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読み終えた。860ページの長編になかなか手が出なかったが、ついに読み終えた。これで東野圭吾のファンだと胸を張って言える(?)昔の作品ゆえ、それぞれの章が独立してごつごつとした感じがしていたが、’’雑誌連載時に連作短編として発表した個々の物語を巧みに結びつけ’’(解説より)とこの文庫本の解説にあるように個々の物語として完結していたからであろう。それらをつなぎあわせ大作としてまとめ上げたのは大変だったと思う。予断だが文庫本のための改作、修正はあまりなされていないのではないか。またこれも解説で書かれてはいるが主人公である桐原亮司と西本雪穂については感情の記述がなく行動だけが記されている。刑事や夫や恋人などの感情や考えはえがかれているのにである。ノワールと称される小説らしいが東野圭吾の暗黒部分を感じられたことは良かったといえるのかも。さて、小説を読み終えたので映像化されたドラマを見るとしようか。白夜行 (集英社文庫(日本)) [ 東野 圭吾 ]
2026.02.28
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今月読んだ2026.02.05読書レビュー 「ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵 」一色さゆり:著 文春文庫の続編である。(以下、Amazonより)’’アートの旅に特化した旅行会社・梅村トラベル。敏腕社員の桐子と新人の優彩の元に、奇妙な依頼が届く。依頼人の柳橋は、モネの名画《睡蓮》を巡る旅を組んでほしいと言う。しかも旅をするのは柳橋本人ではなく、彼が指名した4人の代理人で……。旅に隠された真の目的とは?東京藝大出身の著者が贈る、感涙必至のシリーズ。【目次】第一章 国立西洋美術館、東京「過去と今をつなぐ睡蓮」第二章 ポーラ美術館、箱根「夢をあたえる睡蓮」第三章 大原美術館、倉敷「友情をとりもどす睡蓮」第四章 アサヒグループ大山崎山荘美術館、京都「愛する人の睡蓮」’’(以上、Amazonより)感動の度合いとしてはいろいろな絵、いろいろな芸術家が登場する「ユリイカの宝箱」の方が強いといえる。しかし、一人の画家モネ、1つのテーマ、一人の美術愛好家にしぼり、その彼の最晩年と生涯をかけた芸術鑑賞を味わう続編は深い味わいを感じさせてくれた。またしても芸術鑑賞の旅に出たいと思わせてくれた。一色さゆりの本は深みを増している。モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して (文春文庫) [ 一色 さゆり ]
2026.02.28
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フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』俵 万智・より最後の講義「歌人 俵万智」3月3日(火)午後2:35~3:24【Eテレ】※再放送ということなので、興味のある方は見てください。2026.02.22の読書レビュー 「生きる言葉」俵万智:著 新潮新書を読んで関心を持っていた時に放送されたので録画して見た。以下最後の講義「歌人 俵万智」3月3日再放送(NHK ONEで配信中) - 「最後の講義」 お知らせ - 最後の講義 - NHK より【歌人 俵万智「この味がいいね」7月6日はサラダ記念日…1300年の歴史もつ、日本独自で世界有数の文化「短歌」。俵万智さんが新たな革新を!その生命力が現代の短歌ブームを生む原点に。講義では若い聴講生が短歌をつくり歌会に挑戦。鋭い講評も?どんな展開に…40年にわたり次々とベストセラーの歌集、大人気の短歌の世界の秘密とは?“ブラック万智”が顔を出す?「黒い歌」も人を励ます?短歌は超面白い!あなたも必ず作りたくなる!】以上 最後の講義「歌人 俵万智」3月3日再放送(NHK ONEで配信中) - 「最後の講義」 お知らせ - 最後の講義 - NHK より私もホワイトな心がいいと思っていたけれどブラックな心もあるということ。短歌を読む、その深堀が肝心。サラダ記念日 (河出文庫) [ 俵 万智 ]チョコレート革命【電子書籍】[ 俵万智 ]アボカドの種 [ 俵 万智 ]
2026.02.26
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Ikusagami (2025)文庫本「イクサガミ」を読み終えたので満を持してNetflixドラマ「イクサガミ」を見る。どのようなドラマになるか情熱大陸で岡田准一の回を見ていて期待も膨らみ興味津々であった。始まってから間もなく京都・天龍寺の境内に300人近い参加者が集まる中、この集会・大会を阻止しようと京都府庁の警官・安藤神兵衛が登場。演じるは山田孝之。その雄姿に酔う間もなく一刀両断で殺されてしまう。これを見た時、沸点を越えるほど驚いた。これほどの役者がこの役で瞬時に退場となるなんて!!!!その驚きにさらに期待は膨らみ、ものすごい作品になると思えた。続いて登場の菊臣右京こと玉木宏を見た時にこのドラマは主役級しかでないのか、とその豪華さにすごいと思ってしまった。名だたる役者・俳優が名を連ね登場し無双を争っていくわけだが、チョイ役のビッグネームの割に京八流の兄弟たちがショボく見えた。このシーズン1では活躍はほぼ見えず、主人公・嵯峨愁二郎こと岡田准一の岡田准一による岡田准一のための作品のように見えてしまった。昨日見た映画「はたらく細胞」のオールスターキャストの適材適所のみごとなキャスティングと比べると微妙に感じる配役であった。それは原作を読んでいるがゆえ、原作イメージとの乖離、私の妄想キャストとのズレもあるだろう。しかし、どうなの?と思えるものが多々あった。加えて扮装メイクがすごすぎて誰だかわからないというのもいいけど良くない(苦笑)。香月双葉に藤﨑ゆみあはあまりにイメージ違い。なぜなら小説ではあきらかに子供である。このドラマでは中人である。小学生が無理なら中学生にて幼く見える者をキャスティングすべきだったと思える。藤﨑ゆみあは見栄えのする素敵な女優に思えるがそれだけに子供には見えず、原作の子連れ旅というイメージにならない。白山乃愛が良いとは言えないが彼女ならば子供に見えるだろう。実際、子供だし。愁二郎と同行の旅になる京八流の妹・衣笠彩八 に清原果耶。悪くはないが、この役だけはイメージキャストがいて、それが菜々緒である。スレンダーな長身で蜘蛛のような妖術を使う。見ていてしびれる武闘になること間違いなしと思っていた。清原果耶でも悪くなく、意外に良いと思えたけれど、同時期に集められた血のつながらない子供たちの設定では岡田准一と約20歳、親子ほど実年齢の違う配役はどうなのだろうと思った。原作で愁二郎は28歳なのだから、岡田准一のほうが歳を取りすぎているともいえる。とはいえ菜々緒は岡田准一と8歳ほどしか違わないから兄妹感が出る気はする。いろいろと書きたいキャストが多くいるけれど文句ばかりいっても仕方ないので、特筆すべく以外に良かったと思える者をひとり。個人的には好きではないけれど東出昌大がとてつもなく良い、おもしろい。役柄が性に合っているのか、うまく馴染んでいるのか。彼が演じる柘植響陣が今一つ思い出せないので原作のキャラとは違うかもしれないと思いつつ楽しんで見た。2025年/日本/監督:藤井道人原作:今村祥吾脚本:出演:岡田准一、藤﨑ゆみあ 、清原果耶 お薦め度「イクサガミ」★★★★(80%)
