型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2023.03.21
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カテゴリ: 強かに生きる
テレビで昭和を回顧し令和と比較する番組が増えました。
懐かしむことがあれば昭和はこんなに酷かったとして、
昭和をまったく知らない世代に今の素晴らしさを諭し、
あたかも見違える進化を遂げてきたように感じられます。

果たして、本当に令和は遥かによい時代になったのか?
テクノロジーの発達、システムの構築という意味では、
時と共に凄まじいまでの発展があったと考えられます。
問題にすべきは目に見えない意識の部分だと思います。

昭和とひと口に言っても戦前・戦後と60年以上です。

今の平和にあぐらをかいたゆるさは思い当たりません。
また今の便利さがなく不自由が当たり前の時代でした。

例えばとてつもなく綺麗な字の長文の手紙が届いたり、
1時間も話せば1万円もかかる国際通話が昭和です。
どこでも喫煙が許されました。
コンビニやファストフード店は昭和の終わり頃です。

海外では日本の昭和を彷彿とさせる国があると思います。
24時間開いているお店がなくとも風情を感じるはずです。
環境に順応することができれば不自由は感じません。
便利だから幸せかどうかと言えばそれはNOなのです。

昭和にはあったけれども令和になくなったもの。

義理人情、近所付合い、理想を目指す美学がありました。
令和は建前上は何でも認めるダイバーシティの時代となりました。

令和における、人との接触をしなくても生きていく趣味、
これは誰が好んでこうなったのか知りたい気がします。
日本人はお花見で象徴される桜のように、



外国人が日本や日本人のことをどう見ているかも話題ですが、
日本に来ている外国人は日本を好きだから来ていると考えられ、
どのような対象の外国人にどのような質問をしているのか?
良い感想ばかりではないはずですからそこも言うべきです。

「海外の人が感嘆する日本の考え方・言葉10選」
という記事があり、そこに挙げられているものは、
〈今では一般の日常では殆ど感じられない考え方である〉
「侘び寂び」
〈今では日本でない国でも重んじられている考え方である〉
「もったいない」「生きがい」「改善」「和」「木漏れ日」
〈今では昔よりも殆ど減ってしまった考え方である〉
「おもてなし」「桜梅桃李」「思いやり」

どこの国の人に聞いたかによって回答は全く異なるだろうし、
昔の日本の面影を感じさせる言葉ばかりなのが注目です。
結果的に古の日本を感じさせる場所が人気なのはわかります。
しかし、今ではなく古の日本を憧れていることになります。


昭和から令和に至る間に失われたもの、失なわれつつあるもの、
本来そうあるべきではなかったことがたくさんあるのです。
子供の頃に思い描いた未来の世の中がこんなはずではなかった、
こんな世界になるとは思わず、失望する中高年が増えないか?

では、今後の世界はよくなるのか?と言えばそうも思えず、
建前上は大切にされている若者の未来も明るいとも思えません。
世界に勝るのが好きな日本は本来の良さも捨ててしまった結果、
結局外国人からは今よりも古の日本に憧れられているのです。





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最終更新日  2023.04.10 00:55:00
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