2005.06.27
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昨日、6月26日は末っ子の次男、真の誕生日だった。
真は昨日で、満14歳。
ということは、あの大手術から14年経ったということなのだ。

奇跡だった。まず、今日、こうして生きていることが奇跡だ。真が生まれてきたことも奇跡だ。
14年前の今頃、私は真の帝王切開手術と同時に、子宮卵巣の摘出手術を行っていた。
病室で、夫と実家の母に「いってきまーす」と挨拶し(笑)
手術室に運ばれて行ったら、ドクターが20人近く私を囲んでいる・・・。
今だから言うけど、あたしね、怖くて身体の振るえが止まらなかったんだよ(笑)

産科婦人科総動員での手術だった。そのくらい、大学病院にとって珍しいケース、研究材料になるケースだったのである(笑)


担当医の話を聞きながら、私は思った。
神様が、何かしてる・・・。


手術は8時間半かかった。
真は無事生まれたのだが、看護婦さんやお医者さんの手が足りなかったのだろう。生まれたという知らせが、病室で待っていた夫と母になかなか伝えられなかったらしい(笑)
母は心配のあまり、ナースセンターに聞きに言ったそうだ。
そしたら、看護婦さんが謝りながら、生まれた真を抱っこして連れてきてくれたと、後で聞いた(笑)

真が無事生まれたのは、わかった。よーこはどうなったのだ、もう8時間も経っているのに、まだ戻って来ない・・・。
母は、あたしが死んだと覚悟を決めていたらしい(笑)

あちこちに管をさされて戻ってきた私を見た母は、ただ事でないことを悟ったと、あとで話していた。
夫は、私が癌だということを検査した当日に担当医から聞かせられていたそうだが、子供を無事生み出すという使命をまっとう出来るよう、あたしに隠し通すことを決めたらしい。そこで、自分ひとりで抱えることにしたらしいのだ。実家の母にも誰にもあたしが癌だということは伝えなかったと、夫が後で聞かせてくれた。
これにはもう一つ理由があった。

姑の看病をし、卵巣癌の治療をこの目で見て母を失ってしまった、そのすぐ一年後に私の発病である。
自分が義母と同じ卵巣癌だということを知ったら、よーこは、子供を産む気力も生きる気力も失うだろうと、夫は判断したらしい。

麻酔から醒めて、あちこちに管がささっていて、お腹が痛くて、何がなんだかわからなくて、声もでなくて、目から涙だけ出た。婦長さんが、気を利かせて、すぐに真を連れてきてくれた。抱っこできなかったけど、真を見て、ホッとしたことを覚えている。

翌日、手術を担当したドクターが病室に両手を広げながら入ってきた。「まりーちぁ~んっ(実際はあたしの苗字をちゃん付けで呼んだのだが 笑)手術は大成功だったよぉぉ~!!長時間の手術、よく頑張りましたー!えーっと、ここと、っここと、あっことここと・・・取りましたぁ~」と明るくドクターが言う(笑) きっと凄いことを聞かされているのだろうが、あたしは不思議と、「おっしゃー!!治ったなっ!!」と思った(笑)

この回想は、今日の日記だけで書ききれるわけないのだと、今思った(笑)

真くんの14歳の誕生日を記念して、回想日記をしばらく書く事にしようっ♪
これは、神様からよくしていただいた、恵みを数える作業なので、自分にとってとても大切な事なのだっ!!
まさしく、詩篇103篇なのらっ♪






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Last updated  2005.06.27 11:38:35
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すてき@ えへ ひさしぶりー  『どうするか・・・ではなく、いかに神を深く…
まりまむ1108 @ たか~~♪ (¨)(..)(¨)(..)ウンウン ほんと、そうだd…
たか@ そだね 全ては神さまの御手の中。そだね。 余…
まりまむ1108 @ たかっ♪ (¨)(..)(¨)(..)ウンウン あたしも、徹底…
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