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今やっているシステムトレード、というゲームは、株の長期投資とは、まったく別のゲームだと思っています。(株式を売買し儲けるためにやる、という点は同じですが・・)やってることが違う、というのみならず、「勝つ」ために何をしたらいいか?という視点が違うのです。システムトレード草分けの土屋賢三氏のブログに書いてありましたが彼は東大卒なのですが、"東大に合格する"という目標のゲームを行なうときに、普通とはまったく別の視点でゲームに臨んだ・・というようなことを書いておられます。つまり、"普通のお勉強はしない"で、東大の過去の問題を解析し、どういう傾向があるのか?どのような回答を書けば○をもらえるのか?に特化したやり方をした、、というような話しでした。(要は、目的は「東大に合格すること」であり、「勉強が出来るようになる」ことではない、ことにいち早く気づいた、、ということ。普通の人は大きくこの点が間違っている)僕自身も、似たような体験をしています。小さいとき、正月などに親戚が集まると、トランプゲームが始まるのですが、各プレイヤー、4枚のカードを持ち、輪になって座り、「いっせーの」で、自分の要らない一枚を右隣の人に渡します。左隣の人が彼(彼女)が要らないカードを渡してくるので、都合4枚常に手元にある状態になる。そして、手元の4枚のカードがそろったら、輪の中においてある小石(人数-1個から一つ)を取ります。誰かが取ったら、他の人もとってよい状態になり、小石は人数-1しか個数がないので、一人が取ることが出来ず"負け"になります。このゲームでは、普通の人は、自分の手札を4枚そろえることにまず集中します。それが、普通です。"4枚そろえる"ゲームだから。でも、僕は、自分の手札なんか一切見ずに、ただただランダムに隣の人にカードを渡し、小石だけを監視していました。誰かが取ったら、即座に次の石を取る、、という作戦で臨んでいました。あるときだれかが僕の視線に気づき「○○ちゃんはずるい」と僕のことをいいましたが、ルールどおりやっているわけですから、もちろん問題はありません。(笑)このゲームでは、「小石を何とかして取る」というのが目的なのであって、「カードを4枚そろえる」は一つの手段に過ぎない。。ということに気づくかどうか?ということだったわけです。システムトレードで相場に勝つ方法や発想も、感覚的にはこれに近いものがあります。普通の人が考える、株式投資とは、全然別のゲームなのだと思います。
April 25, 2009
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一回一回の売買が成功するか失敗するかはさして重要なことではなく何回も取引してみて、トータルで見て、その売買法が利益が出るのか出ないのか?が問題だと思います。(アンカリング※によって人間心理としてはどうしても、最近のたった1回を重要視してしまうのが人間なのですが。だから普通の人間は普通そういう心理になりますが) ※アンカリング:直近のつい最近起こった事象を、 最も重要に感じてしまうこと。心理学用語(だと思う)どんな投資手法も、百発百中ということはなく、勝ったり負けたりを繰り返しながら、それがせいぜい百発八十中とか七十中だったり、するなかで、通算してトータルで勝っている・・というようなことで十分なんだろうと思います。こういうのは麻雀やその他のカードゲームでのギャンブルをやっている人にはとてもよく理解できることでしょうが、なぜか株式投資になると、こんなこと(勝ったり負けたりで、毎回毎回100%勝つことはできない)が理解できていない(頭では出来ていても、心底はできていない)人が多いように思います。自分が買った株は絶対に上がるとか、金は何ドルまで行く、とか言い切ってしまう、、というような行為は、「確率」という考え方がなく、危険だと思います。また、直近の買った株が上がった下がったでいちいち一喜一憂するのもどうか、と最近は思います。それはたった一度のマグレかもしれないのです。自分のやっている"投資法"というものが、きちんと明文化して定義できて※、なおかつそれを遂行することができ、その結果、大体勝率がこれくらい・・みたいな感じでないと、結局マグレあたりと、ハズレの連続で、儲けきることはできないと思います。 ※いろんなタイプがあると思います。 PBR1倍割れた銘柄しか買わない、とか、 26週線と13週線がゴールデンクロスしたら 買うんだとか。
April 18, 2009
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市場に接していると、日経新聞やら、証券会社のレポート、有料投資情報、他の投資家からのお話、講演会での話し、有名投資家の記事、ブログでの他の人のお話、、などなど次から次へとニュースや憶測、などが流れてきます。気が付くといつの間にかどっぷり漬かっていることになるのですが、あんまりいいことじゃないなあ・・と考えています。(それでもこの種の話しは、追いかけてくるのですが、、)林輝太郎先生の本を読むと良く出てくるくだりなのですが、ニュースや情報というのは、下流に行けばいくほど加工されて、手間賃の分だけ高価になるが、価値はドンドン低くなる、、というのがあります。別の書きかたもされておられますが、初期情報の発生から末端に行くほど、それが実現する確率は下がる、、とも書いておられます。