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最近…いや、毎日ではないんですけどね。実は食事の話なんですけど… 朝ごはんは、ま、毎日てきとうに…前日の夕飯の残り物を食べてるんだけど…問題は昼飯と夕飯なんですよ。お昼は食堂や喫茶店…つまり外食なんですけど…最近、昼飯と夕飯がカブッちゃうことが多いんです。昼飯にカレーライスを食べた日の夕飯がカレーライスだったり、昼にカツ丼だった日に、丼ものじゃないけど豚カツだったり…先週は4日もカブッちゃった。「1週間7日のうちの4日…半分だからあり得るでしょ?」と、おっしゃるアナタ…土日は休みだから、かみさんが作ってるんでカブることはないんです。だから、かぶらなかったのは、たったの1日だけなんですよ。以心伝心っていうのかな?
2014.02.28
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ちょっと体調が悪くって、病院に行ってきました。 待合室で待っていると・・・・そこへひとりの・・・私と同い年ぐらいの女性が・・・ あ、知り合いっていうほどの仲じゃないんですけど・・・・小学校の時の同級生で・・・・たしかお父さんは転勤族だったから、4年生か5年生の時に転校していった子・・・・・ 大きな会社の方でしたから、もう二度と会うことのないはずの女性でした。 たしか、転校先は東京の小学校でしたしね。 あ、確認したわけではないんですが・・・・幼いころの面影が残っていたんです。 そこで声を掛けてみました。 「あの・・・・間違えてたらごめんなさい。・・・・もしかしたら、数十年前・・・・この街の第二田名部小学校にいらしたことはありませんか?」 この質問も変な質問ですね。 だって今この病院の待合室にいる人の・・・・少なくとも40パーセントは「第二田名部小学校」を卒業・・・もしくは在籍したことがあるはずですよね。 小さな田舎町ですもの。 その女性も・・・変なおじさんがナンパしてきたと思われたのか・・・・不審者を見るような目つきで・・・・ その女性の名前を思い出せればよかったんですけど・・・・・それが思い出せない。 でも・・・・しばらく顔を見ていて・・・・その女性・・・突然思い出したらしく、ちゃんと返事をしてくれました。 「もしかしたら・・・ナイトさん?」 「あ、そうです・・・ナイトです。・・・やっぱりそうだったか。」 ちょっとほっとしました。 「なんでこの街にいるんですか?・・・・もともと東京生まれでしょうし、お父さんが東京に戻られてからこちらに来ることもないでしょうに?」 「それがね・・・うちの娘なんですけど・・・・こちら出身の方と縁があって、今度結婚することになったんです。」 偶然ですよね。 むかし、母親が転勤族の子供として数年間過ごしたこのむつ市に、お嬢さんが嫁がれるだなんて・・・・ そこで・・・私、診察室に呼ばれたんでお話しはそれっきりになったんですけど・・・・ なんで病院に来てたんですかね? その時、仲の良かった同級生でも入院してたかな? あ、名前聞くのを忘れちゃった。
2014.02.27
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忙しいったらありゃしない。 来月のスケジュールを確認したら、月の半分は地元にいられないんです。 三月で、年度末・・・決算もしなくちゃならないのに、こんなことで私の体は持つのでしょうか? わが企業グループの幹部は、「社長、仕事を選ばないと・・・病院もスケジュールに入れときましょう。」 って、かってに私のスケジュール帳に書き込む始末。 自由な時間も入れといてくれ。
2014.02.25
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3月を間近にひかえ・・・・この時期になると思いだすことがある。 青森の3月は・・・・まだ雪が降る。 しかも・・・・最後の雪ということで、大雪になることが多い。 この雪が来なければ、これがまた農家にとって大変なことになる。 この雪が・・・・秋の実りに繋がるのだ。 だから3月・・・・私たち除雪を担当する者にとっては、けっこう緊張するのであるが・・・・ 卒業式・・・・最近ではないようだが、お母さんたちは着物で卒業式に出る人もいて・・・・ その時の履物が問題になる。 3月の大雪は・・・・草履はもちろん、雪用の下駄も履けない。 雪の量が多いのである。 以前、PTA会長をやっていた時・・・・「ナイト会長さん、この大雪で普通なら学校も休みですよね?卒業式を延期とかにすることはできませんか?」 そんな電話が入った時もあった。 PTA会長にそんな権限はない。 卒業式は学校の行事であり・・・・一度決めれば、教育委員会の許可も取ってあるので、よほどのことがない限り、日にちが変わることはない。 一生に一度の卒業式なんだから・・・・穏やかな天候の時に卒業させてあげたいのだが、これはこれで思い出には残るのか。 しかし・・・・3月の卒業式ならまだいい。 一度・・・・15年くらい前だったであろうか? 4月・・・・入学式に大雪になったことがある。 50センチくらいの大雪だ。 たいしたことはない・・・・と思われるかもしれないが、役所と除雪業者との契約は3月いっぱいである。 除雪の機械は、メンテナンスに入ったり・・・・我社の場合は、「恐山の春除雪」に入るのである。 恐山は冬期間・・・・11月の初旬から4月下旬いっぱいまで閉鎖される。 4月、入学式シーズンになって、恐山に除雪の機械を集結させることになるのだが・・・・・ その時、入学式と恐山の除雪のスタートが重なった。 つまり・・・・町の中には我が社の除雪の機械がいないのだ。 