2026.02.25
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(C)清水茜/講談社 (C)原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 (C)2024映画「はたらく細胞」製作委員会これ原作のまんがはどうなんだろう、アニメはどうなんだろう、と興味を持つほど面白い。痛快娯楽映画である。ワイヤー・アクション全開で大立ち回り、それだけでも見る価値がありそう。体内の細胞についていろいろと含蓄も披露され、コミカルににぎにぎしく馬鹿馬鹿しく描かれ、最超!!!と言いたくなるほどスゲー作品だ。話題になったのは知ってはいたが、映画館に足を運ばず、テレビでも見なかったのにNetflixで有名作品が見当たらなかったので見てみた(笑)。アゲアゲ気分を見たい人にお薦め。キャスティングがすごい!当代人気有名人を多くというか、セリフのある役は子役以外著名人ではないだろうか。「不適切にもほどがある」で改めて世に名を知らしめた阿部サダヲのお父ちゃん。その娘が優等生有名人である芦田愛菜。赤血球AE3803に永野芽郁と白血球U-1146(好中球)に佐藤健のNHK朝ドラ「半分、青い。」コンビで永野はこの作品のあと雲隠れ状態だが超売れっ子だったし、佐藤健はNetflixドラマ「グラスハート」でも大注目である。ドラマ「西園寺さんは家事をしない」でブレイクした松本若菜がマクロファージ、私がドラマ「対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜」で認識した大注目中の一ノ瀬ワタルが外肛門括約筋で出演。大注目上昇株の板垣李光人が新米赤血球だし、その先輩に加藤諒、チョイ役・脇役に有名俳優の山本耕史、仲里依紗、染谷将太、加藤清史郎、鶴見辰吾、光石研、深田恭子、片岡愛之助、小沢真珠、塚本高史。DJ KOOの神経細胞はイケてる。悪性になった白血病細胞にFukase(SEKAI NO OWARI)であったが、佐藤健に対峙する敵としてはもっと毒々しく憎々しい感じのする佐藤の対極にあるキャストであればと思った。驚いたのは赤芽球の校長先生役の鳳蘭である。ベルばらで一世を風靡した究極のタカラジェンヌであった。現役感のある大地真央でなく往年のスター感のする鳳蘭だったことにファンは感激したことだろう。見て良かったコメディであった。Netflix にて2024年/日本/109分/G監督:武内英樹原作:清水茜、原田重光、初嘉屋一生脚本:徳永友一出演:永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカ・ピュ、深田恭子、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、Fukase、阿部サダヲ、塚本高史、一ノ瀬ワタル、DJ KOOお薦め度「はたらく細胞」★★★★(80%)
2026.02.24
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中年俳優たちが高校生時代を演じ、できちゃった婚から17年後、生まれた娘がハイティーンになった今を描く。青春時代の淡い恋心を封印し、できた相手と結婚し子育てに終始した女性の思い。突発的な事故により妹と夫の不義密通が発覚。同級生で妹の夫で親友の義弟との仲も実娘ともぎくしゃくした関係になり七転八倒。無軌道な行動を繰り返す実娘が主役なんだろうね。青春物語なのか、家族再生物語なのか、どっちつかずで視点が定まらないところが作品の出来を損ねている気がする。突然の事故で発覚した内容があまりに過激すぎるのも悪影響な気がした。とはいえ、恋する乙女の必死さ、体当たりでせまる若さは青春を感じさせ、それを見守り娘を大切にしようとする母心は描けている気がした。当初、気づかなかったが事故死してしまう夫役にスコット・イーストウッドとは、猛者的モテ男を演じて快活だった。娘役を演じたマッケンナ・グレイスは美形ゆえ、今後の活躍が楽しみである。U-NEXT にて2025年/アメリカ/116分/監督:ジョッシュ・ブーン原作:コリーン・フーバー脚本:スーザン・マクマーティン出演:アリソン・ウィリアムズ、マッケンナ・グレイス、デイヴ・フランコ、メイソン・テムズ、サム・モレロス、スコット・イーストウッド、ウィラ・フィッツジェラルド原題:Regretting You(「公開している」)お薦め度「リグレティング・ユー」★★★(60%)
2026.02.23
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(C)2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS / ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINÉMA / FILM I VÄST / OSLO FILM FUND / MEDIEFONDET ZEFYR / ZDF / ARTEエル・ファニングが出ているので見に行った。’’2025年・第78回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、第98回アカデミー賞では作品賞をはじめ8部門で計9ノミネートを果たした。助演男優賞ノミネートのスカルスガルドはキャリア初のオスカーノミネートとなり、アカデミー賞史上初めて外国語映画での助演男優賞ノミネートなった。’’(映画.comより)暗転で音(場面)が入り、風景が映し出される。やがてBGMが流れたと思ったらイントロだったようで歌が始まる…。舞台開演直前、緊張からか主演女優が逃げ出そうとする…!家を擬人化して描き、母の死を感じ取らせ、離別していた父の来訪を知る。残された娘二人。父と娘たちとの葛藤。ヨアキム・トリアー監督は映像で見せる、映像で語る、と思えた。説明ゼリフがない作品である。それゆえか、姉妹に関して結婚して子供がいるから妹を姉だと思っていた。ラスト近くになって「私にはお姉さんがいたから」という字幕を見るまで、まったく気づかなかった。また、切り替わったシーンがそれまでとうまくつながらず見ていると、これは映画なのかも(上映している映画を映している)と思ったらそうであったし、終盤のシーンも不思議な情景だと感じて、撮影している本番ではないかと思ったら、やはりそうであった。説明なく始まり、こういうものだったのですよと知らせる。観客にとっては強敵な監督である。ノルウェー語を聞き慣れないせいか、静かに映像で見せるせいか睡魔と闘いながら前半を見た。そのノルウェー語=外国語映画で初の助演男優賞ノミネートはこの作品の中で監督である父親が旧友のカメラマンの自宅を訪れた時に見せた逡巡の演技に対してであろう。目が泳ぎ、言葉を言いつくろったシーンはみごとであった。(ここでもその真意は語らない)そして、終盤のシーンには温情を感じた。素敵な作品なのだ。2025年/ノルウェー・フランス・デンマーク・ドイツ/133分/G監督:ヨアキム・トリアー脚本:ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト出演:レナーテ・レインスベ、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニング、アンデルシュ・ダニエルセン・リー原題:Affeksjonsverdi(「愛着価値」)お薦め度「センチメンタル・バリュー」★★★★(80%)字幕翻訳:吉川美奈子