つまり例えば、(1)ある医薬品会社が有効そうな抗癌性物質を見つけた↓(2)この抗癌性物質はこれこれの癌に効く↓(3)これこれくらいのマーケット規模になる↓(4)この医薬品会社の毎年の利益はこれくらい伸びる↓(5)この医薬品会社の株価は、これくらい伸びるというようなステップを踏むが、(1)が実現したときの(2)の実現確率は例えば50%(実際に効くかどうかや発売できるかを考えれば(2)が実現する確率は50%もない)、(2)→(3)は50%・・とすれば、(1)が現実だったとしても、(5)が実現する確率は高々1%程度しかない。というようなことを書いておられたと思います。なるほど・・と思うわけなんですね。こう考えていくと我々にとって、源流に近く、リアルな情報というのは、毎日取引されている株価、そしてせいぜい、実際に発表された決算情報、くらいしかないのではないかと思います。これらのリアルな情報をもとに立脚した投資戦略でなければ、勝てないのではないでしょうか?憶測や、ニュースを聞いて投資する、という投資方法からは脱却しなければ、いつまでたっても市場やニュースに翻弄されるだけではないだろうか?と思います。また、ニュースやいろんな情報から、将来を予想しようといくらがんばったところで、努力が報われる確率は上記のようにとても低いかもしれません。同じ手間ヒマをかけてやるのだから、努力の方向性を間違わないようにしたいと、最近は思っています。同じことを、林先生によると、評論家になりたいのか、実践家になりたいのか?ということになるのだろうと思います。
April 11, 2009
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安易な検証で、システムトレードはすべきでない。と思っている。システムトレードにおいて、「システムの出すサインに従い続ける」ことは肝要であるが、(それがたとえ、ドローダウン期間中であっても)そのことは裏返せば、全ては、そのシステムが統計的優位性(エッジ)を持つかどうか?それはどれくらい確からしいのか?ということにかかっている。例えば、勝率40%、期待値-1%のシステムに従い続けたらどうなるか?1回あたり1%ずつ負けていくのだから、100回トレードしたところで、(平均的な結果としては)破産する。「勝率40%」なら分かりやすいが、1回あたりの勝ちトレードの平均利益と、負けトレードの平均損失のバランスによっては、「勝率60%」や「勝率70%」であっても、期待値が-1%のトレードシステム、というのはいくらでもあり得る。(それらも、続けていると、もちろん破産する。)よく検証していなければ、勝率は高いのだから、日々の取引では勝ちのほうが負けよりも多いのだから、「システムは正しい」と信じ続けることになる。そして、そのシステムにしたがってトレードしてたら、気がついたら丸裸・・ということに成りかねない、ということになる。(あるいは勝率90%のシステムでも、たった一回の負けで破産するようなものもあると思う。)システムの検証期間が、十分に取られているか?ということは大切である。短い検証期間しかないシステムでは、通用しない。カーティスフェイスが書いているように、ITバブルのころ多くのデイトレーダーが誕生したが、当時と同じ投資方法を続けて、今や退場の憂き目を見ている人のなんとおおいことか、あるいは、日本株式市場では2003年~2005年の上昇相場を資産を何倍にも増やしたトレーダーの多くが同じ方法で2006~2008の下落相場で資産を失った人がいかに多いことか。つまり、統計的優位性を計る上では、統計を取った"標本集団"が母集団に対して、どのような特徴があるのか?を考慮しなければならない。。大統領選挙の結果を、投票主権者の1%の標本で、予想しようとしたとき、標本集団が、民主党支持者のうちから1%抜いてきても、その統計には意味はないのである。(共和党支持者のサンプルがごっそり抜けている)相場における過去の検証についても同じことが言える。システムトレードにおいて"検証"とは、将来を含めた全期間の母集団のうちから、"過去"という我々にとっては既知のサンプルより将来起こることも同様の確からしさで生起しうるかどうか?を計るものであるから、標本集団が、上昇相場だけ、とか下降相場だけ、とかの小さなサンプルで検証を行うと、将来は全く通用しないシステムが出来上がってしまうのである。(それらは、おそらく上昇相場や下降相場でしか通用しない「売買ルール」であるが、投資家が今直面している相場が上昇相場であるか、下降相場の真っ只中にいるのかは、将来になって過去を振り返って見なければ、今の時点ではわからないので、そういうシステムは、意味がない。)ゆめゆめ、中途半端な検証で「システムトレード」らしきものを実行し、大事なお金を失わないようにしたい。(そのシステムが、統計的におかしなものであって機能しない、のかたまたまその時期、ドローダウンが起こっているだけなのか?というのは、通常、トレード期間中は、将来が予測できないのと同様に、判断はできない。したがって、中途半端なシステムであっても従い続けるよりなく、結果、大きな資産を失うことにつながりかねない)なんとなく今回は、「だ・である」調にしてみました。(笑)
April 4, 2009
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