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さすがの北川悦吏子、楽しみました。とても面白かったです。全盛期の彼女を知らず(中森明菜のファンだったので「素顔のままで」くらいしか見ていない)、朝ドラの「半分、青い。」を見て再認識、評判の割に見ることはなかった浜辺美波を「タリオ復讐代行の2人」を見て興味を持ち、二人がかかかわる作品なので見た。録画で追いかけて見ていたので、本日ようやく最終回を見終えた。面白かった!主題歌もいいなぁ。出演しているAlexandrosの川上洋平が曲を担当しているけれど、作詞は北川悦吏子。爽やかな歌声の家入レオとピッタリ、マリアージュな主題歌「空と青」です。NHK朝ドラ「半分、青い。」の流れからして北川は爽やかなもの、青色が好きなのかな、とも思えた。さて、ドラマは北川があて書きをしていることもあって、皆登場人物そのもの。碧と空の親子は親子そのものと思い見ていたら、血のつながりのない関係。だからといってぎくしゃくしない、愛情にあふれた関係性があり、違和感を感じることなくお互いを尊重しつつ生活できている。言いたいことをいいやりたいことをやり思う存分生きている。すごいことだ、素晴らしいことだ。後半というかラスト近くで空の父親が突如出てくるが、非情な人間でなく浮世離れした風変わりな人なだけで、害を及ぼすこともなく風のように消えていく。この描き方、いいねぇ。登場人物は皆素敵な人ばかり、いわゆる悪人はほぼ出てこない。(むやみに絡む若者が出てきたが、それも善良な人に助けられた)役者陣が素晴らしい。人と人のつながりを大切にしているのか、気心が知れた人がいいのか。たぶん北川が興味を持って書ける人たちを集めたのだろう。若手で一番勢いのある浜辺美波を起用しているが、彼女に母親をママと呼ばせず、「かあちゃん」と呼ばせているところに、庶民的に感じさせている。そのことでフランクに壁のない空を描けている。母親役に菅野美穂とは驚きだが、実生活でも母親になり、母性を身をもって知った女性だから実感を持って母親を演じられたと思う。碧の同級生、ゴンちゃんに沢村一樹。NHK朝ドラ「ひよっこ」で共演した二人。菅野美穂と沢村一樹。同居、同棲する役柄だった。この作品を見たかどうかわからないが、この二人を組み合わせて見たかったに違いない。二人は共演実績があり、組みやすかったのではと思う。北川が書いた朝ドラ「半分、青い。」に出演していた中村雅俊に豊川悦司。長身の主演スターたちを気に入って今回も使いたかったのだろうか。そう思ったのは舞台での姿を見て起用を決めた東啓介。190センチの高身長は群を抜きすごいが、なぜか彼だけがドラマから浮いてるような気がした。それはドラマ出演が慣れないせいなのか、あて書きに慣れないせいなのか。そんな印象を持ってしまうと最後までぬぐい切れなかった。逆に驚きだったのは川上洋平。まるで彼がそのまま存在するかのようにいた。菅野美穂との絡みもみごと。彼のこれまでの経験が十二分に生かされているのだと思う。とてもとても素晴らしかった。次に驚いたというか、見直したのは岡田健史。”おかだけんし”と読むんだな。二枚目としてスカウトされただけの人と思ったけれど、ゴールデンのドラマデビューから注目されて矢継ぎ早に出演作が続く。まったく見ていないので何とも言えないが、このドラマに関する限りでは自然体のいい芝居ができていた。大学生の彼がそこにいて、イケメンだけどチャラ男でなく漫画オタク青年を見事に演じていた。(拍手)サリーの福原遥も、編集長の有田哲平も本人がそこにいるように存在していてよかった。そういえば有田哲平も「半分、青い。」に出ていた。素敵なドラマを見られて感謝。北川悦吏子さん、お疲れさまでした。菅野美穂さん、浜辺美波さん、お疲れさまでした。
2021.03.28
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女性蔑視を問題視するところが映画の題名、いや、組織のネーミングにまで及んでいようとは思わなかった。「メン・イン・ブラック」という組織名が取りだたされ、主役が名乗るときには「メン&ウーマン・イン・ブラック」と言い直させるほどのありさまだ。看護婦が看護士に、スチュワーデスがフライトアテンダントに呼称がかわった時点でこのことをもっと認識すべきだったといまさらながらに思った。さて、作品は人気大作だけに主役のスーパースターがかわっても主演に人気者スターであるクリス・ヘムズワース、そしてリーアム・ニーソン。女性参画のためか、女優起用でテッサ・トンプソンが出演、主役の一翼を担う。クリス・ヘムズワースとは「マイティ・ソー バトルロイヤル」で共演済だ。さらにエマ・トンプソンと力の入れ具合がわかる。「グレイテスト・ショーマン」の歌姫役のレベッカ・ファーガソンが敵役リザで出演していることにまったく気づかなかった。メイクで顔がイマイチよくわからなかったせいかな。映画は宇宙を破壊するほどの武器をめぐっての争奪戦。スパイ探しの展開は一筋縄でいかないところが現代の作品らしい。ミュータントとの再会も妙味。Netflixにて2019年/アメリカ/115分/G監督:F・ゲイリー・グレイ原作:ローウェル・カニンガム脚本:アート・マーカム、マット・ホロウェイ出演:クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、リーアム・ニーソン、エマ・トムプソン、レベッカ・ファーガソン、レイフ・スポール、ロラン・ブルジョワ、ラリー・ブルジョワ、ケイバン・ノバック原題:Men in Black International( ) お薦め度「メン・イン・ブラック インターナショナル」★★★☆(70%)
