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January 15, 2006
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カテゴリ: カテゴリ未分類
1月14日、シアトル・シーホークスは、小雨が降りしきるクエストフィールドにワシントン・レッドスキンズを迎え、ディビジョナル・プレイオフを戦った。
7万人収容のクエストフィールドは、シアトルファンで殆ど埋め尽くされ、一種異様な雰囲気を醸し出していた。スタンドでは、テリブルタオルが降られ、シアトルファンは声の出る限り声援を送っている。19000人収容のMSG、5万6000人収容のヤンキースタジアムでファンが一体となったときに奏でる声援で地響きを感じるくらいだから、7万人収容のクエストフィールドで同じことをすれば圧倒的な迫力があるのは想像に難くない。この声援が悪天候で本来の力を発揮していないチームの助けとなった。

雨中の決戦では、雨で濡れたボールは滑りやすく、ミスが多発する。故に普段の倍程度のミスが発生することを想定しなければならない。
案の定、シアトルはファンブルを続出した。ファースト・ドライブのゴール前10ヤードでMVP男アレキサンダーのファンブルに始まりパントリターンで一つ、キックオフリターンで一つと合計3つのターンオーバーを犯した。QBハッセルベックは、ポンプフェイクをしようとするとボールは手からするりとすり抜け、ファンブル。すぐに自分で拾い上げたが、悪天候ならではのミスだった。

普通これだけターンオーバーを犯せば、相手にモメンタムがいきがちだが、そんな凡ミスを連発するチームを救ったのは、「12番目の選手」だった。NFLのオフェンスは、QBが発するプレイコールに沿ってプレイするので、特にオフェンスラインはQBのコールに耳を傾けていなければならない。故に、ホームチームのフェンは、敵チームのオフェンス時にシグナルを聞こえにくくするために、力いっぱいの声を張り上げ、相手の攻撃を妨害しようとする。ビジョンには「Make a Noise」の文字が映し出され、妨害を助長する。ちなみにシアトルは、レギュラーシーズンのホームゲームで、NFLトップの24個のフォールス・スタート(攻撃チームがスナップする前に守備が動いてしまうこと)を誘発している。これもひとえにファンのおかげだ。

シアトルは、背番号12を欠番にするほどファンをリスペクトしているチームだ。(NFLは攻守とも11人でプレイする)
「12番目の選手」は、この日も大声で相手のオフェンスを妨害し、フォールス・スタートを2回誘発した。特に第3Qは効果的だった。ワシントンは1タッチダウンを返して17対10として、更にその後のキックオフでファンブル・リカバーして、モメンタムを掴み掛けた。しかし、ワシントンは、「12番目の男達」の声援に惑わされ、大事な場面でフォールス・スタートをしてしまった。結局ゴール前まで進めず、フィールド・ゴールも失敗。シアトルは追い上げの芽を摘み取り、相手に傾きかけたモメンタムを手繰り寄せ、20対10で逃げ切った。

ファンの声援は、時には実力以上のものを発揮させる。プレイオフのような大舞台で勝利するためには、実力の他に運ややんきースタジアムのレフとスタンドに潜む「亡霊」のようにプラスαなものが必要とされる。それがファンの声援だ。ファンの後押しを受けて勝利したシアトルは、1984年の球団創設以来初のカンファレンス・ファイナルへ進出。カンファレンス最高勝率だったシアトルは、ホームコート・アドバンテージを持っているため、次戦もホームで戦えるアドバンテージがある。次戦の相手は、明日のシカゴ対カロライナの勝者だが、相手がどこだろうが関係ない。なんてたって、「12番目の選手」がついているから。






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Last updated  January 15, 2006 06:14:15 PM
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