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Gut Nuiuseu (2025)Netflix映画である。こんなすごい作品が公開されているなんて全く知らなかった。「よど号ハイジャック事件」がベースになっているだけに多くの有名日本人俳優が出演している。だのになぜ、話題にならないのか?話題になったのに、知らないだけだったのか……。シリアスに描けばもっと私好みで良かったかもしれないが、ユニークにコメディ作品としてスリリングでシビアに仕上がっているのが韓国風で良いのかも。この洒脱感は日本映画では出せないかも。さて、’’物語の舞台は1970年。日本の共産主義組織によって、旅客機が上空でハイジャックされるという前代未聞の事件が発生する。北朝鮮の平壌(ピョンヤン)に向う旅客機から乗員乗客の命を救うため、日本と韓国の政府は緊急チームを結成し、あらゆる手段と方法を模索する。前代未聞の事件解決のために投入されたのは、正体不明のトラブルシューター、アムゲ(ソル・ギョング)、エリート空軍中尉ソ・ゴミョン(ホン・ギョン)、さらに作戦を指揮する中央情報部長ク・サンヒョン(リュ・スンボム)。彼らはハイジャック犯を欺き、旅客機を無事に韓国へ着陸させるという絶体絶命のミッションに挑む。’’(以上、韓国映画『グッドニュース』キャスト・あらすじ・見どころを徹底解説! | 韓国ドラマグラフィーより)ということでキャストに関しても詳しい内容は上記リンクで参考にしてもらいたい。おおがかりで広大なスケール感は大作を思わせる。数多くの日本人キャストを出演させ、韓国人キャストたちが常軌を逸した無理難題をふざけた感じで出してくる珍妙さは絶品かもしれない。Netflix にて2025年/韓国/136分/監督:ピョン・ソンヒョン脚本:ピョン・ソンヒョン、イ・ジンソン出演者:ソル・ギョング、ホン・ギョン、リュ・スンボム、パク・ヨンギュ、チェ・ドクムン、チャ・スンベ、ヒョン・ボンシク、チョン・ドヨン、山田孝之、椎名桔平、キム・ソンオ、笠松将、山本奈衣瑠、佐野史郎、音尾琢真、西村まさ彦、橋爪功、永山瑛太原題:굿뉴스(「グッドニュース」)英語題:Good News(「良い報道」)お薦め度「グッドニュース」★★★★(80%)
2026.07.26
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(C)PETIT CHAOS - CHALK & CHEESE FILMS - BALDR FILM - LES FILMS FAUVES - ARTE FRANCE CINEMA - 20242024年・第77回カンヌ国際映画祭にてグランプリに輝いたドラマというので見てみた。インド第2の都市で大都会のムンバイに生きる看護師たち。お見合い結婚した夫はドイツの工場へ単身赴任で1年も連絡がない女性と年下で若く独身の女性はルームメイト、一緒に暮らしている。若い女性はヒンドゥー教徒であるがムスリムの彼がいる。病院の食堂おばさんは古い高層ビルからの立ち退きを迫られている。居座ろうにも亡き夫に任せていた契約書類が何もなく居住証明できるものが何もない。やむなき、田舎に帰るおばさんの引っ越し手伝いで二人の女性はやってくるが……。インド女性として社会にももみくちゃにされる日々をあれこれと描いている。田舎へ行ったことで感じる気づきで何を思うのか。作品の印象はやや退屈な気がする。それは平凡な鬱屈した日々を醸し出しているのかもしれない。わざわざ見たが、期待したものはなかった。U-NEXT にて2024年/フランス・インド・オランダ・ルクセンブルク/118分/PG12監督:パヤル・カパーリヤー脚本:パヤル・カパーリヤー出演:カニ・クスルティ、ディビヤ・プラバ、チャヤ・カダム、リドゥ・ハールーン、アジーズ・ネドゥマンガード原題:All We Imagine as Light(「私たちが光明として想像するすべて」)お薦め度「私たちが光と想うすべて」★★★☆(70%)
2026.07.26
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To Catch a Killer (2023)なかなか見どころのあるサスペンス映画であった。アメリカのボルチモアでの大晦日。カウントダウンの花火に沸く屋上のパーティ。そこへ銃の乱射と思える射撃が始まった。射撃はあらゆる階層、あらゆる人々。部屋のダイニングやリビング、あるいはエレベーターの乗客を撃し倒す。街は騒然となり多くの警官たちが狙撃元の高層マンションを見つけ出した時、その部屋は大爆発、炎に包まれる。マンションから脱兎のごとく逃げ惑う住民たち。そこに駆け付けた女性警官エレノア・ファルコ(シェイリーン・ウッドリー)はスマホで避難者たちを撮影する。その彼女の行動がFBI捜査官ラムマーク(ベン・メンデルソーン)の目にとまり、特別捜査官としてチームの一員に加えられる。彼女の独特な感性で銃撃犯のプロファイルでない心理に迫り、犯人を探し出していく。FBIの上層部や政府は捜査に横やりを入れ、見当違いな悪党たちを追跡し現場を混乱させる。正確無比な射撃の名人である単独犯はいったい誰なのか。浮かび上がってきた人物の親の家を訪ねると……。壮絶な乱射のオープニング。無慈悲な一撃必殺な犯人。おどろおどろしい展開に震撼しながらも見入ってしまった。これはなかなかの作品である。amazon prime video にて2023年/アメリカ/119分/監督:ダミアン・ジフロン脚本:ダミアン・ジフロン、ジョナサン・ウェイカム出演:シャイリーン・ウッドリー、ベン・メンデルソーン、ジョバン・アデポ、ラルフ・アイネソン原題:To Catch a Killer(「殺人者を捕まえる」)お薦め度「キャッチ・ア・キラー」★★★★(80%)
2026.07.26
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Badh (2025)’’VENGEANCE IS JUSTICE’’(「復讐は正義だ」)と書いてある広告。フランス映画なのに、これでは中東の’’目には目を歯には歯を’’と同じではないか。ただ、映画を見ると同じではない、過剰防衛ならぬ過剰復讐といえるから。ところどころ味方と思える人が殺されるなど、その人たちがなぜ助っ人となったか腑に落ちない点がある。スカッとしないとも思える結末である。’’Badh’’は語源はアラビア語の「بَاطِل(bāṭil)」に由来し、「無効」や「虚偽」という意味を持つ。なので’’虚偽’’という意味かと思われる。邦題の「Miss.イコライザー」は’’Miss.’’は女性を’’イコライザー’’は俗語として「銃器や刃物などの致命的な武器」の意味だと思われる。よって’’最強武器の女性’’ということで主人公を指している。大の男相手に対等以上に戦えるので恐ろしく強い女性であるけれど、やられてしまいそうになったりもする。政府が絡んだ地下組織的内容はこの作品ではややこしく思えた。2025年/フランス/85分/監督:ギヨーム・ド・フォントネ脚本:アレクサンドル・コケル、マチュール・ル・ナウル出演者:マリーヌ・バクト、エマニュエル・ベルコ、スリマヌ・ダジ、ニールス・シュネデール、グレゴワール・コラン、リオネル・アベランスキ原題:Badh(「虚偽」)英語題名:Agent Zero(「秘密諜報員ゼロ」)お薦め度「Miss.イコライザー」★★★☆(70%)