2021.03.28
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NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。「クリフハンガー」2021年4月5日(月)午後9時00分~10時54分標高4,000メートルの山中で1億ドルをめぐって厳寒の山岳で捜索と死闘が繰り広げられる。シルベスター・スタローン主演作品で最高のアクション映画だと思う。お薦め度★★★★☆(90%)「マイ・フェア・レディ」2021年4月7日(水)午後1時00分~3時54分才気あふれるヘップバーンがイライザを見事に演じきった傑作ミュージカル。映画館で1度、テレビでは2度ほど見ている。大地真央主演のミュージカル舞台も見ているが素晴らしい戯曲だ。お薦め度★★★★☆(90%)「Wの悲劇」2021年4月11日(日)午後1時00分~2時50分薬師丸ひろ子主演だが、鮮烈デビューを飾った高木美保の衝撃が忘れられない。お薦め度★★★★(80%)「クォ・ヴァディス」2021年4月22日(水)午後1時00分~3時55分2020.08.15にNHK-BSでの録画を自宅で鑑賞。デボラ・カーの美しさとピーター・ユスティノフの名演技に感嘆。お薦め度★★★☆(70%) 「ニュー・シネマ・パラダイス【インターナショナル版】 デジタル・レストア・バージョン」2021年4月29日(木)午後1時00分~3時04分1990年4月15日にシネスィッチ銀座にて鑑賞。映画ファンが絶賛していた映画愛を見る作品。お薦め度★★★★(80%) 「キリング・フィールド」「ウエスト・サイド物語」「ムトゥ 踊るマハラジャ」「グラディエーター」は映画館の大スクリーンで見てこそ感動できるので、割愛する。また、「荒野の七人」は数えきれないくらい放映されている。未見の人はどうぞ。
2021.03.28
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映画を見終わったとき、プロデューサーとしてフランシス・マクドーマンドが単独でクレジットされた時、彼女の本気度を知った。オープニングでの荒野で一人の彼女を見たときにも、すごいなと小さく思った。中盤、湖水のような澄んだ水に浮かぶ彼女を見たときもすごいなと思った。ところどころ人とのかかわり、仕事における社会とのかかわりがあるため大人数になることもあるが、半分以上が彼女一人。でも、孤独ではない。ホームレスでなく、ハウスレス。学もあり代用教員まで勤めた彼女が何ゆえに短期間労働者となって、荒野をさまようのか。”ノマドランド”車を住みかとする路上生活者。”ノマド”には高齢者が多い。人生を陸上競技のトラック一周に例えると第4コーナーにさしかかった者か、最後の直線を走っている者だと思われる。それゆえ、スタートしたばかりの十代や第1コーナーの二十代や第2コーナーの三十代には彼らの心境はわからないのではと思える。とはいえ、歳をとればわかるわけではなく、お金に価値を見出し、成功者となった者や成功を夢見る者にはわかりえないだろうし、都会の暮らし、裕福な暮らしをしているものにもわからない。そんなことも映画では描かれる。面白い映画ではなかった、楽しめる映画でもなかった。心情は理解できる。しかし、わかりえたのか。歳をとって第3コーナーか第4コーナーを走っている私は夢破れても都会の生活を捨てられず、成功への欲望は残っている。だから気持ちは伝わっても、心底わかりえたのか、わからない。いい作品だと思う。大きな感動はないが、この感触は何だろう…。2020年/アメリカ/108分/G監督:クロエ・ジャオ原作:ジェシカ・ブルーダー脚本:クロエ・ジャオ出演:フランシス・マクドーマンド、デビッド・ストラザーン、リダ・メイ、スワンキー、ボブ・ウェルズ原題:Nomadland(「遊牧民の国」) お薦め度「ノマドランド」★★★☆(70%) 字幕翻訳:牧野琴子<ネタバレ>「ファーゴ」でフランシス・マクドーマンドを見たとき、これほど息が長く、第一線で主演で女優を続ける人だとは思わなかった。久々に注目したのは「スリー・ビルボード」。どちらもアカデミー主演女優賞を受賞している。そして、今回「ノマドランド」。受賞するかどうかわからないが、彼女らしい作品と思えるし、プロデューサーとなっていることは驚愕だった。物語はガレージから始まる。何やらバン(車)に荷物を積んでいる。そして、荒野にひとり、放尿している。驚いた。車で寝泊まりする宿泊所があることに驚いたが、日本でも今では車で泊まれるところもできたように思う。さて、アマゾンの配送センターで働いていたが、クリスマス休暇とともに終了。アマゾン負担の宿泊代を打ち切られ、旅に出る。”ノマド”と呼ばれる車上生活者には高齢者が多い。息子を亡くし人に尽くすために来た人がいるし、ファーンのように砂漠という辺鄙なところにあった企業城下町が企業の撤退ともに退去を余儀なくされて一人暮らす者もいる。