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本日のワインは、モレッリーノ ディ スカンサーノ2004年、生産者はポッジョ・アル・ルーポです。トスカーナ州中央東部のアレッツォで高品質なI.G.T.ワインを生産しているテヌータ・セッテ・ポンティが、マレンマ地域(南部のティレニア海側)で起こしたワイナリー。セパージュは、サンジョベーゼのこの地方の呼び方であるモレッリーノに、地元品種のアリカンテが少量ブレンドされています。さて、感想です。僅かにオレンジ掛かった深くて濃いガーネット色。グラスからは熟した生プルーンにローズ系のドライフラワー。口に含むと、干しプラム、無花果などの果実味が感じられます。この果実味、かなり厚みというか密度があるので、美味しく頂くのはしっかりとした酸味が要求されます。が、それはさすがにセッテ・ポンティ。キャンティの突き上げるような酸はないにしても、ベース感のあるどしっと重量感のある酸が抽出されており、旨みとなっているタンニン、土っぽさやミルキーさも含んで、全体がキレイに調和しています。複雑さは感じられませんが、二千円しないワインとしては、まずまず合格ではないかと思います。クリームを入れた海老のトマトソースのパスタにはピッタリ合っていました。
2012.01.29
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本日のワインは、アリアニコ・カンパーニャ・ロッソ2005年、生産者はマストロベラルディーノです。1878年の創業ということで、かなり古参の部類に入り、赤白とも地元品種にこだわっている生産者です。また、ブランド戦略なのか、勘違いしているのか、高めの価格設定が目立つイタリアワインが少なくない今、同社のタウラージは比較的安めの価格設定で、感覚的には10年前とあまり値段が変わっていないような気がします。また、こちらの古酒はびっくりする位美味しいものに当たっており、とても信頼している生産者です。さて、感想です。透明感はあるが、暗い色調のガーネット色。グラスからは、葡萄の果皮、そしてプルーンな香り。口に含むと、黒スグリのジャムやマラスキーノチェリー等の赤黒ミックスな果実の香りがします。他にはインクやミルクチョコレートなど。残念ながらちょっと「ぶ」を感じます。しっかりとした果実味に加え、非常に細かいながらもエッジが効いているタンニンと苦味、酸が思いのほか調和しており、大変飲みやすい状態です。2005年なので発売後4年以上は経っているはずなのですが、殆ど熟成は感じられませんでした。アヴェリーノで買ってきた同社の二段式ソムリエナイフは(安いのだけど)非常に使い易く5年経った今でも愛用しています。
2012.01.24
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本日のワインはコメータ2008年、生産者はプラネタです。カンパーニャ州の土着品種であるフィアーノ100%。2000年の初ヴィンテージ以来、ガンベロロッソのトレ・ビッキエーリの常連になっています。またりりた自身にしても、2001年を初めて飲んで以来、すべてのヴィンテージを飲んでいる数少ないワインです。さて、感想です。グレー掛かった落ち着いた色合いの黄金色。グラスからは、金柑、ビワ、黄色の花の香り。口に含むと、パイナップルの様な南国の果実、みかん、熟した西洋なし、そしてハチミツの香り。オイリーさと「フィアーノ」種の名前由来である蜜の甘さも結構あるのですが、きちっと酸味と苦味を伴っており、いい感じでコメータが表現されていると思います。でも、残念ながら(りりたの中では)2001や2007の領域までは至っていません。あの2001年の衝撃的な味わいを求めて、コメータを毎年毎年飲んでいるのですが、なかなか「当たり」ませんね~。
2012.01.19
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本日のワインは、北海道生ワインNV、生産者は北海道ワインです。バッカス主体とのことですが、これはシルヴァナーとリースリングの交配品種であるショリレーベ種に更にミュラー・トゥルガウを掛け合わせた品種のようです。余市醸溜所からの帰り、ホテルでの寝酒用に購入したのですが、飲む余裕も無く爆睡してしまったためウチに持って帰ったワインです。880円ワインのハンドキャリーです(笑)。さて、感想です。少しグレー掛かった淡いイエロー色。グラスからは、マスカットやレモネードのような香り。口に含むと、セロリっぽいハーブ香に加え、オレンジピールとグレープフルーツの果汁のようなストレートでピュアな香りがします。果実そのもののような酸とレモンやライムの様なフレッシュな苦味がいい感じです。鶏や焼き魚、おでんなど幅広い和食に合いそうです。ただ、この苦味は刺身には不協和音になるかもしれません。調べてみると、ほぼ一年前に醸造されているようで、24年度版が2/18に発売されるようです。使い勝手がいいので白のハウスワインにいいと思います。