2026.02.22
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本屋大賞のノミネートから一年を過ぎてようやく読めた。小中学校を過ぎて甲子園を目指す高校野球。その球児の母親、夫を亡くしシングル・マザーとなった女性の思いのたけと日常を書き綴った一編である。神奈川から大阪への移住。女子校から共学化され創部10年で甲子園を目指す野球部に進学した息子を応援する。学校と野球部部長と父母の会の軋轢にもまれ苦労するも職場の温かさや友となった同級生の母親が助けてくれる。いいことばかりでなく野球もやめたとなった時の心境など思い悩み、考え、辛くもあり苦しくもあり怒ることもあり、しかし、希望と喜びを胸に甲子園を渇望する。このような展開、末路となるとは。主人公の母に寄り添う気持ちで読み進めた。とても近く感じた熱。良かったと言える一編。アルプス席の母 [ 早見 和真 ]
2026.02.22
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五七五七七、短歌の世界に生きたシングル・マザーの著書。言葉で表現する人だから、読んでいて深い気がする。子育てについても、人とのかかわりについても、意味深な物言いだと思える。素敵な書を読めて、感謝。生きる言葉 (新潮新書) [ 俵 万智 ]
2026.02.22
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(C)ALEXIA TRUST COMPANY LTD.反戦映画である。原作を読んだ気がするが定かではない。四肢をなくした兵隊の医学的研究材料とされてしまう悲哀を描いたものだと理解していた。ゆえに映画は見てはいけない。見ると気分が悪くなる気がして、絶対見ないと避けていた。しかし、先日、「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」を見て、ダルトン・トランボを知った。「ローマの休日」「スパルタカス」などの名脚本家である彼が、自ら監督に乗り出した意味を確かめたくなった。今日見た「ブゴニア」でのゲテモノの妙味のお口直しのつもりで見てみた。頭と体だけが残り、目も口もないと思われる、話すことも聞くこともできない、そもそも大脳がやられてしまって意識はないとされる物体であった。その彼の状態、思考、軌跡を現代を白黒、過去をカラー、妄想もカラーで描いた。2025年、終戦80年企画として4K版でリバイバル公開したことを今知った。映画館に見に行けば良かった。amazon prime video にて1971年/アメリカ/112分/G監督:ダルトン・トランボ原作:ダルトン・トランボ脚本:ダルトン・トランボ出演:ティモシー・ボトムズ、キャシー・フィールズ、マーシャ・ハント、ジェイソン・ロバーズ、ドナルド・サザーランド、ダイアン・バーシ原題:Johnny Got His Gun(「ジョニーは銃を手に取った」)お薦め度「ジョニーは戦場へ行った」★★★☆(70%)
2026.02.21
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(C)2025 FOCUS FEATURES LLC.モスクワ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した韓国映画「地球を守れ!」のリメイクとは知らなかった。知らなかったのはそれだけでなく、主演がエマ・ストーンであること以外、何も知らなかった。ゆえに、このように奇想天外で別次元の話とは思わず、クライマックスで条理のストレートプレイに思えていた誘拐事件が不条理でアブノーマル、ゲテモノと思える無茶苦茶な話であった。これが今どきの映画か、と恐怖した。が、原点の韓国映画は2003年の作品。現代的アレンジはあれど四半世紀近く前のものとは思えない。主演エマ・ストーンはすごいが妄信的誘拐犯であるテディを演じたジェシー・プレモンスがえげつなくスゴイ。キレに切れた男を演じて見事。また共犯者ドンを演じたエイダン・デルビスも特筆すべき出来栄え。この三人のやりとりで物語に引きずり込まれ存分に見せてくれる。しかし、クライマックスからの異次元はユニークとユーモアがまじりあって、物語の展開の異常さとゲテモノ度にむかつきを覚えた。他人には勧められない。第98回アカデミー賞では作品賞、主演女優賞ほか計4部門にノミネートということが信じられない。ググると「ブゴニア」は古代ギリシャ語に由来し、「牛の死骸からミツバチが生まれる」という儀式や再生の象徴を意味する、とのこと。2025年/アイルランド・イギリス・カナダ・韓国・アメリカ/118分/PG12監督:ヨルゴス・ランティモスオリジナル脚本:チャン・ジュナン脚本:ウィル・トレイシー出演:エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、エイダン・デルビス、スタブロス・ハルキアス、アリシア・シルバーストーン原題:Bugonia(「助けを求めて」)お薦め度「ブゴニア」★★(40%)字幕翻訳:松浦美奈
2026.02.21
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東ベルリンから来た女 : ポスター画像「あの日のように抱きしめて」の前作にあたる。2012年・第62回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した。東ドイツの田舎町の病院へやってきた女医。西側で暮らす恋人のもとへ脱出する計画を進めていた。しかし、医師の男性に恋慕され困惑し、労働からの逃亡を繰り返す女に頼りにされ、脱出できるのは一人、彼女の決断は私を困惑させた。なぜ、この作品を、内容を世に問うたのか。何を描きたかったのか。製作者・監督以上に観客は反応してしまったのではないか。そう思える映画であった。主人公バルバラをニーナ・ホスが演じる。U-NEXT にて2012年/ドイツ/105分/G監督:クリスティアン・ペッツォルト脚本:クリスティアン・ペッツォルト出演:ニーナ・ホス、ロナルト・ツェアフェルト、ヤスナ・フリッツィ・バウアー、マルク・バシュケ、ライナー・ボック、クリスティーナ・ヘッケ、ヤニク・シューマン、アリツィア・フォン・リットベルク原題:Barbara(「バルバラ」)お薦め度「東ベルリンから来た女」★★★☆(70%)
2026.02.21