一人旅、澄みきった湖水のような池のような中に全裸で浮かぶ彼女、女優としてのマクドーマンドの度胸に驚く。独り者なので天涯孤独かと思いきや窮地に陥ったときに身内がいることがわかる。姉がいた。普通というよりは裕福な暮らしをしている姉夫婦がいた。子はなく夫が亡くなり独り身となったファーンは夫のために辺鄙な町で暮らし、夫の死後も居座ったという。そして、町がなくなるので致し方なく、町を出て”ノマド”となった。夫とともに夫への思い夫の思い出を胸に宿し生きていると思えるファーンにとって、愛されて求められて家のある暮らしをすすめられても安眠できない。彼女は彼女の想いとともに生きている。修理するより買い替えたほうが良いと言われても自らの手で改良を重ねた車を手放すことはできない。そんなファーンである。死ぬまで一人。車に一人。そして生きていく彼女。死ぬまで生きていく。大きな感動はないけれど、インパクトと何かしら感じるものがある。じわりと感じるものがある。
2021.03.27
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う~ん…。期待していたものではなかった。つまらない、おもしろくない?なんだろう?白黒画面を見ていて、アカデミー作品賞をとった「ローマ」があるから、白黒で撮ったのか?と思い。カラー作品を嫌ったチャップリンなら、白黒で撮ったほうが良かったと言うだろうか?とも考えた。難解な作品ではない、ただ時系列があちこちとんでわかりづらい。ちょっと混乱する。白黒で見るせいか、女優が奇麗だった。アマンダ・セイフライドは美しく、リリー・コリンズもオードリー・ヘップバーンばりにチャーミングだった。実話の話なので、アマンダ・セイフライドが演じたマリオン・デイビスという女優がいるのかと思い、ググると確かにいた。1985年生まれのアマンダは34歳で盛りを過ぎた、過ぎつつあった女優を演じている。女優が女優を演じることは難しいと思うけれど、アマンダは「ラブレース」でも女優を見事に演じきっていて、今回も素晴らしい出来。助演女優賞ものだと思えるほどだ。実際、アカデミー助演女優賞にノミネートされている。演技巧者のゲイリー・オールドマンであるが、チャーチルを演じたときもそうであったが、チャーチルでありゲイリーであった。今回も、マンクことハーマン・J・マンキウィッツでありゲイリーであった。そう、誰が見てもゲイリーであった。もう少し面相を変えてもよかったのかもしれない。映画ファンが見て、楽しめる内容と思えなかったけれど、脚本家が見たら、印象が違うのかもしれない。Netflixにて2020年/アメリカ/132分/G監督:デビッド・フィンチャー脚本:ジャンク・フィンチャー出演:ゲイリー・オールドマン、アマンダ・セイフライド、リリー・コリンズ、アーリス・ハワード、トム・ペルフリー、サム・トラウトン、フェルディナンド・キングズレー、タペンス・ミドルトン、トム・パーク、ジョセフ・クロス、ジェイミー・マクシェーン、トビー・レナード・ムーア、モニカ・ゴスマン、チャールズ・ダンス原題:Mank(「マンク」) お薦め度「Mank マンク」★★★☆(70%)
2021.03.21
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40歳の後妻は10年で旦那が出ていった。売り出し中の人気モデルが次のお相手。がらんとした部屋にドイツからやってきたのは前妻。住居の半分は自分に権利があると居座る始末。旦那=前夫とは連絡がつかない。自立させるためか、彼(前夫)の出資でデザイナーとして始めたアパレル・ブランドは初のショーを控えている。すったもんだの共同生活。そこへやってきたのは…。嫉妬、未練、恋慕などいろいろな感情がまざりあい、仕事を抱えて七転八倒のヒロイン。憎き相手は寝とったモデルだけでなく、元夫か前妻か。現実にはあり得ない中での生活と人が寄り合い絡まりあうことで生じるいろいろな思い。好きとか嫌いとかではない、何か。稀有な作品なのかもしれない。ニューヨークが舞台なので原語は基本英語です。Netflixにて2017年/ドイツ/110分/G監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ脚本:パメラ・カッツ出演:イングリッド・ボルゾ・ベルダル、カーチャ・リーマン、ハルク・ビルギナー、ティンカ・フュルスト、フレドリック・ワーグナー原題:Forget About Nick(「ニックのことは忘れろ」) お薦め度「ニューヨーク 最高の訳あり物件」★★★☆(70%)
2021.03.21
