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本日のワインはラ・リコルマ2009年、生産者はサン・ジュスト・ア・レンテンナーノです。キャンティのパフォーマンスがすごく良い同ワイナリーですが、メルロのコレとサンジョベーゼのペルカルロ、忘れてはならないヴィンサンジュストも非常に高い評価を受けています。自分的には、強すぎずかつしなやかでとてもキレイな酒質のキャンティ・クラシコ一押しですが、たまにはこんなワインも飲みたいな・・・ということで。さて、感想です。深い色合いのダークガーネット。グラスからは東洋系のスパイス、インクや墨汁、バニラなど。果実味は厚みのある干しプルーンとワイルドブルーベリーのジャムなど。他にオレンジや紅茶、スパイスにココア・カカオ。果実にかなり力があり、非常に細やかな大量のタンニンもあり、しっかりした酸も持っていますが、メルロ1本ということなのかあまり複雑な感じを受けません。開栓当初からそこそこ美味しいのですが、やはりこのワインに本領を発揮させるにはある程度熟成させて、ブケを纏わせたのち楽しむのがベストかな、と思います。開栓して2日位で、随分こなれてきましたが。(笑)
2013.01.27
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本日のワインはレ・クーポレ2010年、生産者はテヌータ・ディ・トリノーロです。このワインは毎年ちょっとずつセパージュが変わっており、2010はカベルネフラン40%、メルロ35%、カベルネソーヴィニョン15%、プチヴェルド5%となります。フラッグシップのテヌータ・ディ・トリノーロのセカンドなのですが選別や配合こそ違えど品種的には同じ。それが1/5足らずの価格で味わえるのですから、かなりお買い得感あります。オルネライアのレ・セッレ・ヌォーヴェ以上に。自分的にとても気に入っているワインで、毎年買っています。さて、感想です。とても深く暗いルビーレッド。グラスからは、白い花、インク、パウダリーなココア、ネガティブな意味でない青い葉っぱ。口に含むと、ブラックベリーやワイルドブルーベリー等の熟した果実を感じます。加えて、東洋系のスパイスやカカオの粉やチョコレートなど。甘くて、リッチでふくよかなのですが果実味に伴った酸と熟れたタンニンがしっかりしているので、若いうちからしっかりバランスが取れています。
2013.01.21
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本日のワインはインソリア20011年、生産者はクズマーノです。シチリアの代表的な土着品種インソリア100%です。このワインは表記がインソリア(Insolia)なんだけど、フェウド・アランチョではインツォリア(Inzolia)ドンナフガータではアンソニカ(Ansonica)と表記されている品種です。地方によって違うのかな?と思って地図を調べたら何れのワイナリーもパレルモ・アグリジェント・トラパニの三角地帯に点在、すべてシチリア西部です。でも、大阪でも北と南で風土が違うのだから、当たり前か。さて、感想です。淡い色合いのストローイエロー。ニュアンスとしては、みかん、レモンの果実味です。オイリーさもあるけれど比較的さくっとしていて飲みやすい感じです。口に含むとふわっと立つ熟した果実の香りと柑橘系の酸、そしてその皮のような軽い苦みが心地よいです。やはりイタリアンの前菜系に合わせやすく、魚介のマリネ(イタリアらしく蛸なども)・カルパッチョなど。セコンドでも白身魚のポアレや魚介のフリットとの相性はとても良いと思います。ところで、このワインのキャップはご覧のとおりガラスキャップ。ブショネ防止に、そして環境対策として有効なので、もっと増えたらいいのにな。
2013.01.17
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本日のワインはレガレアリロッソ2008年、生産者はタスカ・ダルメリータです。シチリアの老舗であり、代表的なワイナリーの一つです。セパージュはHPによるとネロ・ダーヴォラ。でも、購入先のHPをみるとペコリーネも入っているようですし、私の記憶でも少なくとも90年代はペコリーネとの混醸でした。さて、感想です。暗く落ち着いた色合いのルビーレッド。香りはバニラ、ナツメグのようなスパイシーな香り。果実味は干しプルーンやワイルドブルベリーを感じます。他にはやはりスパイシー感、少し土っぽさ。飲んだ第一印象は「ジューシー」で「汁だく」。少しペタッとした濃厚さも感じますが、柑橘系の酸の存在感があるのとタンニンもそこそこしっかりしているのでそれなりにバランスが取れている感じです。二千円切ってたら文句はないけれど、ちょっとオーバーするので若干の複雑さが欲しいかな。このレガレアリロッソ、表立って購入できるのは恵比寿の某店のみ。なんでだろ?
2013.01.12
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大変遅くなりましたが、皆様あけおめでございます。年末にかけてワインを何本か飲んだのですが、バタバタしていて中々アップできておりませんでした。今回は、取りあえず年末の分は置いといて、新年一本目に飲んだワインのレヴューをいたします。2013年の初めてのワインは、ドゥトゥン2009年、生産者はヴィエ・ディ・ロマンスです。同社最高のシャルドネとソーヴィニョン・ブランを半分ずつブレンドしたこのワインは、ヴィエ・ディ・ロマンスのトップキュベであり、イタリア最良の白ワインの一つでもあります。さて、感想です。少しグレー掛かったライトイエロー。グラスからは、バニラに似ているけれど完熟した白桃のような香りに梨や枇杷、金柑など、口に含むとオレンジやパッションフルーツ、パイナップルなどの南国果実の熟れた果実味が存在しています。でもその中にどこか(ネガティブな意味でなく)青みのあるハーブ香、十分なミネラル感やシッカリとした酸を持っているため、とてもよいバランスでまとまっています。北のイメージも保ちつつ、温かみを感じさせられるこの独特の味わいは、同社の各ワインの共通のものです。しかし、このドゥトゥンの構成の大きさや凝縮感、わかり易い美味しさは、頭一つ分抜けている感があります。
2013.01.08
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