2026.07.25
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小説でなく、エッセイ。今の時代を切り取るというか、山小屋に暮らす日々を、思いを書き綴った書。山小屋暮らし2年目を迎える作家。長野の野菜と山梨の果物を味わい、山小屋の庭づくりに励む。近くの温泉につかることを楽しみとし、愛犬とふたりの暮らしを享受する。山暮らしを満喫、していると思える。昔暮らしたドイツを懐かしみインドへの1カ月の旅など、いろいろと盛りだくさんである。ほのぼのとしみじみと悠々とした感じのエッセイ。森のバカンス (幻冬舎文庫) [ 小川糸 ]
2026.07.25
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住野よるは島本理生のファンだという。ゆえに恋愛小説も近い?かなと思って手に取った。とても繊細な女子高生と彼女に惹かれる運動部員の男子高生。二人の生態、いや、日々の生活はインドアとアウトドア、まるきり正反対であるのだけれど、神経質な彼女の独特なこだわりと能書きを感じ取り含み理解する彼もまた繊細な人物なのかもしれない。自死した親戚のおじさんのことをその妻であるおばさんに聞きに行くという勝手な夏休み宿題の遠征帰省に彼女のじいちゃんの家に彼女と共に居候する彼の心境をつぶさに描くのを読んで不思議と興味を持って読めた。終盤、二人での規制帰りの道中でのクライマックスは理屈ぽく煩わしくややこしい説明であったが、それを両者とも受け止めることが出来ることは頭でっかちかもしれないけれど精神の広さを感じた。ずっと死を意識していることは生きてるってこと、なのか。恋とそれとあと全部 (文春文庫) [ 住野 よる ]
2026.07.23
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(C)2025 Universal Studios全く知らない映画なので、外れたら嫌だなと見ること避けていたけれど、これといった作品もなかったので見ることにした。高層レストランという閉ざされた空間で繰り広げられるスマホを使った脅迫犯罪。近年、数多く起こる特殊詐欺事件や闇バイト同様、人質をとって代わりに窃盗や殺人を犯させるもの。マッチングアプリで出会ったファーストデイトが高層レストラン。待ち合わせに遅れて来た彼はカメラマンであった。何か、機密文書を隠し撮りしたようである。彼女は夫を亡くした子持ちであるのだけれど、DROPで投下されるあこぎな要求に留守番している幼子をまもるために悪党の指示に従うしかない。連絡をしてくるのは誰なのか。犯人は誰なのか。身動きできない隔靴搔痒の状況に押し込められ、何かと抗うが抵抗できず犯人の言うなり。デイト相手のカメラマンを殺さなければ…果たしてどうなるクライマックス!!!はらはらドキドキしながら見た。ヒリヒリする映画だった。amazon prime video にて2025年/アメリカ/95分/G監督:クリストファー・ランドン脚本:ジリアン・ジェイコブス、クリス・ローチ出演:メーガン・フェイヒー、ブランドン・スクレナー、バイオレット・ビーン、ジェイコブ・ロビンソン、リード・ダイアモンド、ガブリエル・ライアン、サラ・マコーマック、ジェフリー・セルフ原題:Drop(「Drop」)お薦め度「DROP ドロップ」★★★★(80%)
2026.07.20
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キックオフに贈れること4時間。8時過ぎに起床して録画していたワールドカップの決勝戦を見た。ちらっと見たXでメッシの10番、背番号が見えたので、アルゼンチンが勝ったのかも、と思いながら、そのあとの4時間を過ごす。オープニング・アクトもハータイム・ショウもあまりに大袈裟なのは勘弁してもらいたい。主役はゲームなのだから。試合に先立ち、国家が鳴り響くのは当然だが、決勝戦国の国歌以外にアメリカ国歌が歌い上げられた。これって特別なこと?さて、見る前から私はスペインに勝ってほしかった。優勝候補のフランスを手足出せない一方的試合で抑え込んだという情報、対してアルゼンチンはメッシ神話のもと批判の的になるほど審判のジャッジの不公平さの中、勝ち進んだという情報。なので、真っ当に勝ち進んだチームに勝ってほしいと思った。審判はXでずいぶんと批判されていた。決勝のジャッジを見る限りちょっとしたファウルは取らない、けれど目に余るファウルには厳正に対処する感じだった。結果は延長戦の末、1-0でスペインの辛勝。2枚のイエローカードで一人退場になったアルゼンチンが数的不利の中、終盤から延長を戦った。延長後半にクロスからの折り返しをゴールしたスペインが1点差で逃げ切った。この得点の前、スペインはゴールネットを揺らしたのだが、シュート前の接触がファウルとみなされ無効にされて、得点後のゴールはオフサイドで無効にされた。オフサイドは仕方がない。正当なジャッジだと思えるが、最初にゴールネットを揺らした時の接触がファウルとみなされたのは納得できない。ファウルに思えないからだ。この試合、解説されていた中で、ボールも何も絡んでいないのに、スペインの選手がアルゼンチン選手に後ろから体当たりされて倒れ悶絶していたことがあった。「俺のなわばりに来るな。来ればつぶすぞ」ということらしい。不良やヤンキーでないのだから来たらぶっとばすってなに!?しかも審判の目に入らない角度でやる。反則まがい、あるいは反則となる仕業をするプレイヤーたちが世界のトップということに驚く。フェアプレイはない。もちろん明らかに反則となればカードを出されて退場となるのだが、背中を押し足をかけ手を巻き付けるなんてのは当たり前なのだろう。あとは反則にならない程度にどこまでやるか、なのだろう。まともに試合をしていては勝てない。体に接触してくる相手を避け、いなして無事に最後まで戦いきる。クレバーな動きが必要となるであろう。決勝でのスペインのパスサッカーを見て思った。サムライ・ブルーが目指すのはドイツでもイタリアでブラジルでもなくスペインのようなサッカーなのではないだろうか。スペイン2度目の優勝、おめでとう!!