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本日ようやく最終回をむかえた。NHK-BSの放送ではとっくの昔に終わっていたのだが、ビデオしておいたのでずいぶんとたまっていたものを見た。そして、本日、最終回を見た。合戦を描かない最終回。織田信長の最後はもちろん、明智光秀の最後はまったく描かなかった。本能寺の変に勝利して、次が三年後、びっくりする時間経過である。光秀の死期を見ないということは良い点、悪い点、両方あると思う。今作に限っては、あとで”光秀様が生きている”という噂があるというくだりもあるので、最後を見せないことは一理ある。なお、光秀の最後は羽柴秀吉に追われ平城から坂本城へ移ろうと、逃げ落ちようとしたところ落ち武者狩りの農民にやられたということなので、その通説にしたがえば、あまりいい絵にならない。謀反人ととして描くならば、それを絵にしても良いのだろう。しかし、”麒麟”を連れてくる高潔な人物として描いているから、その最期を絵にすることは避けたのかもしれない。主演の長谷川博巳は期待通りの活躍を見せ、美濃編では高橋克典、本木雅弘、石川さゆり、門脇麦らが好演、染谷将太の信長登場も良かった。越前編ではユースケ・サンタマリアが好演を見せ、向井理も良かった。今日-伏魔殿編では片岡鶴太郎が怪演を見せ、恐れ入った。最終章では芦田愛菜、坂東玉三郎が印象に残り、吉田鋼太郎、風間俊介が印象に残る。全体を通して、岡村隆史、堺正章、尾野真千子の活躍は忘れられなくて、間宮祥太朗、徳重聡、村田雄浩も良く、遠藤賢一、谷原章介、真島秀和、本郷奏多、駿河太郎、陣内孝則と列挙すればかぎりない。石橋蓮司が出演していたことも嬉しく思った。見どころのある作品となり、見た甲斐があった。
2021.03.20
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民主主義の最たるもの、その最高峰ともいうべきアメリカが民主主義とは言えない所業が昔、司法の場で行われたいた。これはその裁判の模様。不当逮捕、証言封じ込め、冤罪、と見ているだけで辛くなる。60年代のアメリカを揺るがせたベトナム戦争。反戦運動をする若者たち。シカゴで行われた民主党大会に集結した各々のグループが個別に存在していた。共謀でデモを行い治安をみだした罪に問われた。見ていると鬱積してくる。ラスト、映画の中の人物のように私も立ち上がっていた。第78回ゴールデングローブ賞最優秀脚本賞受賞、最優勝作品賞(ドラマ)ノミネート。第93回アカデミー賞作品賞ノミネート、脚本賞ノミネート、他。はたしてアカデミー賞の受賞はあるのだろうか。Netflixにて2020年/アメリカ/130分/G 監督:アーロン・ソーキン脚本:アーロン・ソーキン出演:エデイ・レッドメイン、アレックス・シャープ、サシャ・バロン・コーエン、ジェレミー・ストロング、ジョン・キャロル・リンチ、ヤーヤ・アブドゥル=マーティン2世、ダニー・フラハテイ、ノア・ロビンス、マーク・ライランス、ジョセフ・ゴードン=レビット、フランク・ランジェラ、マイケル・キートン、ベン・シェンクマン、ジョン・ドーマン、J・C・マッケンシー、ケルビン・ハリソン・Jr.、ケイトリン・フィッツジェラルド、アリス・クレメルバーグ、ウェイン・デユバル、ダミアン・ヤング、C・J・ウィルソン原題:The Trial of the Chicago 7(「シカゴ7の裁判」) お薦め度「シカゴ7裁判」★★★☆(70%)
2021.03.20
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チャドウイック・ボーズマンの遺作と知って見てみた。あまり面白い作品ではないし、楽しめるものでもない。冒頭からやたらと台詞の多い映画だなと思った。マ・レイニーの高圧的で不遜な態度は見るに堪えないし、チャドウイック・ボーズマン演ずるトランペット奏者も言葉が多いし、不遜な態度を見せつける。1足11ドルもする靴を買い、終幕の争いはショッキングであり驚いた。なんという仕業。事の真相はわからないが、これが事実の話がもとになっているならば、悲しむべきことである。主人公である「ブルースの母」と称される歌手・マ・レイニーはこんな作品を撮ってほしかったとは思えない。Netflixにて2020年/アメリカ/94分/監督:ジョージ・C・ウルフ原作:オーガスト・ウィルソン脚本:ルーベン・サンチャゴ=ハドソン出演:ビオラ・デイビス、チャドウィック・ボーズマン、グリン・ターマン、コールマン・ドミンゴ、マイケル・ポッツ、ジョニー・コイン、テイラー・ペイジ、ジョレミー・シェイモス、ドゥーサン・ブラウン、ジョシュア・ハート、クイン・バンアントワープ原題:Ma Rainey's Black Bottom(「マ・レイニーのブラックボトム(腰振りダンス)」) お薦め度「マ・レイニーのブラックボトム」★★★(60%)
2021.03.14
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「注目の人」ではないのだが、カテゴリーがないし、あえてカテゴリーをつくるほどでもなく。映画を真摯に作っていないのではないかと「花束みたいな恋をした」のブログで書いてしまったので、どのように思う監督であるかを書こうと思ってブログを書く。であるから、この監督の経歴をとググってみると、邦画をそれほど見ない私にしたら土井裕泰(どいのぶひろ)監督の作品は良く見ている。「いま、会いにゆきます」(2004年)は感動のあまり、号泣に次ぐ、号泣で、ほぼ同時期の「世界の中心で、愛をさけぶ」よりも感動し、感嘆した作品であった。「涙そうそう」(2006年)はブッキー(妻夫木聡)のファンなので見に行った。涙をさそうように作りすぎているきらいはあるけれど、感動した一本である。「ハナミズキ」(2010年)は、見た記憶があるのだけれど、それ以外は抜け落ちていて、私のブログ記事を振り返れば、酷評していた。