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本日のワインは、カルミニャーノ サンタ・クリスティーナ・イン・ピッリ2008年、生産者はアンブラです。カルミニャーノは、フィレンツェの西、キャンティエリアに程近い丘陵地帯です。歴史あるワインの産地で昔からサンジョベーゼに加え、カベルネ・ソーヴィニョンやカナイオーロなどを混醸して造られていました。今でも、サンジョベーゼ以外の混醸比率はキャンティよりも高くなっています。このワインは、サンジョヴェーゼ 75%、カベルネ・ソーヴィニヨン 10%、カナイオーロ 10%、その他 5%となっています。さて、感想です。落ち着きのある暗めのガーネット色。グラスからは紫の花、インクやバニラの香り。口に含むとブラックベリーを中心とした黒系果実、少し青っぽいハーブ香り、スパイス、それと焼きチョコレート。かなりの「焼き感」を感じます。10%のカベルネが効いているのかそれなりにタニックなのだけど、とても柔らかく熟しているため逆に魅力となっています。また、強めの甘味にちょっとペタッと平坦さを感じるのだけど、千円台後半という価格を考えると上等かな。実は5日間かけてこのワインを飲んだのだけれど、最後までしっかり美味しかったです。(バキュバンなし)
2013.07.27
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本日のワインは、ディス・クミエリス2010年、生産者はヴィエ・ディ・ロマンスです。この生産者はもうイタリアワイン生産者の中では超メジャーですので、いまさら説明もないですよね(笑)。マルヴァジア・イストリアーナ100%です。さて、感想です。グラスからは、華やかな白い花、桜桃、パイナップル、みかん、ミネラル、樽ではないのでしょうが甘いヴァニラのような香りもします。口に含むと先の香りに加え金柑、枇杷、シトラスなど。まさに葡萄の滴、熟れた果実のフリーランジュースそのものです。白ワインなのですが、明確にタンニンが感じられ、しかもそれが非常に柔らかく、温かみを持っています。ヴィエ・ディ・ロマンスでは、混醸のフロールス・ディ・ウィスも、このマルヴァジア・イストリアーナを50%使っています。こちらもとても美味しいワインで、しかもお安いのでお勧めです。
2013.07.22
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本日のワインはキャンティ・クラシコ・リゼルヴァ・マルケージ・アンティノリ1995年、生産者はアンティノリです。イタリアワインを飲み始めた頃の憧れのアイア御三家「サッシカイア」「オルネライア」「ソライア」のうち、ソライアの生産者であるアンティノリです。一番飲むことができたのは、オルネライアかな。当時は5千円位、今の1/3位で、群を抜いて安かった覚えがあります。まぁ、そういうことで当時はソライアなんて夢のまた夢だったのですが、このマルケージアンティノリ、ヴィラアンティノリ、バディア・ア・パッシャーノのリゼルヴァ3兄弟はたまに、飲めてました。当時も多分これくらいの年度だったと思います。懐かしいな。さて、感想です。濃いガーネット色。エッジがこげ茶色になってきています。グラスからは、バニラとローズウッド。口に含むと、プルーンやダークチェリー等の黒い果実、それから土や苔桃の香りが顕著で、かなり熟成が進んできているのがわかります。あとは、柔らかなスパイス香に加え、やはりバニラやトースト香かな。果実味も十分残っていますが、酸はかなり円やかになってきています。弱い、というのではないけれど、その「芯」にあたるものがなくなってきています。酸を重要視される方にはそろそろ飲んでおいた方がいいかもしれません。二日目は、ブランデーの様な香りが加わりましたが、酸がやはり弱くなり、ちょっと紹興酒っぽい味わいも増えてきています。そんなに古酒は持っていないのですが、95年のサンジョベーゼ主体だとピアッジャのカルミニャーノ・リゼルヴァが1本だけ残っています。こちらもそろそろかな。
2013.07.15
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本日のワインは、ソービニョン2011年、生産者はトラミンです。アルト・アディジェ州のワイナリです。ゲヴェルツトラミネール100%で醸されているフラッグシップワイン「ヌッスバウマー」はめちゃくちゃ美味しいです。しかも、安いところでは三千円台で販売されてますので、見かけられましたら一度お試しください。さて、感想です。少しグレーがかったライトイエロー。グラスからは白桃に加え、青りんご・マスカットの皮など、フルーティーなでも少し青みがかった果実な感じが溢れてきます。口に含むとラムネ、レモネードなどの香りが加わります。後味に若干の植物性のえぐみも感じられますので、どちらかと言うと食事と合わせて頂いた方が特色が活きるかと思います。茹でたアスパラやカニのコンソメジュレなどの前菜系、それからお魚のムニエルなどにもよく合うと思います。
2013.07.12
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本日のワインは、ザモ・ロッソ2011年、生産者はレ・ヴィーニェ・ディ・ザモ、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のワイナリです。カベルネ・ソーヴィニョン、メルロと共に、土着品種であるレフォスコが使われています。さて、感想です。濃い紅紫色。グラスからは、すみれの花、絵の具、スペアミント。口に含むとダークチェリーやプルーンなど黒い果実、加えて白胡椒やカフェラテなど。タンニンが非常に細やかで飲み口がシルキーです。
2013.07.07
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本日のワインは、アリアニコ・ベネヴェンターノ2011年、生産者はヴィニコーラ・デル・サンニノです。(アジェンダ)ヴィニコーラとは、農家から葡萄を買い付けてワインを造る醸造所のことです。自分ところの畑でワインを造る醸造所はアグリコーラとなります。アリアニコ100%。さて、感想です。紫がかった濃いルビー色。ミルキーな香りがグラスから漂ってきます。口に含むと、干したプラム、桑の実、青っぽいハーブにスパイス、鉱物的なミネラルに柔らかなバニラ香。酸がのびやかで、旨みもしっかりありますね。我が家では、以前から千円ぽっきり(又は以下)ワインの印象が総じて悪く、濃い薄いはあるけれど、共通してぺったりとした平坦な味わいを強く感じてしまい、敬遠されがちとなっています。これが、+500円で全然違う印象を受けるのですよね。でも、このワインは(ホントに珍しく)千円で十分満足のいく内容(1,500円クラス)でした。お買い得だと思います。
2013.07.04
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