恐山街道の途中までは、一般住宅もあり・・・・除雪はしてあるのだが・・・・封鎖されている恐山のゲートのところからは3m以上の雪が積もっている。 手を伸ばせば電線に届くのだ。 そこを除雪するのだから我が社の機械は全部そこに置かなければ、恐山の開通式に間に合わないのだが・・・・・ その時ばかりは、「入学式よりも生活道路の確保」が最優先された。 しかし、役所でいくら言っても、機械は山の中にあり、・・・・つまり生活道路を確保したくても、そこまで歩く以外に、除雪機械を取りに行くことが出来ないのだ。 あの時は参った。 入学式がどうなったのか思い出せないが、私は恐山の中腹まで・・・・6時間掛って除雪機械を取りに行った。 もちろんそれまで生活道路は全く使えない。 今でこそ、若い者たちに作業はやらせているが・・・・・あの時は「新田次郎」の小説、「八甲田、死の彷徨」を思い出してしまった。 あ、高倉健主演の「八甲田山」という映画の原作である。 翌日の新聞記事がちらついた。 「除雪業者・・・機械を取りに行って遭難」 生きてて良かった。
2014.02.25
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うちの親父が・・・・叙位叙勲の栄に・・・・・ 「正六位」に任じられるらしい。 土曜日の新聞に書いてあった。 たしかお稲荷様で・・・・「正一位」だから・・・・・ いやいや・・・神様と比べちゃいけないな。
2014.02.24
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ソチ冬期オリンピックも終わりましたね。けっこう毎日、深夜にも係わらずテレビを見ちゃいました。もちろん日本の選手を応援したんだけど、こんなものなんでしょうね。でも、夏のオリンピックだったけど、以前は日本国としてロシアのオリンピックに不参加だったことを考えれば、参加できただけで良かったような…いちばん感動したのは、ノルディックスキーの競技で、ロシア選手の壊れたスキーを取り替えてくれたカナダのコーチの姿でした。今、閉会式が始まりました。最後のソチ冬期オリンピックを楽しみます。
2014.02.24
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ネットの私のスケジュール帳は、関連会社それぞれの総務担当者が書き込めるようになっています。 同じ時間帯にスケジュールが重なると、先に予定を入れたもの勝ちになるんですけど、どうしても譲って欲しい時は、お互いに電話で相談します。 それでも決まらない時は、私に電話が入ることになりますが、今のところうまく回っています。 ところが、昨晩のこと・・・ スケジュールを確認したところ、変な予定が入ってました。 某スナックでの会合が入っていたのです。 「おかしいな?・・・何の会合?・・・誰との会合だろう?」 詳細を開いて見ましたが、中には何も書いてなかったんです。 だからそれぞれの担当者に電話したんです。 でも誰も入力した者はいない。 そこでスナックに電話したんです。 「もしもし?・・・ナイトだけど、明日お宅のお店で会合っていうメモがあるんだけど、何の会合だっけ?」 すると、ママさんから・・・・ 「知らないわよ・・・ナイトちゃんがかってに明日来るって言って手帳に書いただけでしょ?」 どうやら、自分でメモしてそのメモを・・・自分でパソコンから打ち込んだようです。 酔っ払いって嫌だね。
2014.02.22
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中学を卒業して、高校への進学は「越境入学」になった。青森県では「学区」というものがあり、普通…下北半島に生まれた者は、下北半島にある高校に入学する。私立高に進学する場合は、自由なのだが、公立高校に進学するなら隣の「学区」にだけ進学することが出来た。下北半島に住む中学生に許されたのは、「青森市学区」だけだったので、私は迷わず「県立A高校」を選んだ。青森県内随一の進学校だったからだが、この時から…15歳の春から…私は独り暮らしを始めることになったのだ。花園町にあった下宿屋で、朝食と夕食の時間さえ守れば、あとは個人の自由だった。この下宿屋からは、高校まで歩いて25分…もっと学校に近い下宿屋もあったのだが、両親は「悪い仲間の溜まり場」になることを怖れて、少し離れた下宿屋に決まった。通学路は「桜川団地」という新興住宅街を通るのだが、地名に併せたのか…桜の樹がかなり植樹されていて、入学するとすぐに、満開の桜の中を通学することになったのだ。青森の桜満開の時期は、毎年ゴールデン・ウィークの頃…入学したての高校生に、明るい未来が見えてくる。つづく
2014.02.22
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東京で、同業者の人と飲みに出掛けました。 タクシーの中での会話・・・・・ 「運転手さん、土曜日の東京の大雪の日・・・大変だったろうね?」 「そうなんですよ・・・・出番だったんで出たんですけどね・・・・もう走れやしない。」 「仕事に出たの?」 「出ましたけどね・・・・隠れてましたよ。」 「隠れてた?」 「数年前の話しなんですけど・・・仲間が雪の日に出たんですよ。・・・そしたら6万円ほど稼いだって・・・」 「6万円ってすごいねえ・・・・」 「でも帰りにぶつけちゃって・・・修理に15万円掛ったほか・・・修理が終わるまで休業ですからね・・・・大損害だったって言ってましたよ。」 次にスナックのお姉ちゃんの話し・・・・・ 「大雪の日はどうしてたの?」 「お店になんかこれやしない・・・・ママに電話したら、お休みにするって・・・・」 「そうだろうね・・・・お客さんも来ないだろうし・・・・」 「そうなんですけどね・・・・今日も深夜から降りそうだっていう天気予報で・・・・・だからお休みかなって思ったら、今日はママがお店を開くって・・・・出てきましたよ。」 