(ブログ・「ハナミズキ」)「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜」(2012年)は原作・東野圭吾の隠れファンであり、テレビドラマも欠かさず見ていたので映画館に出かけて見た。いい作品だった。(「ブログ・「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜」)「映画 ビリギャル」(2015年)は傑作だったと思う。有村架純が金髪ギャルになるというだけで★☆。親子の葛藤も、家族の軋轢も、受験もみごとに描かれていた。(ブログ・映画 ビリギャル)とみてくると、ホームランを打つけれども、手痛いアウトの作品もあるということになるかな。今回の「花束みたいな恋をした」は私にには合わなかったということがいえるけれど、編集というか作り手としてどうなの?と感じたところはあった。しかし、感動作を作れない監督ではなかったということ。作品に出来・不出来はあれど、ヒット作を作り続けていることは特筆すべきだと思える。土井裕泰監督、今後もいい作品を作ってくださいね。
2021.03.14
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有村架純はいい!菅田将暉は、演じることが難しい役だと思った。女性の役は筋が通っているので、役に身をゆだねその心情のまま演ずることができると思う。ところが男は、麦は難しい。私にはそう思えた。筋が通っていないのではなく、筋は通っているが変節しているから。本末転倒しているとも、いえなくもない。素直に演じることはできないし、理解しても演じることが難しい。その辺の感情にどう折り合いをつけて同化して麦として存在するのか、相当、難しく思えた。監督と脚本が名のある人のせいなのか、著名な俳優たちが脇役というよりチョイ役で出演している。恐るべきことだ。著名な俳優たちなので、もっと登場するだろうとか、もっと絡んでくるだろうとか、思ってしまい、気にかかった。時系列を現在から過去にとばし、順送りで見せてくれるのだが、二人が出会い、オールナイトすごした時の時系列、移動が変に思えた。それが気になり、また作品に没頭することができなかった花束みたいな恋をする映画を見たいと出かけたが、花束みたいな恋を見られたという実感はない。昨年見た映画「劇場」で傷つけあうというか、ほぼ一方的に気づつける毒々しい作品を見たが、それとは違いお互いをけなしたり、暴力をふるうということはない反面、苦々しさの残る作品と思えた。お薦めはしないが、客席は満席であった。2021年/日本/124分/G 監督:土井裕泰脚本:坂元裕二出演:菅田将暉、有村架純、清原果耶、細田佳央太、韓英恵、中崎敏、小久保寿人、瀧内公美、森優作、古川琴音、篠原悠伸、八木アリサ、押井守、PORN、atagi、モリシー、佐藤寛太、岡部たかし、オドギリジョー、戸田恵子、岩松了、小林薫お薦め度「花束みたいな恋をした」★★★☆(70%)<ネタバレ>2020年、飲食店で恋人同士がひとつのイヤフォンをLとRにわけて、聴いてるのをみて、苦言を言っているカップルの男、と別のテーブルの別のカップルの女。目が合った二人はここから恋が始まるのかと思いきや、5年前、2015年に時はさかのぼる。男と女、それぞれの姿が描かれるが、明大前にて終電を逃したことで、一夜を共にすることに。居酒屋いったり、カラオケいったりするのだけれど、居酒屋を出たところでうっすらと明るい。夜が明けたものだと思ったのだが、続くその後のシーンで真夜中に戻っていた。そこが気にかかり物語に入っていけない。徒歩での帰宅となったが、着いたところはPARCO。渋谷のPARCO?と思った。明大前から渋谷まで歩いたと思ったのだが、歩いた先は調布。調布駅前で雨が降り、調布駅徒歩8分の麦の家、彼の家まで行く。これまた?である。調布まで歩いたのなら飛田給まで歩けよ、と思った。居酒屋、カラオケと行くお金があるんならタクシーに乗れたんじゃないの?とも思う。で、翌朝、調布から飛田給までバスに乗った。これまた疑問?調布駅徒歩8分だったら京王線で調布から飛田給まで行くだろうと。そのほうが早い。電車は3分130円、バスは10分210円。気になりだして、さてはこの監督、真摯に映画を作っていないのではないかと思えてしまった。絹(有村架純)の行動様式はなんなく入ってくるけれど、麦(菅田将暉)の行動様式には抵抗を感じた。仕送り生活ができなくなり働いて生活の糧を得るのに足りなくなった5万円という金額を考えるならば、わざわざ就職するほどのことでもないように思えるのだが。金銭面でなくイラストを描く才能に限界を感じたのなら納得がいく気がするけれど、そんな風には描かれていない。仕事が生きがいになったのなら仕事人間でもいいけれど、嫌気が重々の仕事ならばやめればよいと思うのだが、いやな仕事に身を挺し、もっと金を稼ごうとする。その変貌ぶりには驚くばかり。そして、それまでの変遷が十分には描かれていない。それゆえ、絹同様、麦の言動には面食らう。破局へと向かうことは必然ともなっていく。絹は1ミリもぶれずに別れに向かうのに対し、麦は大きくぶれる。結婚しようと言い出す始末。若いカップルを見ていたたまれなくなり店外に出た絹を麦が追いかけ抱きしめる。ここで二人は付き合いだした頃を思い出し、元サヤにおさまるかに思えたが別離を決意。なんで!?私には理解不能のことが多く?????のオンパレードとなった本作。感動する、しないより以前に作品となっているのか。最後に2020年を描くのにコロナやマスクがまったく存在しないのもどうなのかな、と思えた。