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(C)SCHRAMM FILM / BR / WDR / ARTE 2014ナチスの強制収容所で顔に大怪我を負い、顔をぐるぐる巻きにした女性を乗せた車が喚問所を通る。元の顔に成形してほしいと懇願されるも難しい……と。その女性に莫大な財産があった。顔の傷が癒えた女性は夫探しに夜の町に出て、夫と再会するも、彼は妻に気づかず、亡き妻に化けて遺産を取ろうと持ち掛ける。いつか夫が気付くかとその誘いに乗るが‥‥‥。クライマックスは亡き妻に扮した本人が旧友たちと再会し、彼女の帰郷を祝う宴の席。秀逸なクライマックスに驚くとともに妻の心が最愛の夫から離れたのを知る。言葉にしない思いがある。感無量。U-NEXT にて2014年/ドイツ/98分/G監督:クリスティアン・ペッツォルト原作:ユベール・モンティエ脚本:クリスティアン・ペッツォルト出演:ニーナ・ホス、ロナルト・ツェアフェルト、ニーナ・クンツェンドルフ原題:Phoenix(「不死鳥」)お薦め度「あの日のように抱きしめて」★★★★(80%)
2026.02.19
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今日、なぜか南果歩ちゃんのネット記事を読んだ。そしてエッセイ「乙女オバさん」を出版されていることを知る。読んでみたいと図書館にて検索するがヒットしない。図書館では所蔵していないようだ。しからば本屋にて購入するしかないか、とAmazonを見ると中古の表示。中古ではと思って、’’南果歩、本’’で検索すると試練の50代を経てたどり着いた「還暦スマイル」の源とは? ──俳優・南果歩の新刊エッセイ『還暦スマイル 〜人生を笑顔で生きるために必要なこと』2月18日(水) 発売!にヒット。なんと本日発売ではないか。いそいそと本屋に出かけ、一気読み。読み終えた。前著「乙女オバさん」のあとを受けて書かれてあるので、還暦を迎えてからの今日この頃、日々の過ごし方や出会いを求めての’’還暦恋愛’’など、孫が生まれて、おばあちゃんになった心境などが書かれてある。うつ病だったとは思えないほどのポジティブシンキング、LOVE/DREAM/SMILEで貫かれており、出会いによる人とのつながりに感謝と畏敬を感じる。映画鑑賞において若い時の映画フリークぶりと深く思い入れた作品も一回しか見ないという姿勢は私にも似て親近感がわく。ただ、好みの映画は違うようだし、過去に見た名作を見直そうと考えている私なので、鑑賞スタイルは似ていても違うかもしれない。おそらく30年ほど前、果歩ちゃんの知り合いに連れられていくつか舞台を観劇した。その当時、夫であった前夫さんとも楽屋で何度かお目にかかった。パワフル全開に思える南果歩ちゃん。また舞台を見に行こうかしら。そう思える素敵なエッセイであった。還暦スマイル 人生を笑顔で生きるために必要なこと [ 南 果歩 ]
2026.02.18
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ロバート・デュバル:プロフィール・作品情報・最新ニュース - 映画.comバイ・プレイヤーという言葉を聞かなくなって久しいが、そのバイ・プレイヤー、名脇役として注目され続けてきた渋みを感じさせる俳優である。私が彼を意識したのは高校生の頃に見た「パパ」という作品。確か「テン」とかいう愚にもつかない作品と併映で公開されたかと記憶する。「パパ」という作品は子どもの教育に厳しい軍人の親父を描いた作品である。美しいママと優しい長男と三人娘。長男と父親の葛藤などあるが家族愛を感じられる作品である。クルーカットにした長男のように散髪屋で「この頭にしてくれ」と注文すると、直毛で剛毛なのでこのような頭にはならないと拒否された。天然パーマでないと難しいとのこと。(例:久米宏さんの頭髪)この時に見た美しいママはブライス・ダナー。「恋に落ちたシェイクスピア」でアカデミー主演女優賞を受賞したブラット・ピットと婚約破棄になったことで有名になったグウィネス・パルトロウの実母である。ブライス・ダナーもロバート・デュバル同様お気に入りとなったけれど子育てなどに忙しかったのか出演作はほとんどない。しかし、近年「ストレンジ・アフェア」や「初心者のための幸せガイド」や「アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス」など老境にさしかかって出演作があり喜ばしい。さて、亡くなったロバート・デュバルであるが、「パパ」以外では「ウォルター少年と、夏の休日」でのじいさん役が秀逸である。お薦めできる名作である。注目のバイ・プレーヤーであるにもかかわらず目にすることは多くはなく思え、「ハリー奪還」という映画を見に行ったが今一つだった。近年、配信で映画を見ることができるようになり、彼がアカデミー賞主演男優賞を受賞したにも関わらず未公開であった「テンダー・マーシー」という作品も見た。この作品は家族との生活に敗れ単身ギタリストとしてうらぶれた生活を送る中、出会った親子に救われて、実の娘とも再会し……と見ていて何ら楽しいと思えない作品であって、なぜアカデミー賞なのか理解に苦しむけれどキリスト教に関連した内容らしく、その素養のない私にはわからないものだと思える。ゆえに日本で公開されなかったのかもしれない。とはいえ、ロバート・デュバルといえば「ゴッドファーザー」で存在を認められ、「地獄の黙示録」でも存在感を見せた。ロバート・ダウニー・Jr.と共演の「ジャッジ 裁かれる判事」は良い作品らしい。未見なので早速見てみたい。映画を見てロバートの冥福を祈ろう。
2026.02.17
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小沢一郎 | 中道改革連合(略称:中道)公式小沢王国がなくなった。比例復活もかなわず、議員ではなくなった。これにて政界を引退するのだろうか。かつて幹事長として自民党を仕切った選挙名人が一敗地にまみれた。これでまた一つの時代が終わったのだろうと思える。前回の選挙から若い世代が選んだ参政党・国民民主党から今回はチームみらいの躍進はあったけれど、自民党の大躍進。過去最大の議席数の確保、とのこと。SNSが跋扈し、人気投票になってしまっている国政選挙。それをうまく利用している自民党。政治家になりたければ自民党に入党するしかないのか?はたして自民党は国民のことを考えているのか。平和を考えているのか。内政干渉ともいえるトランプ大統領のお墨付きを得て、この圧勝もトランプ大統領のおかげと恩に着せられて頭が上がらなくなるのではと杞憂する。小沢一郎氏を振り返れば、自民党の根幹ともいえる人物だっただけに自民党を出た時は新しい政治が政党が日本を率いてくれると思っていた。しかし、一般的には黒幕とされ人気がなく作った新党では政争に明け暮れ、やがて埋没していくありさま。側近や身内だけで船出することもあった。国政への影響力が弱まると中心からますます離れていったように思える。小沢一郎氏はやり手であっただけに策士策に溺れることが続いて弱体化していったと思える。残念である。さて、今回の自民党圧勝で何が良くないかというと。小沢さんだけでなく中道の主だったベテラン議員が落選したことだ。野党の重鎮がいない。自民党の重鎮に対抗できる人物がほぼいない。そして自民党では裏金議員をはじめ、勝つために手段を択ばない人たちが復活してきてしまった。これは大変なことだ。今回、自民党に投票した人々が後悔しないことを願う。ということは後悔するようなことが起こると杞憂する。落選の中道・小沢一郎氏、政治活動継続を表明 「先輩としての責任として」後進の支援に意欲小沢氏の引退はなさそうである。
2026.02.16
