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2011.10.17
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カテゴリ: アクション


監督 レニー・ハーリン
主演 ブルース・ウイルス

 先週に引き続き、日曜洋画劇場を見ました。
 今度はワシントン・ダレス空港を舞台とした事件に、たまたま居合わせたロサンゼルス市警(前作で仲直りした奥さんのいるロスに転属しているようです。)のジョン・マクレーン刑事(ブルース・ウイルス)の孤軍奮闘を描いています。

 前回は舞台が高層ビルだったので、縦の動きを主としたアクションでしたが、今回は、舞台が空港ということもあり、場所が広く、とにかく、ブルースが走っています。残念ながら、今回は裸足でも、ランニングでもありませんが。

 前作のヒットで、製作費が2.5倍になっており、アクションも派手になっています。何しろ、輸送機を1機ぶち壊し、旅客機を2機爆破炎上させています。しかし、前作のエレベーターを火が立ち上ってくるとか、屋上から消防ホースをまきつけて飛び降りるとかのように、工夫されたアクションがなくなっているのが、少しさびしいかな、と思ってしまいました。

 また、前作のように、多くの伏線が絡み合うような、凝ったところがなく、全体に単純なストーリーになっています。まあ、味方だと思った特殊部隊が、実は敵だったという、ちょっとしたどんでん返しはありましたが、そんなに驚くほどではありませんでした。

 輸送機に脱出装置はないだろうとか、燃料のほとんどない飛行機はあんなに大爆発はしないだろうとか、ジェット燃料はガソリンじゃないから雪の中では火はつかないだろうとか、いろいろと、突っ込みどころはありますが、1番の突っ込みどころは、空港の管制部長と警察署長が、なんでこんなに無能なの、ということです。

 そして、警察署長は、それに輪をかけた無能ぶりです。最初マクレーンを全く相手にしなかったのは、前述の通りですが、その侵入者にまったく気がつかないで、マクレーンがやっつけた後も、荷物泥棒と勝手に決め付けて、ろくに調べもせず死体を運びださせています。また、工事中の別館の作業員が、実はテロリストであることに気がつかないばかりか、簡単に武器を持ち込ませています。滑走路で、旅客機が激突する事故が起きたと言うのに、空港内にいる、一般人を避難させたり、護衛させたりすることなく、あとで、TVに事件がスクープされた時に、全く落ち着かせたりすることなく、パニックを起こさせています。空港の安全を守るものとして、これでいいのでしょうか。
 そして何より、テロリストたちが、空港のそばにいることが分かっているはずなのに、全く探そうとしていないところが、最大の無能なところです。
 テロリストたちは、管制塔の電気系統のすべてをジャックし、完全に別の場所に、管制塔の機能を移してしまいました。ということは、空港内の別のところか、近所のところで、電線などから、ジャックしていると考えるのが普通でしょう。犯人は必ず近くにいるのです。なぜ、事件の初めから、図面をチェックするなどして、テロリストの居場所を探そうとしないのでしょうか。
 旅客機が1機犠牲になった後から、チーフ・エンジニアが気が付き、マクレーンと2人でテロリストの居場所を見つけていますが、責任者である彼らが、早くから動くべきではなかったのではないでしょうか。僕は、かなり早い段階から、どうして、テロリストたちの居場所を探さないのかと、気になり、違う意味で、ハラハラしてしまいました。
 確かに彼らが無能で、事件が起こらなければ、マクレーンの活躍する場がなくなり、お話が成り立たないのですが、首都ワシントンD.C.の玄関口を守るものとして、こんなに無能で、いいのだろうかと思ってしまいました。

 ところで、前作に引き続き出演のTVリポーター、何か前回の最後にマクレーンの妻ホリーに殴られた意味が分からず裁判を起こしたみたいですが、全く懲りていず、前作に輪をかけたKYぶりで、自分の名声のみを考えて、事件をスクープし、空港内にいた乗客たちにパニックを起こさせています。出口あたりで、ドミノ倒しを起こしたり、車で事故を起こしたりしていましたが、もし、死者が出ていたりしたら、彼はどう責任を取るつもりでしょうか。アメリカの報道陣というのは、こんなやつばかりなのでしょうか。機転を利かせて、スタンガンでやっつけたホリーのファインプレーでした。

 ということで、前作とは違い、迫力ばかりが目につく、お金がかかったアクション大作に成り下がった「ダイ・ハード2」でした。でも、何も考えずに見ていれば、面白いと思いますけどね。

 ジョン・マクレーン刑事は、クリスマスは穏やかに過ごせないのですね。ちょうど、両さんの誕生日(3月3日)みたいですね。(最近、作者秋本治先生は、忘れているみたいですが。)





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Last updated  2011.10.17 23:05:02 コメント(1) | コメントを書く
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