2021.03.14
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感服した。自由を求める逃走がそこにあった。闘争もそこにあった。自由か死か。二者択一。本来自由の身で生まれてくるはずだった奴隷の娘が、所有主に子を持つこと、伴侶(夫)が自由人奴隷であるにもかかわらず、生まれてくる子も奴隷とされ、自由人となることを拒否されたことで逃走を決意した。逃げる女性、追う農園主の白人たち。…、…。逃走奴隷を捕縛し連れ帰る法律ができる。警官も逃亡奴隷を引き渡さなければならない法律。…、…。内戦、南北戦争が始まる。…、…。自ら逃亡し、家族の逃亡を助け、奴隷の逃亡を先導する。自由人となった、その名はハリエット。神と交信する、ハリエット。胸を打ち、鼓舞される感じがする。ハリエットを応援しながら、ずっと見ていた。口惜しい事実。衝撃的な出来事。苦難、艱難を乗り越えて、ハリエットは駆け回る。威風堂々なハリエット。弁舌素晴らしく、意気軒高なハリエット。背筋を伸ばし、胸を張りたくなるような作品である。ハリエットについてググると2030年からの新20ドル札に初の黒人として印刷されるらしい。見終わった今も、胸の高鳴りを感じる。低音から高音まで、彼女の歌声が素晴らしい。アカデミー賞ではシンシア・エリボが主演女優賞にノミネートされ、”Stand Up”が主題歌賞にノミネートされた。Amazonにて2019年/アメリカ/125分/G監督:ケイシー・レモンズ原案:グレゴリー・アレン・ハワード脚本:グレゴリー・アレン・ハワード、ケイシー・レモンズ出演:シンシア・エリボ、レスリー・オドム・Jr.、ジョー・アルウィン、ジャネール・モネイ、ボンディ・カーティス=ホール、マイケル・マランド、ザカリー・モモー、クラーク・ピータース、バネッサ・ベル・キャロウェイ、オマー・J・ドージー、ヘンリー・ハンター・ホール、ジェニファー・ネトルズ原題:Harriet(「ハリエット」) お薦め度「ハリエット」★★★★☆(90%)
2021.03.13
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東日本大震災2011年3月11日から10年。被災地ライブについて AKB48横山由依今日、読んだ記事です。
2021.03.11
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Netflixで見てみて、とくるので見てみた。Dumplin’とはdumplingのことだろうか。【ゆでだんご】の意味で、背の低い太っちょを意味するらしい。文字通り、見た目がそのような女子高生が主人公。ただし、親はミス・コン優勝者でミス・コンに明け暮れプレゼンターもつとめる美女である。この親は、なんとジェニファー・アニストンがやってます。さて、物語は主人公を全面的に認めほめそやすルーシーという太っちょのおばとの幼少期の思い出から始まる。はっきりとは描かれないが、どうもルーシーは亡くなったらしい。全面支持者を失った太っちょ娘は幼馴染とぎくしゃくし、バイト先でのイケメン(?)男子にアプローチされるも本気にできなくて…。あれやこれやがあり、今までまったく無視していた地元のミスコンに風変わりな仲間?と出場することになる。明らかになるルーシーおばさんの秘め事。なかなか楽しい映画でした。お薦めしますう!!Netflixにて2018年/アメリカ/110分/ 監督:アン・フレッチャー脚本:クリスティン・ホーン出演:ダニエル・マクドナルド、ジェニファー・アニストン、オディア・ラッシュ、ベックス・テイラー=クラウス、マデイー・ベイリオ、ルーク・ベンウォード、ジョージー・フローレンス、ダブ・キャメロン、ハロルド・ベリノー、サム・パンケーキ、ジンジャー・ミンジ原題:Dunmpin’(「団子っこ」) お薦め度「ダンプリン」★★★☆(70%)
2021.03.11
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これが”ランボー”の最終作品?大好きなスタローン、見入ったランボー。それが、これで、この作品で終わり?期待しすぎたのか?B級作品ならまだしも、C級というか、まるでなっていない作品だ。これが、ランボーでなければ誰が見るのだろうか。ヒーローがヒーローたるゆえんがほぼない。経験と技量で極悪非道軍団をひとりでやっつけることはいいとしても、物語には友情も親子の情もない。サブストーリーとして登場するジャーナリストも都合よくつかわれているだけで、すべてが結末までの駒とされているよう。ありえないほどの切れ味のいいナイフ、非情で無残な処刑ともいえるありさまはあまりにえげつない。目をそむけたくなるような仕業だ。この内容、それだけをとればあまりに無残なあまりに残忍なだけの映画である。