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Netflix映画「This is I」2026年2月10日(火)世界独占配信当代、とても有名な性転換者・はるな愛の自伝「素晴らしき、この人生」と、医師・和田耕治についてのノンフィクション書籍「ペニスカッター:性同一性障害を救った医師の物語」を基に作られたエンタテイメント作品。性同一性障害や性別適合手術を取り上げ、めくるめく乙女心や辛辣な現実世界を描いている。しかしながら、いろいろとあり良く整理されているのだけれど、個々のインパクトは弱い気がする。一点集中ではないけれど、日々思い悩んだゆえの慟哭とかMiss International Queen(ミス・インターナショナル・クイーン)2009年第5回大会で優勝した軌跡と喜びとか、それだけでひとつの作品として成り立つ大事件を内包しているのだから、ここぞと思う点に重点をかけても良かったのでは。起伏があり、いくつもの山があるゆえクライマックスがないように思える。反面、深刻すぎないのであらゆる人々に手軽に見てもらえるかもしれない。出演者たちは皆、うまく演じられていてとても素敵である。戎橋のシーンはセットに思えるが実地でロケしたのだろうか?断片的に知る、はるな愛の半生を時系列に理解できたのはとても良かった。あらゆる人々に見てもらいたい。Netflix にて2026年/日本/130分/監督:松本優作脚本:山浦雅大企画:鈴木おさむ特別協力:はるな愛出演:望月春希、木村多江、千原せいじ、中村中、吉村界人、末成映薫、MEGUMI、真田怜臣、ゆしん、枕芸者しと、椎名理火、梛野すず、中里虎鉄、畑駿平、山崎聖、山下容莉枝、原金太郎、星田英利、藤原紀香、山村紅葉、中村獅童、斎藤工お薦め度「This is I」★★★☆(70%)
2026.02.15
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(C)2026「ほどなく、お別れです」製作委員会目黒蓮が主役だと思っていたら、主役は浜辺美波だった。納棺師もできる葬祭プランナーということで目黒蓮が演じる漆原礼二。納棺師といえば第81回アカデミー外国語映画賞(2009年)を受賞した「おくりびと」が思い出されるが、おくりびとである納棺師を演じた本木雅弘は目黒蓮と同じジャニーズ事務所の出身で先輩にあたる。そう思うと納棺師の役は奇縁なのかもしれない。原作はシリーズのようだが、オープニングで妻子の死に直面した夫の件から始まり、死者と対峙するという不思議体験を見せてくれる。これによってこの物語は見える人には見えるファンタジー映画なのだと教えてくれる。それから次々と葬儀が続くのであるが、出演者が演技巧者ばかりであることに気づく。素晴らしいキャスティングだと思える。葬儀という別れを描くものだから涙はつきものだが、親族が泣く以上に泣きながら見ていた気がする。ずっと泣いていた。6年前に妻を亡くした漆原礼二(目黒蓮)。その回想シーンにわずかしか出てこない妻役に新木優子。ぜいたくなキャスティングである。また、離婚して自己破産し逃亡した(?)父親役に原田泰造。クレジットをみると残された家族が野波麻帆・西垣匠・久保史緒里で三人一組でクレジットされていたけれど原田泰造は単独でのクレジット。厚遇だったと知れる。この物語どのようにして終わるかと思えたけれど、主人公である清水美空(浜辺美波)の別れをもって終わりとなる。「ほどなく、お別れです」という言葉を清水美空が発することに違和感を覚えつつ。映画ゆえのことと納得することにした。2026年/日本/124分/G監督:三木孝浩原作:長月天音脚本:本田隆朗脚本監修:岡田惠和出演:浜辺美波、目黒蓮、森田望智、古川琴音、北村匠海、志田未来、渡邊圭祐、新木優子、野波麻帆、西垣匠、久保史緒里、原田泰造、光石研、鈴木浩介、永作博美、夏木マリお薦め度「ほどなく、お別れです」★★★★☆(90%)
2026.02.14
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さすがの東野圭吾である。「禁断の魔術」はなかなかの内容である。読み始めてしばらくしてから、この作品のドラマ化したものを見たことを思い出した。2022.09.18 テレビドラマ 「ガリレオ 禁断の魔術」このブログにも書いている。およそ3年半前の放送だったようだ。女性刑事が柴咲コウでも吉高由里子でもなく、新木裕子。その記憶はなかった。読んでいて湯川准教授が福山雅治、草薙刑事が 北村一輝、内海薫刑事は柴咲コウが浮かびながら読み進めた。小説のイメージがドラマのイメージで上書きされていても違和感はない。ブログを読み返すと消化不良で違和感を持ったところがあり批評している。しかし、この原作小説はやはり本だけのことはある。違和感など持つことなく納得の展開として書かれている。読みどころがあり、犯人というか後輩である元学生に寄り添った湯川准教授の心情に読者も心揺さぶられるものがある。やはり、さすがの東野圭吾である。禁断の魔術 (文春文庫) [ 東野 圭吾 ]
2026.02.12
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10DANCE : ポスター画像話題となったNetflix映画「10DANCE」本日ようやく見た。冒頭で出て来る杉木信也、いや町田啓太のホールドの美しさに感嘆する。ラテンの鈴木信也、いや竹内涼真の場合は体の動きを見せつけるが、なんといっても取り上げるべきは肉体美であろう。相当鍛えないと披露できる肉体にはならないから(笑)。さて、「るろうに剣心」シリーズの大友啓史が監督であるが、見終えた感想は’物足りない’。これまで評判をとってきたNetflixドラマ「地面師たち」「極悪女王」「阿修羅のごとく」「グラスハート」に感嘆と感動をもらしてきた私にとってこの「10DANCE」は不十分であった。テレビ番組「金スマ」で競技ダンスで世界を目指すドキュメンタリーを見ていた。そのすごさ、スペシャル感がこの「10DANCE」では感じられなかった。あまり見ることのない男男の組み合わせでの練習。女性がいなければやむをえないが、女性も女女の組み合わせで踊っている。あまりというかまったく見たことがないように思う。そんなありえない事がいくつもあった。競技が終わった後に優勝したカップルがエキビジョンで踊るはずなのに、一位の女性と二位の男性で組んで踊ること。世界のトップ10に入るダンサーがペアを解消して別のトップ10のダンサーとペアを組むこと。この前に1位をとった女性ダンサーはどうなったのだろうと引っ掛かって仕方なかった。ラストの競技の終わりにエキビジョンで1曲だけでなく10DANCE、10曲も踊ること。この時の相手が男男のペアであること。そもそも競技ダンスに10DANCEはあるの?電車のシーンは疑問だらけだったなぁ。行き先表示が荻窪となっていたので地下鉄丸ノ内線かと思いきや車体は赤線でなく青線。次の駅は沖野。そんな駅はどこにもない。地下鉄だと思えるのに、その直前は高架に電車が走っている。鈴木が二つ折り携帯電話を使っているので相当昔の話かと思っていたらラストに2026年と出てきてビックリ、現在じゃないか。キューバにでも行ったのかと思える鈴木の住所はどこ?車が川崎ナンバーなので神奈川県なのか?南米の人たちしかいないような酒場も不思議だ。いったい場所はどこ?そういえば、それまで伏線もなくいきなり電車でのキスシーンにはまいった。これはなぜ?よくわからないものを見せられた(苦笑)原作を読んでいれば納得するものなのか?素晴らしく踊れていたように思えるけれど、踊りの難しさ、レッスンの苦悩などはあまり描かれていなかったように思う。Netflix にて2025年/日本/126分/監督:大友啓史原作:井上佐藤脚本:吉田智子、大友啓史出演:竹内涼真、町田啓太、土居志央梨、石井杏奈、浜田信也、前田旺志郎、ナディヤ・ビシュコワ、スージー・トレイリング、パスクアーレ・ラ・ロッカお薦め度「10DANCE」★★★(60%)