「もし雪が降ったらどうするの?」 「ホテルかどっかに泊まりますよ。」 「あ、おじさんのホテル・・・・ツインのシングルユース・・・・ベッドは一つ空いてるけど・・・・」 「初対面ですよ?・・・」 「おじさんは気にしない。」 「アタシは・・・おじさんは無理ーッ!」 そう言われると思ってた。 帰りのタクシーで・・・・ 「お客さんは東北ですか?」 (なんで判ったんだろう…) 「わかる?」 「ええ・・・靴が北国仕様ですから・・・・」 「東京の大雪で・・・・運転手さんも大変だったんでしょ?・・・さっきの運転手さんも、大雪でも出番だったから・・・・6万円稼いだけど・・・ぶつけて15万円かかったって・・・・修理に・・・・」 「みんなそうですよ。・・・・出た人かなりぶつけたみたいで・・・・・」 「修理は会社持ちじゃないの?」 「まともに車両保険なんか入ってませんからね。・・・うちは運転手の責任なんです。」 「そりゃ大変だ。」 「でもアタシは休んじゃったんですよ。・・・鹿児島生まれで大雪には慣れてなくてね。」 「休んで正解だったね。」 「でも雪掻きしないと・・・だからお店に出掛けてスコップを買いに行ったんだけど・・・もう売り切れてました。」 「どうしたの?」 「しょうがなくて、チリトリで・・・腰をかがめて・・・・」 「あらら・・・大変だったね?」 「そうでしょ?・・・次の日マッサージに行きましたよ。」 「そりゃお気の毒に・・・・・」 でも、青森に住む私たちは・・・雪かきも毎日ですから・・・・残念!! (ちょっと古かったね)
2014.02.20
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東京から、ただいま帰りました。特に、これといったこともなく、メーカーの今年の経営方針を、学んできました。リフォーム用の商品を中心に動くようですよ。あ、水回りの商品…システムバスとかシステムキッチンのメーカーですけど…ま、うちも今年はリフォームを頑張りたいと思います。さて、けっきょく昨晩は3人で飲みに出掛けたんですが、カラオケで盛り上がりました。「ナイトさんは、合唱部だって言ってたよね?」その人たちとは、初めて一緒に飲みに出掛けたんで、何でそんなことを知ってるのか?あとで聞いたら、わが社に来ている、そのメーカーの営業マンが、私が合唱部だったことを話したらしい。「合唱部って、クラシックが中心だから、普通のカラオケは下手なんですよ。」と、一応は謙遜して…五木ひろしさんの「夜明けのブルース」を歌いました。一昨年の歌だけど、キーがちょうど良い。ま、そこから続けて4曲…「それでクラシックも歌えるの?」って言われたから、その次はアカペラで… ロシア民謡の「黒い瞳」…昔、フリオ・イグレシアスが歌っていた「黒い瞳のナタリー」の原曲を歌いましたよ。あ、日本語でね。久しぶりに楽しかったな。
2014.02.19
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明日、東京に行くのだけれど…天気予報ではまた雪が降りそうだね。靴はどうしよう?ちょっと悩むところです。青森では「防寒靴」を履くんだけど、田舎者だってすぐばれちゃうな。ま、「正真正銘の田舎者」なんだから良いか!「(3)予行演習」東京での仕事を済ませ、私は約束の30分前に例のスナックに着いた。マスターも早めに店を開けてくれたようだ。「すみません…俺のために…」「あんたの為じゃねえよ…いつもの開店時間に開けただけだ。」「会うって決めたものの…さっきまで悩んでました。」「悩む?…俺はアンタが会いたいっていうから段取りしただけだ。…もし会いたくないなら、彼女に電話してやるよ。…携帯だからすぐそこまで来てるかも知れないけど…」「いや、大丈夫…会います。」そのためにここに来たんだ。そもそも、マスターが「彼女は中学生ぐらいの子供と一緒だった」と言ったとき…自分の子供ではないと思いながらも、もしかしたら…という思いもあった。「彼女が来たら、なんて呼べばいいんでしょうね?」「昔は名前で呼んでたよね?」「でも今さら呼び捨てには…」「さん付けで良いんじゃないの?」「でも他人行儀すぎないかな?」「今は他人なんだからな。…きみとかあなたとかで良いんだと思うよ。」そこへドアの開く音がした。ひとりの女性が立っている。私の顔をじっと見ているその顔は…かなりやつれた様子だ。「あ、アア…しばらく」「お久しぶりです。」彼女はカウンターの、私のとなりの席に座った。「元気だった?」「うん…」何を話せばいいんだろう…昔ばなしをしてもシラケるような気がした。だから…聞いてはいけないことを聞いてしまった。「お子さんは?」「中学生と小学生が…」中学生なら私の子供と言われてもしょうがないが、小学生…それは私とは関係ないはず…少しホッとしたようなガッカリしたような…そこへ一本の電話が入った。マスターが出る。「えっ…そうなんだ…うん、うん…伝えておくよ。」受話器を置くと…マスターはおもむろに私に言った。「彼女…子供が部活で怪我したから来れないって…」え?ええっ?「おい、おまえいつまで座ってるんだよ?早くお通しつくっちまえよ。」私の隣の女性は…「は~い」と返事をすると奥の調理場に向かった。「かみさんもナイトと話がしたいって、今晩来ちまってさ…」私はマスターの奥さんを彼女と間違えてしまった。我ながらひどい男だと思うよ。愛した女性を…10年以上経つとはいえ間違えるなんて…「今度、また東京に来るときにまた電話してやるよ。」マスターにそう言われたが…もしかしたら彼女は会いたくないのかもしれない。だから私は…何も言わずにその日は酔いつぶれるまで飲んだ。