2019年/アメリカ/101分/R15+監督:エイドリアン・グランバーグ原案:シルベスター・スタローン脚本:マシュー・シラルニック、シルベスター・スタローン出演:シルベスター・スタローン、パス・ベガ、セルヒオ・ペリス=メンチェータ、アドリアナ・バラッサ、イベット・モンレアル、オスカル・ハエナダ、ジーニー・キム、ホアキン・コシオ原題:Rambo:Last Blood(「ランボー:最後の血」) お薦め度「ランボー ラスト・ブラッド」★★★(60%)<ネタバレ>この惨憺たる内容の作品をシルベスター・スタローンが考えだし、シナリオまで書き上げたということは信じがたい。なぜなら、ラスト・ブラッドとしておきながら血の通った内容になっていないから。バサバサ切り裂く所業は復讐に出て首を切り落とすことで沸点に到達する。あまりの仕業に見る気をなくしてしまうような映像だ。若い娘を略奪して死の恐怖によって逃げ出せない心理に落とし込め、性商売の奴隷とする。あまりに残虐だ。それなので、復讐にて悪党兄弟の弟を惨殺したのならば、その股間を無茶苦茶に血の染めればよかったのではないだろうか。生首を切り取るとは!!!大学入学を目前に控え、消えた父を探し求め会いに行く設定はいいにしてもその行動がおかしい。祖母や育ての親であるおじさんの反対を押し切って了解を得ないままメキシコの暗黒街へ向かうというのは解せない。同じく、メキシコに向かったとしても、探してくれた幼馴染に反対されたから父親に会いに行くことはやめると申しでて、その時に幼馴染からせっかく探した父親に今会わないと後悔するよとかなんとか言われて翻意することにしたらよかったのではと思える。幼馴染は悪友というのが見て取れる。わかりすぎる。単純明快に描いたのは味方と思った人が敵だったり、悪人と思った人が味方だったという意外でわかりづらい設定にしたくなかったからなのか。妹を殺害された悪の組織を追うジャーナリストが半殺しの目にあったランボーを救うためだけに配置された。これはもったいない。彼女はもっとランボーに絡んで、逃亡を手助けするとか、なんか使い道がなかったのかなあ。なんか唐突で不自然さを感じた。メキシコ国境突破もあまりに安易。車で簡単に突破できる鉄条網だけのところがあるのだろうか。不思議なのはメキシコから銃器を載せたトラック軍団がどうやって国境を越えてきたのか、その点はノータッチ。地下の坑道での死闘へ一直線に突き進む。字幕を読んでいると、ランボーが首領の兄に対し、お前は早く殺せたけれど最後までとっておいたと極悪非道のボスがいうような陳腐なセリフがあった。上目線の台詞に嫌気がさした。原語はわからないが、(亡くなった)娘のことを思うと最後にお前を嬲り殺したかったんだ!くらいのほうが心情としてグッとくる気がするのだが。牧場地下の坑道でのバトルと爆破の醍醐味を見せるためにテキサスでのバトルとなったのだろうが、敵アジトに乗り込んで、娘を奪還するも帰路亡くなってしまった。その弔い合戦で、兄弟もろとも殺害したとするほうが良かったのではと思える。しかし、今回のような結末を迎えたければ、弟は殺せたけれど、兄は出張か何かで殺せなくて、迎え撃つ、とすればよかったのではないだろうか。いまひとつ、ふたつ説明が足りない気もした。監督はメル・ギブソン主演の「キック・オーバー」を手掛けたエイドリアン・グランバーグ。メキシコが舞台なので監督として選ばれたのかもしれないが「キック・オーバー」のほうがよほどいい作品に思える。
2021.03.11
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こんな子供向けとも思える作品にサミュエル・ジャクソンとジェシカ・アルバは出演していて、驚くとともに、かわいげがないと思えるヘイリー・スタインフェエルド主演なんて。それにしても高校生ドラマは面白い。ホーム・カミングなんて必ず出てくるし、ティーン映画が好きなのか「ミーン・ガール」はじめ、いろいろな作品をネタに盛り上げる。痛快娯楽作品といえる。シリアスな犯罪ドラマにはならなくて、ドタバタはっちゃけ青春映画となってクライマックスからラストまで楽しませてくれる。男は見た目じゃなくて優男がいいって、いいかも!風変わりで楽しめる一本でした。Amazonにて2015年/アメリカ/98分/監督:カイル・ニューマン脚本:ジョン・ダルコ出演:ヘイリ・スタインフェルド、ジェシカ・アルバ、サミュエル・ジャクソン、ソフィー・ターナー、ダブ・キャメロン、トビー・セバスチャン、ガブリエル・バッソ、トーマス・マン、レイチェル・ハリス、ダン・フォグラー、ロブ・ヒューベル、フィネッセ・ミッチェル、ジェイミー・キング原題:Barely Lethal(「かろうじて致命的」) お薦め度「ベアリー・リーサル」★★★☆(70%)
2021.03.07
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「最後の追跡」の邦題は脇役であるレンジャーの立場からの意味。原題の”HELL OR HIGH WATER”は『地獄か高い水』ではなくて『地獄か絶頂』という意味なのか、《非常に不利な状況》であり、【何が何でも】となるらしい。となると、どちらを指しているのか。もちろん主人公たちを指しているのだろう。最後に弔意というか2015年に亡くなったデビッドとアーシュラの2人に捧げると字幕が出るので、誰かなと思いググると、たぶんデビッド・マッケンジー監督の祖父母なのかもしれない。さて、この作品、定年を間近に控えたテキサス・レンジャー(テキサス州法執行官)が地域で起きた銀行強盗を追跡することから始まる。