし、霧が濃い。山頂からの支笏湖の眺めがよいらしいのだが、これでは…。 駐車場に着いたが霧である。名古屋からのおじさんと立ち話をして、出直すことにした。 地図を見ると、丸山遠見望楼というものがある。名前を見るだけでウキウキしてくる。 支笏湖林道群のなかにあるようだ。 北海道に上陸後、初の林道。窓を開けてゆっくり車を流す。路面に多少の亀裂があったが、余裕のプラド。 分岐をまがり、細く急なカーブを抜けると、 まっすぐに青空にむかって建っていた木製の望楼。 見渡す限りの森。360度 森である。 ズッシリと大地に横たわる森からの威圧感を感じる。 「うぉ~い」と叫んでみる。 空気もうまい。 しばらく森を眺めて、途中に看板の出ていた口無沼へ。 誰もいない。 飛び交うトンボがいるくらいである。 レクリエーションの森として整備されており、夏には家族連れなどがちらほらいるようだ。 暖かい日差しの中、桟橋に寝転がってトンボをじっくり観察。時にはトンボが手に止まったり。 日が昇り霧もはれたようなので、先ほどの樽前山に向かって林道を戻る。 が、国道が見えているのにゲートがあり出れない…、といった道が多く、少し迷ってしまった。 何とか、国道にたどり着き、山へ向かって走り出した。
2006/10/01
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