2026.02.11
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(C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.何という作品なのだろうか。予告編を見て漂流した無人島で上司・部下の立場が逆転したのがおもしろいと思い、推し女優のレイチェル・マクアダムスが主演ということもあって見に行った。結果は、予告編に騙された!中盤までは予告編通り社長と部下の関係が島で立場が逆転したとなっていた。そこまでは仕事のできる一風変わったポッチ女性ということでサバイバルにも順応していたという伏線も仕込んであって納得の展開であったが、雷雨落雷による突然の墜落がド派手なギャグ・コメディになっていた。これは悪ふざけということで見過ごすこともできた。パワハラ男上司と二人きりになった変人女性はサバイバル生活が長くなるにつれて変になっていって……。表面上は親愛の情を見せる上司の豹変ぶりに驚いたが、映画としての展開は楽しめる。しかし、上司のフィアンセに発見された以降のクライマックスからラストがさんざんであった。それまでは意にそわない人に自ら手を下さなかったのが、そうではなくなる。死闘のバトルはすごいけれど、そこで発見した事実に愕然とし、こまごまとした不可思議なことが納得する点と新たに疑問となる点が出てきて……これはもうホラーである。そして、いきなりのラストは釈然としないものになっていた。一級の監督であるサム・ライミがあちこち突っ込みどころのあるものを映画化してしまったのはなぜだろう。そして、一級HELP 復讐島の女優であるレイチェル・マクアダムスがこの映画に出演したのはなぜだろう。この作品を楽しんだ人もいるかもしれないが、私は予告編に騙された、そして、騙されても傑作ならばいいけれど、とてもお薦めできない内容に落胆した。まったく残念である。余談だが’enough’の訳など字幕は良いと思えた。2026年/アメリカ/112分/PG12監督:サム・ライミ脚本:ダミアン・シャノン、マーク・スウィフト出演:レイチェル・マクアダムス、ディラン・オブライエン、エディル・イスマイル、デニス・ヘイスバート、ゼイビア・サミュエル、クリス・パン、タネート・ワラークンヌクロ、エマ・ライミ原題:Send Help(「助けを求めて」)お薦め度「HELP 復讐島」★★(40%)字幕翻訳:中沢志乃
2026.02.11
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The Wrecking Crew (2026)これまた意味不明ながらヤクザに狙われるハワイアン兄弟。彼らの父親がひき逃げ事故にて死亡。遠く離れて縁を切っていた異母弟の下にUSBが送られた。そこにはハワイ知事への闇送金のデータが入っていたが……。ハワイでカジノを始めようとしていた悪徳企業と対峙することになる。敵は身を守るためにボディガードだけでなくヤクザも雇っていた。ヤクザ役のMIYAVIの流暢な映画と日本語、良かった。皆殺しの抗争になってしまうクライマックスは、そういうのが見たい人にはいいかもしれないけれど、ちょっと食傷気味かな。ジェイソン・モモアの恋人役のモリーナ・バッカリンも良かった。amazon prime video にて2026年/ニュージーランド・アメリカ/124分/監督:アンヘル・マヌエル・ソト脚本:ジョナサン・トロッパー出演:デイブ・バウティスタ、ジェイソン・モモア、クレス・バング、テムエラ・モリソン、ジェイコブ・バタロン、フランキー・アダムス、MIYAVI、スティーブン・ルート、モリーナ・バッカリン、リディア・ペッカム、ロイマタ・フォックス、ブランスコム・リッチモンド、マイア・ケアロハ、ジョシュア・トゥイババラギ原題:The Wrecking Crew(「破壊する乗組員」)お薦め度「レッキング・クルー」★★★(60%)
2026.02.09
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アカデミー賞ノミネートで見た。作品賞・脚色賞・撮影賞・歌曲賞にノミネートである。見たところ、この作品の良さが僕にはわからない。Netflixによると’’20世紀初頭のアメリカで、森の伐採に従事する1人の労働者。激動の時代を多くを語らず謙虚に生き抜く男の愛と喪失の物語’’とある。フェリシティ・ジョーンズが妻役として出演している。それもあって見たのだけれど。こんな作品もある、ということ。Netflix にて2025年/アメリカ/103分/監督:クリント・ベントリー原作:デニス・ジョンソン脚本:クリント・ベントリー、グレッグ・クウェター出演:ジョエル・エドガートン、フェリシティ・ジョーンズ、ナサニエル・アルカン、クリフトン・コリンズ・Jr.、ジョン・ディール、ポール・シュナイダー、ケリー・コンドン、ウィリアム・H・メイシー原題:Train Dreams(「列車の夢」) お薦め度「トレイン・ドリームス」★★★(60%)
2026.02.08
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Mr.ノーバディ2 : ポスター画像前作「Mr.ノーバディ」が痛快で良かっただけに、期待した。しかし、ほぼ理由なくドンパチに巻き込まれる。ちょっとしたことで切れてしまう親父はヤバイやつでしかない。今回は妻がしゃしゃり出てくるし、幼なじみも出て来るし。敵となる暗黒の町の黒幕である女帝は冷徹な人で夏木マリを彷彿とさせるいで立ちであったが、クレジットを見ればシャロン・ストーンであることに驚き。まわりがでかい人ばかりのせいなのかシャロンが小さく見えた。ドンパチに大爆発が好みの人にはいいかもしれないけれど、前回の無軌道で無茶苦茶な面白さから面白さがなくなり無茶苦茶なドンパチだけの映画にも思えた。U-NEXT にて2025年/アメリカ/90分/R+15監督:ティモ・ジャヤント原案:デレク・コルスタッド脚本:デレク・コルスタッド、アーロン・ラビン出演:ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン、ジョン・オーティス、RZA、コリン・ハンクス、クリストファー・ロイド、シャロン・ストーン、ゲイジ・マンロー、ペイズリー・キャドラス原題:Nobody 2(「誰も2」)お薦め度「Mr.ノーバディ2」★★★☆(70%)
2026.02.08
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橘の木が幼子を救い、女性に子を宿す。不思議な現象は霊験あらたかなことか神がかりなのか。橘の木の根拠も関連もないだけに不思議なこと。まるでミステリーだ。橘の木に魅入られ、半生を生きた女児の物語、なのだろうか。橘の木に子を宿させるといった力があるのだろうか。不幸とは言えないが、決して幸福とは言えない物語である。「第38回 三島由紀夫賞 受賞作品」おどろおどろしいとも思える内容。ある種、不気味である。橘の家 [ 中西 智佐乃 ]