2014.02.18
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昔の恋人…といっても13年前に別れた彼女だった。その後の彼女の生活がどんなだったか…人づてに結婚したということは聞いたが、他のことは全く知らない。幸せなら問題ないが、そうでなければ…別れた原因は私の問題だった。言っておくが、私が浮気したとか…そんなことはしない。学生時代…セミプロのバンド活動をしていた。卒業後も音楽活動を続けたいと考えていたのだが、将来の生活に不安を持っていたのも確かだ。両立することを考えてデパートに勤務したのだが、それは考えが甘い。企業は利益追及を一番に考える。両立しようと言う社員を許してはくれないのだ。特に私の配置されたセクションは、特売場のバイヤー…昼は売り場に立つのだが、夜になると海外の商社やメーカーからの電話の対応…それと商品買付のための海外出張があった。自然にバンド活動はおろそかになり、彼女と会う機会も減っていった。お互いの生活のずれや、バンド活動に対する夢も変わってきて…けっきょく会えば怒鳴りあいになって…二人は別れることになった。それなのに…私は一年もしないうちに、実家に帰ることになってしまった。どこかで自分の計画の歯車が狂っていったのだ。そして…私は父親の経営していた子会社の社長になり、東京に出張する機会が増えてきたのだが…あれから一ヶ月…また東京に出張することになり、私は例のスナックに電話したのだ。「あ、ナイトです。…」「東京に出てくるのかい?」「ええ…彼女に電話してくれますか?」「自分で電話しないのかい?」「自分で電話すると…何を話していいのか…マスター、掛けてくれませんか?」マスターはしばらく黙って考えているようだった。「わかった。…でいつどこで?」「来週の火曜日、午後8時にマスターのお店で…」「その日限定かい?」「今回はその日しか時間がとれないんですよ。」「相手は主婦だぜ?…遅くないか?」「ダメでしょうか?」「出来たらお昼はどうだい?ホテルのロビーかなんかでさ?」「じゃ、帰りの新幹線を遅らせますから…翌日…」しかしマスターが電話すると、最初の提案した通り…「火曜日の午後8時…マスターのお店で…」となったのである。
2014.02.16
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東京に行ったら「小説もどき」を…そのつもりだけど、急に思い付けるかな?だから予行演習をすることにしたんです。《予行演習》「こんちは…」彼女の姿が見えたとき、私はなんと声を掛ければよいのか悩んでいた。私がかつて彼女と付き合っていたとき、いつもこのスナックのカウンターで待ち合わせをしていた。数年前、この店の前を偶然通り掛かって、「同じ名前で同じ店構え…もしかしたら…」そう思って立ち寄ってみたら、だいぶ老けたマスターが、白いカッターシャツにいつも着ていたペーズリー柄のベストで現れたのだ。その日はそこで閉店まで…昔ばなしをして盛り上った。客層は当時のままで、ミュージシャン系の若者が多く、私のような初老のスーツ姿は浮いているように思えたが、昔のミュージシャンは今でもレジェンドとして知られているようで、そいつらと同時期に一緒にバンド活動をしていた私をも、彼等若者たちは抵抗無く受け入れてくれたのだ。ひとしきり若者たちと盛り上ったあと、マスターが小声で囁いた。「あの子と会ったよ…」マスターが私に言った「あの子」とはもちろん彼女のことだろう。私が黙っていると、「渋谷の駅で偶然会ってね…」マスターは話を続けた。「中学生ぐらいの子供と一緒だったんだけど…あの子って…」「俺には関係ないよ。」マスターの言いたいことは判るが、彼女は私と別れたあとすぐに結婚したはずだった。「そうかな?…お前にあんたに似ていたんだけどな?」「そりゃ、あの人の好きなタイプが同じだったんだろ。」「ま、そりゃどうでもいいけど…会ってみたいと思わないか?」「どこに住んでるのか知ってるの?」「ああ…そのあとひとりでここに一回だけ来てね。」「へえ…」私は気の無い素振りで返事をしたが、彼女がここに来たということは、もしかしたら私に会えるかと思って…「携帯の番号は聞いてるんだ。掛けてみるかい?」「いや…今回は時間がないんだ。」「でも会うつもりはあるんだね。」「今度、東京に出てきたとき…」会ってよりを戻したいんじゃない。昔のことを謝りたいだけだった。
2014.02.16
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若いときの思い出…中学を卒業し、ひとりで暮らしながら青春を謳歌した高校時代。大学時代は好きなように暮らしたっけ。大学を卒業し、最初勤めたのがデパートだったけど、ここはここで楽しい思い出がたくさんあった。あ、楽しいことばかりじゃなかったな…悲しいこと、苦しいことだってたくさんあった。それは…いつか「小説もどき」に書けるときが来るかも…若いときの話だけど、まだ引きずっていることもあるんですよ。東京へ出張のときは書けるかな?まだだな…
2014.02.15
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リクエストがあったので・・・・火曜日の東京出張は「小説もどき」風に書きます。 だから真実じゃないからね・・・・そこんところよく覚えててください。 私が学生時代・・・・東京から青森に帰る時は上野駅からだった。 もちろん新幹線なんかなくて、急行列車の自由席で帰ることが多かったなあ。 その当時のお話しなんだけど・・・・・年末の夜行列車に乗る人は・・・・ほとんど、故郷に帰省する人が多かった。 だから・・・一度だけ・・・高校の同級生とばったり会うことがあった。 ってお話しで良いかな?