2026.07.20
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(C)2025 CADENCE PRODUCTIONS LIMITED相手を必ず仕留める。情け無用というか、命乞いを認めないスタイルは圧倒的パワーを見せつけ今どきのものなのかもしれない。酒場で目ぼしい女を拉致するというのは無謀にも無謀すぎるけれど、悪党が外道におちた犯罪では驚きに値しないことなのかも。この無謀さに対抗する元特殊部隊の凄腕の建築現場監督をジェイソン・ステイサムが演じる。彼の途方もない強さ俊敏さはロシア・マフィアの悪たれどもを皆殺しに。クライマックスの後のロシア・マフィアの電話が渋い。とても爽快とは言えないが痛快でみごとな戦いぶりには圧倒される。見ごたえのある銃撃戦である。amazon prime video にて2025年/アメリカ/116分/PG12監督:デビッド・エアー原作:チャック・ディクソン脚本:シルベスター・スタローン、デビッド・エアー出演:ジェイソン・ステイサム、デビッド・ハーバー、マイケル・ペーニャ、ジェイソン・フレミング、メラーブ・ニニッゼ、マクシミリアン・オシンスキー、アイラ・ジー、アリアンナ・リバス、ノエミ・ゴンザレス、エメット・J・スキャンラン、イブ・マウロ原題:A Working Man(「働く人」)お薦め度「ワーキング・マン」★★★★(80%)
2026.07.19
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Throne of Blood黒澤明のDVDボックスを30年ほど前に買って積んだまま、2、3枚は見たけれど、このまま見ないでしまっておくのもいけないなと死ぬまでに見ないとと思い、でも配信であるものは配信でもいいかと、で「蜘蛛巣城」を見た。「マクベス」の日本版のような説明があった作品。登城する森の中で同じところをぐるぐる回り不思議に思っていると出会った糸をつむぐ老婆(妖怪?)の予言らしきものと妻の言葉にそそのかされて自らが謀反を起こし、大殿を殺害する。そして、蜘蛛巣城の当主、大殿になったまでは良かったが、老婆の予言が自らを破滅に追い込む。ギラギラと光る眼玉、眼光鋭い三船敏郎の険しい表情は出世欲にかられ予言に翻弄された男の熱情と狂気の発露を感じさせる。結局、自らもまた裏切りに合い数多の矢が飛んできて、射られる姿はおどろおどろしい。道理と人心をわきまえない人の終着を見ているようだ。U-NEXTにて1957年/日本/110分/監督:黒澤明脚本:小国英雄、橋本忍、菊島隆三、黒澤明出演:三船敏郎、久保明、千秋実、小池朝雄、志村喬、山田五十鈴お薦め度「蜘蛛巣城」★★★☆(70%)
2026.07.19
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ボディガード・キリの本「予幻」を読んで、とてもおもしろくて気に入った。しかし、これは第3作であった。2026.05.09読書レビュー 「予幻」大沢在昌:著 トクマノベルズ 今回、ようやく第1作「獣眼」を読んだ。おもしろい!荒唐無稽な神眼という設定。それがもとで殺害予告ゆえのキリへのボディガードの依頼。キリの過去を引きずる話も興味深く、グローバルでスリリングな展開に興味深く読んだ。第2作の「爆身」も読んでみたい。大沢在昌といえば「新宿鮫」シリーズが絶品であり、他の作品もいくつも読んだけれど、中には比肩するほどのおもしろい作品もあった。しかし、このKIRIの存在は知らず、今、知って興味津々、ぜひ映像化してほしいと思える。「新宿鮫」の映画は真田広之という唯一無二に思える適役なのに、こけてしまったので、続編が作られず残念であった。テレビ・シリーズは舘ひろしで作られたが見ていない。この作品の映像化に関して最適な俳優は誰かと考え、AIにも聞いて精査した。候補の筆頭は佐藤健である。30代後半で中肉中背というか細身で見た目ボディガードに思えない体型、二枚目でモテるという容姿の条件からすると佐藤健が最適に思える。あとは新田真剣佑、町田啓太、横浜流星、中川大志、高良健吾、塩野瑛久、岩田剛典たち。もっとほかにも候補はいるけれど、容姿の条件と人気と美形を考えれば彼らの中からキャスティングするのが望ましいと思える。長編小説なのでテレビドラマなら1作を前後編で3作あるので#6までは作られる。原作の間にドラマオリジナルを2話ずつ4話を挿入すれば#10で1クール出来るんじゃないかな。もちろん映画化ならば歓迎である。題名は「ボディガード・KIRI」で。期待する。
2026.07.19
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ⓒ原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会エンディングで流れる映画『キングダム 魂の決戦』主題歌である「夜鷹」がいい。米津玄師の歌声は映画というか映画館にとても合う気がする。アニメ映画『チェンソーマン レゼ篇』を見た時にも、そう感じた。今作の「キングダム」は主演・山﨑賢人が文字通り主演の活躍、登場である。クライマックスにおける敵将・万極の山田裕貴との一騎打ちは丁々発止、対決という場面である。かつての趙国と秦国の戦“長平の戦い”で敗れて投降した兵40万人を生き埋めにされたとするが、映像では子供も生き埋めにされており、子供も兵士だったのか、という疑問を抱いた。この時の恨みを根に持ち撃破してきた秦国の村人、老若男女を皆殺しにしてきた万極(山田裕貴)の「同じ残虐をしてきた」ということに「それは違う、秦が殺したのは兵たちだけだ」と河了貂(橋本環奈)が返答する。映像を見る限り、秦に生き埋めにされた子供たちが兵とは思えなかったのでわだかまりを抱えた。その恨みをはらんだ生き埋めの遺児たちで構成された万極の兵士たちの不死身さ。ゾンビのような死なないまとわりつきは始まりは良かったけれど信(山﨑賢人)と万極(山田裕貴)との一騎打ちの時のまとわりつきは、しつこく感じた。無類の強さを見せた騰(要潤)の剣さばき。あの回転はどのようにして撮影しているのだろうか。前作「キングダム 大将軍の帰還」が胸にせまる思いあふれる傑作だっただけに今作は大作と言えど満足はしなかった。物足りてはいるのだが(物足りなくはない)感動できるシーンや圧巻に思えるところは前作ほどではない。次作へのつなぎ作品にも思えた。とはいえ、広大なスケールの戦場と城を大スクリーンで見る。それだけでも映画館へ足を運ぶ価値はある。2026年/日本/134分/G監督:佐藤信介原作:原泰久脚本:黒岩勉、原泰久出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、満島真之介、岡山天音、志尊淳、神尾楓珠、結木滉星、三吉彩花、三山凌輝、山下美月、蒔田彩珠、山田裕貴、坂口憲二、豊川悦司、髙嶋政宏、要潤、加藤雅也、高橋光臣、平山祐介、一ノ瀬ワタル、佐久間由衣、勝矢、坂東彌十郎、橋本さとし、笹野高史、谷田歩、中村蒼、田中圭、斎藤工、玉木宏、佐藤浩市、小栗旬お薦め度「キングダム 魂の決戦」★★★☆(70%)
