ランダム読書日記
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120 「二大政党制批判論」 吉田徹光文社 222頁¥740 2009.10.20 初版第1刷発行 [目次] まえがき第1章 政党はどのような存在なのか第2章 政治改革論と「政治工学」の始まり第3章 二大政党制の誤謬第4章 歴史の中の政党政治-なぜ社会に根付かないのか第5章 もうひとつのデモクラシーへあとがき参考文献[内容]マスコミなどでは「二大政党制」が政治にとっての理想であるように喧伝されていますが、それが盲信であり、他の先進国とくらべて、かなり異質な政党政治のありかたであることを示しています。政治改革の議論の中では、「政権交代」や「マニフェスト」といった、口当りは良くとも、かなり粗雑な議論が横行してしまった。その結果、二大政党制の「功」だけが一人歩きすることになり、その「罪」は無視されることになった。と、カバー裏にあります。著者は1975年生まれ34歳の新進気鋭の論客です。もう少し政治音痴の者にも分かりやすいと、なおよいと思いました。[感想]9月の選挙が終わって、新しい政権が何を目指すのかとちょっと期待して注目してきましたが、少なくとも私にとっては失望から疑惑を覚えるようなことばかりが続いていて、いまはもう「信じたワタシがバカなのよ」という気分です。少なくともフラフラ外交と無防備防衛と首相のお気楽発言だけは「誰か早くなんとかしてくれ」といいたくなります。ランダムに気楽に読んでいた読書も、それで暫くは休みになってしまいました。元気をとりもどすために、私がとった策は、まずは現況の政治の何がおかしいのか、自分で考えようということでした。具体的には、 新聞の購読をいったん止め、毎月雑誌を選択して購入する。私の長くとっていた新聞は、ここ数年とくに特定の思想や政党への肩入れがひどくなっためです。新聞を止めて浮いたお金で、月刊誌を毎週1冊ずつ買えるのが楽しみになりました。 テレビの政治関連ニュースは、見ないで即まわす。大して政治や社会のことを知りそうにない、ただマスコミのおかげで知名度が少しあるだけの人たちが4、5人集まって、得て勝手なことを無責任に放言している番組は有害無益とみました。(事故や事件のニュースは見ます)そのようなニュースの代わりに「国会中継」を丹念に観ることにしました。 ネットのサイトで、政治に関連したマジメなサイトを探して、少しずつ見ることにしました。私自身が偏向しないように、右から左まで幅広く探すことにしています。テレビで中継しない国会審議も、後からみれるサイトhttp://www.shugiintv.go.jp/jp/index..phpがあるので助かります。[頁のかけら] ○ 複数の政党による競合こそが、民主政治の必要条件である(以下略)。アフリカの発展途上国では、しばしばカリスマ的な政治家が作った政党の長期一党支配が続き、これは汚職や腐敗の温床となるという現実がみられる。○小選挙区制の持つ弊害は、一般に得票率と議席率との乖離が大きく民意が反映されないこと区割りにおいて恣意性が介在すること死票が多いため投票のインセンティブが低下すること、の3点にまとめることができる。(09年選挙では、民主党が議席の74%を得票率47.4%で獲得している)(勝てば官軍か)○ 二大政党制は、その片方を政権や権力の分け前から排除して敗者を作り出すシステムだ。だから、敗者の側に回った有権者は当然不満を蓄積させていく。その結果として、政権交代が起こった場合、それまで権力の座にあった政党の既得権益の基盤を破壊しようと、急進的な政治が行われることになる。そして二大政党制は。敵対する側が単数であるから、新自由主義改革のような、社会構造を根本的に変化させる政策を採ることを可能にしてしまう。(やりたい放題。怖い怖い。マニフェストに書かなかった事までこっそり国会で通そうとするな。) **************************************************** ランダム読書日記 by 行道はるか YUKUMICHI Haruka (2009.11.21. No.120)
2009.11.21
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