2026.02.07
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(C)2024 Flight Risk Holdings, LLC. All Rights Reserved「フライト・リスク」見覚えのない女優が主役。といっても、「ダウントン・アビー」で人気を博したミッシェル・ドッカリーである。彼女の作品を見ていないから知らないだけ。悪党役として登場のマーク・ウォールバーグ。何故、この役を選んだのか、疑問に思う。単に悪役だからねぇ。アラスカにまで逃亡、雲隠れしていたある事件の証人を捕縛、移送する保安官補の女性。巨悪組織の証人ともなれば厳重な警備での移送と思えるのだが、今にも堕ちそうなポンコツのセスナ機で不安定に飛び、警護は保安官補ただ一人。こんな安直な警備で大丈夫?と思い、それほどの重要参考人ではないのか?とも思った。しかし、ことは重大で頼れるセスナ機のパイロットが実は巨悪組織から差し向けられた殺し屋であった。頼れるパイロットは殺し屋で小さいセスナ機は乱高下急上昇で揺れに揺れる。あわや激突!!!といったシーンもあり、小物ながらのスペクタクルも見せる。殺し屋パイロットを捕縛してからのセスナ機の運航、黒幕の正体、殺し屋パイロットとの格闘と見どころはたくさんあった。意外と楽しめる作品なのかも。監督がメル・ギブソンということにクレジットで気づき、驚いた。amazon prime video にて2024年/アメリカ/91分/G監督:メル・ギブソン脚本:ジャレッド・ローゼンバーグ出演:マーク・ウォールバーグ、ミシェル・ドッカリー、トファー・グレイス原題:Flight Risk(「逃亡の恐れがある人」)お薦め度「フライト・リスク」★★★☆(70%)
2026.02.06
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(以下、Amazonより)‘’あなただけの「アートの旅」にご案内します――。仕事を失い落ち込む優彩(ゆあ)の元に、見知らぬ旅行会社から「アート旅」のモニター参加の招待状が届く。行先は、瀬戸内海の直島。そこで、ツアーガイドに導かれて美術館を巡るうちに、生きるヒントが見えてきて……。頼れるガイド・桐子が、人生に迷える旅行客に寄り添い、全国各地の美術館へと誘う。藝大出身の著者が贈る、優しい連作短編集。【目次】第一章 地中美術館、直島「私を見つめ直す旅」第二章 河井寛次郎記念館、京都「日常を好きになる旅」第三章 碌山美術館、安曇野「過去とサヨナラする旅」第四章 DIC川村記念美術館、佐倉「一緒に未来へ向かう旅」‘’(以上、Amazonより)最近はやりの没入型アート体験とは違い、本物の絵の展示で没入してしまう。この本を読んでいてそんな直島、四国のアート旅を私もしてみたいと思った。そのアート旅体験から始まった主人公の転職と宝箱探しは訪れる美術館、記念館とともにえもいわれぬ芸術体験を味合わせてくれる。この本にあるような審美眼を私も持てるだろうか。ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵 (文春文庫) [ 一色 さゆり ]
2026.02.05
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ようやく完結。私は、デス・ゲームは好きでなく、今村祥吾の時代小説ということで読む始めた時、嫌だなと感じた。しかし、読み始めた今村祥吾をやめるわけにもいかず仕方なく読み進めた。読み進めるうちにいろいろなことが描かれていて兄弟や家族、ひいては仲間や国を憂う気持ちなど、感じるものが多かった。物語の終末に際し、なにゆえにこのようなイベントが行われたのか解き明かされるけれど納得しようもない意図であった。当初、全三巻の予定だった話が大きくなり全四巻で完成ということになった。Netflixでのドラマ化が大きく話題になったけれど、読み終えた今、ようやく見ることができる。ところでこれより前に読んだ「リボルバー・リリー」(長浦京:著)という小説があり、映画化で推し女優・綾瀬はるか主演というので見る前に読んだ。“見る前”と書いたが、この映画作品を私は見ていない。小説を読んで内容があまりに壮絶な銃撃戦、乱打戦であったがゆえ、見る気が失せた。加えて苦手となった行定勲が監督がため断念。公開されてヒットしかったようなので配信となった今も見ていない。この無情な殺りくに明け暮れる物語に「イクサガミ」は似ているような気がする。しかし、「イクサガミ」はデス・ゲーム。そもそもが無情というもの。映像化が発表された時点でとても見たく思った。賞金が十万円。明治十年代の十万円がいくらかとググって調べたところ7億円を超えるらしい。7憶って大金だけれど、2025年末のジャンボ宝くじの1等が7億円だった。驚きの金額。「イクサガミ 神」で終結。この結末でいいとは思えないけれど、デス・ゲームの末路としてはこうなるしかないものとも思える。全四巻、疾風怒濤の展開でグイグイ読ませる圧巻の時代絵巻であった。イクサガミ 神 (講談社文庫) [ 今村 翔吾 ]
2026.02.05
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終活シェアハウス | NHKこのドラマおもしろく見た。ブログに書くことを忘れていて遅くなった。竹下景子、室井滋、戸田恵子、市毛良枝に囲まれ、家事手伝いをする大学生に城桧吏。その彼女に畑芽育という布陣だ。マンションのペントハウスを終の棲家にと少女時代の同級生と4人で暮らすという日々を描いた作品。痴ほうや就活や相続など晩年にかかえる問題を提起してあれやこれやの毎日。若者の就活という一面も描く。年老いたイケメンに石坂浩二。城桧吏が映画「万引き家族」の少年だと気づかなかった。優しい感じの青年に育ったと思える。最終回のすったもんだと終わり方は気に食わないけれど、日常のドラマはいいもんだ。
2026.02.04
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表紙のあじさいの花の装丁に惹かれ、つい買ってしまった。そして、読んだ。ミステリーである。不思議な話である。たぶん科学的には突っ込みどころいっぱいの作品なんじゃないかと思えるのだけれど、読書の中で語られる美男美女。それは想像以上に美しく想像され素敵なものとなる。今作に登場する主人公と妹も美男美女である。そのことは主題となんのかかわりもないけれど想像するだけで恍惚とするようなめくるめく気分にさせてくれる。さて、本題はめくるめくことなくおどろおどろしい最悪で不吉な胸糞悪い話である。DNAにまつわる不思議な物語を現代のドラマとして読んでいくが、そこには冷徹な殺人鬼がいた。興味深いミステリーだと思えるけれど、設定は万全に思えるが展開や結末には疑義を覚える。それはなにゆえに凶行、犯罪に及んだのかがわからないこと。終盤、死をもって終結したと思えるが、その先が明示も暗示もされていない。これで終わったと思えない、というかその後が気になる。一次元の挿し木 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 松下 龍之介 ]