2014.02.15
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昨日のブログに…「東京へ疲れを癒しに行ってきます。」って書いたら、皆さんは何か勘違いされたようで…そりゃ一軒や二軒は飲みに出掛けるかもしれませんが、皆さんが考えているような「銀座・赤坂・六本木」なんかには行きませんよ。ホテルの中のバーで、ひとりスコッチウイスキーを飲むか、昔馴染みの小さなスナックで、私よりかなり年上のママさんと昔話でもしながら飲むことになると思います。「ね、あの人はどうしてる?」「ああ…会社を定年退職してから見てないな。」「ほら、いつも綺麗な女の人と来てたあの人は?」「あいつは死んだってさ。彼女は別の男と結婚して…今じゃ孫の子守りをしてるって。…何年か前に顔を出して、そう言ってたもの。」そんな昔ばなしを聞いてきます。
2014.02.14
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出張が多すぎるから、どこでも使えるようにパソコンを換えました。 wi-Fiって言うんだっけ? だからこれからは出張先でもゆっくりブログが書けるよ。 でも出張先だと、先に飲みに行っちゃうかも・・・・ 今日は自宅で練習・・・だから短い文章でごめんね。
2014.02.13
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来週東京に出張です。 ある什器メーカーさんの「新春経営者懇談会」ってやつで、「新商品の紹介」が中心で・・・・そのメーカーさん・・・・私に「展示場を作りましょう。」と熱心に言うもんですから・・・・その辺のお話しを聞きに行きたいと思っています。 でも、展示場を作るといってもただじゃないですからね。 じっくり腰を据えて話してきます。 あとは・・・・のんびりホテルの部屋で・・・・疲れをいやしてきます。 え?東京のスナックでまた飲んでくるんでしょうって? まちょっとは飲みに出かけようかな? でもホント・・・しばらく作ってないから「駄洒落」の創作をしたいと思ってるんですよ。
2014.02.13
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3月のスケジュールを見ていると・・・・まだ半月分しか埋まってないが、前日東京で翌日が青森・・・そしてその翌日が仙台なんていう調子で・・・・こりゃ私ひとりの体じゃ持たない。 したがって、息子や他の幹部社員に出席してもらわなければならないことになる。 しかし彼等にもスケジュールがあるから大変だ。 工事部門の人だと、彼ひとりがいなくなれば十数人の現場作業員が仕事出来なくなる。 今、現場代理人がその現場にいなければ、作業出来ない形になっているのだ。 ほかの業種にも手を出そうとしているのだが、その開発チームのトップがいなくても困る。 やっぱり自分で行かなきゃんらないんだろうな。
2014.02.13
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私たち日本人は、「自分は無宗教」だとよく言います。 でも実際のところは・・・・「仏教」も「日本神道」も・・・ 人が亡くなれば、お寺でお葬式をしますし・・・・結婚式の多くは神社で行われます。 もちろん、仏教式の結婚式もあれば、日本神道式のお葬式もあるのですが・・・ これが外国人にはよくわからない。 日本人の宗教に対する考え方が・・・・そうさせるのではないかと思います。 奈良時代・・・・・天皇家は仏教を庇護しました。 日本神道の総本山・・・・天皇家がほかの宗教である仏教をですよ。 初めから、仏教と日本神道は共存していたのです。 そこで「神仏混淆」という考えが広まってきたのです。 お寺の一角に神社があったりすることはよく見かけられます。 明治維新になって、時の政府は「日本の宗教を日本神道だけにしよう」と画策しました。 もちろん天皇中心の国家を作ろうとしたからですが、6~7世紀から培われてきた日本人の宗教観は変わることがありませんでした。 当時は「お葬式は寺」・・・・「結婚式は神社」というような思いが全国民にあったことでしょう。 そして今や・・・・宗教観も多様化してきて・・・私の友人なんですけど・・・・結婚式をキリスト教の教会で挙げ・・・・子供が生まれると神社でお宮参り・・・そして亡くなるとお寺でお葬式・・・だったんです。 日本人はそれで良いんじゃないですか? 実は私・・・この神仏混淆で一度困ったことがあったんです。 実家の町内なんですけど・・・「摩利支天様」を祭ってるんですよ。 「摩利支天様」とは・・・・仏教を守る神様のおひとりですよね。 だから・・・・右手にお寺の和尚様がいらっしゃるのですが、左手には神社のお祭りを担当する町内の人がいるんですよ。 一度、親父の代わりにそのお祭りに出たことがあって・・・・その時は驚きました。 まずは祭壇の前に進むと、お線香をくべるところあります。 お寺でお焼香をするようにするのですが・・・・お焼香をした後・・・・町内の人たちは二礼二拍手一礼をするのです。 これは神社でのお参りの仕方ですよね・・・・・ だけどお焼香もするのです。 「仏教の守り神なのだから、お焼香をして手を合わせるだけで良いんじゃないの?」 町内の人にそう聞いたことがあります。 でも答えは・・・・「神様なのだから・・・・・」 これで良いんだというのです。 その後、私はそのお祭りに行ってませんが・・・・ どうなんでしょうね? ちなみに・・・インドのヒンドゥ教では・・・・・「お釈迦様」も120番目くらいの神様だと聞いたことがあります。
2014.02.11
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あるお店に行ったら・・・・突然、ある女性から声を掛けられた。 「あら?・・・ここのお店にお買い物に来ることあるんですか?」 人違いだと思ったのだが・・・・ あまりに親しそうに話しかけてくるので・・・・適当に返事を返した。 「いやあ・・・荷物が重くなりそうな買い物は来るんですよ。」 「そうなの?・・・ところで、お子さんはお元気?」 「元気ですよ。」 「確かお兄ちゃんはもうどこかに就職されてますよね?・・・・下は・・・いくつになったのかな?」 「ああ、兄貴の方はうちの会社にいますよ。・・・弟の方は高校1年生。」 「へえ・・・お兄ちゃん、お父さんのお手伝いか?」 私が経営者だということをご存知な様子。 「あの・・・〇▲◇くんは、高校生になっちゃったの?・・・へえ・・・」 次男の名前を知っていましたから、間違いなく知り合いなんでしょう。 そこへ・・・・今度は全く知らない女性が、その女性に声を掛けたんです。 「あら、あんたいつの間にそんなイケメンの人をナンパしたの?・・・・紹介してよ。」 けっして私はイケメンではありませんが、けっこう口の上手い人でした。 「この人・・・・アタシの恋人。」 おいおい、適当なことを言わないで・・・・・ 「今デートの約束をしてたの。」 そんな・・・・・ 適当なおばちゃんたち二人だったけど・・・・いったい誰なんだろう?