2026.07.18
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なぜだか、千葉真一に関する本が目にとまり読んで見ることにした。この本を読んで「沖縄やくざ戦争」を見て、「キイハンター」でしか知らなかった千葉真一の演技、関根勤が「カーッ!!」と真似していた千葉真一の姿を知ることが出来て、感慨深かった。沖縄、ウチナンチューを演じた千葉真一だけでなく、台湾映画の合作作品にも出演していたというので見てみたい。また、他の台湾映画についての言及もあるので機会があれば見たいと思う。読みどころ、読み応えのある評論、研究書である。(以下、Amazonより)’’その熱すぎる魂でウチナーンチュを演じ、数多の映画で卓越したアクションを披露してきた千葉真一。沖縄・台湾に関連する出演作を様々な角度から分析し、「南」へ向かうスターの軌跡を追う。[目次]はじめに 名嘉山リサ第1章 千葉真一と沖縄への視角──一九六〇~七〇年代を中心に/世良利和第2章 インタビュー① 千葉真一&中島貞夫監督、沖縄で語る第3章 ハンゾウ・フロム・オキナワ──『キル・ビル』の服部半蔵表象と千葉真一のスター・イメージ/名嘉山リサ第4章 インタビュー② 小西通雄監督、千葉真一を語る第5章 中島貞夫の沖縄へのまなざし──『沖縄やくざ戦争』を中心に/角尾宣信第6章 三悪追放とエクスプロイテーション──『麻薬売春Gメン』二部作が描く沖縄の日本復帰/藤城孝輔第7章 一九六〇年代台湾の映画事情──千葉真一主演『カミカゼ野郎 真昼の決斗』を手がかりとして/李政亮巻末付録 千葉真一と沖縄フィルモグラフィー/藤城孝輔千葉真一×沖縄──あとがきに代えて/世良利和索引’’’以上、Amazonより)千葉真一、南へ アクション映画魂と沖縄・台湾 [ 沖縄映画研究会 ]
2026.07.16
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ハートウォーミングでやさしさに包まれるような印象を持った小説であったが、テレビドラマ化されて、私自身の妄想からかけ離れた登場人物たちであったので食傷していた。その遠因は漫画化されたときのビジュアルにあった。巻末にまんが予告があって、二彦と三彦の絵が、ビジュアルが載っていた。それはまさしくテレビドラマのキャラそのもの。ということはこの漫画にそってテレビドラマの登場人物のビジュアルも決まったと思える。このビジュアルが原作者の意図するものなのかどうかはさておき、一読者の私の妄想ビジュアルとは大きく違っていたといえよう。とはいえ現実世界で王子様を見つけるのは苦難の技と思えるので仕方ないことなのかもしれない。さて、この5作目は3っつに分けて書かれていてそれぞれが深い話を語っている。三彦の初恋と大いなる決心、なぜ彼はコンビニで働いているのかということ。次にツギこと二彦がなぜ風来坊の何でも屋なのか。家族愛に包まれて、しかし、自己愛が強すぎた三彦の少年時代の暴走。なんか納得できないところを感じつつも時空を超えた壮大な輪廻転生物語は畏怖を感じさせるほどに深い。このデンダネスの着地はどこへ向かっているのかわからないけれど、安堵できる結末になるのだろうか。5作目では過去を振り返り、過去の人と再会するオチとなった。これからの展開は、難しくなっていく気がする。それでも期待したほうが良いのだろうか。それを知るために6を早く読みたくなった。コンビニ兄弟5 ーテンダネス門司港こがね村店ー (新潮文庫nex(ネックス)) [ 町田 そのこ ]
2026.07.15
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Mica è colpa mia (2025)物語は、ナポリに暮らす借金を抱えた兄弟が、自宅差し押さえの危機を回避するために考え出した詐欺計画は、バリバリのキャリア・ウーマンの創業家の娘から大金をだましとろうとすること。ロマンス詐欺なのだが、バツイチ子持ちのシンパパのダメ男で上手くいくのか?創業家の娘で世界のトップレベルの大学を出ているワーカホリックな娘がバツイチ子持ちの無職男に惚れるだろうか?騙されるとしてもあまりに信じやすい。地上げならぬ老朽化したビルを再開発で利益を得ようとする敏腕フィアンセの何がダメなのか。それが描かれることなく、娘は仕事以外の生き生きとした生活や芸術をたしなむことに魅了されていく。敏腕フィアンセの狡猾なビル乗っ取り作戦を創業家も否定するとは、なんということか。否定的に見れば、こうなるのだが、なぜか地元住民たちに愛され、協力してもらえる人徳。料理に代表される生活を楽しむ生き方は称賛されていいのかもしれない。穿った見方をしていると存分に楽しめなくなる陳腐な話であるけれど、まずまず楽しく見た。Netflix にて2025年/イタリア/101分/監督:ウンベルト・リッチョーニ・カルテニ脚本:チロ・ゼッカ、カテリーナ・サルバドーリ出演者:アントニオ・フォレット、ローラ・エイドリアニ、ヴィンチェンツォ・ネモラート、サヴェリオ・ピコッツィ、ヴィンチェンツォ・ピコッツィ、ロリス・デ・ルナ、ビアージョ・マンナ原題:Mica è Colpa Mia(「僕のせいじゃないよ」)英語題:The Love Scam(「恋愛詐欺」)お薦め度「ロマンスから嘘は始まって」★★★(60%)
2026.07.15
