白いつる薔薇の咲く庭を夢見て
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もう11月。前回5月にブログを書いてからもう半年近く。毎日が早い。あっという間にすぎていく。ちょうど5年前の11月に息子が起立性調節障害になった。ときどき、Aliceの掲示板をのぞくとあの頃の私がたくさんいる。学校に行けなくなった息子。何日も何カ月も何年も。彼の将来が不安でたまらなかったあの日々。思わずあの頃の自分を思い出して、苦しんでいる母たちに優しく声をかけたくなる。でも、今悩んでいるお母さんたちも、先輩たちの経験を聞きながら結局は自分で自分を見つめなおして、元気になっていくそれぞれの方法を見つけていくしかないのかと思う。苦しんで悩んで泣いていたあの時期でさえ、今はかけがえのない経験だったのだと思うから。あの頃の私が一番聞きたかったのは、ODになった子どももいずれはきれいさっぱり「治る」ということ。息子は一番ひどいときよりよくなったとはいえ、5年経ってもOD症状が治っているとは言えない。心配ごとを探せば、今だっていっぱい出てきそう。それでも私はここ最近ずっと心の安定感をそして幸福感を感じることができている。それは息子が変わったのではなくて、私自身が変わったのだと思う。息子が病気になって自分の幸せについてよく考えるようになった。息子の幸せは息子が感じるもの。どうしようにもできないけれど、自分ならどんなふうにでも変えられると思った。私が幸せいっぱいで自分のことを大好きになり、元気な気(エネルギー)を家中に振りまけるようになりたい。そんなことを真摯に考えた。それまで英語の講師として週5,6日、遅い日は夜10:30まで仕事していた。毎日家事と仕事でせいいっぱい。仕事はきらいではなかったはずなのに、思春期を迎えている生徒たちのとげのある言葉で自分が壊れそうに感じるときもあった。受け止めるだけのエネルギーがなかったのだと思う。ここ数年で思い切って生徒さんの数をうんと減らし、その時間を自分のやりたいことに費やした。私のやりたいこと。それは家族、ワンコたちと楽しく過ごすこと、家族と一緒に笑いたい。そして自分のための英語に真剣に取り組むこと。土曜の早朝は旦那とテニススクール。忙しい娘とはたまにお互いに好きな映画や洋書、英語の話。息子とはプール、本屋、図書館、ランチに行く。息子が週に何回かプールで過ごす時間、ロビーで英語の勉強。ワンコ二匹を海へ散歩に連れて行き、波に向かって英語でスピーチ。スカイプでフィリピンの若い先生と恋愛や文化の違いについて話し、年に1,2回英検1級に挑戦する。そんな毎日が私にいっぱいの元気をくれた。英検1級一次試験には5回目で合格。今は二次試験にむけてがんばってる。何度も挑戦する自分。よくがんばってる。そんな自分を好きだと思う。「とりまく環境に不満があったら、周りの他人を変えようとせず、まず自分を変えること」 「自分を好きになるということは、他人に嬉しいことをしてあげられる自分と出会うということ」 (最近気になる人須藤元気さんの本より)
November 23, 2011
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