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2007年04月23日
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カテゴリ: できごと


家に電話をかける頻度が
自覚症状はなくても
いかに今の自分が不機嫌なのかに気づくきっかけになっていた。

機嫌が悪いと
家にやたらと電話をかけるようになる。

遠くにいる家族に
癒しみたいなものを求めていたのかもしれない。


さて今、わりと実家のそばに住んでみると

わりとその思いは簡単にかなえられるせいかわからないけれど
不機嫌度は実家への電話の回数には現れず
代わりに
いかに特定の人の本を読むかに現れるようになる。


ファンには非常に悪いとは思うけれど
私は村上春樹氏のフィクションが大嫌いで
(エッセイは面白いと思うのだけれど)
読むと非常に機嫌が悪くなる
ということが、この間判明した。

というか、彼の書いた長編を
今まで読めたためしがなかったのだけど



そんな長いものでもないし
それどころか読みやすいはずなのに
読みきるのにすごく時間がかかり
ついでに尋常でないストレスがたまった。

すごく読みづらくって

200ページほどを読んだその日の夜に会った母には
「どうしたの?なんかあったんじゃない?」と
しつこく聞かれた。

で、「何があったっけ?Aとの仲も今はすこぶるいいし・・・
でも、何か理由があるような気がする・・・・」
と考えていたら
何のことはない
村上春樹本をOD(オーバードース)してしまった結果だということに
思い当たった。


本当は、その晩、家に帰って残り200ページ弱だかなんだかを読みきってしまう予定だったのに
あまりの機嫌の悪さに危機感を持った私は
現実逃避に走ることにした。

そして、取り上げた本は
毎度おなじみ斉藤美奈子本。

今までは
日本語の本がなかなか手に入りにくいという環境もあり
好きな作家や物書きのものは小出しにして
楽しみを減らさない努力をしてきた。

でも、最近は日本語の本に囲まれている贅沢から
斉藤美奈子、篠田節子両氏の本を
読み漁っている。

でも実は
この二人の本をどれだけ読んでいるかは
今の私の不機嫌度バロメーターになっていることも最近わかった。

だって、面白い。

斉藤美奈子本はいろいろと脳を心地よく刺激してくれ
しかも笑かしてくれるので
脳のマッサージを受けたような気分になり

篠田節子本は、もう全然別の世界にいやおうなしに私を連れ去ってくれる。

というわけで、
不機嫌度が増すと
彼女らの本を手に取る。

でも、この二人、著作数が多いといっても
一介の読者のスピードについていけるわけがない。

切れたときにどうしようか・・・。
今はそれが目下、不安の種。







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最終更新日  2012年04月14日 12時45分51秒 コメント(4) | コメントを書く
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