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(C)2020 Cinestate Run Hide Fight, LLCプロム目前の高校で起こった人質銃殺事件。たまたま襲撃の難から逃れた女子高生ゾーイ(イザベル・メイ)脱出するよりも同級生たちの救出に向かう。丸腰の彼女は犯人ひとりひとりと対峙して戦う形になるが、必死の決死の攻防に打ち勝ち次々と相手を倒していく。襲撃された高校のロックダウンに至るまでのマニュアルとかかる時間がもどかしい。生き抜くには臨機応変と瞬発力と運しかない。保安官や特殊部隊を尻目に孤軍奮闘するゾーイと彼女の父の援護射撃!ハラハラな展開に手に汗握る。クライマックス、ラストまでゾーイの活躍には目を見張る。画面から目を離せないノンストップムービーである。amazon prime video にて2020年/アメリカ/110分/R15+監督:カイル・ランキン脚本:カイル・ランキン出演:イザベル・メイ、ラダ・ミッチェル、トーマス・ジェーン、イーライ・ブラウン、オリー・ショロタン、ブリットン・シアー、サイラス・アーノルド、キャサリン・デイビス、トリート・ウィリアムズ、バーバラ・クランプトン原題:Run Hide Fight(「逃げて 隠れて 闘え」)お薦め度「ラン・ハイド・ファイト」★★★★(80%)
2026.07.12
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©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.バズ・ライトイヤーやジェシーがメインとなって活躍する物語。もちろんウッディも登場し一肌脱ぐ。前作を踏襲しての5作目。(以下、filmarksより)’’ボニーの部屋を旅立ち、仲間と共に捨てられたおもちゃたちを助ける活動をしているウッディ。彼に代わってボニーの部屋を率いる“保安官”として、おもちゃたちのリーダーを務めているカウガール人形のジェシーは、想像力豊かで内気な少女ボニーの成長をそばで見守ってきた。ジェシーやバズらおもちゃと遊ぶのが好きなボニーだが、周りの子たちは“おもちゃ離れ”しタブレットに夢中で、話が合わず友達づくりに悩んでいた。そんなボニーを心配した両親からのプレゼントとして最先端タブレットのリリーパッドが現れると、日常は一変する。「みんなの時間がタブレットに支配されている」―他の子どもと同じように画面に夢中になり、このままでは遊びの中で輝いていたボニーの笑顔が失われていく…その一大事にジェシーは、ウッディに助けを求める。再びタッグを組んだウッディとバズと共に、ジェシーはボニーの心を取り戻すため立ち上がるが…。ジェシーらおもちゃたちが「今って、おもちゃはもう必要とされていないの…?」と自分たちの存在意義に不安を抱く中、ウッディとバズ・ライトイヤーの名コンビが再び手を取って“デジタル”という史上最大の脅威へと立ち向かう!’’(以上、filmarksより)前作の4の方がより情緒的情感的であるけれど、今作も泣いてしまった。難破して岸に打ち上げられた新型バズ・ライトイヤーたちの思わぬアップグレードと大活躍にしびれた!!ウディも何かと立ち回るが、今回の主役は何といってもジェシーとバズ。その二人の関係と結びつきがクライマックスに盛り上がる。デジタル機器のタブレットに席巻される子供の遊び道具であるけれど、トイに驚喜する子供たち、ボニーとブレイズの友情を応援したい。エンドクレジットで流れるテイラー・スウィフトの歌声にパワーを感じた。2026年/アメリカ/102分/G監督:アンドリュー・スタントン共同監督:ケナ・ハリス脚本:アンドリュー・スタントン、ケナ・ハリス出演(声):トム・ハンクス、ティム・アレン、ジョーン・キューザック、グレタ・リー、コナン・オブライエン、トニー・ヘイル、クレイグ・ロビンソン、シェルビー・ラバラ、スカーレット・スピアーズ、マイカル=ミシェル・ハリス、マティ・マシスン、ジョン・ラッツェンバーガー、ウォーレス・ショーン、ブレイク・クラーク、ジェフ・バーグマン、アンナ・ボチーノ、アニー・ポッツ、ボニー・ハント、メリッサ・ビルアセノーラ、ジョン・ホプキンス、クリステン・シャール、アーニー・ハドソン、キアヌ・リーブス原題:Toy Story 5お薦め度「トイ・ストーリー5」★★★★(80%)字幕翻訳:渡邉貴子
2026.07.12
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「沖縄やくざ戦争」で見た、ひろみ麻耶を見たくて探し出して見た。内容は大して、と思えるもので性地獄というほどの酒池肉林さはなく、不条理や不正義が横行する鑑別所の中の出来事であった。見るべきものは何もないといえそうな内容であるけれど、導入部と最終部で野原でションベンするという同じシーンという映画的手法を取り入れていることに驚いた。映画を作る意気込みはあったのだろう。ロマンポルノで当時の制約の中での脱ぎっぷりは現代の一般映画と比べても隠されているところが多く、とても物足りない。U-NEXTにて1975年/日本/72分/監督:小原宏裕脚本:桃井章、小原宏裕出演:梢ひとみ、芹明香、ひろみ麻耶、青木真知子、小沢リエ、浜口竜哉、八代康二、高橋明お薦め度「実録おんな鑑別所 性地獄」★★☆(50%)
2026.07.11
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沖縄やくざ戦争 (1976) - ポスター画像 — The Movie Database (TMDB)今「千葉真一、南へ」(沖縄映画研究会/編 )という本を読んでいて、興味を持って「沖縄やくざ戦争」を見た。荒唐無稽というか、無茶苦茶な人物を千葉真一が演じていて、その死に様が話題となったということがうなずける画期たるものであった。これほど無茶苦茶な演じ方、狂気の沙汰を越えていくおどろおどろしさはあ然とするほかない。主演をはった松方弘樹が素晴らしく、ニヒルな地井武男は後の’’ちい散歩’’からは想像もつかないほどのエリート(?)感があった。成田三樹夫は彼らしい芝居で、若者を演じた渡瀬恒彦、尾藤イサオが素晴らしく、全体を通して圧巻の傍若無人の内容であった。衝撃の作品だ。U-NEXTにて1976年/日本/96分/監督:中島貞夫脚本:高田宏治、神波史男出演:松方弘樹、千葉真一、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、新藤恵美、成田三樹夫、尾藤イサオお薦め度「沖縄やくざ戦争」★★★★(80%)