2014.02.10
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東京が大雪?交通麻痺?たかがあれくらいで…わたしゃ、昨日は朝から4回の雪かきでグロッキーですよ。だから夕食後、すぐに寝てしまいました。今…朝の4時半ですが、外では除雪車の走り回る音が…そろそろ起きて、除雪車が残していった大きな雪の塊を片付けなきゃ…今日も疲れるねえ…
2014.02.10
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いま、文庫本を一冊読み終えた。著者は「今野敏」さんで、「ST警視庁科学特捜班」という…シリーズものの第一作である。内容については…「警視庁科学特捜班」といいながら、刑事や警察官ではなく、「警視庁科学研究所」の一般職員の扱いだから逮捕権や捜査権はないのだが、それでいて天才的な能力で事件を解決していく…そんな話である。しかし、私が着目したのはそんなこっちゃない。この著者…漢字が意外と多いこと…で、特に気になった漢字は…「鳩尾」という言葉だ。もちろん「みぞおち」と読む。肋骨の下で心臓の辺り…体の真ん中っていうか、おへその上である。人間の急所のひとつだ。ボクシングを見ていると、タイミングよくパンチが入って倒されるところ…「鳩尾」である。しかし…なんで「鳩」の「尾」なんだろう?体の前の部分なのに「尾」?わからない…「鳩」の「尾」の形って…似てるのかなあ、「鳩尾」に…誰か教えて下さい。気になって眠れません。
2014.02.09
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実はタブレットを使うことにした。出張が多いことに加え、3社の管理…スケジュールの管理や出荷管理、資金管理その他…がどこにいても出来るように…そのソフトっていうか作り方を…3社のパソコンの得意な社員に話し合いをさせながら作らせている。どんなのが出来るか楽しみだ。使いにくかったら作り直し…良いものを何度でも作り直していこう。ただし、私は学生時代からタイプライターを使ってたから、キーボードが必要なんだ。じゃ、普通のノートパソコンでいいじゃないかって?そうなんだけど…
2014.02.09
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今、冬季オリンピックの開会式を見ています。入場行進を先にして、選手たちにも開会式のショーを見せようという…粋な計らいじゃないですか?選手が楽しめるオリンピックって、好成績が期待されますね。さて、それじゃナイトはロシアにオリンピックを見に行くのかというとさにあらず…3月に「静岡県」に行くことになりそうです。それも、ナイトの妹が嫁いでいる「三島市」に…むつ中央ロータリークラブの創立30周年の記念イベントにね。日本のロータリークラブにはね…「米山財団」という組織が作られていまして…海外からの留学生に、留学資金を差し上げようという…そんな組織なんですけど、その学生たちが日本の良さを世界に伝えてくれるなら嬉しいじゃないですか。そんな財団を作り上げたのが、「米山梅吉翁」でして、どうやら三島市に「米山梅吉記念館」っていうらしいのがあるということなんです。でも妹に電話で尋ねたら…「そんなの知らないな…三島には三島大社ぐらいしかないよ。」何て話してましたが…でも行くことには決定したようです。仲間と行ってきます。
2014.02.08
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全国的にも寒い日が続いていますが・・・・・ 今年の青森県下北半島は、ことのほか寒いんです。 年だからより寒く感じるんですかねえ・・・・・ いや・・・・実は洗濯機が凍ったんですよ。 驚きました。 今までこんなこと無かったんですけどね・・・・・・ うちは作業服が毎日洗濯ものに出ます。 だから毎日夜になってから洗濯するんですけど・・・・・一昨日の夜。 洗濯をしていたら・・・・洗濯機が「ピピピピピピピピ・・・」となって止まったんです。 エラー表示が出ていました。 そしたらね・・・・どうやら洗濯機の中に残っている水が凍ったらしいんです。 いつもなら日中、かみさんがいるんで家の中が寒いってことはないんですけどね・・・・ 一昨日のお昼はみんな仕事や学校に出てて・・・・かみさんも用事があって留守だったんですよ。 もちろん暖房も止めて・・・・・ だから洗濯機の水が凍ったんですけど・・・・今までだって留守にしたことは何度もあり・・・暖房を停めたことだって・・・・でも洗濯機の残り水が凍った事はなかったんです。 驚きましたよ。 ま・・・家に暖房が点いてしばらくすると動き出しましたけどね・・・・・ たしかに寒い夜でした。
2014.02.07
