なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

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2023.10.12
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カテゴリ: その他



(※画像はいずれも阪急電鉄のニュースリリースより一般に向けて公開しているものを引用。)



2代目2300系の外観は、1000系や1300系よりも曲面を使った前面デザインになっていますが、マルーンの車体色や3扉の外観、おでこのヘッドライトなど基本的な車両スタイルについては、現代風にアレンジはしているものの、初代2000系からのデザインコンセプトを踏襲したものになっています。60年以上前に確立したデザインがそれだけ完成度の高かったものであることを裏付けます。



一般車は3扉セミクロスシートになっていて、これは9300系の後継車であることを明確にしたものです。座席の座り心地は改良されて出ることになりますが、940mmのシートピッチや座席数、座席配置については9300系とほぼ同じ内容です。製造は9300系や1300系と同じく日立が担当します。

本題はここから。座席指定車については、4号車に40席設けられることが明らかになっていますが、それ以上の情報については現段階では不明となっています。これを基にどういった座席レイアウトが組み立てられるか、いくつか予想をしてみました。

【予想1:京阪のプレミアムカーのものに準拠】
阪急の座席指定車は、京阪のプレミアムカーの成功に触発されて設定されることは明らかです。予想の1つとしては、京阪のレイアウトを基にしたものです。こうなると1×2座席が12列、2列座席2列の計40席となり、扉数も1つとなりますので、プレミアムカーと全く同じになります。シートピッチは1040~1050mm程度、リクライニングシートも設けるとそれなりのグレードになってきます。

【予想2:3扉で扉間に大型シートを装備】
これは十三に設置されているホームドアに対応するように3扉で作られる場合を想定したものです。この場合、2d3d3d2の座席配置で10列分、40席を設けることが可能になりますが、車椅子スペースは敢えて考慮していません(車椅子スペースは一般車の7両の方で補完)。この場合ですと、メリットとして京阪のプレミアムカーや新快速のAシートよりも広いシートピッチが採れ、大型の座席を入れることが可能になります。そうなると、近鉄のひのとりや東武のスペーシアX以上のシェル型シートの導入も不可能ではなくなります。ただ問題は3扉にすると、アテンダントさんの目を盗んで不正乗車されるリスクが伴うことです。そうなると、扉数は1扉限定になる可能性はありそうですね。

【予想3:1扉でプレミアムカーと異なるシート配置】


【予想4:3扉で一般車と同じシートを使用】
これはないでしょう。シートピッチが広くても一般車と同じ座席を使ってお金を取るのは関西ではタブーです。ぼったくりのレッテルを張られるのが明らかですし、絶対にお客さんは乗りません。

【トイレ】
京阪と同じように設けられない公算が強いです。京阪と同様、梅田から河原町までは40分強で行けるのと、正雀にし尿処理の設備を新規に作る必要があることから、設備面のコストを考えると、これはなさそうです。

【値段】
座席指定料金は京阪のものを基に考えると、400円から500円になるかと思われます。京阪間を通しで乗る場合は500円、茨木市、高槻市、長岡天神までなら400円が妥当な価格帯と思われます。

【運用】
対象は梅田~河原町間の特急、通勤特急、準特急と「特急」と名のつく列車になります。ただ、早朝と深夜帯はアテンダントの勤務シフトから外れるので、一部の準特急については、閉鎖の措置が採られるようです。

【座席指定車の名称】
その後、11月21日に座席指定車の名称が正式に決定しました。名称は「PRiVACE」(プライベース)で、PrivateとPlaceの造語から来ています。個人の時間をより確保する意味合いの強い名称となりました。PRiVACEは新造の2300系の他、9300系にも一部が連結される見込みです。



【正式に発表されたレイアウト】


PRiVACEは予想の通り京阪のプレミアムカーと同じく1扉のレイアウトになりました。ただ、扉は中間に1つ設けられる形で、客室はJR九州のハイパーサルーンこと783系と類似した2室構造になる模様です。行先表示器は扉すぐ近くに設けられるようですが、AGCの「infovarre」が有力でしょう。





【その他のサービス】
1、専属のアテンダントさんが乗務することが予定されています。既に阪急トラベルサポートから求人が募集されているので、これは確定とみてよいでしょう。
2、空気清浄機は京阪はパナソニック製のものを使っていますが、阪急は沿線近くにダイキン工業の摂津工場(最寄は相川)があるので、ダイキンのストリーマを入れるという選択肢はあるかもしれません。
3、無料のwifi、コンセント、大型テーブルなど、JRのグリーン車に匹敵する設備が入ると思われます。勿論、リクライニングシートもです。リクライニング角度は、シートピッチにもよりますが、京阪のものよりも深く倒れるものを敢えて入れる可能性はありそうです。ピッチは阪急の車両限界を考えると、1050mm前後かなと。



上記3の予想については、車内のイラストがおおよそではありますが出てきましたので、こちらを見ながら当てはめていきます。



Wifiやコンセント、リクライニングシートについては搭載がほぼ確実とみてよいでしょう。テーブルは背面タイプの大型のものが装備されるかは不明ですが、細部をよく見てみると、肘掛収納タイプがどうやら導入されるようです。この他、読書灯やドリンクホルダーについても、京阪のプレミアムカーをヒントにカスタマイズされるような感じです。

4、車内販売については現段階では分からないですね。京阪と同じように、車内限定グッズが売り出されるならば、インバウンドへのインパクトはそれなりにありそうです。ただ、宝塚のグッズに関しては、いじめ問題がクローズアップされていることから、好ましくはなさそうですね。

阪急はそもそもが低廉な料金で高品質の座席に座れるため、座席指定車が出てくるというのはファンにとっても衝撃の出来事なんですよね。今後、追加の情報が出てきますので、この記事については更新をその都度やっていく予定にしています。

京都線のPRiVACE、徐々に全貌が明らかになってきました。これですと、京阪のプレミアムカーや新快速のAシートとの乗り比べという形で来年の夏は楽しめそうです。

※11月22日にアップデートを行いました(3回目)。





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最終更新日  2023.11.22 21:18:04
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Re:考察・阪急2300系の座席指定車について(10/12)  
jiyma21  さん
こんばんは。
阪急ファンとしては、期待が高まる話題ですね。登場したら是非、乗りに行きたいものです。 (2023.11.22 22:14:01)

Re[1]:考察・阪急2300系の座席指定車について(10/12)  
jiyma21さんへ
京阪間の移動の選択肢がより多岐になり、面白くなりそうです。京阪のプレミアムカーと比してどちらが豪華か、乗り比べてみようと思います。 (2023.11.23 21:59:14)

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