2026.07.09
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88歳、米寿でこの本を書いた森村誠一は90歳、卒寿でこの世を去った。人生100歳時代と言い、長寿の家系の森村氏は90歳代を全うする気でいたと思える。この本の後に「老いの正体 認知症と友だち」角川文化振興財団 KADOKAWA(発売)出版年月日2022.03.23があるようだ。老いとうつと認知症について書かねばならなかった彼の思いはどういうものだったのか。老いてこどくになることなかれ、いろいろなところに出かけ謙虚に人に接しタイムスケジュールに沿った規則正しい生活を送るというようなことが老いの極意のように書かれていた。彼のようにあと27年生きられるだろうか。健康に留意し、家族に感謝し、余生といわれる第3の人生をしっかりと生きていきたい。読み終えて、そう思った。老いる意味 うつ、勇気、夢 【電子書籍】[ 森村誠一 ]
2026.07.08
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恋愛小説が読みたくて、探し出した本を読む。『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』尾形真理子 | 幻冬舎より’’年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる広告代理店OL…。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。繊細な大人たちの心模様を丁寧に綴った恋物語。’’【目次】あなたといたい、とひとりで平気、をいったりきたり。悪い女ほど、清楚な服がよく似合う。可愛くなりたいって思うのは、ひとりぼっちじゃないってこと。ドレスコードは、花嫁未満の、わき役以上で。好きは、片思い。似合うは、両思い。原宿-渋谷間にあるセレクトショップを訪れるそれぞれの女性5人の物語。恋に真摯に向き合う彼女たち。人生とは、結婚とは……。とても素敵な物語。感じ入りました。試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。 (幻冬舎文庫) [ 尾形真理子 ]
2026.07.08
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エーレンガルト:誘惑の技術(2023年) - IMDb物語は、おとぎ話の王国バーベンハウゼンで、肖像画家カゾッテは大公妃に迫られるが、「頭が胴体の上にあるほうが良い」と逃げ口上。恋の手練手管を備えたと思われた彼は大公妃から彼女の息子を結婚させてほしいと頼まれる。裸婦を描いた素描で肉欲から愛を導き、上手く成婚させた。ところが、すぐに妊娠が発覚し、婚前交渉の私生児は世継ぎとして認められない。それを避けるべく後継者夫婦を隠遁させ9カ月後に誕生と策を練るが……。肖像画家カゾッテが狙い定めた淑女は筋金入りの軍人の娘エーレンガルト。彼女にはフィアンセもいる。カゾッテは大公妃とエーレンガルトを手に入れられるか賭けをする。隠遁する夫婦の侍女として身近に住ませて虎視眈々と策を練る。そして……。クライマックスのドタバタ、決闘と秀逸な展開は素晴らしく素敵である。楽しんで見ることが出来た。Netflix にて2023年/デンマーク/94分/監督:ビレ・アウグスト脚本:アンデシュ・フリチオフ・アウグスト出演者:ミケル・ボー・フォルスゴー、シセ・バベット・クヌッセン、アリス・ビア・サンデーン、エミリエ・クロイアー・コッペル、エミル・アーロン・ドルフ、ヤコブ・ローマン、サーラ=マリー・マルタ、ヤコブ・ホイレフ・ヨルゲンセン、ローネ・ロッドブロー、クストファー・レス、アルバン・レンドルフ、キット・アイクラー、パウル・ヒュッテル原題:Ehrengard: Forførelsens kunst(「エーレンガルド:誘惑の技術」)英語題:Ehrengard: The Art of Seduction(「エレンガード:誘惑の技術」)お薦め度「エーレンガート ~誘惑の極意~」★★★★(80%)
2026.07.08
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「しっぽのカルテ」という題名から死にかけたユキこと真綿と名付けられる白い子猫の話のように思えるが、エルザ動物病院の院長にまつわる話で主人公はその動物病院の受付事務をしている真田深雪である。パワハラもしくはモラハラで病んで前職を辞めた真田深雪は、院長で獣医師の北川梓と看護士の柳沢雅美と萩原絵里香がいる動物病院に事務員として勤務する。始まりはモンゴルの草原だったりするので表題は「エルザの草原」とか「草原の動物病院」でも良いのかもしれない。でも「しっぽのカルテ」としたところに小動物に対する愛を感じる。死にかけた乳飲み子ならぬ乳飲み子猫を持ち込んだ外構工事人の土屋。武骨でがたいの良い雄々しい風貌に似合わず繊細な感性を持ち、気配りのできる野郎だ。男の上司に病んだ経歴を持つ深雪は建築工事人・土屋と接することを恐がるが、院長と打ち解け合う人柄から好意を寄せていく。深雪の心と家族の問題。院長・北川の生い立ちなどを織り交ぜながら、病気やけがを治癒していく患畜たちと立ち直っていく深雪を描く、癒しを感じる物語である。しっぽのカルテ [ 村山 由佳 ]
2026.07.07
