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本日のワインは、窓辺・橙2009年、生産者は前回に引き続き四恩醸造です。ぱんだしゅりけんさんのこの記事に触発されて購入しました。白ワインなのに橙(だいだい)、果皮を漬け込んだ「醸し発酵」させているのでだいだいっぽい濃い色がつくのでしょう。さて、感想です。グレーに加えオレンジ色にも見えるイエロー色。白い花、どこか南のニュアンスのある白桃やオレンジの果肉を練りこんだかの様な果実味が主体で「甘み」さえ感じます。そしてミネラル、デイルのようなすこし「すっ」とするハーブ香とミルキー感。口に含むとすぐ感じる僅かな炭酸がまろやかな酸味へとキレイにつながっており、果実味とのバランスもとても良いです。焼き魚に野菜や寿司などの和食にぴったり。いや、甘めな煮物以外の大抵のものはOKでは?四恩ワイナリー、なかなかよいです。次の機会には是非デイリーラインに挑戦します。このワインも購入価格1,785円を充分に上回るパフォーマンスを持っています。
2011.01.26
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本日のワインは、窓辺2009年(赤)、生産者は四恩醸造です。山梨県にて2007年に誕生したばかりのワイナリー。まだ生産数が少なく(というか、当面増える見込みもあまりないみたい)、直ぐに売り切れてしまうので、国産ワイン愛好者の方しか中々飲む機会のないワインの一つです。セパージュはメルロ85%、カベルネ・ソーヴィニョン15%。さて、感想です。まだ若々しい紅紫色。飲み始めは微炭酸、ビオっぽい感じ。香りはインク、ぐみ、干しプラムに生のプルーン。果実の甘みは強いがむしろ軽やかな印象、旨味もまた深く浸透していくものではなく広がりを感じさせられるもの。酸もしなやかでさすが国産、普段飲むイタリアワインよりも和食との親和性を高く感じました。例えば、鶏の南蛮漬けやおでん、筑前煮などにも合いそうな気がします。購入価格1,785円は充分に価値があります。国産ワインは少し割高、という印象を払拭させられました。
2011.01.21
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本日のワインは、キアンティ・クラシコ2007年、生産者はクエルチャベッラです。地域はグレーヴェ・イン・キャンティ、町の直ぐ南東に位置しています。コンカ=ドーロ(黄金の谷)にほど近いキャンティに最適なガレストロ(石灰質を多く含んだ石や岩、粘土質)土壌になります。サンジョベーゼ95%、カベルネソーヴィニョン5%です。さて、感想です。全体的に重く暗い色調のガーネット色。グラスからはスミレの花、チェリー、ローズウッドやバニラ香。果実は、アセロラやぐみ等の赤い小さな果実。フレンチタラゴンのハーブ感、白胡椒、それにキアンティらしい鉄の感じも。飲み始めは柑橘感のある酸が全体を引っ張っていましたが、時間がたつにつれどんどん果実味前面に、そして細やかなタンニンががびしっと舌の上を支配してきて少々飲み疲れ感も。二日目は強いタンニンが下支えに廻って果実味が前面。とてもいいバランスになりました。こりゃ美味しい。このバランスで永遠に飲みたいなぁ。ビオディナミの生産者で、果実のストレートなところはよく出ていますが、「還元臭等のヘン」な香りは全く感じません。このワインが二千円台で飲める幸せ。
2011.01.15
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本日のワインは、サンセール・オクシニス2007年、生産者はセバスチャン・リフォーです。サンセール・ブランと言えばソーヴィニョン100%。ところが、「ソーヴィニョンらしくないサンセール、でもとっても美味しい」と勧められ、サンセール好きなりりた♀の好奇心がむくむく。早速購入してみました。さて、感想です。少し暗めでくすんで見える黄金色。黄金糖、ビワ、パイナップル、金柑、みかんや洋梨の発酵したような香り、そしてイースト香。まさに、エチケッタやキュベ名・オクシニス=黄金を具現した濃厚な香りです。口に含むとまず果実味を感じ、シームレスにドライアプリコットの様な強い酸(とミネラル)に移行した後、すこしシェリー酒っぽいというか古酒のようなフィニッシュへと向かいます(ビオ系?)。確かにすきっとした爽やかさを持つサンセールとは一味、というか全然違います。(確か)購入価格3千円後半ば、価格なりのパフォーマンスを持っているのではないでしょうか。
2011.01.10
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本日のワインは、エトナ・ロッソ2009年、生産者はテッレ・ネレです。セパージュはネレッロ・マスカレーゼ98%、ネレッロ・カプッチョ2%です。テッレ(TERRE)=「土地や土」の女性名詞・複数形、ネレ(NERE)=「黒い(NERO)」の女性名詞変化だそうで、「黒い土地(土壌)」の意。活火山であるエトナ山麓にあるワイナリーらしい命名ですね。さて、感想です。赤紫の要素を持つ、透明感のあるガーネット色。沈丁花やくちなしのような芳香木系の白い花の香り、すこしパウダリーさも感じます。口に含むと、フランボワーズやチェリー等の赤い小さな果実。果実味はすこし強めですが、アクセントとして赤いスパイスやちょっと木質なニュアンス、そしてグレープフルーツ系の素晴らしい酸がエレガントさとしっかり感を両立させています。ピノ・メルロっぽい良品で、購入価格2,180円は安いと思います。おすすめ。
2011.01.06
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あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。本日のワインは、インペロ・ブラン・ド・ピノ・ノワール2006年。生産者はファットリア・マンチーニ、マルケ州のワインです。葡萄品種はピノ・ノワール100%。2008年に一度このワインを飲んでますが、この度実家の暗所に「放置実験」していたものを発掘、開けてみました。さて、感想です。色合いは前回の灰色掛かったところが抜けた明るい黄色。果実味はドライプルーンやみかん、梨など。ニッキのようなドライハーブ香に年月の変化を感じます。もっとも特徴的だったのが酸味で、とても円やかな上品な梅酒を飲むようなものでした。そこから僅かな苦味をともなって長い余韻へ繋がっていく味わいの変化はとても良かったと思います。この度の実験で、実家の暗所も長期間じゃなかったら(おそらく)大丈夫なのが判明。一緒に発掘した、ディス・クミエリス06やコメータ04他、飲むのが楽しみだみゃ~。
2011.01.02
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