2012.01.17
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本日のワインは、キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ・ヴィーニャ・デル・カパッニーノ2007年、生産者はビッビアーノです。サンジョベーゼ・グロッソ100%、樽熟1年ってことを考えると、ロッソ・ディ・モンタルチーノに近いのかも。ただ、場所がカスッテリーナ・イン・キャンティの南西ということで、地理的には全然モンタルチーノに近くないんですけどね。(サン・ファビアーノ・カルチナイアのお隣さんみたいです)さて、感想です。エッジが紅紫がかった暗いルビー色。グラスからはスミレの花、ちょっとの土っぽさとスパイシーな香り。口に含むと、生のプルーンとプラムに加え、干したそれらも重層的に香ってきます。他には、ぐみ、赤と白のミックスされた胡椒、鉄、ラテ・ココアなど。太陽を浴びて乾燥した草のような温かみがいい感じです。強い酸ももっているけど、厚みのある果実味、柔らかいタンニンと上手く共存しています。滋味を感じさせる「旨い」ワインでした。三千円台半ばの購入価格は納得がいくものでした。
2012.01.13
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本日のワインは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ1994年、生産者はイル・パラディーソ・ディ・マンフレディです。自然農法で作られた葡萄を天然酵母で醸造し、大樽熟成をおこなうブルネッロ一本の昔ながらの生産者です。先日のフルーリーは年末に飲んでますので、我が家での今年の最初の一本目になります。さて、感想です。全体的に褐色がかった透明感のあるルビーレッド。グラスからは、ドライプルーン、腐葉土、ドライフラワーやバニラ等の甘い香り。口に含むと、棗やアセロラ等の小さな赤い果実、アーモンド、そして土やミネラル、チョコレートのリキュール。(重曹の入った)ラムネのような酸、タンニンは細かく熟れて旨みとなっているが、果実味に厚みが感じられず若干単調。この辺りがオフヴィンテージな所以なんでしょうか。でも、個人的には落ち着きのある酒質で、しみじみと飲めたため十分に満足できました。但馬牛100%の牛肉ハンバーグとの相性は疑ってはいなかったのですが、意外だったのは付け合せのフライドポテトとの相性のよさ。「根」の部分とブルネッロの持つ「土」の部分がいい相乗効果に。
2012.01.08
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本日のワインは、フルーリー2002年、生産者はジョルジュ・デュブッフです。ガメイ100%です。この12月初旬、ぷら~と、始めて見た酒屋さんに入ったら何気に陳列されていました、価格も千円台後半(笑)。いくら、ボージョレーの帝王によるクリュ・ボージョレーでも普及ラインだもんなぁ、とは思いましたが、ダメもとで買ってみました。さて、感想です。ぜんざいを鮮やかにした様なガーネット色。グラスからは、干しアンズ、ラム・レーズン、シェリー種のむせかえるような香り。口に含むとやはりアンズをも感じるが、何と言っても青梅や梅ガムなど「梅香」。ブラインドなら梅酒、と迷わず答えます。不思議とフレッシュさをも感じさせるパンチの強い酸が特徴的で、枯れ感は感じられませんでした。好みの味わいではないけれど、どそれなりに楽しんで飲むことが出来ました。たまにはこういうワインもいいですね。※このワインは2011年末に飲みました・・・。申し遅れましたが、皆様あけましておめでとうございます。今年が皆様にとって素晴らしいワインと出会うことのできる年になりますよう・・・。
2012.01.04
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