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山谷花純(C)モデルプレス「豊臣兄弟!」悲劇演じた女優 思い出の地で「魅力が少しでも伝わったら」20代ラストの集大成何で見たのだろう?はっきりと認識しているのはNHK朝ドラ「らんまん」である。スレンダーでエキゾチックにも見える顔立ちで印象に残る女優だった。出演作を見ると「おひさま」も「あまちゃん」も記憶になく、「アンサング・シンデレラ病院薬剤師の処方箋」も思い出せない。大河ドラマにでていた記憶はあり確認すると「鎌倉殿の13人」であった。その印象度からすると時代劇が似合うのかもしれない。映画では「天間荘の三姉妹」を見ている。今作のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では圧倒的存在感があったトータス松本演じる荒木村重の妻・だしを演じ、押しの強い目配りの利く妻として強い印象を残した。可憐な姿からヒロインもできる名女優になるかもしれない。楽しみである。山谷花純(@kasuminwoooow) • Instagram写真と動画
2026.07.07
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ひつじ探偵団 : ポスター画像話題の「ひつじ探偵団」を見る。動物が主役の実写映画、人間の言葉を解する作品。探偵のように犯人探しをする。ユニークさにあふれた設定であるけれど、犯人探しの展開はスリリングでもサスペンスでもなく、生死を争うシーンでも必死さを感じられないのは羊であるがゆえか。人間でないと親身に見ることが出来ないようである。主役の羊たちと主要キャストは見知らぬ人ばかりの中、重要な役どころではあるが早々に殺されてしまうヒュー・ジャックマンと後から登場する弁護士のエマ・トンプソンが超有名どころ。エマ・トンプソンの皺が深く、さらに歳を重ねたと思ってしまった。作品の面白さはまずまずといったところか。話題作を見たという満足だけが残る。amazon prime video にて2026年/アメリカ・イギリス/109分/G監督:カイル・バルダ原作:レオニー・スバン原案:クレイグ・メイジン脚本:クレイグ・メイジン出演:ヒュー・ジャックマン、ニコラス・ブラウン、ニコラス・ガリツィン、モリー・ゴードン、エマ・トンプソン、ホン・チャウ原題:The Sheep Detectives(「羊探偵団」)お薦め度「ひつじ探偵団」★★★☆(70%)
2026.07.05
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Lykke-Per (2018)Wikipediaによれば’’『ラッキー・ペール』(デンマーク語:Lykke-Per)は、デンマークのノーベル賞受賞作家ヘンリク・ポントピダンによる小説で、1898年から1904年にかけて全8巻で出版されました。この作品はデンマークの主要な小説の一つとされており、2004年にはデンマーク文化の正典に加わりました。’’(注:英語を日本語訳)とある。その本が’’英訳は2010年にナオミ・レボウィッツによって『Lucky Per』というタイトルで出版され’’、また’’アイルランドのポール・ラーキンによる新しい翻訳は、2018年10月に出版’’となり、この映画は’’デンマークの監督ビレ・オーガストによるこの小説の映画化作品も英語版『A Fortunate Man』と呼ばれ、2018年晩夏に公開されました’’とある。北欧映画で恋愛ものを探して掘り出した作品である。しかし、中盤までの青年期の夢と野望と恋の劇的な物語性は終盤の壮年期と末期では無情なるものとなっている。一人の男の一生を描いたものとなっている。若さゆえの無遠慮と高慢さと自意識過剰さが後年の変身、変心ぶりをみると哀れである。目の前のものを欲しがるペアに好感は持てなかったけれど、彼の焦燥とプライドは良く分かった。感想は何とも言い難い作品である。相手役のカトリーヌ・グライス=ローゼンタールはいい役どころでいい芝居だった。Netflix にて2018年/デンマーク/167分/監督:ビレ・アウグスト脚本:アンデシュ・フリチオフ・アウグスト、ビレ・アウグスト出演者:エスベン・スメド、カトリーヌ・グライス=ローゼンタール、ベンヤミン・キター、ジュリー・クリスティアンセン、トミー・ケンター原題:Lykke-Per(「幸せな男-ペア」)英語題:A Fortunate Man(「幸せな男」)お薦め度「幸せな男、ペア」★★★☆(70%)
2026.07.04
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「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」って、起きてることが働いているということにはならない。大願成就のために断酒、なんて話は聞くけれど、酔って会見とは、これ如何に。何かあった時にまともな判断が出来るのか。素面の時でもまともな判断をしていると思えないので、同じことなのか?経歴詐称の知事が居座っているせいか、経歴詐称の元首も居座っている。女の敵は女である。これを地で行く有り様。かつて不埒な男性よりも女性の方がまともに行動すると思っていたけれど、権力に媚び、権力を振るう頑迷な女性ほど始末に負えないと思うこの頃。討論もできない人間が政治家になるな、と思う。討論拒否、説明拒否、会見拒否。ならば何するの?自らの言動が晩節を汚していることに気づかない重鎮。祖父が草葉の陰で泣いている、と思わないのか。
2026.07.02
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やってくれたぜ佐野海舟!!ブラジルのパスをインターセプトしたのもすごいが、そのままドリブルし、ペナルティ・エリア外でミドル・シュート!ゴーーーーーーーーール!打たなければ入らない。このタイミングで蹴ると思っていなかったから取られなかった。値千金の1点だった。0-1のまま前半終了。ここまでは良かった。後半が始まると日本は下がり気味、ブラジルは攻勢。ヘッドで得点を決められて1-1。その後、得点のチャンスがあった。伊藤がボールを受け、抜け出せると思えた。彼のスピードからすればボールを蹴り出して追いつきシュートを打てたのではと思えた。ところが逆サイドにパス。受けた選手はこれまたシュートせずゴール前にパス…シュートできる者はいなくて、スルー。この時、ゴールめがけて蹴り込めば、GKにとられるかはじき返されるか。はじき返されればこぼれ球を押し込むこともできたかもしれない。シュートを打たない、パスサッカー。セルジオ越後さんが昔の日本代表と苦言を呈したのもうなずける。そして、アディショナル・タイム。セイフティ・ファーストであれば、蹴りだすべきだったボールを田中碧は失った。その後のブラジルのアシストとシュート、ゴールは完璧だった。1-1で延長に入るかなという予測がもたらしたアクシデントといえよう。日本はブラジルに勝っていた。そして、勝てた試合だった。それは果敢にゴールを狙い続ければと思える。シュートを打たない時点で勝ちはない。皆が予測しないシュートでゴールを生んだ佐野海舟をみればわかること。ただ、相手が百戦錬磨のブラジルだからこそ延長もできずに負けたともいえる。サッカーの歴史とメンタリティの差が生んだ結果かもしれない。