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青森の方言だっきゃ訛ってるはんで、東京の人さ難しべよん。青森の方言だけど訛ってるんで、東京の人には難しいでしょう。ま、文字で書いたら判ると思うんですけどね。青森の方言…特に弘前市や青森市で使われる「津軽弁」なんか文字にしても判らないと思いますよ。そこへ、俗に言う「ズーズー弁」…これが絡むと、我々「青森県民」でも判らなくなることがあります。ほら…「お寿司」を「おすす」と言うような…「す」と「し」の発音が同じようなんですよ。先日、独居老人が亡くなったんですけど…その時の私と友人の会話です。若干、皆さんにも分かりやすいように書きます。「あのじっちゃま…独りですんでたんだど…」「そりゃ知ってるよ…独り暮らしだってことはさ。」「んでなくて…し・んでたんだ。」「えっ?亡くなったの?」「んだ。ガスで…」「ガス自殺か…寂しかったんだろうな?」「んでねぇだ…ガス…食い物を食ってねえんだ。」「餓死…」悲しい話ですみません。でも、これは実話です。
2014.02.05
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私は、「むつ中央ロータリークラブ」の会員です。 それも「チャーターメンバー」です。 えっとね・・・・「チャーターメンバー」っていうのは、「創立当初からの会員」ってことなんですけどね。 その創立の時の会長から・・・まだ30代の私に命令が下りました。 「ナイト・・・お前は何のとりえもないけどな・・・・音楽だけは好きらしい。・・・したがって、我がクラブの歌を作れ。」 簡単に言いますけどね・・・・私には文章を作る能力がない。 それはみなさん・・・・私のブログを読んでくださってるから判りますよね。 「詩は書けません。」 すると会長は・・・・・「詩は、友人の元校長先生から書いてもらう。・・・お前はその詩にメロディをつけろ。」 ということになったんです。 で。出来上がってきた詩が・・・・・ホントにお堅い詩で・・・・こりゃ困った。 でも、出来ないとは言えないし・・・・・会員の平均年齢のことを考えて・・・・・なんとなくマーチ調のメロディ・・・・にしちゃったんですよ。 軍歌みたいな歌ができました。 この歌の伴奏は・・・・そうだブラスバンドだ・・・・ということで歌が出来上がったのは30年前・・・・・ 今でも毎週、例会の時にみんなで唄っています。 この歌聞いてみたい? もちろん30年前の若々しい私の歌声も入っています。 10枚ぐらいならコピーして差し上げても良いな。 どうすれば皆さんに送れるかな? 考えてみて?
2014.02.04
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なんとなくピアノを弾きたくなって、日曜日にピアノに向かいました。ピアノといっても本物じゃありません。子供たちが習っていた頃に買った「電子ピアノ」ってやつです。これなら、ヘッドホンを耳に当てて…自分だけで音を聴けるから誰にも迷惑が掛かりません。私自身はピアノを習ったことがありませんから下手なんです。習ったことはありませんが、子供たちが練習してときに、隣で一緒に弾いていたから、簡単なものならなんとか弾けるんです。紅茶をピアノの傍らに置いて、飲んでは弾きました。5曲弾きましたが、何を弾いたかは内緒にしときます。
2014.02.04
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昨日の日曜日・・・・ほとんど寝てました。 ここ2カ月の疲れがたまってたんだと思います。 だけど・・・それだけ眠ると、変な夢を見る回数が増えて・・・・・ 真っ白な壁の続く建物の内部にいました。 天井を見ると・・・・・先がすぼまっていて・・・・どうやらきつい傾斜の屋根の建物のようです。 それが長く続いていて・・・・そうだな4階建ての高さがありました。 3回ほどの部分から明り取りの窓があって・・・・外は白い雲が数か所・・・・あとは真っ青な空でした。 この廊下をたくさんの人が歩いていましたが、それぞれが近未来的な服装・・・・「スタートレック」の乗員ような服装ばかりです。 大きなドアの前につきます。 そのドアが開くと・・・・自動ドアではありません。二人の衛兵のような役割の人が開けてくれるのです。・・・中には20人ほどの人がいました。 「ナイトさんがお見えになった。・・・・それでは会議を始めよう。」 会議?・・・何の会議だろう? 「私はなぜここに?」 近くにいた人から聞いてみたのです。 「ああ・・・あなたは抽選で選ばれた市民の代表です。・・・この審議会に委員として選ばれ、新開発された肥料を農家に使用させるかどうかの条例案を審議するのです。」 「え?農家の?・・・肥料?・・・・私、農業のことなんかまるで知りませんけど・・・・」 「でも抽選で選ばれたんです。・・・・断ることはできません。」 なんてことだろう・・・・わけのわからない会議に「審議委員」として選ばれたらしい。 「それでは会議を始めます。・・・担当者は議題の説明をお願いします。」 議長がそう言うと・・・・今度は白衣を着た科学者らしき人物が立ち上がりました。 「それでは、新型肥料のご説明をさせていただきます。・・・・この肥料はナノレベルの・・・・・」 そのあとの言葉は全く意味が判らない・・・・つまり専門用語の羅列が続いたのです。 「それでは一時休憩します。」 議長が言うと・・・周囲の「審議委員」たちが立ち上がりました。 そしてそれぞれがどこかに立ち去って行きました。 私は行くところがありません。 