私は主役は銀行強盗の2人だと思っていたのだが、追いかけるレンジャーのほうが主役なのだろうか。銀行強盗の2人は娑婆に出た兄貴と痩せた牧場を相続した弟。弟の計画により始めた銀行強盗。その目的は弟の息子に牧場を残すためだった。足のつかない小額紙幣だけを小さな支店でかき集め、繰り返すが、借金の期限が…。強盗を長年の経験と勘でとらえようとするレンジャー。他人を貶める口癖の悪い爺さんだった。先住民とメキシコ人の血を引く相棒と追跡が続く…。クライマックスは銃撃戦か。いや、ラストの話し合いなのかも。Netflixにて2016年/アメリカ/102分/ 監督:デビッド・マッケンジー脚本:テイラー・シェリダン出演:ジェフ・ブリッジス、クリス・パイン、ベン・フォスター、ジル・バーミンガム、マリン・アイルランド、ケビン・ランキン、デイル・ディッキー、ウィリアム・スターチ原題:Hell or High Water(「何が何でも」) お薦め度「最後の追跡」★★★☆(70%)
2021.03.07
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出色の出来栄えのアダム・ドライバーだった。彼がここまでの演技ができる俳優だと思ってもみなかった。スカーレット・ヨハンソンもローラ・ダーンも彼とともにゴールデングローブ賞とアカデミー賞にノミネートされたが受賞したのはどちらもローラ・ダーンであった。彼女の演技は特筆すべきものとは思えないが、役柄が良かったのか、他に対抗馬がいなかったのか。スカーレット・ヨハンソンも良かったが、特筆すべきはアダム・ドライバーであり、歌を披露したシーンも格別であった。スカーレットの歌のシーンも良かった。しかし、シンパシー(同情)できたのはアダムの歌。アダムの歌には字幕があったが、スカーレットの歌には字幕がなかったなぁ。さて、誰が受賞したのか気になって見てみると主演男優賞は「ジョーカー」のホアキン・フェニックス。主演女優賞は「ジュディ 虹の彼方に」のレネー・ゼルウィガー。どちらも主役としての大役をやり遂げ、出ずっぱりの獅子奮迅の活躍。彼らに勝てなかったのは致し方ない。作品の違いというだけのことである。アダム・ドライバーは長身で初めて見たときから、いけ好かない感じで、どうにも好きでないが、この作品では父親として、いや男性として市井の人間をみごとに演じていると思えた。本当に素晴らしかった。夫婦それぞれがお互いを尊重しながらもすれ違い、確執をかかえ、時期が到来したことにより、離れ離れになってしまう。相手をだますつもりはなかったにせよ、意図的であり、計画的と思える。L.A.とN.Y.に離れての離婚訴訟、裁判はとても大変に思え、合衆国であるがゆえ、別々の国(土地)といえるほどの縄張り意識が存在すると思える。子供を思い、育てる気持ちが全力ならば、相手を侮蔑・侮辱するときも全力。ひどくつらいシーンもあるが、双方が良心的であるが故、見たくもなくなるような感情は出てこない。シンパシーを感じながら見ていた。ラストのシーンはハロウィンの日のように思え、離婚問題で格闘していた時もハロウィンだったので、あの裁判闘争の時から1年たったんだなぁ、と思った。大変な思いを見るが、いい作品と思える。Netflixにて2019年/アメリカ/136分/G 監督:ノア・バームバック脚本:ノア・バームバック出演:スカーレット・ヨハンソン、アダム・ドライバー、ローラ・ダーン、アラン・アルダ、レイ・リオッタ、ジュリー・ハガティ、メリット・ウェバー、アジー・ロバートソン、ウォーレス・ショーン、マーサ・ケリー、マーク・オブライエン、ブルック・ブルーム原題:Marriage Story(「結婚物語」) お薦め度「マリッジ・ストーリー」★★★★(80%)
2021.03.06
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男性二人のライバルを描く映画作品。「ラッシュ プライドと友情」(2013)を思い起こして、期待して見た。本人に似た俳優が演じる。時として、本人かと見まごうほどだ。実話を実話として描かなくなった、いや実話と言い切らなくなり、実話に基づくとなったのはいつの頃からだろうだ。丁々発止のせめぎあい、熾烈な争いが描かれると思ったけれど、確かにそれも描かれるが、日本題名とは違い、氷の男と炎の男ではなく、二人とも激昂する噴火する男だったことがわかる。クライマックスは二人が初めて対峙するウインブルドン決勝。センター・コート。5連覇を目指すボルグと初優勝を目指すマッケンローの戦い。ジュース、ブレイク。ジュース。ブレイク。ジュース、ブレイク。…、…。一進一退の攻防。それだけを見せたクライマックス。エンディング、字幕で後日談を伝えるのは実話作品の常套手段である。2017年/スウェーデン・デンマーク・フィンランド/108分/G監督:ヤヌス・メッツ脚本:ロンス・タストゥム出演:スベリル・グドナソン、シャイア・ラブーフ、スレタン・スカルスガルド、ツバ・ノボトニー、レオ・ボルグ原題:Borg/McEnroe(「ボルグ/マッケンロー」) お薦め度「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」★★★☆(70%)
2021.03.06
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