2026.07.02
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月夜行路 -答えは名作の中に-|日本テレビ原作を読んでいたので期待した。主人公って女になった元男性だったっけ?と記憶もなかったのだけれど……。その設定の女子を波留が演じることに違和感があった。演技力のある麻生久美子を相手にして波留が難解な役を演じるのは見た目をはじめとして無理があったと思う。映画「ブルーボーイ事件」の中川未悠とが、中村中、あるいは、はるな愛という本物が演じた方が説得力があったと思う。それに、話題にもなったと思う。もちろん、波留がこのような人物を演じるといったことでの話題はあったけれど、そのことよりも違和感の方が強く、見ていてその属性を忘れ、女性とみなしてしまう。そこはもったいない気がした。私も原作小説を読んだ前半の大阪篇は面白く見た。元彼を探しての事件推理解決は楽しかった。けれど、東京篇になると面白味は軽減し、やたらと名作と関連づける内容も煩わしく思えた。その中で、夏目漱石ファンの遺産相続の件は興味深った。おもしろく見たけれど、重々しく演じてしまう板尾創路でなくもっと軽妙洒脱に演じる喜劇俳優だったらもっと楽しめたかなと思えた。終盤、父との確執がある野宮ルナが実は一方的な思い込みでしかなかった結末をみるとそれを感じさせる伏線があっても良かったのではと思える。にしてもパソコンを破棄してと依頼する父の気持ちも理解に苦しむけれど、それがなければドラマの展開がなかったので無理くりなんだろうな。はたして、原作もそうなのだろうか。なんだかんだとぶつくさ思いながら最終話まで感想。そういえば、飄々とした感じの田中直樹はよかったかも(笑)
2026.07.02
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木曜ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』|テレビ朝日え!?波留がいない!!主役なのに、いないなんて!?同時期に放送の「月夜行路」があるために降板したのでは?とはいえ、ワンシーンだけ登場したのだけれど……。好調で評判のシリーズを降板してまで新作に出演する意図がわからない。鈴木京香と波留の二枚看板でのドラマ。一人で主演という荷の重さを軽減し、波留の場合、後輩とか妹とか、年下キャラの時が安心して見ていられ、本人も輝いているように思えた。ゆえに鈴木京香との組み合わせも良くて、軽いタッチの刑事ものとして長寿番組になると思えただけにとても残念。して、波留にかわって登場したのは黒島結菜。スリムで小柄な彼女は結婚産休明けで復帰して月9ドラマ「絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜」でパソコンに張り付く捜査官役で出演していたのを見た。そして、今回、エリート捜査官で鈴木京香の上司として登場。これって、なんだかなぁ、と思ったけれど、この二人はドラマ「行列の女神らーめん才遊記」で上司と部下で共演している。再度、共演するのだから仲は悪くないのだろう。ドラマは当初、捜査一課管理官のりょうと室長の沢村一樹の対立を描いていたのだが、すぐに立ち消え、未解決事件をひもとく展開に代わっていった。オーラスの元刑事が事件を主導するという話はうなずけなかったけれど、全体として見られるドラマになっていたのは良かった。これはひとえに鈴木京香の実力といえよう。もちろん脇を固めた遠藤憲一や皆川猿時、山内圭哉、武田玲奈、宮世琉弥たちもよくて、ゲスト出演者も良かったのだろう。それにしても波留の降板は残念である。
2026.07.02
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コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店の最新情報 - NHK期待した。期待した。期待した。町田そのこ原作のドラマ化。人情に厚く、困りごとには驚天動地のような展開と解決をもたらすハートウォーミング。その内容にどれだけ近づけるか、と思って見たところ。主人公に中島健人でイメージが違って見る気が半減。早々に登場した兄・二彦も変装した中島健人なのを見て視聴終了!と思ったけれど、家人が興味を持ち、見るというので仕方なく(?)見続けた。その後も小説のエピソードをなぞっているけれど情の厚さは小説ほど感じられず、やたらと騒ぐ主人公・三彦ファンに喧騒のアイドル主体に辟易。双子でもない兄弟を同一人物がやっているので、ならば一彦も中島健人がやればいいものを加藤シゲアキが演じた。妹・樹恵琉は嵐莉菜が演じた。美形であればだれでも良いわけではないと思うのだが、それに美形で揃えてもいないし……。三彦ファンがほめそやすほどに騒ぐほどのオーラもフェロモンも感じれず、残念。ひねくれた店員・廣瀬太郎(鈴木福)もひねくれている意味が不明で、おばちゃん感がない田中麗奈の中尾光莉もどうかと思えた。赤爺の柄本明も合わないと思えた。原作のイメージがしっかりとあるだけに想像からかけ離れたビジュアルに疑問、疑問、疑問……。なら、誰が良かったかというとイメージだけでいけば三彦には要潤で二彦は西城秀樹かな。もっともそんな容姿の20代、30代の俳優・タレントがいるのだろうか。
2026.07.01
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