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2017.06.12
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カテゴリ: SF



/ ジェニシス」 Terminator Genisys 2015 年 アメリカ映画

原作 ジェームズ・キャメロン

監督 アラン・テイラー

出演 アーノルド・シュワルツェネッガー エミリア・クラーク ジェイ・コートニー

  ジェイソン・クラーク イ・ビョンホン  J K ・シモンズ

YOUTUBE で観賞しました。

 皆さんよくご存じの「ターミネーター」と名のついた5作目です。 (TV ドラマの「サラ・コナー クロニクル」なども含めるともっとありますけど。 ) 第1作の監督、ジェームズ・キャメロン ( 今回は原作 ) は、自分が製作にかかわっていない「 T 3」「 T 4」は続編と認めてないそうで、本作は真の「 T 3」と公言しています。ということで、僕も「 T 5」という言い方はしないでおきましょう。

1997 年にスカイネットが人類を核攻撃した“審判の日”により人類は 30 億以上の命が奪われ、殺人マシンのターミネーターたち機械軍が支配する世界となっていました。

2029 年、生き残った人類は抵抗軍のリーダーであるジョン・コナー ( ジェイソン・クラーク ) のもと、機械軍を壊滅に追いやりますが、追い込まれた機械軍スカイネットはジョンの母親サラ・コナー ( エミリア・クラーク ) を抹殺するために過去に一体のターミネーター T-800 を送ります。

ジョンは母親を守るため、スカイネットの基地にあった時空転送装置を使い、部下のカイル・リース ( ジェイ・コートニー ) を過去( 1984 年)へ転送します。転送されるとき、カイルはジョンが何者かに襲われるところを見ます。

転送途中でカイルは“スカイネットはジェニシス”“審判の日は 2017 年”というキーワードや、両親と一緒に誕生日のお祝いをする幼い自分らしき風景を目にします。

1984 年についたカイルが、無人の店内で服を手に入れていたところ、ターミネーター T−1000( イ・ビョンホン ) が現れ、彼を攻撃してきます。そのとき、消防車に乗ったサラ・コナーが現れ、カイルを救出します。

カイルの目的は大学生であるサラ・コナーを救うことでしたが、サラ・コナーのもとには T−800( アーノルド・シュワルツェネッガー ) がいて、サラ・コナーの幼いときに転送されて以来ずっと見守っていたと言います。どうやらカイルがジョンから聞いていた歴史は、書き換えられているようです。

彼らは T−1000 の追撃を受けますが、罠に追い込み破壊に成功します。

サラと T-800 は、“審判の日”である 1997 年に行くため時空転送装置の準備をしていましたが、カイルは転送中に見た光景をサラたちに話し、 2017 年に行くべきだと主張します。

こうしてサラ・コナーとカイル・リースは“審判の日”を阻止するべく、スカイネットが起動する 2017 年へと行くことになるのです。


 「 T 3」「 T 4」を認めないキャメロン監督が、真の「 T 3」を作ると意気込んで作った割には、いまいちでがっかりした。というのが正直な感想です。

 トレーラーが縦にひっくり返るとか、ぶら下がって落ちていくバスをすり抜けるとか、どこかで観たアクション ( 「ダークナイト」及び、「ジュラシックパーク」参照。 ) 、大物スター ( イ・ビョンホン ) を起用した割には結構あっさりやられてしまった T-1000 、人類の救世主となるべきジョン・コナーが敵になってしまうという裏切り行為 ( どんでん返しのつもりだったのかもしれませんが、予告編でばらされてしてますので、がっかりポイントになってしまいました。クリスチャン・ベールでなくどう見ても悪役顔の人を起用している点も含めてね。 ) 、などなど、がっかりポイントばかり目についてしまいました。

 もちろん、シュワちゃんの復活 ( さすがにお年なので、アクションはいまいちですが。 ) や、サラ・コナーが可愛くなったというプラスポイントもあるんですが、どうしてもいまいち感がぬぐえませんでした。

 ああ、 2017 年でカールやサラを助ける警部役の J K ・シモンズ ( ジュノの寛大なお父さん、あるいは、どうしてもスパイダーマンを悪人にしたい編集長をやっていた人です。 ) が、いい味を出していたところもプラスポイントかな。 ( どうも渋い演技を見せる脇役のおじさんを気に入る傾向がありますね、僕には。 )

 ところで、例によってこの記事を書くためにネットでこの映画の感想などを検索していたら、「タイム・パラドクスが起こって、………」などと、能書きを述べていた人がいて、非常にがっかりしました。

 タイム・パラドクスって、過去に戻って自分の親を殺してしまうとか、時間旅行上の矛盾のことを言うのであって、起きてはならないことのはずです。だから、タイム・パラドクス的なことが起きたとしても、実は本当の親ではなかったなど、必ず辻褄が合うようになるはずです。

今回のお話も、誰かが子どもの頃のサラ・コナーを守るべく T-800 を送り込んでいた ( それが誰かは、今回は謎のままです。 ) ことにより、時間の流れ全体が書き換わっているだけで、タイム・パラドクスではありません。ちょうど、いけてないサラリーマンで相変わらずビフにいじめられていたジョージ・マクフライが、マーティが介入してきたおかげで、夢をかなえて売れっ子作家になって、逆にビフをこき使うように変わっていたのと、同じですね。

もちろん、今回も、サラが 1985 年に戻ってジョンを産む、または、実はジョンには別の親がいたことになる、ということがなかったり、未来のある時点で誰か ( すでにジョン・コナーがそれをするのは不可能になっていますので、 ) が、 T-800 を子ども時代のサラのもとへ送る、ということがなかったら、タイム・パラドクスになってしまいますので、続編で明らかになるはずです。

あっ、ということは、「 T 1」から「 T 4」の流れがあった上で、今回全面的に書き換わっているということになれば、「 T 3」「 T 4」を完全否定しなくてもいいんですね。なんだあ、そういうことですか。 ( この映画の中で、ジョンは子どもの頃からカールを知っていたような描写があったような気がしますが、まあ、細かいことは気にしないでいきましょう。 )


 ということで、作品のでき事態はちょっとがっかりでしたが、新しく起動した人気シリーズの今後に期待したいということで、今回はこのくらいにしておいてやろう。 ( 相変わらずの上から目線ですみません。 )

 しかし、シュワちゃんが続編に耐えられるでしょうか、それだけは心配です。






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Last updated  2017.06.12 15:23:50
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