2026.02.04
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この作品について書くためにググると映画が出てきた。この本が原作で映画化されていた。そのことに驚く。あまりよく知らない、瀬尾まいこの初期の作品として読んだのだが、映画化されているのだから知られているものなのかもしれない。しかし、映画で話題にのぼらなかったので、注目されるまではメディア化されても埋もれてしまうものなんだと思える。映画はU-NEXTで見ることが出来るので、見ようと思う。ただ、主演の加藤ローサも徳井義実も原作のイメージとは違う。読んだイメージからすると伊藤蒼、そして鈴木亮平かな……。さて、本は夢破れ(?)生きることに疲れ、すべてを断ち切り日本海の田舎で死のうと考えた主人公が辺境の山中の集落の開店休業状態の民宿で大量の睡眠薬を飲んで自殺を図った。眠ることもできないほど心身ともに疲弊していた彼女は死んだように眠り、死んだつもりが死ななくて目覚める。なすすべもなく旅館の主人田村と関わり合いながら21日間、星が散りばめられた夜空が望める空気も食べ物もうまい田舎暮らしをする。若い女性が親父たちにちゃほやされる飲み会や教会での讃美歌や船釣りで船酔いなどいろいろなことを体験していく。作者瀬尾まいこがド田舎の中学に先生として赴任したことから生まれたこの物語。夏目漱石の「坊っちゃん」のような尻切れトンボな話ではないし、北海道のド田舎に家族で移住したから誕生した宮下奈都の「羊と鋼の森」ほど訴えかけてくるものはないけれど、田舎暮らしでインスパイアされたこの物語は読んで休息と少しの元気をもらったような気がする。天国はまだ遠く (新潮文庫) [ 瀬尾まいこ ]
2026.02.03
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2025年1月1日から2025年12月31日に見た作品からおすすめ映画ベスト【家で見た映画】「マンジャーレ! ノンナのレストランへようこそ」 お薦め度★★★★☆(90%)「ブリジット・ジョーンの日記 サイテー最高な私の今」 お薦め度★★★★☆(90%)「告白、あるいは完璧な弁護」お薦め度★★★★☆(90%)「きっと、それは愛じゃない」お薦め度★★★★☆(90%)「ラヴ・アゲイン」お薦め度★★★★☆(90%)「ヒットマン ザ・プロフェッショナル」 お薦め度★★★★☆(90%)「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」 お薦め度★★★★(85%)「コンパニオン」お薦め度★★★★(80%)「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」 お薦め度★★★★(80%)「愛を耕すひと」お薦め度★★★★(80%) 「6888郵便大隊」お薦め度★★★★(80%)「陪審員2番」お薦め度★★★★(80%)「冬、春、夏、秋 私たちのラブストーリー」 お薦め度★★★★(80%)「TATAMI」お薦め度★★★★(80%)「ソウルの春」お薦め度★★★★(80%)「パリのちいさなオーケストラ」お薦め度★★★★(80%)「第10客室の女」お薦め度★★★★(80%)「ディープ・カバー 即興潜入捜査」お薦め度★★★☆(70%)「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」 お薦め度★★★☆(70%)「ある閉ざされた雪の山荘で」お薦め度★★★☆(70%)
2026.02.01
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(C)2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.映画.comによると2009年公開の「アバター」では第82回 アカデミー賞(2010年)で撮影賞、美術賞、視覚効果賞を受賞し、ノミネートは作品賞 、監督賞、編集賞、作曲賞、音響編集賞、音響録音賞に及び、第67回 ゴールデングローブ賞(2010年)では最優秀作品賞(ドラマ)、最優秀監督賞をジェームズ・キャメロンが受賞し、ノミネートは最優秀作曲賞、最優秀主題歌賞であった。第二作「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」でも第95回 アカデミー賞(2023年)で視覚効果賞を受賞、作品賞、美術賞、音響賞にノミネートされ、第80回 ゴールデングローブ賞(2023年)で最優秀作品賞(ドラマ)、最優秀監督賞にノミネートされた。そして本作「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」では第98回 アカデミー賞(2026年)視覚効果賞 と衣装デザイン賞にノミネート。第83回 ゴールデングローブ賞(2026年)で最優秀主題歌賞、シネマティック・ボックスオフィス・アチーブメント賞にノミネートされた。アカデミー賞の結果がまだであるが、どうなるでしょうか。シリーズ物を途中で脱落するわけにいかず、三作目「ファイヤー・アンド・アッシュ」をようやく見に行ったが、これほどの傑作とは思わなかった。3Dで見て、その海洋映像の素晴らしさに改めて目を見張り、内容も情け容赦なく攻めてくるものには武力をもって対抗するしかないという。現代の世界、21世紀の戦争に明け暮れる今を反映していると思えた。中盤から終盤にかけ涙、涙と流しながら見た。感激屋の私だから泣き続けたのかもしれないけれど、他の人はどうだったのだろうか。聞けば、全三作で一番良いと評判らしい。この映画を見るまではそんな噂を聞くこともなく、あやうく見逃すところであった。もし、昨年2025年に見ていたら私の第一位としてランキングしていたかもしれない。3時間を越える超大作。素晴らしく美しい映像。愛憎入り乱れる因縁の戦い。家族愛、人類愛を描く反面、無慈悲で身勝手な人間が描かれてもいた。見どころも見ごたえもある傑作である。チャールズ・チャップリンの孫娘のウーナ・チャップリンが宿敵ヴァランを演じている。2025年/アメリカ/197分/G監督:ジェームズ・キャメロン原案:ジェームズ・キャメロン、リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー、ジョシュ・フリードマン、シェーン・サレルノ脚本:ジェームズ・キャメロン、リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、ブリテン・ダルトン、ジャック・チャンピオン、トリニティ・ジョー=リー・ブリス、クリフ・カーティス、ケイト・ウィンスレット、ベイリー・バス、スティーブン・ラング、ウーナ・チャップリン、デビッド・シューリス原題:Avatar: Fire and Ash(「アバター:炎と灰」)お薦め度「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」★★★★★(100%)字幕翻訳:松崎広幸
2026.02.01
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