与えられた席に座っていると、さっきドアを開けてくれた衛兵が・・・・「どうぞこちらへ・・・」と、案内しに来ました。 付いて行くとある部屋の前に・・・・・ 「こちらがあなたの控室になります。」 開けて入るとそこは・・・・・私が学生時代に住んでいたアパートの部屋にそっくり・・・・ だけどどういうわけか・・・・部屋の真ん中にウォシュレット付きの便器が・・・・ ま、なんとなくそのトイレに座ってしまったのです。 「困ったなあ・・・・何を言ってるのかさっぱりわからないぞ・・・・」 さっきの会議です。 素人をここに呼ぶことは間違いじゃないのか? そんなことを考えながら座っていたのです。 そこへ突然・・・・・・ 「ほう・・・最近の便所はそういう風になっているのか。・・・・・・」 どこかで見たことのある・・・・・それは私の祖父でした。 しかも・・・・・私が生まれるはるか前・・・・父が子供の頃に亡くなったという・・・・・ 私はその姿を、本家の仏壇のところに掲げられた「絵」でしか見たことがありませんが・・・・その祖父だったのです。 「おじいちゃん?」 「そうだ・・・・わしゃおまえの先祖を代表してやってきた。」 彼はウォシュレットをなでまわしながらそう言いました。 「ねえ・・・・俺、どうすればいいんだろう?」 「簡単なことじゃ・・・・・国民のためになると思えば賛成・・・・ならないと思えば反対すれば良いんじゃ。」 「俺の意見なんか通るかな?・・・何を言ってるのか判らないんだぜ?」 「そんなことは知ったこっちゃない・・・・神はお前を選ばれたんだ。・・・・お前の言葉は神の言葉だ。・・・賛成か反対・・・・どっちの魅力を感じる?」 「イメージ的には賛成かな?」 「それじゃ賛成で押し通せ。」 そう言うと祖父は消えてしまいましたが・・・・・ いったいこの夢は・・・何を言いたいんだろう?
2014.02.03
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今年に入って…実はお酒を一回しか飲んでないんですよ。生コン会社の新年会だけ…お正月にも飲んでなければ、それ以外もまったく飲んでません。一昨日、会合があったんだけど…ノンアルコールビールを飲んでました。もう少し続けます。
2014.02.02
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完璧だと思われた「カッコいい男」・・・・彼の唯一の弱点は泳げないことであった。 全く泳げないわけではなかったが、海の近くで育った割にはへたくそ・・・・泳ぎかたが変なのである。 彼は顔を水につけることを極端に嫌った。 必然、顔をつけなければ下半身の方が沈む通りである。沈まないように手足を動かすのだが、慌てているから溺れているように見える。それが自分にもわかるから、「カッコいい男」としては許せない。そこで夜遅くまで営業しているスイミングスクールに通うことにした。この時間だと、プールの半分を強化育成選手用に…右の2レーンを自由に泳げるコースに…そして左の1レーンだけを初心者用に使用していた。彼はもちろん初心者コースだから左のレーンだが、この時間だと習っている人は彼ひとりということが多い。しかしその日は突然やって来た。その女性が入会してきたのである。「こんばんは…」彼女は気軽に声を掛けてきた。学生の彼より少し上…25~6歳といったところか…競泳用の水着を恥ずかしそうに着ていたが、スタイルは抜群だった。「アナタも初心者なの?」「えっ?」あまりに気安く声を掛けてきたので、彼はドギマギした。「アタシね…運動不足だし、泳げないから通うことにしたんだけど…アナタは…違うわよね。」彼女は彼の割れた腹筋に目をやりながら言葉を繋げた。この体を見たら、誰も彼が泳げないとは思わないだろう。それだけ彼はカッコいいのである。つづく
2014.02.01
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絵に描いたように、「カッコいい男」がいた。高校生の頃は剣道部の主将として活躍し、県の大会でも優秀な成績を残してはいたが、優勝したことはない。真面目に練習したならば優勝することが出来たかもしれないが、彼には他にも趣味があった。バンド活動である。彼の音楽センスは抜群で、リズム感も傑出していた。これは子供の頃から乗馬をしていたからかもしれない。とにかくドラムの腕前は最高だったが、彼はバンド仲間に好きな楽器を担当させ、自身はベースを弾いていた。ベースが得意だったわけじゃないが、何でもそれなりにこなすから、空いていたのでベースにした。もし、ベースの得意な仲間ができたら、今度はアルトサックスでも弾こうかと考えている。学業はそれなり…剣道で引っ張る大学もあったが、彼はそこには行かず…普通に受験して目標の大学に入った。大学では普通の学生としてキャンパスライフを楽しんだが、周りの女子学生たちが放ってはおかない…彼の一挙手一投足に興奮する彼女たちが毎日のように見られた。街を歩けば必ずタレントやモデルのスカウトに声を掛けられたが、彼はまったく無視…完全無欠の男と思われていたのだが…実はたったひとつだけ…泳げなかったのである。つづく
2014.02.01
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